JPH10226362A - フェンダパネル装着用プロテクタ - Google Patents

フェンダパネル装着用プロテクタ

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JPH10226362A
JPH10226362A JP4290697A JP4290697A JPH10226362A JP H10226362 A JPH10226362 A JP H10226362A JP 4290697 A JP4290697 A JP 4290697A JP 4290697 A JP4290697 A JP 4290697A JP H10226362 A JPH10226362 A JP H10226362A
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JP
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fender panel
protector
curved surface
mounting
flange
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Shinji Kiyotake
真二 清武
Takeshi Ikeda
剛 池田
Yasushi Miura
康司 三浦
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェンダパネルへの装着姿勢を安定化させら
れる、製作容易にして安価なフェンダパネル装着用プロ
テクタを提供する。 【解決手段】 フェンダパネル2はホイールカット部3
のフランジ2aと外表面2bとを湾曲面3bで接続す
る。プロテクタ1はフェンダパネル2のフランジ2aよ
り外表面2bに向けフェンダパネルの2の湾曲面3bと
斜めに交わって後退するよう上縁部の連接接続部を形成
してフランジ合わせ部と被覆部7との連接接続部をなだ
らかな接続部として構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェンダパネル装着
用プロテクタに関し、特に車輪が跳ね上げる泥水や小石
に対してフェンダパネルをガードするプロテクタ構造及
びフェンダパネルへのプロテクタの装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフェンダパネル装着用プ
ロテクタ1は、図7に示す乗用車Vの側面図で示すよう
に、フェンダパネル2のホイールカット部3の後縁3a
に取り付けられており、さらに、図5に示す斜視図およ
び図5のB−B線における断面図である図6から明らか
なように、フェンダパネル装着用プロテクタ1はネジ手
段4を介してフェンダパネル2のフランジ2aに螺着さ
れていた。また、フェンダパネル装着用プロテクタ1に
は前記ホイールカット部3により形成されるホイールハ
ウス5に延びる取付部6が車幅方向内方に向かって形成
されていた。また、フェンダパネル装着用プロテクタ1
はフェンダパネル2の外表面2bよりも車幅方向外側に
張り出した状態に被覆部7を設け、この被覆部7はホイ
ールハウス5に向けてほぼ直角状に折り曲げられ前記取
付部6に続いて形成されていた。13は車輪である。
【0003】さらに、フェンダパネル2のホイールカッ
ト部3の内部に形成されるホイールハウス5に延びるス
プラッシュシールド部11は、ホイールカット部3の後
縁3aでは前記フェンダパネル2のフランジ2aにフェ
ンダパネル装着用プロテクタ1と一緒にネジ手段4によ
り取り付けられており、ホイールカット部3のその他の
部分ではフランジ2aと直接ネジ手段で取り付けられて
いた。なお、従来技術としてフロントドア8に接するフ
ェンダパネル2にフェンダパネル装着用プロテクタ1を
取り付けたものを例示したが、図7に示すようにリアフ
ェンダパネル21にプロテクタ1を取り付けることもあ
り、この場合も同様の構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のこの種の装置では、以下のような問題があった。す
なわち、従来装置のフェンダパネル2はホイールカット
部3のフランジ2aと外表面2bとが略直角に折り曲げ
られているので、フェンダパネル装着用のプロテクタ1
が当該折り曲げ部を横切る部位(プロテクタの上縁部)
において形状合わせすることが難しい。特にスプラッシ
ュシールド部11と分割して形成されるものでは、折り
曲げ部2cを横切る部位でフェンダパネル2とプロテク
タ1との間に隙間が生じ、外観上の見栄えを悪くする欠
点をもたらしてしまう。
【0005】一方スプラッシュシールド部11とプロテ
クタ1とを一体成形する場合、上記折り曲げ部で連続さ
せる連接部を形成することになるが、該連接部をシャー
プに直交するよう成形せざるを得ないことから、製作時
に応力集中の発生を余儀なくされるし、かつまた使用時
に破損しやすいこともあって製品としての信頼性が損な
われる可能性もある。本発明の目的は、かかる従来の問
題点を解決するためになされたもので、フェンダパネル
への装着姿勢を安定化させられる、製作容易にして安価
なフェンダパネル装着用プロテクタを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はフェンダパネル
装着用プロテクタであり、前述した技術的課題を解決す
るために以下のように構成されている。すなわち、本発
明のフェンダパネル装着用プロテクタは、フェンダパネ
ルのホイールカット部の後縁に取り付けられ、前記ホイ
ールカット部の内部に形成されるホイールハウスに向け
て延びるスプラッシュシールド部を備えるフェンダパネ
ル装着用プロテクタにおいて、前記フェンダパネルは前
記ホイールカット部の端縁に形成されたフランジ部とフ
ェンダパネル外表面との連接接続部を湾曲面で形成し、
前記プロテクタは前記フランジ部より前記外表面に向け
て延びるよう形成されてなり、上縁部を前記フランジ部
より前記外表面に向って前記連接接続部を斜めに下降す
るように形成したことを特徴とする。
【0007】なお、フェンダパネル装着用プロテクタ
は、フロントフェンダパネル、リアフェンダパネルのい
ずれか一方、または両方に取り付けられるものであり、
エンジニアリングプラスチック、繊維強化プラスチッ
ク、合成ゴムなど適宜な材料を用いることができる。ま
た、フェンダパネル装着用プロテクタは、ネジ手段、接
着等の種々の装着手段を用いることができることは言う
までもない。更に、本発明のフェンダパネル装着用プロ
テクタは、前記プロテクタが前記ホイールハウス内に延
びるスプラッシュシールド部と一体に成形してもよい。
【0008】本発明のフェンダパネル装着用プロテクタ
は、フェンダパネルのフランジとフェンダパネル外表面
とを接続する連接接続部を湾曲面で形成し、そのフェン
ダパネルに沿わせて成形されるプロテクタ本体の上縁部
をフランジ部より外表面に向かって接続する連接接続部
を斜めに下降するよう形成してなだらかな連続部として
構成させたから、フェンダパネルへの装着姿勢の安定化
を図れ、成形性も良好なものとなし得る。また、プロテ
クタをホイールハウス内に延びるスプラッシュシールド
部と一体に成形した場合には、スプラッシュシールド部
との連接部を滑らな円弧で繋げることができるととも
に、フェンダパネル装着用プロテクタはスプラッシュシ
ールド部と一緒にフェンダパネルのホイールカット部の
後縁に簡単かつ高精度に取り付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。
【0010】本発明のフェンダパネル装着用プロテクタ
を図に示される実施形態について更に詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るフェンダパネル
装着用プロテクタの斜視図であり、プロテクタが符号1
で示されている。図2は図1のA−A線における断面を
示し、図3は第2の実施の形態に係るフェンダパネル装
着用プロテクタの斜視図であり、図4は図3のC−C線
における断面図である。
【0011】図2に示す本発明の第1の実施の形態のフ
ェンダパネル装着用プロテクタ(以下、単にプロテクタ
と称する)は、フェンダパネル2のホイールカット部3
の後縁3aにネジ手段4により取り付けられている。プ
ロテクタ1はホイールカット部3の内部に形成されたホ
イールハウス5に向けて延びる取付部6を有する。さら
に、フェンダパネル2は外表面2bとホイールカット部
3のフランジ2aとの連接接続部を湾曲面3bで形成し
ている。
【0012】また、プロテクタ1は、ホイールカット部
3のフランジ2aよりフェンダパネル2の外表面2bに
向け、フェンダパネル2の湾曲面3bに沿うよう成形さ
れ、表面になだらかな湾曲面6aを有するよう形成させ
てフェンダパネル2の被覆部7として機能させる。ま
た、被覆部7はフェンダパネル2の外表面2bに接着1
4若しくはネジ手段4による固定力を利用して保持され
る。プロテクタ1のフェンダパネル外表面2bに延びる
表面(湾曲面6a)には「しぼ加工12」が施されてい
て多数の凹凸やしわが形成されている。このために、車
両の走行中に跳ね上げられた石が湾曲面6aに衝突して
も、打痕が目立たず外観上の品質を低下させないように
してある。
【0013】プロテクタ1とフェンダパネル2とをネジ
手段4により装着する際には、プロテクタ1に形成され
た前記湾曲面6aの内側とフェンダパネル2の前記湾曲
面3bとが接していて、フェンダパネル2とプロテクタ
1の間に隙間が生ずることはない。しかも、両者を沿わ
せ易くなっている。
【0014】さらに、本実施の形態において、ホイール
ハウス5の車幅方向内方に延びるスプラッシュシールド
部11がプロテクタ1とフェンダパネル2との間に挟持
された状態に取り付けられている。ホイールカット部3
の後縁3a以外では、スプラッシュシールド部11は、
フランジ2aに直接ネジ手段4により固着されている。
また、スプラッシュシールド部11は、ホイールハウス
5の内部において、車輪13を覆うように形成されてい
る。
【0015】本実施の形態では、上記のようにプロテク
タ1は、ホイールカット部3のフランジ2aよりフェン
ダパネル2の外表面2bに向けて延びるよう形成された
連接接続部の上縁をフランジ2a部よりフェンダパネル
2の外表面2bに向かって連接接続部を下降するように
形成させたため、プロテクタ1の水平方向の断面H−H
におけるプロテクタ1の湾曲面6aの円弧が実際は小さ
くても、プロテクタ上縁部の軌跡はフェンダパネル2の
湾曲面3bに沿ってなだらかに移行するから、プロテク
タ1の湾曲面6aは見かけ上は大きな円弧の湾曲面とな
り、フェンダパネル2の湾曲面3bに沿わせ易い。
【0016】図3及び図4に示す第2の実施の形態に係
るフェンダパネル装着用プロテクタ1について説明す
る。この実施の形態では、プロテクタ1は、滑らかな円
弧を描く連接部16を介して、ホイールハウス5内に延
びるスプラッシュシールド部11と一体に成形されてい
る。そして、プロテクタ1の取付部6に形成される湾曲
面6aの内側に、フェンダパネル2に形成される湾曲面
3bを密着させた状態で、ネジ手段4と接着手段14に
より取り付けられている。また、湾曲面6aの表面には
上記実施の形態と同様にしぼ加工12が施されている。
【0017】プロテクタ1の湾曲面6aは、前記の実施
の形態と同様に、ホイールカット部3のフランジ2aよ
りフェンダパネル2の外表面2bに向け、フェンダパネ
ル2の湾曲面3bに沿うよう成形され、表面になだらか
な湾曲面6aを有するよう形成させてフェンダパネル2
の被覆部7として機能させる。この実施の形態によれ
ば、前記第1の実施形態と同一の作用を有するうえ、プ
ロテクタ1はスプラッシュシールド部11と一緒にフェ
ンダパネル2のホイールカット部3の後縁3aに簡単に
取り付けられる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフェンダ
パネル装着用プロテクタによれば、プロテクタは、フェ
ンダパネルのホイールカット部の後縁の湾曲面に対応す
る湾曲面を有する連接接合部を設けることで、プロテク
タとフェンダパネルは湾曲面同士で接合することとな
り、プロテクタとフェンダパネルは相互に沿わせ易くな
り、フェンダパネルとプロテクタの間に隙間が生じるこ
となく、見栄えの点からも有利となる。しかも、プロテ
クタは、フェンダパネルのホイールカット部後縁の湾曲
面に対応する湾曲面を有する連接接続部の上縁を、フェ
ンダパネルのフランジ部よりフェンダパネルの外表面側
に向かって斜めに下降するよう形成させることでなだら
かな接続部とすることができるので、水平方向の断面に
おけるプロテクタの湾曲面の円弧が実際は小さくても、
プロテクタの連接接続部の上縁部はフェンダパネルの湾
曲面に沿って緩やかに移行するから、プロテクタの湾曲
面は見かけ上は大きな円弧となりフェンダパネルの湾曲
面3bに沿わせ易く、プロテクタのフェンダパネルへの
装着姿勢を安定化させることができる。
【0019】また、プロテクタをホイールハウス内に延
びるスプラッシュシールド部と一体に成形した場合に
は、部品点数がすくなくなるため、上記効果に加えて、
組み付け工数が少なく作業が容易になり、組み付けコス
トも低減する。さらに、プロテクタをスプラッシュシー
ルド部と一体に形成すると、両者の連接接続部を滑らか
な円弧で繋げられるので、プロテクタとスプラッシュシ
ールド部を一体成形する際に、応力集中受け部の発生を
排除することができ、使用時における破損防止効果も得
られ、長期間に亙って安定した品質性能を発揮できる。
さらに、成形時の不良率が低減するとともに、さらに、
製作上の誤差も少なくなり、部品管理も容易になる。加
えて、プロテクタとフェンダパネルとの隙間詰めも良好
に行えることあって、泥水等の隙間内への進入防止化を
図ることができ、フェンダパネルの錆発生防止の効果も
みられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるフェンダパネル
装着用プロテクタの装着状態を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態であるフェンダパネル
装着用プロテクタの装着状態を示す斜視図である。
【図4】図3のC−C線における断面図である。
【図5】従来のフェンダパネル装着用プロテクタの装着
状態を示す斜視図である。
【図6】図5のB−B線における従来のフェンダパネル
装着用プロテクタの断面図である。
【図7】フェンダパネル装着用プロテクタの乗用車への
取り付け部位を示す乗用車の側面図である。
【符号の説明】
1 プロテクタ 2 フェンダパネル 2a ホイールカット部のフランジ 2b フェンダパネル外表面 3 ホイールカット部 3a 後縁 3b フェンダパネルの湾曲面(連接接続部) 5 ホイールハウス 6 取付部 6a プロテクタの湾曲面(連接接続部) 7 被覆部 11 スプラッシュシールド部 16 プロテクタとスプラッシュシールド部との連接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 康司 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三菱 自動車エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェンダパネルのホイールカット部の後
    縁に取り付けられ、前記ホイールカット部の内部に形成
    されるホイールハウスに向けて延びるスプラッシュシー
    ルド部を備えるフェンダパネル装着用プロテクタにおい
    て、 前記フェンダパネルは前記ホイールカット部の端縁に形
    成されたフランジとフェンダパネル外表面との連接接続
    部を湾曲面で形成し、 前記プロテクタは、前記フランジ部より前記外表面に向
    けて延びるよう形成されてなり、上縁部を前記フランジ
    部より前記外表面に向かって前記連接接続部を斜めに下
    降するように形成したことを特徴とするフェンダパネル
    装着用プロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記プロテクタは前記ホイールハウス内
    に延びるスプラッシュシールド部と一体に成形されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のフェンダパネル装着
    用プロテクタ。
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