JPH08112964A - 記録用シートおよび記録物 - Google Patents
記録用シートおよび記録物Info
- Publication number
- JPH08112964A JPH08112964A JP6249778A JP24977894A JPH08112964A JP H08112964 A JPH08112964 A JP H08112964A JP 6249778 A JP6249778 A JP 6249778A JP 24977894 A JP24977894 A JP 24977894A JP H08112964 A JPH08112964 A JP H08112964A
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- JP
- Japan
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- dye
- alumina hydrate
- transition metal
- water
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- Pending
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】インクの吸収性が良好で、色素のにじみを防止
して高い色再現性を有し、かつ、色濃度の高い記録物を
得ることのできるインクジェットプリンター用の記録媒
体を得る。 【構成】基材上に、アルミナ水和物層を有し、このアル
ミナ水和物層に、水溶性染料の染料分子と錯体を形成す
ることのできる遷移金属含有イオンの水溶性塩が付与さ
れている記録用シート。
して高い色再現性を有し、かつ、色濃度の高い記録物を
得ることのできるインクジェットプリンター用の記録媒
体を得る。 【構成】基材上に、アルミナ水和物層を有し、このアル
ミナ水和物層に、水溶性染料の染料分子と錯体を形成す
ることのできる遷移金属含有イオンの水溶性塩が付与さ
れている記録用シート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録シート、特にイン
クジェットプリンターの記録用シート、およびそれに画
像を形成した記録物に関するものである。
クジェットプリンターの記録用シート、およびそれに画
像を形成した記録物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、1/2インチビデオや電子スチー
ルカメラの普及、あるいはコンピューターの普及ととも
に、それらの画像を紙面等に記録するためのハードコピ
ー技術が急速に発達した。これらハードコピーの究極の
目標は銀塩写真であり、特に、色再現性、画像密度、光
沢、耐候性などをいかに銀塩写真に近づけるかが、開発
の課題となっている。ハードコピーの記録方式には、銀
塩写真によって画像を表示したディスプレイを直接撮影
するもののほか、昇華型熱転写方式、インクジェット方
式、静電転写型を各社各様の方式でカラー化した方式な
ど多種多様である。
ルカメラの普及、あるいはコンピューターの普及ととも
に、それらの画像を紙面等に記録するためのハードコピ
ー技術が急速に発達した。これらハードコピーの究極の
目標は銀塩写真であり、特に、色再現性、画像密度、光
沢、耐候性などをいかに銀塩写真に近づけるかが、開発
の課題となっている。ハードコピーの記録方式には、銀
塩写真によって画像を表示したディスプレイを直接撮影
するもののほか、昇華型熱転写方式、インクジェット方
式、静電転写型を各社各様の方式でカラー化した方式な
ど多種多様である。
【0003】インクジェット方式によるプリンターは、
フルカラー化が容易なことや印字騒音が低いことなどか
ら、近年急速に普及しつつある。この方式はノズルから
被記録材に向けてインク液滴を高速で射出するもので、
被記録材は速やかにインクを吸収し、しかも優れた発色
性を有することが要求される。しかしながら、インクの
吸収性の高い被記録材ほど、色素のにじみが発生しやす
い傾向があった。特にカラープリンターの場合、色素に
よってにじみやすさが異なるため、色の再現性が十分で
ないという問題があった。
フルカラー化が容易なことや印字騒音が低いことなどか
ら、近年急速に普及しつつある。この方式はノズルから
被記録材に向けてインク液滴を高速で射出するもので、
被記録材は速やかにインクを吸収し、しかも優れた発色
性を有することが要求される。しかしながら、インクの
吸収性の高い被記録材ほど、色素のにじみが発生しやす
い傾向があった。特にカラープリンターの場合、色素に
よってにじみやすさが異なるため、色の再現性が十分で
ないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクの吸
収性が良好で、色素のにじみを防止して高い色再現性を
有し、かつ、色濃度の高い記録物を得ることのできる被
記録材を提供することを目的とする。
収性が良好で、色素のにじみを防止して高い色再現性を
有し、かつ、色濃度の高い記録物を得ることのできる被
記録材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材上に、ア
ルミナ水和物層を有し、このアルミナ水和物層に、水溶
性染料の染料分子と錯体を形成することのできる遷移金
属含有イオンの水溶性塩が付与されている記録用シート
を提供するものである。
ルミナ水和物層を有し、このアルミナ水和物層に、水溶
性染料の染料分子と錯体を形成することのできる遷移金
属含有イオンの水溶性塩が付与されている記録用シート
を提供するものである。
【0006】本発明において、基材としては特に限定さ
れず、種々のものを使用することができる。具体的に
は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ETFEなどのフッ素
系樹脂のようなプラスチック類や紙類を好適に使用する
ことができる。さらに、ガラスや金属も使用することが
できる。これらの基材には、アルミナ水和物層の接着強
度を向上させるなどの目的で、コロナ放電処理や各種ア
ンダーコートを行うこともできる。
れず、種々のものを使用することができる。具体的に
は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系
樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ETFEなどのフッ素
系樹脂のようなプラスチック類や紙類を好適に使用する
ことができる。さらに、ガラスや金属も使用することが
できる。これらの基材には、アルミナ水和物層の接着強
度を向上させるなどの目的で、コロナ放電処理や各種ア
ンダーコートを行うこともできる。
【0007】基材として透明プラスチックフィルムを使
用した場合には、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ
ー)用シートなどにも使用できる透明な記録物が得られ
る。基材として、白色顔料を含んだ不透明プラスチック
フィルムや、紙などを使用した場合には、銀塩写真に匹
敵する記録物が得られる。
用した場合には、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ
ー)用シートなどにも使用できる透明な記録物が得られ
る。基材として、白色顔料を含んだ不透明プラスチック
フィルムや、紙などを使用した場合には、銀塩写真に匹
敵する記録物が得られる。
【0008】本発明において、アルミナ水和物層は色素
の吸着層として機能する。アルミナ水和物としては、色
素を良く吸収定着することから擬ベーマイトが好まし
い。ここで、擬ベーマイトは、Al2 O3 ・nH2 O
(n=1〜1.5)の組成式で表されるアルミナ水和物
の凝集体である。
の吸着層として機能する。アルミナ水和物としては、色
素を良く吸収定着することから擬ベーマイトが好まし
い。ここで、擬ベーマイトは、Al2 O3 ・nH2 O
(n=1〜1.5)の組成式で表されるアルミナ水和物
の凝集体である。
【0009】アルミナ水和物層中には、バインダーが含
まれているのが好ましい。バインダーとしては、でんぷ
んまたはその変性物、ポリビニルアルコールまたはその
変性物、SBRラテックス、NBRラテックス、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ポリビニルピロリドン等の有機物を用いることができ
る。バインダーの使用量は、アルミナ水和物の5〜50
重量%程度を採用することが好ましい。バインダーの使
用量が、5重量%未満の場合は、アルミナ水和物層の強
度が不十分になるおそれがあり、逆に50重量%を超え
る場合は、色素の吸着性が不十分になるおそれがあるの
でそれぞれ好ましくない。
まれているのが好ましい。バインダーとしては、でんぷ
んまたはその変性物、ポリビニルアルコールまたはその
変性物、SBRラテックス、NBRラテックス、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ポリビニルピロリドン等の有機物を用いることができ
る。バインダーの使用量は、アルミナ水和物の5〜50
重量%程度を採用することが好ましい。バインダーの使
用量が、5重量%未満の場合は、アルミナ水和物層の強
度が不十分になるおそれがあり、逆に50重量%を超え
る場合は、色素の吸着性が不十分になるおそれがあるの
でそれぞれ好ましくない。
【0010】アルミナ水和物層は、その細孔構造が実質
的に半径1〜15nmの細孔からなり、細孔容積が0.
3〜1.0cc/gである場合は、十分な吸収性を有
し、かつアルミナ水和物層も透明性があるので好まし
い。このとき基材が透明であれば、高い透明性を有する
記録シートが得られる。基材が不透明である場合にも、
基材の質感を損なわない高品質な画像を得ることのでき
る記録シートが得られる。望ましくは、これらの物性に
加え、アルミナ水和物の平均細孔径が、3〜10nmで
ある場合はさらに好ましい。細孔半径分布の測定は窒素
脱吸着法による。
的に半径1〜15nmの細孔からなり、細孔容積が0.
3〜1.0cc/gである場合は、十分な吸収性を有
し、かつアルミナ水和物層も透明性があるので好まし
い。このとき基材が透明であれば、高い透明性を有する
記録シートが得られる。基材が不透明である場合にも、
基材の質感を損なわない高品質な画像を得ることのでき
る記録シートが得られる。望ましくは、これらの物性に
加え、アルミナ水和物の平均細孔径が、3〜10nmで
ある場合はさらに好ましい。細孔半径分布の測定は窒素
脱吸着法による。
【0011】本発明において、遷移金属含有イオンの水
溶性塩は、インク中の染料と不溶性の錯体を形成するこ
とにより、インクのにじみを防止する効果を有する。特
に、ジエチレングリコール、エチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、グリセリンなどの不揮発性溶媒を
多量に含んだインクを使用したインクジェットプリンタ
ー用の記録シートとして好適である。インクの色素とし
ては、染料、特に水溶性の染料が好ましい。
溶性塩は、インク中の染料と不溶性の錯体を形成するこ
とにより、インクのにじみを防止する効果を有する。特
に、ジエチレングリコール、エチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、グリセリンなどの不揮発性溶媒を
多量に含んだインクを使用したインクジェットプリンタ
ー用の記録シートとして好適である。インクの色素とし
ては、染料、特に水溶性の染料が好ましい。
【0012】遷移金属含有イオンとは、遷移金属イオン
および遷移金属を含有する原子団のイオンをいう。遷移
金属イオンの水溶性塩としては、鉄、ニッケル、銅、コ
バルトの水溶性塩、例えば塩化物または硫酸塩が好まし
い。具体的には、塩化第二鉄、硫酸鉄、塩化ニッケル、
硫酸ニッケル、塩化銅、硫酸銅、塩化コバルト、硫酸コ
バルトが挙げられる。遷移金属を含有する原子団のイオ
ンの水溶性塩として、モリブデン酸ナトリウム、リンモ
リブデン酸ナトリウム、タングステン酸ナトリウム、リ
ンタングステン酸ナトリウムのような、モリブデン酸、
リンモリブデン酸、タングステン酸、リンタングステン
酸からなる群から選ばれるものが好適である。以下、こ
れらを総称して遷移金属の塩類という。
および遷移金属を含有する原子団のイオンをいう。遷移
金属イオンの水溶性塩としては、鉄、ニッケル、銅、コ
バルトの水溶性塩、例えば塩化物または硫酸塩が好まし
い。具体的には、塩化第二鉄、硫酸鉄、塩化ニッケル、
硫酸ニッケル、塩化銅、硫酸銅、塩化コバルト、硫酸コ
バルトが挙げられる。遷移金属を含有する原子団のイオ
ンの水溶性塩として、モリブデン酸ナトリウム、リンモ
リブデン酸ナトリウム、タングステン酸ナトリウム、リ
ンタングステン酸ナトリウムのような、モリブデン酸、
リンモリブデン酸、タングステン酸、リンタングステン
酸からなる群から選ばれるものが好適である。以下、こ
れらを総称して遷移金属の塩類という。
【0013】遷移金属の塩類の使用量としては、アルミ
ナ水和物に対して、0.1〜10重量%用いることが好
ましい。遷移金属の塩類の使用量が0.1重量%より少
ない場合は、発明の効果が十分発揮せず、記録後色素が
にじんで画質が低下するおそれがあるので好ましくな
い。逆に遷移金属の塩類の使用量が10重量%より多い
場合は、着色のおそれがあるので好ましくない。遷移金
属の塩類の使用量が、アルミナ水和物に対して0.1〜
3.0重量%の場合は、さらに好ましい。
ナ水和物に対して、0.1〜10重量%用いることが好
ましい。遷移金属の塩類の使用量が0.1重量%より少
ない場合は、発明の効果が十分発揮せず、記録後色素が
にじんで画質が低下するおそれがあるので好ましくな
い。逆に遷移金属の塩類の使用量が10重量%より多い
場合は、着色のおそれがあるので好ましくない。遷移金
属の塩類の使用量が、アルミナ水和物に対して0.1〜
3.0重量%の場合は、さらに好ましい。
【0014】基材上に、アルミナ水和物層を形成する方
法としては、アルミナ水和物にバインダーと溶媒を加え
てスラリー状にし、これを基材に塗布したあと乾燥する
方法が好ましい。アルミナ水和物の原料としてアルミナ
ゾルを用いる場合は、透明性の良好なアルミナ水和物層
が形成できるので好ましい。塗布方法は、例えば、ロー
ルコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、
ロッドコーター、バーコーター、コンマコーター、など
が採用できる。スラリーの溶媒としては、水系、非水系
いずれも採用できる。
法としては、アルミナ水和物にバインダーと溶媒を加え
てスラリー状にし、これを基材に塗布したあと乾燥する
方法が好ましい。アルミナ水和物の原料としてアルミナ
ゾルを用いる場合は、透明性の良好なアルミナ水和物層
が形成できるので好ましい。塗布方法は、例えば、ロー
ルコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、
ロッドコーター、バーコーター、コンマコーター、など
が採用できる。スラリーの溶媒としては、水系、非水系
いずれも採用できる。
【0015】アルミナ水和物層の厚さは、各プリンター
等の仕様によって適宜選択されるが、一般には5〜10
0μmを採用するのが好ましい。アルミナ水和物層の厚
さが5μmに満たない場合は、色素を十分吸着しないお
それがあり、100μmを超える場合には、アルミナ水
和物層の透明性が損なわれたり層の強度が低下するおそ
れがあるので、それぞれ好ましくない。
等の仕様によって適宜選択されるが、一般には5〜10
0μmを採用するのが好ましい。アルミナ水和物層の厚
さが5μmに満たない場合は、色素を十分吸着しないお
それがあり、100μmを超える場合には、アルミナ水
和物層の透明性が損なわれたり層の強度が低下するおそ
れがあるので、それぞれ好ましくない。
【0016】遷移金属の塩類をアルミナ水和物層に付与
する方法としては、アルミナ水和物層を形成した後、適
宜溶液とし、含浸法またはスプレー法で付与する方法が
好適である。
する方法としては、アルミナ水和物層を形成した後、適
宜溶液とし、含浸法またはスプレー法で付与する方法が
好適である。
【0017】本発明の記録シートに、水溶性染料を含有
するインクを用いて画像(文字も含む)を形成する場合
には、にじみが抑制され、高品質の画像を長期間にわた
って保持することのできる記録物が得られる。
するインクを用いて画像(文字も含む)を形成する場合
には、にじみが抑制され、高品質の画像を長期間にわた
って保持することのできる記録物が得られる。
【0018】
【作用】遷移金属の塩類は、染料分子と錯体を形成して
アルミナ水和物の表面に吸着されて、染料分子を不溶化
していると考えられる。このため、インク、特に不揮発
性溶媒を多量に含んだインクで記録した場合にも、イン
クのアルミナ水和物層中での移動を抑制し、にじみなど
の画質低下を防止しているものと考えられる。
アルミナ水和物の表面に吸着されて、染料分子を不溶化
していると考えられる。このため、インク、特に不揮発
性溶媒を多量に含んだインクで記録した場合にも、イン
クのアルミナ水和物層中での移動を抑制し、にじみなど
の画質低下を防止しているものと考えられる。
【0019】
【実施例】アルミニウムアルコキシドの加水分解・解膠
法で合成した固形分18重量%のアルミナゾル100g
と、ポリビニルアルコール6.2重量%水溶液32gを
混合して塗工液とした。この塗工液をポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚さ100μm)上に、乾燥後の
塗工量が20g/m2 になるようにバーコーターを用い
て塗工し、アルミナ水和物層を形成した。
法で合成した固形分18重量%のアルミナゾル100g
と、ポリビニルアルコール6.2重量%水溶液32gを
混合して塗工液とした。この塗工液をポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚さ100μm)上に、乾燥後の
塗工量が20g/m2 になるようにバーコーターを用い
て塗工し、アルミナ水和物層を形成した。
【0020】上記のようにして得られたシートの塗工面
を、表1に示す化合物の2重量%水溶液に浸漬し、均一
に溶液を塗布した。これを乾燥後、140℃で熱処理し
て記録シートとした。
を、表1に示す化合物の2重量%水溶液に浸漬し、均一
に溶液を塗布した。これを乾燥後、140℃で熱処理し
て記録シートとした。
【0021】この記録シートについて、インクジェット
プリンター(ヒューレットパッカード社製、商品名HP
550C)を用いて、水溶性染料を含むインクによりテ
ストパターンの印字を行った。それぞれのシートを35
℃、相対湿度80%の環境で72時間放置した後、にじ
みの観察を行った。結果を表1に示す。表1において、
評価は目視により行い、最も良好なAから最も悪いC
(遷移金属の塩類処理のないシート)までの5段階の相
対評価で行った。Aはにじみが認められないことを示
し、Bでは実用上充分満足できるにじみ性であることを
示す。
プリンター(ヒューレットパッカード社製、商品名HP
550C)を用いて、水溶性染料を含むインクによりテ
ストパターンの印字を行った。それぞれのシートを35
℃、相対湿度80%の環境で72時間放置した後、にじ
みの観察を行った。結果を表1に示す。表1において、
評価は目視により行い、最も良好なAから最も悪いC
(遷移金属の塩類処理のないシート)までの5段階の相
対評価で行った。Aはにじみが認められないことを示
し、Bでは実用上充分満足できるにじみ性であることを
示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の記録用シートは、高いインクの
吸収性と定着性を有し、インクのにじみが無く画質は良
好である。特に、水溶性染料を含むインクを用いた記録
に適し、インクジェットプリンターの記録媒体として好
適である。本発明の記録物は、良好な画質を長期間保持
することが可能である。
吸収性と定着性を有し、インクのにじみが無く画質は良
好である。特に、水溶性染料を含むインクを用いた記録
に適し、インクジェットプリンターの記録媒体として好
適である。本発明の記録物は、良好な画質を長期間保持
することが可能である。
Claims (4)
- 【請求項1】基材上に、アルミナ水和物層を有し、この
アルミナ水和物層に、水溶性染料の染料分子と錯体を形
成することのできる遷移金属含有イオンの水溶性塩が付
与されている記録用シート。 - 【請求項2】遷移金属含有イオンの水溶性塩が、鉄、ニ
ッケル、銅、コバルトからなる群から選ばれる1種以上
の金属の、塩化物または硫酸塩である請求項1の記録用
シート。 - 【請求項3】遷移金属含有イオンの水溶性塩が、モリブ
デン酸、リンモリブデン酸、タングステン酸、リンタン
グステン酸からなる群から選ばれる1種以上である請求
項1の記録用シート。 - 【請求項4】請求項1〜3いずれか1の記録用シート
に、水溶性染料によって画像が形成されている記録物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6249778A JPH08112964A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 記録用シートおよび記録物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6249778A JPH08112964A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 記録用シートおよび記録物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112964A true JPH08112964A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17198093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6249778A Pending JPH08112964A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 記録用シートおよび記録物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08112964A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002079750A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-03-19 | Eastman Kodak Co | インクジェット印刷方法 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP6249778A patent/JPH08112964A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002079750A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-03-19 | Eastman Kodak Co | インクジェット印刷方法 |
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