JPH10227807A - 回転センサ - Google Patents

回転センサ

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JPH10227807A
JPH10227807A JP9033946A JP3394697A JPH10227807A JP H10227807 A JPH10227807 A JP H10227807A JP 9033946 A JP9033946 A JP 9033946A JP 3394697 A JP3394697 A JP 3394697A JP H10227807 A JPH10227807 A JP H10227807A
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rotation sensor
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Yasuharu Terada
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検出体の回転状態の検出において検出精度
の向上が図れる回転センサを提供すること。 【解決手段】 被検出体である回転軸2に取り付けたロ
ータ3の外周近傍に異なる磁極41a、42aが離間し
て配され、その磁極41a、42aによる磁界内に磁気
抵抗素子5が素子面を垂直にして配置されている。この
とき、回転軸2及びロータ3の回転に伴い、突部31が
移動すると、その移動により磁極41a、42aによる
磁界が周期的に変化し、磁気抵抗素子5にかかる磁界の
方向が周期的に変化する。そして、その磁界変化の一周
期において磁気抵抗素子5から二つの極値が出力される
ため、この極値を検出することにより、被検出体の回転
状態の検出精度の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出体の回転速
度又は回転角度などの回転状態を検出するための磁気式
の回転センサに関し、特に、車両などの各種装置に組み
込まれる回転部分の回転状態の検出に適した磁気式の回
転センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被検出体の回転状態を検出する装
置としては、特開昭60−46462号公報に記載され
るものが知られている。この公報に記載される回転セン
サは、被検出体である回転体の外周部分に被検出突起を
植設し、その回転体の外部にマグネットを設置すると共
に、そのマグネットと回転体との間に感磁素子を設置し
たものである。この回転センサによれば、回転体の回転
と共に被検出突起を回転させ、その被検出突起を周期的
に感磁素子に接近させる。そして、被検出突起の接近時
にマグネットの磁束を感磁素子に集中させることによ
り、その被検出突起の接近ごとに出力される感磁素子の
出力信号に基づいて回転体の回転速度を検出しようとす
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転センサにあっては、検出すべき回転体の回転速度が
精密に検出できないという問題点がある。すなわち、前
述の回転センサにあっては、回転体に設けられた被検出
突起の数と同数のパルスしか得られず、そのパルス入力
数以上に回転速度の検出精度を高めることができない。
【0004】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためのなされたものであって、被検出体の回転状
態の検出精度の向上が図れる回転センサを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の回転センサは、所定の距離隔てて配
した二つの磁極を有しその磁極により磁界を形成する磁
界形成手段と、所定の間隔で複数配列され被検出体の回
転に伴い磁界の方向に沿って移動し磁界の方向を変化さ
せる複数の磁性部材と、磁性部材のうち一の移動による
磁界の方向の変化範囲内に出力ピーク方向を向けて配置
され磁界の変化に対応した検出信号を出力する磁気検出
手段と、検出信号に基づいて被検出体の回転状態を演算
する演算手段とを備えて構成されている。
【0006】この発明によれば、被検出体が回転する
と、それに伴って磁界内を磁性部材が移動し始める。こ
の磁性部材の移動により、磁気検出手段に加わる磁界の
方向が周期的に変化する。その際、この磁界が一周期変
化する間に磁気検出手段の出力ピーク方向と少なくとも
二度一致することになる。このため、磁界方向が一周期
変化する間に、磁気検出手段から二以上の極値を有する
検出信号が出力される。従って、この検出信号に基づき
磁性部材の磁界通過回数に対し二倍以上のパルスが得ら
れるので、単一の磁気検出手段により被検出体の回転状
態における検出精度の向上が図れる。
【0007】また本発明の回転センサは、前述の磁性部
材が磁極間の距離との異なる間隔で形成されていること
を特徴とする。
【0008】この発明によれば、全ての磁極に磁性部材
が接近して位置することがなく、全ての磁極近傍の磁界
が磁性部材に引き付けられることがない。このため、被
検出体の回転に伴って磁性部材が移動したときに、磁極
の間の磁界を大きく変化させることが可能となる。この
ため、磁気検出手段にかかる磁界の方向変化が大きくな
り、それに応じて大きく変動する検出信号が得られ、被
検出体の回転状態における検出精度の向上が図れる。
【0009】また本発明の回転センサは、前述の磁気検
出手段が磁気抵抗素子であることを特徴とする。
【0010】このような発明によれば、磁気検出手段か
ら出力される検出信号が被検出体の回転速度に依存する
ことなく被検出体の回転に応じた出力値となる。このた
め、被検出体の低速回転時においても、被検出体の回転
状態が確実に検出可能となる。
【0011】更に本発明の回転センサは、前述の磁気検
出手段が強磁性体と非磁性体を交互に積層させた人工格
子を有する磁気抵抗素子であることを特徴とする。
【0012】このような発明によれば、磁界発生手段の
磁界変化に応じて磁気検出手段から出力される検出信号
が大きく変動するので、磁気検出手段を磁界発生手段に
極度に接近させて配置する必要がない。このため、磁界
発生手段及び磁気検出手段を構成する部品について精密
な寸法精度が要求されず、磁界発生手段及び磁気検出手
段の部品コストが低減でき、また、その製造が容易なも
のとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の種々の実施形態について説明する。尚、各図において
同一要素には同一符号を付して説明を省略する。また、
図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致していな
い。
【0014】(第一実施形態)図1は、本実施形態に係
る回転センサの構成概略図である。図1に示すように、
回転センサ1は、被検出体である回転軸2と共に回転す
るロータ3と、そのロータ3の近傍に設置された二つの
磁石41及び42と、その磁石41、42の間に配置さ
れた磁気抵抗素子5と、その磁気抵抗素子5に接続され
た演算回路6とにより構成されている。
【0015】図1において、ロータ3は、回転軸2と同
心状に取り付けられており、この回転軸2と共に回転す
るように構成されている。ロータ3の外周には、磁性部
材である突部31が配列され所定の間隔で複数形成され
ている。突部31は、磁石41、42により形成された
磁界の方向を変化させるためのものであり、磁界におけ
る磁路となり得る鉄などの磁性体などにより形成されて
いる。また、突部31は、ロータ3の外周面に突設さ
れ、そのロータ3の周方向に沿って形成されている。な
お、図1においては、ロータ3の外周面に突部31が形
成されているが、回転軸2の回転により同一の軌道上を
移動するものであれば、突部31がロータ3の側面など
に形成されていてもよい。また、回転状態を検出すべき
被検出体としては、回転軸2のように長尺状の軸体に限
られるものでなく、回転体であって、かつ、ロータ3が
同心状に回転するように取付可能であれば、その他の形
状などを呈するものであってもよい。
【0016】図1に示すように、磁石41、42は、ロ
ータ3の突部31の先端近傍の空間に磁界を形成する磁
界形成手段であって、それぞれ異なる極性の磁極をロー
タ3側に向けて配設されている。例えば、図1のよう
に、磁石41のN極である磁極41aがロータ3側に向
けられ、また、磁石42のS極である磁極42aがロー
タ3側に向けられた状態で配置される。そして、この磁
極41aと磁極42aは突部31の移動方向(ロータ3
外周の接線方向)に対して離間して配され、磁極41
a、42aの間には磁極41aから磁極42aに向かう
磁界が形成されている。このため、回転軸2及びロータ
3の回転により、その磁界の方向に沿って突部31が同
一の軌道上を移動することになる。そして、突部31が
磁性体であるため、突部31の移動により、突部31の
近傍空間の磁界の方向が変化することになる。ここで、
「磁界の方向」とは、磁界の磁力線と平行する方向をい
う。このような磁石41、42としては、突部31の先
端近傍の空間に磁界を形成するための磁極を有するもの
であれば、永久磁石や電磁石などの種類を問わず何れの
ものであってもよい。
【0017】図1に示すように、磁石41、42の磁極
41a、42aにより形成される磁界内には、磁気検出
手段である磁気抵抗素子5が配置されている。磁気抵抗
素子5は、磁界の変化に対応して検出信号を出力するも
のであり、例えば、人工格子膜を備えたもの(GMR素
子)が用いられる。
【0018】図2に磁気抵抗素子5の構造説明図を示
す。図2において、磁気抵抗素子5は、上面を鏡面仕上
げしたシリコン基板51上に絶縁層となる酸化膜(Si
2膜)が形成され、この酸化膜上に磁性体からなるバ
ッファ層52が形成され、更にバッファ層52上に人工
格子膜53が形成された構造となっている。バッファ層
52及び人工格子膜53は、線状パターン化され、磁界
の変化を検知する磁気検知部54を構成している。ま
た、人工格子膜53は強磁性体と非磁性体を交互に積層
してなる多層構造体により構成される。
【0019】このような磁気抵抗素子5の具体的な製造
方法の一例を挙げると、まず、シリコン基板51上に鉄
ニッケル(NiFe)からなる数nm(例えば、5n
m)の厚さのバッファ層52を蒸着した後、そのバッフ
ァ層52上に強磁性体としてコバルト(Co)、非磁性
体として銅(Cu)を各1〜2nmの厚さで交互に各1
6層蒸着して人工格子膜53を形成する。そして、所望
の線状パターンのレジストパターン層を用い、このレジ
ストパターン層部分以外のバッファ層52、人工格子膜
(強磁性体、非磁性体)の各層を除去して、所望の形状
に人工格子膜53を線状パターン化し磁気検知部54を
形成する。その後、バッファ層52及び人工格子膜53
をシリコン酸化膜(SiO2膜)などからなる保護膜5
5により覆い、人工格子膜53の両端に電極56、56
を形成して、磁気抵抗素子5の製造が完了する。
【0020】図3(a)、(b)は、磁気抵抗素子5の
磁界検出機能の説明図である。図3(a)に模式的な磁
気抵抗素子5の垂直断面を示し、図3(b)に平面から
見た模式的な磁気抵抗素子5を示す。図3(a)、
(b)において、人工格子膜53の積層面と平行する面
を磁気抵抗素子5の素子面とすると、磁気抵抗素子5
は、図3(a)の矢印Aのように素子面と直交する方向
(以下、磁気抵抗素子5の「垂直方向」という。)およ
び図3(b)の矢印B、Cのように素子面と平行する方
向(以下、磁気抵抗素子5の「水平方向」という。)の
両方向における磁界の強さの変化に対応して抵抗値(電
気抵抗値)が変化する素子である。そして、特に、素子
面と平行する方向の磁界変化に対して、大きく抵抗値が
変化することが知られている。
【0021】図4に、磁気抵抗素子5における水平方向
の磁界の強さ−抵抗変化率特性のグラフを示す。図4に
おいて、磁気抵抗素子5の水平方向(素子面と平行する
方向)における磁界の強さが0エルステッドのとき、人
工格子膜53の抵抗値が最大となる。そして、水平方向
の磁界の強さが大きくなるに連れて抵抗値が減少し、そ
の強さが±500エルステッド程度となると人工格子膜
53の抵抗値が最小となって飽和し、それ以上に磁界の
強さが変化しても抵抗値は変わらない。ここで、抵抗変
化率を(最大抵抗値−最小抵抗値)/(最大抵抗値)と
すると、前述のように磁界の強さが変化したときの磁気
抵抗素子5の抵抗変化率は、約20%である。この磁気
抵抗素子5における抵抗値変化に応じて検出信号を出力
させるには、例えば、磁気抵抗素子5の人工格子膜5
3、即ち磁気検知部54に一定電流を供給すればよい。
この場合、その周囲の磁界の強さの変化に応じて変動す
る検出信号が得られることになる。また、磁気抵抗素子
5に固定抵抗値の抵抗を接続し、それらの両端に一定電
圧を供給した状態とした場合でも、磁気抵抗素子5の周
囲の磁界の強さの変化に応じて変動する検出信号が得ら
れることになる。
【0022】このように、磁気抵抗素子5は、その周囲
の磁界の強さの変化に対応して人工格子膜53の抵抗値
が大きく変化するものである。このため、この磁気抵抗
素子5を磁界方向変化の検出手段として用いる場合、磁
界を生じさせるロータ3に極度に接近させて配置しなく
ても検出信号の検出が可能となる。従って、ロータ3及
び磁気抵抗素子5について精密な寸法精度が要求され
ず、それらの部品コストが低減できる。また、それらの
設置も容易なものとなる。
【0023】図5に、磁界に対する磁気抵抗素子5の設
置状態の説明図を示す。図5において、磁気抵抗素子5
は、磁極41a、42aにより形成される磁界の方向に
対しその素子面がほぼ垂直となるように配置されてい
る。このように磁気抵抗素子5は、磁界の方向の変化範
囲内に出力ピーク方向が向けられて設置されている。こ
こで、磁気抵抗素子5の「出力ピーク方向」とは、その
方向に磁界が加わったときに磁気抵抗素子5の出力特性
が極大値又は極小値となる方向をいい、例えば、磁気抵
抗素子5の場合、磁気抵抗素子5の垂直方向が出力ピー
ク方向となる。すなわち、磁気抵抗素子5の垂直方向
(素子面に対し垂直な方向)にのみ磁界が加わる場合に
は、磁気抵抗素子5の水平方向の磁界成分はゼロである
ので、図4に示すように磁気抵抗素子5の出力抵抗は極
大値となり、この磁気抵抗素子5の垂直方向が「出力ピ
ーク方向」となる。また、磁気抵抗素子5にあっては、
その水平方向においても図4に示すような特性(磁界の
強さ−抵抗変化率特性)を示すため、磁気抵抗素子5の
水平方向(素子面と平行する方向)も「出力ピーク方
向」となる。
【0024】このような出力ピーク方向が磁界の方向の
変化範囲内に向けられて磁気抵抗素子5が設置されるこ
とにより、磁界の方向の周期的な変化に応じて、磁気抵
抗素子5から多数の極値を有する検出信号が出力される
ことになる。例えば、図5において、突部31の移動に
より磁気抵抗素子5に加わる磁界の方向が図5中の矢印
A、B、C、B、Aを一周期として周期的に変化すると
き、その一周期の変化において磁界の方向が磁気抵抗素
子5の出力ピーク方向(素子面と垂直となる方向:図5
中のBの方向)と二度一致することになる。このため、
磁気抵抗素子5の抵抗値が二度高く変動するため、磁界
の方向の一周期の変化の間に磁気抵抗素子5から二つの
極値を有する検出信号が出力されることになる。
【0025】ここで、検出信号における「極値」とは、
検出信号の変動による各凹凸ごとの最大値又は最小値を
いい、極大値及び極小値の双方を含むものである。例え
ば、検出信号が正弦波信号でなく、矩形波が連続してな
るパルス信号などであるときには、各矩形波ごとの最大
値又は最小値がここでいう「極値」となる。
【0026】また、磁界を形成する磁極41a、42a
の離間距離は、突部31、31の形成間隔と異なる距離
とするのが望ましい。例えば、図5に示すように、突部
31、31の形成間隔をDとすると、磁極41a、42
aの離間距離を1.5D程度とする。この場合、一方の
磁極の近傍に突部31が位置するとき、他方の磁極は突
部31、31の中間に位置するので、磁極41a、42
a近傍の双方の磁界が共に突部31に引き付けられるこ
とが回避でき、確実に磁極41a、42aの間の空間に
おける磁界を変化させることができる。このため、突部
31の移動に伴って、磁気抵抗素子5にかかる磁界の方
向が大きく変化し、大きく変動する検出信号が得られる
ことになる。従って、回転センサ1における検出精度の
向上が図れることになる。
【0027】なお、磁界方向変化を検出する磁気検出手
段としては、人工格子膜53を有する検出感度の高い磁
気抵抗素子5を用いることが望ましいが、強磁性体を用
いたMR素子、半導体を用いたMR素子、スピンバルブ
を用いたGMR素子などを用いる場合もある。
【0028】図6に演算回路の構成概略図を示す。図6
において、演算回路6は、磁気抵抗素子5から出力され
る検出信号に基づいて回転軸2の回転状態を演算する機
能を有する演算手段であり、例えば、定電流源51、極
値検出用のコンパレータ52及びマイコン53により構
成される。定電流源51は、磁気抵抗素子5の一方の端
子に接続されており、その磁気抵抗素子5に一定電流を
供給している。また、磁気抵抗素子5の他方の端子は、
演算回路6内で接地されている。コンパレータ52は、
非反転端子(+)に所定のしきい値が設定されており、
反転端子(−)には磁気抵抗素子5の他方の端子が接続
されて検出信号が入力されるようになっている。このよ
うな演算回路6に磁気抵抗素子5の検出信号が入力され
ると、コンパレータ52から検出信号の極値に対応した
パルス信号が出力され、そのパルス信号はマイコン53
に入力されることになる。
【0029】図6において、マイコン53は、コンパレ
ータ52からの出力信号に基づいて回転軸2の回転状態
などを演算するものである。例えば、マイコン53は、
コンパレータ52の出力信号に基づき単位時間当りのパ
ルス入力数を計測し、そのパルス入力数により回転軸2
の回転速度の演算を行う。
【0030】なお、回転センサ1における演算手段は、
このような演算回路6に限られるものではなく、磁気抵
抗素子5の検出信号に基づき回転軸2の回転状態が演算
できるものであれば、その他のものを用いてもよい。
【0031】次に、回転センサ1の使用方法及びその動
作について説明する。
【0032】図1に示すように、演算回路6により磁気
抵抗素子5に定電流を供給している状態において、回転
軸2が回転すると、それに伴ってロータ3も回転し始め
る。それと同時に、ロータ3の突部31が移動して、磁
極41a、42a及び磁気抵抗素子5の前を順次通過し
ていく。このとき、磁極41a、42aと移動する突部
31との位置関係により、磁極41a、42aが形成す
る磁界の状態が変化することになる。
【0033】図7〜10に、突部31の移動による磁界
の変化状態を示す。また、図11に、突部31の移動に
対応した磁気抵抗素子5の検出信号Sを示す。なお、図
7〜10において、説明の便宜上、基準となる突部31
には印を付してある。
【0034】図7において、ロータ3の突部31のうち
の一つが磁極41a、42aの中間に位置しているとき
には、磁極41a、42aに対して突部31が対称的に
存在しているので、磁極41a、42aによる磁界の形
成状態は、磁気抵抗素子5を中心に左右対称な状態とな
る。このため、磁気抵抗素子5にかかる磁界Hは磁気抵
抗素子5の垂直方向の成分のみ(図7において、左右方
向の成分のみ)となり、磁気抵抗素子5の水平方向の成
分がゼロとなるため、磁気抵抗素子5の抵抗値は高くな
る。従って、図11の時間t1に示すように、磁気抵抗
素子5の検出信号の電圧値は高いものとなる。
【0035】そして、図8に示すように、回転軸2及び
ロータ3が回転して、突部31がその形成間隔Dの四分
の一の距離だけ移動すると、突部31が磁極41a、4
2aに対して磁極41a側に片寄った状態で存在するこ
とになる。このため、磁極41a、42aの磁界の形成
状態は、磁路となる突部31側、即ち磁極41a側に引
き寄せられる状態となる。このとき、磁気抵抗素子5に
かかる磁界Hは、磁気抵抗素子5の垂直方向の成分だけ
でなく、その水平成分(図8において、上下方向の成
分)も生ずるので、磁気抵抗素子5の抵抗値が低くな
る。従って、図11の時間t2に示すように、磁気抵抗
素子5の検出信号の電圧値は低いものとなる。
【0036】そして、図9に示すように、回転軸2及び
ロータ3がさらに回転して、突部31がその形成間隔D
の四分の一の距離だけ移動すると、突部31、31の中
間部分が磁極41a、42aの中間に位置するので、磁
極41a、42aに対して突部31が対称的に存在し、
磁極41a、42aによる磁界の形成状態は、磁気抵抗
素子5を中心に左右対称な状態となる。このため、磁気
抵抗素子5にかかる磁界Hは磁気抵抗素子5の垂直方向
の成分のみとなって、磁気抵抗素子5の水平方向の成分
がゼロとなり、磁気抵抗素子5の抵抗値は高くなる。従
って、図11の時間t3に示すように、磁気抵抗素子5
の検出信号の電圧値は高いものとなる。
【0037】そして、図10に示すように、回転軸2及
びロータ3がさらに回転して、突部31がその形成間隔
Dの四分の一の距離だけ移動すると、突部31が磁極4
1a、42aに対して磁極42a側に片寄った状態で存
在することになる。このため、磁極41a、42aの磁
界の形成状態は、磁路となる突部31側、即ち磁極42
a側に引き寄せられる状態となる。このとき、磁気抵抗
素子5にかかる磁界Hは、磁気抵抗素子5の垂直方向の
成分だけでなく、その水平成分(図10において、上下
方向の成分)も生ずるので、磁気抵抗素子5の抵抗値が
低くなる。従って、図11の時間t4に示すように、磁
気抵抗素子5の検出信号の電圧値は低いものとなる。
【0038】そして、更に回転軸2及びロータ3が回転
して、突部31がその形成間隔Dの四分の一の距離だけ
移動すると、各突部31がそれらの形成間隔Dだけ移動
したことになり、図7に示した状態に戻る。このため、
ロータ3の突部31のうちの一つが磁極41a、42a
の中間に位置し、前述と同様に、磁気抵抗素子5にかか
る磁界Hは磁気抵抗素子5の垂直方向の成分のみとな
り、磁気抵抗素子5の抵抗値が高くなる。従って、図1
1の時間t1´示すように、磁気抵抗素子5の検出信号
の電圧値は高いものとなる。
【0039】このように、ロータ3の突部31がその形
成間隔Dだけ移動する間(図11の時間t1〜t1´の
間)に、即ち突部31の一周期分の移動の間に、磁気抵
抗素子5にかかる磁界Hの方向の変化に対応して磁気抵
抗素子5の検出信号Sに二つの極値が現れることにな
る。つまり、磁気抵抗素子5の前を通過する突部31の
通過する回数に対して、二倍の極値を有する検出信号が
得られることになる。
【0040】そして、この磁気抵抗素子5の検出信号
は、演算回路5に入力され、その極値に対応したパルス
信号とされ、そのパルス信号に基づいて回転軸2の回転
状態が演算される。例えば、磁気抵抗素子5の検出信号
は、コンパレータ52に入力されて極値に対応したパル
ス信号とされ、このパルス信号がマイコン53に入力さ
れる。マイコン53では、パルス信号に基づき単位時間
当りのパルス入力数を計測し、そのパルス入力数により
回転軸2の回転速度を算出する。
【0041】以上のように、本実施形態に係る回転セン
サ1によれば、被検出体である回転軸2の回転時におい
て、磁気抵抗素子5の前を突部31が通過する回数に対
して二倍の数の極値を有する検出信号が磁気抵抗素子5
から出力される。この検出信号に基づき演算することに
より、被検出体である回転軸2における高い検出精度の
回転速度情報が得られる。
【0042】また、磁気検出手段として磁気抵抗素子5
を用いることにより、その磁気抵抗素子5から回転軸2
の回転速度に依存することなく検出信号が確実に得られ
る。このため、回転軸2が低速又は高速で回転する場合
などでも、回転軸2の回転方向が確実に検出できる。
【0043】更に、磁気検出手段として強磁性体と非磁
性体を交互に積層させた人工格子膜53を有する磁気抵
抗素子5を用いることにより、微弱な磁界変化を検出す
ることが可能となる。このため、磁気抵抗素子5をロー
タ3に極度に接近させて配置する必要がない。従って、
磁気抵抗素子5及びロータ3を構成する部品について精
密な寸法精度が要求されず、磁気抵抗素子5及びロータ
3の部品コストの低減が図れる。また、それら磁気抵抗
素子5及びロータ3の配設作業が容易となり、製造性に
優れたものとなる。
【0044】(第二実施形態)次に、第二実施形態に係
る回転センサについて説明する。
【0045】第一実施形態に係る回転センサ1にあって
は、磁界形成手段として二つの磁石41、42を独立し
て用いるものであったが、その他の形態とする場合もあ
る。すなわち、本実施形態に係る回転センサ1a〜1c
は、磁界形成手段として、二つの磁石41、42をヨー
ク43で連結したもの、単一の磁石43又は磁石44を
用いたものである。なお、回転センサ1a〜1cにおい
て、突部31を形成したロータ3、磁気検出手段である
磁気抵抗素子5、演算手段である演算回路5については
同様なものを用いることができる。
【0046】図12〜図14に本実施形態に係る回転セ
ンサ1a〜1cにおける磁界形成手段を示す。図12に
おいて、回転センサ1aのおける磁界形成手段は、磁石
41のS極と磁石42のN極を磁性体などからなるヨー
ク43より連結して構成されている。このような回転セ
ンサ1aであっても、第一実施形態の回転センサ1と同
様な作用効果が得られる。
【0047】図13において、回転センサ1bのおける
磁界形成手段は、馬蹄形の磁石44により構成されてお
り、その磁石44におけるN、Sの磁極44a、44b
が突部31側に向けて配置されている。このような回転
センサ1bによれば、第一実施形態の回転センサ1と同
様な作用効果に加え、構成部品の削減が図れるという効
果を奏する。
【0048】図14において、回転センサ1cのおける
磁界形成手段は、ロータ3の突部31の移動方向(図1
4では左右方向)に沿って磁石45が配されており、こ
の磁石45のN極にヨーク46が連結され、磁石45の
S極にヨーク47が連結された構成となっている。そし
て、各ヨーク46、47の端部は、突部31側に向けら
れ磁界を形成する磁極として機能する。このような回転
センサ1cによれば、第一実施形態の回転センサ1と同
様な作用効果に加え、磁石の設置数の削減が図れるとい
う効果を奏する。
【0049】(第三実施形態)次に、第三実施形態に係
る回転センサについて説明する。
【0050】第一実施形態、第二実施形態に係る回転セ
ンサにあっては、磁界形成手段により形成される磁界が
垂直方向となるように磁気抵抗素子5を配置したもので
あったが、そのようなものに限られるものではなく、そ
の磁界が磁気抵抗素子5の水平方向となるように磁気抵
抗素子5が設置されていてもよい。
【0051】図15に本実施形態に係る回転センサ1d
の説明図を示す。回転センサ1dは、磁気抵抗素子5の
水平方向(図15では左右方向)に方向変化を検知すべ
き磁界が形成されるものである。このような回転センサ
1dであっても、磁気抵抗素子5が垂直方向に対しても
検知感度をもっているため、第一実施形態の回転センサ
1と同様にして、被検出体である回転軸2の回転時にお
いて、磁気抵抗素子5の前を突部31が通過する回数に
対して二倍の数の極値を有する検出信号が得られる。こ
のため、その検出信号に基づいて、高い検出精度をもっ
て回転軸2の回転速度を検出できる。
【0052】また、回転センサ1dの磁気検出手段とし
て、磁気インピーダンス素子(MI素子)を用いれば、
非常に高い検出精度が得られる。すなわち、磁気インピ
ーダンス素子は、磁界の強さ−出力特性においてゼロ磁
界を挟んで左右に一つずつ出力ピークをもっている。つ
まり、出力ピーク方向を二方向有している。このため、
回転軸2の回転時における突部31の移動により、その
二つの出力ピーク方向を含む範囲で磁界を変化させるこ
とにより、磁気検出手段から突部2の通過回数に対して
四倍の数の極値を有する検出信号が得られることにな
る。従って、このような検出信号に基づき非常に高い精
度にて被検出体の回転状態の検出が行える。
【0053】(第四実施形態)次に、第四実施形態に係
る回転センサについて説明する。
【0054】第一実施形態〜第三実施形態に係る回転セ
ンサにあっては、ロータ3から磁性部材である突部31
が突設されたものであったが、回転センサの磁性部材と
しては突部31のような突出体に限られるものではな
く、ロータ3の表面を凹設し、また開設することにより
設けられるものであってもよい。
【0055】図16に本実施形態に係る回転センサ1e
の説明図を示す。図16において、回転センサ1eは、
前述の回転センサ1において突部31を有するロータ3
をロータ3eに代えたものである。ロータ3eは、周面
に複数の孔32を周方向に沿って配列して開口した筒状
体であって、磁性体により構成されている。孔32、3
2の間には、磁性体によりなる仕切部33が形成され、
この仕切部33が磁極41a、42aにより形成される
磁界に変化を与える磁性部材として機能する。このよう
な回転センサ1eによれば、被検出体の回転に伴いロー
タ3aが回転し、磁極41a、42aにより形成される
磁界が仕切部33の移動により変化することになる。こ
のため、この磁界変化を受けて磁気抵抗素子5から仕切
部33の通過回数の倍の極値を含む検出信号が出力され
る。従って、この検出信号に基づいて、被検出体の回転
状態を検出すれば、第一実施形態〜第三実施形態の回転
センサと同様な作用効果が得られる。
【0056】なお、本実施形態に係る回転センサ1eに
おいて、磁界を変化させる磁性部材としては、ロータ3
eの周面の孔32、32間に形成される仕切部33に限
られるものではなく、被検出体及びロータ3eの回転に
応じて磁界を周期的に状態変化させるものであれば、ロ
ータ3eの外周面又は内周面に設けられた凹部の間に形
成される仕切部などその他のものであってもよい。
【0057】(その他の実施形態)前述の各実施形態に
おいて、回転センサにおける磁石の配置方法、ロータの
形状等について説明したが、本発明はそれらのものに限
定されるものではない。すなわち、本発明に係る回転セ
ンサは、その動作原理を考慮すると、突部31又は仕切
部33など磁性部材のうちの一つが磁気抵抗素子5など
の磁気検出手段の前を通過する間に出力ピーク方向を跨
いで方向が変化する磁界が磁気検出手段に印加されれ
ば、磁気検出手段の検出信号において磁性部材の通過回
数の倍のピークが得られ、そのピークに基づき被検出体
の回転検出精度の向上が図れる。これは、磁石の配置の
方法、ロータの形状などによらず、その他の種々の態様
により実現できるものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果が得られる。
【0059】被検出体の回転に伴う磁界変化の方向を検
知することにより、被検出体の回転速度などの回転状態
の検出において検出精度の向上が図れる。
【0060】また、磁気検出手段として磁気抵抗素子を
用いれば、出力される検出信号が被検出体の回転速度に
依存することなく被検出体の回転に応じた出力値とな
る。このため、被検出体の低速回転時においても、被検
出体の回転状態を確実に検出することができる。
【0061】また、磁気検出手段として強磁性体と非磁
性体を交互に積層させた人工格子を有する磁気抵抗素子
を用いれば、検出感度を高めることができる。このた
め、磁気検出手段を磁界発生手段に極度に接近させて配
置する必要がない。従って、磁界発生手段及び磁気検出
手段を構成する部品について精密な寸法精度が要求され
ず、磁界発生手段及び磁気検出手段の部品コストが低減
でき、また、その製造が容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転センサの構成概略図である。
【図2】磁気抵抗素子の構造説明図である。
【図3】磁気抵抗素子の磁界検出機能の説明図である。
【図4】磁気抵抗素子の特性説明図である。
【図5】磁気抵抗素子の設置状態の説明図である。
【図6】演算回路の説明図である。
【図7】回転センサの動作説明図である。
【図8】回転センサの動作説明図である。
【図9】回転センサの動作説明図である。
【図10】回転センサの動作説明図である。
【図11】磁気抵抗素子の検出信号の説明図である。
【図12】第二実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図13】第二実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図14】第二実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図15】第三実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【図16】第四実施形態に係る回転センサの説明図であ
る。
【符号の説明】
1…回転センサ、2…回転軸、3…ロータ、41…磁
石、41a…磁極、42…磁石、42a…磁極、5…磁
気抵抗素子、6…演算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の距離隔てて配した二つの磁極を有
    し、その磁極により磁界を形成する磁界形成手段と、 所定の間隔で複数配列され、被検出体の回転に伴い前記
    磁界の方向に沿って移動し前記磁界の方向を変化させる
    複数の磁性部材と、 前記複数の磁性部材のうち一の磁性部材の移動による前
    記磁界の方向の変化範囲内に出力ピーク方向を向けて配
    置され、前記磁界の変化に対応した検出信号を出力する
    磁気検出手段と、 前記検出信号に基づいて前記被検出体の回転状態を演算
    する演算手段と、を備えた回転センサ。
  2. 【請求項2】 前記磁性部材が前記磁極間の距離との異
    なる間隔で形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の回転センサ。
  3. 【請求項3】 前記磁気検出手段が磁気抵抗素子である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転センサ。
  4. 【請求項4】 前記磁気検出手段が強磁性体と非磁性体
    を交互に積層させた人工格子を有する磁気抵抗素子であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回
    転センサ。
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