JPH10225238A - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

Info

Publication number
JPH10225238A
JPH10225238A JP2917397A JP2917397A JPH10225238A JP H10225238 A JPH10225238 A JP H10225238A JP 2917397 A JP2917397 A JP 2917397A JP 2917397 A JP2917397 A JP 2917397A JP H10225238 A JPH10225238 A JP H10225238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultivation bed
heat source
duct
cultivation
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2917397A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamamoto
敬司 山本
Yoshikazu Nakanishi
美一 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Research Institute Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Shikoku Research Institute Inc
Shikoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shikoku Research Institute Inc, Shikoku Electric Power Co Inc filed Critical Shikoku Research Institute Inc
Priority to JP2917397A priority Critical patent/JPH10225238A/ja
Publication of JPH10225238A publication Critical patent/JPH10225238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の根圏域の温度制御を行なう植物栽培装
置において、エネルギを効率よく活用するものであっ
て、その植物栽培装置の設置や設備のレイアウト変更等
が容易なものを提供する。 【解決手段】 合成樹脂を成形した箱体51に上開きの
凹部53を形成して据え置き式の栽培ベッド50とし、
この栽培ベッド50の凹部53の底部には熱源気流を吐
出する熱源用ダクト13を配置するとともに、凹部53
内で熱源用ダクト13の上方には培地11を収容したコ
ンテナ12を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植物の根圏域の
温度制御を行なって、植物の栽培を行なう植物栽培装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】植物の根圏域の温度制御を行なう植物栽
培装置としては、例えば、特開平4−71432号公報
に示すものがある。
【0003】植物の根圏域の温度制御を行なう、この植
物栽培装置においては、植物の根圏域の温度制御のため
の冷熱エネルギを効率よく活用することが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先の公報に
示す植物栽培装置は、エネルギを効率よく利用するもの
ではあるが、植物栽培装置が固定設備としておおがかり
であり、その設備の設置や設備のレイアウトの変更等が
面倒な構造のものとなっている。
【0005】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、植物の根圏域の温度制御を行なう植物栽
培装置において、エネルギを効率よく活用するものであ
って、その植物栽培装置の設置や設備のレイアウト変更
等が容易なものを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1の発明は、合成樹脂を成形した箱体
に上開きの凹部を形成して据え置き式の栽培ベッドと
し、この栽培ベッドの凹部の底部には熱源気流を吐出す
るダクトを配置するとともに、凹部内でダクトの上方に
は培地を収容したコンテナを配置したことを特徴とする
植物栽培装置である。
【0007】請求項2の発明は、合成樹脂を成形した箱
体に上開きの凹部を形成して据え置き式の栽培ベッドと
し、この栽培ベッドの凹部の底部には熱源気流を吐出す
るダクトを配置するとともに、凹部内でダクトの上方に
は培地を収容することを特徴とする植物栽培装置であ
る。
【0008】請求項3の発明は、既製の棒状材を用いて
作った箱体に上開きの凹部を形成して据え置き式の栽培
ベッドとし、この栽培ベッドの凹部の底部には熱源気流
を吐出するダクトを配置するとともに、凹部内でダクト
の上方には培地を収容したコンテナを配置したことを特
徴とする植物栽培装置である。
【0009】請求項4の発明は、既製の棒状材を用いて
作った箱体に上開きの凹部を形成して据え置き式の栽培
ベッドとし、この栽培ベッドの凹部の底部には熱源気流
を吐出するダクトを配置するとともに、凹部内でダクト
の上方には培地を収容することを特徴とする植物栽培装
置である。
【0010】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4記載の植物栽培装置において、栽培ベッドの凹部は
さらに箱体の対向する側面間にも開放するものとし、複
数個の栽培ベッドを互いの開放した側面同士を衝合させ
て配設したことを特徴とする植物栽培装置である。
【0011】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載の植物栽培装置において、大気圧と熱源気
流の静圧との差を、栽培ベッドの培地に応じた値にする
ことを特徴とする植物栽培装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を、
図面を用いて説明する。
【0013】[実施の形態1]以下、図面によりこの発
明の実施の形態1を説明するが、まず、図2により植物
栽培装置の全体概略を説明する。
【0014】図2において、1がビニルハウスを示し、
ビニルハウス1内には植物栽培装置2が設置されてい
る。
【0015】植物栽培装置2は、栽培部3と、温度制御
装置4と、養液供給装置5とを有している。
【0016】栽培部3は、後述する形状に形成された複
数の栽培ベッド50を床面7に据え置いて一定の方向に
向けて整列させたもので、この実施の形態1においては
5列に形成されている。
【0017】そして、この実施の形態1において、栽培
ベッド50は、所要の形状に合成樹脂を成形して作っ
た、2重構造の箱体51の内部に、断熱材52を充満し
たものである。栽培ベッド50は、主に図1、図3に示
すように、概ね外形が直方体状とされたブロック体で上
開きの凹部53を有するものであり、後述するようにこ
の凹部53には、培地11を収容したコンテナ12と、
後述する熱源用ダクト13とが設置される。
【0018】この実施の形態1では、培地11にはロッ
クウール培地が用いられており、コンテナ12は、底面
に多数の透孔が形成され、充分な通気性を有するもので
ある。
【0019】栽培ベッド50に形成された凹部53は、
前述のように上開きであって、さらに、この凹部53
は、直方体状をなす外形において対向する側面間を同一
の断面形状で連通させたものとなっている(図3参
照)。
【0020】この栽培ベッド50の凹部53の連通方向
に直交する向きでの断面形状は、図1に示すようであ
り、凹部53の底部中央には、栽培ベッド50の厚さ寸
法の半分程度の高さの支持部54が、底部から膨出され
ている。
【0021】そして、これらの支持部54の間を渡るよ
うにして、コンテナ12が2列に並べた状態でコンテナ
格納空間55に格納され、コンテナ格納空間55に格納
されたコンテナ12は、その上面以外の周囲の全体が栽
培ベッド50によってすっぽり覆われた状態となる。
【0022】支持部54の両側には、概ね各コンテナ1
2の中央下方となるようにダクト収容空間56がそれぞ
れ形成されて、熱源用ダクト13がそれぞれ収容されて
いる。なお、ダクト収容空間56では、熱源用ダクト1
3が最深部に配置され、これらの熱源用ダクト13から
の熱源気流が、上方のコンテナ12の底部の広い領域に
対して供給されるようにされている。
【0023】そして、栽培部3を構成する各列におい
て、各栽培ベッド50は、それぞれの凹部53が互いに
連続するように整列配置して構成されており、栽培部3
を構成する各列の端部では、図4、図5に示すように、
箱体51の上面57を栽培ベッド50の端面に、粘着テ
ープ20で固着する。これにより、熱源用ダクト13か
らの熱源気流が、コンテナ格納空間55に設置されてい
るコンテナ12の培地11に、集中的に供給され、効率
的な温度制御が行えるようになっている。
【0024】さらに、この実施の形態1では、栽培部3
の各列毎に各栽培ベッド50の凹部53の内面全体をフ
ィルム19で覆って、気密性を高めている。
【0025】なお、この実施の形態1において、フィル
ム19は、例えばポリエチレンシートからなり、このフ
ィルム19の縁部は、粘着テープ20を用いて栽培ベッ
ド50の適所に固着している。
【0026】また、この実施の形態1においては、各列
の栽培部3を構成する各栽培ベッド50相互の間および
栽培ベッド50とコンテナ12との間についても、粘着
テープ20が用いられ、一層気密性を向上させて熱源気
流のロスの発生を防止している。
【0027】温度制御装置4は、空気調和機21と、メ
インダクト23と、分岐管22の接続部に一端をそれぞ
れ接続した熱源用ダクト13と、各熱源用ダクト13の
他端部を連通させる連通管24とを有するものである。
【0028】空気調和機21は、冷暖房運転がそれぞれ
可能で送風機能を有するものであり、栽培部3に設置さ
れている適宜のコンテナ12の培地11中に埋設した不
図示の温度センサからの信号に応じて適宜に運転され、
培地11が所要の温度条件を満たすようにその運転が制
御されるものである。
【0029】メインダクト23は、空気調和機21で生
じた熱源気流を分岐管22に導くものであり、この明細
書において熱源気流とは暖房による加熱熱源気流のほか
冷房による冷熱源機流をも含む概念である。
【0030】分岐管22は、メインダクト23を経て供
給される熱源気流を栽培部3に設置された合計10本の
各熱源用ダクト13に分配するものである。
【0031】各熱源用ダクト13は、5列に整列配置さ
れた各栽培ベッド50の2つのダクト収容空間56毎に
配置されており、これらの熱源用ダクト13には上方に
位置する各コンテナ12の中央部にそれぞれ対応するよ
うに上向きに噴出口13aが形成されている。
【0032】したがって、この植物栽培装置2において
は、栽培ベッド50に格納された各コンテナ12につい
てはそれぞれが対応する噴出口13aから熱源気流が底
部の中央に吹き付けられて、そのコンテナ12中の培地
11は所要の温度条件に制御されることになる。
【0033】そして、この実施の形態1にあっては、各
熱源用ダクト13の他端部はそれぞれ連通管24に接続
されていて、連通管24を介して互いに連通状態となっ
ている。
【0034】これは、栽培部3に設置されているすべて
の熱源用ダクト13内の静圧を均一にして、一定の穴径
に形成されている噴出口13aからの熱源気流の流量を
一定とし、各コンテナ12の培地11の温度を均一にす
るためである。
【0035】養液供給装置5は、養液タンク31と、養
液ポンプ32と、分配管33と、養液供給管34とを有
するものである。
【0036】養液タンク31は、栽培部3の栽培ベッド
50に設置されたコンテナ12の培地11に植え付けら
れた植物に供給すべき養液を貯留するものであり、養液
ポンプ32は適時に所要量の養液を分配管33側に吐出
するものである。
【0037】分配管33は、養液ポンプ32から吐出さ
れた養液を各養液供給管34に分配して供給するもので
あり、養液供給管34は栽培部3の各列毎に設けられて
おり、この養液供給管34には栽培部3に設置された各
コンテナ12に対応した位置に養液供給口35が多数穿
設されている。
【0038】したがって、養液を散布すべき場合には、
養液ポンプ32が駆動され、養液タンク31に貯留され
ている養液が分配管33および各養液供給管34を経て
それぞれの養液供給口35から対応するコンテナ12の
培地11に所定量だけ散布供給することになる。
【0039】このようにして培地11に供給された養液
は、培地11が前述のようにロックウール培地であって
水切れが良好であるので、幾分かの養液はコンテナ12
の底部から垂れ落ちて栽培ベッド50の凹部53の底部
に達することとなる。
【0040】このように垂れ落ちた養液に対して、凹部
53の底部には、フィルム19をも貫通させて養液排水
口37を形成し、この養液排水口37を経て養液排水管
38により植物栽培装置2外に排出する。
【0041】なお、養液排水管38にトラップを形成し
ておくこととすれば、養液排水管38からの熱源気流の
漏れを防止して凹部53の気密性を維持することができ
るとともに、外部からの害虫等の侵入を防止することも
できるので、植物栽培装置2の清浄性を確保して、培地
11で栽培する植物を疫病等から保護することも可能と
なる。
【0042】このように構成された植物栽培装置2を用
いて植物Pの栽培を行なう場合には、図1に示すよう
に、各コンテナ12の培地11の表面に発泡スチロール
等の合成樹脂発泡材からなる小片41を多数散在させて
培地11の表面を覆わせることが好ましい。
【0043】これにより、培地11の表面に多数の小片
41が位置することによって、夏期の日射による培地温
度温度の上昇を抑制するとともに、冬期の培地上部から
の放熱による熱的ロスを軽減することができ、空気調和
機21の負荷を軽減することができる。
【0044】また、多数の小片41によるものであるの
で植物Pに対する養液供給管34からの養液供給が妨げ
られることもない。
【0045】以上のように、この実施の形態1において
は、栽培ベッド50が床面7への据え置き式であるの
で、植物栽培装置2の設置作業が簡単であり、栽培面積
の変更等に伴うレイアウト変更も容易である。
【0046】[実施の形態2]実施の形態2では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0047】実施の形態2では、図6に示す栽培ベッド
60を用いる。栽培ベッド60は、所要の形状で合成樹
脂を成形して作った箱体61を有する。箱体61は、概
ね外形が直方体状とされたブロック体であり、上開きの
凹部62を有するものである。実施の形態1と同じよう
に、この凹部62には、培地11を収容したコンテナ1
2と、熱源用ダクト13とが設置されている。
【0048】栽培ベッド60に形成された凹部62は、
前述のように上開きであって、さらに、この凹部62
は、直方体状をなす外形において対向する側面間を同一
の断面形状で連通させたものとなっている。
【0049】この栽培ベッド60の凹部62の連通方向
に直交する向きでの断面形状は、図6に示すようであ
り、凹部62の底部中央には栽培ベッド60の厚さ寸法
の半分程度の高さの支持部63が底部から膨出されてい
る。
【0050】栽培ベッド60の凹部62の内側壁面に
は、断熱材64が設置されている。そして、支持部63
の間に渡るように、かつ、断熱材64の間のコンテナ格
納空間65に、コンテナ12が2列に並べた状態で格納
され、コンテナ格納空間65に格納されたコンテナ12
は、その上面以外の周囲の全体が栽培ベッド60によっ
てすっぽり覆われた状態となる。
【0051】支持部63の両側には、概ね各コンテナ1
2の中央下方となるようにダクト収容空間66がそれぞ
れ形成されて、熱源用ダクト13がそれぞれ収容されて
いる。なお、ダクト収容空間66では、熱源用ダクト1
3が最深部に配置され、これらの熱源用ダクト13から
の熱源気流が、上方のコンテナ12の底部の広い領域に
対して供給されるようにされている。
【0052】そして、栽培部3を構成する各列におい
て、各栽培ベッド60はそれぞれの凹部62が互いに連
続するように整列配置して構成されており、栽培部3を
構成する各列の端部では、箱体61、断熱材63および
コンテナ12の上面を、粘着テープ20で箱体61の端
面に固着する。これにより、熱源用ダクト13からの熱
源気流が、コンテナ格納空間65に設置されているコン
テナ12の培地11に、集中的に供給され、効率的な温
度制御が行えるようになっている。
【0053】さらに、この実施の形態2では、栽培部3
の各列毎に各栽培ベッド60の凹部62の内面全体をフ
ィルム19で覆って気密性を高めている。
【0054】なお、この実施の形態2では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、粘着テ
ープ20を用いて、栽培ベッド60の適所に固着されて
いる。
【0055】また、この実施の形態2では、実施の形態
1と同じように、各列の栽培部3を構成する各栽培ベッ
ド60相互の間および栽培ベッド60とコンテナ12と
の間についても、粘着テープ20が用いられ、一層気密
性を向上させて熱源気流のロスの発生を防止している。
【0056】[実施の形態3]実施の形態3では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0057】実施の形態3では、図7に示す栽培ベッド
70を用いる。栽培ベッド70は、所要の形状で合成樹
脂を成形して作った箱体71を有する。箱体71は、概
ね外形が直方体状とされたブロック体であり、上開きの
凹部72を有するものである。この凹部72には、培地
11が収容される。
【0058】栽培ベッド70に形成された凹部72は、
前述のように上開きであって、さらに、この凹部72
は、直方体状をなす外形において対向する側面間を同一
の断面形状で連通させたものとなっている。
【0059】栽培ベッド70の凹部72の内側壁面に
は、断熱材73が設置されている。そして、凹部72間
を渡るように、培地受け74、メッシュ75、不織布7
6が置かれている。不織布76の上の凹部72には、培
地11が入っている。
【0060】凹部72の下側には、培地受け74の中央
下方となるように、ダクト収容空間77がそれぞれ形成
されて、熱源用ダクト13がそれぞれ収容されている。
なお、ダクト収容空間77では、熱源用ダクト13が最
深部に配置され、これらの熱源用ダクト13からの熱源
気流が、上方の培地受け74の広い領域に対して供給さ
れるようにされている。
【0061】そして、栽培部3を構成する各列におい
て、各栽培ベッド70は、それぞれの凹部72が互いに
連続するように整列配置して構成されており、栽培部3
を構成する各列の端部では、箱体71および断熱材73
の上面を粘着テープ20で密閉し、かつ、粘着テープ2
0を箱体71の端面に固着する。これにより、熱源用ダ
クト13からの熱源気流が、凹部72の培地11に、集
中的に供給され、効率的な温度制御が行えるようになっ
ている。
【0062】さらに、この実施の形態3では、栽培部3
の各列毎に各栽培ベッド70の凹部72の内面全体をフ
ィルム19で覆って気密性を高めている。
【0063】なお、この実施の形態3では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、粘着テ
ープ20を用いて、栽培ベッド70の適所に固着されて
いる。
【0064】また、この実施の形態3では、実施の形態
1と同じように、各列の栽培部3を構成する各栽培ベッ
ド70相互の間および栽培ベッド70とコンテナ12と
の間についても、粘着テープ20が用いられ、一層気密
性を向上させて熱源気流のロスの発生を防止している。
【0065】[実施の形態4]実施の形態4では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0066】実施の形態4では、図8に示す栽培ベッド
80を用いる。栽培ベッド80は、所要の形状で合成樹
脂を成形して作った箱体81を有する。箱体81は、概
ね外形が直方体状とされたブロック体であり、上開きの
凹部82を有するものである。この凹部82には、培地
11が収容される。
【0067】栽培ベッド80に形成された凹部82は、
前述のように上開きであって、さらに、この凹部82
は、直方体状をなす外形において対向する側面間を同一
の断面形状で連通させたものとなっている。
【0068】この栽培ベッド80の凹部82の連通方向
に直交する向きでの断面形状は、図8に示すようであ
り、凹部82の底部中央には栽培ベッド80の厚さ寸法
の半分程度の高さの支持部83が底部から膨出されてい
る。
【0069】栽培ベッド80の外側壁面には、断熱材8
4が設置されている。また、内側には、支持部83の間
に渡るように、金網85と不織布86が置かれている。
不織布86の上部には、培地11が入っている。
【0070】支持部83の両側に、かつ、中央下方とな
るように、ダクト収容空間87がそれぞれ形成されて、
熱源用ダクト13がそれぞれ収容されている。なお、ダ
クト収容空間87では、熱源用ダクト13が最深部に配
置され、これらの熱源用ダクト13からの熱源気流が、
上方の金網85の広い領域に対して供給されるようにな
っている。
【0071】そして、栽培部3を構成する各列におい
て、各栽培ベッド80はそれぞれの凹部82が互いに連
続するように整列配置して構成されている。さらに、こ
の実施の形態4では、栽培部3の各列毎に各栽培ベッド
80の凹部82の内面全体をフィルム19で覆って気密
性を高めている。
【0072】なお、この実施の形態4では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、栽培ベ
ッド80の適所に固着されている。
【0073】[実施の形態5]実施の形態5では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0074】実施の形態5では、図9に示す栽培ベッド
90を用いる。栽培ベッド90は、所要の形状で合成樹
脂を成形して作った箱体91Aを有する。箱体91A
は、概ね外形が台形をした直方体状とされたブロック体
であり、上開きの凹部92Aを有するものである。この
凹部92Aには、培地11が収容される。さらに、凹部
92に内側には、外形が台形をし、かつ、栽培ベッド9
0の厚さ寸法の半分程度の高さの支持体91Bが設置さ
れている。
【0075】栽培ベッド90に形成された凹部92A
は、前述のように上開きであって、さらに、この凹部9
2Aは、台形をなす外形において対向する側面間を同一
の断面形状で連通させたものとなっている。
【0076】栽培ベッド90の凹部92Aつまり支持体
91Bの凹部92Bを渡るように、金網93、不織布9
4が置かれている。不織布94の上の凹部92Aには、
培地11が入っている。
【0077】凹部92Aの下側である凹部92Bの中央
には、ダクト収容空間95が形成されて、熱源用ダクト
13が収容されている。なお、ダクト収容空間95で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方の金網93の広
い領域に対して供給されるようにされている。
【0078】そして、栽培部3を構成する各列におい
て、各栽培ベッド90は、それぞれの凹部92Aが互い
に連続するように、整列配置して構成されている。さら
に、この実施の形態5では、栽培部3の各列毎に各栽培
ベッド90の凹部92Aの内面全体をフィルム19で覆
って気密性を高めている。
【0079】なお、この実施の形態5では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、栽培ベ
ッド90の適所に固着されている。
【0080】また、箱体91Aの内側壁面や外側壁面に
沿って、断熱材を配置してもよい。
【0081】この実施の形態5により、箱体91Aと支
持体91Bとは、台形をしているので、重ね合わせれ
ば、箱体91Aと支持体91Bとの搬送を容易にするこ
とができる。
【0082】[実施の形態6]実施の形態6では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0083】実施の形態6では、図10に示す栽培ベッ
ド100を用いる。栽培ベッド100は、所要の形状で
合成樹脂を成形して作った台部101を有する。台部1
01は、概ね外形が直方体状とされ、下開きの凹部10
2を有するものである。台部101の上部102Aに
は、図示を省略しているが、多数の透孔が設けられてい
る。台部101の上部102Aには、培地11を収容す
るコンテナ12が置かれている。さらに、コンテナ12
の側壁に沿って、断熱材103が配置されている。
【0084】凹部102内側には、ダクト収容空間10
4が形成されて、熱源用ダクト13が収容されている。
なお、ダクト収容空間104では、熱源用ダクト13が
最深部に配置され、これらの熱源用ダクト13からの熱
源気流が、上方のコンテナ12の広い領域に対して供給
されるようにされている。
【0085】さらに、この実施の形態6では、栽培部3
の各列毎に各栽培ベッド100の凹部102の下面全体
をフィルム19で覆って気密性を高めている。
【0086】なお、この実施の形態6では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、栽培ベ
ッド100の適所に固着されている。
【0087】このような実施の形態6により、簡単な構
造で栽培ベッド100を構成することができる。
【0088】[実施の形態7]実施の形態7では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0089】実施の形態7では、図11、12に示す栽
培ベッド110を用いる。栽培ベッド110は、既製品
のパイプ材111A、111B、111Cと接続具11
2A、112B、112C、112Dと台材112Eと
を組み合わせて作った、所要の形状の組立体113を有
する。
【0090】組立体113は、概ね外形が直方体状とさ
れ、パイプ材111Bとパイプ材111Cとの間に空間
114を有するものである。パイプ材111Bの上に
は、金網115が置かれている。また、金網115の上
には、不織布116がU字状に置かれている。そして、
U字状の不織布116の内側には、培地11が収容され
る。
【0091】空間114は、ダクト収容空間であり、熱
源用ダクト13が収容されている。なお、空間114で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方の金網115の
広い領域に対して供給されるようにされている。
【0092】さらに、この実施の形態7では、不織布1
16の側面から空間114に至るまでの部分を、熱源用
ダクト13が内部に位置するように、フィルム19で覆
って、気密性を高めている。また、フィルム19の下部
の所々には、養液排水口37が取り付けられている。
【0093】なお、この実施の形態7では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、栽培ベ
ッド110の適所に固着されている。
【0094】このような実施の形態7により、既製のパ
イプ材111A、111B、111Cと接続具112
A、112B、112C、112Dと台材112Eとを
用いて、栽培ベッド110を簡単に作ることができる。
【0095】[実施の形態8]実施の形態8では、先に
説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみが相
違し、その他は同様である。以下の説明では、この相違
する点のみを説明し、重複する部分については、図面に
同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0096】実施の形態8では、図13に示す栽培ベッ
ド120を用いる。栽培ベッド120は、既製品のアン
グル材121A、121BとL字金具121Cと台材1
21Dとを組み合わせて作った、所要の形状の組立体1
22を有する。なお、図示を省略しているが、アングル
材121A、121B、L字金具121C、台材121
Dは、ねじ止めにより固定されている。
【0097】組立体122は、概ね外形が直方体状とさ
れ、アングル材121BとL字金具121Cとの間に空
間123を有するものである。L字金具121Cの上に
は、金網124が置かれている。また、金網124の上
には、不織布125がU字状に置かれている。そして、
不織布125の内側には、培地11が収容される。
【0098】空間123は、ダクト収容空間であり、熱
源用ダクト13が収容されている。なお、空間123で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方の金網124の
広い領域に対して供給されるようにされている。
【0099】さらに、この実施の形態8では、不織布1
25の側面から空間123までを、熱源用ダクト13が
内部に位置するように、フィルム19で覆って、気密性
を高めている。また、フィルム19の下部の所々には、
養液排水口37が取り付けられている。
【0100】なお、この実施の形態8では、実施の形態
1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチレ
ンシートからなり、このフィルム19の縁部は、栽培ベ
ッド120の適所に固着されている。
【0101】このような実施の形態8により、既製のア
ングル材121A、121BとL字金具121Cと台材
121Dとを用いて、栽培ベッド120を簡単に作るこ
とができる。
【0102】[実施の形態9]実施の形態9では、図1
4に示すように、実施の形態8の栽培ベッドを2列2段
にしたものを用いる。なお、実施の形態9では、養液排
水口37の図示を省略している。
【0103】この栽培ベッド130により、培地11を
2段に配置しているので、栽培ベッド130の設置場所
を有効に利用することを可能にする。なお、実施の形態
9では、2段2列の栽培ベッド130を用いたが、さら
に多段、複数列にしてもよい。
【0104】なお、実施の形態9では、既製のアングル
材で組み立てた栽培ベッド130を用いたが、実施の形
態7と同じようなパイプ材で組み立てた栽培ベッドを用
いてもよい。
【0105】[実施の形態10]実施の形態10では、
先に説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみ
が相違し、その他は同様である。以下の説明では、この
相違する点のみを説明し、重複する部分については、図
面に同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0106】実施の形態10では、図15に示す栽培ベ
ッド140を用いる。栽培ベッド140は、既製品のア
ングル材141A、141Bと台材141Cとを組み合
わせて作った、所要の形状の組立体142を有する。な
お、図示を省略しているが、アングル材141A、14
1B、台材141Cは、ねじ止めにより固定されてい
る。
【0107】組立体142は、概ね外形が直方体状とさ
れた架台である。2つのアングル材141Bの間に空間
143を有するものである。アングル材141Bの上に
は、培地11を収容したコンテナ12が置かれている。
【0108】空間143は、ダクト収容空間であり、熱
源用ダクト13が収容されている。なお、空間143で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方のコンテナ12
の底面の広い領域に対して供給されるようにされてい
る。
【0109】さらに、この実施の形態10では、コンテ
ナ12の底面から空間143までを、熱源用ダクト13
が内部に位置するように、フィルム19で覆って、気密
性を高めている。また、フィルム19の下部の所々に
は、養液排水口37が取り付けられている。
【0110】なお、この実施の形態10では、実施の形
態1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチ
レンシートからなる。
【0111】このような実施の形態10により、既製の
アングル材141A、141Bと台材141Cとを用い
て、コンテナ12を置くための栽培ベッド140を簡単
に作ることができる。
【0112】なお、実施の形態10では、既製のアング
ル材で組み立てた栽培ベッド140を用いたが、実施の
形態7と同じようなパイプ材で組み立てた栽培ベッドを
用いてもよい。
【0113】[実施の形態11]実施の形態11では、
先に説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみ
が相違し、その他は同様である。以下の説明では、この
相違する点のみを説明し、重複する部分については、図
面に同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0114】実施の形態11では、図16に示す栽培ベ
ッド150を用いる。栽培ベッド150は、既製品のア
ングル材151A、151Bと台材151Cとを組み合
わせて作った、所要の形状の組立体152を有する。な
お、図示を省略しているが、アングル材151A、15
1B、台材151Cは、ねじ止めにより固定されてい
る。
【0115】組立体152は、概ね外形が直方体状とさ
れ、2つのアングル材151Bの間に空間153を有す
るものである。アングル材151Bの上には、通水用の
孔が設けられている保持板154が置かれている。ま
た、保持板154の上には、通水用の孔が設けられてい
るゴム板155が置かれている。このゴム板155の上
には、培地11を収容したコンテナ12が置かれてい
る。コンテナ12の周囲には、断熱材156が設置され
ている。先のゴム板155は、コンテナ12の底面周囲
のシール用である。
【0116】空間153は、ダクト収容空間であり、熱
源用ダクト13が収容されている。なお、空間153で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方のコンテナ12
の底面の広い領域に対して供給されるようにされてい
る。
【0117】さらに、この実施の形態11では、組立体
152を包むように、フィルム19が配置されている。
そして、フィルム19の端は、保持板154とゴム板1
55の間に挟まれて、固定されている。これにより、熱
源用ダクト13がフィルム19の内側に位置し、組立体
152をフィルム19で覆って、組立体の気密性を高め
ている。
【0118】なお、この実施の形態11では、実施の形
態1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチ
レンシートからなる。
【0119】熱源用ダクト13の下側、つまりアングル
材151Bの上側には、養液受用トレイ157が置かれ
ている。養液受用トレイ157は、培地11からの養液
を養液排水口37へ流すものである。
【0120】このような実施の形態11により、既製の
アングル材151A、151Bと台材151Cとを用い
て、栽培ベッド150を簡単に構成することができる。
【0121】なお、実施の形態11では、既製のアング
ル材で組み立てた栽培ベッド150を用いたが、実施の
形態7と同じようなパイプ材で組み立てた栽培ベッドを
用いてもよい。
【0122】[実施の形態12]実施の形態12では、
先に説明した発明の実施の形態11とは、フィルム19
のみが相違し、その他は同様である。以下の説明では、
この相違する点のみを説明する。
【0123】実施の形態12で用いるフィルムは、遮光
性のものである。このフィルムを用いることにより、空
間153内の温度調節された空気が、外側から入射する
太陽光などの影響を受けることを防ぐことができる。
【0124】[実施の形態13]実施の形態13では、
先に説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみ
が相違し、その他は同様である。以下の説明では、この
相違する点のみを説明し、重複する部分については、図
面に同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0125】実施の形態13では、図17に示す栽培ベ
ッド160を用いる。栽培ベッド160は、既製品のコ
ンクリートブロック161を2段重ねて作った、所要の
形状の組立体162を有する。
【0126】組立体162は、2段のコンクリートブロ
ック161の間に、空間163を有するものである。コ
ンクリートブロック161の上には、通水用の孔が設け
られている保持板164が置かれている。また、保持板
164の上には、通水用の孔が設けられているゴム板1
65が置かれている。そして、このゴム板165の上に
は、培地11を収容したコンテナ12が置かれている。
先のゴム板165は、コンテナ12の底面周囲のシール
用である。
【0127】空間163は、ダクト収容空間であり、熱
源用ダクト13が収容されている。なお、空間163で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方のコンテナ12
の底面の広い領域に対して供給されるようにされてい
る。
【0128】さらに、この実施の形態13では、コンテ
ナ12の下面から空間163までを、熱源用ダクト13
が内部に位置するように、フィルム19で覆って、気密
性を高めている。また、フィルム19の下部の所々に
は、養液排水口37が取り付けられている。
【0129】なお、この実施の形態13では、実施の形
態1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチ
レンシートからなる。
【0130】このような実施の形態13により、コンク
リートブロック161を用いて、コンテナ12を置くた
めの栽培ベッド160を簡単に作ることができる。
【0131】[実施の形態14]実施の形態14では、
先に説明した発明の実施の形態1とは、栽培ベッドのみ
が相違し、その他は同様である。以下の説明では、この
相違する点のみを説明し、重複する部分については、図
面に同一の参照番号を付けて説明を省略する。
【0132】実施の形態14では、図18に示す栽培ベ
ッド170を用いる。栽培ベッド170は、既製品のU
字溝171を用いて作ったブロック体172を有する。
U字溝171は、コンクリート製であり、排水などを流
すために用いられている。
【0133】ブロック体172は、U字状のくぼみの部
分をダクト収容空間173としている。ブロック体17
2の上には、通水用の孔が設けられている保持板174
が置かれている。また、保持板174の上には、通水用
の孔が設けられているゴム板175が置かれている。そ
して、このゴム板175の上には、培地11を収容した
コンテナ12が置かれている。先のゴム板175は、コ
ンテナ12の底面周囲のシール用である。
【0134】ダクト収容空間173には、熱源用ダクト
13が収容されている。なお、ダクト収容空間173で
は、熱源用ダクト13が最深部に配置され、これらの熱
源用ダクト13からの熱源気流が、上方のコンテナ12
の底面の広い領域に対して供給されるようにされてい
る。
【0135】さらに、この実施の形態14では、コンテ
ナ12の下面からダクト収容空間173までを、熱源用
ダクト13が内部に位置するように、フィルム19で覆
って、気密性を高めている。また、フィルム19の下部
の所々には、養液排水口37が取り付けられている。
【0136】なお、この実施の形態14では、実施の形
態1と同じように、フィルム19は、例えば、ポリエチ
レンシートからなる。
【0137】このような実施の形態14により、既製品
のU字溝171を用いて、コンテナ12を置くための栽
培ベッド170を簡単に作ることができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2記載
の発明によれば、据え置き式栽培ベッドを合成樹脂を成
形して製造し、栽培ベッドの上側に培地を収容するの
で、ダクトからの熱源気流が遮られることなく、培地の
温度制御を効率よく行うことができる。
【0139】また、請求項3、4記載の発明によれば、
据え置き式栽培ベッドを既製の棒状材で作り、栽培ベッ
ドの上側に培地を収容するので、ダクトからの熱源気流
が遮られることなく、培地の温度制御を効率よく行うこ
とができる。かつ、栽培ベッドを既製品で構成するの
で、栽培ベッドを簡単に作ることができる。
【0140】また、請求項5記載の発明によれば、植物
栽培装置が複数個の栽培ベッドを据え置いて配設するこ
とにより概ね構成されるので、栽培面積についてもきわ
めて容易に調整することができる。そして、栽培ベッド
の凹部が箱体の対向する側面間にも開放しているので、
その開放した空間をも利用して栽培ベッド上にコンテナ
をフルに格納することができ、栽培ベッドの長手方向寸
法が過大になることもない。
【0141】さらに、請求項6記載の発明によれば、大
気圧と熱源気流の静圧との差を、栽培ベッドの培地に応
じた値にし、熱源気流が培地を通過するための、最適な
静圧で熱源気流を送る。これにより、熱源気流による培
地の冷却・加熱を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図2】植物栽培装置の全体概略を示す平面図である。
【図3】栽培部の栽培ベッドを示す平面図である。
【図4】整列した栽培ベッドの端末部の平面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図6】実施の形態2の栽培ベッドを示す断面図であ
る。
【図7】実施の形態3の栽培ベッドを示す断面図であ
る。
【図8】実施の形態4の栽培ベッドを示す断面図であ
る。
【図9】実施の形態5の栽培ベッドを示す断面図であ
る。
【図10】実施の形態6の栽培ベッドを示す断面図であ
る。
【図11】実施の形態7の栽培ベッドを示す断面図であ
る。
【図12】実施の形態7の栽培ベッドを示す側面図であ
る。
【図13】実施の形態8の栽培ベッドを示す正面図であ
る。
【図14】実施の形態9の栽培ベッドを示す正面図であ
る。
【図15】実施の形態10の栽培ベッドを示す正面図で
ある。
【図16】実施の形態11の栽培ベッドを示す正面図で
ある。
【図17】実施の形態13の栽培ベッドを示す正面図で
ある。
【図18】実施の形態14の栽培ベッドを示す正面図で
ある。
【符号の説明】
2 植物栽培装置 3 栽培部 4 温度制御装置 5 養液供給装置 6 栽培ベッド 7 床面 8 凹部 11 培地 12 コンテナ 13 熱源用ダクト(ダクト)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を成形した箱体に上開きの凹部
    を形成して据え置き式の栽培ベッドとし、この栽培ベッ
    ドの凹部の底部には熱源気流を吐出するダクトを配置す
    るとともに、凹部内でダクトの上方には培地を収容した
    コンテナを配置したことを特徴とする植物栽培装置。
  2. 【請求項2】 合成樹脂を成形した箱体に上開きの凹部
    を形成して据え置き式の栽培ベッドとし、この栽培ベッ
    ドの凹部の底部には熱源気流を吐出するダクトを配置す
    るとともに、凹部内でダクトの上方には培地を収容する
    ことを特徴とする植物栽培装置。
  3. 【請求項3】 既製の棒状材を用いて作った箱体に上開
    きの凹部を形成して据え置き式の栽培ベッドとし、この
    栽培ベッドの凹部の底部には熱源気流を吐出するダクト
    を配置するとともに、凹部内でダクトの上方には培地を
    収容したコンテナを配置したことを特徴とする植物栽培
    装置。
  4. 【請求項4】 既製の棒状材を用いて作った箱体に上開
    きの凹部を形成して据え置き式の栽培ベッドとし、この
    栽培ベッドの凹部の底部には熱源気流を吐出するダクト
    を配置するとともに、凹部内でダクトの上方には培地を
    収容することを特徴とする植物栽培装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の植物栽
    培装置において、 栽培ベッドの凹部はさらに箱体の対向する側面間にも開
    放するものとし、複数個の栽培ベッドを互いの開放した
    側面同士を衝合させて配設したことを特徴とする植物栽
    培装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の植
    物栽培装置において、 大気圧と熱源気流の静圧との差を、栽培ベッドの培地に
    応じた値にすることを特徴とする植物栽培装置。
JP2917397A 1997-02-13 1997-02-13 植物栽培装置 Pending JPH10225238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2917397A JPH10225238A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 植物栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2917397A JPH10225238A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 植物栽培装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10225238A true JPH10225238A (ja) 1998-08-25

Family

ID=12268855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2917397A Pending JPH10225238A (ja) 1997-02-13 1997-02-13 植物栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10225238A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014201588A1 (zh) * 2013-06-21 2014-12-24 向阳农业生技股份有限公司 调节植栽介质温度的方法及植栽床

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014201588A1 (zh) * 2013-06-21 2014-12-24 向阳农业生技股份有限公司 调节植栽介质温度的方法及植栽床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200236871A1 (en) Method and system for the air conditioning of closed environments, in particular for vertical farms
US6253487B1 (en) Water-storing tray for plant cultivation mat and arrangement thereof
JP2000517195A (ja) 気耕栽培のためのモジュール構造
JPH11318220A (ja) 植栽用マット及びその敷設方法
KR100512692B1 (ko) 수분자동공급용 파티션화분
US20120222352A1 (en) Growth device for crop and cladding or construction part manufactured therewith
US20110146151A1 (en) Growth device for crop and cladding or construction part manufactured therewith
JPH06125664A (ja) 植物の栽培装置及び栽培容器
JP4593459B2 (ja) 屋上緑化施工用パネル、及びその屋上緑化施工用パネルを用いた屋上緑化の施工システム
US20200245567A1 (en) Tray for growing agricultural products
JPH10225238A (ja) 植物栽培装置
JP2000201538A (ja) 植物栽培ユニット及び植物栽培ユニット群
JP4535471B2 (ja) 給水システム
JPH11220948A (ja) 茸・野菜同時栽培装置
JPH1037A (ja) 植物栽培装置
JP2531453Y2 (ja) 接ぎ木苗活着促進用棚車
JP3510661B2 (ja) プランター
JPH11113418A (ja) 栽培ベッド装置及び該栽培ベッド装置を用いた植物栽培装置
KR101353937B1 (ko) 수직면 녹화용 식생 패널
KR200182265Y1 (ko) 공기주입방식 비닐하우스
JPH10164989A (ja) プランターならびにプランターの接続構造
KR100203620B1 (ko) 식물 재배용 베드
JP7569780B2 (ja) 植物栽培システム
JPH1052175A (ja) 苗の栽培施設と栽培方法
KR20150146001A (ko) 컨테이너형 소형식물 재배시스템