JPH10225729A - バーリング加工方法 - Google Patents
バーリング加工方法Info
- Publication number
- JPH10225729A JPH10225729A JP4297097A JP4297097A JPH10225729A JP H10225729 A JPH10225729 A JP H10225729A JP 4297097 A JP4297097 A JP 4297097A JP 4297097 A JP4297097 A JP 4297097A JP H10225729 A JPH10225729 A JP H10225729A
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- JP
- Japan
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- burring
- die
- hole
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- blank
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】（バーリング径）÷（下穴径）＞２．４
の条件下であってもワークに欠陥が発生しないバーリン
グ加工方法を提供する。 【解決手段】バーリングする前に後方押し出しによって
素材を移動させる。すなわち、バーリングによって立ち
上げられるべき筒状部に似た凸部を、バーリングに先立
ち、あらかじめ形成させておく。
グ加工方法を提供する。 【解決手段】バーリングする前に後方押し出しによって
素材を移動させる。すなわち、バーリングによって立ち
上げられるべき筒状部に似た凸部を、バーリングに先立
ち、あらかじめ形成させておく。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーリング加工方
法に関するものである。
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】金型便覧（日刊工業新聞社、昭和４７年
３月初版）の第５１６頁には「図４．１８０ 穴のある
板の成形における成形限界」が示されている。この図を
模写したものが本発明における図３である。図３による
と、バーリングする前の素材の穴の大きさによってワー
クに発生する欠陥が左右されることが解る。すなわち、
穴が小さい程欠陥が発生し、成形上困難を伴うことが解
る。
３月初版）の第５１６頁には「図４．１８０ 穴のある
板の成形における成形限界」が示されている。この図を
模写したものが本発明における図３である。図３による
と、バーリングする前の素材の穴の大きさによってワー
クに発生する欠陥が左右されることが解る。すなわち、
穴が小さい程欠陥が発生し、成形上困難を伴うことが解
る。
【０００３】他方、ＡＩＤＡ ＰＲＥＳＳ ＨＡＮＤ
ＢＯＯＫ（アイダエンジニアリング株式会社 １９８７
年３月２０日発行）の第５２頁の表１．２０によれば、
普通鋼板において、 （バーリング径）÷（下穴径）≦２．４ の条件下でないと、ワークに欠陥が発生することが示さ
れている。
ＢＯＯＫ（アイダエンジニアリング株式会社 １９８７
年３月２０日発行）の第５２頁の表１．２０によれば、
普通鋼板において、 （バーリング径）÷（下穴径）≦２．４ の条件下でないと、ワークに欠陥が発生することが示さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、 （バーリング径）÷（下穴径）＞２．４ の条件下であってもワークに欠陥が発生しないバーリン
グ加工方法を提供することである。
グ加工方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の方法において
は、バーリングする前に後方押し出しによって素材を移
動させることにしている。すなわち、バーリングによっ
て立ち上げられるべき筒状部に似た凸部を、バーリング
に先立ち、あらかじめ形成させておく。
は、バーリングする前に後方押し出しによって素材を移
動させることにしている。すなわち、バーリングによっ
て立ち上げられるべき筒状部に似た凸部を、バーリング
に先立ち、あらかじめ形成させておく。
【０００６】
【発明の実施の形態】すなわち、板状の素材を用いて半
抜き加工、後方押し出し、下穴抜き、バーリングの各工
程を経て所望のワークを得る。あるいは、板状の素材を
用いてコイニング、後方押し出し、下穴抜き、バーリン
グの各工程を経て所望の製品を得る。
抜き加工、後方押し出し、下穴抜き、バーリングの各工
程を経て所望のワークを得る。あるいは、板状の素材を
用いてコイニング、後方押し出し、下穴抜き、バーリン
グの各工程を経て所望の製品を得る。
【０００７】
【実施例】第１の実施例のバーリング加工方法は、図１
に示したａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅの順に加工が進められる。
に示したａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅの順に加工が進められる。
【０００８】図１のａは板状の素材１を示し、ｂは、素
材１を用いて半抜きする工程を示している。ｂの半抜き
工程においては、図１で素材１の上側にダイ穴をもつ第
１のダイと、素材１の下側に第１のパンチを配備して、
素材１を加工し、ｂに示されている凸部２と凹部３を形
成させる。
材１を用いて半抜きする工程を示している。ｂの半抜き
工程においては、図１で素材１の上側にダイ穴をもつ第
１のダイと、素材１の下側に第１のパンチを配備して、
素材１を加工し、ｂに示されている凸部２と凹部３を形
成させる。
【０００９】図１のｂに示された半加工品は、後方押し
出し加工で同図ｃに示す半加工品になる。すなわち、ｂ
において、凹部３に嵌合する第２のダイと凸部２の外周
に嵌合する第３のダイを配備して半加工品を成形し、ｃ
に示す凹部４と凸部５を形成させる。
出し加工で同図ｃに示す半加工品になる。すなわち、ｂ
において、凹部３に嵌合する第２のダイと凸部２の外周
に嵌合する第３のダイを配備して半加工品を成形し、ｃ
に示す凹部４と凸部５を形成させる。
【００１０】図１に示された半加工品は、下穴抜き工程
で穴６が明けられる。
で穴６が明けられる。
【００１１】図１に示された半加工品は、次のバーリン
グ加工工程で成形されて製品７になる。
グ加工工程で成形されて製品７になる。
【００１２】図２に、第２の実施例が示されている。こ
の実施例においては、板状の素材１を用いて、ｂコイニ
ング、ｃ後方押し出し、ｄ下穴抜き及びバーリング加工
の各工程を経て製品１１が得られる。
の実施例においては、板状の素材１を用いて、ｂコイニ
ング、ｃ後方押し出し、ｄ下穴抜き及びバーリング加工
の各工程を経て製品１１が得られる。
【００１３】図２に示された素材１は、コイニング加工
によって同図ｂに示された半加工品が得られる。すなわ
ち、素材１の下側に平坦な第１のダイと、素材１の上側
にリング状に凸部をもつ第１のパンチを配備し、素材１
を加工することにより凹溝８を形成させる。
によって同図ｂに示された半加工品が得られる。すなわ
ち、素材１の下側に平坦な第１のダイと、素材１の上側
にリング状に凸部をもつ第１のパンチを配備し、素材１
を加工することにより凹溝８を形成させる。
【００１４】図２のｂ示された半加工品は、後方押し出
しにより同図ｃに示された半加工品になる。すなわち、
ｂに示された半加工品の下側に平坦な第２のダイを、上
側にリング状の凹溝に嵌合する第３のダイをそれぞれ配
備し、成形させることによって凹部９を形成させる。
しにより同図ｃに示された半加工品になる。すなわち、
ｂに示された半加工品の下側に平坦な第２のダイを、上
側にリング状の凹溝に嵌合する第３のダイをそれぞれ配
備し、成形させることによって凹部９を形成させる。
【００１５】図２のｃに示された半加工品を用いて下穴
抜き加工をして、同図ｄに示す穴１０を明ける。
抜き加工をして、同図ｄに示す穴１０を明ける。
【００１６】図２のｄに示された半加工品を用いてバー
リング加工し、製品１１を得る。
リング加工し、製品１１を得る。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、バーリング加工直前の
半加工品に、バーリング加工によって立ち上げられる円
筒部に似た凸部があらかじめ形成されているので、従来
のバーリング加工に伴う欠陥が発生しない。そこで、 （バーリング径）÷（下穴径）＞２．４ の条件下でもバーリング加工をすることが可能である。
半加工品に、バーリング加工によって立ち上げられる円
筒部に似た凸部があらかじめ形成されているので、従来
のバーリング加工に伴う欠陥が発生しない。そこで、 （バーリング径）÷（下穴径）＞２．４ の条件下でもバーリング加工をすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施例を示す工程説明図
【図２】第２の実施例を示す工程説明図
【図３】従来の、穴のある板の成形における成形限界を
示す説明図
示す説明図
１は素材、２は凸部、３は凹部、４は凹部、５は凸部、
６は穴、７は製品、８は凹溝、９は凹部、１０は穴、１
１製品、である。
６は穴、７は製品、８は凹溝、９は凹部、１０は穴、１
１製品、である。
Claims (2)
- 【請求項１】板状の素材（１）をバーリング加工する工
程において、バーリング下穴加工前に、ダイ穴をもつ第
１のパンチにより、該ワーク一面に凸部（２）、他面に
凹部（３）を形成する半抜き工程と、前記凹部（３）に
嵌合する第２のダイと、前記凸部（２）の外周に嵌合す
る第３のダイにより該ワークを支持しながら、前記凸部
（２）側より第２のパンチで前記凸部（２）の中心に凹
部（４）を形成する後方押し出し工程を伴うことを特徴
とするバーリング加工方法。 - 【請求項２】板状の素材（１）をバーリング加工する工
程において、バーリング下穴加工前に、平坦な第１のダ
イと、リング状に凸部を有する第１のパンチにより、該
ワークにリング状の凹溝（８）をコイニングにより形成
させるコイニング工程と、平坦な第２のダイと、前記リ
ング状の凹溝に嵌合する第３のダイにより該ワークを支
持しながら、前記リング状の凹溝（８）の中心部に第２
のパンチにより凹部（９）を形成する後方押し出し工程
を伴うことを特徴とするバーリング加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297097A JPH10225729A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | バーリング加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297097A JPH10225729A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | バーリング加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10225729A true JPH10225729A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12650903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4297097A Pending JPH10225729A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | バーリング加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10225729A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013126673A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Ricoh Co Ltd | 薄板バーリング加工方法及び薄板雌ねじ形成方法 |
| WO2015087649A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
-
1997
- 1997-02-12 JP JP4297097A patent/JPH10225729A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013126673A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Ricoh Co Ltd | 薄板バーリング加工方法及び薄板雌ねじ形成方法 |
| WO2015087649A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
| JP2017172589A (ja) * | 2013-12-11 | 2017-09-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
| US10082055B2 (en) | 2013-12-11 | 2018-09-25 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Valve timing control device for internal combustion engine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040301 |