JPH10224534A - 画像形成用装置のシステム制御装置 - Google Patents

画像形成用装置のシステム制御装置

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JPH10224534A
JPH10224534A JP9026709A JP2670997A JPH10224534A JP H10224534 A JPH10224534 A JP H10224534A JP 9026709 A JP9026709 A JP 9026709A JP 2670997 A JP2670997 A JP 2670997A JP H10224534 A JPH10224534 A JP H10224534A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ネットワーク上に接続された複数の画像形成
用装置の個々の装置の有する機能を統合した処理を行な
うことができるシステム制御装置を提供する。 【解決手段】各画像形成用装置に設けられ、自己の実行
可能な機能を示す機能情報と他の画像形成用装置と区別
するための識別情報とからなる固有情報とを記憶する固
有情報記憶部と、システム全体の各画像形成用装置の固
有情報を収集する収集手段と、収集した固有情報に基づ
いて実行可能な処理をユーザーに表示する表示手段と、
ユーザーが実行可能な処理を選択した場合に、それらを
示すジョブ指示情報をジョブを行なう順に画像情報に付
加するジョブ指示手段と、それを順次転送する転送手段
と、自己宛のジョブ終了後自己宛のジョブ指示情報を、
さらに自己のジョブが最終ジョブの場合には自己宛のジ
ョブ指示情報と画像情報とを消去する消去手段とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報の転送が可能
なネットワーク上に接続された複数の画像形成用装置か
らなる画像形成用装置システムを制御するためのシステ
ム制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、企業・組織内でのネットワーク化
が進みつつある。例えば、本社、支店、工場など、遠隔
地の拠点同士を通信ネットワークで連結、または、同一
建物や敷地内の多数の機器を伝搬路で接続し、業務の合
理化、自動化、さらには業務の再構築を目的に、さかん
に導入されている。画像形成の分野においてもネットワ
ーク化が進んでおり、スキャナ、パソコン、プリンタ、
デジタル複写機等の複数の装置がネットワークに接続さ
れ、そのネットワークを介して画像情報がやり取りさ
れ、画像形成の合理化等を図っている。
【0003】装置をネットワーク化することによるメリ
ットの一つとして、ハードの共同利用を挙げることがで
きる。例えば、ネットワークに接続された複数のパソコ
ンで一台のプリンタを共同利用すること等は現在多くの
オフィスで行なわれている。また、特開平7−7299
4号公報には、ネットワークと接続するための接続手段
と画像入出力装置を制御する制御手段を設けることによ
って、ネットワークに接続された一台のコンピュータか
ら複数の画像入出力装置の操作を行なう技術が提案され
ている。
【0004】またネットワーク化の他のメリットとし
て、システムの拡張、縮小が容易であることを挙げるこ
とができる。例えば、ネットワークに接続された複数の
パソコンの一つが故障した場合、そのパソコンをネット
ワークから外しても、業務に大きな支障は生じにくい。
また、新たにより機能の高いプリンタを上記ネットワー
クに接続することによって、業務の効率アップを図るこ
とも容易である。これはユーザー側から見れば、業務の
内容やその量等の変化に応じて、必要最小限の装置を順
次導入していくことができ、経済的にも極めて有利であ
る。
【0005】さらにネットワーク化の他のメリットとし
て、負荷の平滑化を挙げることもできる。例えば、特開
平7−98638号公報に記載されている技術はネット
ワーク化された複数の装置において、各装置の負荷を平
滑化する技術が提案されている。つまり、複数のプリン
タが接続されたネットワークにおいて、画像情報を受け
取ったプリンタがプリント中であり、プリントに時間が
かかる場合には、その画像情報を他のプリンタに転送
し、プリント待ち時間を短縮する技術が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ネットワークに接続されている複数の画
像形成用装置が有している機能を総合的に利用すること
が困難であるという問題がある。
【0007】例えば、画像形成用装置A、B、C、D
(以下、単に装置A、B、C、Dという)がネットワー
クに接続されており、装置Aは原稿の両面読取り機能を
有するスキャナーで、装置Bはフォーマット合成機能を
有する複写機で、装置Cは画像ローテーション機能を有
する複写機で、装置Dはステイプル機能を有する複写機
であるとし、各装置は他の装置が有している機能は有し
ていないものとする。
【0008】ユーザーが両面原稿の画像をフォーマット
し、ローテーションし、ステイプル処理行なうために
は、まずユーザーが装置A、B、C、Dのうちどの装置
がどのような機能を有しているものか熟知していなくて
はならず、その上で装置Aにおいて原稿の両面を読み取
り、読み取った画像情報を装置Bに転送し、装置Bにお
いてフォーマット処理を行なって複写した記録紙を出力
し、出力した記録紙を装置Cまで運び、その記録紙を装
置Cにおいて複写する際にローテーション処理を施し、
複写した記録紙を出力し、出力した記録紙を装置Dまで
運び、その記録紙を装置Dにおいて複写し、複写した記
録紙を出力する際にステイプル処理を行なうこととな
る。
【0009】このような作業は、画像情報の転送の都
度、ユーザーが転送先の画像形成用装置まで移動して次
の指示をしなければならず、非常に面倒であった。それ
ばかりか、システムの規模が大きくなると、どのような
機能を備えた装置がネットワークに接続されているかを
ユーザーが完全に把握すること自体が困難となる。さら
に、上述したように装置を追加、削除することによって
システムの規模、機能、能力を拡張、縮小することが容
易である点がネットワーク化の大きな特徴であるため、
ネットワークに接続されている全ての装置の機能を常時
把握していることは一層困難となる。つまり、ユーザー
は各装置が有する機能を組み合わせることによってシス
テム全体として実現可能な処理を行なうことは難しいと
言える。
【0010】このように処理が困難であると、上述の例
では、ユーザーは両面読み取り機能、フォーマット機
能、ローテーション機能、ステイプル処理機能の全ての
機能を備えた装置の導入を強いられることとなり、言わ
ば二重の出費が必要となる。このことは、業務の内容や
その量等の変化に応じて、必要最小限の装置を順次導入
していくことによって無駄な出費を抑えるというネット
ワーク化のメリットを著しく没却してしまう。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ネットワーク上に
接続された複数の装置からなる画像形成システムにおい
て、そのうちの一つの装置を使用するユーザーが意識す
ることなしに、その個々の装置の有する機能を統合した
処理を行なうことができる装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、画像情報の転送が可能なネット
ワーク上に接続された複数の画像形成用装置からなる画
像形成システムを制御するためのシステム制御装置であ
り、各画像形成用装置に設けられ、自己の実行可能な機
能を示す機能情報と他の画像形成用装置と区別するため
の識別情報とからなる固有情報とを記憶する固有情報記
憶部と、システム全体の各画像形成用装置の固有情報記
憶部に記憶されている情報を収集する収集手段と、収集
した固有情報に基づいて各画像形成用装置が行なうジョ
ブとその順番の組み合わせによってどのような処理が実
行可能かを判断し、実行可能な処理をユーザーに表示す
る表示手段と、ユーザーが実行可能な処理を選択した場
合に、各画像形成用装置のうちのどの画像形成用装置が
どんなジョブをどの順で行うかを判断し、それらを示す
ジョブ指示情報をジョブを行なう順に画像情報に付加す
るジョブ指示手段と、上記ジョブ指示情報が付加された
画像情報をこのジョブ指示情報に従って各画像形成用装
置に順次転送する転送手段と、自己宛のジョブ終了後自
己宛のジョブ指示情報を、さらに自己のジョブが最終ジ
ョブの場合には自己宛のジョブ指示情報と画像情報とを
消去する消去手段とを設けるものである。
【0013】固有情報記憶部は、固有情報として、機能
情報と識別情報に加え、自己の実行可能な機能の能力を
示す能力情報を記憶するものであってもよい。ここで、
機能情報は、各装置が実行可能である機能を示すもので
ある。例えば、画像読取機能の有無、フォーマット機能
の有無、ステイプル機能の有無等を示すものである。識
別情報は自己と他の装置を識別するものである。例え
ば、特定のアドレスの上位3ビットを識別情報に割り当
てると、「000」から「111」まで、8種類の装置
を識別することができる。能力情報は、各装置が実行可
能である機能のそれぞれの能力をしめすものである。例
えば、記録紙への画像形成のスピードが毎分60枚であ
る等の情報をしめすものである。
【0014】機能情報は一旦記憶させた後は書き換えで
きないようにすることも可能であるが、各装置の状態の
変化に応じて書き換えできるような構成とするのが好ま
しく、例えば、ステイプル機能が故障等により使えない
場合には、その装置の機能情報はステイプル機能を有し
ないと機能情報を書き換える方が、実情に沿った画像形
成システムの全体的な利用を図ることができるため好ま
しい。
【0015】能力情報も一旦記憶させた後は書き換えな
いことも可能であるが、各装置の状態の変化に応じて書
き換える構成とすることもできる。例えば、もともと毎
分60枚の画像形成を行なう機能を有するプリンタにお
いても、他のジョブの処理中であるため、その能力が毎
分30枚に低下している場合には、そのように能力情報
を書き換える方が、より適切な装置システムの全体的な
利用を図ることが出来るため好ましい。
【0016】収集手段は、各装置の固有情報記憶部に記
憶されている情報を収集するものであり、固有情報記憶
部に機能情報と識別情報が記憶されている場合には、そ
れら2種類の情報を収集し、固有情報記憶部に機能情
報、能力情報と識別情報が記憶されている場合には、そ
れら3種類の情報を収集するものである。
【0017】例えば、装置Aは両面読み取り機能を有す
るスキャナーで、装置Bはフォーマット機能を有するデ
ジタル複写機で、装置Cはローテーション機能を有する
プリンターで、装置Dはステイプル処理機能を有するプ
リンタで、これら装置A、B、C、Dはいずれも画像情
報の転送が可能なネットワークに接続されているものと
する。各装置のシステム制御装置の固有情報記憶部に機
能情報と識別情報が記憶されている場合には、それぞれ
の装置の識別情報と、両面読み取り機能、フォーマット
機能、ローテーション機能、ステイプル処理機能等の機
能の有無が収集手段によって収集される。
【0018】表示手段は、収集した機能情報と識別情報
とに基づいて各装置が行なうジョブとその順番の組み合
わせによってどのような処理が実行可能かをユーザーに
表示するものである。上記の例であれば、原稿両面読取
機能、フォーマット合成機能、スイテイプル機能等が実
行可能であることがユーザーにUIを通して表示され
る。ここで、それぞれの機能を組み合わせて実行可能に
なる処理もユーザーに表示することが望ましい。例え
ば、縦記録紙のみステイプル処理でき、横記録紙はステ
イプル処理できないプリンタであっても、他にローテー
ション機能を持つ装置がネットワークに接続されている
場合には、横原稿を縦原稿にローテーションし、記録紙
に画像形成した後、ステイプル処理を行なうことができ
るので、その場合には「縦記録紙のステイプル処理」も
可能であると表示する。
【0019】ジョブ指示手段は、各装置が行なうジョブ
とその順番の組み合わせによって実行可能な処理をユー
ザーが選択した場合に、各装置のうち、どの装置がどん
なジョブを行なうかを判断し、それらを示すジョブ指示
情報を転送する画像情報にジョブを行なう順に付加する
ものである。本発明は、このように、最初に全ての転送
先と転送順序を決めて転送するものである。一方、それ
ぞれの装置が順次、次の転送先を決定して転送すること
も考えられる。しかしながら、順次、次の転送先を決定
する方法の場合には、転送の度に、ネットワークに接続
されている全ての装置の固有情報を収集し、次の転送先
を判断することが必要となり、そのための処理に時間が
かかり、また、ネットワークを流れるデータ量もその
分、増えてしまう。一方、本発明のように、最初に全て
の転送先と転送順序を決定する方法の場合には、かかる
デメリットはない。その上、最初に画像形成用装置のユ
ーザー・インターフェイス装置に転送先と転送順序を表
示することができるため、最終的にどの装置から画像形
成された記録紙が出力されるかをユーザーに予め知らせ
ることがでる。さらに、画像形成用装置のユーザー・イ
ンターフェイス装置に転送状況を表示させるジョブ指示
情報を画像情報に付加することによって、処理がどこま
で進んでいるのかをユーザーに知らせることができる。
このことは、単に処理の完了を待つユーザーのイライラ
感を抑制するのみならず、何らかのトラブルが生じて、
転送が停止した際に、どの段階まで処理が進んでいたの
かを容易に知ることができるというメリットもある。
【0020】前記表示手段によって判断した実行可能な
処理を行なうにあたって、各装置が行なうジョブとその
順番の組み合わせが一通りに決まる場合には、その通り
にジョブの指示をおこなう。しかし、各装置が行なうジ
ョブとその順番の組み合わせが複数存在する場合には、
できるだけ効率の良いジョブの指示を行なうことが好ま
しい。例えば、画像情報の転送の回数を少なくなるよう
なジョブの指示を行なうことが好ましい。画像情報の転
送時間のロスを排し、迅速に所望の処理を終了させ、ま
た、ネットワークを流れるデータの負荷をできるだけ少
なくするためである。
【0021】また、固有情報記憶部に機能情報と識別情
報の他、各機能の能力を示す能力情報を記憶させている
場合には、その能力情報に基づいてより一層効率の良い
ジョブの指示を行なうことができる。例えば、同一の機
能を有した能力の異なる装置が複数台ネットワークに接
続されている場合に、その機能を使用するジョブを行な
う際に、最も能力の高い一台の装置を使用するか、能力
に応じてそのジョブを複数の装置に分担することによっ
て、より効率良くそのジョブを行なうことができ、全体
の処理を迅速に行なうことができる。
【0022】転送手段は、ジョブ指示情報が付加された
画像情報を他の画像形成装置に転送するものである。
【0023】消去手段は、自己宛のジョブ終了後自己宛
のジョブ指示情報を、またはそのジョブが最終ジョブで
ある場合には自己宛のジョブ指示情報と画像情報を消去
するものである。
【0024】
【発明の実施による形態】以下、好適な本発明の実施に
よる形態を実施例を基に説明する。
【0025】実施例1 図1は本発明にかかるシステム制御装置を有する複数の
装置1をネットワーク2を通じて接続した画像形成シス
テムの全体図を示したものである。装置Aは両面読み取
り機能を有するスキャナーで、装置Bはフォーマット合
成機能を有するデジタル複写機で、装置Cはローテーシ
ョン機能を有するプリンターで、装置Dはステイプル機
能を有するプリンタで、それぞれの特徴的な機能を他の
装置は有していないものとする(例えば、装置Bは両面
読み取り機能を有していない)。これら装置A、B、
C、Dはいずれも画像情報の転送が可能なネットワーク
2に接続されている。
【0026】図2、図3は、各装置をより詳しく表した
ものである。装置A(図2(a)参照)は両面読み取り
機能を有するスキャナーであるため、その構成は、大き
く分けて、両面の画像を読み取り、電気信号に変換する
スキャナ装置20、読み取った画像情報を記憶しておく
画像メモリ30a、装置がユーザーに対して各種の情報
を表示し、それに対してユーザーからの指示を受け付け
るユーザー・インターフェイス装置40a(以下、「U
I装置」という)、ネットワーク上の通信プロコトルに
適合させてデータの送受信を行なうネットワークコント
ロール装置50a、これらが画像入力装置、画像記憶装
置、ユーザー・インターフェイス装置、ネットワークコ
ントロール装置の制御を行なうシステム制御装置10a
からなる。
【0027】本発明にかかるシステム制御装置は、ネッ
トワークを介して送信されるジョブの内容を解釈する
等、種々の演算を行なう中央演算装置11a(以下、
「CPU」という)、書き換え可能な記憶装置であるラ
ンダムアクセスメモリ(図示せず、以下、「RAM」と
いう)、読み込みのみ可能な記憶装置であるリードオン
リーメモリ13a(以下、「ROM」という)からな
り、さらに、RAMには各種の情報の他に、自己の実行
可能な機能を示す機能情報121aと自己と他の装置を
識別する識別情報122aとを固有情報として記憶する
固有情報記憶部12aを有している。また、ROM13
aにはこの装置の画像記憶装置、UI装置等を制御する
ための制御手段がプログラムとして格納されている他
(図示せず)、システム全体の各装置の固有情報である
機能情報と識別情報とを収集する収集手段131a、収
集した固有情報である機能情報と識別情報とに基づいて
システム全体として実行可能な機能をユーザーに表示す
る表示手段132a、ユーザーがシステム全体として実
行可能な機能を選択した場合に、前記収集した固有情報
である機能情報と識別情報とに基づいて各装置が行なう
ジョブとその順番を判断し、転送する画像情報に各装置
のうちのどの装置がどんなジョブを行うかを示すジョブ
指示情報を付加するジョブ指示手段135a、上記宛て
先情報とジョブ情報が付加された画像情報を他の装置に
転送する転送手段134a、自己宛のジョブ終了後自己
宛のジョブ指示情報等を消去する消去手段133aがプ
ログラムとして格納されている。
【0028】装置B、C、Dについては、装置Aとの相
違点を中心に説明する。装置B(図2(b)参照)は、
フォーマット機能を有するデジタル複写機であり、スキ
ャナ装置21(但し、両面読み取り機能を有していな
い)、画像メモリ30b、UI40b、システム制御装
置10b、読み取られた画像を補正・変換・編集処理を
ほどこす画像処理装置60、電気信号を光信号に変換し
て、静電潜像によるいゼログラフィを用いた画像形成を
行なう画像形成装置70bからなっている。また、画像
処理装置はフォーマット合成機能を有しているが、ロー
テーション機能は有していない。
【0029】装置C(図3(a)参照)は、ローテーシ
ョン機能を有するプリンタであり、画像メモリ30c、
UI40c、画像処理装置61、システム制御装置10
c、画像形成装置70cからなっている。また、画像処
理装置はローテーション機能を有しているが、フォーマ
ット合成機能は有していない。
【0030】装置D(図3(b)参照)は、ステイプル
機能を有するプリンタであり、画像メモリ30d、UI
40d、システム制御装置10d、画像形成装置70
d、出力される記録紙をステイプル止めするステイプル
処理装置80dからなっている。
【0031】以下、装置Aにおいて、ユーザーがA3縦
の原稿で両面に画像が形成されている原稿10枚から、
片面に画像を形成したA4縦、20枚をステイプル止め
したコピーを画像形成システム全体を利用して5部作成
するまでの手順を図4のフローチャートに従って説明す
る。
【0032】まず、装置Aにおいて、コピー、ファイリ
ング等の処理選択画面がUI40aによってユーザーに
表示されている。ユーザーはコピー処理を装置Aに指示
する。すると、S1において、装置Aの収集手段131
aは自己を含めネットワークに接続されている全ての装
置1a〜d内のシステム制御装置10a〜dの固有情報
記憶部12a〜dに記憶されている固有情報である機能
情報121a〜dと識別情報122a〜dを収集し、シ
ステム制御装置10aのRAMに格納する。S2におい
て、格納された固有情報である機能情報121a〜dと
識別情報122a〜dを基に、各装置の機能を組み合わ
せることによってどのような処理が実行可能かを判断
し、実行可能と判断された処理を表示手段132aによ
ってユーザーが選択できるようにUI40aに表示す
る。S3において、各装置の機能を組み合わせることに
よって実行可能な処理をユーザーが選択するか否かによ
ってその後の処理が異なる。装置Aのみで実行可能な処
理をユーザーが選択した場合には、S4においてその処
理を行い、そのまま終了する。各装置1a〜1dの機能
を組み合わせることによって実行可能な処理をユーザー
が選択した場合には、S5において、装置Aによって入
力され、画像メモリ30aに格納される画像情報に、各
装置のうち、どの装置がどんなジョブを行なうかを示す
ジョブ指示情報をそのジョブを行なう順に付加し、その
ジョブ指示情報に基づいて、各装置がそれぞれの機能を
発揮し、そのジョブを行い、全体の処理を完了した後、
終了する。
【0033】ステップ毎に、さらに詳細に説明してい
く。
【0034】S1においては、装置Aの収集手段131
aによって、各装置A、B、C、Dの固有情報である識
別情報122a〜dと機能情報121a〜dを収集す
る。これは、装置Aが各装置1a〜dに対して、情報収
集信号をネットワークを介して送信し、その情報収集信
号を受け取った各装置は装置Aに対して、自己の固有情
報である識別情報と機能情報をネットワークを介して返
信する。装置Aは、返信された各装置の固有情報である
識別情報122b〜cと機能情報121b〜d及び自己
の固有情報である識別情報122aと機能情報121a
から、ネットワークに接続されている全ての装置の固有
情報である識別情報122a〜dと機能情報121a〜
dを収集することができる。収集手段131aによって
収集された各装置の機能をまとめたものを図5に示す。
○印はその機能を有しており、×印はその機能を有して
いないことを示す。
【0035】S2において、格納された固有情報である
機能情報121a〜dと識別情報122a〜dを基に、
各装置の機能を組み合わせることによってどのような処
理が実行可能かを判断し、実行可能と判断された機能を
表示手段132aによってユーザーが選択できるように
UI40aに表示する。ここでは、図5からもわかるよ
うに、画像形成システム全体としては、片面・両面読取
機能、フォーマット処理機能、ローテーション処理機
能、画像形成機能、ステイプル機能を利用することがで
き、これらを組み合わせた処理が実行可能であることが
分かる。従って、それらの処理をユーザーが選択できる
ように装置AのUI40aに表示する。
【0036】このように、ユーザーはネットワークに接
続されている装置1a〜dがどのような機能を有してい
るのかを把握していなくても、その画像形成システム全
体を利用することが可能となる。例えば、装置Aを操作
しているユーザーはスキャナーである装置Aが有しない
機能(例えば、記録紙への画像形成)を装置AのUI4
0aから指示することができる。
【0037】S3において、ユーザーが装置A単独で実
行可能な処理を指示した場合には、S4でその処理を行
い、終了する。ユーザーが画像形成システム全体として
実行可能な処理を指示した場合には、S5に進む。ここ
では、ユーザーはA3両面原稿10枚に対して、片面コ
ピー、フォーマットの種類を選択し、左上シングルのス
テイプル処理を選択し、また、記録用紙のサイズはA
4、自動倍率を選択したとする。
【0038】このように、実際にユーザーが処理の指示
した場合に、各装置のうちどの装置がどのようなジョブ
をどの順で行なうかの判断を図6に基づいて説明する。
図6のS1において、ユーザーが指示した処理を行なう
ことができる組み合わせを検索する。次に、S2におい
て、その組み合わせのなかで、処理に必要な機能を有す
る装置が複数台存在するか否かを判断する。複数存在す
る場合には、S4において、画像情報の転送回数を少な
くする装置を選択する。つまり、できるだけ同一の装置
内でそのジョブを行なう。S2において、複数存在しな
い場合には、S3において、その単体のその機能を有す
る装置がそのジョブを行なう。
【0039】前記ユーザーが選択した処理では、その内
容とシステム全体が有している機能の制限から装置A、
B、C、Dの順でジョブを行なうことが必要であり、そ
れ以外の順でジョブを行なうことは考えられない。つま
り、処理に必要な機能を有する装置は複数存在しない。
従って、両面読取機能を有するスキャナである装置Aに
よって、A3両面原稿10枚を70%縮小で読取り、一
旦装置Aの画像メモリ30aに格納する。次に、フォー
マット機能を有するデジタル複写機である装置Bによっ
て、得られた画像情報をフォーマット処理を行い、A4
で20枚の片面原稿としての画像情報にする。また、そ
の画像情報をローテーション機能を有するプリンタであ
る装置Cによってローテーション処理を行い、A4の2
0枚の片面原稿としての画像情報にする。最後に、その
画像情報をステイプル機能を有するプリンタである装置
Dによって、10部づつ画像形成し、ステイプル処理を
行なって出力するようにジョブ指示手段135aは判断
する。
【0040】第一に、装置AはA3両面原稿10枚を7
0%の縮小で読み取り、その画像情報を画像メモリ30
aに蓄積する。装置Aのシステム制御装置10aのジョ
ブ指示手段135aによって、ジョブ指示情報を付加す
る。上述したような処理を各装置が行なうために、装置
Bに対するジョブ指示情報として宛て先「装置B」とジ
ョブの内容「フォーマット処理」を付加する。同様に、
装置Cに対するジョブ指示情報として宛て先「装置C」
とジョブの内容「ローテーション処理」を、装置Dに対
するジョブ指示情報として宛て先「装置D」とジョブの
内容「画像形成とステイプル処理」を付加する。さらに
装置Dが行なう処理が最後であるので、ユーザーに処理
の終了を知らせるため、「処理の終了を装置AのUIに
表示させること」もジョブの内容とし、これらのジョブ
指示情報を付加する。
【0041】このように、画像情報にジョブ指示情報を
付加したものを以下「パッケージ」と呼ぶ。そのパッケ
ージの様子を図7に示す。また、このパッケージに基づ
いて、各装置がジョブを行なうことで、画像形成システ
ム全体として、どのようにユーザーが指示した処理を行
なっていくかを図8に示す。
【0042】このパッケージを装置Aのシステム制御装
置10aの転送手段134aによって、ネットワーク2
を介して装置Bに転送する。
【0043】第二に、装置Bにおいては、転送された画
像情報を一旦装置Bの画像メモリ30bに格納し、自己
宛のジョブ指示情報に従って、フォーマット処理を行な
い、フォーマット処理後の画像情報を装置Bの画像メモ
リ30bに格納した後、消去手段133bによってパッ
ケージから自己に対するジョブ指示情報を消去し、フォ
ーマット済の画像情報とともに、転送手段134bによ
ってネットワーク2を介して次の処理を行なう装置Cに
そのパッケージを転送する。
【0044】第三に、装置Cにおいては、転送された画
像情報を一旦装置Cの画像メモリ30cに格納し、自己
宛のジョブ指示情報に従って、ローテーション処理を行
い、ローテーション処理後の画像情報を装置Cの画像メ
モリ30cに格納した後、消去手段133cによってパ
ッケージから自己に対するジョブ指示情報を消去し、ロ
ーテーション済の画像情報とともに、転送手段134c
によってネットワーク2を介して次の処理を行なう装置
Dにそのパッケージを転送する。
【0045】第四に、装置Dにおいては、転送された画
像情報を一旦装置Dの画像メモリ30dに格納し、自己
宛のジョブ指示情報に従って、画像形成を行い、ステイ
プル処理を行ない、装置AのUI40aに対してネット
ワークを介して「処理の終了」を表示させた後、消去手
段133dによってパッケージから自己に対するジョブ
指示情報を消去する。なお、他にジョブ指示情報が付加
されていないため、当該ジョブが最終ジョブであること
が分かり、画像情報も転送されることなく、消去され
る。
【0046】ここで、ローテーション処理とステイプル
処理との関係について図9を用いて説明する。実際に装
置Dがステイプル処理を行うことができる位置は、出力
画像面を上にして「右上シングル」「右デュアル」「右
下シングル」の三箇所である(図9(a)参照)。従っ
て、装置Dのみでは、例えば、「左上シングル」のよう
なステイプル処理を行うことはできない。しかしなが
ら、装置Cのローテーション機能を用いて、画像のロー
テーション処理をステイプル処理の前に行うことによっ
て、上記「左上シングル」をはじめ、「左デュアル」
「左下シングル」「上デュアル」「下デュアル」のステ
イプル処理を行うことが可能となる(図9(b)参
照)。なお、図9中のSは「シングル」を、Dは「デュ
アル」を表している。
【0047】本実施例においては、A4の原稿20枚を
「左上シングル」でステイプル処理することがユーザー
から指示されているが、装置Dでは、「左上シングル」
でステイプル処理を行うことができない。そこで、装置
Cにおいて、転送されてきた画像情報を180°ローテ
ーション処理を施し、その新たな画像情報を装置Dに転
送し、装置Dではそのローテーション処理を施した画像
情報に基づいて記録用紙に画像形成を行い、「右下シン
グル」のステイプル処理を行うことで、結果として「左
上シングル」のステイプル処理を実現することができる
(図9(c)参照)。なお、上述のような処理の方法の
他に、図示はしないが、270°ローテーション処理を
施し、「右上シングル」のステイプル処理を行うことに
よっても、求める「左上シングル」のステイプル処理を
実現することができる。
【0048】このようにして、画像形成システム全体と
してユーザーが指示した処理を行なうことができる。
【0049】実施例2 本実施例と実施例1との相違は、固有情報記憶部に固有
情報として機能情報と識別情報の他、各機能の能力を示
す能力情報を記憶させ、その能力情報に基づいてより一
層効率の良いジョブの指示を行なう点である。以下、実
施例1との相違点を中心に説明する。
【0050】図10は装置システムの全体の構成を示し
たものである。装置Aは原稿両面読取機能を有するスキ
ャナー、装置Bはフォーマット機能を有するデジタル複
写機、装置D、D’は共にステイプル機能を有するプリ
ンタである。但し、装置Dは装置D’よりも倍の速さで
記録用紙に画像形成し、ステイプル処理できるものであ
る。以下、この装置システムを用いて、両面A3(横)
原稿10枚を片面A4(横)にフォーマット処理後、ス
テイプル止めしたコピーを30部作成することとする。
【0051】図11は装置Aの構成をより詳しく表した
ものである。実施例1で説明した装置Aとの相違は、シ
ステム制御装置10aの固有情報記憶部12aに固有情
報として機能情報121aと識別情報122aの他、各
機能の能力を示す能力情報123aを記憶している点
と、ジョブ指示手段135aによる各装置のうちのどの
装置がどんなジョブをどの順で行なうかの判断の手法が
実施例1のそれとは異なる点である。
【0052】収集手段131aは、システム全体の各装
置1a〜d’の固有情報記憶部12a〜d’に記憶され
ている情報を収集するものであるため、本実施例におい
ては、各装置1a〜d’の機能情報121a〜d’と識
別情報122a〜d’の他、各機能の能力を示す能力情
報123a〜d’を収集する。装置A、B、D、D’か
ら収集した固有情報である識別情報122a〜d’、機
能情報121a〜d’、能力情報123a〜d’を表に
してまとめたものでが図12である。この図を参考にし
て、どのようにジョブ指示手段135aが前記判断を行
なうかを説明する。
【0053】ジョブ指示手段135aの前記判断の手順
を図13のフローチャートを用いて説明する。S1にお
いて、実施例1と同様に各装置が有する機能に基づい
て、ユーザーが指示する処理が可能な装置の組み合わせ
を検索する。次に、S2においてこの組み合わせが複数
存在するか否かによって場合分けをして、複数の組み合
わせが存在しない場合には、S3においてその機能を有
する装置がそのジョブをおこなう。複数の組み合わせが
存在する場合には、さらにS4において分担処理が可能
か否かによって場合分けをする。分担処理が可能な場合
には、S6においてそれぞれの機能の能力に応じてジョ
ブを分担する。分担処理が不可能な場合には、S5にお
いてその機能の能力の最も高い装置がそのジョブを受け
持つこととする。
【0054】ここで、分担処理が可能な処理か否かはそ
の処理の難しさ等から定めておけば良い。例えば、画像
入力を装置Aと装置Bとで分担して行なうことは論理的
には可能ではあるが、その場合、ユーザーは原稿を二台
の装置に運んで画像入力を行なう必要があり、また、ど
のページをどちらの装置から入力したかを記憶し、最終
的に20ページのコピーを出力するため、その後の処理
が複雑になる。このような場合には、分担処理は不可能
とすることもできる。
【0055】前記処理が可能な装置の組み合わせとして
は、装置A、B、Dの組み合わせ、装置A、B、D’の
組み合わせの二種類の組み合わせが存在する。また、前
記コピーを30部作成することは、部数を分けることに
よって分担処理を行なうことができるので、装置D、
D’の画像形成、ステイプル処理機能の能力に応じてジ
ョブを分担する。
【0056】どのように能力に応じてジョブを分担する
かを説明する。まず、両装置の画像形成、ステイプル処
理機能の能力を検討すると、装置Dは毎分40枚の画像
形成を行なうことができる。コピーを行なう枚数は20
枚であるので、毎分2部のコピーを作成することができ
る。また、ステイプル機能は毎分10部のコピーをステ
イプル止めすることがでる。従って、装置Dは毎分2部
のステイプル止めされたコピーを作成することができ
る。一方、装置D’は毎分20枚の画像形成を行なうこ
とができる。コピーを行なう枚数は20枚であるので、
毎分1部のコピーを作成することができる。また、ステ
イプル機能は毎分10部のコピーをステイプル止めする
ことがでる。従って、装置D’は毎分1部のステイプル
止めされたコピーを作成することができる。つまり、画
像形成、ステイプル処理機能の能力に関しては、装置D
は装置D’の2倍の能力がある。従って、ジョブ指示手
段は、30部のコピーのうち、装置Dに20部、装置
D’に10部作成させるようにジョブ指示情報を付加す
る。
【0057】なお、例えば前記コピーを1部のみ作成す
る場合には、装置Dと装置D’によって分担処理を行な
うことはできないため、この場合には前記画像形成、ス
テイプル処理機能の能力の検討結果から、その能力の高
い装置Dがそのジョブを行なうこととなる。
【0058】ジョブ指示情報を画像情報に付加したパッ
ケージを図14に示す。上述したように、画像形成、ス
テイプル処理は、装置D、装置D’に分担させて処理す
るため、その前の処理を行なう装置Bへのジョブの内容
として、「ジョブの分担」を加えている。
【0059】どのように画像形成システム全体として処
理が進んでいくかを図15を用いて説明する。
【0060】第一に、装置Aは、A3(横)両面原稿1
0枚を読み取り、その画像情報を画像メモリ30aに蓄
積する。装置Aのシステム制御装置10aのジョブ指示
手段135aによって、図13に示したようなジョブ指
示情報を付加してジョブ指示情報と画像情報から成るパ
ッケージを作成する。このパッケージを装置Aの転送手
段134aによって、ネットワーク2を介して装置Bに
転送する。
【0061】第二に、装置Bは転送された画像情報を一
旦画像メモリ30bに蓄積し、自分宛のジョブ指示情報
に従って、フォーマット処理を行ない、その画像情報を
画像メモリ30bに蓄積した後、分担処理を行なう、つ
まり、次の転送先は、装置Dと装置D’であるため、フ
ォーマット処理を施した画像情報にそれぞれのジョブ指
示情報を付加した二つのパッケージを作成する。その
後、自己に対するジョブ指示情報を消去手段133bに
よって消去し、転送手段134bによってネットワーク
2を介して装置D、装置D’へそれぞれのパッケージを
転送する。
【0062】第三に、自己宛のそれぞれのパッケージを
受け取った装置D、装置D’は、転送された画像情報を
一旦各自の画像メモリ30d、30d’に蓄積し、それ
ぞれ自分宛のジョブ指示情報に従って、装置Dは画像形
成を行い、20枚のコピーをステイプル止めしたものを
20部作成した後、装置AのUI40aに対してネット
ワーク2を介して「20部の処理の終了」を表示させた
後、消去手段133dによってパッケージから自己に対
するジョブ指示情報と画像情報を消去する。また、装置
D’は画像形成を行い、20枚のコピーをステイプル止
めしたものを10部作成した後、装置AのUI40aに
対してネットワーク2を介して「10部の処理の終了」
を表示させた後、消去手段133d’によってパッケー
ジから自己に対するジョブ指示情報と画像情報を消去す
る。
【0063】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ネット
ワークに接続された複数の画像形成用装置からなる画像
形成システムにおいて、そのうちの一つを装置を使用す
るユーザーが意識することなしに、また、ネットワーク
に接続される装置の数の増減に係わらず、その個々の装
置を有する機能を統合した処理を行なうことができる。
【0064】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、ユーザが使用している装
置以外の装置から最終的な画像が形成されて出力される
場合においても、ユーザーは容易に指示した処理の終了
を知ることができる。
【0065】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の発明の効果に加えて、ネットワ
ークに接続された複数の画像形成用装置からなる画像形
成システムの能力を一層効率よく利用し、迅速な画像形
成等が可能となる。
【0066】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
または請求項2または請求項3に記載の発明の効果に加
えて、ネットワークに接続された複数の画像形成用装置
からなる画像形成システムの能力をさらに一層効率よく
利用し、迅速な画像形成等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、実施例1の画像形成システムの全体を示し
たものである。
【図2】は、実施例1の画像形成システムを構成する画
像形成用装置を示したものである。
【図3】は、実施例1の画像形成システムを構成する画
像形成用装置を示したものである。
【図4】は、実施例1の処理の全体の流れをフォローチ
ャートで示したものである。
【図5】は、実施例1の収集手段によって収集された各
画像形成用装置の識別情報と機能情報をまとめたもので
ある。
【図6】は、実施例1において各装置のうちのどの装置
がどんなジョブをどの順で行なうかのジョブ指示手段の
判断の手順をフローチャートで示したものである。
【図7】は、実施例1のジョブ指示情報が付加された画
像情報を示している。
【図8】は、実施例1の画像形成システム全体によって
処理が進んでいく様子を示したものである。
【図9】は、ローテーション処理とステイプル処理との
関係を示した図である。
【図10】は、実施例2の画像形成システムの全体を示
したものである。
【図11】は、実施例2の画像形成システムを構成する
画像形成用装置を示したものである。
【図12】は、実施例2の収集手段によって収集された
各画像形成用装置の識別情報と機能情報と能力情報をま
とめたものである。
【図13】は、実施例2において各装置のうちのどの装
置がどんなジョブをどの順で行なうかのジョブ指示手段
の判断の手順をフローチャートで示したものである。
【図14】は、実施例2のジョブ指示情報が付加された
画像情報を示している。
【図15】は、実施例2の画像形成システム全体によっ
て処理が進んでいく様子を示したものである。
【符号の説明】
1…画像形成用装置、2…ネットワーク、10…システ
ム制御装置、11…CPU、12…固有情報記憶部、1
21…機能情報、122…識別情報、123…能力情
報、13…ROM、131…収集手段、132…表示手
段、133…消去手段、134…転送手段、135…ジ
ョブ指示手段、20…両面スキャナ装置、21…スキャ
ナ装置、30…画像メモリ、40…ユーザー・インター
フェイス、50…ネットワークコントロール装置、60
…画像処理装置(フォーマット機能付き)、61…画像
処理装置(ローテーション機能付き)、70…画像形成
装置、80…ステイプル処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報の転送が可能なネットワーク上
    に接続された複数の画像形成用装置からなる画像形成シ
    ステムを制御するためのシステム制御装置であり、 各画像形成用装置に設けられ、自己の実行可能な機能を
    示す機能情報と他の画像形成用装置と区別するための識
    別情報とからなる固有情報とを記憶する固有情報記憶部
    と、 システム全体の各画像形成用装置の固有情報を収集する
    収集手段と、 収集した固有情報に基づいて各画像形成用装置が行なう
    ジョブとその順番の組み合わせによってどのような処理
    が実行可能かを判断し、実行可能な処理をユーザーに表
    示する表示手段と、 ユーザーが実行可能な処理を選択した場合に、各画像形
    成用装置のうちのどの画像形成用装置がどんなジョブを
    どの順で行うかを判断し、それらを示すジョブ指示情報
    をジョブを行なう順に画像情報に付加するジョブ指示手
    段と、 上記ジョブ指示情報が付加された画像情報をこのジョブ
    指示情報に従って各画像形成用装置に順次転送する転送
    手段と、 自己宛のジョブ終了後自己宛のジョブ指示情報を、さら
    に自己のジョブが最終ジョブの場合には自己宛のジョブ
    指示情報と画像情報とを消去する消去手段とを設けるこ
    とを特徴とする画像形成用装置のシステム制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョブ指示手段は、処理の終了をユ
    ーザーに知らせるジョブ指示情報を付加する請求項1に
    記載のシステム制御装置。
  3. 【請求項3】 前記固有情報記憶部が固有情報として自
    己の実行可能な機能をしめす機能情報と、その機能の能
    力を示す能力情報と、他の画像形成用装置を区別するた
    めの識別情報とを記憶し、 前記ジョブ指示手段は、特定のジョブを実行できる画像
    形成用装置が複数ある場合に、前記能力情報に基づいて
    最もそのジョブを行なう機能の能力が高い画像形成用装
    置を選択する請求項1又は2に記載の画像形成用装置の
    システム制御装置。
  4. 【請求項4】 前記固有情報記憶部が固有情報として自
    己の実行可能な機能をしめす機能情報と、その機能の能
    力を示す能力情報と、他の画像形成用装置を区別するた
    めの識別情報を記憶し、 前記ジョブ指示手段は、特定のジョブを実行できる画像
    形成用装置が複数ある場合に、前記能力情報に基づいて
    各画像形成用装置の能力に応じてジョブを分担する請求
    項1〜3のいづれかに記載の画像形成用装置のシステム
    制御装置。
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