JPH10226153A - 記録用シート - Google Patents
記録用シートInfo
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- JPH10226153A JPH10226153A JP9030843A JP3084397A JPH10226153A JP H10226153 A JPH10226153 A JP H10226153A JP 9030843 A JP9030843 A JP 9030843A JP 3084397 A JP3084397 A JP 3084397A JP H10226153 A JPH10226153 A JP H10226153A
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- Japan
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- ink
- alumina hydrate
- recording
- salt
- recording sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インクの吸収性が良好で、色素のにじみがなく
高い色再現性を有し、かつ色濃度が高くて耐水性のある
記録物を得ることのできる記録用シートを得る。 【解決手段】基材上に、ジルコニウム塩、チタン塩及び
カチオン性樹脂からなる群から選ばれる１種以上を耐水
性付与材として含有するアルミナ水和物層を有する記録
用シート。
高い色再現性を有し、かつ色濃度が高くて耐水性のある
記録物を得ることのできる記録用シートを得る。 【解決手段】基材上に、ジルコニウム塩、チタン塩及び
カチオン性樹脂からなる群から選ばれる１種以上を耐水
性付与材として含有するアルミナ水和物層を有する記録
用シート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用シートに関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】近年、１／２インチビデオや電子スチー
ルカメラの普及、あるいはコンピュータの普及ととも
に、それらの画像を紙面等に記録するためのハードコピ
ー技術が急速に発達した。これらハードコピーの究極の
目標は銀塩写真であり、特に色再現性、画像密度、光
沢、耐光性などをいかに銀塩写真に近づけるかが、開発
の課題となっている。ハードコピーの記録方式には、画
像を表示したディスプレイの銀塩写真による直接撮影の
ほか、昇華型熱転写方式、インクジェット方式、静電転
写方式を利用してカラー化する方式等多種多様である。
ルカメラの普及、あるいはコンピュータの普及ととも
に、それらの画像を紙面等に記録するためのハードコピ
ー技術が急速に発達した。これらハードコピーの究極の
目標は銀塩写真であり、特に色再現性、画像密度、光
沢、耐光性などをいかに銀塩写真に近づけるかが、開発
の課題となっている。ハードコピーの記録方式には、画
像を表示したディスプレイの銀塩写真による直接撮影の
ほか、昇華型熱転写方式、インクジェット方式、静電転
写方式を利用してカラー化する方式等多種多様である。
【０００３】インクジェット方式によるプリンタは、フ
ルカラー化が容易で印字騒音が低い等の理由により、近
年急速に普及しつつある。この方式はノズルから被記録
材に向けてインク液滴を高速で射出するものであり、被
記録材は速やかにインクを吸収し、しかも優れた発色性
を有することが要求される。
ルカラー化が容易で印字騒音が低い等の理由により、近
年急速に普及しつつある。この方式はノズルから被記録
材に向けてインク液滴を高速で射出するものであり、被
記録材は速やかにインクを吸収し、しかも優れた発色性
を有することが要求される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクの吸
収性が良好で、色素のにじみがなく高い色再現性を有
し、かつ色濃度が高くて耐水性に優れた記録物を得るこ
とのできる記録用シートを提供することを目的とする。
収性が良好で、色素のにじみがなく高い色再現性を有
し、かつ色濃度が高くて耐水性に優れた記録物を得るこ
とのできる記録用シートを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に、ジ
ルコニウム塩、チタン塩及びカチオン性樹脂からなる群
から選ばれる１種以上を耐水性付与材として含有するア
ルミナ水和物層を有することを特徴とする記録用シート
を提供する。
ルコニウム塩、チタン塩及びカチオン性樹脂からなる群
から選ばれる１種以上を耐水性付与材として含有するア
ルミナ水和物層を有することを特徴とする記録用シート
を提供する。
【０００６】本発明において、基材としては種々のもの
が使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエステルジアセテート等のポリエステル系樹脂、ポ
リカーボネート、ＥＴＦＥ等のフッ素系樹脂等の種々の
プラスチックや紙等を好適に使用できる。さらに、ガラ
スや金属も使用できる。また、これらの基材には、アル
ミナ水和物層の接着強度を向上させる目的で、コロナ放
電処理やアンダーコート等を行うこともできる。
が使用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエステルジアセテート等のポリエステル系樹脂、ポ
リカーボネート、ＥＴＦＥ等のフッ素系樹脂等の種々の
プラスチックや紙等を好適に使用できる。さらに、ガラ
スや金属も使用できる。また、これらの基材には、アル
ミナ水和物層の接着強度を向上させる目的で、コロナ放
電処理やアンダーコート等を行うこともできる。
【０００７】基材として透明プラスチックフィルム等を
使用した場合には、ＯＨＰ（オーバーヘッドプロジェク
タ）等にも使用できる透明な記録用シートが得られる。
基材として白色顔料を含んだ不透明プラスチックフィル
ムや紙等を使用した場合には、銀塩写真に匹敵する記録
物が得られる記録用シートが得られる。
使用した場合には、ＯＨＰ（オーバーヘッドプロジェク
タ）等にも使用できる透明な記録用シートが得られる。
基材として白色顔料を含んだ不透明プラスチックフィル
ムや紙等を使用した場合には、銀塩写真に匹敵する記録
物が得られる記録用シートが得られる。
【０００８】本発明において、アルミナ水和物層は色素
の吸着層として機能する。アルミナ水和物としては、色
素をよく吸収し定着することから、擬ベーマイト（Ａｌ
ＯＯＨ・ｘＨ2 Ｏ、０≦ｘ＜２）が好ましい。アルミナ
水和物層は、その細孔構造が実質的に半径１０〜１００
Åの細孔からなり、細孔容積が０．３〜１．０ｃｃ／ｇ
であると、充分な吸収性を有しかつ透明性があるので好
ましい。
の吸着層として機能する。アルミナ水和物としては、色
素をよく吸収し定着することから、擬ベーマイト（Ａｌ
ＯＯＨ・ｘＨ2 Ｏ、０≦ｘ＜２）が好ましい。アルミナ
水和物層は、その細孔構造が実質的に半径１０〜１００
Åの細孔からなり、細孔容積が０．３〜１．０ｃｃ／ｇ
であると、充分な吸収性を有しかつ透明性があるので好
ましい。
【０００９】この範囲の細孔構造を有する擬ベーマイト
を用いれば、基材が透明である場合は高い透明性を有す
る記録用シートが得られる。また、基材が不透明であっ
ても、基材の質感を損なわない高品質な画像を得ること
のできる記録用シートが得られる。これらの物性に加
え、アルミナ水和物の平均細孔半径が１５〜７０Åであ
る場合はさらに好ましい。なお、細孔半径分布の測定は
窒素脱吸着法による。
を用いれば、基材が透明である場合は高い透明性を有す
る記録用シートが得られる。また、基材が不透明であっ
ても、基材の質感を損なわない高品質な画像を得ること
のできる記録用シートが得られる。これらの物性に加
え、アルミナ水和物の平均細孔半径が１５〜７０Åであ
る場合はさらに好ましい。なお、細孔半径分布の測定は
窒素脱吸着法による。
【００１０】本発明において、ジルコニウム塩、チタン
塩、カチオン性樹脂からなる群から選ばれる１種以上の
化合物は、アルミナ水和物層の細孔構造は変えずに記録
用シートに適度な疎水性を付与し、インクのにじみを防
止する。また、記録用シートに記録した記録物に耐水性
を付与する効果を有する。これらの化合物は、アルミナ
水和物の表面に吸着されたインクの染料分子と一種の錯
体を形成し、その錯体が水に溶解しにくいためインクが
移動しにくくなっていると考えられる。さらに、この錯
体はエタノール、グリコール等のアルコール系の溶媒に
も溶解しにくいので、インクが溶媒とともに展開しにく
くなっている。このため、特に不揮発性溶媒を多量に含
んだインクで記録した場合にも、インクのアルミナ水和
物層中での移動を抑制し、にじみ等の画質低下を防止し
ているものと考えられる。
塩、カチオン性樹脂からなる群から選ばれる１種以上の
化合物は、アルミナ水和物層の細孔構造は変えずに記録
用シートに適度な疎水性を付与し、インクのにじみを防
止する。また、記録用シートに記録した記録物に耐水性
を付与する効果を有する。これらの化合物は、アルミナ
水和物の表面に吸着されたインクの染料分子と一種の錯
体を形成し、その錯体が水に溶解しにくいためインクが
移動しにくくなっていると考えられる。さらに、この錯
体はエタノール、グリコール等のアルコール系の溶媒に
も溶解しにくいので、インクが溶媒とともに展開しにく
くなっている。このため、特に不揮発性溶媒を多量に含
んだインクで記録した場合にも、インクのアルミナ水和
物層中での移動を抑制し、にじみ等の画質低下を防止し
ているものと考えられる。
【００１１】したがって、本発明の記録用シートは、特
にジエチレングリコール、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、グリセリン等の不揮発性溶媒を多量
に含んだインクを使用したインクジェットプリンタ用の
記録用シートとして好適である。
にジエチレングリコール、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、グリセリン等の不揮発性溶媒を多量
に含んだインクを使用したインクジェットプリンタ用の
記録用シートとして好適である。
【００１２】本発明において、ジルコニウム塩として
は、例えば、塩化ジルコニル、硝酸ジルコニル、酢酸ジ
ルコニル、四塩化ジルコニウム等が挙げられる。またチ
タン塩としては、例えば四塩化チタン、硫酸チタン、硝
酸チタン等が挙げられる。また、カチオン性樹脂として
は水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポリチオ尿素塩酸塩、ポ
リエチレンアミノトリアゾール、キトサン、ポリエチレ
ンアミン、ビニルピリジンを重合単位として有する重合
物塩等が挙げられる。
は、例えば、塩化ジルコニル、硝酸ジルコニル、酢酸ジ
ルコニル、四塩化ジルコニウム等が挙げられる。またチ
タン塩としては、例えば四塩化チタン、硫酸チタン、硝
酸チタン等が挙げられる。また、カチオン性樹脂として
は水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポリチオ尿素塩酸塩、ポ
リエチレンアミノトリアゾール、キトサン、ポリエチレ
ンアミン、ビニルピリジンを重合単位として有する重合
物塩等が挙げられる。
【００１３】ジルコニウム塩、チタン塩及びカチオン性
樹脂からなる群から選ばれる１種以上の使用量として
は、アルミナ水和物をＡｌＯＯＨとして換算した質量に
対して、０．１〜２０重量％程度用いることが好まし
い。この範囲より少ない場合は発明の効果が充分発揮さ
れないおそれがあり、逆にこの範囲より多い場合は、疎
水性が強くてインクを撥きやすかったり、または染料が
変色することがあるので、それぞれ好ましくない。より
好ましくは０．３〜１０重量％である。塩化ジルコニル
を用いる場合は、特に０．３〜５．０重量％が好まし
い。
樹脂からなる群から選ばれる１種以上の使用量として
は、アルミナ水和物をＡｌＯＯＨとして換算した質量に
対して、０．１〜２０重量％程度用いることが好まし
い。この範囲より少ない場合は発明の効果が充分発揮さ
れないおそれがあり、逆にこの範囲より多い場合は、疎
水性が強くてインクを撥きやすかったり、または染料が
変色することがあるので、それぞれ好ましくない。より
好ましくは０．３〜１０重量％である。塩化ジルコニル
を用いる場合は、特に０．３〜５．０重量％が好まし
い。
【００１４】基材上にアルミナ水和物層を形成する方法
としては、アルミナ水和物にバインダと溶媒を加えてス
ラリ状にし、これを基材に塗布したあと乾燥する方法が
採用される。塗布方法は、例えば、ロールコータ、エア
ナイフコータ、ブレードコータ、ロッドコータ、バーコ
ータ、コンマコータ等が採用できる。スラリの溶媒とし
ては、水系、非水系いずれも採用できる。
としては、アルミナ水和物にバインダと溶媒を加えてス
ラリ状にし、これを基材に塗布したあと乾燥する方法が
採用される。塗布方法は、例えば、ロールコータ、エア
ナイフコータ、ブレードコータ、ロッドコータ、バーコ
ータ、コンマコータ等が採用できる。スラリの溶媒とし
ては、水系、非水系いずれも採用できる。
【００１５】バインダとしては、でんぷんやその変性
物、ポリビニルアルコール及びその変性物、ＳＢＲラテ
ックス、ＮＢＲラテックス、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン等の有機物が使用できる。
物、ポリビニルアルコール及びその変性物、ＳＢＲラテ
ックス、ＮＢＲラテックス、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン等の有機物が使用できる。
【００１６】バインダの使用量は、アルミナ水和物をＡ
ｌＯＯＨとして換算した質量に対して５〜５０重量％程
度を採用することが好ましい。バインダの使用量が５重
量％未満では、アルミナ水和物層の強度が不充分になる
おそれがあり、５０重量％超では色素の吸着性が不充分
になるおそれがある。より好ましくは２〜１５重量％で
ある。
ｌＯＯＨとして換算した質量に対して５〜５０重量％程
度を採用することが好ましい。バインダの使用量が５重
量％未満では、アルミナ水和物層の強度が不充分になる
おそれがあり、５０重量％超では色素の吸着性が不充分
になるおそれがある。より好ましくは２〜１５重量％で
ある。
【００１７】アルミナ水和物層の厚さは、各プリンタ等
の仕様によって適宜選択されるが、一般には５〜１００
μｍを採用するのが好ましい。アルミナ水和物層の厚さ
が５μｍ未満では色素を充分吸着しないおそれがあり、
１００μｍ超ではアルミナ水和物層の透明性が損なわれ
たり層の強度が低下するおそれがある。より好ましくは
１０〜４０μｍである。
の仕様によって適宜選択されるが、一般には５〜１００
μｍを採用するのが好ましい。アルミナ水和物層の厚さ
が５μｍ未満では色素を充分吸着しないおそれがあり、
１００μｍ超ではアルミナ水和物層の透明性が損なわれ
たり層の強度が低下するおそれがある。より好ましくは
１０〜４０μｍである。
【００１８】ジルコニウム塩、チタン塩、カチオン性樹
脂からなる群から選ばれる１種以上を付与する方法とし
ては、アルミナ水和物層を形成した後に、前記化合物を
含浸法又はスプレー法で付与する方法、又は前記化合物
をアルミナ水和物とバインダと溶媒からなるスラリ中に
直接均一に溶解させる方法が好適である。
脂からなる群から選ばれる１種以上を付与する方法とし
ては、アルミナ水和物層を形成した後に、前記化合物を
含浸法又はスプレー法で付与する方法、又は前記化合物
をアルミナ水和物とバインダと溶媒からなるスラリ中に
直接均一に溶解させる方法が好適である。
【００１９】
［実施例１］アルミニウムイソプロポキシドを加水分解
した後、解膠することによって合成した固形分濃度１８
重量％のアルミナゾル１００ｇに、表１に示す化合物を
０．９ｇ溶解し、さらにポリビニルアルコール６．２重
量％水溶液３２ｇを混合して塗工液とした。ここでアル
ミナゾルの固形分濃度は、１４０℃で恒量になるまで乾
燥して得られた固形物を基に算出した濃度をいう。
した後、解膠することによって合成した固形分濃度１８
重量％のアルミナゾル１００ｇに、表１に示す化合物を
０．９ｇ溶解し、さらにポリビニルアルコール６．２重
量％水溶液３２ｇを混合して塗工液とした。ここでアル
ミナゾルの固形分濃度は、１４０℃で恒量になるまで乾
燥して得られた固形物を基に算出した濃度をいう。
【００２０】この塗工液をポリエチレンテレフタレート
フィルム（厚さ１００μｍ）上に、乾燥後の塗工量が２
０ｇ／ｍ2 になるようにバーコータを用いて塗工し、乾
燥後、１４０℃で熱処理して記録用シートとした。得ら
れた記録物はいずれも色濃度が高く画質が良好であっ
た。
フィルム（厚さ１００μｍ）上に、乾燥後の塗工量が２
０ｇ／ｍ2 になるようにバーコータを用いて塗工し、乾
燥後、１４０℃で熱処理して記録用シートとした。得ら
れた記録物はいずれも色濃度が高く画質が良好であっ
た。
【００２１】上記の記録用シートについて、インクジェ
ットプリンタ（セイコーエプソン社製、商品名：ＭＪ７
００）を用いて水溶性染料を含むインクによりテストパ
ターンの印字を行った。それぞれのシートを温度３０
℃、湿度８０％の環境で８時間放置した後、にじみの観
察を行った。結果を表１に示す。
ットプリンタ（セイコーエプソン社製、商品名：ＭＪ７
００）を用いて水溶性染料を含むインクによりテストパ
ターンの印字を行った。それぞれのシートを温度３０
℃、湿度８０％の環境で８時間放置した後、にじみの観
察を行った。結果を表１に示す。
【００２２】表１において、評価は目視で行い、Ａ、
Ｂ、Ｃの３段階の評価で行った。Ａはにじみが認められ
ないことを示し、Ｂでは実用上充分満足できる程度のに
じみであることを示し、Ｃは実用上使用できないほどの
にじみが生じたことを示す。なお、表中のアクリルエス
テル共重合体としては、日本純薬社製のジュリマーＳＰ
Ｏ−６００（商品名）を用いた。また、表１のＮｏ．１
０は、塩化ジルコニルとアクリルエステル共重合体とを
各０．４５ｇ使用した。
Ｂ、Ｃの３段階の評価で行った。Ａはにじみが認められ
ないことを示し、Ｂでは実用上充分満足できる程度のに
じみであることを示し、Ｃは実用上使用できないほどの
にじみが生じたことを示す。なお、表中のアクリルエス
テル共重合体としては、日本純薬社製のジュリマーＳＰ
Ｏ−６００（商品名）を用いた。また、表１のＮｏ．１
０は、塩化ジルコニルとアクリルエステル共重合体とを
各０．４５ｇ使用した。
【００２３】［実施例２］表１に示す化合物０．９ｇの
かわりに表２に示す化合物を表２に示すとおりの量加え
た以外は実施例１と同様にして記録用シートを作製し、
実施例１と同様に印字を行った記録物を得た。この記録
物の印字面に水滴をかけるスプラッシュ試験を行った。
結果を表２に示す。
かわりに表２に示す化合物を表２に示すとおりの量加え
た以外は実施例１と同様にして記録用シートを作製し、
実施例１と同様に印字を行った記録物を得た。この記録
物の印字面に水滴をかけるスプラッシュ試験を行った。
結果を表２に示す。
【００２４】表２において、評価は目視で行い、Ａ、
Ｂ、Ｃの３段階で評価を行った。Ａはほとんどインクが
流れず耐水性が良好であることを示し、Ｂは実用上満足
できる程度の耐水性であることを示し、Ｃはインクが流
れ出て実用上使用できない耐水性であることを示す。
Ｂ、Ｃの３段階で評価を行った。Ａはほとんどインクが
流れず耐水性が良好であることを示し、Ｂは実用上満足
できる程度の耐水性であることを示し、Ｃはインクが流
れ出て実用上使用できない耐水性であることを示す。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【表２】
【００２７】
【発明の効果】本発明の記録用シートは、高いインクの
吸収性と定着性を有し、インクのにじみがなく画質は良
好である。特に、水溶性インクを用いた記録に適し、イ
ンクジェットプリンタの記録用シートとして好適であ
る。そして、本発明の記録用シートに記録した記録物
は、良好な画質を長期間保持できる。
吸収性と定着性を有し、インクのにじみがなく画質は良
好である。特に、水溶性インクを用いた記録に適し、イ
ンクジェットプリンタの記録用シートとして好適であ
る。そして、本発明の記録用シートに記録した記録物
は、良好な画質を長期間保持できる。
Claims (4)
- 【請求項１】基材上に、ジルコニウム塩、チタン塩及び
カチオン性樹脂からなる群から選ばれる１種以上を耐水
性付与材として含有するアルミナ水和物層を有すること
を特徴とする記録用シート。 - 【請求項２】ジルコニウム塩が塩化ジルコニル、硝酸ジ
ルコニル、酢酸ジルコニル又は四塩化ジルコニウムであ
る請求項１記載の記録用シート。 - 【請求項３】チタン塩が四塩化チタンである請求項１記
載の記録用シート。 - 【請求項４】アルミナ水和物が擬ベーマイトである請求
項１又は２記載の記録用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030843A JPH10226153A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 記録用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9030843A JPH10226153A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 記録用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10226153A true JPH10226153A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12314992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9030843A Pending JPH10226153A (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 記録用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10226153A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004045861A1 (ja) * | 2002-11-21 | 2004-06-03 | Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. | インク受容層付記録用シートおよびインク受容層形成用塗布液 |
| EP1375180A3 (en) * | 2002-06-26 | 2005-07-20 | Eastman Kodak Company | Ink jet recording element and printing method |
| EP1375178A3 (en) * | 2002-06-26 | 2005-07-20 | Eastman Kodak Company | Ink jet recording element and priting method |
| US7105215B2 (en) | 2002-06-26 | 2006-09-12 | Eastman Kodak Company | Ink jet recording element |
| EP2093073A1 (en) | 2008-02-25 | 2009-08-26 | FUJIFILM Corporation | Inkjet recording medium and method of manufacturing the same |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030843A patent/JPH10226153A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1375180A3 (en) * | 2002-06-26 | 2005-07-20 | Eastman Kodak Company | Ink jet recording element and printing method |
| EP1375178A3 (en) * | 2002-06-26 | 2005-07-20 | Eastman Kodak Company | Ink jet recording element and priting method |
| US7105215B2 (en) | 2002-06-26 | 2006-09-12 | Eastman Kodak Company | Ink jet recording element |
| WO2004045861A1 (ja) * | 2002-11-21 | 2004-06-03 | Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. | インク受容層付記録用シートおよびインク受容層形成用塗布液 |
| US7727602B2 (en) | 2002-11-21 | 2010-06-01 | Jgc Catalysts And Chemicals Ltd. | Recording sheet with ink receptive layer and coating liquid for forming ink receptive layer |
| EP2093073A1 (en) | 2008-02-25 | 2009-08-26 | FUJIFILM Corporation | Inkjet recording medium and method of manufacturing the same |
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