JPH10224098A - 部品実装装置及び不良部品回収方法 - Google Patents

部品実装装置及び不良部品回収方法

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JPH10224098A
JPH10224098A JP9023545A JP2354597A JPH10224098A JP H10224098 A JPH10224098 A JP H10224098A JP 9023545 A JP9023545 A JP 9023545A JP 2354597 A JP2354597 A JP 2354597A JP H10224098 A JPH10224098 A JP H10224098A
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rectangle
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Jun Yamauchi
純 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良部品を整然と、しかも効率的に回収でき
る部品実装装置、回収ボックス及び不良部品回収方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 遅くとも不良部品の発生後に前記底面の
うち未だ不良部品が載置されていない未使用領域Sにつ
いての回収情報を取得するステップと、前記移載ヘッド
に保持されている不良部品についてこの不良部品を囲み
この不良部品のサイズに応じて大小設定される部品用矩
形の情報を取得するステップと、前記部品用矩形を現在
の未使用領域に収容可能かどうか判断するステップと、
判断の結果、収容可能であれば未使用領域に不良部品を
載置して未使用領域を部品用矩形相当分だけ削減するよ
うに前記回収情報を変更するステップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品実装装置、回
収ボックス及び不良部品回収方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品実装装置を用いて基板に電子部品を
自動実装しようとするとき、一部に変形や欠けなどの問
題がある不良部品が、発見されることがある。このよう
な不良部品は、そのまま基板に実装すると、基板によっ
て構成される回路モジュールの信頼性が低下する。ま
た、不良部品を手作業で取り除くまで移載ヘッドに保持
していたのでは、他の電子部品の実装を妨害することに
なり、生産性が大幅にダウンする。
【0003】したがって、従来より、不良部品が発見さ
れたら、直ちにこれを回収ボックスに廃棄又は収納する
ことが行われている。そして、この回収ボックスには、
ランダムに投入する筒状のものから構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにすると、再利用したい高価な電子部品についても他
の電子部品と一緒に、しかも乱雑に投入されることにな
り、好ましくない。即ち、電子部品の再利用等を考える
と、電子部品を平面的に整然と回収することが望まし
い。
【0005】ここで、不良部品を整然と回収するため
に、回収ボックスとして、格子状の仕切を備えた回収ト
レイを用い、仕切によって区画されたポケットに不良部
品を収納することも考えられる。
【0006】しかしながら、どの品種の電子部品が不良
部品になるかを予め知ることはできない。また、電子部
品のサイズは、1mm角以下のものから数cm角以上の
ものまである。したがって、区画されたポケットに収納
するようにすると、ポケットの1つのサイズを、最大の
サイズの電子部品であっても収納できるように、大きく
設定せざるを得ない。
【0007】しかし、最小のサイズの電子部品ばかりが
不良であった場合を考えてみると明らかなように、大き
なポケットに極小の不良部品が1個づつ収納される場合
も多く、このような固定的なポケットを採用すると、回
収ボックスの単位面積当たりの効率が非常に低い。
【0008】そこで本発明は、不良部品を整然と、しか
も効率的に回収できる部品実装装置、回収ボックス及び
不良部品回収方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の部品実装装置
は、昇降自在に支持され、パレットを上下複数段収納す
るマガジンと、パレット上に載置され、かつ電子部品を
収納するトレイと、パレット上に載置され、かつ仕切が
なく底面上の任意の位置に不良部品を載置できるように
形成された回収ボックスと、マガジンからパレットを引
出すと共に、パレットをマガジンに戻す引出部と、引出
部によって引出されたパレットを下受するテーブルと、
基板をテーブルから離れた位置に位置決めする位置決め
部と、テーブル上にあるパレットに載置されたトレイか
ら電子部品をピックアップして基板に移載し、かつテー
ブル上にあるパレットに載置された回収ボックスに不良
部品を載置する移載ヘッドと、移載ヘッドにピックアッ
プされた電子部品の良/不良を検出する検査手段と、回
収ボックスの底面のうち未だ不良部品が載置されていな
い未使用領域と未使用領域以外の既使用領域に関する回
収情報を記憶する回収情報記憶部とを備え、既使用領域
は、不良部品を囲み不良部品のサイズに応じて大小設定
される部品用矩形を回収ボックスの底面の辺に沿って既
使用領域に重ならないように配置した領域である。
【0010】またこの部品実装装置の回収ボックスを、
上端が開放され矩形の箱状をなすボックス本体と、ボッ
クス本体の底面上に載置され、かつ導電性を有する素材
から構成され、かつ上面が高摩擦係数を有し、かつ上面
全体が上方に露呈するシートとを備えて構成した。
【0011】さらに本発明の不良部品回収方法は、遅く
とも不良部品の検出後に底面のうち未だ不良部品が載置
されていない未使用領域についての回収情報を取得する
ステップと、移載ヘッドに保持されている不良部品につ
いてこの不良部品を囲みこの不良部品のサイズに応じて
大小設定される部品用矩形の情報を取得するステップ
と、部品用矩形を現在の未使用領域に収容可能かどうか
判断するステップと、判断の結果、収容可能であれば未
使用領域に不良部品を載置して未使用領域を部品用矩形
相当分だけ削減するように回収情報を変更するステップ
とを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1記載の部品実装装置は、
昇降自在に支持され、パレットを上下複数段収納するマ
ガジンと、パレット上に載置され、かつ電子部品を収納
するトレイと、パレット上に載置され、かつ仕切がなく
底面上の任意の位置に不良部品を載置できるように形成
された回収ボックスと、マガジンからパレットを引出す
と共に、パレットをマガジンに戻す引出部と、引出部に
よって引出されたパレットを下受するテーブルと、基板
をテーブルから離れた位置に位置決めする位置決め部
と、テーブル上にあるパレットに載置されたトレイから
電子部品をピックアップして基板に移載し、かつテーブ
ル上にあるパレットに載置された回収ボックスに不良部
品を載置する移載ヘッドと、移載ヘッドにピックアップ
された電子部品の良/不良を検出する検査手段と、回収
ボックスの底面のうち未だ不良部品が載置されていない
未使用領域と未使用領域以外の既使用領域に関する回収
情報を記憶する回収情報記憶部とを備え、既使用領域
は、不良部品を囲み不良部品のサイズに応じて大小設定
される部品用矩形を回収ボックスの底面の辺に沿って既
使用領域に重ならないように配置した領域である。
【0013】したがって、通常、テーブル上にトレイを
載置したパレットが引出され、移載ヘッドがこのトレイ
から電子部品をピックアップし、基板へ電子部品を移載
することにより、実装が行われる。
【0014】そして、不良部品が検出されると、テーブ
ル上のパレットは、回収ボックスを載置したパレットに
交換され、この回収ボックスに不良部品が収納される。
さらに、テーブル上のパレットを再度トレイを載置した
パレットに交換して実装が行われる。
【0015】ここで、回収ボックスには仕切がなく不良
部品は、大きなポケット等のような既定のエリアに載置
する必要がない。そして、不良部品のサイズに応じて部
品用矩形が大小設定される。即ち、極小の不良部品であ
れば極小の部品用矩形が設定される。そして、回収情報
を参照して、未使用領域に既使用領域に重ならないよう
に部品用矩形が詰めて設けられこの部品用矩形内に不良
部品が載置される。
【0016】このため、不良部品は、回収ボックスの底
面に無駄なく詰めて載置され、回収ボックスを効率良く
使用できる。
【0017】請求項2記載の回収ボックスは、上端が開
放され矩形の箱状をなすボックス本体と、ボックス本体
の底面上に載置され、かつ導電性を有する素材から構成
され、かつ上面が高摩擦係数を有し、かつ上面全体が上
方に露呈するシートとを備える。
【0018】したがって、仕切なしでも不良部品を安定
した状態で保持できるし、静電気が発生して不良部品を
破損する心配がない。
【0019】請求項3記載の不良部品回収方法は、遅く
とも不良部品の発生後に底面のうち未だ不良部品が載置
されていない未使用領域についての回収情報を取得する
ステップと、移載ヘッドに保持されている不良部品につ
いてこの不良部品を囲みこの不良部品のサイズに応じて
大小設定される部品用矩形の情報を取得するステップ
と、部品用矩形を現在の未使用領域に収容可能かどうか
判断するステップと、判断の結果、収容可能であれば未
使用領域に不良部品を載置して未使用領域を部品用矩形
相当分だけ削減するように回収情報を変更するステップ
とを含む。
【0020】したがって、不良部品のサイズにあわせた
部品用矩形を用いて、仕切のない回収ボックスの底面
に、不良部品を無駄なく合理的に収納できる。
【0021】次に図面を参照しながら、本発明の実施の
形態を説明する。図1に示すように、内部が空洞の縦長
箱状をなすケース1には、垂直な送りねじ2が回転自在
に軸支されている。そして、送りねじ2はケース1の上
部に設けられた昇降モータ3により回転する。
【0022】送りねじ2には、マガジン5の下部に取付
けられた送りナット4が螺合しており、昇降モータ3を
駆動すると、マガジン5全体を昇降させることができ
る。
【0023】マガジン5には、水平な段が複数形成さ
れ、それぞれの段には、パレット6がスライド自在に収
納されている。そして、本形態では、上部のほとんどの
段のパレット6に、電子部品16をマトリックス状に収
納するトレイ7が載置されているが、最下段のパレット
6には後に詳述する回収ボックス8が載置されている。
【0024】ケース1の前面の中段には、パレット6を
出入れできるようにパレット6よりも一回り大きな出入
口9が開けてあり、出入口9の下縁から水平なテーブル
10が前方に突設されている。
【0025】テーブル10は、出入口9と同じ高さにあ
る段から引出部11によって、矢印N1方向に引出され
たパレット6を水平に、かつスライド自在に下受けする
ものである。なお、引出部11は、パレット6の前縁か
らL字状に起立する起立部6aに係合して、パレット6
を保持すると共に、矢印N1又はその逆方向に移動す
る。
【0026】レーザユニット12は、テーブル10に隣
接して設けられ、レーザ光を用いてレーザユニット12
上を通過する電子部品16から延出する複数のリードに
向かって計測用のレーザ光を照射し、リードで反射した
光を受光して電気信号を出力する。そして、レーザユニ
ット12に隣接して、基板13が位置決め部14によっ
て水平に位置決めされる。
【0027】そして、移載ヘッド15はテーブル10上
のトレイ7から電子部品16をピックアップし(矢印N
1)、水平に移送して(矢印N3)、レーザユニット1
2上へ移動させ、電子部品16の複数のリードにレーザ
ユニット12が照射するレーザ光が当るように移動した
後、破線で示すように、基板13に電子部品16を搭載
する(矢印N4)。
【0028】次に、図2を用いて回収ボックス8につい
て説明する。上述したように、本形態では、最下段のパ
レット6に回収ボックス8を載置している。これは、通
常不良部品は頻繁に発生するものではなく、トレイ7を
出入口9から近くに置いて、トレイ7の切換時にマガジ
ン5の昇降に要する時間を短縮するためである。
【0029】さて回収ボックス8は、上端が開放され矩
形の薄箱状をなすボックス本体17(底面17aは水
平)と、底面17a上に載置され、導電性を有する素材
からなり上面の摩擦係数が大きいシート18とからな
る。
【0030】シート18をボックス本体17に載置する
と、シート18の上面(底面17aと同形状)全体が上
方に露呈する。また、シート18上に格子状の仕切等は
設けない。このため、シート18の上面(底面17a
上)全体の任意の位置に不良部品を載置できる。
【0031】そして、シート18は導電性を有するの
で、シート18上の不良部品に静電気が発生することは
なく部品破損を防止できる。
【0032】又、シート18の摩擦係数が高いので、パ
レット6の出入れ時等においても、シート18上の不良
部品が横スベリを起こさず、安定した状態で保持でき
る。シート18の摩擦係数を高くするには、シート18
自体に摩擦係数が高いものを用いてもよいし粗面加工等
を施してもよい。
【0033】さらに、シート18としては、柔らかい素
材を用いることが望ましい。これは、高価な電子部品に
は、極細のリード等変形しやすい部品があることが多い
ので、収納時のショックを弱くするためである。
【0034】次に図3を用いて、部品実装装置の制御ブ
ロックを説明する。上述した昇降モータ3、移載ヘッド
15、引出部11は、それぞれ昇降モータ駆動部19、
移載ヘッド駆動部20、引出部駆動部21によって駆動
される。又、レーザユニット12の出力は、高さ計測部
22へ入力され高さ情報に変換される。
【0035】ROM23は、後述する図4のフローチャ
ートに沿ったモジュールの他、昇降モータ駆動部19か
ら高さ計測部22等を制御するための制御プログラム及
び高さ計測部22で得たリードの高さ情報に基づいて電
子部品のリードの曲がりすぎ等の不良がないかを検出す
るための検査プログラム等を記憶している。CPU24
は、ROM23のプログラムを実行し、他の構成要素を
制御すると共に、図4のフローチャートに沿って不良部
品回収方法を実現する。
【0036】なお本実施の形態では、レーザユニット1
2、高さ計測部22、CPU24によって電子部品の検
査手段を構成している。
【0037】配膳データ記憶部25には、マガジン5の
どの段にどの品種の電子部品16があるかという情報が
記憶されている。
【0038】部品データ記憶部26には、各種の電子部
品16のサイズ、リード本数、リード寸法、等の他、後
述する部品用矩形R(図4(b))の横幅CX、縦幅C
Yという部品用矩形情報が記憶されている。
【0039】そして、回収情報記憶部27には、シート
18の横辺長LX、縦辺長LY(以上は一定値)、注目
点Pの座標(A,B)、最大縦幅M(以上は可変値)
(いずれも後述)からなる回収情報が記憶されている。
【0040】なお、配膳データ記憶部25、部品データ
記憶部26、回収情報記憶部27は、ハードディスク装
置又はRAM等の一領域として設けられる。
【0041】次に、図4を用いて、不良部品回収方法に
おける要点を一般化して説明する。さて図4(a)に示
すように、シート18(底面17aも同じ)は、横辺長
LX、縦辺長LYの矩形をなす。そして、シート18の
右上角点を原点0とし、左向きにX軸、下向きにY軸を
とる。
【0042】一方、図4(b)に示すように、部品用矩
形Rを考える。即ち、全品種の電子部品16について、
部品データ記憶部26からサイズ等の形状の特性を知る
ことができるから、電子部品16を囲む最小限度(又は
若干の余白を付けて)の矩形を求めることができる。そ
して、この矩形を部品用矩形Rと呼び、その右上角点を
基準点Qという。部品用矩形Rの横幅CX、縦幅CYを
決めたら、実装する以前に部品データ記憶部26に記憶
させておく。
【0043】ここで、本形態では、原点0、基準点Qの
いずれについても、右上角点を用いた。そこで、図4
(a)に示すように、基本的に、原点0から各不良部品
の部品用矩形Rの基準点Qを、X軸(底面17aの辺)
に平行な整列ラインに沿って各部品用矩形Rが重ならな
いように間隔を詰めて直列に並べてゆくこととし、X軸
と平行な1行ができたらこの1行に並べられた不良部品
の縦幅CYのうち最も大きな縦幅CY分だけ整列ライン
ALをY軸にずらして再度同様に並べる要領を採用して
いる。
【0044】図4(a)では5個の不良電子部品によっ
て形成された5つの部品用矩形R1〜R5によって最初
の1行が形成され3個の不良電子部品によって形成され
た3つの部品用矩形R6〜R8によって次の1行が形成
されている。
【0045】そして、これらの8つの部品用矩形R1〜
R8によって、新たに発見した不良部品の搭載ができな
い使用領域T(ハッチング部)と、未だ不良部品が搭載
されておらず、新たに発見した不良部品を搭載すること
ができる未使用領域Sとに分けることができる。ここ
で、Q1〜Q8は各部品用矩形、R1〜R8の基準点で
ある。
【0046】そして、本形態では、未使用領域S、使用
領域Tを分割する回収情報として、注目点Pと最大縦幅
Mを導入する。このうち注目点Pは、整列ラインALに
並んだ部品用矩形領域の横幅CXの合計寸法で決まるX
座標Aと整列ラインALが通るY座標Bを、それぞれ
X,Y座標とする点である。また最大縦幅Mは、整列ラ
インALに並べられた部品用矩形Rの縦幅CYの最大値
である。
【0047】ここで、注目点PのXY座標と最大縦幅M
を用いれば、図4(a)に示すように、任意の場合の未
使用領域S、使用領域Tを一義的に決定できる。
【0048】以上をふまえて、ある時点において、図4
(b)に示す部品用矩形Rを有する不良部品が発生し、
これを図4(a)の状態にあるシート18に搭載する場
合を考える。
【0049】未使用領域Sを無駄なく使用するには、基
準点Qが注目点Pに一致するように電子部品16を搭載
すればよい。
【0050】ここで、注目点Pに基準点Qを一致させる
ことができるには、少なくとも注目点Pから左側にある
矩形の領域(横辺長LX−A、縦辺長LX−B)か又は
使用領域Tより下方の矩形の領域(横辺長LX、縦辺長
LY−B−M)に、部品用矩形Rがすっぽり入らなけれ
ばならない。但し、実際には、横辺長LXより横幅CX
が大きいことはないので、横辺長LXと横幅CXとの比
較は省略する。
【0051】もし、このようにすっぽり入らないのであ
れば、未使用領域Sが絶対的に不足しているのであるか
ら、回収ボックス8自体を交換しなければならない。
【0052】一方、そうでなければ、以下3つの場合が
ある。 (1)図4(a)の鎖線で示しているように、部品用矩
形RaのサイズがCX≦LX−AかつCY≦Mのとき この場合は、注目点Pに部品用矩形Raの基準点を注目
点Pに一致させて並べるだけでよい。また第2既使用領
域Uの最大縦幅Mは変化がない。そして、並べたら、注
目点Pを点P2へ移せばよい。
【0053】(2)鎖線で示すように、部品用矩形Rb
のサイズがCX≦LX−AかつCY>Mのとき この場合は、(1)と同様に並べることができるが、最
大縦幅Mが新たに並べた部品用矩形Rbの縦幅CYの値
となる。そして、並べたら注目点Pを点P3へ移す。
【0054】(3)部品用矩形RcのサイズがCX>L
X−Aのとき この場合は、注目点Pに部品用矩形Rcを並べることは
できない。したがって、整列ラインALを最大縦幅Mだ
けY方向へずらし、この整列ラインAL1(2点鎖)と
Y軸の交点に注目点P3に基準点Qを合わせて部品用矩
形Rcを並べる。そして並べたら、注目点Pを点P4へ
移せばよい。
【0055】すると、最大縦幅Mは部品用矩形Rcの縦
幅CYとなる。次に図5を用いて、以上の検討を具体化
した流れを説明する。
【0056】まず、新しい回収ボックス8がセットされ
たら、CPU24は、回収情報記憶部27にアクセスし
て、注目点Pを原点0と一致させ(A=B=0)、最大
縦幅Mを0に初期化する(ステップ1)。即ち、このと
き図6(a)に示すように、シート18全部が未使用領
域Sである。
【0057】次に、不良部品が発生し、不良部品の回収
が始まるまで待機する(ステップ2)。
【0058】検査手段が不良電子部品を検出したら、回
収情報記憶部27から現在の注目点Pの座標と最大縦幅
Mを読出す(ステップ3)。又、部品データ記憶部26
を参照して、この不良部品の品種における横幅CX、縦
幅CYを読出す(ステップ4)。
【0059】次に、CY≦LY−Bの是否を検討する
(ステップ5)。これが否であれば、上述したように未
使用領域Sが絶対的に不足しているから、回収ボックス
8を交換するよう指示する(ステップ6)。そうでなけ
れば、ステップ7へ移る。
【0060】ステップ7では、CX≦LX−Aを検討す
る。是であれば、整列ラインALを移動せずに部品用矩
形Rを並べられるので、シート搭載の方へ進む(ステッ
プ10)。否であれば、整列ラインALの移動を行うべ
く、まず注目点PのX座標Aを0にしてY軸上へ移すと
共に、Y座標Bを最大縦幅Mだけ進める(ステップ
8)。そして、最大縦幅Mを0に戻して(ステップ
9)、再度ステップ5の検討を行う。
【0061】一方、ステップ10では、最大縦幅Mを変
更する必要があるかどうか検討している。もし必要な
ら、今の部品用矩形Rの縦幅CYを最大縦幅Mに代入す
る(ステップ11)。そして、ステップ12へ移る。
【0062】ステップ12では、現在の注目点Pに、今
の部品用矩形Rの基準点Qを合わせて搭載してよいか
ら、そのようにシート18に搭載し、並べた部品用矩形
R分だけ注目点PのX座標Aを進めて(ステップ1
3)、回収発生の待機状態へ戻る(ステップ2)。
【0063】以上の処理を、未使用領域Sが不足するま
で(ステップ5からステップ6へのルート)、くり返し
行う。
【0064】なお請求項3にいう、未使用領域Sに収容
可能かどうかの判断は、ステップ5,7,8,9,1
0,11の組合せにより、簡単な数値演算と比較で実現
でき、判断時間はほとんどかからない。
【0065】このような処理を行うと、概ね図6(a)
の状態から順に図6(d)に至るような過程を経る。
【0066】図6(b)の状態では、3つの不良部品の
部品用矩形Rで使用領域Tが構成されている。
【0067】また図6(c)では、1行の使用領域Tが
出来あがり、注目点P(整列ラインAL)が次の行を並
べるべくY方向にシフトしている。そして、図6(d)
では、整列ラインAL上に次の行が出来つつあるが、こ
の行の不良部品が図示したもののより小さいものなら
ば、この行の最大高さMも図示より小さくなり、未使用
領域Sを効率的に使用できるようになっている。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
不良部品を効率的かつ整然と回収できる。また、請求項
2記載の構成によれば、不良部品を安定にかつ安全に回
収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における部品実装装置の
側面図
【図2】本発明の一実施の形態における回収ボックスの
斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における部品実装装置の
ブロック図
【図4】(a)本発明の一実施の形態における未使用/
既使用領域の説明図 (b)本発明の一実施の形態における部品用矩形の説明
【図5】本発明の一実施の形態における不良部品回収方
法のフローチャート
【図6】(a)本発明の一実施の形態における不良部品
回収方法の工程説明図 (b)本発明の一実施の形態における不良部品回収方法
の工程説明図 (c)本発明の一実施の形態における不良部品回収方法
の工程説明図 (d)本発明の一実施の形態における不良部品回収方法
の工程説明図
【符号の説明】
5 マガジン 6 パレット 7 トレイ 8 回収ボックス 10 テーブル 11 引出部 13 基板 14 位置決め部 15 移載ヘッド 16 電子部品 S 未使用領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降自在に支持され、パレットを上下複数
    段収納するマガジンと、前記パレット上に載置され、か
    つ電子部品を収納するトレイと、前記パレット上に載置
    され、かつ仕切がなく底面上の任意の位置に不良部品を
    載置できるように形成された回収ボックスと、前記マガ
    ジンからパレットを引出すと共に、パレットを前記マガ
    ジンに戻す引出部と、前記引出部によって引出されたパ
    レットを下受するテーブルと、基板を前記テーブルから
    離れた位置に位置決めする位置決め部と、前記テーブル
    上にあるパレットに載置されたトレイから電子部品をピ
    ックアップして基板に移載し、かつ前記テーブル上にあ
    るパレットに載置された前記回収ボックスに不良部品を
    載置する移載ヘッドと、前記移載ヘッドにピックアップ
    された電子部品の良/不良を検出する検査手段と、前記
    回収ボックスの底面のうち未だ不良部品が載置されてい
    ない未使用領域と未使用領域以外の既使用領域に関する
    回収情報を記憶する回収情報記憶部とを備え、前記既使
    用領域は、不良部品を囲み不良部品のサイズに応じて大
    小設定される部品用矩形を前記回収ボックスの底面の辺
    に沿って既使用領域に重ならないように配置した領域で
    あることを特徴とする部品実装装置。
  2. 【請求項2】前記回収ボックスは、上端が開放され矩形
    の箱状をなすボックス本体と、前記ボックス本体の底面
    上に載置され、かつ導電性を有する素材から構成され、
    かつ上面が高摩擦係数を有し、かつ上面全体が上方に露
    呈するシートとを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の部品実装装置。
  3. 【請求項3】移載ヘッドを用いて不良部品を回収ボック
    スの底面上に回収する不良部品回収方法であって、前記
    底面上には仕切がなく前記回収ボックスは前記底面上の
    任意の位置に不良部品を載置できるように形成されてお
    り、 遅くとも不良部品の検出後に前記底面のうち未だ不良部
    品が載置されていない未使用領域についての回収情報を
    取得するステップと、前記移載ヘッドに保持されている
    不良部品についてこの不良部品を囲みこの不良部品のサ
    イズに応じて大小設定される部品用矩形の情報を取得す
    るステップと、前記部品用矩形を現在の未使用領域に収
    容可能かどうか判断するステップと、判断の結果、収容
    可能であれば未使用領域に不良部品を載置して未使用領
    域を少なくとも部品用矩形相当分だけ削減するように前
    記回収情報を変更するステップとを含むことを特徴とす
    る不良部品回収方法。
  4. 【請求項4】前記回収情報は、不良部品収納基準点の座
    標を含むことを特徴とする請求項3記載の不良部品回収
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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