JPH10227209A - マフラ構造 - Google Patents

マフラ構造

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JPH10227209A
JPH10227209A JP9030666A JP3066697A JPH10227209A JP H10227209 A JPH10227209 A JP H10227209A JP 9030666 A JP9030666 A JP 9030666A JP 3066697 A JP3066697 A JP 3066697A JP H10227209 A JPH10227209 A JP H10227209A
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pipe
side hole
exhaust gas
muffler
chamber
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一弘 犬塚
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邦彦 藤原
Kazunari Ono
一成 大野
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • F01N1/08Silencing apparatus characterised by method of silencing by reducing exhaust energy by throttling or whirling
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
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    • F01N1/16Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts
    • F01N1/166Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts for changing gas flow path through the silencer or for adjusting the dimensions of a chamber or a pipe

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ内の圧力に応じて開閉するバルブがチ
ャタリングするのを抑制するマフラ構造を提供する。 【解決手段】 インレットパイプ21には第1側孔24
が、アウトレットパイプ26には第2側孔29が設けら
れている。バルブアッセンブリ31は第1側孔24と第
2側孔29の両方を閉塞可能な形状に形成された弁体
(バルブ)32と、この弁体32を揺動自在に支持する
ステー34と、支持軸33に挿通され弁体32を絶えず
閉方向に付勢するコイルバネ35とを備えている。排ガ
スの圧力が高いと、インレットパイプ21内を通過する
排ガスが弁体32に及ぼす作用力が大きくなり弁体32
が開く。すると、インレットパイプ21に導入された排
ガスは、第1側孔24から第2室18へと流出し、第2
側孔29からアウトレットパイプ26内へ流入して下流
側開口28からマフラ外部へと排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1又は複数のパイ
プがマフラ内に配置されたマフラ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高回転時の背圧を低減する目的
で、エンジンの運転状態に応じてマフラ内部の排ガス流
路を変更するマフラ構造が知られている。例えば、実開
平5−42624号に開示されたマフラでは、図8に示
すように、インナパイプ103に揺動自在に軸支された
バルブ105を備えている。このバルブ105は、イン
レットパイプ101の下流端に対向する位置に受圧部1
05aが形成され、また、インナパイプ103の上流端
に対向する位置に閉塞部105bが形成されている。
【0003】かかるマフラでは、エンジンの排ガスの圧
力が低い場合には、バネ108の付勢によりバルブ10
5の閉塞部105bがインナパイプ103を閉塞してい
るため、インレットパイプ101から導入された排ガス
は他のインナパイプ104を通過してアウトレットパイ
プ102から外部へ排出される。
【0004】一方、エンジンの排ガスの圧力が高い場合
には、インレットパイプ101から導入された排ガスが
バルブ105の受圧部105aに衝突し、バルブ105
をバネ108の付勢に抗して図8にて反時計方向に回動
させる。すると、バルブ105の閉塞部105bはイン
ナパイプ103の上流端を開放するため、インレットパ
イプ101から導入された排ガスは他のインナパイプ1
04に加えてこのインナパイプ103も通過する。従っ
て、背圧の上昇を抑制できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
マフラの構造を採用した場合には、バルブ105の受圧
部105aに対して排ガスは略直交する方向から衝突す
るため、排ガスに脈動が発生したときにはバルブ105
がインレットパイプ101の下流端やインナパイプ10
3の上流端にカチカチと衝突するチャタリング音が生じ
るおそれがあった。
【0006】また、排ガスの圧力が高い場合には、バル
ブ105が開いて排ガスがインナパイプ103も通過す
るようにして背圧の上昇を防止しているが、マフラによ
ってはガスの経路を増やすだけでは十分に背圧の上昇を
防止できないおそれがあった。
【0007】更に、アウトレットパイプ102は、長さ
によってエンジンの回転数がある値以上になったとき気
柱共鳴によって音圧レベルが急に上がることがあるが、
図8のマフラ構造ではかかる問題点を解消することはで
きなかった。本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、パイプ内の圧力に応じて開閉するバルブがチャタリ
ングするのを抑制するマフラ構造を提供することを目的
とする。また請求項2〜5の発明は背圧の上昇を十分に
防止することをも目的とし、更に請求項5は気柱共鳴を
抑制することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、1又は複数の
パイプがマフラ内に配置されたマフラ構造において、前
記パイプのうち少なくとも1つのパイプの側面に設けた
側孔と、前記側孔の設けられたパイプ内を通過するガス
の圧力に応じて前記側孔を開放又は閉塞するバルブとを
備えたことを特徴とする。
【0009】かかるマフラ構造では、エンジンの排ガス
が側孔の設けられたパイプ内を通過するとき、その排ガ
スの圧力が低ければバルブは側孔を閉塞したままであ
る。一方、その排ガスの圧力が高ければバルブはその圧
力により押し開けられ、側孔は開放されるため、このパ
イプを通過する排ガスは側孔から外へ流出するようにな
る。このため、側孔が閉塞されていたときに比べて、抵
抗が小さくなり、背圧の上昇は抑制される。
【0010】このとき、排ガスの流れる方向はバルブが
側孔を閉塞する面に対して略平行であるため、排ガスの
圧力に脈動が生じたとしても、チャタリングが発生する
可能性は小さい。従って、このマフラ構造によれば、チ
ャタリングによる異音の発生が抑制されるという効果が
得られる。
【0011】請求項2記載の発明は、第1パイプ及び第
2パイプがマフラ内に配置され、排ガスが第1パイプを
経て第2パイプを通過するマフラ構造において、第1パ
イプの側面に設けた第1側孔と、第2パイプの側面に設
けた第2側孔と、第1パイプ内を通過するガスの圧力に
応じて第1側孔と第2側孔の両方を開放又は閉塞するバ
ルブとを備えたことを特徴とする。
【0012】かかるマフラ構造では、エンジンの排ガス
の圧力が低い場合には、バルブは第1側孔と第2側孔の
両方を閉塞している。このため、例えば、第2パイプが
第2側孔以外に導入口を有している場合には、排ガスは
第1パイプの下流側の開口を出た後この導入口から第2
パイプ内に入るという経路をとり、また、第2パイプが
第2側孔以外に導入口を有していない場合には、排ガス
は第1パイプの下流側の開口を出たあと第2パイプを通
過しない他の経路をとる。
【0013】一方、エンジンの排ガスの圧力が高い場合
には、バルブは第1側孔と第2側孔の両方を開放する。
このため、排ガスが第1パイプを経て第2パイプを通過
するには、第1パイプの下流側の開口に至る前に第1側
孔から外に出て、第2側孔から第2パイプに入るという
新たな経路をとることができる。つまり、排ガスが通過
可能な新たな経路が形成されるのである。
【0014】従って、かかるマフラ構造によれば、排ガ
スの圧力が高くなったとき、排ガスが通過し得る新たな
経路が形成されることにより、排ガスがマフラ内を通過
する際の抵抗が著しく低減され、背圧の上昇を十分に抑
制できるという効果が得られる。
【0015】ここで、請求項3に記載したように、第1
側孔を第1パイプのうち上流端の近傍に設け、第2側孔
を第2パイプのうち下流端の近傍に設けることが好まし
い。この場合、新たに形成される経路は、両パイプ間を
通過する距離が短くなるため、背圧の上昇を一層抑制で
きるという効果が得られる。
【0016】また、請求項4に記載したように、第2パ
イプとしてアウトレットパイプを用いてもよい。一般
に、アウトレットパイプは長さによってエンジンの回転
数がある値以上になると気柱共鳴により音圧レベルが急
に上がるという問題があるが、本発明ではエンジンの回
転数が高くなると排ガスの圧力が上昇して排ガスが通過
し得る新たな経路が形成されるため、上記問題の発生を
抑制することができる。
【0017】このとき、請求項5に記載したように、第
1パイプをインレットパイプ、第2パイプをアウトレッ
トパイプとすることが好ましい。例えば、第1パイプを
上流側のインナパイプ、第2パイプを下流側のインナパ
イプとしてもよいが、この場合には新たに形成される経
路はインナパイプ間に形成される。これに対して、第1
パイプをインレットパイプ、第2パイプをアウトレット
パイプとした場合には、新たに形成される経路はインレ
ットパイプとアウトレットパイプとの間に形成されるた
め、排ガスはマフラに導入された後ただちにマフラ外に
排出されることになり、背圧の上昇を一層抑制できると
いう効果が得られる。
【0018】尚、本発明では、マフラ内に配置されるパ
イプは、パイプ全体がマフラ内に配置されていても、パ
イプの一部がマフラ内に配置されていてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
【0020】[第1実施例]図1は第1実施例のマフラ
の概略構成を表す説明図、図2は図1のA−A断面図、
図3は図1のB−B断面図である。本実施例のマフラ1
0は、筒状の外壁11の両端が前端壁12と後端壁13
とにより閉鎖された筐体を備えている。筐体内部は、複
数のパンチング穴15aを有する隔壁15により区画さ
れており、後端壁13と隔壁15と外壁11とに囲まれ
た第1室(上流室)17、前端壁12と隔壁15と外壁
11とに囲まれた第2室(下流室)18を備えている。
【0021】このマフラ10の内部には、インレットパ
イプ21とアウトレットパイプ26が配置されている。
インレットパイプ21は、図示しないエンジンの排気管
に連通された上流側開口22が前端壁12に設けられ、
下流側開口23が第1室17に配置されており、第2室
18から隔壁を15挿通して第1室17に至るように配
設されている。
【0022】このインレットパイプ21の側面のうち第
2室18に位置する箇所であって上流側開口22の近傍
には、角孔である第1側孔24が設けられている。この
第1側孔24の周囲には、図3に示すように緩衝材とし
ての第1ワイヤメッシュ25が設けられている。
【0023】略U字状に屈曲されたアウトレットパイプ
26は、上流側開口27が第2室18に配置され、下流
側開口28が前端壁12に設けられており、第2室18
から隔壁15を挿通して第1室17に入り再び隔壁15
を挿通して第2室18に至り外部と連通するように配設
されている。
【0024】このアウトレットパイプ26の側面のうち
第2室18に位置する箇所であって下流側開口28の近
傍には、角孔である第2側孔29が設けられている。こ
の第2側孔29の周囲には、図3に示すように緩衝材と
しての第2ワイヤメッシュ30が設けられている。尚、
アウトレットパイプ26のうち第2側孔29の設けられ
ている箇所は、図1に示すようにパイプ径が拡大されて
いる。また、アウトレットパイプ26の下流側開口28
には略J字状に形成されたテールパイプ36が接合され
ている。
【0025】インレットパイプ21には、バルブアッセ
ンブリ31が設けられている。このバルブアッセンブリ
31は、第1側孔24と第2側孔29の両方を閉塞可能
な形状に形成された弁体(バルブ)32と、この弁体3
2を支持軸33を介して揺動自在に支持するステー34
と、支持軸33に挿通され弁体32を絶えず閉方向に付
勢する付勢体としてのコイルバネ35とを備えている。
弁体32は、図3に示すように第1、第2ワイヤメッシ
ュ25、30を介して第1、第2側孔24、29を閉塞
するため、閉塞時に衝突音が発生することはない。
【0026】次に、本実施例のマフラ10の動作につい
て説明する。エンジンからの排ガスの圧力が低いときに
は、インレットパイプ21内を通過する排ガスが弁体3
2に及ぼす作用力よりも、コイルバネ35が弁体32に
及ぼす付勢力と第2室18内の排ガスが弁体32に及ぼ
す作用力との和の方が勝っている。このため、弁体32
は第1側孔24及び第2側孔29を閉じたままである。
【0027】この場合、インレットパイプ21の上流側
開口22からインレットパイプ21内に導入された排ガ
スは、図1にて実線の白抜き矢印で示すように、インレ
ットパイプ21の下流側開口23から第1室17に流出
し、次いで第1室17から隔壁15に設けた複数のパン
チング穴15aを通って第2室18に移行し、その後ア
ウトレットパイプ26の上流側開口27に導入されてこ
のアウトレットパイプ26内を通過して下流側開口28
からマフラ外部へと排出される。このとき、第1側孔2
4及び第2側孔29は閉じたままであるため、排気音は
十分に消音されて良好な排気音となる。
【0028】一方、エンジンからの排ガスの圧力が高い
ときには、インレットパイプ21内を通過する排ガスが
弁体32に及ぼす作用力の方が、コイルバネ35が弁体
32に及ぼす付勢力と第2室18内の排ガスが弁体32
に及ぼす作用力との和よりも勝っている。このため、弁
体32は、図3にて1点鎖線で示すように、第1側孔2
4及び第2側孔29の両方を開放する。この際、弁体3
2が第1側孔24を覆う面は、排ガスの流れ方向に略平
行であるため、排ガスに脈動が生じたとしても弁体32
がチャタリングを起こすことはない。
【0029】弁体32が開くと、図1にて実線の白抜き
矢印で示す上述の経路のほかに、点線の白抜き矢印で示
すショートパスが新たな経路として形成される。これに
より、インレットパイプ21の上流側開口22からイン
レットパイプ21内に導入された排ガスは、第1側孔2
4から第2室18へと流出し、次いで第2側孔29から
アウトレットパイプ26内へ流入し、その後アウトレッ
トパイプ26の下流側開口28からマフラ外部へと排出
される。
【0030】このとき、第1側孔24はインレットパイ
プ21の上流側開口22の近傍に設けられ、第2側孔2
9はアウトレットパイプ26の下流側開口28の近傍に
設けられているため、ショートパスを通過する排ガスは
インレットパイプ21に導入されたあと第2室18を経
て直ちにアウトレットパイプ26へ流入され、その後直
ちに下流側開口28からマフラ外部へと排出される。こ
のため、極めて短い経路でマフラ外部へ排出されること
になり、排ガスによる背圧の上昇は著しく抑制される。
また、アウトレットパイプ26のうち第2側孔29が設
けられた箇所はパイプ径が大きいため、一層背圧の上昇
が抑制される。このように、極めて顕著に背圧の上昇が
抑制されるため、背圧によるエンジンの出力等への悪影
響は解消される。
【0031】尚、本実施例では、第1側孔24をインレ
ットパイプ21の上流側開口22の近傍に、第2側孔2
9をアウトレットパイプ26の下流側開口28の近傍に
設けるために、インレットパイプ21の上流側開口22
とアウトレットパイプ26の下流側開口28は共にマフ
ラ10の前端壁12に配設した。
【0032】また、アウトレットパイプ26は図4にて
点線で示すようにエンジン回転数がある値を超えたとき
急に音圧レベルが高くなるという問題があるが、本実施
例ではエンジン回転数が高くなると排ガスの圧力が高く
なって弁体32が第1側孔24及び第2側孔29の両方
を開放して上述のショートパスが形成されるため、図4
にて実線に示すような特性となり、上記問題が発生する
のを効果的に抑制できる。
【0033】[第2実施例]図5は第2実施例のマフラ
の概略構成を表す断面図である。本実施例のマフラ40
は、複数のパンチング穴を有する第1、第2隔壁44、
45により第1室(上流室)46、第2室(中流室)4
7、第3室(下流室)48に区画されている。
【0034】インレットパイプ51は、前端壁42、第
2隔壁45、第1隔壁44を挿通して下流側開口53が
第1室46に位置するように設けられている。このイン
レットパイプ51の側面のうち第2室47に位置する箇
所には、第1側孔54が設けられている。
【0035】略Z字状に屈曲されたアウトレットパイプ
56は、上流側開口57が第3室48に配置され、ここ
から端を発して第2隔壁45、第1隔壁44を挿通した
あと第1室46で方向転換され、再び第1隔壁44、第
2隔壁45を挿通し、第3室48で方向転換され、更に
第2隔壁45、第1隔壁44、後端壁43を挿通するよ
うに設けられている。このアウトレットパイプ56の側
面のうち第2室47に位置する箇所には、第2側孔59
が設けられている。
【0036】インレットパイプ51には、バルブアッセ
ンブリ61が設けられている。このバルブアッセンブリ
61は、第1実施例のバルブアッセンブリ31と同様、
第1側孔54と第2側孔59の両方を開放又は閉塞可能
な弁体(バルブ)62のほかステー64、コイルバネ6
5を備えており、弁体62はコイルバネ65により絶え
ず閉じる方向に付勢されている。
【0037】次に本実施例のマフラ40の作用について
説明する。エンジンからの排ガスの圧力が低い場合に
は、弁体62は第1側孔54及び第2側孔59を閉塞し
ている。このため、排ガスはインレットパイプ51の下
流側開口53から第1室46に流出し、第1隔壁44の
パンチング穴から第2室47に流出し、第2隔壁45の
パンチング穴から第3室48に流出し、その後アウトレ
ットパイプ56内を通過してマフラ外部に排出される。
【0038】一方、エンジンからの排ガスの圧力が高い
場合には、弁体62が第1側孔54及び第2側孔59の
両方を開放してショートパス(図5の点線で示した白抜
き矢印)が新たな経路として形成される。ここで、弁体
62が第1側孔54を覆う面は排ガスの流れ方向に略平
行であるため、排ガスに脈動が生じたとしても弁体62
がチャタリングするおそれはない。また、排ガスはショ
ートパスを通過可能となるため、背圧の上昇が抑制さ
れ、アウトレットパイプ特有の問題である気柱共鳴の発
生を抑制するという効果が得られる。
【0039】[第3実施例]図6は第3実施例のマフラ
の概略構成を表す断面図である。本実施例のマフラ70
は、複数のパンチング穴を有する第1、第2隔壁74、
75により第1室(上流室)76、第2室(中流室)7
7、第3室(下流室)78に区画されている。
【0040】インレットパイプ81は、前端壁72、第
2隔壁75、第1隔壁74を挿通して下流側開口83が
第1室76に位置するように設けられている。このイン
レットパイプ81の側面のうち第1室76に位置する箇
所には、第1側孔84が設けられている。
【0041】アウトレットパイプ86は、上流側開口8
7が第3室78に配置され、ここから端を発して第2隔
壁75、第1隔壁74、後端壁73を挿通するように設
けられている。インナパイプ88は、第1室76から第
3室78に至るように配置されている。このインナパイ
プの第1室76側の端部は閉塞されている。また、イン
ナパイプ88の側面のうち第1室76に位置する箇所に
は、第2側孔89が設けられている。
【0042】インレットパイプ81には、バルブアッセ
ンブリ91が設けられている。このバルブアッセンブリ
91は、第1実施例のバルブアッセンブリ31と同様、
第1側孔84と第2側孔89の両方を開放又は閉塞可能
な弁体(バルブ)92、ステー94、コイルバネ95を
備えており、弁体92はコイルバネ95により絶えず閉
じる方向に付勢されている。
【0043】次に、本実施例のマフラ70の作用につい
て説明する。エンジンからの排ガスの圧力が低い場合に
は、弁体92は第1側孔84及び第2側孔89を閉塞し
ている。このため、排ガスはインレットパイプ81の下
流側開口83から第1室76に流出し、第1隔壁74の
パンチング穴から第2室77に流出し、第2隔壁75の
パンチング穴から第3室78に流出し、その後アウトレ
ットパイプ86内を通過してマフラ外部に排出される。
【0044】一方、エンジンからの排ガスの圧力が高い
場合には、弁体92が第1側孔84及び第2側孔89の
両方を開放するため、新たな経路(図6の点線で示した
白抜き矢印)即ち第1室76からインナパイプ88を通
過して第3室78に至る経路が形成される。このとき、
弁体92が第1側孔84を覆う面は排ガス流れ方向に略
平行であるため、排ガスに脈動が生じたとしても弁体9
2のチャタリングが抑制されるという効果が得られる。
また、排ガスは新たな経路も通過可能となるため背圧の
上昇が抑制されるという効果が得られる。
【0045】[第4実施例]図7は第4実施例のマフラ
の断面図である。この第4実施例は、第1実施例の変形
例であり、第1実施例のマフラ10と比べて、アウトレ
ットパイプ26が第2側孔29を備えていない点、弁体
32’がインレットパイプ21の第1側孔24のみを閉
塞する形状に形成されている点、が相違する以外は、第
1実施例のマフラ10と同じ構成であるため、同じ構成
要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0046】本実施例のマフラの作用について説明す
る。エンジンからの排ガスの圧力が低い場合には、弁体
32’は閉じているため、第1実施例と同様、排ガスは
インレットパイプ21の下流側開口23から第1室17
に流出し、次いで第1室17から隔壁15に設けた複数
のパンチング穴を通って第2室18に移行し、その後ア
ウトレットパイプ26の上流側開口27に導入されてこ
のアウトレットパイプ26内を通過して下流側開口28
からマフラ外部へと排出される。
【0047】一方、エンジンからの排ガスの圧力が高い
場合には、弁体32’は第1側孔24を開放する。する
と、点線の白抜き矢印で示すショートパスが新たな経路
として形成される。これにより、上流側開口22からイ
ンレットパイプ21内に導入された排ガスは、第1側孔
24から第2室18へと流出し、アウトレットパイプ2
6の上流側開口27からアウトレットパイプ26内へ流
入し、下流側開口28からマフラ外部へと排出される。
【0048】この際、弁体32’が第1側孔24を覆う
面は排ガスの流れ方向に略平行であるため、排ガスに脈
動が生じたとしても弁体32がチャタリングを起こすこ
とはないという効果が得られる。また、排ガスはショー
トパスを通過可能となるため、排ガスによる背圧の上昇
は著しく抑制されるという効果が得られる。
【0049】尚、上記各実施例では複数のパイプがマフ
ラ内に配置されたマフラ構造について説明したが、1本
のパイプがマフラ内に配置されたマフラ構造について側
孔やバルブを設けてもよい。具体的には、例えば、マフ
ラの前端壁と後端壁とを貫通する1本のパイプを設け、
このパイプの上流側及び下流側にそれぞれ側孔を設け、
パイプ内を通過するガスの圧力に応じてバルブが上流側
の側孔を開放又は閉塞するように構成してもよい。この
場合もチャタリングするのを防止できる。また、パイプ
内を通過する圧力が高くなると、パイプに導入された排
ガスは上流側の側孔からパイプとマフラ外壁との間に出
てここを通過し下流側の側孔を通じてパイプ内に戻ると
いう新たな経路を流通できるため、背圧の上昇を十分に
防止できる。なお、上流側の側孔と下流側の側孔の間
に、パンチング孔を備えたセパレータを配置してもよい
しパイプ径が縮径されたオリフィスを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のマフラの概略構成を表す説明図
である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図1のB−B断面図である。
【図4】 エンジン回転数と音圧レベルとの関係を表す
グラフである。
【図5】 第2実施例のマフラの概略構成を表す断面図
である。
【図6】 第3実施例のマフラの概略構成を表す断面図
である。
【図7】 第4実施例のマフラの概略構成を表す断面図
である。
【図8】 従来例のマフラの説明図である。
【符号の説明】
10・・・マフラ、11・・・外壁、12・・・前端
壁、13・・・後端壁、15・・・隔壁、17・・・第
1室、18・・・第2室、21・・・インレットパイ
プ、22・・・上流側開口、23・・・下流側開口、2
4・・・第1側孔、25・・・第1ワイヤメッシュ、2
6・・・アウトレットパイプ、27・・・上流側開口、
28・・・下流側開口、29・・・第2側孔、30・・
・第2ワイヤメッシュ、31・・・バルブアッセンブ
リ、32・・・弁体、33・・・支持軸、34・・・ス
テー、35・・・コイルバネ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数のパイプがマフラ内に配置さ
    れたマフラ構造において、 前記パイプのうち少なくとも1つのパイプの側面に設け
    た側孔と、 前記側孔の設けられたパイプ内を通過するガスの圧力に
    応じて前記側孔を開放又は閉塞するバルブとを備えたこ
    とを特徴とするマフラ構造。
  2. 【請求項2】 第1パイプ及び第2パイプがマフラ内に
    配置され、排ガスが第1パイプを経て第2パイプを通過
    するマフラ構造において、 第1パイプの側面に設けた第1側孔と、 第2パイプの側面に設けた第2側孔と、 第1パイプ内を通過するガスの圧力に応じて第1側孔と
    第2側孔の両方を開放又は閉塞するバルブとを備えたこ
    とを特徴とするマフラ構造。
  3. 【請求項3】 第1側孔は第1パイプのうち上流端の近
    傍に設けられ、第2側孔は第2パイプのうち下流端の近
    傍に設けられていることを特徴とする請求項2記載のマ
    フラ構造。
  4. 【請求項4】 第2パイプがアウトレットパイプである
    請求項2又は3記載のマフラ構造。
  5. 【請求項5】 第1パイプがインレットパイプであり、
    第2パイプがアウトレットパイプである請求項2又は3
    記載のマフラ構造。
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