JPH10226713A - 重合性組成物、硬化物及び重合方法 - Google Patents
重合性組成物、硬化物及び重合方法Info
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- JPH10226713A JPH10226713A JP35409197A JP35409197A JPH10226713A JP H10226713 A JPH10226713 A JP H10226713A JP 35409197 A JP35409197 A JP 35409197A JP 35409197 A JP35409197 A JP 35409197A JP H10226713 A JPH10226713 A JP H10226713A
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- Japan
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- meth
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Abstract
(57)【要約】
【課題】大気中の酸素によって硬化反応が阻害されない
重合性組成物を提供すること。 【解決手段】オニウム塩型重合開始剤、多官能アクリル
化合物及び必要によりビニルエーテル化合物を含有する
重合性組成物。
重合性組成物を提供すること。 【解決手段】オニウム塩型重合開始剤、多官能アクリル
化合物及び必要によりビニルエーテル化合物を含有する
重合性組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオニウム塩型重合開
始剤、多官能アクリル化合物を含有する重合性組成物及
びその硬化物に関する。
始剤、多官能アクリル化合物を含有する重合性組成物及
びその硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、紫外線硬化型樹脂や電子線硬化型
樹脂などを含有する重合性組成物は主に、インキ、塗
料、接着剤、レジスト及び製版剤などの多くの分野で用
いられている。その主剤としてはアクリル系モノマーや
多官能アクリル化合物が用いられており、その重合開始
剤としてはラジカル発生型開始剤が用いられている。
樹脂などを含有する重合性組成物は主に、インキ、塗
料、接着剤、レジスト及び製版剤などの多くの分野で用
いられている。その主剤としてはアクリル系モノマーや
多官能アクリル化合物が用いられており、その重合開始
剤としてはラジカル発生型開始剤が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ラジカル発
生型開始剤による硬化反応は大気中の酸素によって阻害
されることがある。
生型開始剤による硬化反応は大気中の酸素によって阻害
されることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意研究の結果本発明を完成した。す
なわち本発明は、(1)オニウム塩型重合開始剤、多官
能アクリル化合物及び必要によりビニルエーテル化合物
を含有する重合性組成物、(2)上記(1)記載の重合
性組成物を電離活性エネルギー線照射又は加熱すること
を特徴とする硬化物の製造方法、(3)上記(1)記載
の重合性組成物を硬化して得られる硬化物を提供するも
のである。
め、本発明者らは鋭意研究の結果本発明を完成した。す
なわち本発明は、(1)オニウム塩型重合開始剤、多官
能アクリル化合物及び必要によりビニルエーテル化合物
を含有する重合性組成物、(2)上記(1)記載の重合
性組成物を電離活性エネルギー線照射又は加熱すること
を特徴とする硬化物の製造方法、(3)上記(1)記載
の重合性組成物を硬化して得られる硬化物を提供するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において使用しうるオニウ
ム塩型重合開始剤の具体例としては、特公昭53−32
831号、特公昭52−14277号、特公昭52−1
4278号、特公昭52−14279号、特公昭52−
25686号、特公昭61−34752号、特開昭54
−53181号、特開昭54−95686号、特公昭6
1−36530号、特公昭59−19581号、特公昭
63−65688号、特開昭55−164204号、特
公昭60−30690号、特公昭63−36332号、
特公平1−39423号、特公平2−10171号、特
公平5−15721号、特公平4−62310号、特公
昭62−57653号、特公平3−12081号、特公
平3−12082号、特公平3−16361号、特公昭
63−12092号、特公昭63−12093号、特公
昭63−12095号、特公昭63−12094号、特
公平2−37924号、特公平2−35764号、特公
平4−13374号、特公平4−75908号、特公平
4−73428号、特公昭53−32831号、特開平
2−150848号、特開平2−296514号、米国
特許第4,069,055号、米国特許第4,069,
056号、米国特許第3,703,296号、等に記載
されているスルホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニ
ウム塩、ホスホニウム塩、ヨ−ドニウム塩、アルソニウ
ム塩、鉄、アレ−ン錯体等が挙げられ、スルホニウム
塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ホスホニウム
塩、アルソニウム塩、鉄、アレ−ン錯体が好ましい。
ム塩型重合開始剤の具体例としては、特公昭53−32
831号、特公昭52−14277号、特公昭52−1
4278号、特公昭52−14279号、特公昭52−
25686号、特公昭61−34752号、特開昭54
−53181号、特開昭54−95686号、特公昭6
1−36530号、特公昭59−19581号、特公昭
63−65688号、特開昭55−164204号、特
公昭60−30690号、特公昭63−36332号、
特公平1−39423号、特公平2−10171号、特
公平5−15721号、特公平4−62310号、特公
昭62−57653号、特公平3−12081号、特公
平3−12082号、特公平3−16361号、特公昭
63−12092号、特公昭63−12093号、特公
昭63−12095号、特公昭63−12094号、特
公平2−37924号、特公平2−35764号、特公
平4−13374号、特公平4−75908号、特公平
4−73428号、特公昭53−32831号、特開平
2−150848号、特開平2−296514号、米国
特許第4,069,055号、米国特許第4,069,
056号、米国特許第3,703,296号、等に記載
されているスルホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニ
ウム塩、ホスホニウム塩、ヨ−ドニウム塩、アルソニウ
ム塩、鉄、アレ−ン錯体等が挙げられ、スルホニウム
塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ホスホニウム
塩、アルソニウム塩、鉄、アレ−ン錯体が好ましい。
【0006】用いうる多官能アクリル化合物の具体例と
しては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラブチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,6ーヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールのペンタまたはヘキサ(メ
タ)アクリレートもしくはこれらの混合物、トリス(メ
タ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、ジ
(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、
2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル)プロパン、ビス(4−(メタ)アク
リロイルオキシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)スルフィ
ド、2,4−ジ(メタ)アクリルオキシナフタレン等の
多官能(メタ)アクリレート化合物、ビスフェノール型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂等のエポキシ
樹脂と(メタ)アクリル酸の反応物であるエポキシ(メ
タ)アクリレート化合物、有機ポリイソシアネート(例
えば、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート等)と水酸基含有(メタ)アクリレー
ト(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトール(メタ)アクリレート等)の反応物あるい
は、前記有機ポリイソシアネートと前記水酸基含有(メ
タ)アクリレートとポリオール(例えば、2,2−ビス
(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)
スルフィド、2,2−ビス(4−ヒドロオキシペンタエ
トキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロ
オキシジエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパ
ン、ポリテトラメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、ポリエステルポリオール等)の反応物であるウ
レタン(メタ)アクリレート等、好ましくは、3官能以
上の多官能アクリルモノマーが挙げられる。オニウム塩
型重合開始剤の使用量は、多官能アクリル化合物及び下
記するビニルエーテル化合物(任意成分)の合計重量1
00重量部に対し、通常0.01〜50重量部、好まし
くは0.1〜20重量部の範囲である。
しては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラブチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,6ーヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、ノナンジオールジ(メタ)アク
リレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリシクロデカンジメチロールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールのペンタまたはヘキサ(メ
タ)アクリレートもしくはこれらの混合物、トリス(メ
タ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、ジ
(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレート、
2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイ
ルオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル)プロパン、ビス(4−(メタ)アク
リロイルオキシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)スルフィ
ド、2,4−ジ(メタ)アクリルオキシナフタレン等の
多官能(メタ)アクリレート化合物、ビスフェノール型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂等のエポキシ
樹脂と(メタ)アクリル酸の反応物であるエポキシ(メ
タ)アクリレート化合物、有機ポリイソシアネート(例
えば、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート等)と水酸基含有(メタ)アクリレー
ト(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4
−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトール(メタ)アクリレート等)の反応物あるい
は、前記有機ポリイソシアネートと前記水酸基含有(メ
タ)アクリレートとポリオール(例えば、2,2−ビス
(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)
スルフィド、2,2−ビス(4−ヒドロオキシペンタエ
トキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロ
オキシジエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパ
ン、ポリテトラメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、ポリエステルポリオール等)の反応物であるウ
レタン(メタ)アクリレート等、好ましくは、3官能以
上の多官能アクリルモノマーが挙げられる。オニウム塩
型重合開始剤の使用量は、多官能アクリル化合物及び下
記するビニルエーテル化合物(任意成分)の合計重量1
00重量部に対し、通常0.01〜50重量部、好まし
くは0.1〜20重量部の範囲である。
【0007】本発明の重合性組成物はその硬化反応性を
上げることを目的として必要によりビニルエーテル化合
物を含有する。用いうるビニルエーテル化合物の具体例
としては、エチレングリコールジビニルエーテル、トリ
エチレングリコールジビニルエーテル、1,3−ブテン
ジオールジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
ビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエ
ーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、1,4−
シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、テトラエチ
レングリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトー
ルジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニル
エーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテ
ル、ソルビトールテトラビニルエーテル、ソルビトール
ペンタビニルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタ
及びヘキサビニルエーテル、エチレングリコールジエト
キシビニルエーテル、トリエチレングリコールジエトキ
シビニルエーテル、エチレングリコールジプロピレンビ
ニルエーテル、トリメチロールプロパントリエトキシビ
ニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラエトキシビ
ニルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキ
サエトキシビニルエーテル等の多官能ビニルエーテル、
有機ポリイソシアネート(例えば、トリレンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等)と水
酸基含有ビニルエーテル(例えば、2−ヒドロキシエチ
ルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエー
テル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ペンタエ
リスリトールトリビニルエーテル等)の反応物あるい
は、前記有機ポリイソシアネートと前記水酸基含有ビニ
ルエーテルとポリオール(例えば、2,2−ビス(4−
ヒドロオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)スルフィ
ド、2,2−ビス(4−ヒドロオキシペンタエトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロオキシジ
エトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ポリ
テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ポリエステルポリオール等)の反応物であるウレタンビ
ニルエーテル等が挙げられる。ビニルエーテル化合物
は、多官能アクリル化合物とビニルエーテル化合物の合
計重量100重量部に対して通常100重量部未満、好
ましくは10〜90重量部が必要に応じて用いられる
が、多官能アクリル化合物が3官能以下の場合、前記に
おいて50重量部以上100重量部未満用いるのが好ま
しい。
上げることを目的として必要によりビニルエーテル化合
物を含有する。用いうるビニルエーテル化合物の具体例
としては、エチレングリコールジビニルエーテル、トリ
エチレングリコールジビニルエーテル、1,3−ブテン
ジオールジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
ビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエ
ーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、1,4−
シクロヘキサンジオールジビニルエーテル、テトラエチ
レングリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトー
ルジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニル
エーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテ
ル、ソルビトールテトラビニルエーテル、ソルビトール
ペンタビニルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタ
及びヘキサビニルエーテル、エチレングリコールジエト
キシビニルエーテル、トリエチレングリコールジエトキ
シビニルエーテル、エチレングリコールジプロピレンビ
ニルエーテル、トリメチロールプロパントリエトキシビ
ニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラエトキシビ
ニルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキ
サエトキシビニルエーテル等の多官能ビニルエーテル、
有機ポリイソシアネート(例えば、トリレンジイソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等)と水
酸基含有ビニルエーテル(例えば、2−ヒドロキシエチ
ルビニルエーテル、2−ヒドロキシプロピルビニルエー
テル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ペンタエ
リスリトールトリビニルエーテル等)の反応物あるい
は、前記有機ポリイソシアネートと前記水酸基含有ビニ
ルエーテルとポリオール(例えば、2,2−ビス(4−
ヒドロオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−ヒドロオキシジエトキシフェニル)スルフィ
ド、2,2−ビス(4−ヒドロオキシペンタエトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロオキシジ
エトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ポリ
テトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、
ポリエステルポリオール等)の反応物であるウレタンビ
ニルエーテル等が挙げられる。ビニルエーテル化合物
は、多官能アクリル化合物とビニルエーテル化合物の合
計重量100重量部に対して通常100重量部未満、好
ましくは10〜90重量部が必要に応じて用いられる
が、多官能アクリル化合物が3官能以下の場合、前記に
おいて50重量部以上100重量部未満用いるのが好ま
しい。
【0008】本発明の重合性組成物は、前記成分以外に
必要に応じて、染料、顔料、可塑剤、無機充填剤、溶剤
等を含有せしめることができる。
必要に応じて、染料、顔料、可塑剤、無機充填剤、溶剤
等を含有せしめることができる。
【0009】本発明の重合性組成物は、前記各成分を所
定の割合で必要により加熱しながら混合することにより
得ることができる。本発明の重合性組成物の硬化物は本
発明の重合性組成物に、電子線、紫外線等の電離活性エ
ネルギー線を照射するか、または加熱することにより得
ることができる。硬化条件の具体例としては、厚さ10
0μmの硬化物を得る場合、50〜900mJ/cm2
のエネルギー量紫外線照射または130℃、0.5〜2
時間加熱することである。
定の割合で必要により加熱しながら混合することにより
得ることができる。本発明の重合性組成物の硬化物は本
発明の重合性組成物に、電子線、紫外線等の電離活性エ
ネルギー線を照射するか、または加熱することにより得
ることができる。硬化条件の具体例としては、厚さ10
0μmの硬化物を得る場合、50〜900mJ/cm2
のエネルギー量紫外線照射または130℃、0.5〜2
時間加熱することである。
【0010】
【発明の効果】本発明の重合性組成物は空気中の酸素に
よる硬化性阻害が少ないという特徴を示す。本発明の重
合性組成物はコーティング剤、インキ、塗料、接着剤、
レジスト、製版材等に有用である。
よる硬化性阻害が少ないという特徴を示す。本発明の重
合性組成物はコーティング剤、インキ、塗料、接着剤、
レジスト、製版材等に有用である。
【0011】
【実施例】次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0012】実施例1〜10 表1の重合性組成物の組成の欄に示す種類及び割合で各
成分を均一に混合し、本発明の重合性組成物を得た。ま
た、常温で混合が困難な成分については60〜70℃に
加熱しながら混合した。得られた重合性組成物について
下記のように硬化させ得られた本発明の硬化物について
の硬化試験を行った。尚、表1の重合性組成物の組成の
欄の部は重量部を表す。 硬化方法 重合性組成物をガラス基板に塗布(膜厚100μm)
し、高圧水銀灯80W/cm 1灯、ランプ下10c
m、コンベアスピード5m/minで5回繰り返し紫外
線照射し、硬化物を得た。 硬化性評価 硬化物を指で触った際にタック無しであるものを○で表
1に示した。
成分を均一に混合し、本発明の重合性組成物を得た。ま
た、常温で混合が困難な成分については60〜70℃に
加熱しながら混合した。得られた重合性組成物について
下記のように硬化させ得られた本発明の硬化物について
の硬化試験を行った。尚、表1の重合性組成物の組成の
欄の部は重量部を表す。 硬化方法 重合性組成物をガラス基板に塗布(膜厚100μm)
し、高圧水銀灯80W/cm 1灯、ランプ下10c
m、コンベアスピード5m/minで5回繰り返し紫外
線照射し、硬化物を得た。 硬化性評価 硬化物を指で触った際にタック無しであるものを○で表
1に示した。
【0013】
【表1】 表1 実施例 1 2 3 4 重合性組成物の組成 アクリル化合物 TMPTA 5部 7部 3部 DPHA 10部 UX6101 2部 ビニルエーテル化合物 DVE−3 1部 TMPTVE 5部 2部 3部 Ve2020 2部 重合開始剤 SP−170 0.3部 UV−9310C 0.5部 PCI−020 0.2部 0.2部 硬化性 ○ ○ ○ ○
【0014】 実施例 5 6 7 8 重合性組成物の組成 アクリル化合物 TMPTA 6部 DPHA 2部 UX3204 5部 3部 GPO−303 5部 3部 ビニルエーテル化合物 TMPTVE 5部 2部 PETTEVE 3部 2部 Ve2020 2部 重合開始剤 SP−170 0.3部 UV−9310C 0.5部 PCI−020 0.2部 0.2部 硬化性 ○ ○ ○ ○
【0015】
【0016】実施例11〜15 表2の重合性組成物の組成の欄に示す種類及び割合で各
成分を均一に混合し、本発明の重合性組成物を得た。ま
た、常温で混合が困難な成分については60〜70℃に
加熱しながら混合した。得られた重合性化合物について
下記のように硬化させ得られた本発明の硬化物について
の硬化試験を行った。尚、表2の重合性組成物の組成の
欄の部は重量部を表す。 硬化方法 熱硬化。130℃、0.5〜2時間加熱することにより
硬化物を得た。 硬化性評価 硬化物を指で触った際にタック無しであるものを○で表
2に示した。
成分を均一に混合し、本発明の重合性組成物を得た。ま
た、常温で混合が困難な成分については60〜70℃に
加熱しながら混合した。得られた重合性化合物について
下記のように硬化させ得られた本発明の硬化物について
の硬化試験を行った。尚、表2の重合性組成物の組成の
欄の部は重量部を表す。 硬化方法 熱硬化。130℃、0.5〜2時間加熱することにより
硬化物を得た。 硬化性評価 硬化物を指で触った際にタック無しであるものを○で表
2に示した。
【0017】
【表2】 表2 実施例 11 12 13 14 15 重合性組成物の組成 アクリル化合物 TMPTA 5部 5部 3部 DPHA 3部 2部 UX6101 2部 UX3204 3部 GPO−303 3部 3部 ビニルエーテル化合物 DVE−3 2部 1部 TMPTVE 5部 3部 PETTEVE 2部 2部 Ve2020 5部 重合開始剤 SP−170 0.3部 UV−9310C 0.5部 0.5部 PCI−020 0.2部 0.2部 硬化性 ○ ○ ○ ○ ○
【0018】表1及び表2において TMPTA:KAYARAD TMPTA(多官能アク
リレート、日本化薬(株)製) DPHA:KAYARAD DPHA(多官能アクリレ
ート、日本化薬(株)製) UX6101:KAYARAD UX6101(ウレタ
ンアクリレート、日本化薬(株)製) UX3204:KAYARAD UX3204(ウレタ
ンアクリレート、日本化薬(株)製) GPO−303:KAYARAD GPO−303(多
官能アクリレート、日本化薬(株)製) DVE−3:Rapi−Cure(多官能ビニルエーテ
ル、ISP社製) TMPTVE:(多官能ビニルエーテル、BASF社
製) PETTEVE:(多官能ビニルエーテル、日本化薬
(株)製) Ve2020:ベクトマー2020(ウレタンビニルエ
ーテル、アライド−シグナル社製) AVE−17:(ジシクロペンタジエン型多官能ビニル
エーテル、日本化薬(株) 製) AVE−22:(クレゾールノボラック型多官能ビニル
エーテル、日本化薬(株) 製) SP−170:アデカオプトマー(スルホニウム塩型重
合開始剤、旭電化(株)製) UV9310C:(ヨードニウム塩型重合開始剤、東芝
シリコーン(株)製) PCI−020:(スルホニウム塩型重合開始剤、日本
化薬(株)製) PCI−020T:(スルホニウム塩型重合開始剤、日
本化薬(株)製)
リレート、日本化薬(株)製) DPHA:KAYARAD DPHA(多官能アクリレ
ート、日本化薬(株)製) UX6101:KAYARAD UX6101(ウレタ
ンアクリレート、日本化薬(株)製) UX3204:KAYARAD UX3204(ウレタ
ンアクリレート、日本化薬(株)製) GPO−303:KAYARAD GPO−303(多
官能アクリレート、日本化薬(株)製) DVE−3:Rapi−Cure(多官能ビニルエーテ
ル、ISP社製) TMPTVE:(多官能ビニルエーテル、BASF社
製) PETTEVE:(多官能ビニルエーテル、日本化薬
(株)製) Ve2020:ベクトマー2020(ウレタンビニルエ
ーテル、アライド−シグナル社製) AVE−17:(ジシクロペンタジエン型多官能ビニル
エーテル、日本化薬(株) 製) AVE−22:(クレゾールノボラック型多官能ビニル
エーテル、日本化薬(株) 製) SP−170:アデカオプトマー(スルホニウム塩型重
合開始剤、旭電化(株)製) UV9310C:(ヨードニウム塩型重合開始剤、東芝
シリコーン(株)製) PCI−020:(スルホニウム塩型重合開始剤、日本
化薬(株)製) PCI−020T:(スルホニウム塩型重合開始剤、日
本化薬(株)製)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【表1】 表1 実施例 1 2 3 4 重合性組成物の組成 アクリル化合物 TMPTA 5部 7部 3部 DPHA 10部 UX6101 2部 ビニルエーテル化合物 DVE−3 1部 TMPTVE 5部 2部 3部 Ve2020 2部 重合開始剤 SP−170 0.3部 UV−9310C 0.5部 PCI−020 0.2部 0.2部 硬化性 ○ ○ ○ ○
Claims (3)
- 【請求項1】オニウム塩型重合開始剤、多官能アクリル
化合物及び必要によりビニルエーテル化合物を含有する
重合性組成物。 - 【請求項2】請求項1記載の重合性組成物を電離活性エ
ネルギー線照射又は加熱することを特徴とする硬化物の
製造方法。 - 【請求項3】請求項1記載の重合性組成物を硬化して得
られる硬化物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35409197A JPH10226713A (ja) | 1996-12-11 | 1997-12-09 | 重合性組成物、硬化物及び重合方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34656696 | 1996-12-11 | ||
JP8-346566 | 1996-12-11 | ||
JP35409197A JPH10226713A (ja) | 1996-12-11 | 1997-12-09 | 重合性組成物、硬化物及び重合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226713A true JPH10226713A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=26578298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35409197A Pending JPH10226713A (ja) | 1996-12-11 | 1997-12-09 | 重合性組成物、硬化物及び重合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10226713A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6479121B1 (en) | 1999-09-21 | 2002-11-12 | Ricoh Company, Ltd. | Optical recording medium and method of fabricating same |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP35409197A patent/JPH10226713A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6479121B1 (en) | 1999-09-21 | 2002-11-12 | Ricoh Company, Ltd. | Optical recording medium and method of fabricating same |
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