JPH08306615A - ハーフトーンマスク及びそれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

ハーフトーンマスク及びそれを用いたパターン形成方法

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JPH08306615A
JPH08306615A JP11138195A JP11138195A JPH08306615A JP H08306615 A JPH08306615 A JP H08306615A JP 11138195 A JP11138195 A JP 11138195A JP 11138195 A JP11138195 A JP 11138195A JP H08306615 A JPH08306615 A JP H08306615A
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halftone
pattern
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Jun Kanamori
順 金森
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要に応じて透過率を同一マスク面内で分割
することにより、半導体パターンを的確に形成すること
ができるハーフトーンマスク及びそれを用いたパターン
形成方法を提供する。 【構成】 ハーフトーンマスクにおいて、ハーフトーン
クロム層2の露光光の透過率が異なる複数の分割した部
分3を有し、それに半導体回路パターン4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造プロセスに
おけるホトリソ工程でのパターン形成用マスク、特に位
相シフトマスク及びその位相シフトマスクを使用したパ
ターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造プロセスにおけるホト
リソ工程においては、露光波長からくる解像限界を延長
する技術として、超解像と呼ばれる技術が盛んに研究さ
れている。その超解像技術の一つである位相シフト技術
のなかにハーフトーンマスクを用いたものがある。この
ハーフトーンマスクは、従来マスクに対して露光光の透
過率をかえて、本来は露光光が透過しないようにしてあ
る部分に若干量の露光光を透過させる。また、その露光
光がほとんど透過する透過部と、ほとんど透過しない非
透過部において、透過する光の位相を変化させることに
より、パターンエッジ部でのコントラストを上げる。そ
れにより解像力を向上させ、かつ露光のマージンを拡大
しようとするものであり、既に一部実用化がなされてい
る。
【0003】図2は従来のハーフトーンマスクの概略断
面図である。なお、ハーフトーンにも多種のものがある
が、ここでは最も単純なものを示す。図2において、1
1はガラス基板、12はパターンを形成するハーフトー
ンクロムであり、このハーフトーンクロム12面にパタ
ーンを形成し、露光光がほぼ100%透過する部分13
と、ほとんど透過しない部分を形成する。
【0004】ハーフトーン法はこの露光光の透過しない
部分の透過率を、2%〜15%に調整することにより、
透過する部分との境界部のコントラストを上げることが
できる。透過する光の位相の変化は、ガラス基板11面
を必要量エッチング除去し、凹部14を形成することに
より行う。上記した例では単純な単層ハーフトーン構造
のものについて説明したが、ハーフトーンマスクには位
相をずらす層と組み合わせた複数層のものもある。
【0005】図3はかかる従来の他のハーフトーンマス
クの概略断面図である。この図に示すように、ガラス基
板21上に、位相をずらすシフタ層をエッチングすると
きに機能するエッチストップ層22を形成する。その上
にシフタ層23を形成し、更に、ハーフトーンクロム2
4を形成する。ここでは、上記したように、クロム上置
き構造となっている。
【0006】そこで、ハーフトーンクロム24、シフタ
層23を順次エッチングする。その場合、通常ガラス基
板21とシフタ層23が膜質的に近く、シフタ層23が
ない場合は、シフタ層23のエッチングの時にガラス基
板21がエッチングされることになる。この実施例で
は、エッチストップ層22をガラス基板21上に形成す
ることにより、シフタ層23のエッチングの時にガラス
基板21がエッチングされるのを防ぐようにしている。
【0007】図4は従来の更なる他のハーフトーンマス
クの概略断面図である。この図に示すように、ガラス基
板25上に、ハーフトーンクロム26を形成し、更に、
位相をずらすシフタ層27を形成する。そこで、シフタ
層27、ハーフトーンクロム26を順次エッチングす
る。ここでは、クロム下置き構造となっており、ガラス
基板25とハーフトーンクロム26とは膜質的に遠いの
で、図3に示すように、エッチストップ層を形成する必
要はない。
【0008】このように、ハーフトーンマスクは、解像
力向上とマージンの拡大にそれなりの効果を奏すること
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハーフトーンマスクは、一つのマスク内では遮光部(光
が僅かに透過する部分)の透過率は一定である。したが
って、実際の半導体パターンに応用する場合において
は、パターン寸法やパターンピッチが多様であるため、
セカンドピーク(本来必要のない部分に干渉によりゴー
スト的にパターンが現れる現象)の発生や、最適露光パ
ターン以外のパターンでは、解像力の劣化を起こす等の
不具合が発生する。
【0010】本発明は、上記問題点を除去し、従来ハー
フトーンマスクでは、露光光を僅かに透過させる部分の
透過率をマスク面内で一定にしていたところを、必要に
応じて透過率を同一マスク面内で分割することにより、
半導体パターンを的確に形成することができるハーフト
ーンマスク及びそれを用いたパターン形成方法を提供る
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、 (1)ハーフトーンマスクにおいて、ハーフトーン層の
露光光の透過率が異なる複数の分割した部分を有し、そ
れに半導体回路パターンを形成するようにしたものであ
る。
【0012】(2)上記(1)記載のハーフトーンマス
クにおいて、ハーフトーン単層又はハーフトーン・シフ
タ層を積層した構造を有するようにしたものである。 (3)上記(1)又は(2)記載のハーフトーンマスク
において、前記半導体回路のパターン寸法・ピッチの異
なる領域に応じて前記ハーフトーン層の露光光の透過率
を変えるようにしたものである。
【0013】(4)ハーフトーンマスクを用いたパター
ン形成方法において、請求項1、2又は3記載のハーフ
トーンマスクを用いてパターンの形成を行うようにした
ものである。 (5)ハーフトーンマスクを用いたパターン形成方法に
おいて、メモリ部、周辺回路部、合わせマーク部等の半
導体回路パターンの寸法・ピッチが異なるパターンを同
一ハーフトーンマスク内に有し、その最適露光量が異な
る場合、前記ハーフトーンマスクにおいて、ハーフトー
ン層の露光光の透過率をそれに応じて形成したハーフト
ーンマスクを用いてパターンの形成を行うようにしたも
のである。
【0014】
【作用】
(1)請求項1記載のハーフトーンマスクによれば、露
光光が僅かに透過する部分を分割したことにより、実際
の半導体回路パターンにおいて、同一マスク面上でパタ
ーン寸法やパターンピッチが異なるものが形成できるの
で、それにより最適露光量がパターン領域毎に異なり、
ウエハ上でパターンがうまく形成されない領域があった
り、露光のマージンが狭い場合でも、マスク面で既に調
整されているため、同一露光量でも全てのパターンにお
いて良好なパターンが得られ、かつ露光のマージンが拡
大することになり、品質の大幅な向上が期待できる。
【0015】また、露光光が僅かに透過する部分を分割
したことにより、その部分での(5%と8%)透過する
露光光の位相はずれるが、このずれによる露光光のウエ
ハ面での乱れはごく僅かであり、まったく問題にはなら
ない。因みに、従来問題にされているセカンドピークと
よばれる100%透過領域の近傍での光強度分布のやや
大きい領域の光強度よりも、圧倒的に小さいことがシミ
ュレーションから確認されている。
【0016】(2)請求項2記載のハーフトーンマスク
によれば、ハーフトーンクロム層と位相をずらすシフタ
層が積層されたハーフトーンマスクを得ることができ、
上記(1)と同様な効果が期待できる。すなわち、単層
ハーフトーンマスク以外の複雑な構造の場合にも実施で
きる。 (3)請求項3記載のハーフトーンマスクによれば、同
一マスク面において、光が僅かに透過する部分を3つ以
上に分割し、それに半導体回路パターンを形成してある
ハーフトーンマスクであるため、実際の半導体回路パタ
ーンでパターン寸法、パターンピッチの種類が複数ある
場合に、それぞれに対する最適露光量が異なる場合で
も、半導体ウエハ上において、より広いマージンと、よ
り高い寸法精度を得ることが可能となる。
【0017】(4)請求項4記載のハーフトーンマスク
を用いたウエハへのパターン形成方法によれば、実際の
半導体回路パターンにおいて同一マスク面上でパターン
寸法やパターンピッチが異なるものが形成できるので、
それにより最適露光量がパターン領域毎に異なり、ウエ
ハ上でパターンがうまく形成されない領域があったり、
露光のマージンが狭い場合でも、マスク面で既に調整さ
れているため、同一露光量でも全てのパターンにおいて
良好なパターンが得られ、かつ露光のマージンが拡大す
ることになり、品質の大幅な向上が期待できる。
【0018】(5)請求項5記載のハーフトーンマスク
を用いたウエハへのパターン形成方法によれば、上記の
ようにパターンに応じたハーフトーン透過率をパターン
の寸法、ピッチに応じて大きく3つに分けて形成してあ
るマスクを使用することにより、メモリセル部、周辺回
路部、マーク部の何れも最適露光量をほぼ同じような数
値にすることができ、仕上がり寸法精度が向上し、露光
のマージンも大幅に向上させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、本発明の第1実施例について説
明する。図1は本発明の第1実施例を示すハーフトーン
マスクの製造工程断面図である。
【0020】(1)まず、図1(a)に示すように、ガ
ラス基板1上に、たとえば、透過率5%のハーフトーン
クロム層2を形成する。 (2)次に、図1(b)に示すように、通常のリソグラ
フィ手段によりハーフトーンクロム層2の一部をエッチ
ングする。すなわち、透過率を高めたい部分3をエッチ
ングにより薄膜化して、例えば、透過率が8%になるよ
うにする。これにより、一つのマスク面に透過率が5%
と8%と異なる領域が形成される。
【0021】(3)次いで、図1(c)に示すように、
実際に半導体に焼き付けたい半導体回路パターン4を、
通常のリソグラフィ手段により形成する。このようにし
て、形成された半導体回路パターン4が透過率がほぼ1
00%である。これにより露光光がほぼ透過する部分
と、ほとんど透過しない部分が形成されたことになる。 (4)次に、図1(d)に示すように、更に、パターン
エッジでのコントラストをあげて解像力を向上し、露光
光の位相をずらすための凹部5をエッチングによりガラ
ス面に施し、凹部5を形成する。
【0022】この実施例では、同一マスクにおいて露光
光を僅かに透過する領域が二つあり、そこに半導体回路
パターンが形成されたハーフトーンマスクが作製でき
る。次に、本発明の第2実施例について説明する。図5
は本発明の第2実施例を示すハーフトーンマスクの製造
工程断面図である。
【0023】(1)まず、図5(a)に示すように、ガ
ラス基板31上にハーフトーンクロム層32(透過率5
%)を形成する。 (2)次に、図5(b)に示すように、ハーフトーンク
ロム層32の透過率を高めたい部分33をエッチングに
より薄膜化して、例えば、透過率が8%になるようにす
る。これにより、一つのマスク面に透過率が5%と8%
と異なる領域が形成される。
【0024】(3)次に、図5(c)に示すように、位
相をずらすためのシフタ層34を全面に形成する。この
シフタ層34はSOG(スピン・オン・グラス)等で形
成する場合が多い。 (4)その後、図5(d)に示すように、通常のリソグ
ラフィ手段で、シフタ層34及びハーフトーンクロム層
32の必要な領域をエッチング除去し、半導体回路パタ
ーン35を形成する。
【0025】このようにして、ハーフトーンクロム層と
シフタ層が積層された場合のハーフトーンマスクでも、
同一面内で光を僅かに浸透する部分を分割した場合のマ
スクを製造できる。次に、本発明の第3実施例について
説明する。上記第1実施例及び第2実施例においては、
半導体回路パターンにより露光光が僅かに浸透する部分
を2つに分割する場合について説明したが、この実施例
では、半導体回路パターンの構成上露光光が僅かに透過
する部分を3つ以上に分割したい場合について説明す
る。
【0026】図6はかかる本発明の第3実施例を示すハ
ーフトーンマスクの製造工程断面図である。 (1)まず、図6(a)に示すように、ガラス基板41
上にハーフトーンクロム層42(露光光の透過率4%)
を形成する。 (2)次いで、図6(b)に示すように、通常のリソグ
ラフィ手段により、ハーフトーンクロム層42の一部を
薄膜化して、露光光の透過率が6%の部分43を形成す
る。この段階で、露光光の透過率が4%の部分42と6
%の部分43とが形成される。
【0027】(3)さらに、図6(c)に示すように、
それを通常のリソグラフィ手段にて透過率が8%の部分
44を形成する。それにより、露光光の透過率4%の部
分42と、露光光の透過率6%の部分43と、さらに露
光光の透過率8%の部分44とが形成される。これによ
り、同一マスク面においても光が僅かに透過する部分
が、3つに分割されたものが形成されたことになる。
【0028】(4)次に、図6(d)に示すように、通
常のリソグラフィ手段により、ハーフトーンクロム面に
半導体回路パターン45を形成する。 (5)更に、図6(e)に示すように、ガラス基板41
の面を必要量エッチング除去し、凹部46を形成し、露
光光の位相をずらことができるようにする。これによ
り、同一マスク面で露光光が僅かに透過する部分が3つ
(4%、6%、8%)に分割されて、半導体回路パター
ンが形成されているハーフトーンマスクが作製できたこ
とになる。
【0029】また、ここでは単層ハーフトーン構造のも
のについて説明したが、図3及び図4で示した従来のよ
うな、複数に積層されたハーフトーンマスクにも応用可
能なことは明らかである。上記した実施例において、ハ
ーフトーン層はクロム、位相をずらすためのシフタ層は
SOGで説明してきたが、その他の材料、例えばハーフ
トーン層にはMoSi(モリブデンシリサイド)、シフ
タ層にはSi3 4 (窒化膜)等の材料を用いても本発
明が応用できることは明らかである。
【0030】上記した第1実施例、第2実施例及び第3
実施例においては、露光光が僅かに透過する部分が複数
に分割されたハーフトーンマスクの構造及びその製造方
法について説明してきた。次いで、実際の半導体回路パ
ターンへの適用について説明する。ここではDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)を例に
とって、特にハーフトーンマスクの応用が最も進んでい
るコンタクト工程の場合について説明する。
【0031】DRAMのパターンは大別して、メモリを
記憶するメモリセル部、駆動するための周辺回路に分け
ることができる。一般にメモリセル部はパターン寸法が
微細でピッチも小さい。それに対して周辺回路部はパタ
ーン寸法もピッチも大きい。コンタクトパターンでも、
そのようなパターン構成になるのが一般的である。更に
製造プロセスを考えると、露光の際に使用する合わせマ
ークが、グリッドラインに配置されるが、このマークは
回路パターンに対して非常に大きい寸法及びピッチであ
る。すなわち一つのマスク上にパターン寸法及びピッチ
に従って、大きく3つの部分に分割されると言える。
【0032】図7は本発明の第4実施例を示す実際の半
導体回路パターンへの適用例を示すDRAMの概略平面
図である。この図において、51はチップ最外周部でグ
リッドライン、ここには半導体回路パターンは形成され
ないが、ホトリソにおいて前後の工程との合せを行う際
の合わせマークが形成される場合が多い。ここでは、グ
リッドラインのマーク部分52にマークを形成する。そ
のグリッドライン51の内側に半導体回路パターンが形
成されるが、点線内の部分がメモリセル部分53、その
周辺部が周辺回路部分54である。
【0033】64MbDRAMを例にとると、メモリセ
ル部のコンタクトホールパターンは寸法で0.3〜0.
4μmピッチで、1〜1.5μm程度のものが使われ
る。それに対して周辺回路部では寸法0.35〜0.5
μmピッチで、1.2〜数μmのパターンが使用され
る。更に、合わせマークでは、数μmから数十μmのも
のが使用される。従って、その各々の領域において最適
な露光量が異なってくる。例えば、メモリセル部分53
のパターンでの最適露光量を100とすると、周辺回路
部分では95%、マーク部分52では80%等の比率に
なる(この比率は、そのパターン工程、及びレジストプ
ロセス等により変化する)。
【0034】このような場合、ハーフトーンマスクでの
光が僅かに透過するハーフトーン部の透過率を、例えば
グリッドライン51、グリッドラインのマーク部分52
では3%、メモリセル部分53では8%、周辺回路部分
54では6%に設定したマスクを作製し露光を行う。な
お、本発明は上記実施例に限定されるものではなく本発
明の趣旨に基づき、種々の変形が可能であり、それらを
本発明の範囲から排除するものではない。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、露光光が僅かに透
過する部分を分割したことにより、実際の半導体回路パ
ターンにおいて同一マスク面上でパターン寸法やパター
ンピッチが異なるものが形成されているので、最適露光
量がパターン領域毎に異なり、ウエハ上でパターンがう
まく形成されない領域があったり、露光のマージンが狭
い場合でも、マスク面で既に調整されているため、同一
露光量でも全てのパターンにおいて良好なパターンが得
られ、かつ露光のマージンが拡大することになり、品質
の大幅な向上が期待できる。
【0036】また、露光光が僅かに透過する部分を分割
したことにより、その部分での(5%と8%)透過する
露光光の位相はずれるが、このずれによる露光光のウエ
ハ面での乱れはごく僅かであり、まったく問題にはなら
ない。因みに、従来問題にされているセカンドピークと
よばれる100%透過領域の近傍での光強度分布のやや
大きい領域の光強度よりも圧倒的に小さいことがシミュ
レーションから確認されている。
【0037】(2)請求項2記載の発明によれば、ハー
フトーンクロム層と位相をずらすシフタ層が積層された
ハーフトーンマスクを得ることができ、上記(1)と同
様な効果が期待できる。すなわち、単層ハーフトーンマ
スク以外の複雑な構造の場合にも実施できる。 (3)請求項3記載の発明によれば、同一マスク面にお
いて、光が僅かに透過する部分を3つ以上に分割し、そ
れに半導体回路パターンを形成してあるハーフトーンマ
スクであるため、実際の半導体回路パターンでパターン
寸法、パターンピッチの種類が複数ある場合に、それぞ
れに対する最適露光量が異なる場合でも、半導体ウエハ
上において、より広いマージンと、より高い寸法精度を
得ることが可能となる。
【0038】(4)請求項4記載の発明によれば、実際
の半導体回路パターンにおいて同一マスク面上でパター
ン寸法や、パターンピッチが異なるものが形成できるの
で、それにより最適露光量がパターン領域毎に異なり、
ウエハ上でパターンがうまく形成されない領域があった
り、露光のマージンが狭い場合でも、マスク面で既に調
整されているため、同一露光量でも全てのパターンにお
いて良好なパターンが得られ、かつ露光のマージンが拡
大することになり、品質の大幅な向上が期待できる。
【0039】(5)請求項5記載の発明によれば、上記
のようにパターンに応じたハーフトーン透過率をパター
ンの寸法、ピッチに応じて大きく3つに分けて形成して
あるマスクを使用することにより、メモリセル部、周辺
回路部、マーク部の何れも最適露光量をほぼ同じような
数値にすることができ、仕上がり寸法精度が向上し、露
光のマージンも大幅に向上させることができる。
【0040】以上、DRAMを例に取って説明してきた
が、本発明の方法によれば、ロジックのパターンでも近
年は内部にメモリを内蔵した回路が多用されており、そ
のような場合でも、パターン寸法・ピッチの小さいメモ
リ部、それ以外のロジック回路部に領域を分割してマス
クパターンを形成すれば、同じ様な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すハーフトーンマスク
の製造工程断面図である。
【図2】従来のハーフトーンマスクの概略断面図であ
る。
【図3】従来の他のハーフトーンマスクの概略断面図で
ある。
【図4】従来の更なる他のハーフトーンマスクの概略断
面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すハーフトーンマスク
の製造工程断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すハーフトーンマスク
の製造工程断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す実際の半導体回路パ
ターンへの適用例を示すDRAMの概略平面図である。
【符号の説明】
1,31,41 ガラス基板 2,32,42 ハーフトーンクロム層 3,33,43,44 透過率を高めたい部分 4,35,45 半導体回路パターン 5,46 凹部 34 シフタ層 51 グリッドライン 52 グリッドラインのマーク部分 53 メモリセル部分 54 周辺回路部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 528

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフトーンマスクにおいて、 ハーフトーン層の露光光の透過率が異なる複数の分割し
    た部分を有し、それに半導体回路パターンを形成するよ
    うにしたことを特徴とするハーフトーンマスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハーフトーンマスクにお
    いて、ハーフトーン単層又はハーフトーン・シフタ層を
    積層した構造を有することを特徴とするハーフトーンマ
    スク。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のハーフトーンマス
    クにおいて、前記半導体回路のパターン寸法・ピッチの
    異なる領域に応じて前記ハーフトーン層の露光光の透過
    率を変えたことを特徴とするハーフトーンマスク。
  4. 【請求項4】 ハーフトーンマスクを用いたパターン形
    成方法において、 請求項1、2又は3記載のハーフトーンマスクを用いて
    パターンの形成を行うことを特徴とするハーフトーンマ
    スクを用いたパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 ハーフトーンマスクを用いたパターン形
    成方法において、 メモリ部、周辺回路部、合わせマーク部等の半導体回路
    パターンの寸法・ピッチが異なるパターンを同一ハーフ
    トーンマスク内に有し、その最適露光量が異なる場合、
    前記ハーフトーンマスクにおいてハーフトーン層の露光
    光の透過率をそれに応じて形成したハーフトーンマスク
    を用いてパターンの形成を行うことを特徴とするハーフ
    トーンマスクを用いたパターン形成方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11184069A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Canon Inc 半導体露光方法及び装置とそれに用いるレクチル
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