JPH10224613A - 画像処理方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法及び装置並びに記憶媒体

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JPH10224613A
JPH10224613A JP9035649A JP3564997A JPH10224613A JP H10224613 A JPH10224613 A JP H10224613A JP 9035649 A JP9035649 A JP 9035649A JP 3564997 A JP3564997 A JP 3564997A JP H10224613 A JPH10224613 A JP H10224613A
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嘉伸 梅田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ容量を増加させることなく、境界線と
編集領域との間の隙間(白ヌケ)を抑制することができ
る画像処理方法及び装置を提供する。 【解決手段】 境界線データとなる黒色データのみを、
原稿全面分格納できるメモリ303に格納し、編集領域
信号に対してメモリ303に格納した黒色データを参照
して補間処理部307により補間処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、ユーザーが
指定する領域に対して所定の編集処理を行なったり、或
いは処理領域用のビットマップメモリに予め処理領域を
生成し、画像生成時にその出力に同期して画像処理動作
を切り換えるようにした画像処理方法及び装置並びにこ
れらの画像処理方法及び装置に使用する記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、複写機に対してユーザーが編集領
域を指定する方法としては、ディジタイザのようなポイ
ンティングディバイスを用いて指定する方法やマーカー
により原稿上に1つの点、または閉曲線を書くことによ
って領域を指定する方法が一般的である。
【0003】ポインティングディバイス及びマーカーに
より指定された点または閉曲線の情報は、CCD(撮像
素子)等の画像読取装置によりメモリに書き込まれた
り、CPU(中央演算処理装置)により原稿上の位置に
相当するメモリアドレスにデータを書き込むことによっ
てメモリに格納され、その後、領域生成用のIC(集積
回路)を用いて境界となる線または図形の内側まで編集
領域を拡張することによって、編集領域の設定を行なっ
ている。
【0004】図25〜図28はその様子を示した図であ
る。
【0005】図25はマーカーにより1つの点で編集領
域を指定した印字結果の一例を示し、同図(a)はマー
カーにより1つの点2501で編集領域2502が指定
され且つCCDにより読み込まれる原稿を示し、同図
(b)はその印字結果を示す。この図25によれば、同
図(a)に示す1つの点2501で示した編集領域25
02が、同図(b)に示す黒色で示した図形2503の
内側に拡張されて印字されていることがわかる。
【0006】図26はマーカーにより閉曲線2601で
編集領域2602が指定され且つCCDにより読み込ま
れる原稿を示し、同図(b)はその印字結果を示す。こ
の図26によれば、同図(a)に示す閉曲線2601に
より囲まれた円形の編集領域2602が、同図(b)に
示すように印字されていることがわかる。
【0007】図27はディジタイザにより1つの点で編
集領域を指定した印字結果の一例を示し、同図(a)は
ディジタイザにより1つの点2701で編集領域270
2が指定され且つCCDにより読み込まれる原稿を示
し、同図(b)はその印字結果を示す。この図27によ
れば、同図(a)に示す1つの点2701で示した編集
領域2702が、同図(b)に示す黒色で示した図形2
703の内側に拡張されて印字されていることがわか
る。
【0008】図28はディジタイザにより2つの点で編
集領域を指定した印字結果の一例を示し、同図(a)は
ディジタイザにより2つの点2801で編集領域が指定
され且つCCDにより読み込まれる原稿を示し、同図
(b)はその印字結果を示す。この図28によれば、同
図(a)に示す2つの点2801を対角とする長方形の
編集領域が、同図(b)に示すように印字されているこ
とがわかる。
【0009】マーカー及びディジタイザにより指定され
た編集領域に対する領域拡張用ICによる拡張作業は、
プリンタ部で印字動作を行なう前に予め行なっておく必
要がある。そのため、複写動作では、始めにCCDによ
り原稿を読み取り、その読み取った画像データ(境界
線)とマーカー及びディジタイザにより指示した編集領
域を表わすデータとをメモリに格納する。そして、メモ
リ上のデータに対して領域拡張用ICを用いて図25〜
図28に示すように編集領域の拡張を行なう。こうして
編集領域の拡張が終了すると、再びCCDにより原稿の
読み取りを行ない、該読み取った画像データに同期して
メモリから編集領域の画像データを読み出し、該読み出
した画像データ上の編集領域に対応する部分に色付け等
の編集処理を行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、原稿の画像データとマーカー及び
ディジタイザで指定したデータを格納するためのメモリ
に原稿全面分の画像データを格納するだけの容量を持た
せようとすると、大量のメモリを持たなければならなく
なり、コストが増加する。また、領域拡張用ICによる
領域拡張にも時間がかかり1回の複写に要する時間が増
大する等の問題点があった。
【0011】そこで現在では、画像データをメモリに格
納する前に間引き動作(圧縮)を行ない、メモリに格納
するデータ量を減らす一方、メモリから読み出したデー
タと元の画像データと相関を取るために補間処理を行な
い、該補間処理後の信号を編集信号として用いるという
動作を行なっている。
【0012】図29にデータの間引きの具体例を示す。
同図において、2901a〜2901lはフリップフロ
ップ(F/F)で、入力された画像データに対してCC
Dによる画像読み取り方向(主走査方向)に1画素遅延
を行なっている。2902a〜2902cは1ライン遅
延回路で、画像読み取り方向の1ライン分のデータを格
納することで、入力に対して1ライン分遅れた画像デー
タを出力することによって、CCDの画像読み取り方向
に垂直な方向(副走査方向)に1ライン分の遅延を行な
っている。2903はOR回路で、入力された16本分
のデータのOR信号を出力する。2904はタイミング
調整回路で、4ラインに1ラインずつ4画素ごとに1画
素分のイネーブル信号を出力する。2905はイネーブ
ル端子(ENB)2905a付きのフリップフロップ
(F/F)で、タイミング調整回路2904からイネー
ブル信号が出力されるとOR回路2903の出力データ
を取得して出力する。
【0013】以上の構成により、図29に示すデータ間
引きブロックは、4ライン×4画素分の画像データのO
R信号をデータとしてメモリに出力する。即ち、4×4
の画素データを1つのデータとすることでデータ量を1
/16に間引きしている。
【0014】また、図29に示した間引き処理により圧
縮されたデータを伸張する方法の一例として、図30に
パターンマッチング演算式による4×4の補間処理の具
体例を示す。同図内のa,b,c,d,e,f,g,
h,iには、それぞれメモリから出力されたデータが入
力される。そして、図30に示す演算式を用いて、eの
周辺画素の補間をその他のデータを用いて行なうことに
より補間処理を行なっている。
【0015】また、図31は、ある画像データが入力さ
れた場合の、図29のデータ間引き、図30のデータ補
間処理を行なって、メモリ上で編集領域拡張を行なった
場合の編集領域信号の出力結果を示している。同図
(a)は元画像、(b)は原稿画像データ、(c)はデ
ータ間引き(メモリに格納)した状態、(d)はマーカ
ー信号データ、(e)はデータ間引き(メモリに格納)
した状態、(f)、(g)は描画ICによるマーカー領
域判定状態、(h)は図30による補間処理状態、
(i)は印字結果をそれぞれ示す。
【0016】しかし、図29及び図30に示すようにメ
モリに画像データを入力する前段でデータ間引きを行な
い、メモリ上で編集領域の拡張作業を行なった後で補間
処理を行なうと、図31に示すように原稿上の境界線
(黒線で表示)と編集領域との間に隙間(白ヌケ)が発
生してしまい、境界線の内側全領域に対して編集処理が
かからないという問題点があった。なお、この現象は印
字結果に印字される境界線が黒色の場合が特に問題とな
っている。
【0017】また、上述した従来例において領域編集の
ためのメモリとして有する領域(エリア)メモリの容量
は、A3サイズで解像度400dpiで1bitあたり
400Mbyteを必要とし、領域数に従って必要容量
は増大する。従って、メモリを少なくするために画像信
号よりも低い解像度の容量で領域を生成する。この場
合、画像に比べて斜線等のがたつきが目立つ等の問題が
生じる。また、画像を読み込んで閉曲線で囲まれた部分
を塗りつぶすような領域指定方法では、メモリの解像度
が画像の解像度より低いため、画像中の一定太さの細線
や細かい隙間等は取り込むことができない等の問題点が
あった。
【0018】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、メモリ容量を増やすことなく境界
線と編集領域の間の隙間を抑制することができる画像処
理方法及び装置を提供しようとするものである。
【0019】また、本発明の第2の目的とするところ
は、少ないメモリ容量でより滑らかな、より画像にマッ
チした領域を生成し、自然な画像を得ることができる画
像処理方法及び装置を提供しようとするものである。
【0020】更に、本発明の第3の目的とするところ
は、上述した画像処理装置を円滑に制御することができ
る記憶媒体を提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の画像処理方法は、原稿を読み取
る原稿読取工程と、該原稿読取工程により読み取られた
原稿の画像データから画像編集領域を指定するための領
域指定用データを抽出するデータ抽出工程と、前記原稿
読取工程により読み取られた原稿の画像データを圧縮し
て第1のデータを生成するデータ圧縮工程と、該データ
圧縮工程により生成された第1のデータをメモリに格納
する第1のデータ格納工程と、前記データ抽出工程によ
り抽出された領域指定用データの原稿上での位置を検出
する位置検出工程と、該位置検出工程の出力に基づいて
メモリ上の所定位置に第2のデータを格納する第2のデ
ータ格納工程と、前記第1のデータと前記第2のデータ
を用いて演算を行う演算工程と、該演算工程の演算結果
をメモリに格納する演算結果格納工程と、前記原稿読取
工程により読み取られた原稿の画像データ及び前記メモ
リに格納されているデータを参照してデータの伸張を行
なうデータ伸張工程と、該データ伸張工程により伸張さ
れたデータを編集領域とする編集領域決定工程と、前記
原稿読取工程により読み取られた原稿の画像データに対
して前記編集領域決定工程の出力に基づいて予め決めら
れた編集を行なう画像編集工程とを有することを特徴と
する。また、上記第1の目的を達成するために請求項2
記載の画像処理方法は、請求項1記載の画像処理方法に
おいて、前記画像編集領域を指定するための領域指定用
データは、前記原稿上に付けられた印であることを特徴
とする。
【0022】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3記載の画像処理方法は、請求項2記載の画像処理
方法において、前記印は点であることを特徴とする。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために請
求項4記載の画像処理方法は、請求項2記載の画像処理
方法において、前記印は閉曲線であることを特徴とす
る。
【0024】また、上記第1の目的を達成するために請
求項5記載の画像処理方法は、請求項2記載の画像処理
方法において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
られることを特徴とする。
【0025】また、上記第1の目的を達成するために請
求項6記載の画像処理方法は、請求項3記載の画像処理
方法において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
られることを特徴とする。
【0026】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の画像処理方法は、請求項4記載の画像処理
方法において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
られることを特徴とする。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の画像処理方法は、請求項1記載の画像処理
方法において、前記編集領域決定工程は前記メモリに格
納されているデータにより、前記データ伸張工程の出力
と前記演算結果を格納する演算結果格納工程の出力とを
選択して出力する出力選択工程を有することを特徴とす
る。
【0028】また、上記第1の目的を達成するために請
求項9記載の画像処理方法は、原稿を読み取る原稿読取
工程と、該原稿読取工程により読み取られた原稿の画像
データを圧縮して第1のデータを生成するデータ圧縮工
程と、該データ圧縮工程により生成された第1のデータ
をメモリに格納する第1のデータ格納工程と、画像領域
を指示する画像領域指示工程と、該画像領域指示工程に
より指示された画像領域の原稿上での位置を検出する位
置検出工程と、該位置検出工程の出力に基づいてメモリ
上の所定位置に第2のデータを格納する第2のデータ格
納工程と、前記第1のデータと前記第2のデータを用い
て演算を行う演算工程と、該演算工程の演算結果をメモ
リに格納する演算結果格納工程と、前記原稿読取工程に
より読み取られた原稿の画像データ及び前記メモリに格
納されているデータを参照してデータの伸張を行なうデ
ータ伸張工程と、該データ伸張工程により伸張されたデ
ータを編集領域とする編集領域決定工程と、前記原稿読
取工程により読み取られた原稿の画像データに対して前
記編集領域決定工程の出力に基づいて予め決められた編
集を行なう画像編集工程とを有することを特徴とする。
【0029】また、上記第1の目的を達成するために請
求項10記載の画像処理方法は、請求項9記載の画像処
理方法において、前記画像編集領域を指定するための領
域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
とを特徴とする。
【0030】また、上記第1の目的を達成するために請
求項11記載の画像処理方法は、請求項10記載の画像
処理方法において、前記印は点であることを特徴とす
る。
【0031】また、上記第1の目的を達成するために請
求項12記載の画像処理方法は、請求項10記載の画像
処理方法において、前記印は閉曲線であることを特徴と
する。 また、上記第1の目的を達成するために請求項
13記載の画像処理方法は、請求項10記載の画像処理
方法において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
られることを特徴とする。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために請
求項14記載の画像処理方法は、請求項11記載の画像
処理方法において、前記印は蛍光色により前記原稿上に
付けられることを特徴とする。
【0033】また、上記第1の目的を達成するために請
求項15記載の画像処理方法は、請求項12記載の画像
処理方法において、前記印は蛍光色により前記原稿上に
付けられることを特徴とする。
【0034】また、上記第1の目的を達成するために請
求項16記載の画像処理方法は、請求項9記載の画像処
理方法において、前記編集領域決定工程は前記メモリに
格納されているデータにより、前記データ伸張工程の出
力と前記演算結果を格納する演算結果格納工程の出力と
を選択して出力する出力選択工程を有することを特徴と
する。
【0035】また、上記第1の目的を達成するために請
求項17記載の画像処理装置は、原稿を読み取る原稿読
取手段と、該原稿読取手段により読み取られた原稿の画
像データから画像編集領域を指定するための領域指定用
データを抽出するデータ抽出手段と、前記原稿読取手段
により読み取られた原稿の画像データを圧縮して第1の
データを生成するデータ圧縮手段と、該データ圧縮手段
により生成された第1のデータをメモリに格納する第1
のデータ格納手段と、前記データ抽出手段により抽出さ
れた領域指定用データの原稿上での位置を検出する位置
検出手段と、該位置検出手段の出力に基づいてメモリ上
の所定位置に第2のデータを格納する第2のデータ格納
手段と、前記第1のデータと前記第2のデータを用いて
演算を行う演算手段と、該演算手段の演算結果をメモリ
に格納する演算結果格納手段と、前記原稿読取手段によ
り読み取られた原稿の画像データ及び前記メモリに格納
されているデータを参照してデータの伸張を行なうデー
タ伸張手段と、該データ伸張手段により伸張されたデー
タを編集領域とする編集領域決定手段と、前記原稿読取
手段により読み取られた原稿の画像データに対して前記
編集領域決定手段の出力に基づいて予め決められた編集
を行なう画像編集手段とを有することを特徴とする。
【0036】また、上記第1の目的を達成するために請
求項18記載の画像処理装置は、請求項17記載の画像
処理装置において、前記画像編集領域を指定するための
領域指定用データは、前記原稿上に付けられた印である
ことを特徴とする。
【0037】また、上記第1の目的を達成するために請
求項19記載の画像処理装置は、請求項18記載の画像
処理装置において、前記印は点であることを特徴とす
る。
【0038】また、上記第1の目的を達成するために請
求項20記載の画像処理装置は、請求項18記載の画像
処理装置において、前記印は閉曲線であることを特徴と
する。 また、上記第1の目的を達成するために請求項
21記載の画像処理装置は、請求項18記載の画像処理
装置において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
られることを特徴とする。
【0039】また、上記第1の目的を達成するために請
求項22記載の画像処理装置は、請求項19記載の画像
処理装置において、前記印は蛍光色により前記原稿上に
付けられることを特徴とする。
【0040】また、上記第1の目的を達成するために請
求項23記載の画像処理装置は、請求項20記載の画像
処理装置において、前記印は蛍光色により前記原稿上に
付けられることを特徴とする。
【0041】また、上記第1の目的を達成するために請
求項24記載の画像処理装置は、請求項17記載の画像
処理装置において、前記編集領域決定手段は前記メモリ
に格納されているデータにより、前記データ伸張手段の
出力と前記演算結果を格納する演算結果格納手段の出力
とを選択して出力する出力選択手段を有することを特徴
とする。
【0042】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項25記載の画像処理装置は、原稿を読み取る
原稿読取手段と、該原稿読取手段により読み取られた原
稿の画像データを圧縮して第1のデータを生成するデー
タ圧縮手段と、該データ圧縮手段により生成された第1
のデータをメモリに格納する第1のデータ格納手段と、
画像領域を指示する画像領域指示手段と、該画像領域指
示により指示された画像領域の原稿上での位置を検出す
る位置検出手段と、該位置検出手段の出力に基づいてメ
モリ上の所定位置に第2のデータを格納する第2のデー
タ格納手段と、前記第1のデータと前記第2のデータを
用いて演算を行う演算手段と、該演算手段の演算結果を
メモリに格納する演算結果格納手段と、前記原稿読取手
段により読み取られた原稿の画像データ及び前記メモリ
に格納されているデータを参照してデータの伸張を行な
うデータ伸張手段と、該データ伸張手段により伸張され
たデータを編集領域とする編集領域決定手段と、前記原
稿読取手段により読み取られた原稿の画像データに対し
て前記編集領域決定手段の出力に基づいて予め決められ
た編集を行なう画像編集手段とを有することを特徴とす
る。
【0043】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項26記載の画像処理装置は、請求項25記載
の画像処理装置において、前記画像編集領域を指定する
ための領域指定用データは、前記原稿上に付けられた印
であることを特徴とする。
【0044】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項27記載の画像処理装置は、請求項26記載
の画像処理装置において、前記印は点であることを特徴
とする。
【0045】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項28記載の画像処理装置は、請求項26記載
の画像処理装置において、前記印は閉曲線であることを
特徴とする。
【0046】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項29記載の画像処理装置は、請求項26記載
の画像処理装置において、前記印は蛍光色により前記原
稿上に付けられることを特徴とする。
【0047】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項30記載の画像処理装置は、請求項27記載
の画像処理装置において、前記印は蛍光色により前記原
稿上に付けられることを特徴とする。
【0048】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項31記載の画像処理装置は、請求項28記載
の画像処理装置において、前記印は蛍光色により前記原
稿上に付けられることを特徴とする。
【0049】また、本発明の第1の目的を達成するため
に、請求項32記載の画像処理装置は、請求項25記載
の画像処理装置において、前記編集領域決定手段は前記
メモリに格納されているデータにより、前記データ伸張
手段の出力と前記演算結果を格納する演算結果格納手段
の出力とを選択して出力する出力選択手段を有すること
を特徴とする。
【0050】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項33記載の画像処理方法は、画像処理領域を
指定する処理領域指定工程と、該処理領域指定工程の入
力に基づいて画像処理領域を生成する処理領域生成工程
と、該処理領域生成工程からの出力信号の解像度を前記
処理領域指定工程の入力信号の解像度よりも高く変換す
る解像度変換工程とを有し、前記解像度変換工程は、前
記処理領域生成工程により生成された領域の一部の形状
を複数の形状パターンと比較するパターン比較工程と、
該パターン比較工程の比較結果に基づいて前記解像度変
換工程における変換処理の種類を切り換える切り換え工
程とを有することを特徴とする。
【0051】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項34記載の画像処理方法は、請求項33記載
の画像処理方法において、前記パターン比較工程の比較
処理は、画像信号を利用することを特徴とする。
【0052】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項35記載の画像処理方法は、請求項34記載
の画像処理方法において、前記画像信号を利用するか否
かを前記処理領域指定工程により指定された処理領域指
定モードに応じて切り換える切り換え工程を有すること
を特徴とする。
【0053】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項36記載の画像処理装置は、画像処理領域を
指定する処理領域指定手段と、該処理領域指定手段の入
力に基づいて画像処理領域を生成する処理領域生成手段
と、該処理領域生成手段からの出力信号の解像度を前記
処理領域指定手段の入力信号の解像度よりも高く変換す
る解像度変換手段とを有し、前記解像度変換手段は、前
記処理領域生成手段により生成された領域の一部の形状
を複数の形状パターンと比較するパターン比較手段と、
該パターン比較手段の比較結果に基づいて前記解像度変
換手段における変換処理の種類を切り換える切り換え手
段とを有することを特徴とする。
【0054】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項37記載の画像処理装置は、請求項36記載
の画像処理装置において、前記パターン比較手段の比較
処理は、画像信号を利用することを特徴とする。
【0055】また、本発明の第2の目的を達成するため
に、請求項38記載の画像処理装置は、請求項37記載
の画像処理装置において、前記画像信号を利用するか否
かを前記処理領域指定手段により指定された処理領域指
定モードに応じて切り換える切り換え手段を有すること
を特徴とする。
【0056】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項39記載の記憶媒体は、画像編集処理を行な
う画像処理装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、原稿を読み取る原稿読取モジュールと、該
原稿読取モジュールにより読み取られた原稿の画像デー
タから画像編集領域を指定するための領域指定用データ
を抽出するデータ抽出モジュールと、前記原稿読取モジ
ュールにより読み取られた原稿の画像データを圧縮して
第1のデータを生成するデータ圧縮モジュールと、該デ
ータ圧縮モジュールにより生成された第1のデータをメ
モリに格納する第1のデータ格納モジュールと、前記デ
ータ抽出モジュールにより抽出された領域指定用データ
の原稿上での位置を検出する位置検出モジュールと、該
位置検出モジュールの出力に基づいてメモリ上の所定位
置に第2のデータを格納する第2のデータ格納モジュー
ルと、前記第1のデータと前記第2のデータを用いて演
算を行う演算モジュールと、該演算モジュールの演算結
果をメモリに格納する演算結果格納モジュールと、前記
原稿読取モジュールにより読み取られた原稿の画像デー
タ及び前記メモリに格納されているデータを参照してデ
ータの伸張を行なうデータ伸張モジュールと、該データ
伸張モジュールにより伸張されたデータを編集領域とす
る編集領域決定モジュールと、前記原稿読取モジュール
により読み取られた原稿の画像データに対して前記編集
領域決定モジュールの出力に基づいて予め決められた編
集を行なう画像編集モジュールとを有するプログラムを
格納したことを特徴とする。
【0057】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項40記載の記憶媒体は、請求項39記載の記
憶媒体において、前記画像編集領域を指定するための領
域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
とを特徴とする。
【0058】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項41記載の記憶媒体は、請求項40記載の記
憶媒体において、前記印は点であることを特徴とする。
【0059】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項42記載の記憶媒体は、請求項40記載の記
憶媒体において、前記印は閉曲線であることを特徴とす
る請求項40記載の記憶媒体。
【0060】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項43記載の記憶媒体は、請求項40記載の記
憶媒体において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付
けられることを特徴とする。
【0061】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項44記載の記憶媒体は、請求項41記載の記
憶媒体において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付
けられることを特徴とする。
【0062】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項45記載の記憶媒体は、請求項42記載の記
憶媒体において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付
けられることを特徴とする。
【0063】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項46記載の記憶媒体は、請求項39記載の記
憶媒体において、前記編集領域決定モジュールは前記メ
モリに格納されているデータにより、前記データ伸張工
程の出力と前記演算結果を格納する演算結果格納モジュ
ールの出力とを選択して出力する出力選択モジュールを
有することを特徴とする。
【0064】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項47記載の記憶媒体は、画像編集処理を行な
う画像処理装置を制御するプログラムを格納する記憶媒
体であって、原稿を読み取る原稿読取モジュールと、該
原稿読取モジュールにより読み取られた原稿の画像デー
タを圧縮して第1のデータを生成するデータ圧縮モジュ
ールと、該データ圧縮モジュールにより生成された第1
のデータをメモリに格納する第1のデータ格納モジュー
ルと、画像領域を指示する画像領域指示モジュールと、
該画像領域指示モジュールにより指示された画像領域の
原稿上での位置を検出する位置検出モジュールと、該位
置検出モジュールの出力に基づいてメモリ上の所定位置
に第2のデータを格納する第2のデータ格納モジュール
と、前記第1のデータと前記第2のデータを用いて演算
を行う演算モジュールと、該演算モジュールの演算結果
をメモリに格納する演算結果格納モジュールと、前記原
稿読取モジュールにより読み取られた原稿の画像データ
及び前記メモリに格納されているデータを参照してデー
タの伸張を行なうデータ伸張モジュールと、該データ伸
張モジュールにより伸張されたデータを編集領域とする
編集領域決定モジュールと、前記原稿読取モジュールに
より読み取られた原稿の画像データに対して前記編集領
域決定モジュールの出力に基づいて予め決められた編集
を行なう画像編集モジュールとを有することを特徴とす
る。
【0065】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項48記載の記憶媒体は、請求項47記載の記
憶媒体において、前記画像編集領域を指定するための領
域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
とを特徴とする。
【0066】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項49記載の記憶媒体は、請求項48記載の記
憶媒体において、前記印は点であることを特徴とする。
【0067】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項50記載の記憶媒体は、請求項48記載の記
憶媒体において、前記印は閉曲線であることを特徴とす
る。
【0068】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項51記載の記憶媒体は、請求項48記載の記
憶媒体において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付
けられることを特徴とする。
【0069】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項52記載の記憶媒体は、請求項49記載の記
憶媒体において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付
けられることを特徴とする。
【0070】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項53記載の記憶媒体は、請求項50記載の記
憶媒体において、前記印は蛍光色により前記原稿上に付
けられることを特徴とする。
【0071】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項54記載の記憶媒体は、請求項47記載の記
憶媒体において、前記編集領域決定モジュールは前記メ
モリに格納されているデータにより、前記データ伸張モ
ジュールの出力と前記演算結果を格納する演算結果格納
モジュールの出力とを選択して出力する出力選択モジュ
ールを有することを特徴とする。
【0072】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項55記載の記憶媒体は、画像を編集処理する
画像処理装置を制御するプログラムを格納する記憶媒体
であって、画像処理領域を指定する処理領域指定モジュ
ールと、該処理領域指定モジュールの入力に基づいて画
像処理領域を生成する処理領域生成モジュールと、該処
理領域生成モジュールからの出力信号の解像度を前記処
理領域指定モジュールの入力信号の解像度よりも高く変
換する解像度変換モジュールとを有し、前記解像度変換
モジュールは、前記処理領域生成モジュールにより生成
された領域の一部の形状を複数の形状パターンと比較す
るパターン比較モジュールと、該パターン比較モジュー
ルの比較結果に基づいて前記解像度変換モジュールにお
ける変換処理の種類を切り換える切り換えモジュールと
を有することを特徴とする。
【0073】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項56記載の記憶媒体は、請求項55記載の記
憶媒体において、前記パターン比較モジュールの比較処
理は、画像信号を利用することを特徴とする。
【0074】また、本発明の第3の目的を達成するため
に、請求項57記載の記憶媒体は、請求項56記載の記
憶媒体において、前記画像信号を利用するか否かを前記
処理領域指定モジュールにより指定された処理領域指定
モードに応じて切り換える切り換えモジュールを有する
ことを特徴とする。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図24に基づき説明する。
【0076】(第1の実施の形態)まず、本発明第1の
実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。図1は本発
明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の内部構成を
示す側面図、図2は図1に示す画像処理装置における画
像処理ユニットの内部構成を示すブロック図、図3は図
2に示す画像処理ユニットにおける領域信号生成回路の
内部構成を示すブロック図、図4は図3に示す領域信号
生成回路における補間処理部の内部構成を示すブロック
図、図5は図4に示す補間処理部を用いて補間処理を行
なった出力結果を示す図、図6は図4に示す補間処理部
における演算部の入力−出力対応表、図7は図6に示す
入力−出力対応表における入力ライン数と入力画素数と
走査方向との関係を示す図である。
【0077】図1中、1は画像処理装置(本実施の形態
においてはデジタルカラー複写機)で、筐体2の上部に
デジタルカラー画像リーダ部(以下、リーダ部と記述す
る)3、該リーダ部3の下部にデジタルカラー画像プリ
ンタ部(以下、プリンタ部と記述する)4を有してい
る。
【0078】リーダ部3において、原稿5を原稿台ガラ
ス6上に載置し、操作部7の図示しないスタートボタン
を押すと動作が開始する。すると露光ランプ8により原
稿5を露光走査し、原稿5からの反射光像をレンズ9に
よりフルカラーセンサ(CCDセンサ)10に集光して
カラー色分解画像信号を得る。このフルカラーセンサ1
0としては、本実施の形態では互いに隣接して配置され
たR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィ
ルタを付けた3ラインのCCDを用いている。前記カラ
ー色分解画像信号は、増幅回路11を経て画像処理ユニ
ット12にて編集を含む画像処理が施された後、プリン
タ部4に送出される。
【0079】プリンタ部4において、リーダ部3からの
画像信号はレーザ出力部13にてレーザ光信号に変換さ
れ、ポリゴンミラー14で反射されて感光ドラム15の
面に投影される。画像形成時には、感光ドラム15を図
中時計回り方向(矢印方向)に回転させ、帯電器16に
より一様に帯電させて、各分解色ごとに光像を照射し、
潜像を形成する。
【0080】次に複数の現像器17y、17c、17
m、17Bkのうち、所定の現像器を動作させて潜像を
現像し、感光ドラム15上にトナー画像を形成する。更
に、トナー画像を記録材(例えば、複写用紙)カセット
18より搬送系及び転写装置である転写ドラム19を介
して感光ドラム15と対向した位置に供給された記録材
に転写する。転写ドラム19を回転させるに従って感光
ドラム15上のトナー像は記録材上に転写される。この
ように記録材には所望数の色画像が転写され、フルカラ
ー画像を形成する。
【0081】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると、記録材を転写ド
ラム19から分離し、定着器20を介して排出トレイ2
1に排出する。
【0082】図2に画像処理ユニット12の内部構成を
示す。同図中、201はシェーディング補正回路、20
2は入力マスキング回路、203はRGB編集回路、2
04は色空間圧縮回路、205は光量−濃度変換(以
下、LOG変換と記述する)回路、206は出力マスキ
ング回路、207はCMYK編集回路、208は濃度補
正回路、209は変倍回路、210は空間フィルタ回
路、211は黒文字処理回路、212は領域生成回路で
ある。
【0083】しかして図2において、CDセンサ10
(図1参照)によって読み込まれ、増幅回路11(図1
参照)でデジタル画像信号R、G、Bに変換された画像
は、シェーディング補正回路201で露光ランプ8(図
1参照)の配光の傾きやCCDセンサ10(図1参照)
のばらつきを補正される。その後、入力マスキング回路
202で標準色空間を表わす3信号に変換され、RGB
編集回路203に入力されて、色変換、外部機器との画
像合成、文字加工信号生成等の一部の編集処理が施され
る。次に色空間圧縮回路204で原稿5(図1参照)の
色味がつぶれたりせずにプリンタ部4(図1参照)の色
再現範囲に収まるように色空間を圧縮する。更にLOG
変換テーブル205で、光量で表わされた画像信号R、
G、Bを対応する現像剤(例えばトナー)の濃度信号C
(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3色信
号に変換する。
【0084】次段の出力マスキング回路206では、現
像剤の分光特性に応じて変換したCMYBkNOUT
I、画像を形成する1色の信号を順次出力する。該出力
された画像信号は、CMYK編集回路207でペイン
ト、色付け等の機能を付加した後、濃度補正回路20
8、変倍回路209、空間フィルタ回路210を経てレ
ーザ出力部13(図1参照)へ出力される。
【0085】一方、黒文字処理回路211では、画像信
号R、G、Bからその画像の太文字度、エッジ、色味を
検出し、その検出結果に応じて出力マスキング回路20
6、空間フィルタ回路210の係数、更にレーザ駆動の
線数を切り換える。また、領域信号生成回路212で
は、ディジタイザ或いはマーカーによる指定に従って領
域信号を生成する。
【0086】図3に領域信号生成回路212の内部構成
を示す。同図中、301は間引き処理部、302は第1
のデータ変換部、303はメモリ、304はCPU(中
央演算処理装置)、305は領域拡張用IC、306は
第2のデータ変換部、307は補間処理部、308はデ
ータ格納部である。
【0087】以下、図3を用いて領域信号生成回路21
2の動作について、図4(a)に示すような24画素×
24ライン画像データがCCDセンサ10(図1参照)
により読み込まれた場合を具体例として説明する。
【0088】領域信号生成回路212の動作として、ま
ず、始めにCCDセンサ10(図1参照)により読み取
り動作(スキャン)が行われる。領域信号生成回路21
2の入力データであるマーカー信号は、RGB編集回路
203(図2参照)の内部で生成された信号であり、原
稿画像データとなる黒データ(K)とR、G、Bそれぞ
れのマーカー色を表わす信号の4ビットで構成される。
【0089】図4(b)(e)に入力されるマーカー信
号と黒データを示す。なお、ここではRのマーカー信号
と黒データのみについて説明する。
【0090】領域信号生成回路212にマーカー信号が
入力されると、そのマーカー信号は間引き処理(データ
圧縮)を行うために間引き処理部301にに入力される
と共に、Kデータについては圧縮を行う前のデータを格
納するためにデータ格納部308に入力される。本実施
の形態では、間引き処理部301で行われる間引きは、
上述した従来例における図29のブロック図と同等の処
理を行ない、4画素×4ライン分の16画素のマーカー
信号を1画素分のデータに間引きして出力する。
【0091】間引き処理部301から出力されたデータ
は第1のデータ変換部302によりシリアル/パラレル
変換等のようにメモリに格納するためのデータの変換を
行なった後、メモリ303に格納される。図4(b)、
(e)の画像データに対して、データ格納部308に格
納されたデータ(図4(h))を間引き処理部301に
より間引き処理を行ない、データ変換部302から出力
されてメモリ303に格納されたデータの様子を図4
(c)、(f)に示す。
【0092】メモリ303にマーカー信号データが格納
されると、領域拡張用IC(集積回路)305がメモリ
303内のデータを読み込み、マーカーで示された領域
信号を境界線まで拡張する処理を行なう。本実施の形態
では、領域拡張用IC305としてNEC社の描画IC
であるAGDCIIを用いて領域を拡張する動作を示した
ものである。AGDCIIは様々な描画用のコマンドを有
しており、ここでは、その中の「塗りつぶし」機能を使
用して領域の拡張を行なっている(図4(d))。
【0093】領域拡張用IC305による領域拡張作業
が終了すると、CCDセンサ10(図1参照)による印
字のための画像読み取り動作が開始される。すると第2
のデータ変換部306はメモリ303からデータの読み
込みを開始し、パラレル/シリアル変換のようにデータ
変換部302の逆変換処理を行なう。データ格納部30
8は、データ変換部302から出力される領域信号に同
期するようにKデータを順次補間処理部307に出力す
る。
【0094】補間処理部307はメモリ303から出力
された領域信号とデータ格納部308から入力されたK
データを参照することにより補間処理を行ない、その出
力結果を編集領域信号として出力している。
【0095】また、ディジタイザからの信号はCPU3
04に入力され、該CPU304からの出力信号がメモ
リ303に格納される。
【0096】図5に補間処理部307の内部構成を示
す。同図において、501はセレクタで、メモリ303
(図3参照)から入力された領域信号のうち所望のマー
カー信号を選択する。ここでは図4(d)のRデータが
選択される。ここでセレクタ501に入力されるデータ
は、例えば図4(a)の入力画像(原稿画像)におい
て、原稿のi画素目jライン目のデータの編集領域信号
の補間処理を行う場合、主走査方向にi/4番目(以
下、少数切り捨て)、副走査方向にj/4番目(以下、
少数切り捨て)のデータをメモリ303(図3参照)か
ら取得し、後述する演算部505に出力する。
【0097】502は周辺データ保持部で、セレクタ5
01により選択されたメモリデータに対して1画素1ラ
イン分先のデータを保持するための記憶領域である。例
えば原稿のi画素目jライン目のデータの編集領域信号
の補間処理を行なう場合は、主走査方向に(i/4)+
1番目、副走査方向に(j/4)+1番目のデータをメ
モリ303(図3参照)から取得し、後述する演算部5
05に出力する。503は第1の1ラインメモリで、デ
ータ格納部308(図3参照)から入力された黒データ
(境界線データ)を1ライン分保持するためのメモリで
あり、第1の1ラインメモリ503は、データ格納部3
08(図3参照)から(i+1)画素目jライン目のデ
ータが入力されると、(j−1)ライン目の(i−
1)、i、(i+1)画素目の境界線データを出力す
る。
【0098】504は第2の1ラインメモリで、領域信
号生成回路212(図2参照)から出力された編集領域
信号を1ライン分保持するためのメモリであり、データ
格納部308(図3参照)からから(i+1)画素目j
ライン目のデータが入力されると、jライン目の(i−
1)画素目及び(j−1)ライン目の(i−1)、i、
(i+1)画素目の編集領域信号を出力する。505は
演算部で、セレクタ501及び第1の1ラインメモリ5
03から入力されたデータによって、第2の1ラインメ
モリ504及び周辺データ保持部502から入力された
データを用いて編集領域信号を出力する。
【0099】なお、i画素目jライン目の編集領域信号
を出力するためには、jライン目(i−1)画素目及び
(j−1)ライン目の(i−1)、i、(i+1)画素
目の編集領域信号、jライン目の(i−1)、i画素目
及び(j−1)ライン目の(i−1)、i、(i+1)
画素目の境界線データ、i/4画素目j/4ライン目の
メモリデータ、i/4+1画素目j/4+1ライン目の
メモリデータが必要である。
【0100】図6に入力されるデータ及び編集領域信号
として出力される値の対応を示し、図7に図6に示す入
力−出力対応表における入力ライン数と入力画素数と走
査方向との関係を示す。
【0101】図6において、例えばセレクタ501(図
5参照)から入力されるi/4画素目j/4ライン目の
メモリデータが編集領域1である場合は、メモリデータ
に代表されるi〜i+3画素目のj〜j+3ライン目の
画素は、全て編集領域内の画素であるため、演算部50
6(図5参照)からはi画素目jライン目の編集領域信
号として編集領域内であることを表わす信号”1”が出
力される。図4(a)における12画素目12ライン目
等がこれに相当する。
【0102】また、セレクタ501(図5参照)から入
力されるメモリデータが編集領域外0であり、データ格
納部308(図3参照)から入力されたi画素目jライ
ン目の境界線データが境界線(黒データ)であることを
表わす1である場合は、i画素目jライン目の画素は編
集領域の境界線上、または編集領域外であるため、演算
部506(図5参照)からはi画素目jライン目の編集
領域信号として編集領域外であることを表わす信号”
0”が出力される。図4(a)における8画素目4ライ
ン目等がこれに相当する。
【0103】更に、セレクタ501(図5参照)から入
力されるメモリデータが編集領域外0であり、データ格
納部308(図3参照)から入力されたi画素目jライ
ン目の境界線データが境界線(黒データ)でないことを
表わす0である場合は、周辺画素の境界線データのパタ
ーンにより第2の1ラインメモリ504(図5参照)か
ら出力された周辺画素の編集領域信号を参照することに
より、i画素目jライン目の編集領域信号を決定する。
図4(a)における8画素目5ライン目、18画素目1
0ライン目等がこれに相当する。
【0104】但し、図6のパターン10,11,14,
15については、周辺画素の編集領域信号を参照する
と、境界線を超えて参照してしまう可能性があるため、
この4つの場合については、周辺データ保持部503
(図5参照)から出力されているi/4画素目j/4+
1ライン目のメモリデータを編集領域信号として出力す
る。図4(a)における7画素目5ライン目、6画素目
13ライン目等がこれに相当する。
【0105】以上説明したような補間処理動作を図4
(a)の原稿画像に対して行なった結果を図4(g)に
示す。図4(g)に示すように境界線となる黒データの
内側の全ての画素を編集領域とすることができる。
【0106】なお、本実施の形態においては、編集領域
をマーカーにより原稿上に1点で指定された場合につい
て説明したが、ディジタイザによる編集領域の指定を行
なった場合には、領域信号生成回路212(図2参照)
にはマーカー信号として画像データである黒データ(境
界線)のみをCPU304(図3参照)によりメモリ3
03(図3参照)内の対応する位置にデータを書き込
み、その後は上述したようなメモリ303(図3参照)
へのデータ格納以降の動作を行なうことによって、同様
の効果を得ることができる。
【0107】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について図8及び図9に基づき説明する。な
お、本実施の形態に係る画像処理装置の基本的な構成
は、上述した第1の実施の形態における図1〜図3と同
一であるから、これらの図を流用して説明する。
【0108】図8は本発明の第2の実施の形態に係る画
像処理装置における補間処理部の内部構成を示すブロッ
ク図、図9は図8における補間処理信号生成部の内部構
成を示すである。
【0109】図8において、上述した第1の実施の形態
における図5と同一部分には同一符号が付してある。図
8において図5と異なる点は、図5の構成に補間処理信
号生成部801及び第2のセレクタ802を付加したこ
とである。
【0110】補間処理信号生成部801は、メモリ30
3(図3参照)から出力された領域信号の主走査方向3
データ×副走査方向3データ分の計9データを保持し、
演算を行なうことによって補間処理を行なう領域を設定
するためのものである。また、第2のセレクタ802
は、補間処理信号生成部801から補間処理信号が出力
される(=1)と、演算部505の出力を編集領域信号
として出力し、補間処理信号が出力されない(=0)場
合は、セレクタ501から出力されたメモリ303(図
3参照)の編集信号を編集領域信号として出力する。
【0111】図9に補間処理信号生成部801の内部構
成を示す。同図において、901は領域信号データ保持
部で、メモリ303(図3参照)内の領域信号の主走査
方向3データ×副走査方向3データ分の計9データを保
持している。この領域信号データ保持部901は、1ラ
イン前領域信号データ格納部902、領域信号データ格
納部903、1ライン後領域信号データ格納部904、
第1〜第6のフリップフロップ(F/F)905a〜9
05fを有している。
【0112】906a〜906dは第1〜第4の3入力
OR回路である。第1の3入力OR回路906aの入力
端子は1ライン前領域信号データ格納部902の出力端
子、第1及び第2のフリップフロップ905a,905
bの出力端子にそれぞれ接続されている。第2の3入力
OR回路906bの入力端子は領域信号データ格納部9
03の出力端子、第3及び第4のフリップフロップ90
5c,905dの出力端子にそれぞれ接続されている。
第3の3入力OR回路906cの入力端子は1ライン後
領域信号データ格納部904の出力端子、第5及び第6
のフリップフロップ905e,905fの出力端子にそ
れぞれ接続されている。第1〜第3の3入力OR回路9
06a〜906cの出力端子は、第4の3入力OR回路
906dの入力端子にそれぞれ接続されている。
【0113】そして、3入力OR回路906dの出力は
領域信号データ保持部901に保持されている9つのデ
ータ領域のOR信号を出力している。従って、領域信号
データ保持部901に保持されている領域信号データの
内少なくとも1つの編集領域があると、3入力OR回路
906dから「1」が出力される。
【0114】第1の3入力AND回路907aの入力端
子は、1ライン前領域信号データ格納部902の出力端
子、第1及び第2のフリップフロップ905a,905
bの出力端子にそれぞれ接続されている。第2の3入力
AND回路907bの入力端子は領域信号データ格納部
903の出力端子、第3及び第4のフリップフロップ9
05c,905dの出力端子にそれぞれ接続されてい
る。第3の3入力AND回路907cの入力端子は1ラ
イン後領域信号データ格納部904の出力端子、第5及
び第6のフリップフロップ905e,905fの出力端
子にそれぞれ接続されている。第4の3入力AND回路
907dの入力端子は、第4の3入力OR回路906d
の出力端子、後述する3NAND回路908の出力端
子、後述するNOT回路909の出力端子にそれぞれ接
続されている。
【0115】そして、第4の3入力AND回路907d
の出力端子から「1」、即ち補間処理信号が出力される
条件とは、注目データ(中心データ)が編集領域ではな
く且つ注目データの周辺データに編集領域であるデータ
が存在する、即ち注目データが編集領域に接している状
態であることである。
【0116】908は3入力NAND回路で、その入力
端子は出力端子は、第1〜第3の3入力AND回路90
7a〜907cの出力端子にそれぞれ接続されている。
また、3入力NAND回路908の出力端子は、第4の
3入力AND回路907dの入力端子に接続されてい
る。そして、3入力NAND回路908の出力端子から
は、領域信号データ保持部901に保持されている9つ
のデータ領域のNANDの演算結果を示す信号を出力し
ている。従って、領域信号データ保持部901に保持さ
れている領域信号データの内少なくとも1つの編集領域
でないと、3入力NAND回路908から「1」が出力
される。
【0117】909はNOT回路で、その入力端子は第
3のフリップフロップ905cの出力端子に且つ出力端
子は第4の3入力AND回路907dの入力端子にそれ
ぞれ接続されている。そして、NOT回路909の出力
端子から、領域信号データ保持部901に保持されてい
る9つの領域信号データの中心となるデータの反転信号
を出力している。従って、領域信号データ保持部901
の中心データが「0」、即ち編集領域でないと「1」が
出力される。
【0118】以上の構成から、本実施の形態に係る画像
処理装置における補間処理部307(図3参照)から出
力される編集領域信号は、メモリ303(図3参照)内
のデータにおいて、編集領域信号に接しているデータに
対しては演算部505(図8参照)により補間処理を行
なったデータを、それ以外の部分ではメモリ303(図
3参照)から入力された編集領域信号をそのまま出力す
ることにより、境界線の近くで「白ヌケ」が発生する可
能性がある部分でのみ補間処理を行なうことができる。
【0119】〔第3の実施の形態〕次に、本発明の第3
の一実施の形態を図10〜図21に基づき説明する。
【0120】図10は、本発明の第3の実施の形態に係
る画像処理装置であるデジタルカラー複写機の内部構成
を示す側面図であり、同図中、1001は画像処理装置
(デジタルカラー複写機)で、筐体1001aの上部に
デジタルカラー画像リーダ部(以下、リーダ部と記述す
る)1002、該デジタルカラー画像リーダ部1002
の下部にデジタルカラー画像プリンタ部(以下、プリン
タ部と記述する)1003を有している。
【0121】リーダ部1002において、原稿1004
を原稿台ガラス1005上に載置し、光学系読み取り駆
動モータ1006により露光ランプ1007aを含む公
知の原稿走査ユニット1007を予め設定された一定の
速度で露光走査する。そして、原稿1004からの反射
光像を、レンズ1008によりフルカラーセンサ(CC
Dセンサ)1009に集光し、カラー色分解画像信号を
得る。このフルカラーセンサ1009としては、互いに
隣接して配置されたR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)のフィルタを付けた3ラインのCCDを用い
ている。前記カラー色分解画像信号は、画像処理部10
10及びコントローラ部1011にて画像処理が施され
た後、プリンタ部1003に送出される。
【0122】なお、原稿台ガラス1005の周辺には操
作部1005aが設けてあり、複写シーケンスに関する
各種モード設定を行うスイッチ及び表示用のデスプレイ
及び表示器が配置されている。
【0123】プリンタ部1003において、像担持体で
ある感光ドラム1012は図中矢印方向に回転自在に担
持されている。この感光ドラム1012の周囲には、前
露光ランプ1013、コロナ帯電器1014、レーザ露
光光学系1015、電位センサ1016、色の異なる4
個の現像器1017y,1017c,1017m,10
17Bk、これらの現像器1017y,1017c,1
017m,1017Bkを駆動する偏心カム1018
y,1018c,1018m,1018Bk、感光ドラ
ム1012上の光量を検知するドラム上光量検知手段1
019、転写装置1020及びクリーニング器1021
が配置されている。
【0124】レーザ露光光学系1015において、リー
ダ部1002からの画像信号は、レーザ出力部(図示省
略)にて光信号に変換され、該変換されたレーザ光がポ
リゴンミラー1022で反射され、レンズ1023及び
ミラー1024を通って感光ドラム12の面に投影され
る。
【0125】プリンタ部1002での画像形成時には、
感光ドラム1012を図中矢印方向に回転させ、前露光
ランプ1013で除電した後の感光ドラム1012を帯
電器1014により一様に帯電させて、各分解色ごとに
光像Eを照射して潜像を形成する。
【0126】次に、現像器1017y,1017c,1
017m,1017Bkのうちの所定の現像器を動作さ
せて、感光ドラム1012上のを潜像を現像し、感光ド
ラム1012上に樹脂を基体としたトナー画像を形成す
る。各現像器1017y,1017c,1017m,1
017Bkは、対応する偏心カム1018y,1018
c,1018m,1018Bkの動作により、各分解色
に応じて択一的に感光ドラム1012に接近するように
なっている。
【0127】更に、感光ドラム1012上のトナー画像
を、予め選択された記録材カセット1025a,102
5b,1025cの内の1つから搬送系及び転写装置1
020を介して感光ドラム1012と対向した位置に供
給された記録材(記録紙)に転写する。なお、この記録
材カセットの選択は、記録画像の大きさにより予めコン
トローラ部1011からの制御信号によりピックアアッ
プローラ1026a,1026b,1026cの内のい
ずれか1つが駆動されることにより行われる。
【0128】転写装置1020は、本実施の形態では転
写ドラム1020a、転写帯電器1020b、記録材を
静電させるための吸着帯電器1020c、この吸着帯電
器1020cと対向する吸着ローラ1020d、内側帯
電器1020e、外側帯電器1020fとを有してい
る。転写ドラム1020aは、回転駆動可能に軸支され
ており、その周面開口域にはポリカーボネートフィルム
等の誘電体シートからなる記録材担持シート1020g
が円筒状に一体に張設されている。ドラム状とされる転
写装置1020、つまり転写ドラム1020aを回転さ
せるに従って感光ドラム1012上のトナー画像は、転
写帯電器1020bにより記録材担持シート1020g
に担持された記録材上に転写される。
【0129】このように記録材担持シート1020gに
吸着されて搬送される記録材には所望数の色画像が転写
され、フルカラー画像が形成される。
【0130】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー画像の転写を終了すると、記録材は転写
ドラム1020aから分離爪1027a、分離押し上げ
コロ1027b及び分離帯電器1028の作用によって
分離され、熱ローラ定着器1029を介して排出トレー
1030に排出される。
【0131】また、転写後において感光ドラム1012
は、その表面に残留しているトナーがクリーニング器1
021により清掃除去された後、再度画像形成工程に供
される。
【0132】記録材の両面に画像を形成する場合には、
記録材が定着器1029を通過した後、直ちに搬送パス
切換ガイド1031を駆動し、記録材を搬送縦パス10
32を経て反転パス1033に一旦導いた後、反転ロー
ラ1034の逆転により送り込まれた際の記録材の後端
を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出さ
せ、中間トレー1035に収納する。その後、再び上述
した画像形成工程によって記録材のもう一方の面に画像
を形成する。
【0133】また、転写ドラム1020aの記録材担持
シート1020g上の粉体の飛散付着、記録材上のオイ
ルの付着等を防止するために、ファーブラシ1036と
記録材担持シート1020gを介してファーブラシ10
36に対向する第1のバックアップブラシ1037や、
オイル除去ローラ1038と記録材担持シート1020
gを介してオイル除去ローラ1038に対向する第2の
バックアップブラシ1039の作用により清掃を行う。
このような清掃は、画像形成前もしくは画像形成後に行
い、また、ジャム(紙づまり)発生時には随時行う。
【0134】また、本実施の形態においては、所望のタ
イミングで偏心カム1040を動作させ、転写ドラム1
020aと一体化しているカムフォロワ1020hを作
動させることにより、記録材担持シート1020gと感
光ドラム1012との間のギャップを任意に設定可能な
構成となっている。例えば、スタンバイ中、または電源
オフ時には、転写ドラム1020aと感光ドラム101
2との間隔を離間させる。
【0135】次に、画像処理部1010及びコントロー
ラ部1011を含む画像処理ブロックについて図11及
び図12を用いて説明する。図11及び図12は、画像
処理部1010、コントローラ部1011及びその周辺
の被制御部の構成を示すブロック図である。図11にお
いて、フルカラーセンサ(CCD)1009は、R(レ
ッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3ライン11
01,1102,1103のCCDで構成されており、
原稿からの1ラインの光情報を色分解して400dpi
の解像度でR,G,Bの電気信号を出力する。本実施の
形態では、1ラインとして最大297mm(A4サイズ
縦)の読み取りを行うため、CCDからはR,G,B各
々1ライン4677画素画像が出力される。
【0136】図11において、1104は同期信号生成
回路で、主走査アドレスカウンタ1104aや副走査ア
ドレスカウンタ1104b等より構成されている。主走
査アドレスカウンタ1104aは、感光ドラム1012
(図10参照)へのラインごとのレーザ記録の同期信号
であるBD信号によりラインごとにクリアされて、画素
クロック信号発生回路1105からのVCLK信号をカ
ウントし、フルカラーセンサ1009から読み出される
1ラインの画像情報の各画素に対応したカウント出力H
−ADRを出力する。このH−ADRは、0から500
0までアップカウントし、フルカラーセンサ1009か
ら1ライン分の画像信号を十分読み出せるようになって
いる。また、同期信号生成回路1104からは、ライン
同期信号LSYNCや画像信号の主走査有効区間信号V
Eや副走査有効区間信号PE等の各種のタイミング信号
を出力する。
【0137】図11において、1106はCCD駆動信
号生成回路で、H−ADRをデコードしてフルカラーセ
ンサ1009のシフトパルスよりセットパルスや転送ク
ロックであるCCD−DRIVE信号を発生する。これ
によりフルカラーセンサ1009からVCLK信号に同
期して、同一画素に対するR,G,Bの色分解画像信号
が順次出力される。1107はA/D変換回路で、R,
G,Bの各画像信号を8ビットのデジタル信号に変換す
る。1150はシェーディング補正回路で、フルカラー
センサ1009での画素ごとの信号出力のばらつきを補
正するための回路である。シェーディング補正回路11
50には、R,G,Bの各信号のそれぞれ1ライン分の
メモリを持ち、光学系により予め決められた濃度を持つ
白色板の画像を読み取って基準信号として用いる。
【0138】1151は副走査つなぎ回路で、フルカラ
ーセンサ1009により読み取られた画像信号が副走査
方向に8ラインずつずれるのを吸収するための回路であ
る。1152は入力マスキング回路で、入力信号R,
G,Bの色濁りを取り除くための回路である。
【0139】図11及び図12において、1153,1
163,1167はバッファで、ZO−ED信号がL
(ロー)レベルのとき画像信号を通し、ZO−ED信号
がH(ハイ)レベルのとき画像信号を通さなくする。通
常、編集機能を用いるときは、ZO−ED信号がLレベ
ルである。
【0140】図12において、1155は平滑化回路
で、画像信号を平滑化するフィルタ回路であり、5×5
のマトリクス演算を行う。1156は色変換回路で、R
GBの画像信号をHSL色空間座標に変換して、予め指
定され色を他の指定された色に変換して、再びRGBの
色空間に戻す機能を有する。また、多値の信号を一定の
しきい値で2値に変換することも可能である。1159
は外部装置で、画像信号を最大A3サイズまで記憶する
メモ装置や、該メモリ装置を制御するコンピュータ等か
ら構成される。外部装置1159の画像信号は、レッ
ド、グリーン、ブルー(RGB)信号、またはシアン、
マゼンダ、イエロー、ブラック(CMYK)信号、そし
て、2値信号の形式で入出力される。1158はインタ
ーフェイス(I/F)回路で、外部装置1159からの
画像信号と内部の画像信号とのタイミングと速度を合わ
せるための回路である。
【0141】図12において、1160はエリア(領
域)生成回路で、エディタ等により指定された領域を生
成して記憶する回路である。また、原稿にマーカーペン
等により描かれた画像を抽出したMARKER信号もエ
リア領域としてメモリに記憶される。また、図11のフ
ルカラーセンサ1009により読み取られた画像信号を
2値化したSC−BI信号は、2値画像信号としてZ−
BI出力信号に用いられる。このエリア生成回路116
0の内、エリア用のメモリ書き込み部とメモリ読み出し
部を後で詳細に説明する。
【0142】図12において、1157はRGB合成回
路で、図11のフルカラーセンサ1009により読み取
られたRGB画像信号と図12の外部装置1159から
のRGB画像信号とを合成するための回路である。ま
た、RGB合成回路1157は、図11のフルカラーセ
ンサ1009からのRGB画像信号と図12の外部装置
1159からの2値画像信号との合成も可能である。合
成する領域は、エリア生成回路1160からのAREA
信号により指定されるか、もしくは外部装置1159か
らのIPU−BI信号により指定される。また、合成に
は、図11のフルカラーセンサ1009からの画像信号
と図12の外部装置1159からの画像信号とを領域ご
とに独立して合成する置き換え合成と、2つの画像を同
時に重ねて透かし合わせたように合成する透かし合成も
可能である。この透かし合成では、2つの画像の内どち
らの画像をどれだけ透かして合成するかという透かし率
の指定も可能である。
【0143】図12において、1161は輪郭生成回路
で、図11のフルカラーセンサ1009により読み取ら
れた画像信号を2値化したSC−BI信号や、図12の
外部装置1159からの2値データであるIPU−BI
信号、またはエリア生成回路1160からの2値データ
Z−BI信号に対して輪郭を抽出し、影の生成を行う。
1162は黒文字判定回路で、入力された画像信号の特
徴を判定し、8種類の文字の太さ信号(太文字度)FT
MJ、エッジ信号EDGE、色信号IROを出力する。
【0144】図12において、1108は色空間圧縮回
路で、以下のマトリクス演算(1)を行う回路である。
【0145】R’=R+a11 a12 a13 a1
4 a15 a16 a17 a18×R−X G’=G+a21 a22 a23 a24 a25
a26 a27 a28×G−X B’=B+a31 a32 a33 a34 a35
a36 a37 a38×B−X (R−X)×(G−X) (G−X)×(B−X) (B−X)×(R−X) R×G×B (255−R)×(255−G)×(255−B) こ
こで、XはR,G,Bの最小値を表わす。
【0146】なお、色空間圧縮回路1108において予
め色空間圧縮を行うか否かの設定を行っておくことによ
り、領域信号AREAで色空間圧縮のオン/オフの切り
換えが可能となる。
【0147】図12において、1109は光量−濃度変
換回路(LOG変換回路)で、レッド、グリーン、ブル
ーの8ビットの光量信号を対数変換によりシアン
(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各8ビット
の濃度信号に変換する回路である。1110は出力マス
キング処理回路で、既知のUCR処理(下色除去処理)
によりC,M,Y3色の濃度信号からブラックの濃度信
号を抽出すると共に、各濃度信号に対応した現像剤の色
濁りを除去する既知のマスキング演算処理を施す回路で
ある。
【0148】図12において、1111は第1のセレク
タ回路で、上述のようにして生成されたM’,C’,
Y’,K’の各濃度信号の内から、現在使用する現像剤
に対応した色の信号を選択する回路である。ZO−TO
NER信号は、この色選択のために後述する図11のC
PU1130から発生される2ビットの信号であり、Z
O−TONER信号が0の場合にはM’信号が、ZO−
TONER信号が1の場合にはC’信号が、ZO−TO
NER信号が2の場合にはY’信号が、ZO−TONE
R信号が3の場合にはK’信号がREAD−DT信号と
して出力される。
【0149】図12において、1112はサンプリング
回路で、入力された画像信号R,G,B及びR,G,B
信号から生成された濃度信号NDを4画素ごとにサンプ
リングしてシリアルにR,G,B,ND信号として出力
する回路である。なお、濃度信号NDは、例えば(R+
G+B)/3で表わされる。1113は第2のセレクタ
回路で、SMP−SL信号がCPU130によりLレベ
ルを設定されたとき画像信号READ−DTを選択し、
SMP−SL信号が図11のCPU1130によりHレ
ベルを設定されたときサンプリング信号SMP−DTを
選択して出力する。
【0150】図12において、1164はCMYK合成
回路で、図11のフルカラーセンサ1009により読み
取られた画像信号と図12の外部装置1159より入力
されるCMYK形式の画像信号を合成するための回路で
ある。CMYK合成を行うときは、図11のフルカラー
センサ1009からの画像信号に応じて現在使用する現
像剤に対応した色信号が図12の外部装置1159より
1ページ分ずつ入力される。また、合成する領域は、図
12のRGB合成回路1157と同様にAREA信号も
しくはIPU−BI信号により切り換えを行う。また、
同様に透かし合成も可能である。
【0151】図12において、1165は色付け回路
で、例えば白黒画像に予め設定した色を付ける等の処理
を施す回路である。また、図12の外部装置1159か
らの2値の画像信号IPU−BIに対しても色付けを行
うことができる。更に、徐々に階調が変化するようなグ
ラデーションのパターンも作ることが可能である。11
66はF値補正回路で、図10のプリンタ部1003の
現像特性に応じたガンマ処理を行うと共に、モードごと
の濃度の設定も可能である。
【0152】図11において、1114は変倍回路で、
画像信号1ライン分のメモリを持ち、主走査方向の画像
信号の拡大、縮小や画像を斜めにして出力する斜体処理
を行う回路である。また、サンプリング時には、メモリ
にサンプリングデータを蓄積したヒストグラムの作成に
用いる。1168はテクスチャ回路で、フルカラーセン
サ1009で読み取られたカラー画像信号に、予めフル
カラーセンサ1009により読み取られた画像信号を2
値化したパターンもしくは図12の外部装置1159か
ら入力された2値化パターンを合成して出力する回路で
ある。1169はスムージング回路、1170はエッジ
強調回路で、各々5×5のフィルタから構成されてい
る。1171はアドオン回路で、画像信号を特定のコー
ド化されたパターンで出力する回路である。115はレ
ーザコントローラで、8ビットの濃度信号であるビデオ
(VIDEO)信号に応じてレーザの発光量を制御する
ものである。このレーザ光は、図10のポリゴンミラー
1022で感光ドラム1012の軸方向に走査され、こ
の感光ドラム1012に1ラインの静電潜像を形成す
る。
【0153】図11において、1116は図10の感光
ドラム1012に近接して設けられたフォトディテクタ
で、感光ドラム1012を走査する直前のレーザ光の通
過を検出して1ラインの同期信号BDを発生する。
【0154】図12において、1173はエリアLUT
(ルックアップテーブル)回路で、エリア生成回路11
60からのエリア(AREA)信号に応じて各モードの
設定を行う。エリアLUT回路1173の出力であるL
OGCD信号は、LOG変換回路1109のLOGテー
ブルをスルー設定等に切り換えたり、UCRCD信号は
出力マスキング処理回路1110でトリミングやマスキ
ングを行ったり、FCD信号はF値補正回路1166の
F値の大きさを変えたりする。また、ACD6信号は色
付け回路1165へ、NCD信号はCMYK合成回路1
164へ、KCD信号は後述する黒文字LUT回路11
72へそれぞれ接続されており、それぞれ各種モードの
設定を行う。
【0155】図12において、1172は黒文字LUT
回路で、黒文字判定回路1162の出力により様々な処
理を行う。例えば、UCR−SL信号は、出力マスキン
グ処理回路1110のUCR量を変化させて、より黒い
文字と判定した領域には黒の量をより多くしてC,M,
Yの量をより少なくして現像する等の処理を行う。ま
た、EDGE−SL信号は、図11のスムージング回路
1169及びエッジ強調回路1170では黒い文字の領
域ほどエッジの部分が強調されるようなフィルタに切り
換える設定を行う。更に、図12の黒文字LUT回路1
172の出力であるSNS−SL信号は図11のレーザ
ーコントローラ1115においてPWM(パルス幅変
調)制御の400線/200線の線数切り換えを行う。
つまり、黒い文字と判定した領域では解像度を上げるた
めに400線で現像を行い、他の画像領域では階調度を
上げるために200線で行う。
【0156】図11において、1118はフォトセンサ
で、図10の転写ドラム1020aが所定位置に来たこ
とを検出してページ同期信号ITOPを発生し、同期信
号生成回路1104の副走査アドレスカウンタ1104
bを初期化すると共に、CPU1130に入力される。
1130はCPU(中央演算処理装置)で、画像読み取
り動作及び画像記録動作の制御を行う。1131は読取
駆動モータコントローラで、図10の読み取り駆動モー
タ1006の前進/後進及び速度の制御を行うものであ
る。1132はI/Oポートで、複写動作の制御に必要
な上記以外のセンサーやアクチュエータを制御するもの
である。このI/Oポート1132の中に図10の記録
材カセット1025a〜1025cから記録材を供給す
るPF信号も含まれる。また、その他の信号として、図
10の記録材カセット1025a〜1025cに取り付
けられた図示されていない記録材サイズセンサーにより
記録材のサイズが検知され、その検知信号がI/Oポー
ト1132からCPU1130に入力される。
【0157】図11において、1051aはコピー枚数
や各種動作モードを指示するための操作部である。11
33はROM(リードオンリーメモリ)で、CPU11
30で用いるプログラムや予め決められた設定値が格納
されている。1134はRAM(ランダムアクセスメモ
リ)で、データの一時的な保存や新たに設定された設定
値等が格納されている。
【0158】次に、エリア生成回路1160の内のメモ
リ書き込み部について図13を用いて説明する。図13
は、エリア生成回路1160の内のメモリ書き込み部の
構成を示すブロック図である。同図において、入力信号
VI1は図12のMARKER信号に相当し、400d
piの画像信号であり、2値化された4種類の画像信号
が入力される。300はラインメモリ(FIFO)で、
5120画素分のデータを記憶できる。信号VI1をF
IFO300で1ライン遅延させて信号VI2を生成す
る。1301は第1の除去回路で、フリップフロップ
(F/F)1301aとANDゲート1301bとから
なり、信号VI1の1画素の孤立点の除去を行う。13
02は第2の除去回路で、フリップフロップ(F/F)
1302aとANDゲート1302bとからなり、信号
VI2の1画素の孤立点の除去を行う。第1及び第2の
除去回路1301,1302の出力は、ANDゲート1
303に入力される。
【0159】1304はOR回路で、3個のフリップフ
ロップ1304a,1304b,1304cと1個のO
Rゲート130dとから構成され、4画素分の信号のO
Rをとる回路である。1305はORゲート、1306
はANDゲート、1308はラインメモリ(FIFO)
で、5120画素分のデータを記憶できる。1307は
コントロール(CNT)回路で、FIFO1308から
の信号をANDゲート1306で制御するための回路で
あり、4ラインごとに3ライン分だけANDゲート13
06をイネーブルにする。そして、ORゲート1305
では、主走査方向と副走査方向のそれぞれ4画素分ずつ
の16画素分の画像信号のORとして出力される。
【0160】1309はFIFO1308のコントロー
ル回路で、リードイネーブル信号及びライトイネーブル
信号を生成する。1310a,1310b,1310
c,1310dはシリアルパラレル変換回路であり、こ
こではORゲート1305から4分の1画素クロックが
入力されることにより、入力信号は4分の1に間引きさ
れつつ、それぞれ16個の画像信号が1つにまとめられ
る。1311a,1311b,1311c,1311d
はフリップフロップ(F/F)で、シリアルパラレル変
換回路1310a〜1310dの出力信号が入力され
る。1312はセレクタ回路で、F/F1311a〜1
311dの出力信号が入力される。1313はページメ
モリで、セレクタ回路1312の出力信号が入力され
る。
【0161】そして、画像信号がシリアルパラレル変換
回路1310a〜1310dにより1つにまとめられた
後、F/F1311a〜1311dとセレクタ回路13
12によりタイミングを計りながら16画素分の信号V
O1が一度にページメモリ1313に書き込まれる。ま
た、セレクタ回路1312のセレクト信号PSLは8ク
ロックごとに0123を繰り返して選択する。そして、
信号VO1が書き込まれるタイミングは、4ラインに一
度で且つ64クロックに一度となる。つまり、画像信号
は主走査及び副走査それぞれ4分の1に間引きされるた
め、100dpi相当の画像になる。
【0162】1314は制御信号生成回路で、ページメ
モリ1313を制御するための制御信号であるライトイ
ネーブル信号MWENや、アドレス信号MAD、RA
S、CASを生成する。
【0163】図15にページメモリ1313に書き込む
ときのアドレスマップを示す。同図において、アドレス
80000hからFFFFFhまでは領域用メモリ空間
であり、R,G,B,黒の各色に対応したそれぞれ4つ
のブロックに分かれている。
【0164】また、図17にページメモリ1313に書
き込むときの制御信号の出力タイミングを示す。同図に
おいては、4ライン目ごとのタイミングを表わし、64
クロックごとにそれぞれ4つの領域用画像信号を異なる
アドレスに書き込んでいる。1,2,3ライン目では、
ページメモリ1313への書き込みは行わない。
【0165】次に、図12のエリア生成回路1160の
内のメモリ読み出し部について図14を用いて説明す
る。図14は、エリア生成回路1160の内のメモリ読
み出し部の構成を示すブロック図である。同図におい
て、1401a,1401b,1401c,1401
d,1401e,1401f,1401g,1401h
はフリップフロップ(F/F)で、ページメモリ131
3から読み出された画像信号を8クロックごとにSLD
I信号に切り換えることによってタイミングを合わせて
各F/F401a〜401hのいずれかにラッチさせ
る。1402a,1402b,1402c,1402
d,1402e,1402f,1402g,1402h
はパラレルシリアル変換回路で、各F/F1401a〜
1401hから4分の1クロック信号が入力され、16
画素分の画像信号を1画素分ずつシリアルに出力する。
また、読み出される画像信号は、4ラインは同じライン
分の信号が繰り返し出力され、4ラインごとに更新され
る。
【0166】1403,1404はラインメモリ(FI
FO)で、それぞれ1ラインずつ画像信号を遅延させ、
また、4ラインずつ同じ画像信号を出力させる。140
5a,1405b,1405c,1405d,1405
e,1405f,1405g,1405h,1405i
はフリップフロップ(F/F)で、それぞれ4分の1の
クロック信号が入力される。1406はパターン検出回
路、1407はパターン出力回路である。
【0167】そして、パターン検出回路406で、予め
記憶されている複数のパターンと3×3のエリア信号を
比較し、その比較結果に応じてパターン出力回路407
から変換された適当なパターンが出力される。つまり、
ここでエリア信号は、100dpi相当の信号から40
0dpi相当の信号に解像度変換される。
【0168】図18にパターンの一例を示す。同図の
(a)におけるa,b,c,d,e,f,g,h,i
は、パターン検出用の3×3のパターン、同図の(b)
におけるa,b,c,d,e,f,g,h,iは、パタ
ーン検出用の3×3のパターン、A,B,C,D,E,
F,G,H,I,J,K,L,M,N,O,Pは、パタ
ーンa〜iの入力によって解像度変換されて出力される
400dpi相当のエリア信号に対応するパターンであ
る。例えば、同図の(c)に示すパターンをパターン検
出回路406で検出したとき、パターン出力回路407
では、同図の(d)に示すようなパターンを出力する。
【0169】また、図14における1408はエッジ検
出回路で、エリアの外側周辺部分を検出する。VI1
(K)信号は、2値化された400dpiの黒画像信号
であり、ROOP信号は閉ループのエリアであることを
示す信号であり、エリアメモリの内、閉ループエリアに
相当するアドレス信号を参照して作られている。そし
て、AND回路409では、閉ループエリアの外側周辺
部分で且つ黒画像信号でない画素をエリア信号に変換す
る。そして、OR回路410で他のエリアと合成され
る。こうして、黒画像信号と閉ループエリアの隙間を埋
め合わせることが可能となる。
【0170】図19に閉ループエリアの周辺部での処理
を示す。例えば、同図の(a)におけるA部分は図14
のパターン出力回路1407で解像度変換された閉ルー
プエリアであり、B部分は黒画像領域である。閉ループ
エリアの外側周辺部分の変換処理を行うと、図19の
(a)におけるC部分もエリアと判断されて同図の
(b)に示すようになる。
【0171】図16にメモリ読み出し時のメモリマップ
の一例を示す。同図に示すように8つのブロックにそれ
ぞれ各色の編集された領域が割り当てられている。ここ
でポイントとは予め点で指定された後に編集された領域
を表わし、ループとは予め閉領域で指定された後に編集
された領域を表わす。kは黒画像の領域である。
【0172】図20にメモリ読み出し時における制御信
号の出力タイミングを示す。同図に示すように64クロ
ックごとに8つのブロックから1つずつ画像信号を読み
出していく。また、読み出す画像のアドレスは4ライン
ごとに更新される。
【0173】次に、上記構成の画像処理装置の動作を図
212のフローチャートに基づき説明する。このフロー
チャートに示す処理動作を実行するためのプログラム
は、図12のROM1133に格納され、CPU113
0によりROM1133から前記プログラムが読み出さ
れ、該プログラムに従ってCPU1130により実行さ
れる。
【0174】まず、予め白黒原稿の任意の編集領域に、
カラーマーカーペン(例えば、赤色のマーカーペン)等
によりマーキングを施しておく。原稿を図10の原稿台
ガラス1005の上に載置セットした後、ステップS2
101で図10の操作部1005aにあるコピースター
トキーを押すことにより、ステップS2102で図10
のリーダ部1002の光学系が原稿をプリスキャンして
画像信号を読み込む。該読み込まれたR,G,Bの各画
像信号は、ステップS2103でHSL空間に変換され
た後に、一定の範囲のしきい値によりR(レッド)、G
(グリーン)、B(ブルー)の3色のマーカー信号及び
Bk(ブラック)の画像信号として2値化される。この
マーカー信号は、ステップS2104で図11のエリア
生成回路1160のメモリコントローラに入力され、4
画素ごと且つ4ラインごとに間引きされた画像信号が各
色ごとにエリアメモリに書き込まれる。
【0175】次に、ステップS2105で図12のCP
U1130またはエリアコントローラがエリアメモリの
内、R画像信号の書き込まれたアドレスを検索する。更
に、ステップS2106で前記ステップS2105にお
いて検索されたマーキング位置に対応するアドレスに囲
まれた内部を塗りつぶす等の編集処理を行う。このよう
な処理を他のアドレスでも行うことにより、3ビットの
エリアコード信号が生成される。
【0176】次に、ステップS2107で再び図10の
リーダ部1002の光学系が原稿をスキャンして画像信
号を読み込む。次に、ステップS2108でエリアコー
ド信号がエリアメモリから読み出され、図13のシリア
ルパラレル変換回路1310a〜1310dによりパラ
レルシリアル変換されながら出力される。また、パター
ン検出を行いながら100dpi相当から400dpi
相当に解像度変換されながら出力される。このとき黒画
像で囲まれた閉ループエリアでは、更に閉ループエリア
と黒画像との間の隙間を埋める処理も行う。そして、ス
テップS2109で画像信号が図10の現像器17y,
17c,17m,17Bkの内の所定の現像器により現
像され、記録材にプリントされて出力され、図10の排
出トレー1030から排出される。
【0177】(第4の実施の形態)上述した第3の実施
の形態では、400dpi相当の黒画像信号と閉ループ
エリアの外側周辺部とを検出して黒画像信号部とエリア
信号部との間の隙間を埋めたが、エリアメモリに書き込
まれた黒画像信号を参照しても可能である。このとき、
エリアメモリに書き込まれた100dpi相当の黒画像
信号の内、CPU1130用に閉ループとして使用する
黒画像信号のみを残して、他の黒画像信号をエリアメモ
リから消去する。そして、エリアメモリから読み出すと
きに、残った100dpi相当の黒画像信号領域の周辺
部分のみに注目して、400dpi相当の黒画像信号と
閉ループエリアとの間の隙間を埋めることが可能にな
る。
【0178】また、上述した第3の実施の形態では黒画
像信号のみに着目したが、もちろん他の色でも同様のこ
とが可能である。
【0179】更に、エリアを解像度変換する際に、予め
決められたパターンでパターンマッチングして解像度変
換するか、更に、画像信号を利用して解像度変換するか
を、領域指定時のモードにより固定したり、自動で切り
換えたりすることも可能であり、或いは、操作部等によ
り指定することも可能である。
【0180】(第5の実施の形態)次に本発明の画像処
理方法及び装置に使用する記憶媒体について、図22〜
図23を用いて説明する。
【0181】画像編集処理を行なう画像処理装置を制御
するプログラムを格納する記憶媒体には、図22に示す
ように、少なくとも「原稿読取モジュール」、「データ
抽出モジュール」、「第1のデータ格納モジュール」、
「データ圧縮モジュール」、「第2のデータ格納モジュ
ール」、「第3のデータ格納モジュール」、「データ伸
張モジュール」、「演算モジュール」、「編集領域決定
モジュール」、「画像編集モジュール」の各モジュール
のプログラムコードを格納すればよい。
【0182】ここで、「原稿読取モジュール」は、原稿
を読み取るためのプログラムモジュールである。「デー
タ抽出モジュール」は、前記「原稿読取モジュール」に
より読み取られた原稿の画像データから画像編集領域を
指定するための第1のデータ及び画像編集領域の境界線
を表わすための第2のデータを抽出するためのプログラ
ムモジュールである。また、「第1のデータ格納モジュ
ール」は、前記「データ抽出モジュール」から出力され
た第2のデータを第1のメモリに格納するためのプログ
ラムモジュールである。また、「データ圧縮モジュー
ル」は、前記「データ抽出モジュール」から出力された
第1及び第2のデータを圧縮し第1及び第2の圧縮デー
タを生成するためのプログラムモジュールである。
【0183】また、「第2のデータ格納モジュール」
は、前記「データ圧縮モジュール」により生成された第
1の圧縮データを第2のメモリに格納するためのプログ
ラムモジュールである。また、「第3のデータ格納モジ
ュール」は、前記「データ圧縮モジュール」により生成
された第2の圧縮データを第3のメモリに格納するため
のプログラムモジュールである。また、「データ伸張モ
ジュール」は、前記「原稿読取モジュール」により読み
取られた原稿の画像データ及び前記各メモリに格納され
ているデータを参照してデータの伸張を行なうためのプ
ログラムモジュールである。「演算モジュール」は、前
記第1の圧縮データと前記第2の圧縮データを用いて演
算を行うためのプログラムモジュールである。
【0184】また、「編集領域決定モジュール」は、前
記第1のメモリに格納された第2のデータ及び前記「演
算モジュール」の演算結果を参照して編集領域を決定す
るためのプログラムモジュールである。また、「編集領
域決定モジュール」は、前記「演算モジュール」の演算
結果により、前記「データ伸張モジュール」の出力と前
記演算結果を格納する前記メモリからの出力とを選択し
て出力する出力選択モジュールを有する。また、「画像
編集モジュール」は、前記「原稿読取モジュール」によ
り読み取られた原稿の画像データに対して前記「編集領
域決定モジュール」から出力された編集信号に基づいて
予め決められた編集を行なうためのプログラムモジュー
ルである。また、前記「演算モジュール」の演算結果
は、前記第2のメモリ及び前記第3のメモリの少なくと
も一方に格納される。
【0185】図22及び図23において、前記画像編集
領域を指定するための領域指定用データは、前記原稿上
に付けられた点、閉曲線等の印であり、この印は蛍光色
により前記原稿上に付けられる。
【0186】また、画像編集処理を行なう画像処理装置
を制御するプログラムを格納する前記図22に示す記憶
媒体とは異なる記憶媒体には、図23に示すように、少
なくとも「原稿読取モジュール」、「第1のデータ格納
モジュール」、「データ圧縮モジュール」、「第2のデ
ータ格納モジュール」、「画像編集領域指示モジュー
ル」、「位置検出モジュール」、「第3のデータ格納モ
ジュール」、「演算モジュール」、「データ伸張モジュ
ール」、「編集領域決定モジュール」、「画像編集モジ
ュール」の各モジュールのプログラムコードを格納すれ
ばよい。
【0187】ここで、「原稿読取モジュール」は、原稿
を読み取るためのプログラムモジュールである。また、
「第1のデータ格納モジュール」は、前記「原稿読取モ
ジュール」により読み取られた原稿の画像データを第1
のメモリに格納するためのプログラムモジュールであ
る。また、「データ圧縮モジュール」は、前記「原稿読
取モジュール」により読み取られた原稿の画像データを
圧縮するためのプログラムモジュールである。また、
「第2のデータ格納モジュール」は、前記「データ圧縮
モジュール」により圧縮された圧縮データを第2のメモ
リに格納するためのプログラムモジュールである。ま
た、「画像編集領域指示モジュール」は、画像編集領域
を指示するためのプログラムモジュールである。
【0188】また、「位置検出モジュール」は、「前記
画像編集領域指示モジュール」により指示された画像編
集領域の原稿上での位置を検出するためのプログラムモ
ジュールである。また、「第3のデータ格納モジュー
ル」は、前記「位置検出モジュール」の出力に基づいて
前記第2のメモリの所定位置にデータを格納するための
プログラムモジュールである。また、「演算モジュー
ル」は、前記第1のメモリに格納されたデータと前記第
2のメモリに格納されたデータとを用いて演算を行うた
めのプログラムモジュールである。また、「データ伸張
モジュール」は、前記「原稿読取モジュール」により読
み取られた原稿の画像データ及び前記各メモリに格納さ
れているデータを参照してデータの伸張を行なうための
プログラムモジュールである。
【0189】また、「編集領域決定モジュール」は、前
記メモリに格納された画像データ及び前記「演算モジュ
ール」の演算結果を参照して編集領域を決定するための
プログラムモジュールである。また、「画像編集モジュ
ール」は、前記「原稿読取モジュール」により読み取ら
れた原稿の画像データに対して前記「編集領域決定モジ
ュール」から出力された編集信号に基づいて予め決めら
れた編集を行なうためのプログラムモジュールである。
また、前記「演算モジュール」の演算結果は、前記第1
のメモリ及び前記第2のメモリの少なくとも一方に格納
される。
【0190】図22及び図23において、前記画像編集
領域を指定するための領域指定用データは、前記原稿上
に付けられた点、閉曲線等の印であり、この印は蛍光色
により前記原稿上に付けられる。
【0191】また、画像編集処理を行なう画像処理装置
を制御するプログラムを格納する前記図22及び図23
に示す記憶媒体とは異なる記憶媒体には、図24に示す
ように、少なくとも「処理領域指定モジュール」、「処
理領域生成モジュール」、「解像度変換モジュール」、
「切り換えモジュール」の各モジュールのプログラムコ
ードを格納すればよい。
【0192】ここで、「処理領域指定モジュール」は、
画像処理領域を指定するためのプログラムモジュールで
ある。また、「処理領域生成モジュール」は、前記「処
理領域指定モジュール」の入力に基づいて画像処理領域
を生成するためのプログラムモジュールである。また、
「解像度変換モジュール」は、前記「処理領域生成モジ
ュール」からの出力信号の解像度を前記「処理領域指定
モジュール」の入力信号の解像度よりも高く変換するた
めのプログラムモジュールである。また、「解像度変換
モジュール」は、前記「処理領域生成モジュール」によ
り生成された領域の一部の形状を複数の形状パターンと
比較する「パターン比較モジュール」と、該「パターン
比較モジュール」の比較結果に基づいて前記「解像度変
換モジュール」における変換処理の種類を切り換える
「切り換えモジュール」とを有する。また、「切り換え
モジュール」は前記画像信号を利用するか否かを前記
「処理領域指定モジュール」により指定された処理領域
指定モードに応じて切り換えるためのプログラムモジュ
ールである。また、前記「パターン比較モジュール」の
比較処理は、画像信号を利用する。
【0193】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1〜
16記載の画像処理方法及び請求項17〜32記載の画
像処理装置によれば、周辺画素の編集領域信号及び間引
きを行なう前の画像データを参照してメモリから出力さ
れた編集領域信号に対する補間処理を行なうことによ
り、メモリ容量を増やすことなしに、境界線と編集領域
との間に発生する隙間(白ヌケ)を抑制することができ
るという効果を奏する。
【0194】また、本発明の請求項33〜35記載の画
像処理方法及び請求項36〜38記載の画像処理装置に
よれば、パターンマッチングの際に実際の画像からのデ
ータを利用するので、メモリ書き込みの際に落とされた
画像の細かい隙間等の情報を出力時に補うことができる
という効果を奏する。
【0195】更に、本発明の請求項39〜57記載の記
憶媒体によれば、上述した画像処理装置を円滑に制御す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の内部構成を示す側面図である。
【図2】同画像処理装置における画像処理ユニットの内
部構成を示すブロック図である。
【図3】同画像処理ユニットにおける領域信号生成回路
の内部構成を示すブロック図である。
【図4】同領域信号生成回路における補間処理部を用い
て補間処理を行った出力結果を示す図である。
【図5】同領域信号生成回路における補間処理部の内部
構成を示すブロック図である。
【図6】同補間処理部における演算部の入力−出力の対
応表である。
【図7】同演算部におけるデータと走査方向との関係を
示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置
の領域信号生成回路における補間処理部の内部構成を示
すブロック図である。
【図9】同領域信号生成回路における補間処理部の内部
構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装
置の内部構成を示す側面図である。
【図11】同画像処理装置における画像処理部、コント
ローラ部及びその周辺の被制御部の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図12】同画像処理装置における画像処理部、コント
ローラ部及びその周辺の被制御部の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図13】同画像処理装置におけるエリア生成回路のう
ちのメモリ書き込み部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図14】同画像処理装置におけるエリア生成回路のう
ちのメモリ読み出し部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図15】同画像処理装置におけるページメモリに書き
込むときのアドレスマップを示す図である。
【図16】同画像処理装置におけるページメモリから読
み出すときのメモリマップを示す図である。
【図17】同画像処理装置におけるページメモリに書き
込むときの制御信号の出力タイミングを示す図である。
【図18】同画像処理装置におけるパターンを示す図で
ある。
【図19】同画像処理装置における閉ループエリアの周
辺部での処理例を示す図である。
【図20】同画像処理装置のメモリ読み出し時における
制御信号の出力タイミングを示す図である。
【図21】同画像処理装置の動作制御手順を示すフロー
チャートである。
【図22】本発明の記憶媒体に格納するプログラムの各
プログラムモジュールを示す図である。
【図23】図22に示す記憶媒体とは異なる本発明の記
憶媒体に格納するプログラムの各プログラムモジュール
を示す図である。
【図24】図22及び図23に示す記憶媒体とは異なる
本発明の記憶媒体に格納するプログラムの各プログラム
モジュールを示す図である。
【図25】マーカーにより原稿上に1点指示を行った場
合の印字結果を示す図である。
【図26】マーカーにより原稿上にループ指示を行った
場合の印字結果を示す図である。
【図27】ディジタイザにより原稿上に1点指示を行っ
た場合の印字結果を示す図である。
【図28】ディジタイザにより原稿上に閉領域指示を行
った場合の印字結果を示す図である。
【図29】画像データの間引き処理を行う間引き処理部
の内部構成を示すブロック図である。
【図30】画像データの補間処理を行うための演算式を
示す図である。
【図31】データ間引き後に図30の演算式による補間
処理を行った出力結果を示す図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置(デジタルカラー複写機) 2 筐体 3 デジタル画像リーダー部(リーダー部) 4 デジタル画像プリンタ部(プリンタ部) 5 原稿 6 原稿台ガラス 7 操作部 8 露光ランプ 9 レンズ 10 フルカラーセンサ(CCDセンサ) 11 増幅回路 12 画像処理ユニット 13 レーザ出力部 14 ポリゴンミラー 15 感光ドラム 16 帯電器 17y 現像器 17c 現像器 17m 現像器 17Bk 現像器 18 記録材カセット 19 転写ドラム 20 定着器 21 排出トレイ 201 シェーディング補正回路 202 入力マスキング回路 203 RGB編集回路 204 色空間圧縮回路 205 光量−濃度変換回路(LOG変換回路) 206 出力マスキング回路 207 CMYK編集回路 208 濃度補正回路 209 変倍回路 210 空間フィルタ回路 211 黒文字処理回路 212 領域信号生成回路 301 間引き処理部 302 第1のデータ変換部 303 メモリ 304 CPU(中央演算処理装置) 305 領域拡張用IC(集積回路) 306 第2のデータ変換部 307 補間処理部 501 セレクタ 502 周辺データ保持部 503 第1のラインメモリ 504 第2のラインメモリ 505 演算部 801 補間処理信号生成部 802 セレクタ 901 領域信号データ保持部 902 1ライン前領域信号データ格納部 903 領域信号データ格納部 904 1ライン後領域信号データ格納部 905a フリップフロップ(F/F) 905b フリップフロップ(F/F) 905c フリップフロップ(F/F) 905d フリップフロップ(F/F) 905e フリップフロップ(F/F) 905f フリップフロップ(F/F) 906a 3ラインOR回路 906b 3ラインOR回路 906c 3ラインOR回路 906d 3ラインOR回路 907a 3ラインAND回路 907b 3ラインAND回路 907c 3ラインAND回路 907d 3ラインAND回路 908 3ラインNAND回路 909 NOT回路 1001 画像処理装置(デジタルカラー複写機) 1002 リーダー部 1003 プリンタ部 1004 原稿 1005 原稿台ガラス 1006 光学系読取駆動モータ 1007 原稿走査ユニット 1008 レンズ 1009 フルカラーセンサ(CCD) 1010 画像処理部 1011 コントローラ部 1012 感光ドラム 1013 前露光ランプ 1014 コロナ帯電器 1015 レーザ露光光学系 1016 電位センサ 1017y 現像器 1017c 現像器 1017m 現像器 1017Bk 現像器 1018y カム 1018c カム 1018m カム 1018Bk カム 1019 ドラム上光量検知手段 1020 転写装置 1021 クリーニング器 1022 ポリゴンミラー 1023 レンズ 1024 ミラー 1025a 記録材カセット 1025b 記録材カセット 1025c 記録材カセット 1026a ピックアップローラ 1026b ピックアップローラ 1026c ピックアップローラ 1028 分離帯電器 1029 熱ローラ定着器 1030 排出トレー 1031 搬送パス切換ガイド 1032 搬送縦パス 1033 反転パス 1034 反転ローラ 1035 中間トレー 1036 ファーブラシ 1037 バックアップブラシ 1038 オイル除去ローラ 1039 バックアップブラシ 1040 偏心カム 1051 操作部 1104 同期信号生成回路 1105 画素クロック信号発生回路 1106 CCD駆動信号生成回路 1107 A/D変換回路 1108 色空間圧縮回路 1109 光量−濃度(LOG)変換回路 1110 出力マスキング処理回路 1111 セレクタ回路 1112 サンプリング回路 1113 セレクタ回路 1114 変倍回路 1115 レーザコントローラ 1116 フォトディテクタ 1118 フォトセンサ 1130 CPU(中央演算処理装置) 1131 読取駆動モータコントローラ 1132 I/Oポート 1133 ROM(リードオンリーメモリ) 1134 RAM(ランダムアクセスメモリ) 1150 シェーディング補正回路 1151 副走査つなぎ回路 1152 入力マスキング処理回路 1153 バッファ 1155 平滑回路 1156 色変換回路 1157 RGB合成回路 1158 I/F回路 1159 外部装置 1160 エリア生成回路 1161 輪郭生成回路 1162 黒文字判定回路 1163 バッファ 1164 CMYK合成回路 1165 色付け回路 1166 F値補正回路 1167 バッファ 1168 テクスチャ回路 1169 スムージング回路 1170 エッジ強調回路 1171 アドオン回路 1172 黒文字LUT回路 1173 エリアLUT回路 1300 ラインメモリ(FIFO) 1301 除去回路 1302 除去回路 1303 ANDゲート 1304 OR回路 1305 ORゲート 1306 ANDゲート 1307 コントロール(CNT)回路 1308 ラインメモリ(FIFO) 1309 コントロール回路 1310a シリアルパラレル変換回路 1310b シリアルパラレル変換回路 1310c シリアルパラレル変換回路 1310d シリアルパラレル変換回路 1311a フリップフロップ(F/F) 1311b フリップフロップ(F/F) 1311c フリップフロップ(F/F) 1311d フリップフロップ(F/F) 1312 セレクタ回路 1313 ページメモリ 1314 制御信号生成回路 1401a フリップフロップ(F/F) 1401b フリップフロップ(F/F) 1401c フリップフロップ(F/F) 1401d フリップフロップ(F/F) 1401e フリップフロップ(F/F) 1401f フリップフロップ(F/F) 1401g フリップフロップ(F/F) 1401h フリップフロップ(F/F) 1402a パラレルシリアル変換回路 1402b パラレルシリアル変換回路 1402c パラレルシリアル変換回路 1402d パラレルシリアル変換回路 1402e パラレルシリアル変換回路 1402f パラレルシリアル変換回路 1402g パラレルシリアル変換回路 1402h パラレルシリアル変換回路 1403 ラインメモリ(FIFO) 1405a フリップフロップ(F/F) 1405b フリップフロップ(F/F) 1405c フリップフロップ(F/F) 1405d フリップフロップ(F/F) 1405e フリップフロップ(F/F) 1405f フリップフロップ(F/F) 1405g フリップフロップ(F/F) 1405h フリップフロップ(F/F) 1405i フリップフロップ(F/F) 1406 パターン検出回路 1407 パターン出力回路 1408 エッジ検出回路 1409 AND回路 1410 OR回路

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取る原稿読取工程と、該原稿
    読取工程により読み取られた原稿の画像データから画像
    編集領域を指定するための第1のデータ及び画像編集領
    域の境界線を表わすための第2のデータを抽出するデー
    タ抽出工程と、該データ抽出工程から出力された第2の
    データを第1のメモリに格納する第1のデータ格納工程
    と、前記データ抽出工程から出力された第1及び第2の
    データを圧縮し第1及び第2の圧縮データを生成するデ
    ータ圧縮工程と、該データ圧縮工程により生成された第
    1の圧縮データを第2のメモリに格納する第2のデータ
    格納工程と、前記データ圧縮工程により生成された第2
    の圧縮データを第3のメモリに格納する第3のデータ格
    納工程と、前記原稿読取工程により読み取られた原稿の
    画像データ及び前記各メモリに格納されているデータを
    参照してデータの伸張を行なうデータ伸張工程と、前記
    第1の圧縮データと前記第2の圧縮データを用いて演算
    を行う演算工程と、前記第1のメモリに格納された第2
    のデータ及び前記演算工程の演算結果を参照して編集領
    域を決定する編集領域決定工程と、前記原稿読取工程に
    より読み取られた原稿の画像データに対して前記編集領
    域決定工程から入力された画像データに対して前記編集
    領域決定工程から出力された編集信号に従って予め決め
    られた編集を行なう画像編集工程とを有し、前記演算工
    程の演算結果は、前記第2のメモリ及び前記第3のメモ
    リの少なくとも一方に格納されることを特徴とする画像
    処理方法。
  2. 【請求項2】 前記画像編集領域を指定するための領域
    指定用データは、前記原稿上に付けられた印であること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記印は点であることを特徴とする請求
    項2記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記印は閉曲線であることを特徴とする
    請求項2記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
    られることを特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
    られることを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付け
    られることを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記編集領域決定工程は前記演算工程の
    演算結果により、前記データ伸張工程の出力と前記演算
    結果を格納する前記メモリからの出力とを選択して出力
    する出力選択工程を有することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 原稿を読み取る原稿読取工程と、該原稿
    読取工程により読み取られた原稿の画像データを第1の
    メモリに格納する第1のデータ格納工程と、前記原稿読
    取工程により読み取られた原稿の画像データを圧縮する
    データ圧縮工程と、該データ圧縮工程により圧縮された
    圧縮データを第2のメモリに格納する第2のデータ格納
    工程と、画像編集領域を指示する画像編集領域指示工程
    と、該画像編集領域指示工程により指示された原稿上の
    位置を検出する位置検出工程と、該位置検出工程の出力
    に従って前記第2のメモリの所定位置にデータを格納す
    る第3のデータ格納工程と、前記第1のメモリに格納さ
    れたデータと前記第2のメモリに格納されたデータとを
    用いて演算を行う演算工程と、前記原稿読取工程により
    読み取られた原稿の画像データ及び前記各メモリに格納
    されているデータを参照してデータの伸張を行なうデー
    タ伸張工程と、前記メモリに格納された画像データ及び
    前記演算工程の演算結果を参照して編集領域を決定する
    編集領域決定工程と、前記原稿読取工程から入力された
    原稿の画像データに対して前記編集領域決定工程から出
    力された編集信号に従って予め決められた編集を行なう
    画像編集工程とを有し、前記演算工程の演算結果は、前
    記第1のメモリ及び前記第2のメモリの少なくとも一方
    に格納されることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記画像編集領域を指定するための領
    域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記印は点であることを特徴とする請
    求項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記印は閉曲線であることを特徴とす
    る請求項10記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項10記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項11記載の画像処理方
    法。
  15. 【請求項15】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項12記載の画像処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記編集領域決定工程は前記メモリに
    格納されている演算工程の演算結果により、前記データ
    伸張工程の出力と前記演算結果を格納するメモリからの
    出力とを選択して出力する出力選択工程を有することを
    特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 原稿を読み取る原稿読取手段と、該原
    稿読取手段により読み取られた原稿の画像データから画
    像編集領域を指定するための第1のデータ及び画像編集
    領域の境界線を表わすための第2のデータを抽出するデ
    ータ抽出手段と、該データ抽出手段から出力された第2
    のデータを第1のメモリに格納する第1のデータ格納手
    段と、前記データ抽出手段から出力された第1及び第2
    のデータを圧縮し第1及び第2の圧縮データを生成する
    データ圧縮手段と、該データ圧縮手段により生成された
    第1の圧縮データを第2のメモリに格納する第2のデー
    タ格納手段と、前記データ圧縮手段により生成された第
    2の圧縮データを第3のメモリに格納する第3のデータ
    格納手段と、前記原稿読取手段により読み取られた原稿
    の画像データ及び前記各メモリに格納されているデータ
    を参照してデータの伸張を行なうデータ伸張手段と、前
    記第1の圧縮データと前記第2の圧縮データを用いて演
    算を行う演算手段と、前記第1のメモリに格納された第
    2のデータ及び前記演算手段の演算結果を参照して編集
    領域を決定する編集領域決定手段と、前記原稿読取手段
    により読み取られた原稿の画像データに対して前記編集
    領域決定手段から入力された画像データに対して前記編
    集領域決定手段から出力された編集信号に従って予め決
    められた編集を行なう画像編集手段とを有し、前記演算
    手段の演算結果は、前記第2のメモリ及び前記第3のメ
    モリの少なくとも一方に格納されることを特徴とする画
    像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記画像編集領域を指定するための領
    域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
    とを特徴とする請求項17記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記印は点であることを特徴とする請
    求項18記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記印は閉曲線であることを特徴とす
    る請求項18記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項18記載の画像処理装
    置。
  22. 【請求項22】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項19記載の画像処理装
    置。
  23. 【請求項23】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項20記載の画像処理装
    置。
  24. 【請求項24】 前記編集領域決定手段は前記演算手段
    の演算結果により、前記データ伸張手段の出力と前記演
    算結果を格納する前記メモリからの出力とを選択して出
    力する出力選択手段を有することを特徴とする請求項1
    7記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 原稿を読み取る原稿読取手段と、該原
    稿読取手段により読み取られた原稿の画像データを第1
    のメモリに格納する第1のデータ格納手段と、前記原稿
    読取手段により読み取られた原稿の画像データを圧縮す
    るデータ圧縮手段と、該データ圧縮手段により圧縮され
    た圧縮データを第2のメモリに格納する第2のデータ格
    納手段と、画像編集領域を指示する画像編集領域指示手
    段と、該画像編集領域指示手段により指示された原稿上
    の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段の出
    力に従って前記第2のメモリの所定位置にデータを格納
    する第3のデータ格納手段と、前記原稿読取手段により
    読み取られた原稿の画像データ及び前記各メモリに格納
    されているデータを参照してデータの伸張を行なうデー
    タ伸張手段と、前記第1のメモリに格納されたデータと
    前記第2のメモリに格納されたデータとを用いて演算を
    行う演算手段と、前記メモリに格納された画像データ及
    び前記演算手段の演算結果を参照して編集領域を決定す
    る編集領域決定手段と、前記原稿読取手段から入力され
    た原稿の画像データに対して前記編集領域決定手段から
    出力された編集信号に従って予め決められた編集を行な
    う画像編集手段とを有し、前記演算手段の演算結果は、
    前記第1のメモリ及び前記第2のメモリの少なくとも一
    方に格納されることを特徴とする画像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記画像編集領域を指定するための領
    域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
    とを特徴とする請求項25記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記印は点であることを特徴とする請
    求項26記載の画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記印は閉曲線であることを特徴とす
    る請求項26記載の画像処理装置。
  29. 【請求項29】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項26記載の画像処理装
    置。
  30. 【請求項30】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項27記載の画像処理装
    置。
  31. 【請求項31】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項28記載の画像処理装
    置。
  32. 【請求項32】 前記編集領域決定し手段は前記メモリ
    に格納されている演算手段の演算結果により、前記デー
    タ伸張手段の出力と前記演算結果を格納するメモリから
    の出力とを選択して出力する出力選択手段を有すること
    を特徴とする請求項25記載の画像処理装置。
  33. 【請求項33】 画像処理領域を指定する処理領域指定
    工程と、該処理領域指定工程の入力に基づいて画像処理
    領域を生成する処理領域生成工程と、該処理領域生成工
    程からの出力信号の解像度を前記処理領域指定工程の入
    力信号の解像度よりも高く変換する解像度変換工程とを
    有し、前記解像度変換工程は、前記処理領域生成工程に
    より生成された領域の一部の形状を複数の形状パターン
    と比較するパターン比較工程と、該パターン比較工程の
    比較結果に基づいて前記解像度変換工程における変換処
    理の種類を切り換える切り換え工程とを有することを特
    徴とする画像処理方法。
  34. 【請求項34】 前記パターン比較工程の比較処理は、
    画像信号を利用することを特徴とする請求項33記載の
    画像処理方法。
  35. 【請求項35】 前記画像信号を利用するか否かを前記
    処理領域指定工程により指定された処理領域指定モード
    に応じて切り換える切り換え工程を有することを特徴と
    する請求項34記載の画像処理方法。
  36. 【請求項36】 画像処理領域を指定する処理領域指定
    手段と、該処理領域指定手段の入力に基づいて画像処理
    領域を生成する処理領域生成手段と、該処理領域生成手
    段からの出力信号の解像度を前記処理領域指定手段の入
    力信号の解像度よりも高く変換する解像度変換手段とを
    有し、前記解像度変換手段は、前記処理領域生成手段に
    より生成された領域の一部の形状を複数の形状パターン
    と比較するパターン比較手段と、該パターン比較手段の
    比較結果に基づいて前記解像度変換手段における変換処
    理の種類を切り換える切り換え手段とを有することを特
    徴とする画像処理装置。
  37. 【請求項37】 前記パターン比較手段の比較処理は、
    画像信号を利用することを特徴とする請求項36記載の
    画像処理装置。
  38. 【請求項38】 前記画像信号を利用するか否かを前記
    処理領域指定手段により指定された処理領域指定モード
    に応じて切り換える切り換え手段を有することを特徴と
    する請求項37記載の画像処理装置。
  39. 【請求項39】 画像編集処理を行なう画像処理装置を
    制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、原稿
    を読み取る原稿読取モジュールと、該原稿読取モジュー
    ルにより読み取られた原稿の画像データから画像編集領
    域を指定するための第1のデータ及び画像編集領域の境
    界線を表わすための第2のデータを抽出するデータ抽出
    モジュールと、該データ抽出モジュールから出力された
    第2のデータを第1のメモリに格納する第1のデータ格
    納モジュールと、前記データ抽出モジュールから出力さ
    れた第1及び第2のデータを圧縮し第1及び第2の圧縮
    データを生成するデータ圧縮モジュールと、該データ圧
    縮モジュールにより生成された第1の圧縮データを第2
    のメモリに格納する第2のデータ格納モジュールと、前
    記データ圧縮モジュールにより生成された第2の圧縮デ
    ータを第3のメモリに格納する第3のデータ格納モジュ
    ールと、前記原稿読取モジュールにより読み取られた原
    稿の画像データ及び前記各メモリに格納されているデー
    タを参照してデータの伸張を行なうデータ伸張モジュー
    ルと、前記第1の圧縮データと前記第2の圧縮データを
    用いて演算を行う演算モジュールと、前記第1のメモリ
    に格納された第2のデータ及び前記演算モジュールの演
    算結果を参照して編集領域を決定する編集領域決定モジ
    ュールと、前記原稿読取モジュールにより読み取られた
    原稿の画像データに対して前記編集領域決定モジュール
    から入力された画像データに対して前記編集領域決定モ
    ジュールから出力された編集信号に従って予め決められ
    た編集を行なう画像編集モジュールとを有するプログラ
    ムを格納してなり、前記演算モジュールの演算結果は、
    前記第2のメモリ及び前記第3のメモリの少なくとも一
    方に格納されることを特徴とする記憶媒体。
  40. 【請求項40】 前記画像編集領域を指定するための領
    域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
    とを特徴とする請求項39記載の記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記印は点であることを特徴とする請
    求項40記載の記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記印は閉曲線であることを特徴とす
    る請求項40記載の記憶媒体。
  43. 【請求項43】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項40記載の記憶媒体。
  44. 【請求項44】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項41記載の記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項42記載の記憶媒体。
  46. 【請求項46】 前記編集領域決定モジュールは前記演
    算モジユールの演算結果により、前記データ伸張モジュ
    ールの出力と前記演算結果を格納する前記メモリからの
    出力とを選択して出力する出力選択モジュールを有する
    ことを特徴とする請求項39記載の記憶媒体。
  47. 【請求項47】 画像編集処理を行なう画像処理装置を
    制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、原稿
    を読み取る原稿読取モジュールと、該原稿読取モジュー
    ルにより読み取られた原稿の画像データを第1のメモリ
    に格納する第1のデータ格納モジュールと、前記原稿読
    取モジュールにより読み取られた原稿の画像データを圧
    縮するデータ圧縮モジュールと、該データ圧縮モジュー
    ルにより圧縮された圧縮データを第2のメモリに格納す
    る第2のデータ格納モジュールと、画像編集領域を指示
    する画像編集領域指示モジュールと、該画像編集領域指
    示モジュールにより指示された原稿上の位置を検出する
    位置検出モジュールと、該位置検出モジュールの出力に
    従って前記第2のメモリの所定位置にデータを格納する
    第3のデータ格納モジュールと、前記第1のメモリに格
    納されたデータと前記第2のメモリに格納されたデータ
    とを用いて演算を行う演算モジュールと、前記原稿読取
    モジュールにより読み取られた原稿の画像データ及び前
    記各メモリに格納されているデータを参照してデータの
    伸張を行なうデータ伸張モジュールと、前記メモリに格
    納された画像データ及び前記演算モジュールの演算結果
    を参照して編集領域を決定する編集領域決定モジュール
    と、前記原稿読取モジュールから入力された原稿の画像
    データに対して前記編集領域決定モジュールから出力さ
    れた編集信号に従って予め決められた編集を行なう画像
    編集モジュールとを有するプログラムを格納してなり、
    前記演算モジュールの演算結果は、前記第1のメモリ及
    び前記第2のメモリの少なくとも一方に格納されること
    を特徴とする記憶媒体。
  48. 【請求項48】 前記画像編集領域を指定するための領
    域指定用データは、前記原稿上に付けられた印であるこ
    とを特徴とする請求項47記載の記憶媒体。
  49. 【請求項49】 前記印は点であることを特徴とする請
    求項48記載の記憶媒体。
  50. 【請求項50】 前記印は閉曲線であることを特徴とす
    る請求項48記載の記憶媒体。
  51. 【請求項51】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項48記載の記憶媒体。
  52. 【請求項52】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項49記載の記憶媒体。
  53. 【請求項53】 前記印は蛍光色により前記原稿上に付
    けられることを特徴とする請求項50記載の記憶媒体。
  54. 【請求項54】 前記編集領域決定モジュールは前記メ
    モリに格納されている演算モジュールの演算結果によ
    り、前記データ伸張モジュールの出力と前記演算結果を
    格納するメモリからの出力とを選択して出力する出力選
    択モジュールを有することを特徴とする請求項47記載
    の記憶媒体。
  55. 【請求項55】 画像編集処理を行なう画像処理装置を
    制御するプログラムを格納する記憶媒体であって、画像
    処理領域を指定する処理領域指定モジュールと、該処理
    領域指定モジュールの入力に基づいて画像処理領域を生
    成する処理領域生成モジュールと、該処理領域生成モジ
    ュールからの出力信号の解像度を前記処理領域指定モジ
    ュールの入力信号の解像度よりも高く変換する解像度変
    換モジュールとを有するプログラムを格納してなり、前
    記解像度変換モジュールは、前記処理領域生成モジュー
    ルにより生成された領域の一部の形状を複数の形状パタ
    ーンと比較するパターン比較モジュールと、該パターン
    比較モジュールの比較結果に基づいて前記解像度変換モ
    ジュールにおける変換処理の種類を切り換える切り換え
    モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  56. 【請求項56】 前記パターン比較モジュールの比較処
    理は、画像信号を利用することを特徴とする請求項55
    記載の記憶媒体。
  57. 【請求項57】 前記画像信号を利用するか否かを前記
    処理領域指定モジュールにより指定された処理領域指定
    モードに応じて切り換える切り換えモジュールを有する
    ことを特徴とする請求項56記載の記憶媒体。
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