JP2001294830A - 建物の気密防水用粘着テープ - Google Patents

建物の気密防水用粘着テープ

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JP2001294830A JP2000110841A JP2000110841A JP2001294830A JP 2001294830 A JP2001294830 A JP 2001294830A JP 2000110841 A JP2000110841 A JP 2000110841A JP 2000110841 A JP2000110841 A JP 2000110841A JP 2001294830 A JP2001294830 A JP 2001294830A
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川 謙 石
Etsuo Ueki
木 悦 雄 植
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KOYO KAGAKU KK
Diatex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間を断熱材と断熱材の隙間部分や柱と断
熱材との隙間部分を目張りして防水及び熱の放出を阻止
する建物の気密防水用粘着テープを提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂製フラットヤーンを織製す
ることにより得られた織布層の片面又は両面に熱可塑性
樹脂製フィルムよりなる被膜層を熱融着させてなる基布
層と、該基布層の片面に粘着剤を塗布して形成した粘着
剤層とから構成される粘着テープにおいて、前記熱可塑
性樹脂製フィルムがヒンダードフェノール系酸化防止剤
及びフォスファイト系酸化防止剤0.05〜0.35重
量%を含有している熱可塑性樹脂フィルムであると共
に、前記粘着剤層がラミ接着強度が1,000g/15
mm以上のアクリル系粘着剤であることを特徴とする、
建物の気密防水用粘着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の気密防水用
粘着テープに関する。特に、基材耐久性と長期間粘着性
に優れた省エネ用住宅用断熱材の目張りとして用いられ
る建物の気密防水用粘着テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープは、包装梱包用、電気
絶縁用、農業用ビニール・農業用ポリオレフィンフィル
ム補修用、結束用、接続用、カーペット固定用、塗装養
生用、床養生用、防水用等として各種用途に広く使用さ
れている。しかし、このような粘着テープは、各種用途
に適した性能を備えたものにしないと、後で不都合な事
態が生じたり、一時的には使用出来るが、長期間の使用
に耐えられない等の問題があり、異なった用途のものを
使用すると、結果的には必ずしも十分に満足するものと
ならなかった。
【0003】例えば、建築用粘着テープとしては、通
常、塗装養生用粘着テープ又は床養生用粘着テープ等の
種類のものが既に知られている。この様な建築用粘着テ
ープは、一般に、紙、布、合成樹脂フィルム、更には、
高密度ポリエチレン製フラットヤーンの織布(クロス)
に低密度ポリエチレン製フィルムを積層した積層体に、
粘着性樹脂として天然ゴム、合成ゴムを主体としたゴム
系粘着剤を塗布したものが主に使用されている。しか
し、この様な建築用粘着テープは、建築期間中の1ヶ月
〜6ヶ月程度の期間だけ使用され、建築終了後には剥が
さなければならないことから、余り強固に接着し過ぎる
と貼った部位に破損が生じたり、糊残りが生じることに
なる。それ故、長期間の接着強度の保持よりも、適度な
剥がし易さをも備えていることが必須である。また、上
記ゴム系粘着剤の中には、可塑剤としてフタル酸エステ
ル類が配合されていることから、この様な可塑剤が室内
に充満すると環境ホルモンの問題やシックハウスの問題
が生じるので、住宅の内部で長期間に亘って使用する際
には問題がある。
【0004】一方、近年、地球の温暖化に伴い、より一
層の省エネ化が促進されるようになり、省エネ住宅も更
なる改良が求められるようになった。従って、最近で
は、断熱材の肉厚を大きくするだけでは、より完全な断
熱を行うことが困難であることから、防湿性フィルムや
断熱材と断熱材との隙間部分や柱と断熱材との隙間部分
より暖められた空気が室外に放出されるのを阻止するた
め、断熱材を柱等に確実に固定したり断熱材間の隙間に
貼るための目張り用粘着テープが新たに要求されるよう
になった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な住宅
用断熱材間の隙間部分に貼る目張り用粘着テープは、従
来の粘着テープとは異なり、一度接着させると、その上
から内装が施されて覆われてしまうために、この目張り
用粘着テープは建築物の耐用年数である30年乃至50
年の間、季節の変化による温度差に耐えながら強固な接
着性を保持して、防水並びに気密を保持しなければなら
ないために、付設建築部材の一部として長期間安定して
使用に耐えられるものでなければならない。それ故、こ
の様な長期間にわたって使用に耐えられる目張り用粘着
テープを開発する必要がある。しかしながら、この種の
粘着テープの性能を規定するJIS等は存在しないが、
例えば、住宅用プラスチック防湿シートのJIS A6
930の規定では、「90℃オーブン中で加熱処理した
場合に34週でも伸びが半減しないこと。」が条件にな
っている。それ為に、上記目張り用粘着テープも長期間
の使用に対しても酸化劣化しないように、織布を構成す
るヤーンや織布の表裏両面に熱融着される熱可塑性樹脂
製フィルム材料に酸化防止剤を多量に配合することで解
決することができるはずである。
【0006】しかし、この様な熱可塑性樹脂製フィルム
中に酸化防止剤を多量に配合し過ぎると、酸化防止剤が
熱可塑性樹脂製フィルムの表面にブリーディングして来
るため、織布や粘着剤との接着能が顕著に低下して、織
布層と被膜層との間が剥離し易くなる。従って、極端な
場合には施工する際に巻かれている粘着テープを剥離し
ようとするだけで、織布層と被膜層との間にデラミネー
ションが生じてしまったり、粘着剤のラミ接着強度が著
しく低下するとの問題が起こる。また、ゴム系粘着剤
は、一般的に耐熱性と耐候性が劣るため、酸化防止剤や
その他助剤を多量に配合しなければならなく、その結果
として、粘着剤は高価なものとなってしまう。
【0007】一方、高密度ポリエチレン製フラットヤー
ンのクロスに低密度ポリエチレン製フィルムを積層した
積層体に、粘着剤としてアクリル系粘着剤を用いた建物
の気密防水用粘着テープも知られているが、該気密防水
用粘着テープは一般にゴム系粘着剤に比較して接着強度
も低く、更に、上記低密度ポリエチレン製フィルム中に
酸化防止剤を多量に配合させると低密度ポリエチレン製
フィルム層が高密度ポリエチレン製フラットヤーンのク
ロス層に熱融着し難くなるので、酸化防止剤を配合しな
いのが一般的であった。それ故、この様なアクリル系粘
着剤を用いた建物の気密防水用粘着テープは、熱可塑性
樹脂製テープ自体が酸化劣化するために、上記「90℃
オーブン中で加熱処理した場合に34週でも伸びが半減
しないこと。」の条件を満たすことができなく、住宅用
の気密防水用粘着テープとして使用する様な長期間の使
用には耐えることができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、長期間に亘って適度の
接着性を保持しなければならないことから、素材として
用いられる熱可塑性樹脂製フィルムの酸化防止が必須で
あるが、余り多量の酸化防止剤を熱可塑性樹脂製フィル
ム中に配合させると、熱可塑性樹脂製フィルム層の接着
強度が低下し、織布層との接着力が低下して、施工する
際に巻かれている粘着テープを剥離するだけで、粘着剤
の接着力に負けて、織布層と低密度ポリエチレン製フィ
ルム層とに剥がれが生じる。又、少量の酸化防止剤しか
配合しないと長期間の酸化劣化に耐えられず、被膜層の
劣化が早く進み、ひいては、芯材である織布への波及が
早くなり、基布としての耐久性が短くなる。それ故、建
築用部材として使用するには問題がある。そこで住宅の
目張りに必要な接着力としては、ラミ接着強度が1,0
00g/15mm未満のものでは実用性に欠けるとの知
見を得て、特定な酸化防止剤を特定量配合することによ
りラミ接着強度を長期間1,000g/15mm以上に
保持することができるとの知見を得て、本発明を完成す
るに至ったものである。
【0009】すなわち、本発明の建物の気密シール用粘
着テープは、熱可塑性樹脂製フラットヤーンを織製する
ことにより得られた織布層の片面又は両面に熱可塑性樹
脂製フィルムよりなる被膜層を熱融着させてなる基布層
と、該基布層の片面に粘着剤を塗布して形成した粘着剤
層とから構成される粘着テープにおいて、前記熱可塑性
樹脂製フィルムがヒンダードフェノール系酸化防止剤及
びフォスファイト系酸化防止剤0.05〜0.35重量
%を含有している熱可塑性樹脂フィルムであると共に、
前記粘着剤層がラミ接着強度が1,000g/15mm
以上のアクリル系粘着剤であること、を特徴とするもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】[I] 建物の気密防水用粘着テー
プ (1) 構成層 本発明の建物の気密防水用粘着テープは、織布層と被膜
層とを積層した基布層と、粘着剤層とから基本的に構成
されている。 (A) 基布層 (a) 織布層
【0011】熱可塑性樹脂フラットヤーン <構 造>本発明の建物の気密防水用粘着テープの織布
層に用いられる熱可塑性樹脂フラットヤーンとしては、
押出機より押し出した熱可塑性樹脂をシート状に成形
し、カッターナイフ等によりテープ状に切断して縦方向
に2倍以上、好ましくは3〜10倍の高倍率で一軸延伸
し、フラットヤーンとしたものである。ここでフラット
ヤーンの繊度や糸幅は特に限定されるものではないが、
クロスの経糸としては、繊度が70〜170デシテック
ス、好ましくは90〜130デシテックス、糸幅が一般
に0.4〜1.1mm、好ましくは0.5〜0.9mm
とするのが良い。また、クロスの緯糸としては、繊度が
200〜420デシテックス、好ましくは250〜31
0デシテックス、糸幅が一般に1.0〜1.5mm、好
ましくは1.1〜1.3mmとするのが良い。クロスの
緯糸に使用するフラットヤーンのデシテックス数は、手
で横手方向に容易に切断するすることができるように経
糸のデシテックス数の2.0〜4.5倍にするのが好ま
しい。
【0012】<素 材>上記熱可塑性樹脂としては、中
密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、直鎖
状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ナイ
ロン樹脂、ポリエステル樹脂等の高融点の熱可塑性樹脂
から選択すれば良いが、加工性とコスト及び強度の面で
高密度ポリエチレン樹脂が望ましく、高密度ポリエチレ
ン樹脂としては、エチレンの単独重合体、或いは、プロ
ピレンやブテンを例とするα−オレフィンとエチレンと
の共重合体、又はそれらの混合物を挙げることができる
が、その中から密度(JIS K7112)が約0.9
40〜0.960g/cm 程度のものを選択する。な
お、後記被膜層との接着力を高めるためには、該フラッ
トヤーンに用いる熱可塑性樹脂に、該被膜層に用いる直
鎖状ポリエチレンや前記素材と異なる樹脂組成物をフラ
ットヤーンの物性を著しく損なわない範囲で配合するこ
とも有効である。また、必要に応じて、上記熱可塑性樹
脂の中にヒンダードフェノール系酸化防止剤及びフォス
ファイト系酸化防止剤を0.05〜0.35重量%、好
ましくは0.05〜0.20重量%の割合で配合したも
のを使用することが好ましい。また、必要に応じて各種
添加剤を配合することができる。具体的には、酸化防止
剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、結晶核剤、ア
ンチブロッキング剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、分
散剤、抗菌剤、防黴剤、充填剤、架橋剤、架橋助剤等の
添加物を適宜配合した材料である。
【0013】織布層 上記織布層としては、上記熱可塑性樹脂製フラットヤー
ンを、経糸にあっては25〜60本/インチ幅、好まし
くは30〜50本/インチ幅で打ち込み、緯糸にあって
は10〜25本/インチ幅、好ましくは14〜18本/
インチ幅で打ち込んで、平織、綾織、朱子織、畝織、斜
子織、斜文織等の所望の織り組織に、好ましくは平織、
綾織に織製することにより得られる織布(クロス)であ
る。
【0014】(b) 被膜層 <構 造>上記織布層に積層される被膜層としては、押
出機より押し出した熱可塑性樹脂を肉厚が一般に0.0
20〜0.060mm、好ましくは0.025〜0.0
40mmのフィルム状に成形したものであり、上記織布
層の片面又は両面に積層して表面層フィルム及び/又は
裏面層フィルムを形成する。
【0015】<素 材>熱可塑性樹脂 上記被膜層に用いられる熱可塑性樹脂としては、低密度
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、高密度ポリエ
チレン樹脂、α−オレフィン類の単独又は共重合体から
なるポリオレフィン系樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アク
リル酸エステル共重合体、アイオノマー樹脂等のエチレ
ン・ビニル化合物系共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル樹脂等か
ら選択すれば良いが、加工性とコスト及び強度の面で低
密度ポリエチレン樹脂が望ましく、低密度ポリエチレン
樹脂としては、エチレンの単独重合体、或いは、プロピ
レンやブテンを例とするα−オレフィンとエチレンとの
共重合体、又はそれらの混合物を挙げることができる
が、その中から密度(JIS K7112)が約0.8
80〜0.928g/cm程度のものを選択するのが
好ましい。
【0016】酸化防止剤 上記熱可塑性樹脂製フィルムの中には、ヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤及びフォスファイト系酸化防止剤が
0.05〜0.35重量%、好ましくは0.05〜0.
20重量%の割合で配合されていることが本発明におい
て重要である。
【0017】[ヒンダードフェノール系酸化防止剤]ヒ
ンダードフェノール系酸化防止剤としては、オクタデシ
ル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート、2,2−チオビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、N,N’−ヘキサメ
チレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−ヒドロシンナマミド)、3,5−ジ−t−ブチル−4
−ビドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエ
ステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、トリエチレングリコールビス〔3−(3−t
−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート〕、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3、
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6
−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、ペンタエリスリチル−
テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕(ガイギー社製「イ
ルガノックス 1010」)、2,2−チオ−ジエチレ
ンビス〔3−(3,5−〕ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート等を挙げることができ
る。
【0018】[フォスファイト系酸化防止剤]また、フ
ォスファイト系酸化防止剤としては、9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスアナントレン−10−オ
キシド、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)4,4’−ビフェニレンジフォスフォナイト(サン
ド社製「サンドスクーブ P−EPQ」)、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジ
ステアリルペンタエリスリトール・ジホスファイト、ジ
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−ペンタエリスリ
トール・ジホスファイト、ジ(2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェニル)−ペンタエリスリトール・ジホ
スファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト等を挙げることができる。
【0019】また、上記ヒンダードフェノール系酸化防
止剤とフォスファイト系酸化防止剤は併用して用いるこ
とが重要で、その配合割合はヒンダードフェノール系酸
化防止剤:フォスファイト系酸化防止剤=1:0.1〜
2.5、好ましくは0.3〜1.0である。これら酸化
防止剤をそれぞれ単独で用いると、併用による相乗効果
が得られない為に酸化防止効果が顕著に減少し、多量に
用いないと所望の効果を発揮することができない。上記
ヒンダードフェノール系酸化防止剤及びフォスファイト
系酸化防止剤の配合割合が上記範囲未満であると、織布
層とのラミネート接着能は高いが、長期間耐久性を保持
することはできない。また、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤及びフォスファイト系酸化防止剤の配合割合が
上記範囲を超過すると、織布層とのラミネート接着能が
低下するため、本発明の建物の気密防水用粘着テープを
巻き戻した際に、織布層と被膜層との間でデラミネーシ
ョンが起こる等の欠点が生じる。また、ヒンダードフェ
ノール系酸化防止剤及びフォスファイト系酸化防止剤以
外の酸化防止剤では、一般に硫黄系の酸化防止剤が使用
されるが、被膜層の形成に係わる加工温度が高いために
成分が昇華希散し、また、硫黄系の酸化防止剤特有の臭
気が残存する欠点がある。効果を発揮するためには多量
に配合しなければならず、その為に被膜層の接着力不足
が生じる。
【0020】着色剤 また、この本発明の建物の気密防水用粘着テープは、気
密にする場所によって色分けしてシールすることから、
被膜層となる熱可塑性樹脂製フィルムが少なくとも2色
に、例えば、カーボンブラックを配合した黒色、及び、
チタンホワイトを配合した白色に着色されて使用される
のが一般的である。これらはマスターバッチ方式により
配合されるのが普通である。
【0021】その他の添加剤 上記被膜層に用いられる熱可塑性樹脂の中には、表面層
フィルム及び裏面層フィルムの物性を著しく損なわない
範囲で上記ヒンダードフェノール系酸化防止剤及びフォ
スファイト系酸化防止剤及びカーボンブラック及びチタ
ンホワイト以外の各種添加剤を配合することができる。
具体的には、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、分散剤、抗菌
剤、防黴剤、充填剤、架橋剤、架橋助剤等の添加物を適
宜配合した材料である。
【0022】(c) 積 層 上記織布の少なくとも一つの面に熱可塑性樹脂よりなる
表面層フィルム及び裏面層フィルムを積層する方法とし
ては、通常の公知の積層方法、具体的には、例えば、押
出ラミネート法、ドライラミネート法、サーマルラミネ
ート法等の積層方法と同様に成形することができる。
【0023】(d) 基布層の肉厚 基布層における織布層と被膜層との肉厚の比率として
は、1:0.5〜2.0重量%の割合であることが好ま
しい。
【0024】(B) 粘着剤層 本発明の建物の気密防水用粘着テープの粘着剤層には、
長期間安定した接着性を維持しなければならないめに、
ラミ接着強度を長期間1,000g/15mm以上に保
持することができるアクリル系粘着剤を用いることが重
要である。 [構成成分]この様なラミ接着強度が1,000g/1
5mm以上のアクリル系粘着剤としては、好適には、カ
ルボキシ基又はアミノ基含有単量体1〜10重量%、
(メタ)アクリル酸アルキルエステル50〜99重量
%、及び、その他の共重合可能な単量体0〜49重量%
を重合してなるガラス転移温度が−20℃未満であるア
クリル系共重合体(A)100〜75重量部と、軟化点
温度が130℃以下のロジン系又はテルペン系樹脂
(B)0〜25重量部からなるものが使用される。
【0025】(a) アクリル系共重合体(A) かかるカルボキシル基又はアミノ基含有不飽和単量体1
〜10重量%、(メタ)アクリル酸のアルキルエステル
50〜99重量%、及び、その他の共重合可能な単量体
0〜49重量%を重合してなるガラス転移温度が−20
℃未満であるアクリル系共重合体(A)とは、下記に示
すカルボキシル基又はアミノ基含有不飽和単量体(a
1)、(メタ)アクリル酸のアルキルエステル(a
2)、及び、その他の共重合可能な単量体(a3)を重
合することにより得られるものである。
【0026】カルボキシル基又はアミノ基含有不飽和単
量体(a1) 上記カルボキシル基又はアミノ基含有不飽和単量体(a
1)としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマール酸、シトラ
コン酸、グルタコン酸、イタコン酸等の多価カルボン酸
及びこれらの無水物等のカルボキシル基含有単量体や
(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチルアミノメ
タクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド
等のアミノ基含有不飽和単量体が挙げられ、好適にはア
クリル酸が用いられる。
【0027】(メタ)アクリル酸のアルキルエステル
(a2) また、上記(メタ)アクリル酸のアルキルエステル(a
2)としては、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸iso−ブチル、アクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
プロピル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸
ラウリル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ラウリル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステア
リル等が挙げられる。好適にはアクリル酸n−ブチル、
アクリル酸2−エチルヘキシルが用いられる。
【0028】その他の共重合可能な単量体(a3) 更に、上記その他の共重合可能な単量体(a3)として
は、酢酸ビニル、アクリルニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン、プロピオン酸ビニル等を挙げることがで
きる。
【0029】配合割合 上記アクリル系共重合体(A)におけるカルボキシル基
又はアミノ基含有不飽和単量体(a1)、(メタ)アク
リル酸アルキルエステル(a2)、その他共重合可能な
単量体(a3)の各共重合割合は、カルボキシル基又は
アミノ基含有不飽和単量体(a1)が一般に1〜10重
量%(好ましくは2〜8重量%)、(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(a2)が一般に50〜99重量%、
好ましくは70〜98重量%、その他の共重合可能な単
量体(a3)が一般に0〜49重量%、好ましくは0〜
20重量%である。上記カルボキシル基又はアミノ基含
有不飽和単量体(a1)が1重量%未満であれば高温に
対する接着力が不足となり、逆に10重量%を超えると
低温接着力が不足する。また、(メタ)アクリル酸アル
キルエステル(a2)が50重量%未満であったり、そ
の他の共重合可能な単量体(a3)が49重量%を超過
する場合も全体に接着力が不足する。逆に(メタ)アク
リル酸アルキルエステル(a2)が99重量%を超過す
ると粘着剤のカット面からのはみ出しや高温時の接着力
が低下する欠点が生じる。従って、アクリル系共重合体
(A)は、上記の如き共重合割合であることが必要であ
るが、更に、ガラス転移温度が−20℃未満であること
も必要で、かかるガラス転移温度が−20℃以上では接
着力不足となって、本発明の目的を達成することが出来
ない。かかるガラス転移温度の調整は、上記の(メタ)
アクリル酸のアルキルエステル(a2)とその他の共重
合可能な単量体(a3)の種類や共重合比の調整等の方
法でコントロールすることができる。
【0030】重 合 上記のアクリル系共重合体(A)を製造するに当たって
は、カルボキシル基又はアミノ基含有不飽和単量体(a
1)、(メタ)アクリル酸のアルキルエステル(a
2)、及び、その他の共重合可能な単量体(a3)を有
機溶剤中でラジカル共重合させる如き、当業者が周知の
方法によって容易に製造される。かかる重合に用いられ
る有機溶剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、n
−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール等
の脂肪族アルコール類、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類等を挙
げることができる。使用する重合触媒としては、通常の
ラジカル重合触媒であるアゾビスイソブチロニトリル、
ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサ
イド、クメンハイドロパーオキサイド等を具体例として
挙げることができる。
【0031】(b) 粘着付与剤(B) また、必要により用いられる粘着付与剤(B)として
は、ロジン系樹脂(ロジン若しくは不均化ロジン、水添
加ロジンのエステル類)、テルペン系樹脂、キシレン系
樹脂(キシレンとホルムアルデヒドの付加反応物)、フ
ェノール系樹脂、シリコーン系樹脂、クマロン系樹脂、
石油樹脂等を挙げることができる。好適にはロジン系樹
脂、テルペン系樹脂、キシレン系樹脂の1種又は2種以
上の混合物である。かかる粘着付与剤(B)のアクリル
系粘着剤中の含有量は、アクリル系共重合体(A)10
0重量部に対して一般に0〜25重量部、好ましくは5
〜20重量部であることが必要で、かかる粘着付与剤
(B)を配合することにより接着力が上昇させることが
できる。しかしながら、上記25重量部を超過して配合
すると粘着力が過度に上昇して、展開が重くなり、実用
に供し得なくなる。又、タックが低下し、低温時の貼付
作業の能率が低下する。
【0032】(c) 架橋剤(C) 更に、必要により用いられる架橋剤(C)としては、エ
ポキシ系化合物、金属塩化合物、金属アルコキシド化合
物、アルデヒド系化合物、非アミノ樹脂系アミノ化合
物、尿素系化合物、イソシアネート系化合物、金属キレ
ート系化合物、メラミン系化合物、アジリジン系化合物
等、通常の粘着剤に使用される架橋剤を挙げることがで
きる。これらの中でも金属キレート系化合物が好まし
く、特にアルミキレート化合物が好ましい。アルミキレ
ート化合物の具体例としては、アルミニウムトリス(エ
チルアセトアセトネート)、アルミニウムトリス(アセ
チルアセトネート)、アルミニウムモノアセチルアセト
ネートビス(エチルアセトアセトネート)を挙げること
ができる。かかる架橋剤(C)を適宜配合することによ
り接着力と凝集力を調整することにより粘着力をコント
ロールすることができる。上記架橋剤(C)のアクリル
系粘着剤中の含有量は、特に限定されないが、アクリル
系共重合体(A)100重量部に対して一般に0.01
〜5.0重量部、更には0.2〜2.0重量部である。
かかる含有量が0.01重量部未満では架橋反応性に乏
しくなる。逆に5.0重量部を超過すると架橋反応が過
剰となって目標とする粘着力が得られない。
【0033】(d) 架橋促進剤(D) なお、架橋を促進するために酸触媒、例えばパラトルエ
ンスルホン酸、燐酸、塩酸、塩化アンモニウム等の架橋
促進剤(D)を併用することも可能で、かかる架橋促進
剤の添加量は架橋剤に対して1〜10重量%程度が適当
である。アクリル系粘着剤は、上記の如きカルボキシル
基又はアミノ基含有不飽和単量体(a1)、(メタ)ア
クリル酸のアルキルエステル(a2)、及び、その他の
共重合可能な単量体(a3)からなるものであるが、本
発明においては、かかるアクリル系粘着剤のゲル化分率
を一般に10〜80重量%、好ましくは10〜75重量
%、特に好ましくは10〜60重量%にコントロールす
ることが好ましい。かかるコントロールに当たっては、
重合方法、上記のカルボキシル基又はアミノ基含有不飽
和単量体の導入量の調整や架橋剤の添加量の調整等の方
法で実現することが可能である。また、アクリル系粘着
剤には、本発明の目的を著しく逸脱しない範囲で、かか
る粘着剤に従来公知の粘着剤用添加剤を必要に応じて添
加することができ、かかる公知の添加剤としては、粘着
付与剤、顔料、可塑剤、安定剤、充填剤等を挙げること
ができる。
【0034】(e) その他の配合成分 上記アクリル系粘着剤は、必要に応じて、各種目的に応
じて、更に、その他の配合成分を添加することができ
る。具体的には、架橋を促進させるために燐酸、塩酸、
塩化アンモニウム等の架橋促進剤を1〜10重量%の範
囲で併用することも可能である。また、耐候性を向上さ
せるために酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等を添
加することもできる。 [塗布量]上記アクリル系粘着剤の塗布量は、固形分と
して20〜200g/m、好ましくは40〜100g
/mが経済的にも適当である。
【0035】(2) 層構成 本発明の建物の気密防水用粘着テープを構成する、織布
層と被膜層とから構成されている基布層と、接着剤層と
の各層の厚みの割合は、基布層:接着剤層=1:0.2
〜1.7、好ましくは0.3〜0.8である。
【0036】[II] 用 途 この様な本発明の建物の気密防水用粘着テープは、酸化
防止剤が接着性を損なわない程度に適度に配合されてい
ることから、強固な接着性と季節変化による温度差に耐
え、付設建築部材として長期間安定して使用することが
できるので、建築物の耐用年数である30年乃至50年
の長期間を断熱材と断熱材の隙間部分や柱と断熱材との
隙間部分より放出される熱を防止したり、断熱材を柱等
に固定することができる。また、本発明の建物の気密防
水用粘着テープは、可塑剤としてフタル酸エステル類が
配合されているゴム系粘着剤を用いていないので、環境
ホルモンやシックハウス問題が無く、安心して使用する
ことができる。更に、粘着剤としてアクリル系粘着剤を
用いていることから、強固な接着能を有するゴム系粘着
剤を使用する場合に比較して、接着能が強過ぎないため
に織布と被膜層との間の接着強度よりも接着力が強くな
ることがないのでデラミが生じ難く、その分だけ被膜層
に酸化防止剤を多く混入させることができることから、
ゴム系粘着剤を使用する場合よりも長期保存性を向上さ
せることができる。
【0037】
【実施例】以下に示す実施例及び比較例によって、本発
明を更に具体的に説明する。 [I] 試験方法耐久性(老化)試験 得られたテープ基材を幅50mm、長さ400mmの長
方形に切り出し、耐久性(老化)試験の為の試験片とす
る。次に、90℃±1℃に調整した熱風オーブン内に上
記試験片を吊り下げ、一定期間熱風処理された試験片に
ついてJIS L−1096法にて引張破断点強度・伸
び率について原点の強度・伸び率からの半減期を求め
た。ラミクロスの層間接着力の測定 得られたラミクロスを(ラミ面面接)瞬間接着剤で貼り
合わせ、乾燥固化後1時間放置した後、15mm×20
0mmの試料を作成し、23℃で湿度65%の環境下で
引張試験機を用い,T型剥離法にていずれかの面の織布
面と被膜層の剥離応力を測定した。50℃及び−10℃の温度における粘着力の測定 JIS R6253に規定の試験板(SUS304)を
用い、280番研磨紙で磨き洗浄後塗工物を貼り付け、
恒温槽付引張試験機を用いてJIS Z0237に準拠
して50℃及び−10℃の温度における粘着力を測定し
た。ボールタック(低温) 斜度30度、助走100mmでのボールタック試験をJ
IS Z0237に準拠して−0℃に設定した大型恒温
槽内にボールタック試験機を設置して測定。
【0038】[II] 実施例1〜4及び比較例1〜8 (1) フラットヤーンの製造組成物の調製 日本ポリケム社製高密度ポリエチレン(密度0.956
g/cm、MFR0.6g/10分)に、ヒンダード
フェノール系酸化防止剤としてペンタエリスリチル−テ
トラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕(ガイギー社製、商品
名:イルガノックス 1010)と、フォスファイト系
酸化防止剤としてテトラキス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニール)4,4’−ビフェニレンジフォスフォナイ
ト(サンド社製、商品名:サンドスターブ P−EP
Q)を表1及び表2に示す割合で配合した。更に、黒色
系着色剤としてポリエチレン用として調製されたチャン
ネルカーボンからなるマスターバッチを顔料濃度が2重
量%となるように配合した。一方には、白色系着色剤と
して同じくポリエチレン用に調製されたルチル型酸化チ
タンを主成分とするマスターバッチを顔料濃度が2重量
%となるように配合した。
【0039】フラットヤーンの製造 この配合物を押出機に投入し、溶融混練してインフレー
ション成形機を用いてフィルムを製造し、これをテープ
状に細断し、熱板接触延伸法により7倍延伸を施し、次
に、7%弛緩によるアニーリングを施して、テークアッ
プワンダーにチーズ状に巻き取り、経糸として100デ
シテックス、糸幅0.7mm、緯糸として300デシテ
ックス、糸幅1.2mmの無着色、及び、ブラックとホ
ワイトヤーンを得る。
【0040】(2) 織布の製造 次に、得られた経糸、緯糸について、エアージェット織
機(津田駒社製)にて経糸をクリールスタンドより直取
りして経糸密度を46本/インチ、緯糸密度を16本/
インチで平織りして織布を作成した。
【0041】(3) 基布層の製造 更には、得られた織布に、日本ポリケム社製低密度ポリ
エチレン(密度0.924g/cm、MFR10.0
g/10分)に、ヒンダードフェノール系酸化防止剤と
してペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェノール)プロピ
オネート〕メタン(ガイギー社製商品名:イルガノック
ス1010)と、フォスファイト系酸化防止剤としてテ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニール)4,
4’−ビフェニレンジフォスナイト(サンド社製商品
名:サンドスターブP−EPQイルガノックス101
0)を表1に示す割合で配合し、更に黒色系着色剤とし
てポリエチレン用として調製されたチャンネルカーボン
からなるマスターバッチを顔料濃度が2重量%となるよ
うに配合した。もう一方には、白色系着色剤として同じ
くポリエチレン用に調製されたルチル型酸化チタンを主
成分とするマスターバッチを顔料濃度が2重量%となる
ように配合して、それぞれ押出ラミネート法により押出
温度320℃で押し出して、上記織布の両面に厚み35
μmの被膜層を付設してラミクロス基布層とする。
【0042】(4) アクリル系粘着剤の製造アクリル系共重合体(A−1)の製造 アクリル酸(a−1)3重量部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル(a−3)45重量部、n−ブチルアクリレー
ト(a−3)45重量部、酢酸ビニル(a−4)6重量
部、アゾビスブチロニトリル(AIBN)0.1重量
部、酢酸エチル100重量部を、冷却器及び攪拌機付の
内容積1リットルのフラスコ内に仕込み、90℃に加熱
して重合反応を行った。重合反応中はトルエン10重量
部に重合触媒としてアゾビスブチロニトリル(AIB
N)0.1重量部を溶解させた溶液を逐次添加しながら
7時間反応を行った。反応終了後、トルエンで希釈して
ガラス転移点温度−55℃のアクリル系共重合体(A−
1)の40重量%溶液を得た。アクリル系粘着剤(B−1)の製造 上記アクリル系共重合体(A−1)100重量部に対し
て、荒川化学(株)製「スーパーエステル A−10
0」(ロジン系粘着付与剤(軟化点温度:SP100
℃))を10重量部添加して、アクリル系粘着剤を得
た。
【0043】(5) 塗工物の製造 上記アクリル系粘着剤の製造にて製造されたアクリル系
粘着剤を基布層の製造により製造したラミクロス基布層
に自動塗工機(テスター産業社製)を用いて固形分とし
て60μm厚みとなるように塗布し、恒温器を用いて8
0℃の温度で3分間乾燥して酢酸エチルを蒸発除去した
後、23℃の温度で10日間のエージングを行い粘着テ
ープ体を得る。
【0044】(6) 評価方法 上記粘着テープ体の、耐久性(老化)試験、ラミクロス
の層間接着力、50℃及び−10℃の温度における粘着
力、0℃のボールタックの測定を行った。その結果を表
1、表2及び表3に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】このような本発明の建物の気密防水用粘
着テープは、強固な接着性と季節変化による温度差に耐
え、付設建築部材として長期間安定して使用することが
できるので、建築物の耐用年数である30年乃至50年
の長期間を断熱材と断熱材の隙間部分や柱と断熱材との
隙間部分より放出される熱を防止したり、断熱材を柱等
に固定することができる。また、本発明の建物の気密防
水用粘着テープは、可塑剤としてフタル酸エステル類が
配合されているゴム系粘着剤を用いていないので、環境
ホルモンやシックハウス問題が無く、安心して使用する
ことができる。更に、粘着剤としてアクリル系粘着剤を
用いていることから、ゴム系粘着剤を使用する場合に比
較して、酸化によって接着能が低下し難いことから、強
固な接着能を長期間保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の建物の気密防水用粘着テープの
一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 建物の気密防水用粘着テープ 2 クロス 3 被膜層 3a 表面層フィルム 3b 裏面層フィルム 4 基布層 5 粘着剤層 6 フラットヤーン 6a 経糸 6b 緯糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植 木 悦 雄 富山県黒部市沓掛2000番地 ダイヤテック ス株式会社黒部工場内 Fターム(参考) 2E001 DA01 DD02 GA23 GA27 GA76 HD11 LA16 4F100 AK01A AK01B AK02C AK25C AK25G AK28C BA03 BA04 BA10B BA10C BA13 CA06B CB05C DG01A DG12A EC03 EH46C GB07 JA05C JB16A JB16B JD05 JJ02 JK06C JL00 JL11C JL13C YY00B YY00C 4J004 AA04 AA10 AB01 CB01 CC03 CD10 FA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂製フラットヤーンを織製する
    ことにより得られた織布層の片面又は両面に熱可塑性樹
    脂製フィルムよりなる被膜層を熱融着させてなる基布層
    と、該基布層の片面に粘着剤を塗布して形成した粘着剤
    層とから構成される粘着テープにおいて、前記熱可塑性
    樹脂製フィルムがヒンダードフェノール系酸化防止剤及
    びフォスファイト系酸化防止剤0.05〜0.35重量
    %を含有している熱可塑性樹脂フィルムであると共に、
    前記粘着剤層がラミ接着強度が1,000g/15mm
    以上のアクリル系粘着剤であることを特徴とする、建物
    の気密防水用粘着テープ。
  2. 【請求項2】基布層が、織布層の表裏両面に熱可塑性樹
    脂製フィルムよりなる被膜層が熱融着されたものであ
    る、請求項1に記載の建物の気密防水用粘着テープ。
  3. 【請求項3】アクリル系粘着剤が、カルボキシ基又はア
    ミノ基含有単量体成分1〜10重量%、(メタ)アクリ
    ル酸アルキルエステル成分50〜99重量%、及び、そ
    の他の共重合可能な単量体成分0〜49重量%を重合し
    てなるガラス転移温度が−20℃未満であるアクリル共
    重合体100〜75重量部と、軟化点温度が130℃以
    下のロジン系又はテルペン系樹脂0〜25重量部からな
    るものである、請求項1又は2に記載の建物の気密防水
    用粘着テープ。
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