JPH10226986A - 紙製品及びその製造方法 - Google Patents

紙製品及びその製造方法

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JPH10226986A
JPH10226986A JP9028869A JP2886997A JPH10226986A JP H10226986 A JPH10226986 A JP H10226986A JP 9028869 A JP9028869 A JP 9028869A JP 2886997 A JP2886997 A JP 2886997A JP H10226986 A JPH10226986 A JP H10226986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らか感、しっとり感、柔軟性等の触感に優
れ、油性感のないティシュペーパー等の紙製品を提供す
る。紙製品の強度の低下や吸水性の低下を防ぎ、処理液
の添加量を少なくしてコストの低減を図る。 【解決手段】 原紙に、炭化水素類、植物油、ロウ類、
高級アルコール類のうち一種以上の油類物質と、水溶性
ワックスとを所定量含む処理液を外添法により含浸させ
る。更に、必要に応じて保湿剤や脂肪酸類、シリコーン
類、界面活性剤を処理液に添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滑らかさやしっと
り感、肌触り性に優れてべたつき感がなく、ティッシュ
ペーパーやトイレットペーパー等の家庭紙に最適な、紙
製品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙製品の触感を高めるための第1の従来
技術として、カチオン系界面活性剤型柔軟剤をパルプ原
料に内添して吸着させる方法が知られている。また、第
2の従来技術として、特開平3−900号公報、同2−
224626号公報に記載されているように、シリコー
ン系柔軟剤を用いてティシュペーパーにソフトでシルキ
ーなフランネル様の感触を持たせる方法がある。更に、
第3の従来技術として、本発明者による特開平5−15
6596号公報に記載されている如く、吸湿性を有する
塩類、多価アルコール及び糖類、保水性を有する糊料な
どの保湿性柔軟剤を繊維ウェブに含浸させて柔軟性、保
湿性を高める方法がある。第4の従来技術として、清
浄、清拭用の紙製品に関する特開昭62−87117号
公報、特開平4−15021号公報に記載されているよ
うに、低密度ティッシュペーパーや水解性紙に油類を含
浸させて拭き取り性を向上させる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来技
術では、カチオン系界面活性剤の親油基が外側を向いて
配向するため、パルプ原料の繊維間の水素結合を阻害す
ることとなり、その結果、繊維結合強度が低下して繊維
の脱落も増え、紙粉が増加するという問題がある。ま
た、親油基によって紙が撥水性を帯び、ティシュペーパ
ーやトイレットペーパー等の家庭紙に要求される吸水性
が損なわれる。更に、カチオン系界面活性剤型柔軟剤は
安全性に問題があることとも相まって、この柔軟剤を大
量に添加することができず、十分な柔軟効果を得ること
ができない。
【0004】第2の従来技術によると、柔軟性が不十分
であると共に風合いに劣り、また、高濃度の柔軟剤の添
加は安全上も問題がある。
【0005】第3の従来技術において、保湿性柔軟剤は
水分によるパルプの可塑化作用をその基本原理としてい
るため、優れた柔軟効果を得ることが可能であるが、そ
のためには一定量以上の保湿成分が必要で添加量も必然
的に多くなり、コストが高くなる。また、環境の湿度変
化による含有水分の変化、及びそれに伴う触感の変化が
避けられない。
【0006】第4の従来技術は、拭き取り性の向上を主
目的としているため、柔軟性や肌触り性に劣り、べたつ
き感があったり、吸水性が悪いといった問題がある。
【0007】本発明は、上述した各従来技術に鑑みてな
されたものであり、その目的は、強度の低下や紙粉の発
生が少なく、吸水性を阻害することもない紙製品及びそ
の製造方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、処理液の添加量が少なくて済み、製造コストが低い
と共に、環境変化の影響を受けにくく、滑らかさやしっ
とり感等の好ましい触感を安定して保持できる紙製品及
びその製造方法を提供することにある。本発明の別の目
的は、べたつき感に代表される油性感がなく、また、安
全性の高い紙製品及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の紙製品は、ティシュペーパーやトイレット
ペーパー等の原紙に、炭化水素類、植物油、ロウ類、高
級アルコール類のうち一種以上の油類物質と、水溶性ワ
ックスとを含んでなるものである。
【0009】ここで、本発明の紙製品は、その抄紙中で
あってウェブ乾燥前の湿潤状態か、あるいは抄紙後の乾
燥した原紙に炭化水素類、植物油、ロウ類、高級アルコ
ール類のうち一種以上の油類物質と、水溶性ワックス
と、必要であれば溶解助剤としての水とを含む処理液を
含浸させる外添法によって製造される。外添法の具体例
としては、抄紙中の湿潤状態のウェブに処理液をスプレ
ーしたり、抄紙後の乾燥した原紙に処理液をスプレーし
たり、グラビア印刷ロールによって原紙に処理液を塗布
したり、原紙を処理液に浸漬する等の方法がある。
【0010】上記油類物質としての炭化水素類には流動
パラフィン、スクワラン等が挙げられ、植物油にはオリ
ーブ油、ツバキ油、ヒマシ油、大豆油等が挙げられ、ロ
ウ類にはミツロウ、カルナバロウ、ラノリン等が挙げら
れ、高級アルコール類にはセタノール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコール等が挙げられる。本発明で
使用される処理液には、これらの炭化水素類、植物油、
ロウ類、高級アルコール類のうち少なくとも一種以上を
含有していればよい。また、水溶性ワックスには、平均
分子量1000以上で20000以下のポリエチレング
リコールを用いると良い。このポリエチレングリコール
は、融点が30℃以上であって常温で固体を呈する。
【0011】このように親油性物質と親水性固形物質と
を併用して外添法により原紙に含浸させる本発明では、
第1の従来技術であるカチオン系界面活性剤型の柔軟剤
を用いる方法のようにイオン性の制限を受けず、親油性
基がセルロース繊維を被覆しないため繊維の水素結合を
阻害することがなく、強度の低下や紙粉の発生も少な
い。同時に、吸水性を阻害せずにしっとり感を保有でき
る一方で、べたつきのある油性感がなくなる。更に、比
較的少量の処理液を含浸させるだけで質感のある好まし
い肌触りを得ることができる。
【0012】また、処理液に更に保湿剤を含ませれば、
しっとり感の向上によって一層優れた触感が得られる。
この保湿剤には、グリセリン、ジグリセリン、平均分子
量200以上1000未満のポリエチレングリコール、
ソルビット、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、グリシンベタイン、ピロリドンカルボン
酸、ピロリドンカルボン酸塩、マルチトール、乳酸ナト
リウム等のうち一種以上を含む。
【0013】加えて、処理液に更に脂肪酸類やシリコー
ン類を含ませれば、滑らかさが向上し、より優れた触感
が得られる。ここで、脂肪酸類としては、ステアリン
酸、パルチミン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸等の脂肪
酸、これらの脂肪酸のナトリウム、カリウム、トリエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールア
ミン等の各塩類、上記脂肪酸のグリセリンモノ脂肪酸エ
ステルまたはジグリセリン脂肪酸エステル等のグリセリ
ン脂肪酸エステルのうち一種以上を含む。また、シリコ
ーン類としては、アミノ変性、エポキシ変性、カルボキ
シル変性、ポリエーテル変性の変性シリコーンオイル、
またはジメチルポリシロキサン等のうち一種以上を含
む。
【0014】処理液には、更に非イオン系界面活性剤、
両性界面活性剤、アニオン系界面活性剤のうち一種以上
を必要に応じて含ませることができる。これらの界面活
性剤は、油類物質、脂肪酸類、シリコーン類の混合状態
の均一化、または吸水性の低下を補うために使用され
る。非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンひまし油エーテル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物、ショ
糖脂肪酸エステル、アルキルアルカノールアミド等があ
り、両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アル
キルアミドベタイン等があり、アニオン系界面活性剤と
しては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
リン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
リン酸等がある。
【0015】本発明の紙製品は、特に、流動パラフィン
を0.01〜5重量部、界面活性剤を0.001〜2重
量部、水溶性ワックスとして平均分子量1000以上で
20000以下のポリエチレングリコールを0.01〜
5重量部、グリセリンを0.1〜15重量部、水を0.
1〜25重量部加えてなる処理液A、または、処理液A
に更にアミノ変性またはポリエーテル変性シリコーンオ
イルを0.01〜5重量%加えた処理液B、あるいは、
処理液Aにステアリン酸を0.01〜2重量部加えた処
理液C、もしくは、処理液Bにステアリン酸を0.01
〜2重量部及びトリエタノールアミンを0.005〜
1.0重量部とした脂肪酸塩を加えた処理液Dを原紙に
含浸させると良い。原紙に対する処理液の含有量として
は、余り少なすぎると触感向上効果が生じず、逆に余り
多すぎても効果が飽和して不経済となるため、対原紙当
たり0.01〜50重量%含浸させるのが良いが、特に
0.1〜30重量%の含有量とした場合に滑らかさ、し
っとり感、柔らかさなどの触感の著しい向上が見られ、
強度や吸水性、すべりにくさについても十分な値が得ら
れた。
【0016】なお、本発明で用いる処理液には、更に微
量のパラオキシ安息香酸エステル等の防かび剤を加える
と良い。
【0017】また、本発明で使用される処理液の成分を
食品添加物または化粧用に使用される物質から選定すれ
ば、安全性を高めることができる。
【0018】本発明の紙製品における触感の向上は、前
述の第3の従来技術としての特開平5−156596号
公報の如く、含有水分の増加による繊維の可塑化を基本
とした柔軟作用に基づくものに比べて添加量が少なくて
済み、コストの低減に寄与する。同時に、外気の湿度等
の環境変化の影響を受けにくく、安定した触感を保持可
能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。NBKP(針葉樹クラフト法漂白パル
プ)80%、LBKP(広葉樹クラフト法漂白パルプ)
20%配合のパルプをフリーネス620〜630ml
(CSF)に叩解し、湿潤紙力増強剤としてエポキシ系
樹脂(紙力剤WS−500:日本PMC製)を対パルプ
0.15%内添し、坪量13.0g/m2、クレープ率
18%のティシュペーパー用原紙を抄紙した。
【0020】次に、表1及び表2に示す各成分を溶解混
合して処理液を作成し、2枚重ねにした乾燥後の原紙に
グラビア印刷ロールを用いて塗布し、含浸させた。な
お、外添の方法としては、抄紙中の湿潤状態のウェブに
処理液をスプレーしたり、抄紙後の乾燥した原紙に処理
液をスプレーしたり、あるいは原紙を処理液に浸漬して
も良い。表1、表2における数値は対パルプ(原紙)当
たりの重量%である。また、表2における比較例1は無
処理のティシュペーパーである。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】表1、表2における各薬剤には、次のもの
を使用した。 ・流動パラフィン:エッソ石油(株)製商品名“クリス
トール70” ・ポリエチレングリコール4000:旭電化工業(株)
製商品名“アデカPEG−4000” ・ポリエチレングリコール20000:旭電化工業
(株)製商品名“アデカPEG−20000” ・グリセリン:旭電化工業(株)製商品名“食添グリセ
リン” ・ソルビット:日研化学(株)製商品名“ソルビトール
FP” ・ステアリン酸:旭電化工業(株)製商品名“アデカ脂
肪酸SA−910” ・トリエタノールアミン:三井東圧化学(株)製商品名
“トリエタノールアミン” ・グリセリンモノ脂肪酸エステル:第一工業製薬(株)
製商品名“MGパウダー”(脂肪酸組成:ステアリン酸
60〜70%、パルチミン酸20〜30%) ・ポリエーテル変性シリコーン:信越化学工業(株)製
商品名“シリコーンKF−352A” ・アミノ変性シリコーン:信越化学工業(株)製商品名
“シリコーンX−51−1023” ・ポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル:第
一工業製薬(株)製商品名“ラミゲンET−70” ・パラオキシ安息香酸エステル:上野製薬(株)製商品
名“ネオメッキンス”
【0024】次に、処理液を含浸処理した原紙を湿度6
5±10%、温度20±5℃で20時間静置することに
より調湿し、ティシュペーパーに加工して以下の測定を
行った。実施例1〜9の試験結果を表3に、比較例1〜
7の試験結果を表4に示す。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】表3、表4における各試験項目の内容は、
次のとおりである。 1)引張強さ JIS S−3104に規定されるティシュペーパーの
引張強さ試験に準じて、乾燥時の紙の横方向強度を測定
した。測定は10回行い、その平均値を求めた。なお、
JIS規格では、0.78N以上であることが求められ
ている。
【0028】2)吸水度 JIS S−3104に規定されるティシュペーパーの
吸水度試験に準じて測定した。測定は5回行い、その平
均値を求めた。なお、JIS規格では、8秒以下である
ことが求められている。
【0029】3)柔軟度 試験機器として、ハンドルオメーター(熊谷理機工業
製)を用いた。試料2枚(1組)を10×10cmにと
り、幅0.25インチ(約6.35mm)の隙間に押し
込んでその時の抵抗を計る。押し込みは、隙間の短辺方
向を紙の縦方向に合わせて行った。測定は5回行い、そ
の平均値を求めた。なお、柔軟度はその数値が小さいほ
ど柔らかいことを示す。
【0030】4)摩擦感 試験機器として、摩擦感テスター(KES−SE4)
(カトーテック製)を用いた。試料2枚(1組)の表面
を摩擦子によってなぞり、摩擦係数(MIU)及び摩擦
係数の変動量(MMD)を求める。摩擦子の荷重は50
g、移動速度は1mm/secとした。ここで、MIU
は数値が小さいほどすべりやすく、MMDは数値が小さ
いほど滑らかであることを示す。測定は10回行ってそ
の平均値を求めた。
【0031】5)官能試験 肌触りの評価として、油性感、滑らか感、しっとり感に
つき10人のパネラーによる官能評価を行った。各評価
方法は次のとおりである。 ・油性感……油性感を感じたパネラーの人数 ・滑らか感……「非常に滑らかである」を1、「滑らか
である」を2、「やや滑らかである」を3、「滑らかさ
がない」を4とし、スケール上の任意の位置に印を付け
る。 ・しっとり感……「非常にしっとりしている」を1、
「しっとりとしている」を2、「ややしっとりしてい
る」を3、「しっとりしていない」を4とし、スケール
上の任意の位置に印を付ける。 ・総合評価……「肌触りが非常に良い」を1、「肌触り
が良い」を2、「肌触りがやや良い」を3、「肌触りが
良くない」を4とし、スケール上の任意の位置に印を付
ける。 なお、表3、表4中の数値はパネラー10人の平均値で
ある。
【0032】表3、表4から明らかなように、各実施例
1〜9は何れも強度の低下や吸水性の低下が少なく、強
度、吸水性共にJIS規格以上の値を示している。柔軟
度については、実施例2,5,6,8,9においてすべ
ての比較例よりも良好な柔らかさが得られた。摩擦感に
ついては、特にMMDに関し、すべての実施例において
比較例を下回る数値が得られており、滑らかさが向上し
ている。官能試験では、各実施例に対して油性感を感じ
たパネラーは皆無であり、滑らか感、しっとり感共に概
ね比較例を上回る評価を得た。また、総合評価として、
比較例では3.0〜3.8の範囲(「肌触りがやや良
い」から「肌触りが良くない」までの範囲)に分布して
いるが、実施例では1.2〜2.9の範囲(「肌触りが
非常に良い」から「肌触りがやや良い」までの範囲)に
分布しており、触感について高い評価が得られた。
【0033】図1は本発明の実施例と比較例の摩擦特性
であり、図中の〜は実施例1〜9を、図中の1〜7
は比較例1〜7をそれぞれ示している。また、図2は、
本発明の実施例と比較例の摩擦特性を、官能試験の総合
評価とともに示したものであり、図中の数字は表3、表
4の官能試験の総合評価の数値である。図2から、好ま
しい触感は摩擦係数とその変動量に最適領域があり、摩
擦係数の変動が少なく(滑らか)、かつ、摩擦係数があ
る程度高い(すべりにくい)方が総合評価が高くなって
いる。本発明の実施例によれば、比較例と比べて好まし
い触感領域を実現していることが明らかである。
【0034】なお、本発明は、ティシュペーパーやトイ
レットペーパー、ペーパータオル、その他肌や皮膚に直
接接触する紙製品に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原紙に油
類物質及び水溶性ワックスを含ませることにより、比較
的少ない添加量で滑らか感、しっとり感のある触感の高
い紙製品を得ることができ、物理的な強度や吸水性につ
いてもJIS規格以上の特性を持つ紙製品を実現するこ
とができる。同時に、紙製品の柔軟度も高く、べたつき
等による不快な油性感も皆無である。また、保湿剤や脂
肪酸類、シリコーン類、界面活性剤等の併用により、一
層優れた触感を持たせることができる。更に、環境変化
の影響を受けにくく、安定した触感を維持できるという
利点があり、処理液の添加量が少ないことから低コスト
にて製造可能である。特に、食品添加物や化粧品用の物
質を使用すれば、高い安全性を得ることができる。本発
明の製造方法では、処理液を外添法により原紙に含浸さ
せるため、カチオン系界面活性剤型柔軟剤等を内添する
方法に比べて紙製品の強度低下や紙粉の発生が少ないと
共に、吸水性も阻害されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例と比較例の摩擦特性を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施例と比較例の摩擦特性を官能試験
による総合評価と共に示した図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙に、炭化水素類、植物油、ロウ類、
    高級アルコール類のうち一種以上の油類物質と、水溶性
    ワックスとを含んでなることを特徴とする紙製品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙製品において、 炭化水素類は流動パラフィン、スクワランを含み、植物
    油はオリーブ油、ツバキ油、ヒマシ油、大豆油を含み、
    ロウ類はミツロウ、カルナバロウ、ラノリンを含み、高
    級アルコール類はセタノール、ステアリルアルコール、
    オレイルアルコールを含むと共に、 水溶性ワックスは平均分子量1000以上で20000
    以下のポリエチレングリコールであることを特徴とする
    紙製品。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の紙製品におい
    て、 更に保湿剤として、グリセリン、ジグリセリン、平均分
    子量200以上1000未満のポリエチレングリコー
    ル、ソルビット、プロピレングリコール、1,3−ブチ
    レングリコール、グリシンベタイン、ピロリドンカルボ
    ン酸、ピロリドンカルボン酸塩、マルチトール、乳酸ナ
    トリウムのうち一種以上を含むことを特徴とする紙製
    品。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の紙製品にお
    いて、 更に脂肪酸類として、脂肪酸、脂肪酸塩、グリセリン脂
    肪酸エステルのうち一種以上を含み、 前記脂肪酸はステアリン酸、パルチミン酸、ミリスチン
    酸、ラウリン酸を含み、前記脂肪酸塩は上記脂肪酸のナ
    トリウム、カリウム、トリエタノールアミン、ジエタノ
    ールアミン、モノエタノールアミンの各塩類を含み、前
    記グリセリン脂肪酸エステルは上記脂肪酸のグリセリン
    モノ脂肪酸エステルまたはジグリセリン脂肪酸エステル
    を含むことを特徴とする紙製品。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の紙製品
    において、 更にシリコーン類として、アミノ変性、エポキシ変性、
    カルボキシル変性、ポリエーテル変性の変性シリコーン
    オイル、またはジメチルポリシロキサンのうち一種以上
    を含むことを特徴とする紙製品。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の紙
    製品において、 更に界面活性剤として、非イオン系界面活性剤、両性界
    面活性剤、アニオン系界面活性剤のうち一種以上を含む
    ことを特徴とする紙製品。
  7. 【請求項7】 流動パラフィンを0.01〜5重量部、
    界面活性剤を0.001〜2重量部、水溶性ワックスと
    して平均分子量1000以上で20000以下のポリエ
    チレングリコールを0.01〜5重量部、グリセリンを
    0.1〜15重量部、水を0.1〜25重量部加えてな
    る処理液を、対原紙当たり0.01〜50重量%含浸さ
    せたことを特徴とする紙製品。
  8. 【請求項8】 流動パラフィンを0.01〜5重量部、
    界面活性剤を0.001〜2重量部、水溶性ワックスと
    して平均分子量1000以上で20000以下のポリエ
    チレングリコールを0.01〜5重量部、グリセリンを
    0.1〜15重量部、水を0.1〜25重量部、アミノ
    変性またはポリエーテル変性シリコーンオイルを0.0
    1〜5重量%加えてなる処理液を、対原紙当たり0.0
    1〜50重量%含浸させたことを特徴とする紙製品。
  9. 【請求項9】 抄紙中または抄紙後の原紙に、炭化水素
    類、植物油、ロウ類、高級アルコール類のうち一種以上
    の油類物質と、水溶性ワックスとを含む処理液を含浸さ
    せることを特徴とする紙製品の製造方法。
JP02886997A 1997-02-13 1997-02-13 紙製品 Expired - Lifetime JP3297340B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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