JPH10227320A - 無励磁作動形電磁ブレーキ - Google Patents

無励磁作動形電磁ブレーキ

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JPH10227320A
JPH10227320A JP4733097A JP4733097A JPH10227320A JP H10227320 A JPH10227320 A JP H10227320A JP 4733097 A JP4733097 A JP 4733097A JP 4733097 A JP4733097 A JP 4733097A JP H10227320 A JPH10227320 A JP H10227320A
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JP
Japan
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pressure receiving
receiving plate
armature
field core
electromagnetic brake
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JP4733097A
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Inventor
Teruo Hoshino
輝雄 星野
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Ogura Clutch Co Ltd
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Ogura Clutch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールドコアの磁気吸着面とアーマチュア
との間の隙間と、隙間調整部材と外側ディスクとの間の
隙間を、簡単な組立作業で形成する。 【解決手段】 フィールドコア3の磁気吸着面3aと受
圧板6との間に、段状の外周面とした隙間調整部材5を
介在して、この隙間調整部材5の貫通穴5aを通るねじ
7により、受圧板6をフィールドコア3に固定した。フ
ィールドコア3の磁気吸着面3aとアーマチュア8との
間に隙間Gが形成され、隙間調整部材5のストッパ面5
dと外側ディスク9との間に隙間gが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多板式の無励磁
作動形電磁ブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無励磁作動形電磁ブレーキは、実
公昭55−16513号公報に説明されているように、
フィールドコアに受圧板を連結する案内ピンに、内側デ
ィスクを介在した状態でアーマチュアと外側ディスクを
摺動自在に係合させている。また、案内ピンの軸端に螺
合されたナットの位置調整により、フィールドコアの磁
気吸着面とアーマチュアとの間の隙間を調整するととも
に、案内ピンに圧入嵌合されるストッパ部材の位置調整
により、ストッパ部材のストッパ面と外側ディスクのア
ーマチュア側の側面との間の隙間を調整している。
【0003】このような構造からなる無励磁作動形電磁
ブレーキは、フィールドコアをモータのハウジングに固
定するとともに、内側ディスクがスプライン嵌合された
ハブをモータの回転軸に装着することにより、モータの
駆動が停止されたときの回転軸の慣性回転を制動する安
全ブレーキとして使用される。すなわち、モータの駆動
が停止して電磁コイルが無励磁状態になると、モータの
ハウジング側にフィールドコアと案内ピンを介して回り
止めされたアーマチュアと外側ディスク・受圧板との間
で、回転軸側に装着された内側ディスクが、制動用圧縮
コイルばねのばね力により制動される。
【0004】また、電磁コイルが励磁状態になると、制
動用圧縮コイルばねのばね力に抗して、アーマチュアは
フィールドコアの磁気吸着面に磁気吸着されるので、内
側ディスクの制動が解放されモータの駆動が可能にな
る。このような電磁コイルの励磁状態では、別の圧縮コ
イルばねのばね力により外側ディスクのアーマチュア側
の側面が案内ピンのストッパ部材に設けたストッパ面に
当接する。そして、外側ディスクと内側ディスクとの
間、内側ディスクとアーマチュアや受圧板との間に隙間
が形成される。
【0005】したがって、従来の無励磁作動形電磁ブレ
ーキは、モータが駆動しているときの隣接する部材間の
摩擦係合が少なく、外側ディスクや内側ディスクの空転
摩耗や、摩擦熱の温度上昇による外側ディスクや内側デ
ィスクの焼損が防止される。また、縦形モータに使用し
ても同様な作用効果が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の無励磁作動形電
磁ブレーキは、案内ピンの一方のねじ部をフィールドコ
アのねじ穴に螺合して一体に固着した後、案内ピンの他
方のねじ部に螺合されたナットで受圧板を抜け止めする
構造である。したがって、フィールドコアの磁気吸着面
とアーマチュアとの間の隙間を調整するためには、円周
方向に3カ所程度配設されるナットをアーマチュア側に
螺合前進させなければならず、また、制動用圧縮コイル
ばねのばね力に抗してナットを螺合前進させなければな
らず、上記隙間の調整が困難である。
【0007】また、ストッパ部材は案内ピンに圧入嵌合
されているため、ストッパ部材のストッパ面と外側ディ
スクのアーマチュア側の側面との間の隙間の調整が困難
である。すなわち、フィールドコアの磁気吸着面とアー
マチュアとの間の隙間は、電磁コイルの磁気回路上に設
けられ0.5mm程度のわずかな隙間であり、この隙間よ
り小さな隙間を調整するために案内ピンに圧入嵌合され
るストッパ部材の位置を微調整することは困難である。
【0008】この発明は、このような課題に鑑みなされ
たものであり、隙間の調整などの組立作業が容易な無励
磁作動形電磁ブレーキを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、磁
気吸着面側に開口する環状溝と複数のねじ穴が形成さ
れ、環状溝には電磁コイルが収容されたフィールドコア
と、このフィールドコアの磁気吸着面側に配設された受
圧板と、これらフィールドコアと受圧板との間に介在さ
れた複数の隙間調整部材と、前記受圧板の貫通穴から前
記隙間調整部材の貫通穴に挿入され、先端のねじ部が前
記フィールドコアのねじ穴に個々に螺合された複数の連
結部材と、前記フィールドコアの磁気吸着面に所定の隙
間をおいて対向するとともに、前記隙間調整部材に摺動
自在に係合されたアーマチュアと、このアーマチュアと
前記受圧板との間に配設され、前記隙間調整部材に摺動
自在に係合された1または複数枚の外側ディスクと、ハ
ブに摺動自在に嵌合され前記アーマチュアと前記受圧板
との間に配設され、かつ前記外側ディスクと交互に重合
された複数枚の内側ディスクと、前記アーマチュアを前
記受圧板側へ押圧する圧縮コイルばねとを備え、前記隙
間調整部材は、外周面が段状に形成され、前記外側ディ
スクの前記アーマチュア側の側面と前記隙間より小さな
隙間をおいて対向するストッパ面が設けられていること
を特徴とする。
【0010】第2発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、
第1発明の無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、前記隙
間調整部材は、前記フィールドコアと前記受圧板との間
に介在された筒状部材と、この筒状部材に位置調整自在
に嵌合されたストッパ部材とを備え、外周面が段状に形
成され、前記ストッパ部材の前記外側ディスク側の側面
を前記ストッパ面としたことを特徴とする。
【0011】第3発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、
第1・2発明の無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、前
記隙間調整部材には、前記外側ディスクを前記ストッパ
面側に押圧する弾性部材が個々に嵌合されていることを
特徴とする。
【0012】第4発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、
磁気吸着面側に開口する環状溝と複数のねじ穴が形成さ
れ、環状溝には電磁コイルが収容されたフィールドコア
と、このフィールドコアの磁気吸着面側に配設された受
圧板と、これらフィールドコアと受圧板との間に介在さ
れた複数の隙間調整部材と、前記受圧板の貫通穴から前
記隙間調整部材の貫通穴に挿入され、先端のねじ部が前
記フィールドコアのねじ穴に個々に螺合された複数の第
1連結部材と、前記受圧板の別の貫通穴から挿入され、
先端のねじ部が前記フィールドコアの別のねじ穴に個々
に螺合された複数の第2連結部材と、前記フィールドコ
アの磁気吸着面に所定の隙間をおいて対向するととも
に、前記隙間調整部材に摺動自在に係合されたアーマチ
ュアと、このアーマチュアと前記受圧板との間に配設さ
れ、前記隙間調整部材と前記第2連結部材に摺動自在に
係合された1または複数枚の外側ディスクと、ハブに摺
動自在に嵌合され前記アーマチュアと前記受圧板との間
に配設され、かつ前記外側ディスクと交互に重合された
複数枚の内側ディスクと、前記アーマチュアを前記受圧
板側へ押圧する圧縮コイルばねと、前記第2連結部材に
位置調整自在に個々に嵌合され、前記外側ディスクの前
記アーマチュア側の側面と前記隙間より小さな隙間をお
いて対向する複数のストッパ部材とを備えたことを特徴
とする。
【0013】第5発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、
第4発明の無励磁作動形電磁ブレーキにおいて、前記隙
間調整部材または前記第2連結部材には、前記外側ディ
スクを前記ストッパ部材側に押圧する弾性部材が個々に
嵌合されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、第1発明の無励磁作動形
電磁ブレーキに係る実施の形態を示したものであり、縦
形モータに装着された無励磁作動形電磁ブレーキの断面
図である。
【0015】無励磁作動形電磁ブレーキ1は、モータの
ハウジング2にフィールドコア3が図示せぬねじにより
一体に固定されている。フィールドコア3は、磁気吸着
面3a側に開口した環状溝3bと、同一円周上を3等分
する位置に形成され磁気吸着面側に開口した複数のねじ
穴3cと、同一円周上を3等分する位置に形成され磁気
吸着面側に開口した複数のばね穴3dとが設けられ、環
状溝3bには、電磁コイル4が収容されている。また、
フィールドコア3の磁気吸着面3a側には、隙間調整部
材5を介在して受圧板6が配設されている。
【0016】円板状の受圧板6には、同一円周上を3等
分する位置に貫通穴6aが形成され、また、外周面が段
状に形成された円筒状の隙間調整部材5には、中心に貫
通穴5aが形成されている。そして、受圧板6の貫通穴
6aから隙間調整部材5の貫通穴5aに挿通された連結
部材としてのねじ7のねじ部7aを、フィールドコア3
に形成したねじ穴3cに螺合することにより、フィール
ドコア3に受圧板6が固定されている。また、フィール
ドコア3の磁気吸着面3aとアーマチュア8との間に、
所定の隙間Gが形成される。
【0017】円板状のアーマチュア8には、同一円周上
を3等分する位置に外周面に開口した切り欠き部(また
は貫通穴)8aが形成されている。各切り欠き部8a
は、隙間調整部材5の大径円筒部5bに係合され、アー
マチュア8は、軸線方向にのみ摺動自在に配設されてい
る。また、アーマチュア8と受圧板6との間には、アー
マチュア8と同様に切り欠き部(または貫通穴)9aが
隙間調整部材5の小径円筒部5cに係合された円板状の
外側ディスク9が配設されている。また、外側ディスク
9のアーマチュア8側の側面と隙間調整部材5のストッ
パ面5dとの間には、隙間Gより小さな隙間gが形成さ
れる。なお、実施例では、隙間Gが0.5mmであり隙間
gが0.25mmである。
【0018】アーマチュア8と外側ディスク9との間、
外側ディスク9と受圧板6との間には、摩擦板が固着さ
れた内側ディスク10が重合されている。各内側ディス
ク10は、モータの回転軸2aの軸端にキー嵌合され抜
け止めされたハブ11にスプライン嵌合されている。ま
た、各内側ディスク10の摩擦板は、フィールドコア3
の各ばね穴3dに挿入された制動用圧縮コイルばね12
のばね力により、アーマチュア8と外側ディスク9との
間、外側ディスク9と受圧板6との間に挟み込まれ制動
されている。
【0019】このような構造からなる無励磁作動形電磁
ブレーキ1は、電磁コイル4を通電して励磁状態にする
と、制動用圧縮コイルばね12のばね力に抗して、アー
マチュア8がフィールドコア3の磁気吸着面3aに磁気
吸着されるので、内側ディスク10とこれが装着されて
いるモータの回転軸2aの制動が解放される。また、外
側ディスク9のアーマチュア8側の側面が、自重により
隙間調整部材5のストッパ面5dに当接する。したがっ
て、外側ディスク9のアーマチュア8側の側面と内側デ
ィスク10の摩擦板との間、受圧板6のアーマチュア8
側の側面と内側ディスク10の摩擦板との間に、夫々わ
ずかな隙間が形成されるので、空転中における内側ディ
スク10の摩擦板の摩耗が少ない。なお、電磁コイル4
を通電を断った無励磁状態にすると、図のような内側デ
ィスク10の制動状態になり、モータの回転軸2aが保
持される。
【0020】次に、第3発明の無励磁作動形電磁ブレー
キに係る実施の形態を説明する。図2は、横形モータに
装着された無励磁作動形電磁ブレーキの断面図である。
なお、図1と同等な構成部材には同じ符号を使用するこ
とにより、重複した説明を省略する。
【0021】無励磁作動形電磁ブレーキ13は、外側デ
ィスク9の受圧板6側の側面と受圧板6との間に、隙間
調整部材5の小径円筒部5cに嵌合された解放用圧縮コ
イルばね14が配設されている。なお、圧縮コイルばね
14は、制動用圧縮コイルばね12のばね力に比べて非
常に小さいばね力が付与されている。また、解放用圧縮
コイルばね14は、円筒状のゴム部材からなる弾性部材
であってもよい。
【0022】このような構造からなる無励磁作動形電磁
ブレーキ13は、電磁コイル4の励磁状態において、外
側ディスク9のアーマチュア8側の側面が解放用圧縮コ
イルばね14のばね力により隙間調整部材5のストッパ
面5dに当接するので、無励磁作動形電磁ブレーキ1と
同等な作用を得る。
【0023】次に、第2発明の無励磁作動形電磁ブレー
キに係る実施の形態を説明する。図3は、横形モータに
装着される無励磁作動形電磁ブレーキの要部のみを示し
た断面図である。なお、図2と同等な構成部材には同じ
符号を使用することにより、重複した説明を省略する。
【0024】無励磁作動形電磁ブレーキ15は、隙間調
整部材16が、フィールドコア3の磁気吸着面3aと受
圧板6との間に介在された筒状部材17と、この筒状部
材17に嵌合されねじ18で固定された円筒状のストッ
パ部材19とで設けられ、ストッパ部材19の外側ディ
スク9側の側面をストッパ面19aとしている。
【0025】このような構造からなる無励磁作動形電磁
ブレーキ15は、ねじ7をフィールドコア3のねじ穴3
cに螺合することにより、フィールドコア3の磁気吸着
面3aとアーマチュア8との間の隙間Gが形成される。
また、ストッパ部材19のストッパ面19aと外側ディ
スク9のアーマチュア8側の側面との間に形成される隙
間gを調整した後、ストッパ部材19がねじ18により
筒状部材17に固定される。この無励磁作動形電磁ブレ
ーキ15は、先に説明した無励磁作動形電磁ブレーキ1
3と同等な作用を得る。
【0026】次に、第4発明と第5発明の無励磁作動形
電磁ブレーキに係る実施の形態を説明する。図4は、横
形モータに装着される無励磁作動形電磁ブレーキの平面
図であり、図5は図4のA−A線断面図、図6は図4の
B−B線断面図である。なお、図2と同等な構成部材に
は同じ符号を使用することにより、重複した説明を省略
する。
【0027】無励磁作動形電磁ブレーキ20は、フィー
ルドコア3の磁気吸着面3a側に、外周面が段状ではな
い円筒状の隙間調整部材21を介在して、受圧板6が第
1連結部材としてのねじ22で固定されている。また、
第2連結部材としてのねじ23が、同一円周上を3等分
する位置に形成された受圧板6の貫通穴6b、外側ディ
スク9の貫通穴9b、アーマチュア8の切り欠き部8b
とを通り、同様に同一円周上を3等分する位置に形成さ
れたフィールドコア3のねじ穴3eに螺合されている。
各ねじ23には、フィールドコア3のねじ穴3eから外
側ディスク9まで延びたねじ部23aが形成され、その
ねじ部23aには、調整ナット24と固定ナット25が
螺合され嵌合されている。
【0028】これら調整ナット24と固定ナット25
は、ストッパ部材として設けられ、調整ナット24の外
側ディスク9側をストッパ面24aとしている。そし
て、そのストッパ面24aと外側ディスク9のアーマチ
ュア8側の側面との間に、隙間Gより小さな隙間gが形
成されている。このような構造からなる無励磁作動形電
磁ブレーキ20は、ねじ22をフィールドコア3のねじ
穴3cに螺合することにより、フィールドコア3の磁気
吸着面3aとアーマチュア8との間の隙間Gが形成され
る。また、調整ナット24を外側ディスク9のアーマチ
ュア8側の側面に螺進させて隙間gを調整した後、調整
ナット24側に固定ナット25を締め付ける。この無励
磁作動形電磁ブレーキ20は、先に説明した無励磁作動
形電磁ブレーキ13・15と同様な作用を得る。
【0029】以上、詳細に説明した無励磁作動形電磁ブ
レーキは、外側ディスク9が1枚の多板式を例示した
が、複数枚の外側ディスクとこれらに重合される複数枚
の内側ディスクが設けられた多板式にも、この発明は適
用される。
【0030】
【発明の効果】第1発明の無励磁作動形電磁ブレーキ
は、フィールドコアの磁気吸着面とアーマチュアとの間
に隙間を形成するために配設された隙間調整部材に、外
側ディスクのアーマチュア側の側面と上記隙間より小さ
な隙間が形成されるストッパ面を設けたので、隙間を形
成するための特別な組立作業が必要ない。したがって、
生産性が向上され無励磁作動形電磁ブレーキを安価に提
供できる。
【0031】第2発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、
筒状部材に位置調整自在に嵌合されたストッパ部材を設
けたので、隙間の微調整が容易にできる。また、第3発
明の無励磁作動形電磁ブレーキは、横形モータに使用す
ることができる。
【0032】第4発明の無励磁作動形電磁ブレーキは、
隙間調整部材とストッパ部材を円周方向に分離して構成
したので、内側ディスクの外径寸法を変更することな
く、各部材を組込むことができる。また、第5発明の無
励磁作動形電磁ブレーキは、横形モータに使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦形モータに装着された無励磁作動形電磁ブレ
ーキの断面図である。
【図2】横形モータに装着された無励磁作動形電磁ブレ
ーキの断面図である。
【図3】横形モータに装着される無励磁作動形電磁ブレ
ーキの要部のみを示した断面図である。
【図4】横形モータに装着される無励磁作動形電磁ブレ
ーキの平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【符号の説明】
3 …フィールドコア 4 …電磁コイル 5 …隙間調整部材 6 …受圧板 8 …アーマチュア 9 …外側ディスク 10 …内側ディスク 17 …筒状部材 19 …ストッパ部材 24 …調整ナット 25 …固定ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気吸着面側に開口する環状溝と複数の
    ねじ穴が形成され、環状溝には電磁コイルが収容された
    フィールドコアと、このフィールドコアの磁気吸着面側
    に配設された受圧板と、これらフィールドコアと受圧板
    との間に介在された複数の隙間調整部材と、前記受圧板
    の貫通穴から前記隙間調整部材の貫通穴に挿入され、先
    端のねじ部が前記フィールドコアのねじ穴に個々に螺合
    された複数の連結部材と、前記フィールドコアの磁気吸
    着面に所定の隙間をおいて対向するとともに、前記隙間
    調整部材に摺動自在に係合されたアーマチュアと、この
    アーマチュアと前記受圧板との間に配設され、前記隙間
    調整部材に摺動自在に係合された1または複数枚の外側
    ディスクと、ハブに摺動自在に嵌合され前記アーマチュ
    アと前記受圧板との間に配設され、かつ前記外側ディス
    クと交互に重合された複数枚の内側ディスクと、前記ア
    ーマチュアを前記受圧板側へ押圧する圧縮コイルばねと
    を備え、前記隙間調整部材は、外周面が段状に形成さ
    れ、前記外側ディスクの前記アーマチュア側の側面と前
    記隙間より小さな隙間をおいて対向するストッパ面が設
    けられていることを特徴とする無励磁作動形電磁ブレー
    キ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された無励磁作動形電磁
    ブレーキにおいて、前記隙間調整部材は、前記フィール
    ドコアと前記受圧板との間に介在された筒状部材と、こ
    の筒状部材に位置調整自在に嵌合されたストッパ部材と
    を備え、外周面が段状に形成され、前記ストッパ部材の
    前記外側ディスク側の側面を前記ストッパ面としたこと
    を特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキ。
  3. 【請求項3】 請求項1・2に記載された無励磁作動形
    電磁ブレーキにおいて、前記隙間調整部材には、前記外
    側ディスクを前記ストッパ面側に押圧する弾性部材が個
    々に嵌合されていることを特徴とする無励磁作動形電磁
    ブレーキ。
  4. 【請求項4】 磁気吸着面側に開口する環状溝と複数の
    ねじ穴が形成され、環状溝には電磁コイルが収容された
    フィールドコアと、このフィールドコアの磁気吸着面側
    に配設された受圧板と、これらフィールドコアと受圧板
    との間に介在された複数の隙間調整部材と、前記受圧板
    の貫通穴から前記隙間調整部材の貫通穴に挿入され、先
    端のねじ部が前記フィールドコアのねじ穴に個々に螺合
    された複数の第1連結部材と、前記受圧板の別の貫通穴
    から挿入され、先端のねじ部が前記フィールドコアの別
    のねじ穴に個々に螺合された複数の第2連結部材と、前
    記フィールドコアの磁気吸着面に所定の隙間をおいて対
    向するとともに、前記隙間調整部材に摺動自在に係合さ
    れたアーマチュアと、このアーマチュアと前記受圧板と
    の間に配設され、前記隙間調整部材と前記第2連結部材
    に摺動自在に係合された1または複数枚の外側ディスク
    と、ハブに摺動自在に嵌合され前記アーマチュアと前記
    受圧板との間に配設され、かつ前記外側ディスクと交互
    に重合された複数枚の内側ディスクと、前記アーマチュ
    アを前記受圧板側へ押圧する圧縮コイルばねと、前記第
    2連結部材に位置調整自在に個々に嵌合され、前記外側
    ディスクの前記アーマチュア側の側面と前記隙間より小
    さな隙間をおいて対向する複数のストッパ部材とを備え
    たことを特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された無励磁作動形電磁
    ブレーキにおいて、前記隙間調整部材または前記第2連
    結部材には、前記外側ディスクを前記ストッパ部材側に
    押圧する弾性部材が個々に嵌合されていることを特徴と
    する無励磁作動形電磁ブレーキ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144777A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Hitachi Ltd ブレーキ装置
CN107100948A (zh) * 2017-05-02 2017-08-29 苏州蒙特纳利驱动设备有限公司 同步释放的曳引机制动系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009144777A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Hitachi Ltd ブレーキ装置
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