JPS61238424A - 金属板の打抜き装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、金属板の重ね抜き装置に係り、特に〔発明の
背景〕 二枚の金属板を重ねて穴抜き加工する場合は、抜刀の角
が鋭利でも下側の金属板は、上側の金属板の影響により
、抜刃に丸みをつけて抜く場合と同様に下側金属板の穴
の周りにゆがみが生ずる。

この時の抜穴周辺の材料の塑性流動についてはゝプレス
技術−（１９７０年　７月号　日刊工業新聞発行第３〜
９頁）にくわしく説明されている。

ことくけ、金属板の重ね抜きにより、抜き加工された穴
の側壁面に対する剪断被覆について記載されているだけ
である。このため、重ね抜き加工時に発生する塑性流動
によって生ずるゆがみの抑止について現在有効な対策は
なく、意匠面を有する金属板の二枚重ねによる穴の打抜
き加工は実用的でなかった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、金属板を重ねて穴抜き加工するものに
おいて、打抜かれた穴のまわりにゆがみが発生しない重
ね抜き装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

Ｍ品加工の作業性を向上させる目的で、金属板を重ねて
穴抜き加工することが一般的に行われている。この時、
下側金属板は上側の金属板に押されて穴抜き加工される
状態となり、そのため下側金、礪板の穴周辺には外周方
向に向って著しい塑性流動が生ずる。この塑性流動によ
って材料表面に意匠上有害なゆがみが生ずる結果となる
。本発明は雌型の穴の周囲に断面三角形の環状突起を設
け、この環状突起を下側の金属板に喰込ませて金属板を
拘束して該下側金属板内の塑性流動の影響を抑止しよう
とするものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図から＠３図によって説明
する。

第１図は本発明になる穴抜き型の一実施例を示すもので
、雄型１と、これを支えるホルダー５と、敬仰え２と、
敬仰え力Ｐ２を発生させるための弾性体６とを備えた上
型Ａと、環状突起４を設は念雌型３などＫなる下型Ｂか
ら構成されている。そして、前記環状突起４は、雌型３
の穴Ｈの縁より僅かに外径側に、外周が垂直で内周に傾
斜を有す断面直角三角形をなしている。

第２図は被加工品の一例を示すもので、意匠面りを有す
る金属板に別の被加工金属板８を重ねたつ ものであり、同時打抜きにより前記意匠画人にゆがみが
発生してはならない。

第３図は、第１図の穴抜き型によって第２図の被加工材
を加工する途中の状態を示すもので、このとき重ねた金
属板７，８は敬仰え２によって下型Ｂ上に、抜き力に相
当する押圧力Ｐ２．Ｐ３で押えられており、前記環状突
起４は下側の金属板７に喰込んでいる。この状態で雄型
１により抜き力Ｐ＋を加えると、各金属板７，８にＸ穴
が加工されるが、この穴Ｘの加工時に穴Ｘの周りに発生
する外周方向への放射状の塑流動は、前記環状突起４の
喰込みにより止められる。この結果、意匠面り部に対し
ての塑性流動の影響が抑止され、ゆがみの発生はなくな
る。

尚、第１図において敬仰え２を弾性体６を介して５ｗＸ
動しているが、敬仰え２を上型Ａとは別個知駆動する油
圧機構を設けるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、雄型と、この雄型に対向する雌型と、この雌型上に
   常置された金属板を押える板押えとを有する穴を抜く装
   置において、前記雌型の穴の周りに、外周が垂直で内周
   に傾斜を有する断面直角三角形の環状突起を設けたこと
   を特徴とする金属板の重ね抜き装置。