JPH10228416A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH10228416A
JPH10228416A JP3221997A JP3221997A JPH10228416A JP H10228416 A JPH10228416 A JP H10228416A JP 3221997 A JP3221997 A JP 3221997A JP 3221997 A JP3221997 A JP 3221997A JP H10228416 A JPH10228416 A JP H10228416A
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JP
Japan
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bus
bit
memory circuit
master
data
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JP3221997A
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English (en)
Inventor
Akira Mukai
晶 向井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 16ビットバスを有する第2のバスマスタが
メモリ回路にアクセス中は、32ビットバスを有する第
1のバスマスタはバス幅変換以外のタスク処理を行うこ
とができず、全体の処理時間に影響が及ぶ。 【解決手段】 第1のバスマスタ16と第2のバスマス
タ17が共通のメモリ回路15をアクセスするとき、そ
のメモリ回路15にバスアービタであるバス選択回路1
8を持たせて、そのアクセスが32ビットバス9からの
ものか16ビットバス13からのものかを即時に判断
し、32ビットデータあるいは16ビットデータを書き
込み/読み出し可能な状態にすることで、第1のバスマ
スタ16がバス幅変換の処理を行う必要をなくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、32ビットバス
を有する第1のバスマスタと16ビットバスを有する第
2のバスマスタとが、共通のメモリ回路をアクセスする
データ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のデータ処理装置におけるメ
モリ回路とデータバスとの接続を示したブロック図であ
る。図において、1はデータの処理を、例えば32ビッ
ト単位で行うデータ処理装置としての32ビットマイク
ロコンピュータにおけるメモリ回路であり、2はこのメ
モリ回路1のデータ入出力線としての32ビット幅を有
するデータバス(以下、32ビットバスという)であ
る。このような32ビットバス2に接続されたメモリ回
路1においては、その32ビットバス2を使用して、3
2ビット単位でデータの書き込みあるいは読み出しが行
われている。
【0003】また、32ビットマイクロコンピュータ
(データ処理装置)には、このような32ビットバスを
有するバスマスタと、16ビット幅のデータバス(16
ビットバス)を有するバスマスタとが共存するものもあ
る。図7はそのような32ビットマイクロコンピュータ
の構成を示したブロック図である。図において、3は図
6に符号1を付して示したものに相当する、32ビット
バスのみを有したメモリ回路である。4は32ビットバ
スを有してこのメモリ回路3をアクセスする第1のバス
マスタであり、5はこの第1のバスマスタ4を経由して
メモリ回路3をアクセスする、16ビットバスを有した
第2のバスマスタである。
【0004】6は第1のバスマスタ4からメモリ回路3
へ送られるnビットの制御信号が伝送される信号線、7
は同じく12ビットのアドレス信号ad[8:29]が
伝送されるアドレスバス、8は同じく4ビットのバイト
コントロール信号bc[0:3]が伝送される信号線で
あり、9は第1のバスマスタ4とメモリ回路3の間で授
受される32ビットのデータdb[0:31]が伝送さ
れるデータバス(以下、32ビットバスという)であ
る。10は第2のバスマスタ5から第1のバスマスタ4
へ送られるmビットの制御信号が伝送される信号線、1
1は同じく13ビットのアドレス信号ad[8:30]
が伝送されるアドレスバス、12は同じく2ビットのバ
イトコントロール信号ebc[0:1]が伝送される信
号線であり、13は第1のバスマスタ4と第2のバスマ
スタ5の間で授受される16ビットのデータdb[0:
15]が伝送されるデータバス(以下、16ビットバス
という)である。
【0005】さらに、14は第1のバスマスタ4内に設
けられたバスアービタであるバス幅選択回路であり、第
2のバスマスタ5からメモリ回路3への書き込みあるい
は読み出しを行うときに、データバスのバス幅を16ビ
ットから32ビットに、あるいは32ビットから16ビ
ットに変換する。
【0006】次に動作について説明する。32ビットバ
ス9を有する第1のバスマスタ4と16ビットバス13
を有する第2のバスマスタ5が共存する32ビットマイ
クロコンピュータにおいて、第1のバスマスタ4からメ
モリ回路3に、32ビットのデータdb[0:31]を
書き込みあるいは読み出す場合には、図7に示すよう
に、32ビットバス9を使用することが可能である。一
方、第2のバスマスタ5からメモリ回路3に、16ビッ
トのデータdb[0:15]を書き込みあるいは読み出
す場合には、図7に示すように、バスアービタであるバ
ス幅選択回路14を有する第1のバスマスタ4を経由し
て、メモリ回路3への書き込み時には、バス幅を16ビ
ットバス13から32ビットバス9ヘ、また、メモリ回
路3からの読み出し時には、バス幅を32ビットバス9
から16ビットバス13に変換する処理を行っている。
【0007】また、このような、メモリ回路3の外部に
2種類のデータバスが存在し、データバスのバス幅に対
応してメモリ回路3のビット幅を切り替えて制御すると
いった、従来のデータ処理装置に関する記載がある文献
としては、例えば、特開平2−90344号公報、特開
平5−53904号公報、特開平3−65745号公
報、特開昭62−92051号公報などがある。なお、
これらの各文献に示されたデータ処理装置はいずれも、
図7に示したデータ処理装置と同様に、メモリ回路には
1種類のデータバスのみが接続されているものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ処理装置
は以上のように構成されているので、メモリ回路3には
常に32ビットバス9を有する第1のバスマスタ4のみ
が接続されており、この第1のバスマスタ4では内蔵し
ているバスアービタであるバス幅選択回路14でバス幅
変換を行っている期間中、これ以外のタスク処理を実行
することができず、全体の処理時間に影響を及ぼすとい
う課題があった。なお、このことは、上記各文献におけ
るデータ処理装置についても同様のことが言える。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、16ビットバスを有する第2のバ
スマスタがメモリ回路をアクセスする場合でも、32ビ
ットバスを有する第1のバスマスタが、当該メモリ回路
への書き込みあるいは読み出し以外のタスク処理を実行
することが可能なデータ処理装置を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るデータ処理装置は、メモリ回路のデータ入出力部分
に、第1のバスマスタと第2のバスマスタによって32
ビットバスと16ビットバスを常時接続しておき、メモ
リ回路内に、第1のバスマスタのアクセス時には32ビ
ットバスによるデータの書き込み/読み出しを、第2の
バスマスタのアクセス時には16ビットバスによるデー
タの書き込み/読み出しをそれぞれ可能にするバス幅選
択回路を配置したものである。
【0011】請求項2記載の発明に係るデータ処理装置
は、バス幅選択回路において、バス選択信号とバス制御
信号とを、第1のバスマスタと第2のバスマスタからの
各バイトコントロール信号に基づいて生成し、16ビッ
トバスが選択された場合には、そのバス選択信号と第2
のバスマスタからのアドレス信号とに基づいて、メモリ
回路の上位側の16ビットと下位側の16ビットのいず
れを16ビットバスに接続するかを決定し、バス制御信
号と書き込みイネーブル信号もしくは読み出しイネーブ
ル信号に基づいて、メモリ回路への書き込みあるいは読
み出しの動作を行うようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
ータ処理装置を示したブロック図である。図において、
15は32ビットバスのみではなく、16ビットバスも
備えている点で図7に符号3を付したものとは異なるメ
モリ回路である。16は32ビットバスを有してこのメ
モリ回路15をアクセスする第1のバスマスタであり、
バス幅選択回路を備えていない点で、図7に符号4を付
した従来のものとは異なっている。17は16ビットバ
スを有してメモリ回路15をアクセスする第2のバスマ
スタであるが、メモリ回路15へのアクセスを、第1の
バスマスタ16経由ではなく、直接行っている点で、図
7に符号5を付した従来のものとは異なっている。
【0013】また、6は第1のバスマスタ16からメモ
リ回路15へ送られるnビットの制御信号が伝送される
信号線、7は同じく12ビットのアドレス信号ad
[8:29]が伝送されるアドレスバス、8は同じく、
このアドレス信号の補助信号としての4ビットのバイト
コントロール信号bc[0:3]が伝送される信号線で
あり、9は第1のバスマスタ16とメモリ回路15との
間で授受される32ビットのデータdb[0:31]が
伝送されるデータバス(以下、32ビットバスという)
である。10は第2のバスマスタ17からメモリ回路1
5へ送られるmビットの制御信号が伝送される信号線、
11は同じく13ビットのアドレス信号ad[8:3
0]が伝送されるアドレスバス、12は同じく、このア
ドレス信号の補助信号としての2ビットのバイトコント
ロール信号ebc[0:1]が伝送される信号線であ
り、13は第2のバスマスタ17とメモリ回路15との
間で授受される16ビットのデータdb[0:15]が
伝送されるデータバス(以下、16ビットバスという)
である。なお、これらは、図7に同一の符号を付して示
したものにそれぞれ相当している。
【0014】さらに、18は第1のバスマスタ16がメ
モリ回路15をアクセスしたときには、当該メモリ回路
15が第1のバスマスタ16に対して32ビットバス9
によるデータdb[0:31]の書き込みあるいは読み
出しを可能にし、第2のバスマスタ17がメモリ回路1
5をアクセスしたときには、当該メモリ回路15が第2
のバスマスタ17に対して、16ビットバス13による
データdb[0:15]の書き込みあるいは読み出しを
可能にするためのバスアービタとしてのバス幅選択回路
であり、図7に符号14を付したものとは異なり、第1
のバスマスタ内ではなく、メモリ回路15内に配置され
ている。
【0015】次に動作について説明する。32ビットバ
スを有する第1のバスマスタ16が、メモリ回路15に
対して書き込みあるいは読み出し動作を行うときには、
第1のバスマスタ16からメモリ回路15に対して、信
号線6よりnビットの制御信号を、アドレスバス7より
12ビットのアドレス信号ad[8:29]を、信号線
8より4ビットのバイトコントロール信号bc[0:
3]をそれぞれ出力する。また、16ビットバスを有す
る第2のバスマスタ17が、メモリ回路15に対して書
き込みあるいは読み出し動作を行うときには、第2のバ
スマスタ17からメモリ回路15に対して、信号線10
よりmビットの制御信号を、アドレスバス11より13
ビットのアドレス信号ad[8:30]を、信号線12
より2ビットのバイトコントロール信号ebc[0:
1]をそれぞれ出力する。メモリ回路15ではそれを受
け付けると、内蔵しているバス幅選択回路18におい
て、それが32ビットバス9からのアクセスか16ビッ
トバス13からのアクセスかを判断する。
【0016】ここで、図2はそのバス幅選択回路18の
構成を示したブロック図である。図において、20は第
1のバスマスタ16から送られてくる、アドレス信号の
補助信号としての4ビットのバイトコントロール信号b
c[0:3]のアンド(AND)論理をとるアンドゲー
ト、21はこのアンドゲート20の出力を論理反転させ
るインバータであり、22は第2のバスマスタ17から
送られてくる、アドレス信号の補助信号としての2ビッ
トのバイトコントロール信号ebc[0:1]のアンド
論理をとるアンドゲートである。23はアンドゲート2
0と22の出力のナンド(NAND)論理をとってバス
制御信号lbuscntを生成するナンドゲートであ
り、24はインバータ21とアンドゲート22との出力
のナンド論理をとるナンドゲート、25はこのナンドゲ
ート24の出力を論理反転させてバス選択信号buss
elを生成するインバータである。
【0017】このように構成されたバス幅選択回路18
では、第2のバスマスタ17から送られてきたバイトコ
ントロール信号ebc[0:1]のいずれか一方でもロ
ーレベル(以下、Lレベルという)であれば、アンドゲ
ート22の出力がLレベルとなるため、第1のバスマス
タ16から送られてきたバイトコントロール信号bc
[0:3]のレベルにかかわりなく、出力するバス選択
信号busselがLレベルになる。また、第2のバス
マスタ17からのバイトコントロール信号ebc[0:
1]のすべてがハイレベル(以下、Hレベルという)で
あれば、第1のバスマスタ16から送られてきたバイト
コントロール信号bc[0:3]のいずれか一方でもL
レベルであれば、インバータ21の出力がHレベルとな
り、出力するバス選択信号busselがHレベルにな
る。このバス選択信号busselがLレベルになると
16ビットバス13側が選択され、Hレベルになると3
2ビットバス9側が選択される。
【0018】このとき、アンドゲート20あるいは22
の出力のいずれか一方は必ずLレベルであるため、ナン
ドゲート23から出力されるバス制御信号lbuscn
tはHレベルとなる。ここで、このバス制御信号lbu
scntは、メモリ回路15が選択されている状態のと
きにHレベルとなって、16ビットタバス13および3
2ビットバス9を有効(電気的に遮断されていない状
態)にするための信号である。なお、第2のバスマスタ
17からのバイトコントロール信号ebc[0:1]
と、第1のバスマスタ16からのバイトコントロール信
号bc[0:3]がすべてHレベルであった場合には、
インバータ25から出力されるバス選択信号busse
lは16ビットバス13側を選択するLレベルとなる
が、このバス選択信号lbuscntがLレベルになる
ため、16ビットバス13も32ビットバス9も有効に
はならず、いずれのデータバスも選択されない。このよ
うなバス幅選択回路18における判定動作の真理値表を
図3に示す。以上のように、このバス幅選択回路18に
おいては、16ビットバス13の選択は32ビットバス
9の選択に優先して行われる。
【0019】次に、このバス幅選択回路18より出力さ
れるバス選択信号busselおよびバス制御信号lb
uscntによる、32ビットバス9と16ビットバス
13の選択について具体的に説明する。
【0020】ここで、図4はこのバス幅選択回路18の
出力するバス制御信号lbuscntおよびバス選択信
号busselにしたがって、32ビットバス9の選択
を行う32ビットバス選択回路の構成を示したブロック
図であり、例えばメモリ回路15内にバス幅選択回路1
8とともに配置されている。図において、9はその32
ビットバスであり、30はメモリ回路15における32
ビットのデータラインである。
【0021】31はバス制御信号lbuscntと書き
込みイネーブル信号writeとのアンド論理に基づい
て書き込み許可信号を生成するアンドゲート、32はバ
ス制御信号lbuscntと読み出しイネーブル信号r
eadとのアンド論理に基づいて読み出し許可信号を生
成するアンドゲートであり、33はアンドゲート31か
らの書き込み許可信号によって電気的に接続された状態
となる書き込みバッファ、34はアンドゲート32から
の読み出し許可信号によって電気的に接続された状態と
なる読み出しバッファである。35はバス幅選択回路1
8からのバス選択信号busselを論理反転させるイ
ンバータであり、36はこのインバータ35の出力とバ
ス選択信号busselとによって開閉され、データラ
イン30を書き込みバッファ33、読み出しバッファ3
4を介して32ビットバス9に接続するためのスイッチ
である。
【0022】また、図5はバス幅選択回路18の出力す
るバス制御信号lbuscntおよびバス選択信号bu
sselにしたがって、16ビットバス13の選択を行
う16ビットバス選択回路の構成例を示したブロック図
であり、この16ビットバス選択回路も、例えばメモリ
回路15内にバス幅選択回路18とともに配置されてい
る。図において、13は16ビットバスであり、30は
メモリ回路15の32ビットのデータラインである。3
1は書き込み許可信号を生成するアンドゲート、32は
読み出し許可信号を生成するアンドゲート、33は書き
込みバッファ、34は読み出しバッファであり、これら
は図4に同一符号を付して示した32ビットバス選択回
路におけるそれらと同一のものである。
【0023】37はバス幅選択回路18からのバス選択
信号busselの反転信号と、第2のバスマスタ17
からのアドレス信号ad[30]の反転信号とのアンド
論理をとるアンドゲートであり、38はこのアンドゲー
ト37の出力を論理反転させるインバータである。39
a、39bはこのアンドゲート37の出力とインバータ
38の出力とによって開閉され、データライン30の上
位側16ビットあるいは下位側16ビットを、書き込み
バッファ33、読み出しバッファ34を介してそれぞれ
16ビットバス13に接続するためのスイッチであり、
このスイッチ39aと39bとではアンドゲート37と
インバータ38の出力が逆方向に印加されており、互い
に相補に動作するようになっている。
【0024】前述のように、バス幅選択回路18より出
力されるバス選択信号busselがHレベルになる
と、図4に示した32ビットバス選択回路の各スイッチ
36が導通状態となってそのデータライン30がアサー
ト状態となり、32ビットバス9が有効となる。ここ
で、書き込みイネーブル信号writeと読み出しイネ
ーブル信号readは同時に有効(Hレベル)および無
効(Lレベル)にはならない信号であり、メモリ回路1
5が選択されてバス制御信号lbuscntがHレベル
になると、これら書き込みイネーブル信号writeと
読み出しイネーブル信号readとの組み合わせによっ
て、書き込みバッファ33あるいは読み出しバッファ3
4が動作状態となる。
【0025】例えば、バス制御信号lbuscntがH
レベルの状態において、書き込みイネーブル信号wri
teがHレベルとなれば読み出しイネーブル信号rea
dがLレベルとなり、書き込みバッファ33が電気的に
接続された状態になり、読み出しバッファ34は電気的
に遮断された状態となる。逆に、読み出しイネーブル信
号readがHレベルとなれば書き込みイネーブル信号
writeがLレベルとなり、読み出しバッファ34が
電気的に接続された状態になり、書き込みバッファ33
は電気的に遮断された状態となる。これにより、書き込
みバッファ33と読み出しバッファ34で構成される閉
じた回路において、書き込み/読み出し時におけるデー
タの衝突がなくなり、図1に示したメモリ回路15から
32ビットバス9へのデータの書き込みおよび読み出し
が可能となる。
【0026】また、バス幅選択回路18により出力され
るバス選択信号busselがLレベルになると、図5
に示した16ビットバス選択回路のスイッチ39aある
いは39bが導通状態となって、そのデータライン30
の上位側の16ビットまたは下位側の16ビットがアサ
ート状態となり、16ビットバス13が有効となる。こ
の16ビットバス選択回路で16ビットデータを扱う場
合、第2のバスマスタ17からのアドレス信号ad[3
0]がHレベルの時にはスイッチ39aが導通状態とな
って、上位側のデータdata[0:15]が16ビッ
トバス13に電気的に接続され、下位側のデータdat
a[16:31]は電気的に遮断される。一方、上記ア
ドレス信号ad[30]がLレベルの時にはスイッチ3
9bが導通状態となって、下位側のデータdata[1
6:31]が16ビットバス13に電気的に接続され、
上位側のデータdata[0:15]は電気的に遮断さ
れる。その結果、図1に示したメモリ回路15から16
ビットバス13へのデータの書き込みおよび読み出しが
可能となる。なお、データの入出力に関する事象は上記
32ビットバス選択回路の場合と同様であるため、ここ
ではその説明は割愛する。
【0027】このように、16ビットバス13を有する
第2のバスマスタ17が16ビットのバス幅でメモリ回
路15に対してデータの書き込みあるいは読み出しを行
っている時に、32ビットバス9を有する第1のバスマ
スタ16はバス幅変換のために行っていた処理を行う必
要がなくなる。したがって、この第2のバスマスタ17
がメモリ回路15に対してデータの書き込みあるいは読
み出しを行っている期間に、第1のバスマスタ16はメ
モリ回路15への書き込み/読み出し以外のタスク処
理、例えばメモリ回路15以外の周辺入出力装置への書
き込み/読み出し動作、あるいはマイクロコンピュータ
の外部に対する書き込み/読み出しの動作などを実行す
ることが可能となる。
【0028】なお、32ビットバス9を有する第1のバ
スマスタ16と16ビットバス13を有する第2のバス
マスタ17が、同時刻にメモリ回路15に対して書き込
みあるいは読み出し動作を行った場合には、図3に示す
真理値表にしたがって、第2のバスマスタ17が優先さ
れ、図5に示した16ビットバス幅選択回路により16
ビットバス13がイネーブル状態となり、メモリ回路1
5から16ビットデータの書き込み、読み出しが可能と
なる。
【0029】また、第1のバスマスタ16と第2のバス
マスタ17がともに、メモリ回路15に対して書き込み
あるいは読み出しの動作を行わないときには、図2に示
したバス幅選択回路18の出力するバス制御信号lbu
scntがLレベルになるため、図4に示した32ビッ
トバス選択回路、および図5に示した16ビットバス選
択回路のアンドゲート31、32より出力される書き込
み許可信号と読み出し許可信号がネゲート状態となる。
そのため、書き込みバッファ33および読み出しバッフ
ァ34がともに電気的に遮断された状態となって、メモ
リ回路15のデータライン30は32ビットバス9と1
6ビットバス13の双方から切り離される。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、メモリ回路のデータ入出力部分に32ビットバス
と16ビットバスを、第1のバスマスタと第2のバスマ
スタにて常時接続しておき、バスアービタであるバス幅
選択回路をメモリ回路内に配置するように構成したの
で、32ビットバスを有する第1のバスマスタと16ビ
ットバスを有する第2のバスマスタが、共通のメモリ回
路をアクセスするとき、32ビットバスからのアクセス
か16ビットバスからのアクセスかを、メモリ回路内の
バス幅選択回路にて即時に判断し、32ビットデータあ
るいは16ビットデータを書き込み/読み出し可能な状
態にすることが可能となり、第2のバスマスタが16ビ
ットのバス幅でメモリ回路をアクセスするときに、第1
のバスマスタがバス幅変換のために行っていた処理を行
う必要がなくなるため、第1のバスマスタがその期間
に、メモリ回路に対する書き込み/読み出し以外のタス
ク処理を実行することができるデータ処理装置が得られ
る効果がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、第1のバス
マスタと第2のバスマスタからの各バイトコントロール
信号に基づいて、バス幅選択回路がバス選択信号とバス
制御信号とを生成し、16ビットバスが選択された場合
には、そのバス選択信号と第2のバスマスタからのアド
レス信号に基づいて、16ビットバスにメモリ回路の上
位側の16ビットと下位側の16ビットのいずれを接続
するかを決定し、メモリ回路への書き込みあるいは読み
出しの動作を、バス制御信号と書き込みイネーブル信号
もしくは読み出しイネーブル信号に基づいて行うように
構成したので、第2のバスマスタがメモリ回路にアクセ
スを行っている期間に、第1のバスマスタがメモリ回路
への書き込み/読み出し以外のタスク処理を実行するこ
とが可能なデータ処理装置を、簡単な回路構成で実現で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ処理装
置を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるバス幅選択
回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるバス回路の真
理値表を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における32ビット
バス選択回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における16ビット
バス選択回路の構成例を示すブロック図である。
【図6】 従来のデータ処理装置におけるメモリ回路と
データバスとの接続を示すブロック図である。
【図7】 32ビットバスを有するバスマスタと16ビ
ットバスを有するバスマスタが共存する従来のデータ処
理装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
9 32ビットバス、13 16ビットバス、15 メ
モリ回路、16 第1のバスマスタ、17 第2のバス
マスタ、18 バス幅選択回路、bc[0:3],eb
c[0:1] バイトコントロール信号、ad[8:3
0],ad[30] アドレス信号、bussel バ
ス選択信号、lbuscnt バス制御信号、writ
e 書き込みイネーブル信号、read 読み出しイネ
ーブル信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 32ビットバスを有する第1のバスマス
    タと16ビットバスを有する第2のバスマスタとが、共
    通のメモリ回路をアクセスするデータ処理装置におい
    て、 前記メモリ回路の外部に常に存在している前記32ビッ
    トバスおよび16ビットバスの2種類のデータバスのう
    ちの、前記32ビットバスは前記第1のバスマスタにて
    前記メモリ回路のデータ入出力部分に、前記16ビット
    バスは前記第2のバスマスタにて前記メモリ回路のデー
    タ入出力部分に常に接続しておき、 前記第1のバスマスタが前記メモリ回路をアクセスした
    ときには、前記第1のバスマスタに対して前記32ビッ
    トバスによる当該メモリ回路へのデータの書き込みある
    いは読み出しを可能にし、前記第2のバスマスタが前記
    メモリ回路をアクセスしたときには、前記第2のバスマ
    スタに対して前記16ビットバスによる当該メモリ回路
    へのデータの書き込みあるいは読み出しを可能にするバ
    ス幅選択回路を、前記メモリ回路内に設けたことを特徴
    とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 バス幅選択回路より、第1のバスマスタ
    および第2のバスマスタがそれぞれ出力するバイトコン
    トロール信号に基づいて、32ビットバスおよび16ビ
    ットバスの2種類のデータバスのうちのいずれを選択す
    るかを示すバス選択信号と、メモリ回路が選択されてい
    る時に前記データバスを有効にするためのバス制御信号
    を生成し、 前記バス選択信号によって32ビットバスが選択された
    場合には、前記メモリ回路の全ビットを前記32ビット
    バスに接続し、 また、前記バス選択信号によって16ビットバスが選択
    された場合には、当該バス選択信号と第2のバスマスタ
    の出力するアドレス信号の一部とに基づいて決定され
    た、前記メモリ回路の上位側の16ビットあるいは下位
    側の16ビットを、前記16ビットバスに接続して、 前記バス制御信号と書き込みイネーブル信号もしくは読
    み出しイネーブル信号に基づいて、前記メモリ回路への
    書き込みあるいは読み出しの動作を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のデータ処理装置。
JP3221997A 1997-02-17 1997-02-17 データ処理装置 Pending JPH10228416A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0957246A2 (en) 1998-05-14 1999-11-17 Niigata Engineering Co., Ltd. Lean combustion gas engine
KR100346268B1 (ko) * 1999-11-30 2002-07-26 엘지정보통신주식회사 데이터 버스 제어 시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0957246A2 (en) 1998-05-14 1999-11-17 Niigata Engineering Co., Ltd. Lean combustion gas engine
KR100346268B1 (ko) * 1999-11-30 2002-07-26 엘지정보통신주식회사 데이터 버스 제어 시스템

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