JPH10228097A - 配線パターンの形成方法 - Google Patents
配線パターンの形成方法Info
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- JPH10228097A JPH10228097A JP4710697A JP4710697A JPH10228097A JP H10228097 A JPH10228097 A JP H10228097A JP 4710697 A JP4710697 A JP 4710697A JP 4710697 A JP4710697 A JP 4710697A JP H10228097 A JPH10228097 A JP H10228097A
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- pattern
- wiring
- forming
- wiring pattern
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Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】中継パッドパターンを含む配線パターンを投影
露光装置を用いて露光転写するにあたって、中継パッド
パターンの焦点深度を拡大し配線パターンの形成を容易
にするパターン形成方法の提供。 【解決手段】配線パターンを反転したパターンを有する
ハーフトーン位相シフトマスクとネガ型フォトレジスト
を用い、配線パターンを形成する。従来のマスクとポジ
型フォトレジストを用いた際に、焦点深度を制限してい
た、孤立中継パッドパターンの焦点深度が大幅に向上
し、結果的に、配線層全体の焦点深度が向上する。
露光装置を用いて露光転写するにあたって、中継パッド
パターンの焦点深度を拡大し配線パターンの形成を容易
にするパターン形成方法の提供。 【解決手段】配線パターンを反転したパターンを有する
ハーフトーン位相シフトマスクとネガ型フォトレジスト
を用い、配線パターンを形成する。従来のマスクとポジ
型フォトレジストを用いた際に、焦点深度を制限してい
た、孤立中継パッドパターンの焦点深度が大幅に向上
し、結果的に、配線層全体の焦点深度が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子同士を連
結する配線パターンの形成方法に関し、特に多層配線に
おける、上層と下層の配線パターンを連結するためのパ
ッドパターンを含む配線パターンの形成方法に関する。
結する配線パターンの形成方法に関し、特に多層配線に
おける、上層と下層の配線パターンを連結するためのパ
ッドパターンを含む配線パターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の微細化は著しく、代
表的な高集積デバイスであるダイナミックランダムアク
セスメモリ(DRAM)は勿論、ロジック系デバイスに
おいても0.5μm以下の微細なパターン形成が必要と
されるに至っている。
表的な高集積デバイスであるダイナミックランダムアク
セスメモリ(DRAM)は勿論、ロジック系デバイスに
おいても0.5μm以下の微細なパターン形成が必要と
されるに至っている。
【0003】ロジック系デバイスにおいては、一般に、
多層配線の加工が極めて重要な技術であり、配線層間の
接続も同程度に重要な技術である。そして、ロジック系
デバイスにおいては、DRAMに比較して、複雑な配線
を形成する必要があるため、図3に示した微細なドット
(パッド)状の中継パッドパターンを、配線パターンと
同じ層内に形成する必要がある。この理由を以下に説明
する。
多層配線の加工が極めて重要な技術であり、配線層間の
接続も同程度に重要な技術である。そして、ロジック系
デバイスにおいては、DRAMに比較して、複雑な配線
を形成する必要があるため、図3に示した微細なドット
(パッド)状の中継パッドパターンを、配線パターンと
同じ層内に形成する必要がある。この理由を以下に説明
する。
【0004】図4に示したように、第1の配線層6と第
3の配線層16を直接接続しようとすると、第1のビア
ホール12及び第2のビアホールA14の深さと第2の
配線層13の厚さの合計に相当する深さの第2のビアホ
ールB15と、通常の第2のビアホールA14と、を、
同時に、ドライエッチングで加工しなればならず、寸法
や形状を揃えて開口することは極めて困難である。
3の配線層16を直接接続しようとすると、第1のビア
ホール12及び第2のビアホールA14の深さと第2の
配線層13の厚さの合計に相当する深さの第2のビアホ
ールB15と、通常の第2のビアホールA14と、を、
同時に、ドライエッチングで加工しなればならず、寸法
や形状を揃えて開口することは極めて困難である。
【0005】そこで、図5に示したように、第2の配線
層13の形成時に、接続を中継するための中継パッドパ
ターン17を形成しておき、第2のビアホールの深さが
略一定になるようにする方法が有効である。但し、集積
度向上の観点から、中継パッドパターン17の大きさ
は、配線の線幅に対してあまり大きくすることはできな
い。
層13の形成時に、接続を中継するための中継パッドパ
ターン17を形成しておき、第2のビアホールの深さが
略一定になるようにする方法が有効である。但し、集積
度向上の観点から、中継パッドパターン17の大きさ
は、配線の線幅に対してあまり大きくすることはできな
い。
【0006】マスク上で正方形の中継パッドパターンを
考えた場合、一辺の長さを配線幅と同じにすると、その
焦点深度(DOF)が極めて狭くなる。
考えた場合、一辺の長さを配線幅と同じにすると、その
焦点深度(DOF)が極めて狭くなる。
【0007】そこで、従来、配線ピッチの微細化を多少
犠牲にしても、中継パッドパターンの大きさを、配線幅
よりも大きくする方法が採られている。
犠牲にしても、中継パッドパターンの大きさを、配線幅
よりも大きくする方法が採られている。
【0008】一例として、図6に示した極めて微細な配
線パターンを例に説明する。図6では、中継パッドパタ
ーンは、一辺0.42μmの正方形であり、中継パッド
パターンと配線とのスペースは0.36μm、配線の線
幅は0.28μmである。また、中継パッドパターンが
孤立して存在する場合(孤立中継パッドパターン61参
照)についても示してある。
線パターンを例に説明する。図6では、中継パッドパタ
ーンは、一辺0.42μmの正方形であり、中継パッド
パターンと配線とのスペースは0.36μm、配線の線
幅は0.28μmである。また、中継パッドパターンが
孤立して存在する場合(孤立中継パッドパターン61参
照)についても示してある。
【0009】この配線パターンを、KrFエキシマレー
ザー(波長:248nm)を光源とする縮小投影露光装
置(ステッパー)で露光した場合のDOFの評価結果
を、表1に示した。表1には、孤立中継パッド、隣接パ
ターン有りの中継パッド、及び配線パターンのDOF
が、開口数(NA)0.50、コヒーレンシファクター
(σ=0.7)と、NA0.50、輪帯照明(σin/σ
out=0.42/0.70)の、2つの光学条件につい
て示してある。通常照明と輪帯照明のいずれの場合も、
孤立中継パッドのDOFが最も狭く、通常、マージンと
して必要とされる1.0μmに達していない。
ザー(波長:248nm)を光源とする縮小投影露光装
置(ステッパー)で露光した場合のDOFの評価結果
を、表1に示した。表1には、孤立中継パッド、隣接パ
ターン有りの中継パッド、及び配線パターンのDOF
が、開口数(NA)0.50、コヒーレンシファクター
(σ=0.7)と、NA0.50、輪帯照明(σin/σ
out=0.42/0.70)の、2つの光学条件につい
て示してある。通常照明と輪帯照明のいずれの場合も、
孤立中継パッドのDOFが最も狭く、通常、マージンと
して必要とされる1.0μmに達していない。
【0010】また隣接パターン有りの中継パッドと配線
パターンのDOFは、輪帯照明の採用により著しく向上
しているが、孤立中継パッドの場合には、輪帯照射の採
用によってもごく僅かな改善に留まっており、各種パタ
ーンに共通なDOFは余り向上していない。
パターンのDOFは、輪帯照明の採用により著しく向上
しているが、孤立中継パッドの場合には、輪帯照射の採
用によってもごく僅かな改善に留まっており、各種パタ
ーンに共通なDOFは余り向上していない。
【0011】
【表1】
【0012】この例のように、中継パッドパターンの大
きさを、配線パターンに対して1.5倍としたにもかか
わらず、DOFは、中継パッドパターンで制約されてし
まうことになる。なお、周期的パターンのDOFが輪帯
照明により向上することは、一般に良く知られている
が、その詳細については例えば文献(K. Tounai et
al.,“Resolution improvement with annular illu
mination”,Proc.SPIE, Vol. 1674 Optical/
Laser Microlithography V(1992), pp.753)等の記
載が参照される。
きさを、配線パターンに対して1.5倍としたにもかか
わらず、DOFは、中継パッドパターンで制約されてし
まうことになる。なお、周期的パターンのDOFが輪帯
照明により向上することは、一般に良く知られている
が、その詳細については例えば文献(K. Tounai et
al.,“Resolution improvement with annular illu
mination”,Proc.SPIE, Vol. 1674 Optical/
Laser Microlithography V(1992), pp.753)等の記
載が参照される。
【0013】なお、例えば特開平3−177841号公
報には、フォトマスクの光透過部の所定部に位相を18
0°ずらす位相シフト層を設け、またはフォトマスクの
遮光部に形成される遮光パターンと、前記遮光パターン
の周囲に形成される位相を180度ずらす位相シフト層
を形成し、位相シフト層下の光強度を下げることがで
き、ウェハ上で光コントラストが大きくなり、微細なパ
ターン形成及びフォーカスマージンを改善するようにし
たネガ型レジスト用フォトマスクが提案されている。ま
た例えば特開平4−162039号公報には、パターン
を透過部と、所定の透過率を有する半透過部とにすると
共に、両者で光ビームに対する光波長を異ならせて位相
差を与えることにより、微細パターンに対しても十分な
コントラストを得るようにしたフォトマスクが提案され
ている。
報には、フォトマスクの光透過部の所定部に位相を18
0°ずらす位相シフト層を設け、またはフォトマスクの
遮光部に形成される遮光パターンと、前記遮光パターン
の周囲に形成される位相を180度ずらす位相シフト層
を形成し、位相シフト層下の光強度を下げることがで
き、ウェハ上で光コントラストが大きくなり、微細なパ
ターン形成及びフォーカスマージンを改善するようにし
たネガ型レジスト用フォトマスクが提案されている。ま
た例えば特開平4−162039号公報には、パターン
を透過部と、所定の透過率を有する半透過部とにすると
共に、両者で光ビームに対する光波長を異ならせて位相
差を与えることにより、微細パターンに対しても十分な
コントラストを得るようにしたフォトマスクが提案され
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いては、孤立中継パッドパターン(「ドットパターン」
ともいう)のDOFが狭く、量産に必要なマージンを確
保できない、あるいはDOF確保のためにパターンサイ
ズを大きくすると、高集積化を図ることができない、と
いう問題点を有している。
いては、孤立中継パッドパターン(「ドットパターン」
ともいう)のDOFが狭く、量産に必要なマージンを確
保できない、あるいはDOF確保のためにパターンサイ
ズを大きくすると、高集積化を図ることができない、と
いう問題点を有している。
【0015】その理由は、ドットパターンは、ラインア
ンドスペース(L&S)や、孤立ラインパターンと比較
して、焦点位置のズレ(defocus)量に対するコ
ントラストの低下が大きいことが挙げられる。
ンドスペース(L&S)や、孤立ラインパターンと比較
して、焦点位置のズレ(defocus)量に対するコ
ントラストの低下が大きいことが挙げられる。
【0016】この一例として、図7に、ドット、ホール
(図7(a)参照)、孤立ライン(図7(b)参照)、
及びL/S(ライン/スペース)(図7(c)参照)の
各種パターンの形状を示し、図8に、図7中の、A=
0.42μmの場合のデフォーカスに対するコントラス
トの低下の状態をシミュレーションにより求めた結果を
示した。図8において、白抜き三角はドットパターン、
黒丸は孤立ライン、白抜き四角はラインアンドスペース
を示している。なお、ここで用いたシミュレーターは、
富士総研社製リソグラフィーシミュレーターF−TRE
PTONである。
(図7(a)参照)、孤立ライン(図7(b)参照)、
及びL/S(ライン/スペース)(図7(c)参照)の
各種パターンの形状を示し、図8に、図7中の、A=
0.42μmの場合のデフォーカスに対するコントラス
トの低下の状態をシミュレーションにより求めた結果を
示した。図8において、白抜き三角はドットパターン、
黒丸は孤立ライン、白抜き四角はラインアンドスペース
を示している。なお、ここで用いたシミュレーターは、
富士総研社製リソグラフィーシミュレーターF−TRE
PTONである。
【0017】また孤立ラインパターンとドットパターン
のコントラストは、L/Sパターンに対して、一般に用
いられている次式(1)では、定義できないので、次式
(2)を用いた。文献(T. Tounai et al., “Op
timization of ModifiedIllumination for 0.25μm
Resist Patterning”,Proc. SPIE, Vol. 2
197, pp.31-41)参照。
のコントラストは、L/Sパターンに対して、一般に用
いられている次式(1)では、定義できないので、次式
(2)を用いた。文献(T. Tounai et al., “Op
timization of ModifiedIllumination for 0.25μm
Resist Patterning”,Proc. SPIE, Vol. 2
197, pp.31-41)参照。
【0018】 Contrast=(Imax−Imin)/(Imax+Imin) …(1) New Contrast=1−(IL/IEO) …(2)
【0019】上式(2)において、ILは、パターン形
成部における光強度最小値、IEOはデフォーカス0にお
ける、パターンエッジでの光強度である。
成部における光強度最小値、IEOはデフォーカス0にお
ける、パターンエッジでの光強度である。
【0020】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、中継パッドパタ
ーンの大きさが配線パターンに対して著しく大きくなら
ないようにし、配線ピッチの縮小、即ちチップサイズの
縮小を図る、配線パターンの形成方法を提供することに
ある。
てなされたものであって、その目的は、中継パッドパタ
ーンの大きさが配線パターンに対して著しく大きくなら
ないようにし、配線ピッチの縮小、即ちチップサイズの
縮小を図る、配線パターンの形成方法を提供することに
ある。
【0021】本発明の別の目的は、中継パッドパターン
のDOFを拡大し製造マージンを確保することにより歩
留まりの向上を図る、配線パターンの形成方法を提供す
ることにある。
のDOFを拡大し製造マージンを確保することにより歩
留まりの向上を図る、配線パターンの形成方法を提供す
ることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の配線パターンの形成方法は、一辺の長さが1.0μ
m乃至0.15μmの正方形及び長方形の少なくともい
ずれか一つのパッドパターンを含み、非パターン形成部
の光透過率を2乃至20%としかつ該非パターン形成部
はパターン形成部と略180°の位相差を有し、パター
ン形成部の光透過率を略100%としたフォトマスクを
用い、半導体基板上に形成されたフォトレジスト被膜を
露光・現像しパターン形成する特徴を有している。
明の配線パターンの形成方法は、一辺の長さが1.0μ
m乃至0.15μmの正方形及び長方形の少なくともい
ずれか一つのパッドパターンを含み、非パターン形成部
の光透過率を2乃至20%としかつ該非パターン形成部
はパターン形成部と略180°の位相差を有し、パター
ン形成部の光透過率を略100%としたフォトマスクを
用い、半導体基板上に形成されたフォトレジスト被膜を
露光・現像しパターン形成する特徴を有している。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の配線パターン形成方法は、その好
ましい実施の形態において、一辺の長さが1.0μm乃
至0.15μmの正方形及び長方形の少なくともいずれ
か一つのパッドパターンを含み、非パターン形成部の光
透過率を2乃至20%としかつ該非パターン形成部はパ
ターン形成部と略180°の位相差を有し、パターン形
成部の光透過率を略100%としたフォトマスクを用
い、半導体基板上に形成されたフォトレジスト被膜を露
光・現像しパターン形成するものである。
に説明する。本発明の配線パターン形成方法は、その好
ましい実施の形態において、一辺の長さが1.0μm乃
至0.15μmの正方形及び長方形の少なくともいずれ
か一つのパッドパターンを含み、非パターン形成部の光
透過率を2乃至20%としかつ該非パターン形成部はパ
ターン形成部と略180°の位相差を有し、パターン形
成部の光透過率を略100%としたフォトマスクを用
い、半導体基板上に形成されたフォトレジスト被膜を露
光・現像しパターン形成するものである。
【0024】遮光部の光透過率2乃至20%かつ透光部
と遮光部が略180°の位相差をもつフォトマスク、即
ちハーフトーン位相シフトマスクに反転した配線パター
ンを形成し、ネガ型フォトレジストを露光することによ
り、所望のレジストパターンを得る。
と遮光部が略180°の位相差をもつフォトマスク、即
ちハーフトーン位相シフトマスクに反転した配線パター
ンを形成し、ネガ型フォトレジストを露光することによ
り、所望のレジストパターンを得る。
【0025】この際、孤立ドットパターンのDOFはハ
ーフトーン位相シフトマスクのコントラスト増幅効果に
より増大する。なお、この理由は、例えば上記特開平4
−162039号公報等の記載が参照される。
ーフトーン位相シフトマスクのコントラスト増幅効果に
より増大する。なお、この理由は、例えば上記特開平4
−162039号公報等の記載が参照される。
【0026】また隣接パターン有りのドットパターンや
配線パターンにおいても、DOFは減少することなく、
むしろ若干向上する。このように、本発明の実施の形態
においては、従来、共通DOFを制限していた孤立ドッ
トパターンのDOFを大幅に向上することで、配線層露
光の際の製造マージンを大幅に拡大する、ことができ
る。
配線パターンにおいても、DOFは減少することなく、
むしろ若干向上する。このように、本発明の実施の形態
においては、従来、共通DOFを制限していた孤立ドッ
トパターンのDOFを大幅に向上することで、配線層露
光の際の製造マージンを大幅に拡大する、ことができ
る。
【0027】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に詳細に説明する。
細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照し
て以下に詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の第1の実施例を説明する
ための図であり、配線パターンを含むマスクの平面図で
ある。図1を参照して、マスクブランクス4のKrFエ
キシマ光(波長248nm)に対する透過率は7%に設
定してある。孤立中継パッドパターン1、及び隣接配線
有りの中継パッドパターン2は、マスク上、正方形であ
り、一辺の長さは、ウェハ上で0.42μmである。
ための図であり、配線パターンを含むマスクの平面図で
ある。図1を参照して、マスクブランクス4のKrFエ
キシマ光(波長248nm)に対する透過率は7%に設
定してある。孤立中継パッドパターン1、及び隣接配線
有りの中継パッドパターン2は、マスク上、正方形であ
り、一辺の長さは、ウェハ上で0.42μmである。
【0029】配線パターンの線幅(a)は0.28μ
m、配線パターン間の間隔(b)は0.36μm、隣接
パターン有りパッドパターン同士の間隔(c)は0.2
8μmである。
m、配線パターン間の間隔(b)は0.36μm、隣接
パターン有りパッドパターン同士の間隔(c)は0.2
8μmである。
【0030】次に、第2の配線用金属層まで形成された
半導体基板上に、KrFエキシマ用ネガ型化学増幅レジ
スト、例えばシプレイ社製SNR−200を膜厚1.0
μmで塗布し、KrFエキシマステッパーで露光した。
半導体基板上に、KrFエキシマ用ネガ型化学増幅レジ
スト、例えばシプレイ社製SNR−200を膜厚1.0
μmで塗布し、KrFエキシマステッパーで露光した。
【0031】露光の際の光学条件は、種々設定可能であ
るが、例えば開口数(NA)0.50、コヒーレンシフ
ァクター(σ=0.7)と、NA0.50、輪帯照明
(σin/σout=0.42/0.70)の二つの光学条
件を選んだ。
るが、例えば開口数(NA)0.50、コヒーレンシフ
ァクター(σ=0.7)と、NA0.50、輪帯照明
(σin/σout=0.42/0.70)の二つの光学条
件を選んだ。
【0032】以上の条件で、露光した場合のDOF評価
結果を、表2に示した。
結果を、表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】通常照明及び輪帯照明のいずれもODFは
向上している。特に、NA=0.50、σ=0.70の
通常照明の場合、DOFは、従来の0.75μmから、
1.50μmと、2倍に向上した。なお、DOFは、C
Dが設計値に対して±10%以内、極端な形状の劣化が
無いフォーカス範囲で定義した。
向上している。特に、NA=0.50、σ=0.70の
通常照明の場合、DOFは、従来の0.75μmから、
1.50μmと、2倍に向上した。なお、DOFは、C
Dが設計値に対して±10%以内、極端な形状の劣化が
無いフォーカス範囲で定義した。
【0035】また孤立中継パッドパターンの直径が設計
値通りの0.42μmになる露光量で露光した場合の
0.28μm配線パターンの線幅を、本実施例の方法
と、従来法(バイナリ(binary)マスク及びポジ
型レジスト使用)で比較し、表3に示した。光学条件
は、NA=0.50、σ=0.7、及びNA=0.5
0、輪帯照明(σin/σout=0.42/0.70)で
ある。
値通りの0.42μmになる露光量で露光した場合の
0.28μm配線パターンの線幅を、本実施例の方法
と、従来法(バイナリ(binary)マスク及びポジ
型レジスト使用)で比較し、表3に示した。光学条件
は、NA=0.50、σ=0.7、及びNA=0.5
0、輪帯照明(σin/σout=0.42/0.70)で
ある。
【0036】
【表3】
【0037】本実施例の方法により、孤立中継パッドパ
ターンと配線パターンとの寸法差を小さくできることが
わかる。このことは重ね合わせマージンを確保する上で
重要であり、製造マージンの拡大になる。
ターンと配線パターンとの寸法差を小さくできることが
わかる。このことは重ね合わせマージンを確保する上で
重要であり、製造マージンの拡大になる。
【0038】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0039】上記第1の実施例では、リソグラフィー工
程で金属層上にレジストによるマスクを形成し、ドライ
エッチングにより配線を形成する方法への適用例を示し
た。これに対し、層間膜に配線パターンの溝を掘り、次
いで配線層金属膜を形成し、余分な金属を、ケミカルメ
カニカルポリッシング(CMP)により削り、パターン
形成を行う溝配線と呼ばれる方法がある。図2に、この
溝配線による配線パターン形成工程を工程順に断面で示
す。
程で金属層上にレジストによるマスクを形成し、ドライ
エッチングにより配線を形成する方法への適用例を示し
た。これに対し、層間膜に配線パターンの溝を掘り、次
いで配線層金属膜を形成し、余分な金属を、ケミカルメ
カニカルポリッシング(CMP)により削り、パターン
形成を行う溝配線と呼ばれる方法がある。図2に、この
溝配線による配線パターン形成工程を工程順に断面で示
す。
【0040】本実施例では、第1の配線6上に、例えば
BPSG(Boronphosphosilicateglass)等からなる第
1の層間膜7を形成し、次いでKrFエキシマ用ポジ型
レジストを用いビアホールレジストパターン8を形成す
る(図2(a)参照)。
BPSG(Boronphosphosilicateglass)等からなる第
1の層間膜7を形成し、次いでKrFエキシマ用ポジ型
レジストを用いビアホールレジストパターン8を形成す
る(図2(a)参照)。
【0041】層間膜をドライエッチングし第1の溝パタ
ーン9を形成(図2(b)参照)、更に、図1に示した
フォトマスクとポジ型レジストにより、第2の溝パター
ン10を形成する(図2(c)参照)。
ーン9を形成(図2(b)参照)、更に、図1に示した
フォトマスクとポジ型レジストにより、第2の溝パター
ン10を形成する(図2(c)参照)。
【0042】次にスパッタあるいはCVDにより金属層
11が形成され(図2(d)参照)、CMPにより余分
の金属層が削られ(図2(e)参照)、配線パターンが
形成される。上記した第1の実施例との相違点は、本実
施例では、溝配線構造にしているため、図1に示したフ
ォトマスクとポジ型レジストの組み合わせにより、パタ
ーン形成できるということである。
11が形成され(図2(d)参照)、CMPにより余分
の金属層が削られ(図2(e)参照)、配線パターンが
形成される。上記した第1の実施例との相違点は、本実
施例では、溝配線構造にしているため、図1に示したフ
ォトマスクとポジ型レジストの組み合わせにより、パタ
ーン形成できるということである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中継パッドパターンを含む配線層パターンのDOFが拡
大することができる、という効果を奏する。
中継パッドパターンを含む配線層パターンのDOFが拡
大することができる、という効果を奏する。
【0044】その理由は、本発明においては、ハーフト
ーン位相シフトマスクの適用により、パッドパターン及
び配線パターンのいずれに対しても、焦点ズレに対し広
い範囲で一定水準以上のコントラストを維持することが
できる、ためである。
ーン位相シフトマスクの適用により、パッドパターン及
び配線パターンのいずれに対しても、焦点ズレに対し広
い範囲で一定水準以上のコントラストを維持することが
できる、ためである。
【図1】本発明の第1の実施例のマスクの平面図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施例を説明するための図であ
り、溝配線の形成方法を工程順に示す模式図である。
り、溝配線の形成方法を工程順に示す模式図である。
【図3】中継パッドパターンの形状を示した平面図であ
る。
る。
【図4】中継パッドパターンを用いない多層配線構造の
断面図である。
断面図である。
【図5】中継パッドパターンを用いた多層配線構造の断
面図である。
面図である。
【図6】中継パッドパターンを含む配線パターンの平面
図である。
図である。
【図7】各種パターンの平面図である。
【図8】各種パターン毎のデフォーカス量とコントラス
トの関係を示す図である。
トの関係を示す図である。
1 孤立中継パッドパターン 2 隣接パターン有り中継パッドパターン 3 配線パターン 4 マスクブランクス 5 コンタクト 6 第1の配線層 7 第1の層間膜 8 ポジレジストパターン 9 第1の溝パターン 10 第2の溝パターン 11 金属層 12 第1のビアホール 13 第2の配線層 14 第2のビアホールB 15 第2のビアホールA 16 第3の配線層 17 中継パッドパターン 18 孤立パッドパターン
Claims (6)
- 【請求項1】半導体装置の配線パターンを形成する方法
であって、 一辺の長さが所定の寸法範囲の正方形及び長方形の少な
くともいずれか一つのパッドパターンを含み、 非パターン形成部は光をほとんど透過せず、且つ、前記
非パターン形成部はパターン形成部と略180°の位相
差を有し、 前記パターン形成部は光をほぼ完全に透過するようにし
たフォトマスクを用いてパターン形成する、ことを特徴
とした配線パターンの形成方法。 - 【請求項2】半導体基板に塗布される感光性有機高分子
被膜としてネガ型フォトレジストを使用する、ことを特
徴とする請求項1記載の配線パターンの形成方法。 - 【請求項3】前記パッドパターンの正方形又は長方形の
パターンの前記一辺の長さが、略1.0μm乃至0.1
5μmにある、ことを特徴とする請求項1記載の配線パ
ターンの形成方法。 - 【請求項4】前記非パターン形成部の光透過率が略2乃
至20%の範囲にあり、前記パターン形成部の光透過率
が略100%である、ことを特徴とする請求項1記載の
配線パターンの形成方法。 - 【請求項5】ドットパターンを含むパターン形成部を透
明とし非パターン形成部を不透明としてパターンを反転
したハーフトーン位相シフタ構成のフォトマスクを用
い、ネガ型レジストを用いて配線パターン形成を行う、
ことを特徴とする配線パターン形成方法。 - 【請求項6】層間膜に配線パターンの溝を堀り、配線金
属層を形成し、余分な金属をCMPで削って配線パター
ン形成を行う溝配線構造の配線パターン形成において、
ドットパターンを含むパターン形成部を透明とし非パタ
ーン形成部を不透明としてパターンを反転したハーフト
ーン位相シフタ構成のフォトマスク及びポジ型レジスト
を用いて溝パターンを形成する、ことを特徴とする配線
パターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4710697A JPH10228097A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 配線パターンの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4710697A JPH10228097A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 配線パターンの形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228097A true JPH10228097A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12765933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4710697A Pending JPH10228097A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 配線パターンの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10228097A (ja) |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP4710697A patent/JPH10228097A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000509 |