JPH10226772A - 粘着テープ - Google Patents
粘着テープInfo
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- JPH10226772A JPH10226772A JP9321306A JP32130697A JPH10226772A JP H10226772 A JPH10226772 A JP H10226772A JP 9321306 A JP9321306 A JP 9321306A JP 32130697 A JP32130697 A JP 32130697A JP H10226772 A JPH10226772 A JP H10226772A
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Abstract
切れすることのできる粘着テープを提供する。 【解決手段】 経緯糸が熱可塑性樹脂のフラットヤーン
で形成された織布層 (1)に、密度(D)が0.87
5〜0.917g/cm3 、MFRが1〜25g/10
分のポリエチレン層(2)を積層し、得られた積層物の
ポリエチレン層(2)側に、更に粘着剤層(3)を積層
した積層体からなり、該積層体の物性が下記式を満足す
るものであることを特徴とする粘着テープ。 W≦−0.03T+2.4 (式中、Tはポリエチレン層の厚み(μm)を表し、W
は粘着テープの横方向の引裂強度(kg)を表す。)
Description
のフラットヤーンで織成したテープ基布に感圧接着剤を
付着した粘着テープで、しかもテープの長手方向に対し
て直行する即ち緯糸方向に手切れすることのできる、例
えば梱包資材や建築養生用等として使用される粘着テー
プに関する。
利用が増大しているフラットヤーン織布製の粘着テープ
は、従来、カッター等で切断しなければならなかった不
便さを改良するために、縦方向の強度を十分維持したま
ま横方向の引裂性を良好にして、簡単に手で引き裂くこ
とができるといった利便性が付与され、急速な伸びを示
している。従来、縦方向の強度を十分維持したまま横方
向の引裂性を改良する手段として、経糸を緯糸より低デ
ニールとし、且つ折り込み密度を高くする方法(特開昭
61−118483号公報)、経糸に熱軟化領域が低
く、結晶性の小さい樹脂を混合し、ラミネートの加熱処
理で経糸を劣化させる手法、経糸の延伸比を緯糸より小
さくする方法(実公昭50−30362号公報)等が提
案されている。
着テープは、確かにテープの横方向への引裂抵抗が低下
し、織布層自体は切り易くなるが、ラミネートした熱可
塑性樹脂の接着強度を十分強くしないと良好な引裂性が
得られず、その為にラミネート層の層厚を厚くせざるを
得ず、不経済であり、かつテープの柔軟性が損なわれて
しまう。また、通常ラミネートに使用される熱可塑性樹
脂中で最も剛性の低い高圧法低密度ポリエチレン系樹脂
をラミネートした場合でさえテープの柔軟性に欠けてい
る。本発明の目的は、手で容易に引裂き得る程度に横方
向の引裂性に優れ、且つ曲面や突起部等でも貼着可能な
優れた柔軟性を備えた粘着テープを提供するものであ
る。
フラットヤーン織布層の片面若しくは両面に特定の物性
を有するポリエチレン層をラミネートすることにより、
織布との接着を良くし、ラミネート層の厚みが薄い場合
においても十分な引裂性が得られ、且つ該ポリエチレン
樹脂自体の剛性が低いため、薄肉と合わせて柔軟性の良
い粘着テープを提供するものである。本発明の粘着テー
プは、経緯糸が熱可塑性樹脂のフラットヤーンで形成さ
れた織布層(1)の片面若しくは両面に、密度(D)が
0.875〜0.917g/cm3 、MFRが1〜25
g/10分のポリエチレン層(2)を積層し、得られた
積層物のポリエチレン層(2)側に、更に粘着剤層
(3)を積層した積層体からなり、該積層体の物性が下
記式を満足するものであること、を特徴とするものであ
る。 W≦−0.03T+2.4 (式中、Tはポリエチレン層の厚み(μm)を表し、W
は粘着テープの横方向の引裂強度(kg)を表す。)
トヤーンで形成された織布層(1)の片面若しくは両面
に、密度(D)が0.875〜0.917g/cm3 、
MFR(メルトフローレート:溶融流量)が1〜25g
/10分のポリエチレン層(2)を積層し、得られた積
層物のポリエチレン層(2)側に、更に粘着剤層(3)
を積層した積層体からなり、該積層体の物性が下記式を
満足するものである。 W≦−0.03T+2.4、 好ましくはW≦−0.03T+2.2、 更に好ましくはW≦−0.03T+2.0 (式中、Tはポリエチレン層の厚み(μm)を表し、W
は粘着テープの横方向の引裂強度(kg)を表す。) ここで言うポリエチレン層(2)の厚み(T、μm)
は、織布(1)の片面若しくは両面に積層されたポリエ
チレン層(2)の薄い方の厚みを用いて計算した値であ
る。Wの値がこの範囲を超えると引裂強度が強すぎて商
品としての価値が損なわれる。
としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のα−オレ
フィン類の単独又は共重合体からなるポリオレフィン系
合成樹脂、ポリ塩化ビニル系合成樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン系合成樹脂、ポリエチレンテレフタレート系合成樹
脂等の熱可塑性樹脂が適当である。これらの熱可塑性樹
脂のフィルムを細断し、2〜10倍に延伸してフラット
ヤーンとする。ここでフラットヤーンの繊度や糸巾は特
に限定されるものではないが、織布の経糸としては、繊
度が60〜150デニール、好ましくは80〜120デ
ニールが適当であり、糸巾が0.4〜1.1mm、好ま
しくは0.6〜0.9mmとするのが良い。また、織布
の緯糸としては、繊度が180〜380デニール、好ま
しくは250〜310デニールが適当であり、糸巾が
1.0〜1.5mm、好ましくは1.1〜1.3mmと
するのが良い。経糸の糸密度は25〜50本/インチ、
好ましくは30〜46本/インチが適当であり、緯糸の
打ち込み本数は12〜25本/インチ、好ましくは14
〜20本/インチとするのが良い。また、織布の緯糸に
使用するフラットヤーンのデニール数は、手で横方向に
容易に切断する上で、経糸のデニール数の2.0〜4.
5倍に延伸するのが好ましい。
0.917g/cm3 、好ましくは0.880〜0.9
10g/cm3 、MFRが1〜25g/10分、好まし
くは2〜20g/10分のポリエチレン樹脂で形成され
る。ここでポリエチレン樹脂とはエチレン単独重合体の
みならず、エチレンと他のオレフィン(好ましくは炭素
数3〜18のα−オレフィン)との共重合体樹脂であっ
ても良い。ポリエチレン樹脂の密度(D)が上記範囲未
満になると、ベタツキが激しく、商品価値が無くなる。
一方、上記範囲を超過すると柔軟性が悪化する。ポリエ
チレン樹脂のMFRが上記範囲未満になると、延展性が
低下し、ラミネート加工性が悪化する。一方、上記範囲
を超過するとラミネート加工時のネックインが大きくな
り、ロスが多くなったり、耳高となり、加工性が悪化す
る。この様なポリエチレン層(2)は、下記の成分Aと
成分Bとからなる組成物で形成されたものであることが
好ましい。
8のα−オレフィン共重合体) (a) 性 状 成分Aのエチレン・炭素数3〜18のα−オレフィン共
重合体は、以下の〜の、好ましくは〜の、特に
好ましくは〜の物性を示すものを用いることが好ま
しい。 MFR 上記エチレン・炭素数3〜18のα−オレフィン共重合
体は、JIS−K7210によるMFRが0.1〜10
0g/10分、好ましくは1.0〜20g/10分の物
性を示すものが好ましい。該MFRが上記範囲より大き
いと溶融弾性が低くなり、押出ラミネート加工時のネッ
クインが大きくなって、耳高で加工性が悪くなる。また
材料自体の強度も低下する。また、該MFRが上記範囲
より小さいと樹脂圧力が高くなり、押出性が低下し、且
つ押出ラミネート加工時の延展性が悪くなる。
体は、JIS−K7112による密度が0.870〜
0.915g/cm3 、好ましくは0.870〜0.9
10g/cm3 を示すものが好ましい。該密度が上記範
囲より大きいと、柔軟性および透明性が悪くなる。ま
た、密度が上記範囲より小さいと、耐熱性が悪化した
り、テープ表面にベタつきが生じるので好ましくない。
体は、サイズ排除クロマトグラフィー(Size Exclusion
Chromatography :SEC)によって求められるQ値
(重量平均分子量/数平均分子量)が1.5〜4.0、
特に1.8〜3.0の物性を示すものが好ましい。該Q
値が上記範囲より大きいと、テープの強度が悪化してく
る傾向にあり好ましくない。また、Q値が上記範囲より
小さいと、溶融弾性が低くなり押出ラミネート加工時の
ネックインが大きくなり、耳高で加工性が悪くなる。
融解ピークの補外融解終了温度(Tem) 本発明にて用いられるエチレン・炭素数3〜18のα−
オレフィン共重合体のJIS−K7121に基ずき測定
したDSC曲線の高温側のベースラインを低温側に延長
した線と、融解ピークの高温側の曲線の勾配が最大とな
る点で引いた接点との交点の温度である補外融解終了温
度(Tem)は55〜115℃、特に70〜110℃の
範囲内であることが好ましく、該温度(Tem)と密度
(D)との関係は、Tem≦286D−137、特にT
em≦429D−271、最も好ましくはTem≦57
D−404の関係式をみたすものが好ましい。また該ピ
ークの融解温度以外の温度において融解するものが該融
解曲線に表れることがあるが、非常に緩やかなピークで
あるのでピークとして数えない。上記微分融解曲線のピ
ークが存在しない場合はテープにしたときにベタつきが
生じ、粘着剤塗布工程で原反繰り出し時に基布切れを起
すこととなり、上記微分融解曲線のピークが2つ以上の
場合はテープの強度、透明性が不良となるので好ましく
ない。上記ピークの該補外融解終了温度(Tem)が上
記範囲未満の場合はテープにしたときにブロッキングが
生じ易くなり、上記温度が上記範囲を超える場合はテー
プの柔軟性、強度、透明性が不良となるので好ましくな
い。更に、上記補外融解終了温度(Tem)が、上記関
係式の範囲を外れる場合には、テープの柔軟性、強度、
透明性が不良となるので好ましくない。
−オレフィン共重合体の製造に用いられるα−オレフィ
ンとしては、炭素数3〜18のα−オレフィン、具体的
には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン、1−オクテン、1−ヘプテン、4−メチル−ペ
ンテン−1、4−メチル−ヘキセン−1、4,4−ジメ
チル−ペンテン−1等を挙げることができる。これらα
−オレフィンの中でも、炭素数4〜10のα−オレフィ
ンの1種または2種以上のα−オレフィンを用いること
が好ましい。α−オレフィンの量は2〜50重量%、好
ましくは5〜40重量%とエチレンを98〜50重量
%、好ましくは95〜60重量%とを共重合させるのが
好ましい。
−オレフィン共重合体の製造方法としては、特開昭58
−19309号、特開昭59−95292号、特開昭6
0−35005号、特開昭60−35006号、特開昭
60−35007号、特開昭60−35008号、特開
昭60−35009号、特開昭61−130314号、
特開平3−163088号の各公報、ヨーロッパ特許出
願公開第420,436号明細書、米国特許第5,05
5,438号明細書、および国際公開公報W091/0
4257号明細書等に記載されている方法、すなわちメ
タロセン触媒、メタロセン/アルモキサン触媒、また
は、例えば国際公開公報W092/07123号明細書
等に開示されている様なメタロセン化合物と以下に述べ
るメタロセン触媒と反応して安定なイオンとなる化合物
からなる触媒を使用して、主成分のエチレンと従成分の
炭素数3〜18のα−オレフィンとを共重合させる方法
等を挙げることができる。
ンタジエニル配位子あるいはシクロペンタジエニル配位
子上の置換基が結合して縮合環を形成している配位子と
長周期律表IVb族の遷移金属とからなる有機金属化合物
である。かかるメタロセン化合物として好ましい物は、
下記一般式〔1〕で表される化合物である。 R1 t(CpR2 n)(CpR3 m)MX1X2 〔1〕 (ここで、Cpはシクロペンタジエニル基を表し、R1
は炭素、珪素、ゲルマニウム等の長周期律表第14族元
素を含む共有結合架橋基であり、1は0または1であ
り、R2及びR3はハロゲン、珪素含有基、炭素数1な
いし20の炭化水素基またはハロゲン含有炭化水素基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基であり、2
個のR2あるいはR3がシクロペンタジエニル環の隣接
して置換されている場合には互いに結合してC4〜C8
の環を形成していても良く、m、nは0〜5の整数で、
1+m=5及び1+n=5を満たす。またMは長周期律
表4族の遷移金属であり、X1及びX2はハロゲン原
子、水素原子、炭素数1〜20の炭化水素基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アミド基を示す。) 遷移金属としては、チタン、ジルコニウム、ハフニウム
が好ましい。また、メタロセン触媒と反応して安定なイ
オンとなる化合物とは、カチオンとアニオンのイオン対
から形成されるイオン性化合物或いは親電子性化合物で
あり、メタロセン化合物と反応して安定なイオンとなっ
て重合活性種を形成するものである。
である。 〔Q〕m+〔Y〕m−(mは1以上の整数) 〔2〕 式中のQはイオン性化合物カチオン成分であり、カルボ
ニウムカチオン、トロピリウムカチオン、アンモニウム
カチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウムカチオ
ン、ホスホニウムカチオン等が挙げられ、更には、それ
自身が還元され易い金属の陽イオンや有機金属の陽イオ
ン等も挙げることができる。これらのカチオンは、特表
平1−501950号公報等に開示されているようなプ
ロトンを与えることができるカチオンだけでなく、プロ
トンを与えないカチオンでも良い。これらのカチオンの
具体例としては、トリフェニルカルボニウム、ジフェニ
ルカルボニウム、シクロヘプタトリエニウム、インデニ
ウム、トリエチルアンモニウム、トリプロピルアンモニ
ウム、トリブチルアンモニウム、N,N−ジメチルアン
モニウム、ジプロピルアンモニウム、ジシクロヘキシル
アンモニウム、トリフェニルホスホニウム、トリメチル
ホスホニウム、トリ(ジメチルフェニル)ホスホニウ
ム、トリ(メチルフェニル)ホスホニウム、トリフェニ
ルスルホニウム、トリフェニルオキソニウム、トリエチ
ルオキソニウム、ピリリウム、または、銀イオン、金イ
オン、白金イオン、パラジウムイオン、水銀イオン、フ
ェロセニウムイオン等が挙げられる。
であり、メタロセン化合物と反応して安定なアニオンと
なる成分であって、有機ホウ素化合物アニオン、有機ア
ルミニウム化合物アニオン、有機ガリウム化合物アニオ
ン、有機リン化合物アニオン、有機ヒ素化合物アニオ
ン、有機アンチモン化合物アニオン等が挙げられる。具
体的には、テトラフェニルホウ素、テトラキス(3,
4,5−トリフルオロフェニル)ホウ素、テトラキス
(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)ホウ
素、テトラキス(3,5−(t−ブチル)フェニル)ホ
ウ素、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ素、
テトラフェニルアルミニウム、テトラキス(3,4,5
−トリフルオロフェニル)アルミニウム、テトラキス
(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)アルミ
ニウム、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチル)フェニ
ル)アルミニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アルミニウム、テトラフェニルガリウム、テトラキ
ス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ガリウム、テ
トラキス(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニ
ル)ガリウム、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチル)
フェニル)ガリウム、テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ガリウム、テトラフェニルリン、テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)リン、テトラフェニルヒ素、テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ヒ素、テトラフェ
ニルアンチモン、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アンチモン、デカボレート、ウンデカボレート、カ
ルバドデカボレート、デカクロロデカボレート等が挙げ
られる。
ているもののうち、メタロセン化合物と反応して安定な
イオンとなって重合活性種を形成するものであり、種々
のハロゲン化金属化合物や固体酸として知られている金
属酸化物等が挙げられる。具体的にはハロゲン化マグネ
シウムやルイス酸性無機化合物等が例示される。上記メ
タロセン系触媒を用いないで製造したエチレン・炭素数
3〜18のα−オレフィン共重合体では成分Aの性状を
備えた共重体を得ることが極めて困難であり、本発明の
効果を得ることができない。
高圧イオン重合法等を挙げることができる。これらの中
では溶液法および高圧イオン重合法で製造することが好
ましく、本発明の効果を大きく発揮することができる高
圧イオン重合法にて製造することが特に好ましい。な
お、この高圧イオン重合法とは、特開昭56−1860
7号、特開昭58−225106号の各公報に記載され
ている方法である。具体的には、圧力が100kg/c
m2 以上、好ましくは300〜2,000kg/c
m2 、温度が125℃以上、好ましくは130〜250
℃、特に好ましくは150〜200℃の反応条件下にて
行われるエチレン系重合体の製造方法である。
ン) (a) 性 状 本発明のポリエチレン層(2)を構成する成分Bの高圧
法低密度ポリエチレンは、以下の及びの物性を示す
ものが用いられ、特に〜の物性を示すものが好まし
い。 MFR 本発明に用いられる高圧法低密度ポリエチレンは、JI
S−K7210によるMFR(メルトフローレート:Me
lt Flow rate:溶融流量)が0.1〜50g/10分、
好ましくは2〜25g/10分の物性を示すものが好ま
しい。該MFRが上記範囲より大きいと溶融弾性が低く
なり、押出ラミネート加工時のネックインが大きくなっ
て、耳高で加工性が悪くなる。また、該MFRが上記範
囲より小さいと樹脂圧力が高くなり押出性が低下し、且
つ押出ラミネート加工時の延展性が悪くなる。
IS−K7112による密度が0.915〜0.940
g/cm3 、好ましくは0.916〜0.925g/c
m3 の物性を示す物が好ましい。該密度が上記範囲より
大きいと、ポリエチレン層の剛性が高くなり粘着テープ
の柔軟性が悪くなる。また、密度が上記範囲より小さい
と、テープ表面にベタツキが生じる。
イズ排除クロマトグラフィー(Size Exclusion Chromat
ography :SEC)によって求められるQ値(重量平均
分子量/数平均分子量)が5〜30、好ましくは7〜2
0の物性を示すものが好ましい。該Q値が上記範囲より
大きいと、テープ外観が悪化してくる傾向にあり好まし
くない。また、Q値が上記範囲より小さいと、溶融弾性
が低くなり押出ラミネート加工時のネックインが大きく
なり、耳高で加工性が悪くなる。
例 このような高圧法低密度ポリエチレンは、市販品の中か
ら適宜選んで使用することが出来るが、中でも、反応温
度220℃以上、好ましくは250〜350℃、反応圧
力1,700kg/cm2 以下、好ましくは1,200
〜1,600kg/cm2 でオートクレーブ法にて製造
されたポリエチレンを使用するのが好ましい。
物の製造 本発明の成分A:エチレン・炭素数3〜18のα−オレ
フィン共重合体および成分B:高圧法低密度ポリエチレ
ンから成るポリエチレン層(2)用の樹脂組成物は、通
常の樹脂組成物の製造方法と同様の方法で、成分Aと成
分Bを配合することにより製造することができる。具体
的には、成分Aと成分Bとを前もってドライブレンド
し、そのままフィルム成形機のホッパーに投入しても良
く、また、押出機、ブラベンダープラストグラフ、バン
バリーミキサー、ニーダーブレンダー等を用いて通常1
30〜250℃の温度で、溶融、混練し、通常用いられ
る方法でペレット状として、テープを製造することもで
きる。
A)と高圧低密度ポリエチレン(成分B)の配合割合
は、成分A中、成分Bが80〜1重量%、特に70〜5
重量%が好ましい。該配合割合が上記範囲より大である
と、テープのク織布層(1)とポリエチレン層(2)の
接着強度が悪くなり引裂性が悪化し、また柔軟性に欠け
て好ましくない。また、該配合割合が上記範囲より小さ
いと、製膜が不安定となり好ましくない。
して用いられている補助添加成分、例えば、酸化防止剤
(中でも、フェノール系及びリン系酸化防止剤が好まし
い。)、アンチブロッキング剤、スリップ剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、中和剤、防曇剤、着色剤等を配合す
ることもできる。
粘着テープに用いられるもので良く、ゴム系粘着剤(天
然ゴム系、ポリイソプレン系、SBR系、SIS、SB
S、SEBSブロック系、ブチルゴム、ポリイソブチレ
ン系、再生ゴム系)、アクリル系粘着剤、シリコーン系
粘着剤等が挙げられる。
外に任意の第4層を設けることもできる。第4層として
は、高圧法低密度ポリエチレン(HP−LDPE)、直
鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエ
チレン(HDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体、
エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・
(メタ)アクリ酸エステル共重合体等のオレフィン系樹
脂を用いることができる。
織布層(1)を基材としてポリエチレン層(2)用樹脂
組成物を押出ラミネート成形にて積層して得たフラット
ヤーン織布層(1)とポリエチレン層(2)からなる積
層物に、粘着層(3)をコートすることにより形成する
ことができる。上記ポリエチレン層(2)用樹脂組成物
は、成分A及び成分Bのドライブレンド、若しくは、溶
融、混練して得られるペレットを上記押出ラミネート成
形時の原材料として用いることもできる。
のフラットヤーンからなる織布層(1)の片面若しくは
両面に成分Aと成分Bとの樹脂組成物からなるポリエチ
レン層(2)を設けた積層物の片面に粘着層(3)を形
成したものである。具体的には、(1)層/(2)層/
(3)層、(3)層/(1)層/(2)層、(2)層/
(1)層/(2)層/(3)層、第4層/(1)層/
(2)層/(3)層、(2)層/(1)層/第4層/
(3)層、等の層構成をもって積層されたものである。
織布層(1)の経緯糸のデニール、打ち込み密度は、粘
着テープの引張強度、引張伸度等の要求品質から決定さ
れ、特に限定されない。また、ポリエチレン層(2)の
厚みは5〜70μm、好ましくは20〜50μmであ
る。該厚みが上記範囲より厚いと粘着テープの柔軟性が
損なわれる。また、該厚みが上記範囲より薄いと、織布
層(1)とポリエチレン層(2)の接着強度が悪くなり
引裂性が悪くなる。また、粘着層(3)の塗工厚みは、
要求される粘着性から決定され、特に限定されないが、
一般に固形分として20〜60g/m2 である。また、
上記第4層の肉厚としては、通常5〜70μm、好まし
くは20〜50μmである。
記載し、本発明を更に具体的に説明する。これら実施例
および比較例における物性の測定とフィルム物性評価
は、以下に示す方法によって実施した。 〔I〕 物性の測定法 (1) MFR:JIS−K7210に準拠(190
℃、2.16kg荷重) (2) 密度:JIS−K7112に準拠 (3) 示差走査熱量測定法(DSC)による補外融解
終了温度(Tem): 熱プレスによって成形した100μmのフィルムから約
5mgの試料を秤量し、それをセイコー電子工業(株)
製RDC 220 DSC装置にセットし、170℃に
昇温してその温度で5分間保持した後、降温速度10℃
/分で−10℃まで冷却する。次に1分間保持した後、
昇温速度10℃/分で170℃まで昇温して測定を行
う。−10℃から170℃に昇温してDSC曲線を得
た。JIS−K7121に準拠し、DSC曲線の高温側
のベースラインを低温側に延長した線と、融解ピークの
高温側の曲線に勾配が最大になる点で引いた接線の交点
の温度を補外融解終了温度(Tem)とした。
プを粘着剤を積層する面同志が接するよう2枚重ね、東
洋精機製熱盤式ヒートシーラーにて、シール温度:16
0℃、シール圧力:2kg/cm2 、シール時間:1秒
でヒートシールし、得られたサンプルを引張試験機を用
い引張速度:500mm/min、T型ピールにてヒー
トシール部の強度を測定する。 (2) 引張強さ及び伸び率:JIS−L1096 同
試験項目 A法(ストリップ法)に準拠 (3) 引裂強さ:JIS−L1096 同試験項目
A−1法(シングルタング法)に準拠し、50mmの長
さにわたって引裂き、極大値3点と極小値3点の平均値
で表わした。ただし、実用的な引裂強さを測定するた
め、引張速度を600mm/minとした。 (4) 剛軟性:JIS−L1096 同試験項目 A
法(45゜カンチレバー法)に準拠。 (5) 加工性:押出ラミネート加工時の製膜安定性 現行商業生産加工速度である100m/分での加工性の
測定と、生産コストは若干多くかかるが、それよりもや
や遅くした加工速度20m/分での加工性の測定を行な
った。 ○:良 ×:悪 (6) 耐ブロッキング性:粘着剤を塗布する前の原反
ロールでのブロッキングの程度で判定。 ○:良 ×:悪
フィン共重合体)の調製 触媒の調製は、特開昭61−130314号公報に記載
された方法で実施した。すなわち、錯体エチレンビス
(4,5,6−テトラヒドロインデニル)ジルコニウム
ジクロライド2.0ミリモルに、東洋ストウファー社製
メチルアルモキサンを上記錯体に対し1,000モル倍
加え、トルエンで10リットルに希釈して、触媒溶液を
調製し、以下の方法で重合を行った。内容積1.5リッ
トルの撹拌式オートクレーブ型連続反応器に、エチレン
と1−ヘキセンとの混合物を1−ヘキセンの組成が50
〜300重量%となるように供給し、反応器内の圧力を
1,300〜1,600kg/cm2 に保ち、100〜
250℃の温度で反応を行った。反応終了後、MFRが
0.1〜100g/10分、密度が0.870〜0.9
15g/cm3 、示差走査熱量測定法(DSC)による
補外融解終了温度(Tem)が55〜115℃であるエ
チレン・1−ヘキセン共重合体を得た。得られた共重合
体に、酸化防止剤としてイルガノックス1076(チバ
ガイギー社製)およびP−EPQ(サンド社製)、アン
チブロッキング剤としてタルク(富士タルク社製)、ス
リップ剤としてエルシン酸アミド(日本精化社製)を適
量配合し、共重合体組成物を調製した。
ン)の調製 反応温度150〜350℃、反応圧力1,000〜2,
000kg/cm2 で、オートクレーブ法にて製造し、
MFRが0.1〜50g/10分、密度が0.916〜
0.940g/cm3 の高圧法低密度ポリエチレンを得
た。
の調製 上記成分Aと成分Bとを、所定の配合割合にドライブレ
ンドし、40mmφ単軸押出機で160℃の成形温度に
て造粒して、該成分Aと成分Bとからなるペレット状の
樹脂組成物を得た。
密度46本/吋、緯糸:280デニール、打ち込み密度
16本/吋よりなるフラットヤーンクロスシート層
(1)の片面もしくは両面に上記成分Aと成分Bとの樹
脂組成物からなるポリエチレン層(2)を樹脂温度31
0℃で、幅500mmのTダイより押出して溶融薄膜と
なし、圧着ラミネートし、次いで粘着剤塗布面をコロナ
放電処理した後、アクリル系粘着剤をコーティングして
評価用粘着テープを得た。
1〜表12に記載された通りのものを使用して、表1〜
表12に記載された通りの物性、配合比、層構成の粘着
テープを成形し、その物性を評価した。得られた評価結
果を表1〜表12に記す。なお、表中の層構成(2)−
1/クロス/(2)−2/粘着剤は、クロスの両面にポ
リエチレン層(2)を積層し、その片面に粘着剤を形成
したものを表わす。
の熱可塑性樹脂のフラットヤーンクロス層の片面もしく
は両面には高圧法低密度ポリエチレンを設け、さらに片
面に粘着層を設けた粘着テープに比べ、横方向の引裂性
に優れ、かつ良好な柔軟性を備え、貼着性に優れた粘着
テープであり、ラミネート層の薄肉化により軽量で経済
性に優れた梱包資材や建築養生用等の分野において極め
て有用なものである。
Claims (4)
- 【請求項1】経緯糸が熱可塑性樹脂のフラットヤーンで
形成された織布層(1)の片面若しくは両面に、密度
(D)が0.875〜0.917g/cm3 、MFRが
1〜25g/10分のポリエチレン層(2)を積層し、
得られた積層物のポリエチレン層(2)側に、更に粘着
剤層(3)を積層した積層体からなり、該積層体の物性
が下記式を満足するものであることを特徴とする粘着テ
ープ。 W≦−0.03T+2.4 (式中、Tはポリエチレン層の厚み(μm)を表し、W
は粘着テープの横方向の引裂強度(kg)を表す。) - 【請求項2】ポリエチレン層(2)が、下記成分Aと成
分Bとからなる組成物から形成されたものである、請求
項1に記載の粘着テープ。 成分A: メタロセン系触媒を用いて製造された、下記
〜の性状を備えたエチレン・炭素数3〜18のα−
オレフィン共重合体 20〜99重量% MFRが0.1〜100g/10分であること。 密度(D)が0.870〜0.915g/cm3 で
あること。 成分B: 下記〜の性状を備えた高圧法低密度ポリ
エチレン80〜 1重量% MFRが0.1〜50g/10分であること。 密度(D)が0.915〜0.940g/cm3 で
あること。 - 【請求項3】エチレン・炭素数3〜18のα−オレフィ
ン共重合体が、メタロセン系触媒を用いて製造されたも
のであり、その融解ピークの補外融解終了温度(Te
m)が55〜115℃の範囲内で、該補外融解終了温度
(Tem)と密度(D)との関係が、次の関係式を満た
すものである、請求項2に記載の粘着テープ。 Tem≦286D−137 - 【請求項4】経緯糸が熱可塑性樹脂のフラットヤーンで
形成された織布層(1)の片面若しくは両面に、下記成
分Aと成分Bとからなる組成物からなるポリエチレン層
(2)を設けた積層物のポリエチレン層(2)側の片面
に粘着剤層(3)を形成したことを特徴とする粘着テー
プ。 ポリエチレン層(2): 成分A: メタロセン系触媒を用いて製造された、下記
〜の性状を備えたエチレン・炭素数3〜18のα−
オレフィン共重合体 20〜99重量% MFRが0.1〜100g/10分であること。 密度(D)が0.870〜0.915g/cm3 で
あること。 示差走査熱量測定法(DSC)によって得られる融解
ピークが1つであり、該溶解ピークの補外融解終了温度
(Tem)が55〜115℃の範囲内であり、該補外融
解終了温度(Tem)と密度(D)との関係が、次の関
係式を満たすこと。 Tem≦286D−137 成分B: 下記〜の性状を備えた高圧法低密度ポリ
エチレン80〜 1重量% MFRが0.1〜50g/10分であること。 密度(D)が0.915〜0.940g/cm3 で
あること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32130697A JP3986635B2 (ja) | 1996-12-11 | 1997-11-21 | 粘着テープ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33108296 | 1996-12-11 | ||
JP8-331082 | 1996-12-11 | ||
JP32130697A JP3986635B2 (ja) | 1996-12-11 | 1997-11-21 | 粘着テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226772A true JPH10226772A (ja) | 1998-08-25 |
JP3986635B2 JP3986635B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=26570425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32130697A Expired - Lifetime JP3986635B2 (ja) | 1996-12-11 | 1997-11-21 | 粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3986635B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000169809A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-20 | Diatex Co Ltd | 粘着テープ |
JP2000281981A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Nitto Denko Corp | 粘着テープまたはシート |
JP2001294830A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-23 | Diatex Co Ltd | 建物の気密防水用粘着テープ |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32130697A patent/JP3986635B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000169809A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-20 | Diatex Co Ltd | 粘着テープ |
JP2000281981A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Nitto Denko Corp | 粘着テープまたはシート |
JP2001294830A (ja) * | 2000-04-12 | 2001-10-23 | Diatex Co Ltd | 建物の気密防水用粘着テープ |
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---|---|
JP3986635B2 (ja) | 2007-10-03 |
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