JPH11138978A - インクジェット用被記録材料 - Google Patents
インクジェット用被記録材料Info
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- JPH11138978A JPH11138978A JP9305376A JP30537697A JPH11138978A JP H11138978 A JPH11138978 A JP H11138978A JP 9305376 A JP9305376 A JP 9305376A JP 30537697 A JP30537697 A JP 30537697A JP H11138978 A JPH11138978 A JP H11138978A
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Abstract
無く、且つインクを速やかに吸収し、にじみや溢れのな
い印字画像が得ることができるインクジェット用被記録
材料を提供することである。 【解決手段】 アルミナ水和物と水溶性バインダーから
なるインク吸収層を有するインクジェット用被記録材料
において、インク吸収層に分子内にアセチレンアルコー
ルの第3アルコールのエチレンオキサイド付加物を含有
することにより、インク吸収層にクラックが無く、且つ
インクを速やかに吸収し、にじみや溢れのない印字画像
が得ることができるインクジェット用被記録材料を提供
することができた。エチレンオキサイドの平均付加モル
数としては3以上5以下であることが好ましい。またア
ルミナ水和物としては重合度2000以上、ケン化度が
88%以上100%未満のポリビニルアルコールが好ま
しい。
Description
録方式を利用したプリンターやプロッターに使用される
被記録材料に関するものであり、インク吸収性に優れ、
色調が鮮明で、にじみの発生を抑えた被記録材料に関す
るものである。
ッターの目ざましい進歩により、フルカラーでしかも高
精細な画像が容易に得られるようになってきた。これに
伴い、従来からあるインクジェット記録用の上質紙や塗
工紙以外のインクジェット用被記録材料の開発が切望さ
れている。
理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の被記録材
料に付着させ、画像・文字等の記録を行うものである。
インクジェットプリンターやプロッターは、高速印字性
や低騒音性に優れ、記録パターンの融通性が大きく、現
像−定着が不要等の特長があり、複雑な画像を正確、且
つ迅速に形成することができる点で注目されている。特
にコンピューターにより作成した文字や各種図形等の画
像情報のハードコピー作成装置として、種々の用途にお
いて、近年急速に普及している。又、複数個のインクノ
ズルを使用することにより、多色記録を行うことも容易
である。多色インクジェット方式により、形成されるカ
ラー画像は、製版方式による多色印刷やカラー写真方式
による印画に比較して、遜色のない記録を得ることが可
能であり、更に作成部数が少ない用途においては、印刷
技術や写真技術によるよりも安価で済むことから広く応
用されつつある。
細な画像を出力できるインクジェットプリンター等が安
価で市販されている。インクジェット用被記録材料は、
銀塩写真方式と比べ同品質の画像が得られながら非常に
安価であることから、大面積の画像が必要な電飾看板や
商品見本等で表示画像を頻繁に取り替える利用者にとっ
て経済的に大きなメリットがある。また、最近一般的に
なってきたパーソナルコンピューター上で画像を作成、
プリントアウトしこれを見ながら配色やレイアウトを訂
正することは従来の銀塩写真方式では全く無理であった
が、インクジェット記録ではこのような操作が気軽にで
きるという長所もある。
利用分野として、最近、特に注目されているものとして
は、写真に近い画質が要求される印刷分野におけるカラ
ー版下の作成やデザイン部門でのデザインイメージのア
ウトプット等のフルカラー画像記録等や、コンピュータ
ーで作成した画像情報をインクジェットプリンターによ
り透明な被記録材料に記録し、会議のプレゼンテーショ
ン等にてOHPで利用する等がある。
ロッターの利用分野からの要望や、インクジェットプリ
ンターやプロッターの普及に伴い、被記録材料に対する
要望が多様化し、例えば、銀塩カラー写真並の高い光沢
表面を有する、優れた外観適性を備えた被記録材料、O
HPフィルムとして使用可能な透明性の高い被記録材料
等が要望されている。
録材料としては、通常の印刷、或いは筆記用上質紙やコ
ーテッド紙を用いることができるように、装置やインク
組成の面から努力がなされてきた。しかし、記録の高速
化・高精細化、或いはフルカラー化等インクジェット記
録装置、記録方法の性能の向上や用途の拡大に伴い、被
記録材料に対しても、より高度な特性が要求されるよう
になってきた。即ち、当該被記録材料としては、印字ド
ットの濃度が高く、色調が明るく鮮やかであること、イ
ンクの吸収が速くて、印字ドットが重なった場合におい
てもインクが流れ出したり、にじんだりしないこと、印
字ドットの横方向への拡散が必要以上に大きくなく、且
つ周辺が滑らかでぼやけないこと等が要求される。特
に、カラー記録の場合は、イエロー・マゼンタ・シアン
・ブラックの単色記録だけでなく、これらの色を重ねる
重色記録がなされ、インク付着量が更に多くなるために
極めて厳しい性能が要求される。
は、例えば特開昭55−51583号、同56−157
号、同57−107879号、同57−107880
号、同59−230787号、同62−160277
号、同62−184879号、同62−183382
号、同64−11877号公報等に見られるシリカ等含
珪素顔料を水系バインダーとともに紙表面に塗工して得
られる被記録材料が提案されているが、これらの例で用
いられているシリカ等の顔料微粒子は吸油量が大きく、
これらを使用した被記録材料は一般にインクの吸収容量
および吸収速度の点ではある程度のレベルに達するもの
であるが、シリカ等の無機顔料を多量に塗工層中に導入
する必要があることから、被記録材料自体の表面光沢が
低下するという欠点を有する。光沢性を改善する目的で
シリカに替えてコロイダルシリカを使用すると先の特開
昭56−157号公報に記載されているようにインクの
吸収性を悪くするため好ましくない。
被記録材料としては、塗層が湿潤状態にある間にキャス
ト仕上げして得られるキャスト塗被紙が特開平6−32
0857号公報等に記載されているが、銀塩写真と比較
するとその表面光沢は極めて低く、銀塩写真の質感が得
られるものではない。
クジェット用被記録材料としては、支持体上に樹脂から
なるインク吸収層を設けたものが提案されている。こう
した用途に使用される樹脂の例としては、例えば特開昭
57−38185号、同62−184879号公報等に
記載されるようなポリビニルピロリドン、ビニルピロリ
ドン−酢酸ビニル共重合体、特開昭60−168651
号、同60−171143号、同61−134290号
公報に記載されるようなポリビニルアルコールを主体と
する樹脂組成物、特開昭60−234879号公報に示
されるビニルアルコールとオレフィンまたはスチレンと
無水マレイン酸との共重合体、特開昭61−74879
号公報に示されるポリエチレンオキサイドとイソシアネ
ートとの架橋物、特開昭61−181679号公報に示
されるカルボキシメチルセルロースとポリエチレンオキ
サイドとの混合物、特開昭61−132377号公報に
示されるポリビニルアルコールにメタクリルアミドをグ
ラフト化したポリマー、特開昭62−220383号公
報に示されるカルボキシル基を有するアクリル系ポリマ
ー、特開平4−214382号公報等に示されるポリビ
ニルアセタール系ポリマー、特開平4−282282
号、同4−285650号公報に記載されるような架橋
性アクリル系ポリマー等種々のインク吸収性ポリマーが
提案されている。また、特開平4−282282号公
報、特開平4−285650号公報等には架橋性ポリマ
ーから構成されるポリマーマトリックスと吸収性ポリマ
ーとの混合させた被記録材料が提案されているが、樹脂
からなるインク吸収層は、シリカ等の顔料微粒子からな
るインク吸収層と比較して、吸収速度が遅いという欠点
を有する。
高めたインクジェット用被記録材料としては、近年、ア
ルミナ水和物を用いたインクジェット用被記録材料が提
案されており、例えば、特開昭60−232990号、
同60−245588号公報、特公平3−24906号
公報、特開平2−276670号、同3−215082
号、同4−37576号、同4−67986号、同5−
16517号、同5−24335号、同5−32037
号、同5−50739号、同5−286228号、同5
−301441号、同6−48016号、同6−558
29号、同6−183126号、同6−184954
号、同6−199034号、同6−199035号、同
6−218324、同6−255235号、同6−26
2844号、同6−270530号、同6−28629
7号、同6−297831号、同6−297832号、
同6−316145号、同7−68919号、同7−6
8920号、同7−76161号、同7−76162
号、同7−82694号、同7−89221号公報等に
記載されているように微細なアルミナゾルを水溶性バイ
ンダーとともに支持体表面に塗工したインクジェット用
被記録材料が開示されている。いずれもインク吸収性、
解像性、画像濃度、色彩性、インク吸着性、透明性等の
改良に関するものである。
31号には、擬ベーマイトとバインダーからなるインク
吸収層を有する被記録材料の、インク吸収層の厚みや、
顔料とバインダーの比率、吸収層の塗工量を調整してイ
ンク吸収速度とインク吸収量を大きくした被記録材料が
開示されている。
定着性の良好な無機の多孔質層を有するインクジェット
用被記録材料を得るには、インク吸収層は、特開平5−
24335号公報に記載されているように、塗工量が2
0g/m2程度以上でなければインク吸収容量が充分で
はなく、厚膜塗布により吸収容量を確保することができ
るが、厚膜塗布をすると乾燥時にインク吸収層にクラッ
クが非常に発生しやすくなり、この乾燥時のクラックの
発生を抑制することが必要となる。
布乾燥時の塗膜のクラックを抑制する方法としては、特
開平7−76161号公報に記載されているような、ポ
リビニルアルコールをバインダーとして用い、ホウ酸ま
たはホウ酸塩でバインダーのポリビニルアルコールをゲ
ル化させ、塗膜の強度を向上させることによって、クラ
ックを抑制する方法が提案されている。しかしながら、
成膜性の悪いアルミナ水和物では、ホウ酸又はホウ酸塩
の添加量を増やさなければクラックを抑制することがで
きないが、ホウ酸又はホウ酸塩の添加量が多いと、塗液
の粘度の経時変化を避けることができず、塗工の安定性
が悪くなる。また、ゲル化生成物が塗工筋の原因となる
等、面質悪化の原因にもなり、更にインク吸収性も悪化
する。特開平6−218324号公報には、アルミナ水
和物からなる塗液を支持体上に塗布し、溶媒の除去の前
にアンモニアガスを吹き付け、ゲル化させる方法が提案
されている。しかしながら、アンモニアガスは腐食性が
強いだけでなく、爆発性もあり危険である。また、余剰
のアンモニアガスを回収する必要もあり、操作および設
備の簡便さの点で望ましくない。上述の問題点を解決す
る方法として、特開平7−89221号公報には、アル
ミナ水和物とゼラチンからなるインク吸収層を有するイ
ンクジェット用被記録材料が提案されている。この方法
は温水に溶解したゼラチン溶液が、低温でゲル化する性
質を利用したものである。しかしながら、この方法では
加温できる特殊なカーテンコーターが必要であること、
溶媒を除去する乾燥ゾーンの前にゼラチンをゲル化させ
るための冷却ゾーンが必要であること等、操作および設
備の簡便さの点で望ましくない。また、乾燥温度を高く
するとゲル化したゼラチンが再溶解するため、低温で塗
工速度を下げて乾燥させる必要があり、生産性の点から
も望ましくない。
ク吸収層にクラックが無く、且つインクを速やかに吸収
し、にじみや溢れのない印字画像が得ることができるイ
ンクジェット用被記録材料を提供することである。
べる手段によって解決される。
たインクジェット用被記録材料において、該インク吸収
層がアルミナ水和物とポリビニルアルコールを含有し、
さらにアセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加
物を含有することにより、インク吸収層にクラックが無
く、インク吸収性の良好なインクジェット用被記録材料
を提供することができた。
ンクジェット用被記録材料において、該インク吸収層に
エチレンオキサイドの平均付加モル数が3以上5以下で
あるアセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物
を含有することにより、よりインク吸収性の良好なイン
クジェット用被記録材料を提供することができた。
ンクジェット用被記録材料において、該インク吸収層に
含有させるアルミナ水和物が擬ベーマイト構造のアルミ
ナ水和物であることにより、より安定にクラックの発生
を抑制することができ、よりインク吸収性の良好なイン
クジェット用被記録材料を提供することができた。
ンクジェット用被記録材料において、該インク吸収層に
含有させるポリビニルアルコールが重合度2000以
上、ケン化度が88%以上100%未満のポリビニルア
ルコールであることにより、微小クラックの発生を抑制
したインクジェット用被記録材料を提供することができ
た。
アセチレン結合を有する第3アルコールは一般にアセチ
レンアルコールと称され、例えば化1で表される2,
4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ
ールのエチレンオキサイド付加体などがある。
るためには、このアセチレンアルコールのエチレンオキ
サイドの平均付加モル数(m+n)は3以上5以下が特
に好ましい。エチレンオキサイドの平均付加モル数が5
を越えると、水に対する溶解性が高くなるため、インク
吸収層がインクを吸収した際に、インク中の成分により
溶出してしまい、印字部分ににじみが発生してしまうこ
とがある。また、平均付加モル数が3未満の場合には効
果を十分に発揮できないことがある。
ンオキサイド付加物の好ましい添加量はインク吸収層を
形成するための塗工液に対して0.01〜1重量%、特
に好ましくは0.1〜0.5重量%である。添加量が
0.01重量%に満たない場合にはその効果が十分発揮
されず、また添加量が1重量%を越える場合には塗工液
のはじきが発生しやすくなり良質な塗工面が得られなく
なることがある。
とができる。
和物を表し、nが1を超え3未満である場合は擬ベーマ
イト構造のアルミナ水和物を表し、nがそれ以上になる
場合は非晶質構造のアルミナ水和物を表す。本発明に用
いるアルミナ水和物としては、擬ベーマイト構造のもの
が、インク吸収量、吸収速度の点から特に好ましい。
有するには、アルミナ水和物の平均細孔半径が1〜10
nmであることが好ましく、特に2〜7nmであること
が好ましい。細孔半径が小さすぎるとインクを吸収し難
くなる。また、細孔半径が大きすぎると、インク中の染
料の定着が悪くなり画像のにじみが発生する。
有するには、アルミナ水和物の細孔容積は0.1〜0.
8ml/gの範囲であることが好ましく、特に0.4〜
0.6ml/gの範囲であることが好ましい。インク吸
収層の細孔容積が大きい場合にはインク吸収層にクラッ
クや粉落ちが発生することがあり、小さい場合にはイン
クの吸収が遅くなる傾向がある。また細孔半径2nm〜
10nmの細孔容積は0.1ml/g以上が望ましい。
この範囲以外ではインク中の染料の吸着が悪くなるため
好ましくない。さらにインク吸収層の単位面積当たりの
溶媒吸収量は5ml/m2以上、特に10ml/m2以上
であることが好ましい。単位面積当たりの溶媒吸収量が
小さい場合には、特に多色印字を行った場合にインクが
溢れることがある。
吸収し、定着するにはBET比表面積が70〜300m
2/gの範囲であることが好ましい。BET比表面積が
大きすぎると細孔径分布が大きい方に片よって、インク
中の染料の定着の効率が悪くなり画像のにじみが発生す
る。逆にBET比表面積が小さすぎるとアルミナ水和物
の分散が困難になる。
めには、アルミナ水和物の表面水酸基の数は1020個/
g以上であることが好ましい。表面水酸基の数が少ない
と、アルミナ水和物が凝集し易くなり、分散液の濃度を
上げるのが困難になる。
せるために、通常は種々の酸類が分散液に添加される。
このような酸類としては、硝酸、塩酸、臭化水素酸、酢
酸、蟻酸、塩化第二鉄、塩化アルミニウム等を挙げるこ
とができるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
ソプロポキシド等のアルミニウムアルコキシドの加水分
解、アルミニウム塩のアルカリによる中和、アルミン酸
塩の加水分解等公知の方法によって製造することができ
る。また、アルミナ水和物の粒子径、細孔径、細孔容
積、比表面積、表面水酸基の数等は、析出温度、熟成時
間、液pH、液濃度、共存塩類等によって制御すること
ができる。
昭57−88074号、同62−56321号、特開平
4−275917号、同6−64918号、同7−10
535号、同7−267633号公報、米国特許第2,
656,321号明細書、Am.Ceramic So
c.Bull.,54,289(1975)等にアルミ
ニウムアルコキシドを加水分解する方法が開示されてい
る。これらのアルミニウムアルコキシドとしてはイソプ
ロポキシド、プロポキシド、2−ブトキシド等が挙げら
れる。この方法では非常に純度の高いアルミナ水和物を
得ることができる。
は、特開昭54−116398号、同55−23034
号、同55−27824号、同56−120508号公
報に例示されている如きアルミニウムの無機塩またはそ
の水和物を原料として得る方法が一般的である。これら
の無機塩としては、例えば塩化アルミニウム、硝酸アル
ミニウム、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、
アンモニウムミョウバン、アルミン酸ナトリウム、アル
ミン酸カリウム、水酸化アルミニウム等の無機塩等、お
よびこれら無機塩の水和物等を挙げることができる。
法として、公知の製造方法の具体例を以下に示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
アルミニウム、塩化アルミニウム等の酸性のアルミニウ
ム塩水溶液と、アルミン酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、アンモニア水等の塩基性水溶液との中和反応によっ
てアルミナ水和物を製造することができる。この場合、
液中に生成するアルミナ水和物の量が5重量%を超えな
い範囲で混合し、pHは6〜10、温度20〜100℃
の条件下で反応させることが一般的である。また、特開
昭56−120508号公報に記載されている如きpH
を酸および塩基側に交互に変動させ、アルミナ水和物の
結晶を成長させる方法、特公平4−33728号公報に
記載されている如き、アルミニウムの無機塩から得られ
るアルミナ水和物と、バイヤー法で得られるアルミナと
を混合し、アルミナを再水和する方法等によっても製造
することができる。
しては、重合度2000以上、ケン化度が88%以上1
00%未満のポリビニルアルコールが、アルミナ水和物
との混合性、塗液粘度の調整、および成膜性等の点で特
に好ましい。重合度2000未満のポリビニルアルコー
ルを用いた場合、塗膜強度が弱いため、インク吸収層の
クラックが入りやすくなる。また、ケン化度が88%未
満の場合、塗膜強度が弱くなりインク吸収層にクラック
が入りやすくなる。さらにケン化度が100%だとアル
ミナ水和物との反応性が高いため、塗工液がゲル化しや
すくなるため好ましくない。
以外にもでんぷんおよびその変性物、ゼラチンおよびそ
れらの変性物、カゼイン、プルラン、アラビアゴム、カ
ラヤゴム、アルブミン等の天然高分子樹脂またはこれら
の誘導体、カチオン変性、シラノール変性等のポリビニ
ルアルコールの変性物、SBRラテックス、NBRラテ
ックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のラテックス類、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルピロリドン等のビニルポリ
マー、ポリエチレンイミン、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸またはそ
の共重合体等を挙げることができるが、本発明はこれら
に限定されるものではない。また、これらの水溶性バイ
ンダーを併用する場合も、水溶性バインダーの総量が、
アルミナ水和物に対して、5〜20重量%であることが
好ましく、特に8〜15重量%であることが好ましい。
上記範囲以下ではインク吸収層の成膜性が悪くなり、塗
膜のクラックや粉落ちが発生しやすくなり、上記範囲よ
り多い場合にはインク吸収層の細孔容積が少なくなりイ
ンクの吸収性が悪化する。
じて無機顔料、着色染料、着色顔料、インク染料の定着
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料の分散剤、消泡
剤、レベリング剤、防腐剤、防バイ剤、蛍光増白剤、粘
度安定剤、pH調節剤等の公知の各種添加剤を添加する
こともできる。
料を製造する場合に、用いられる支持体としては、例え
ば熱可塑性フィルム、樹脂被覆紙、コーテッド紙等が主
に用いられるが、ガラス、アルミニウム箔、蒸着紙、蒸
着フィルム、布地等インク受理層を設けることができる
支持体であれば特に限定されるものではない。
ル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロー
ス、ポリエチレン、ポリカーボネート等を用いることが
できる。
と支持体との接着性向上等の目的でアンカー層を設けて
もよい。アンカー層にはゼラチン等の親水性バインダ
ー、ブチラール等の溶剤可溶性バインダー、ラテック
ス、硬化剤、顔料、界面活性剤等を適宜組み合わせて添
加せしめることができる。
搬送性、カール防止性、筆記性、糊付け性等のために、
各種のバックコート層を塗設することができる。バック
コート層には、無機帯電防止剤、有機帯電防止剤、親水
性バインダー、ラテックス、硬化剤、顔料、滑剤、界面
活性剤等を適宜組み合わせて添加せしめることができ
る。
能な、透明性の高いインクジェット用被記録材料にも適
用できるものでもあるが、OHPフィルム等の透光性を
要求される被記録材料においても、インク吸収層の組成
だけでなく、支持体の特性も重要である。OHPフィル
ムとして使用する際の光透過性は、全光線透過率より
も、ヘーズ(曇価)の方が、人の感覚に近く、JIS−
K−7105によるヘーズ(曇価)が3.0以下の透明
支持体であることが特に好ましい。
インクジェット用被記録材料のヘーズは、支持体上にイ
ンク吸収層を設けたインクジェット用被記録材料におい
て、このインクジェット用被記録材料のJIS−K−7
105によるヘーズ(曇価)が10.0以下であること
が特に好ましい。
過率測定装置を用いて、拡散透過率および全光線透過率
を測定し、その比によって表すことが、JIS−K−7
105に定められている。
記録材料において、用いる支持体の厚さは特に制限する
必要はないが、ハンドリング性とプリンターの通紙適性
から50〜200μm程度のものが好ましい。
有するインクジェット用被記録材料を得るためには、イ
ンク吸収層の組成だけでなく、支持体の特性も重要であ
る。写真の印画紙調の光沢感、風合いを得るためには、
ポリエステルフィルムまたは樹脂被覆紙を用いることが
好ましく、また、支持体のJIS−P−8123で測定
したハンター白色度が65%以上であることが特に好ま
しく、インク吸収層側のJIS−Z−8741で測定し
た60度鏡面光沢が30%以上であることが好ましい。
法としては、硫酸バリウム、二酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、二酸化珪素、酸化アルミニウム、カオリン、タル
ク等の無機微粒子をポリエステルフィルム内部に含有さ
せる方法や、白色塗料を表面に塗布する方法等がある。
めに、フィルム内部に多数の空洞を含有する空洞含有フ
ィルム、例えば発泡ポリエステルフィルム等も用いるこ
とができる。
ルフィルムを用いる際には、その厚さに特に制限する必
要はないが、ハンドリング性とプリンターの通紙適性か
ら10〜200μm程度のものが好ましい。
を用いる際にも、厚さについては特に制限する必要はな
いが、ハンドリング性とプリンターの通紙適性から、5
0〜300μm程度のものが好ましい。また、写真の印
画紙の風合いを得るためには200〜300μm程度の
ものが好ましい。
一般に用いられている紙が使用できるが、好ましくは、
例えば、写真用支持体に用いられているような平滑な原
紙が好ましい。原紙を構成するパルプとしては、天然パ
ルプ、再生パルプ、合成パルプ等を1種もしくは2種以
上混合して用いられる。この原紙には、一般に製紙で用
いられているサイズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止
剤、蛍光増白剤、染料等の添加剤が配合される。更に、
表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、
染料、アンカー剤等が表面塗布されていても良い。
抄造後、カレンダー等にて圧力を印加して圧縮した表面
平滑性の良いものが好ましく、JIS−P−8119で
測定したベックの平滑度が200秒以上のものが特に好
ましい。また、その坪量は30〜250g/m2が好ま
しい。
P−8123で測定したハンター白色度が65%以上で
あると白色度が高く、高級感のある被記録材料が得られ
るが、目的により求める白色度は異なり、天然パルプと
して未晒しパルプを併用した茶褐色の原紙を用いても良
い。また、染料等の着色剤を用いて着色した原紙を用い
ても良い。
レフィン樹脂が好ましく、特にポリエチレン樹脂が好ま
しい。また、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレンまたはこれらの混合物が使用で
きる。ここで言う低密度ポリエチレンとは、密度が0.
915〜0.930g/cm3のものであり、通常高圧
法で製造されるものである。一方、高密度ポリエチレン
とは、密度が0.950g/cm3以上のものであり、
通常低圧法或は中圧法で製造されるものである。これら
のポリエチレン樹脂は、各種の密度およびメルトフロー
レートを有するものを単独にまたはそれらの2種以上を
混合して用いることができる。
以上の多層のいずれであっても良い。この場合にも、上
記のポリオレフィン樹脂を単独にまたは2種以上を混合
して用いることができる。また、多層の各層を互いに異
なる組成とすることも同一の組成とすることもできる。
多層からなる樹脂層を形成する方法としては、共押出コ
ーティング法と逐次コーティング法のいずれを採用して
も良い。
るラテックスをコーテイングすることによって形成する
ことができる。例えば、最低成膜温度(MFT)の低い
ラテックスを、樹脂被覆紙用の原紙にコーテイングした
後、最低成膜温度以上の温度に加熱することによっても
形成することができる。
に制限はないが、一般に5〜50μmの厚みに表面の
み、または表裏両面にコーティングされる。
化亜鉛、タルク、炭酸カルシウム等の白色顔料、ステア
リン酸アミド、アラキジン酸アミド等の脂肪酸アミド、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム等の脂肪
酸金属塩、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、
トリフェニルホスファイト等の酸化防止剤、コバルトブ
ルー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルー
等のブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫等のマゼンタの顔料や染
料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤等の各種の添加剤を適宜
組み合わせて加えることができる。
脂被覆紙は、走行する原紙上に、加熱溶融したポリオレ
フィン樹脂を流延する、いわゆる押出コーティング法に
より製造される。また、樹脂と原紙との接着性を向上さ
せるために、樹脂を原紙に被覆する前に、原紙にコロナ
放電処理、火炎処理等の活性化処理を施すことが好まし
い。支持体のインク吸収層が塗布される面(表面)は、
その用途に応じて、光沢面、マット面等を有し、特に光
沢面が好ましく用いられる。必ずしも裏面に樹脂を被覆
する必要はないが、カール防止の点から樹脂被覆したほ
うが好ましい。裏面は通常無光沢面であり、表面あるい
は必要に応じて表裏両面にも、コロナ放電処理、火炎処
理等の活性処理を施すことができる。
用いて塗布、乾燥することにより形成される。塗液の塗
工方法としては、例えば、スライドホッパー方式、カー
テン方式、エクストルージョン方式、エアナイフ方式、
ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方式
等の通常用いられている塗工方法が用いられる。
換算で3〜50g/m2、より好ましくは20〜45g
/m2である。塗布量がそれ以上になるとインク吸収層
の乾燥性が悪くなり、さらにクラックが非常に発生しや
すくなるため好ましくない。
が、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
アルミナ水和物の合成例を示す。使用した原材料はすべ
て市販品であり、精製は特に行わずそのまま使用した。
ルコール900gを3Lの反応器に仕込み、75℃に加
熱した。アルミニウムイソプロポキシド408gを加
え、75℃で24時間、95℃で4時間加水分解を行っ
た。その後、酢酸24gを加え、95℃にて48時間撹
拌した後、固形分濃度が15%になるように濃縮し、白
色のアルミナ水和物の分散液を得た。
定したところ、擬ベーマイト構造を示した。また、透過
型電子顕微鏡で平均粒子径を測定したところ、約30n
mであり、アスペクト比6の平板状擬ベーマイト構造の
アルミナ水和物であった。また、窒素吸着脱離方法によ
ってBET比表面積、平均細孔半径、細孔半径1nm〜
30nmの細孔容積、細孔半径2nm〜10nmの細孔
容積を測定したところ、それぞれ136m2/g、5.
8nm、0.54ml/g、0.50ml/gであっ
た。
製した平板状擬ベーマイト構造のアルミナ水和物の分散
液100gにケン化度97%、重合度2600のポリビ
ニルアルコール(信越化学工業社製、商品名MA−2
6)の10%水溶液15gと、エチレンオキサイドの平
均付加モル数が4であるアセチレンアルコールのエチレ
ンオキサイド付加物(川研ファインケミカル社製、商品
名アセチレノールEL)を0.15gを添加し、よく混
合、撹拌して塗工用分散液を得た。この分散液を50℃
に加温してから、JIS−K−7105によるヘーズ
(曇価)が2.19である、表面易接着処理を施した透
明ポリエステルフィルム(東レ社製、商品名ルミラー1
25T)に、乾燥後の重量が30g/m2、35g/m2
になるように塗布、乾燥し、140℃で5分間加熱処理
してインクジェット用被記録材料を得た。
が4であるアセチレンアルコールのエチレンオキサイド
付加物(川研ファインケミカル社製、商品名アセチレノ
ールEL)の代わりにエチレンオキサイドの平均付加モ
ル数が10であるアセチレンアルコールのエチレンオキ
サイド付加物(日信化学工業社製、商品名サーフィノー
ル465)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして
インクジェット用被記録材料を得た。
が4であるアセチレンアルコールのエチレンオキサイド
付加物(川研ファインケミカル社製、商品名アセチレノ
ールEL)の代わりにエチレンオキサイドの平均付加モ
ル数が30であるアセチレンアルコールのエチレンオキ
サイド付加物(日信化学工業社製、商品名サーフィノー
ル485)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして
インクジェット用被記録材料を得た。
が4であるアセチレンアルコールのエチレンオキサイド
付加物(川研ファインケミカル社製、商品名アセチレノ
ールEL)の代わりにエチレンオキサイドの平均付加モ
ル数が3.5であるアセチレンアルコールのエチレンオ
キサイド付加物(日信化学工業社製、商品名サーフィノ
ール440)を用いた以外は、全て実施例1と同様にし
てインクジェット用被記録材料を得た。
リビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名MA−
26)の代わりにケン化度93.5%、重合度3500
のポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名PVA−
635)を用いた以外は、実施例1と同様にしてインク
ジェット用被記録材料を得た。
リビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名MA−
26)の代わりにケン化度88%、重合度2400のポ
リビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名PA−
24)を用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジ
ェット用被記録材料を得た。
リビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名MA−
26)の代わりにケン化度96.5%、重合度1700
のポリビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名M
A−17)を用いた以外は、実施例1と同様にしてイン
クジェット用被記録材料を得た。
に、硫酸バリウムをフィルム内部に含有することによっ
て白色度を高めた白色ポリエステルフィルム(U2、帝
人製)を用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジ
ェット用被記録材料を得た。その結果、塗膜にクラック
が認められないインク吸収性の良好なインクジェット用
被記録材料を得ることができた。なお、このインクジェ
ット用被記録材料の未印字部の60度鏡面光沢(Gs)
をJIS−Z−8741の方法で測定したところ、Gs
(60°)=50.1%であった。
に、下記に記す樹脂被覆紙の表面をコロナ処理した樹脂
被覆紙を用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジ
ェット用被記録材料を得た。その結果、塗膜にクラック
が認められないインク吸収性の良好なインクジェット用
被記録材料を得ることができた。
量100g/m2の原紙の表面に、低密度ポリエチレン
85重量部と二酸化チタン15重量部からなる樹脂組成
物を25g/m2塗布し、裏面に、高密度ポリエチレン
50重量部と低密度ポリエチレン50重量部からなる樹
脂組成物を20g/m2塗布して、樹脂被覆紙を作製し
た。この樹脂被覆紙のハンター白色度をJIS−P−8
123で測定したところ82%であった。
く添加しなかった以外は、全て実施例1と同様にしてイ
ンクジェット用被記録材料を得た。
リビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名MA−
26)の代わりにケン化度96.5%、重合度1700
のポリビニルアルコール(信越化学工業社製、商品名M
A−17)を用い、アセチレンアルコールのエチレンオ
キサイド付加物を全く添加しなかった以外は、全て実施
例1と同様にしてインクジェット用被記録材料を得た。
が4であるアセチレンアルコールのエチレンオキサイド
付加物(川研ファインケミカル社製、商品名アセチレノ
ールEL)の代わりにエチレンオキサイドの平均付加モ
ル数が0であるアセチレンアルコール(日信化学工業社
製、商品名サーフィノール104)を用いた以外は、全
て実施例1と同様にしてインクジェット用被記録材料を
得た。
3で得られた塗工量30g/m2、35g/m2のインク
ジェット用被記録材料の塗膜状態について評価を行っ
た。目視により塗膜状態を評価し表面にクラックが全く
認められないものを○、塗膜表面に約1mm幅の微小な
クラックが認められたものを△、塗膜表面に約5mm幅
以上のクラックが生じたものを×とした。またヘーズの
欄については透明ポリエステルフィルムを用いて作製し
た塗工量30g/m2 のインクジェット用被記録材料の
JIS−K−7105によるヘーズを表す。
ン製フルカラーインクジェットプリンターBJC−60
0Jを使用して印字を行い、インク吸収性の評価を行っ
た。なお、塗膜表面に5mm幅以上のクラックが発生し
評価1で×としたインクジェット用被記録材料は、塗膜
のクラックが全面に発生したため、印字を行わなかっ
た。
2色重色したベタ印字部分の印字直後のインク乾燥状態
を目視で観察、評価を行い、全くインクが溢れず、にじ
みがなく印字できたものを○、多少インクが溢れ印字ム
ラやにじみが生じたものを△、溢れやにじみがひどかっ
たものを×とした。
にクラックが無く、且つインクを速やかに吸収し、にじ
みや溢れのない印字画像が得ることができるアルミナ水
和物と水溶性バインダーからなるインク吸収層を有する
インクジェット用被記録材料を提供することができた。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上にインク吸収層を設けたインク
ジェット用被記録材料において、該インク吸収層がアル
ミナ水和物とポリビニルアルコールを含有し、さらに分
子内にアセチレン結合を有する第3アルコールのエチレ
ンオキサイド付加物を含有することを特徴とするインク
ジェット用被記録材料。 - 【請求項2】 上記エチレンオキサイド付加物の平均付
加モル数が3以上5以下であることを特徴とする請求項
1記載のインクジェット用被記録材料。 - 【請求項3】 上記アルミナ水和物が擬ベーマイト構造
であることを特徴とする請求項1または2記載のインク
ジェット用被記録材料。 - 【請求項4】 上記ポリビニルアルコールが重合度20
00以上、ケン化度が88%以上100%未満であるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインク
ジェット用被記録材料。
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---|---|---|---|
JP30537697A JP3911077B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | インクジェット用被記録材料 |
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JP30537697A JP3911077B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | インクジェット用被記録材料 |
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JPH11138978A true JPH11138978A (ja) | 1999-05-25 |
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Family
ID=17944381
Family Applications (1)
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JP30537697A Expired - Lifetime JP3911077B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | インクジェット用被記録材料 |
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JP (1) | JP3911077B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1228890A3 (en) * | 2001-02-06 | 2004-08-18 | Hewlett-Packard Company | Print media products and methods for producing the same |
EP1738918A1 (de) * | 2005-06-29 | 2007-01-03 | Mitsubishi HiTec Paper Flensburg GmbH | Tintenstrahlaufzeichnungsmaterial |
US8293343B2 (en) | 2008-11-05 | 2012-10-23 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording medium |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP30537697A patent/JP3911077B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP1228890A3 (en) * | 2001-02-06 | 2004-08-18 | Hewlett-Packard Company | Print media products and methods for producing the same |
EP1738918A1 (de) * | 2005-06-29 | 2007-01-03 | Mitsubishi HiTec Paper Flensburg GmbH | Tintenstrahlaufzeichnungsmaterial |
US8377521B2 (en) | 2005-06-29 | 2013-02-19 | Mitsubishi Hitec Paper Flensburgh Gmbh | Ink jet recording material |
US8293343B2 (en) | 2008-11-05 | 2012-10-23 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording medium |
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