JPH1052175A - 苗の栽培施設と栽培方法 - Google Patents
苗の栽培施設と栽培方法Info
- Publication number
- JPH1052175A JPH1052175A JP8209732A JP20973296A JPH1052175A JP H1052175 A JPH1052175 A JP H1052175A JP 8209732 A JP8209732 A JP 8209732A JP 20973296 A JP20973296 A JP 20973296A JP H1052175 A JPH1052175 A JP H1052175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedlings
- container
- chamber
- culturing
- whole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大量の育苗を行え、しかも生育状況をすべて
の苗でほぼ同一であり、したがって出荷時期を同じにす
ることができる苗の栽培施設と方法を提供すること。 【解決手段】 並べ換え可能な状態で複数列状に並列配
置した育苗用コンテナ1の下方に温風ダクト3と噴水パ
イプ5を配置し、少なくとも各列の育苗用コンテナ1の
全体の下部をスカート12で覆ったことにより、コンテ
ナ1下部を保温室とすることができ、地温の昇温効果が
大きくなると同時にコンテナ下部全体に加温、加湿空気
が行き渡り、温度分布が均一になる。そして、各列のコ
ンテナ1は栽培室内で順次移動させて、並べ換えるの
で、苗の栽培室内の全体の苗の生育度合の均一化に貢献
する。並列配置されたコンテナ1の上方には頭上散水設
備6を配置し、さらに苗の栽培室内の冷暖房設備(図示
せず)を設けることにより、室内全体の空調が可能にな
り、室内の全体の苗の生育度合の均一化を一層高めるこ
とができる。
の苗でほぼ同一であり、したがって出荷時期を同じにす
ることができる苗の栽培施設と方法を提供すること。 【解決手段】 並べ換え可能な状態で複数列状に並列配
置した育苗用コンテナ1の下方に温風ダクト3と噴水パ
イプ5を配置し、少なくとも各列の育苗用コンテナ1の
全体の下部をスカート12で覆ったことにより、コンテ
ナ1下部を保温室とすることができ、地温の昇温効果が
大きくなると同時にコンテナ下部全体に加温、加湿空気
が行き渡り、温度分布が均一になる。そして、各列のコ
ンテナ1は栽培室内で順次移動させて、並べ換えるの
で、苗の栽培室内の全体の苗の生育度合の均一化に貢献
する。並列配置されたコンテナ1の上方には頭上散水設
備6を配置し、さらに苗の栽培室内の冷暖房設備(図示
せず)を設けることにより、室内全体の空調が可能にな
り、室内の全体の苗の生育度合の均一化を一層高めるこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗の栽培施設と栽
培方法に関する。
培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来野菜、鑑賞用植物などの各種植物は
畑地での人手にたよる栽培が中心であったが、人手不足
あるいは人件費の高騰などのため、各種植物の苗の栽培
を天候に左右されることなく、工場生産的に一度に大量
にできる設備の研究開発が盛んに行われている。
畑地での人手にたよる栽培が中心であったが、人手不足
あるいは人件費の高騰などのため、各種植物の苗の栽培
を天候に左右されることなく、工場生産的に一度に大量
にできる設備の研究開発が盛んに行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大量に
一度に苗を栽培する場合に、育苗環境をすべての苗に対
して同一条件下に置くことは難しく、これらの苗の出荷
時期は個々の苗の育苗状況によりまちまちとせざるを得
なかった。このように各苗の生育状況を見ながら出荷時
期を選択する作業は人手のいる作業であり、大量の育苗
が自動的に行えるはずの栽培施設の利点が大きく損なわ
れる欠点があった。そこで本発明の課題は大量の育苗を
行え、しかも生育状況をすべての苗でほぼ同一とするこ
とができ、したがって出荷時期を同じにすることができ
る苗の栽培施設を提供することである。
一度に苗を栽培する場合に、育苗環境をすべての苗に対
して同一条件下に置くことは難しく、これらの苗の出荷
時期は個々の苗の育苗状況によりまちまちとせざるを得
なかった。このように各苗の生育状況を見ながら出荷時
期を選択する作業は人手のいる作業であり、大量の育苗
が自動的に行えるはずの栽培施設の利点が大きく損なわ
れる欠点があった。そこで本発明の課題は大量の育苗を
行え、しかも生育状況をすべての苗でほぼ同一とするこ
とができ、したがって出荷時期を同じにすることができ
る苗の栽培施設を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、育苗用コンテナを
並べ換え可能な状態で複数列状に並列配置し、少なくと
も各列の育苗用コンテナ全体を一つの単位として、その
下部をスカートで覆い、該スカートで覆われた領域にあ
るコンテナ下部毎に温風供給手段と噴水供給手段を配置
した前記栽培室を備えた苗の栽培施設、または、温度、
湿度の調整された発芽室で発芽した苗を発芽室より低温
の栽培室に移して苗を育成する苗の栽培方法である。
構成によって達成される。すなわち、育苗用コンテナを
並べ換え可能な状態で複数列状に並列配置し、少なくと
も各列の育苗用コンテナ全体を一つの単位として、その
下部をスカートで覆い、該スカートで覆われた領域にあ
るコンテナ下部毎に温風供給手段と噴水供給手段を配置
した前記栽培室を備えた苗の栽培施設、または、温度、
湿度の調整された発芽室で発芽した苗を発芽室より低温
の栽培室に移して苗を育成する苗の栽培方法である。
【0005】本発明によれば、温度、湿度の調整された
発芽室で発芽した苗を発芽室より低温の栽培室に移して
苗を育成するものであり、栽培室では並べ換え可能な状
態で複数列状に並列配置した育苗用コンテナの下方に温
風ダクトなどの温風供給手段を配置し、少なくとも各列
の育苗用コンテナ全体の下部をスカートで覆ったことに
より、コンテナ下部を保温室とすることができ、地温の
昇温効果が大きくなると同時にコンテナ下部全体に加温
空気が行き渡り、温度分布が均一になる。
発芽室で発芽した苗を発芽室より低温の栽培室に移して
苗を育成するものであり、栽培室では並べ換え可能な状
態で複数列状に並列配置した育苗用コンテナの下方に温
風ダクトなどの温風供給手段を配置し、少なくとも各列
の育苗用コンテナ全体の下部をスカートで覆ったことに
より、コンテナ下部を保温室とすることができ、地温の
昇温効果が大きくなると同時にコンテナ下部全体に加温
空気が行き渡り、温度分布が均一になる。
【0006】また、スカートで覆ったコンテナ下部領域
を噴水ノズルなどの噴水供給手段により加湿する。この
加湿空気は温風で該領域内全体に行き渡り、前記領域内
の湿度をほぼ均一化することも可能となる。
を噴水ノズルなどの噴水供給手段により加湿する。この
加湿空気は温風で該領域内全体に行き渡り、前記領域内
の湿度をほぼ均一化することも可能となる。
【0007】そして、各列のコンテナは栽培室内で順次
移動させて、並べ換えるので、苗の栽培室室内の全体の
苗の生育度合の均一化に貢献する。
移動させて、並べ換えるので、苗の栽培室室内の全体の
苗の生育度合の均一化に貢献する。
【0008】また温度調節に用いる温風ダクトなどの温
風供給手段からの温風はコンテナ下部の閉鎖空間を急速
に温度上昇させることができるので、温度調節も容易と
なる。
風供給手段からの温風はコンテナ下部の閉鎖空間を急速
に温度上昇させることができるので、温度調節も容易と
なる。
【0009】また、並列配置されたコンテナの上方には
頭上散水設備を配置し、さらに苗の栽培室内の冷暖房設
備を設けることにより、室内全体の空調が可能になり、
室内の全体の苗の生育度合の均一化を一層高めることが
できる。
頭上散水設備を配置し、さらに苗の栽培室内の冷暖房設
備を設けることにより、室内全体の空調が可能になり、
室内の全体の苗の生育度合の均一化を一層高めることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以
下、説明する。図1には本発明の一実施例の苗の栽培施
設室内の斜視図を示し、図2にはそのコンテナの搬入、
移動、搬出の様子を説明するための斜視図を示し、図3
にはコンテナとその下部の温風ダクトの配置を示す苗の
栽培施設の部分側面図である。また、図5は温風ダクト
の長手方向に直交する方向の側面からコンテナ配置部分
を見た図であり、図4は暖房機と温風ダクトとの配置図
を示す。さらに、図6は苗の発芽室の屋上部の平面図で
あり、ここに配置される冷暖房ユニットの配置図を示
し、図7には苗の発芽室の側面図を示す。
下、説明する。図1には本発明の一実施例の苗の栽培施
設室内の斜視図を示し、図2にはそのコンテナの搬入、
移動、搬出の様子を説明するための斜視図を示し、図3
にはコンテナとその下部の温風ダクトの配置を示す苗の
栽培施設の部分側面図である。また、図5は温風ダクト
の長手方向に直交する方向の側面からコンテナ配置部分
を見た図であり、図4は暖房機と温風ダクトとの配置図
を示す。さらに、図6は苗の発芽室の屋上部の平面図で
あり、ここに配置される冷暖房ユニットの配置図を示
し、図7には苗の発芽室の側面図を示す。
【0011】例えばメロンなどの苗の栽培施設の内部に
は、図1に示すように移動可能に複数列状に多数並列配
置した育苗用コンテナ1がレール2上を移動可能に配置
されている。図2に示すように育苗用コンテナ1の底面
はメッシュ状になっていて、図3に示すように各育苗用
コンテナ1内部に数十個の発芽した苗が植え付けられた
トレイ4が配置されている。
は、図1に示すように移動可能に複数列状に多数並列配
置した育苗用コンテナ1がレール2上を移動可能に配置
されている。図2に示すように育苗用コンテナ1の底面
はメッシュ状になっていて、図3に示すように各育苗用
コンテナ1内部に数十個の発芽した苗が植え付けられた
トレイ4が配置されている。
【0012】また、図1、図2および図3から分かるよ
うに、各コンテナ1の下方に複数個(図1では3個)の
メッシュ型の温風ダクト3を並列配置し、温風ダクト3
とコンテナ1の間に水噴霧用の噴水ノズル(図示せず)
を有する噴水用パイプ5が設けてある。図1に示すよう
にコンテナ1の上方には前記パイプ5とは直交する方向
に多数の散水ノズル6aを備えた散水パイプ6が配置さ
れている。このコンテナ1の上方において、往復移動体
(図示せず)に吊り下げられた噴水パイプ6は正逆転モ
ータなどの駆動源により往復移動可能に設けられた往復
移動体(図示せず)の移動とともに水平方向に往復移動
される。
うに、各コンテナ1の下方に複数個(図1では3個)の
メッシュ型の温風ダクト3を並列配置し、温風ダクト3
とコンテナ1の間に水噴霧用の噴水ノズル(図示せず)
を有する噴水用パイプ5が設けてある。図1に示すよう
にコンテナ1の上方には前記パイプ5とは直交する方向
に多数の散水ノズル6aを備えた散水パイプ6が配置さ
れている。このコンテナ1の上方において、往復移動体
(図示せず)に吊り下げられた噴水パイプ6は正逆転モ
ータなどの駆動源により往復移動可能に設けられた往復
移動体(図示せず)の移動とともに水平方向に往復移動
される。
【0013】暖房機8と各温風ダクト3とは図3の側面
図、図4の平面図に示すように地下ダクト9を介して接
続されている。地下ダクト9から分岐した各温風ダクト
3には暖房機8からの温風が送り込まれ、温風ダクト3
のメッシュを介してコンテナ1に向けて温風が吹き出さ
れる(図5参照)。このとき噴水パイプ5のノズルから
霧状の水も噴出しているので、コンテナ1には加温、加
湿空気が供給される。
図、図4の平面図に示すように地下ダクト9を介して接
続されている。地下ダクト9から分岐した各温風ダクト
3には暖房機8からの温風が送り込まれ、温風ダクト3
のメッシュを介してコンテナ1に向けて温風が吹き出さ
れる(図5参照)。このとき噴水パイプ5のノズルから
霧状の水も噴出しているので、コンテナ1には加温、加
湿空気が供給される。
【0014】なお、地下ダクト9とそれぞれの温風ダク
ト3の接続部分には風路を開閉するシャッター10を設
けられているので、並列配置された各コンテナ1の空調
したいコンテナ列にだけ個別に温風を送ることができ
る。
ト3の接続部分には風路を開閉するシャッター10を設
けられているので、並列配置された各コンテナ1の空調
したいコンテナ列にだけ個別に温風を送ることができ
る。
【0015】各列のコンテナ1の全体の両端下部は塩化
ビニールからなるスカート12(図1、図5)で覆われ
ているので、加温、加湿空気による地温の昇温効果が大
きくなり、コンテナ1内の苗の生育に有効に作用する。
前記加温、加湿空気は夏冬問わずコンテナ1内の苗への
地温の影響を安定化させる効果もある。またコンテナ1
の下部をスカート12で覆うことにより、加温、加湿空
気が外部に逃げず、省エネルギー効果もある。また、こ
の加温、加湿空気は温風ダクト3からの温風により移動
されるので、熱気が滞留することがなく各列のコンテナ
1の下部全体の加温、加湿条件がほぼ均一になる。ま
た、温風でコンテナ1の下部のスカート12で覆われた
空間を温度調節をするので、この空間の温度上昇が早く
なり、必要な時期に的確に温度・湿度の調整ができる。
盛夏時期などには、この温風ダクト3からの送風は冷房
機能も奏することになる。
ビニールからなるスカート12(図1、図5)で覆われ
ているので、加温、加湿空気による地温の昇温効果が大
きくなり、コンテナ1内の苗の生育に有効に作用する。
前記加温、加湿空気は夏冬問わずコンテナ1内の苗への
地温の影響を安定化させる効果もある。またコンテナ1
の下部をスカート12で覆うことにより、加温、加湿空
気が外部に逃げず、省エネルギー効果もある。また、こ
の加温、加湿空気は温風ダクト3からの温風により移動
されるので、熱気が滞留することがなく各列のコンテナ
1の下部全体の加温、加湿条件がほぼ均一になる。ま
た、温風でコンテナ1の下部のスカート12で覆われた
空間を温度調節をするので、この空間の温度上昇が早く
なり、必要な時期に的確に温度・湿度の調整ができる。
盛夏時期などには、この温風ダクト3からの送風は冷房
機能も奏することになる。
【0016】なお、スカート12の下部には重り13を
載せておくと、不用意にコンテナ1の下部空間内部の空
調された空気が外部に漏れない。
載せておくと、不用意にコンテナ1の下部空間内部の空
調された空気が外部に漏れない。
【0017】図2に示すように、複数の列に配置された
コンテナ1はレール2上を移動可能に配置されている。
コンテナ1の各列の両端部分にはそれぞれコンテナ1の
搬入用台車21とコンテナの搬出用台車22が走行する
搬入用レール23と搬出用レール24が設けられてい
る。搬出、搬入用レール23、24はコンテナ1の各列
毎に設けられたレール2とは直交する方向にそれぞれ設
けられ、搬入用レール23上の台車21に載せられたコ
ンテナ1が各コンテナ列毎に、そのコンテナ搬入口側か
ら順次搬入される。搬入用台車21と搬出用台車22に
は、一対のレール状部材26、27がそれぞれ固設され
ていて、コンテナ1の搬入、搬出時に、これらの部材2
6、27はレール2とそれぞれ係合するので、コンテナ
の移動がスムーズに行える。
コンテナ1はレール2上を移動可能に配置されている。
コンテナ1の各列の両端部分にはそれぞれコンテナ1の
搬入用台車21とコンテナの搬出用台車22が走行する
搬入用レール23と搬出用レール24が設けられてい
る。搬出、搬入用レール23、24はコンテナ1の各列
毎に設けられたレール2とは直交する方向にそれぞれ設
けられ、搬入用レール23上の台車21に載せられたコ
ンテナ1が各コンテナ列毎に、そのコンテナ搬入口側か
ら順次搬入される。搬入用台車21と搬出用台車22に
は、一対のレール状部材26、27がそれぞれ固設され
ていて、コンテナ1の搬入、搬出時に、これらの部材2
6、27はレール2とそれぞれ係合するので、コンテナ
の移動がスムーズに行える。
【0018】各列にコンテナ1の搬入があると既にレー
ル2上にある別のコンテナ1を新たに搬入されたコンテ
ナ1が押し、搬出口にあるコンテナ1が搬出用レール2
4上にある台車22に押し出される。
ル2上にある別のコンテナ1を新たに搬入されたコンテ
ナ1が押し、搬出口にあるコンテナ1が搬出用レール2
4上にある台車22に押し出される。
【0019】また、このコンテナ1の搬入、搬出用台車
21、22を利用して、複数列のコンテナ1の苗栽培室
内での配置位置をローテーションすることにより、さら
に苗の生育条件を全体に均一化させることができる。
21、22を利用して、複数列のコンテナ1の苗栽培室
内での配置位置をローテーションすることにより、さら
に苗の生育条件を全体に均一化させることができる。
【0020】また、図6には発芽室の上面図を、図7に
は側面図を示すが、発芽室の屋上に設けられた冷暖房機
15からは冷暖房用の空気が図7に示すように発芽室内
部の両側の壁面に設けられたダクト16から室内に供給
され、発芽室内の空調を行う。発芽室内には多数のコン
テナ1を載置できる台車(図示せず)が複数個収納され
ていて、室内に供給された空調用の空気は両側の壁面に
設けられたダクト16を介して循環されるので、バラツ
キの無い空調環境が発芽室内で得られる。また、ダクト
16を介して空気が循環されるので、空調設備のランニ
ングコストもかさむことがない。また、発芽室内の加湿
用の加湿機17が屋上部に取り付けられており、室内に
天井から加湿空気を供給する。室外には多数のコンテナ
1を載置できる台車(図示せず)が出入りするためのた
めの鋼鉄製スロープ18が設けられている。
は側面図を示すが、発芽室の屋上に設けられた冷暖房機
15からは冷暖房用の空気が図7に示すように発芽室内
部の両側の壁面に設けられたダクト16から室内に供給
され、発芽室内の空調を行う。発芽室内には多数のコン
テナ1を載置できる台車(図示せず)が複数個収納され
ていて、室内に供給された空調用の空気は両側の壁面に
設けられたダクト16を介して循環されるので、バラツ
キの無い空調環境が発芽室内で得られる。また、ダクト
16を介して空気が循環されるので、空調設備のランニ
ングコストもかさむことがない。また、発芽室内の加湿
用の加湿機17が屋上部に取り付けられており、室内に
天井から加湿空気を供給する。室外には多数のコンテナ
1を載置できる台車(図示せず)が出入りするためのた
めの鋼鉄製スロープ18が設けられている。
【0021】メロンの場合は高室温程度の温度と高湿度
条件下で数日間、発芽室で生育された後、図1などに示
す苗の栽培室に移され、発芽室に比べて比較的低温で生
育され、軸のしっかりした根張りの良い苗を得て出荷す
る。
条件下で数日間、発芽室で生育された後、図1などに示
す苗の栽培室に移され、発芽室に比べて比較的低温で生
育され、軸のしっかりした根張りの良い苗を得て出荷す
る。
【0022】こうして苗の栽培室内では例えばメロンを
栽培すると均一な生育条件の苗が得られ、同時期にすべ
ての苗を出荷することができる。
栽培すると均一な生育条件の苗が得られ、同時期にすべ
ての苗を出荷することができる。
【0023】本実施例のコンテナ1の下部の温度湿度調
整装置は植物の育苗のみならず、発芽装置として用いる
こともできる。
整装置は植物の育苗のみならず、発芽装置として用いる
こともできる。
【図1】 本発明の一実施例の苗の栽培室内部の斜視図
である。
である。
【図2】 図1の苗の栽培室内のコンテナの搬入、移
動、搬出の様子を説明するための斜視図を示す。
動、搬出の様子を説明するための斜視図を示す。
【図3】 図1の苗の栽培室内のコンテナとその下部の
温風ダクトの配置図を示す。
温風ダクトの配置図を示す。
【図4】 図1の苗の栽培室内の温風ダクトと苗の栽培
室外の暖房機との接続状態を示す平面図を示す。
室外の暖房機との接続状態を示す平面図を示す。
【図5】 図1の苗の栽培施設内の温風ダクトの長手方
向に直交する方向の側面からコンテナ配置部分を見た図
を示す。
向に直交する方向の側面からコンテナ配置部分を見た図
を示す。
【図6】 発芽室の屋上部平面図である。
【図7】 発芽室の側面図である。
1 育苗用コンテナ 2 レール 3 温風ダクト 4 トレイ 5 噴水用パイプ 6 散水パイプ 8 暖房機 9 地下ダクト 10 シャッター 12 スカート 13 重り 15 冷暖房機 16 空調用ダクト 17 加湿機 21 搬入用台車 22 搬出用台
車 23 搬入用レール 24 搬出用レ
ール
車 23 搬入用レール 24 搬出用レ
ール
Claims (2)
- 【請求項1】 育苗用コンテナを並べ換え可能な状態で
複数列状に並列配置し、少なくとも各列の育苗用コンテ
ナ全体を一つの単位として、その下部をスカートで覆
い、該スカートで覆われた領域にあるコンテナ下部毎に
温風供給手段と噴水供給手段を配置した栽培室を備えた
ことを特徴とする苗の栽培施設。 - 【請求項2】 温度、湿度の調整された発芽室で発芽し
た苗を発芽室より低温の栽培室に移して苗を育成するこ
とを特徴とする請求項1記載の苗の栽培方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8209732A JPH1052175A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 苗の栽培施設と栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8209732A JPH1052175A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 苗の栽培施設と栽培方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052175A true JPH1052175A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16577727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8209732A Pending JPH1052175A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 苗の栽培施設と栽培方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1052175A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228657B2 (en) * | 2003-07-10 | 2007-06-12 | Controlled Environments Limited | Climate control for a greenhouse |
JP2009201485A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Iseki & Co Ltd | 育苗方法及び育苗施設 |
CN102550329A (zh) * | 2011-12-27 | 2012-07-11 | 吴小平 | 一种全数控轨道式育苗装置 |
WO2014030280A1 (ja) * | 2012-08-23 | 2014-02-27 | パナソニック株式会社 | 農業用ハウス |
KR101483906B1 (ko) * | 2014-04-28 | 2015-01-16 | 영 성 왕 | 식물재배관리기에서 식용식물의 수확기간을 확장하여 수확량을 극대화하기 위한 장치 및 방법 |
JP2021100395A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | 井関農機株式会社 | 植物栽培設備 |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP8209732A patent/JPH1052175A/ja active Pending
Cited By (10)
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