JPH10223846A - 入出力保護回路 - Google Patents

入出力保護回路

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JPH10223846A
JPH10223846A JP9021611A JP2161197A JPH10223846A JP H10223846 A JPH10223846 A JP H10223846A JP 9021611 A JP9021611 A JP 9021611A JP 2161197 A JP2161197 A JP 2161197A JP H10223846 A JPH10223846 A JP H10223846A
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
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    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路の集積化を図るために素子間の間隔を狭
くした場合、外部からのノイズ等がトリガーとなって、
寄生サイリスタが動作しやすくなり、それにより、ラッ
チアップが発生する虞れがある。 【解決手段】 P型半導体基板301上に形成されたN
ウェル335内に形成されている高濃度P型エミッタ3
11を入出力パッド302と接続するとともに、高濃度
P型コレクタ313を低電位電源配線304に接続し、
これにより、バイポーラトランジスタを形成させ、ま
た、Nウェル335内に形成されている高濃度N型ベー
ス312を高電位電源配線303に接続し、それによ
り、入出力パッド302と高電位電源配線303との間
にダイオードを形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部素子を保護す
るための入出力保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の入出力保護回路の一構成
例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に
示したA−A’断面図である。
【0003】本従来例は図5に示すように、P型半導体
基板501と、P型半導体基板501上に設けられてい
る入出力パッド502、高電位電源配線503及び低電
位電源配線504と、入出力パッド502と高電位電源
配線503との間に形成されているPch−MOSオフ
バッファ型ダイオード領域530と、入出力パッド50
2と低電位電源配線504との間に形成されているNc
h−MOSオフバッファ型ダイオード領域540とから
構成されている。
【0004】Pch−MOSオフバッファ型ダイオード
領域530は、高電位電源配線503と接続されている
ループ型のゲート電極531と、入出力パッド502及
びゲート電極531と接続されている高濃度のP型ドレ
イン領域532と、P型ドレイン領域532の周囲に設
けられ、高電位電源配線503及びゲート電極531と
接続されている高濃度のP型ソース領域533と、P型
ソース領域533の周囲に設けられ、P型ソース領域5
33及び素子分離酸化膜505と接続されている高濃度
のN型バックゲート534とから構成されており、ま
た、Nch−MOSオフバッファ型ダイオード領域54
0は、低電位電源配線504と接続されているループ型
のゲート電極541と、入出力パッド502及びゲート
電極541と接続されている高濃度のN型ドレイン領域
542と、N型ドレイン領域542の周囲に設けられ、
低電位電源配線504及びゲート電極541と接続され
ている高濃度のN型ソース領域543と、N型ソース領
域543の周囲に設けられ、N型ソース領域543及び
素子分離酸化膜505と接続されている高濃度のP型バ
ックゲート544とから構成されている(特開昭−20
2056号公報参照)。
【0005】このように、P型ドレイン領域532及び
N型ドレイン領域542を、P型ソース領域533及び
N型ソース領域543、並びに、N型バックゲート53
4及びP型バックゲート544によって囲む構成とする
ことにより、P型ドレイン領域532及びN型ドレイン
領域542を外部から隔離し、静電パルス等をこのダイ
オード内で吸収させている。
【0006】近年、集積回路装置においては、多入出力
化が進んでいるが、入出力間の狭ピッチ化が図られてい
る製品では、各入出力それぞれに保護回路が接続されて
いるため、入出力端子の増加に伴ってチップ面積が増大
してしまう。そのため、入出力保護回路のシュリンク化
が必要となってきている。
【0007】したがって、このような構成において占有
面積を小さくする場合は、入出力保護用のPch−MO
Sダイオード領域とNch−MOSダイオード領域との
間を狭くすることが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6は、図5に示した
入出力保護回路の等価回路を示す回路図である。
【0009】図6に示すように、図5に示したようなレ
イアウトの入出力保護回路においては、入出力端子60
2と高電位電源端子603との間に接続されているPc
h−MOSオフバッファ型ダイオード630のソース
(Nウェル中の高濃度P型拡散層)と、入出力端子60
2と低電位電源端子604との間に接続されているNc
h−MOSオフバッファ型ダイオード640のソース
(P型半導体基板中の高濃度N型拡散層)との間に寄生
サイリスタ645が形成されている。
【0010】ここで、寄生サイリスタが形成されている
回路においては、寄生サイリスタの動作を抑制するため
に、Pch−MOS型ダイオードとNch−MOS型ダ
イオードとを一定以上の距離をあけて配置することが必
要とされている。
【0011】そのため、回路の集積度を向上させるため
にPch−MOSオフバッファ型ダイオード630とN
ch−MOSオフバッファ型ダイオード640との間を
狭くした場合、外部からのノイズ等がトリガーとなっ
て、寄生サイリスタ645が動作しやすくなり、それに
より、ラッチアップが発生する虞れがある。
【0012】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、Pch−M
OS型ダイオードとNch−MOS型ダイオードとを近
接して配置可能とし、それにより、集積度を向上させる
ことができる入出力保護回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、また、第1導電型を有する半導体基板と、
該半導体基板上の一部に形成され、前記半導体基板とは
逆の導電型の第2導電型の領域と、該第2導電型の領域
内または周辺部に形成されている複数の拡散層と、該拡
散層と外部との信号のやりとりを行うための入出力パッ
ドと、該拡散層に対して高電圧を印加するための高電位
電源配線と、該拡散層に対して低電圧を印加するための
低電位電源配線とを有してなる入出力保護回路におい
て、前記拡散層は、前記入出力パッドと接続されている
第1導電型の第1の拡散層と、前記高電位電源配線と接
続されている第2導電型の第2の拡散層と、前記低電位
電源配線と接続されている第1導電型の第3の拡散層と
を有することを特徴とする。
【0014】また、前記第1導電型はP型であり、前記
第2導電型はN型であることを特徴とする。
【0015】また、前記第1導電型はN型であり、前記
第2導電型はP型であることを特徴とする。
【0016】外部との信号のやりとりが行われる入出力
端子と、高電圧が印加される高電位電源端子と、低電圧
が印加される低電位電源端子とに接続されている被保護
素子を、前記入出力端子に印加される静電パルスから保
護する入出力保護回路において、前記入出力端子と前記
高電位電源端子との間に前記入出力端子側をアノードと
して接続されているダイオードと、前記入出力端子と前
記低電位電源端子との間に前記入出力端子側をエミッタ
とし、前記低電位電源側をコレクタとして接続されてい
るトランジスタと、該トランジスタのベースと前記高電
位電源端子との間に接続されている寄生抵抗とを有する
ことを特徴とする。
【0017】また、外部との信号のやりとりが行われる
入出力端子と、高電圧が印加される高電位電源端子と、
低電圧が印加される低電位電源端子とに接続されている
被保護素子を、前記入出力端子に印加される静電パルス
から保護する入出力保護回路において、前記入出力端子
と前記低電位電源端子との間に前記入出力端子側をカソ
ードとして接続されているダイオードと、前記入出力端
子と前記高電位電源端子との間に前記入出力端子側をエ
ミッタとし、前記高電位電源側をコレクタとして接続さ
れているトランジスタと、該トランジスタのベースと前
記低電位電源端子との間に接続されている寄生抵抗とを
有することを特徴とする。
【0018】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、第1導電型を有する半導体基板上の一部に形
成された第2導電型の領域内または周辺部に形成されて
いる第1導電型の第1の拡散層が入出力パッドと接続さ
れ、また、第1導電型の第3の拡散層が低電位電源配線
に接続されており、これにより、バイポーラトランジス
タが形成されている。
【0019】また、第1導電型を有する半導体基板上の
一部に形成された第2導電型の領域内に形成されている
第2導電型の第2の拡散層が高電位電源配線に接続され
ており、それにより、入出力パッドと高電位電源配線と
の間にダイオードが形成されている。
【0020】このように、バイポーラトランジスタ及び
ダイオードが形成されるので、入出力パッドに静電パル
スが印加された場合、印加された静電パルスが吸収され
る。
【0021】また、第1導電型を有する半導体基板上の
一部に形成された第2導電型の領域内に、高電位電源配
線に接続される第1導電型の拡散層が存在しないので、
素子を近接させて配置した場合においてもラッチアップ
が生じることはない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の入出力保護回路の実施の
一形態の等価回路を示す回路図であり、P型半導体基
板、Nウェル構成を有する入出力保護回路の等価回路を
示す。
【0024】本形態の等価回路は図1に示すように、外
部との信号のやりとりが行われる入出力端子102と、
高電圧が印加される高電位電源端子103と、低電圧が
印加される低電位電源端子104と、入出力端子10
3、高電位電源端子103及び低電位電源端子104に
接続されている被保護素子である内部素子106と、入
出力端子102と高電位電源端子103との間に入出力
端子102側をアノードとして接続されているNウェル
−高濃度P型拡散層ダイオード107と、入出力端子1
02と低電位電源端子104との間に入出力端子102
側をエミッタとし、低電位電源104側をコレクタとし
て接続されているPNP型バイポーラトランジスタ11
0と、PNP型バイポーラトランジスタ110のベース
と高電位電源端子103との間に接続されている寄生N
ウェル抵抗108とから構成されている。
【0025】上記のように構成された回路においては、
入出力端子102と高電位電源端子103との間にNウ
ェル−高濃度P型拡散層ダイオード107が接続され、
また、入出力端子102と低電位電源端子104との間
に設けられているPNP型バイポーラトランジスタ11
0のゲートが寄生Nウェル抵抗108を介して高電位電
源端子103に接続されていることによって、入出力端
子102に印加される静電パルスがクランプされ、それ
により、内部素子106が保護されている。
【0026】さらに、Nウェル−高濃度P型拡散層ダイ
オード107のカソードが高電位電源端子103に、P
NP型バイポーラトランジスタ110のコレクタが低電
位電源端子104にそれぞれ接続されていることによっ
て、サイリスタ構成となることが回避されている。
【0027】また、図2は、本発明の入出力保護回路の
実施の他の形態の等価回路を示す回路図であり、N型半
導体基板、Pウェル構成を有する入出力保護回路の等価
回路を示す。
【0028】本形態の等価回路は図2に示すように、外
部との信号のやりとりが行われる入出力端子102と、
高電圧が印加される高電位電源端子103と、低電圧が
印加される低電位電源端子104と、入出力端子10
3、高電位電源端子103及び低電位電源端子104に
接続されている被保護素子である内部素子106と、入
出力端子102と低電位電源端子104との間に入出力
端子102側をカソードとして接続されているPウェル
−高濃度N型拡散層ダイオード207と、入出力端子1
02と高電位電源端子103との間に入出力端子102
側をエミッタとし、高電位電源端子103側をコレクタ
として接続されているNPN型バイポーラトランジスタ
210と、NPN型バイポーラトランジスタ210のベ
ースと低電位電源端子104との間に接続されている寄
生Pウェル抵抗208とから構成されている。
【0029】上記のように構成された回路においても、
図1に示した回路と同様の効果が得られる。
【0030】さらに、内部素子106の耐圧を考慮し
て、高濃度拡散層を高濃度拡散層と同一の導電型の低濃
度拡散層で覆うことにより、高耐圧の回路にも適用する
ことができる。
【0031】
【実施例】以下に、上述した回路構成となる入出力保護
回路の実施例について説明する。
【0032】(第1の実施例)図3は、図1に示した回
路構成となる入出力保護回路の第1の実施例を示す図で
あり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−
A’断面図である。
【0033】図3に示すように本形態においては、不純
物濃度が10E14〜10E16[atoms/c
3]程度のP型半導体基板301中の表面部に、接合
深さが2〜10μm、表面不純物濃度が10E15〜1
0E17[atoms/cm3]程度のNウェル335
が形成されており、このNウェル335の表面部に、深
さが0.2〜1μm、表面不純物濃度が10E19〜1
0E20[atoms/cm3]程度の高濃度拡散層と
なる第1の拡散層である高濃度P型エミッタ311、第
2の拡散層である高濃度N型ベース312及び第3の拡
散層である高濃度P型コレクタ313が形成されてい
る。なお、この高濃度拡散層は、酸化膜厚が300〜1
000nmの素子分離酸化膜305で囲まれており、ま
た、素子分離酸化膜305と入出力パッド302との間
には層間絶縁膜306が設けられている。さらに、高濃
度P型エミッタ311には外部との信号のやりとりを行
うための入出力パッド302が、高濃度N型ベース31
2には高電圧が印加される高電位電源配線303が、高
濃度P型コレクタ313には低電圧が印加される低電位
電源配線304がそれぞれ接続されている。
【0034】上述した高濃度拡散層、素子分離酸化膜3
05、層間絶縁膜306及びコンタクトの形成、並びに
配線方法については従来から知られている方法でそれぞ
れ行われる。
【0035】以下に、上述した高濃度拡散層の構成につ
いて詳細に説明する。
【0036】高濃度拡散層は5本1組で構成され、長さ
は40〜400μm、太さは5〜20μmであり、それ
ぞれの間隔は0.1〜5μmである。1組が5本から構
成されていれば、2組またはそれ以上の構成でも構わな
い。また、両側の2本については、他の入出力端子用の
保護回路と共用することができる。
【0037】中心部には、Nウェル335と逆の導電型
で、低電位電源配線304に接続されている高濃度P型
コレクタ313が配置され、高濃度P型コレクタ313
の両側には、Nウェル335と逆の導電型で、入出力パ
ッド302に接続されている高濃度P型エミッタ311
が、高濃度P型コレクタ313に近接して配置されてい
る。
【0038】これにより、図1に示したように、入出力
端子102と低電位電源端子104との間にPNP型バ
イポーラトランジスタ110が形成されることになる。
【0039】さらに、高濃度P型エミッタ311の高濃
度P型コレクタ313が設けられていない側には、Nウ
ェル335と同じ導電型で、高電位電源配線303に接
続されている高濃度N型ベース312が、高濃度P型エ
ミッタ311に近接して配置されている。
【0040】これにより、図1に示したように、入出力
端子102と高電位電源端子103との間にNウェル−
高濃度P型拡散層ダイオード107が形成されることに
なる。
【0041】また、PNP型バイポーラトランジスタ1
10の高濃度N型ベース312と高電位電源配線303
とは、寄生Nウェル抵抗108を介して接続される構成
となる。
【0042】これにより、入出力端子102に静電パル
スが印加された場合、印加された静電パルスが、Nウェ
ル−高濃度P型拡散層ダイオード107またはPNPバ
イポーラトランジスタ110によりクランプされ、内部
素子106が保護される。
【0043】さらに、従来の入出力保護回路のように、
Nウェル中に高電位に接続されている高濃度P型拡散層
を設ける必要がないため、寄生サイリスタは構成されな
い。よって、入出力に対して高電位及び低電位に挿入す
る保護素子を分離して配置する必要がなく、Nウェル3
35内に集約して形成することが可能となる。
【0044】(第2の実施例)図4は、図1に示した回
路構成となる入出力保護回路の第2の実施例を示す図で
あり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−
A’断面図である。
【0045】図4に示すように本形態においては、不純
物濃度が10E14〜10E16[atoms/c
3]程度のP型半導体基板401中の表面部に、接合
深さが2〜10μm、表面不純物濃度が10E15〜1
0E17[atoms/cm3]程度のNウェル435
が形成されており、このNウェル435の表面部及び周
辺部に、深さが0.2〜1μm、表面不純物濃度が10
E19〜10E20[atoms/cm3]程度の高濃
度拡散層となる第1の拡散層である高濃度P型エミッタ
411、第2の拡散層である高濃度N型ベース412及
び第3の拡散層である高濃度P型コレクタ413が形成
されている。なお、この高濃度拡散層は、酸化膜厚が3
00〜1000nmの素子分離酸化膜405で囲まれて
おり、また、素子分離酸化膜405と入出力パッド40
2との間には層間絶縁膜406が設けられている。さら
に、高濃度P型エミッタ411には外部との信号のやり
とりを行うための入出力パッド402が、高濃度N型ベ
ース412には高電圧が印加される高電位電源配線40
3が、高濃度P型コレクタ413には低電圧が印加され
る低電位電源配線404がそれぞれ接続されている。
【0046】上述した高濃度拡散層、素子分離酸化膜4
05、層間絶縁膜406及びコンタクトの形成、並びに
配線方法については従来から知られている方法でそれぞ
れ行われる。
【0047】以下に、上述した高濃度拡散層の構成につ
いて詳細に説明する。
【0048】高濃度拡散層は5本1組で構成され、長さ
は40〜400μm、太さは5〜20μmであり、それ
ぞれの間隔は0.1〜5μmである。1組が5本から構
成されていれば、2組またはそれ以上の構成でも構わな
い。また、両側の2本については、他の入出力端子用の
保護回路と共用することができる。
【0049】中心部には、Nウェル435と同じ導電型
で、高電位電源配線404に接続されている高濃度N型
ベース412が配置され、高濃度N型ベース412の両
側には、Nウェル435と逆の導電型で、入出力パッド
402に接続されている高濃度P型エミッタ411が、
高濃度N型ベース412に近接して配置されている。
【0050】これにより、図1に示したように、入出力
端子102と高電位電源端子103との間にNウェル−
高濃度P型拡散層ダイオード107が形成されることに
なる。
【0051】さらに、高濃度P型エミッタ411の高濃
度N型ベース412が設けられていない側のNウェル4
35の周辺部には、Nウェル435と逆の導電型で、低
電位電源配線404に接続されている高濃度P型コレク
タ413が、高濃度P型エミッタ411に近接して配置
されている。
【0052】これにより、図1に示したように、入出力
端子102と低電位電源端子104との間にPNP型バ
イポーラトランジスタ110が形成されることになる。
【0053】また、PNP型バイポーラトランジスタ1
10の高濃度N型ベース412と高電位電源配線403
とは、寄生Nウェル抵抗108を介して接続される構成
となる。
【0054】これにより、入出力端子102に静電パル
スが印加された場合、印加された静電パルスが、Nウェ
ル−高濃度P型拡散層ダイオード107またはPNPバ
イポーラトランジスタ110によりクランプされ、内部
素子106が保護される。
【0055】さらに、従来の入出力保護回路のように、
Nウェル中に高電位に接続されている高濃度P型拡散層
を設ける必要がないため、寄生サイリスタは構成されな
い。よって、入出力に対して高電位及び低電位に挿入す
る保護素子を分離して配置する必要がなく、Nウェル3
35内に集約して形成することが可能となる。
【0056】本実施例においては、回路の集積度を20
〜40%向上させることができた。
【0057】なお、上述した第1及び第2の実施例にお
いては、図1に示した回路構成となる保護回路について
説明したが、第1及び第2の実施例において説明した導
電型(P型とN型)を逆にすれば、図2に示した回路構
成となる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
寄生サイリスタが形成されず、素子を近接させて配置し
た場合においてもラッチアップが生じることはないた
め、回路の集積度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入出力保護回路の実施の一形態の等価
回路を示す回路図である。
【図2】本発明の入出力保護回路の実施の他の形態の等
価回路を示す回路図である。
【図3】図1に示した回路構成となる入出力保護回路の
第1の実施例を示す図であり、(a)は上面図、(b)
は(a)に示したA−A’断面図である。
【図4】図1に示した回路構成となる入出力保護回路の
第2の実施例を示す図であり、(a)は上面図、(b)
は(a)に示したA−A’断面図である。
【図5】従来の入出力保護回路の一構成例を示す図であ
り、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’
断面図である。
【図6】図5に示した入出力保護回路の等価回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
102 入出力端子 103 高電位電源端子 104 低電位電源端子 106 内部素子 107 Nウェル−高濃度P型拡散層ダイオード 108 寄生Nウェル抵抗 110 PNPバイポーラトランジスタ 207 Pウェル−高濃度N型拡散層ダイオード 208 寄生Pウェル抵抗 210 NPNバイポーラトランジスタ 301,401 P型半導体基板 302,402 入出力パッド 303,403 高電位電源配線 304,404 低電位電源配線 305,405 素子分離酸化膜 306,406 層間絶縁膜 311,411 高濃度P型エミッタ 312,412 高濃度N型ベース 313,413 高濃度P型コレクタ 335,435 Nウェル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型を有する半導体基板と、 該半導体基板上の一部に形成され、前記半導体基板とは
    逆の導電型の第2導電型の領域と、 該第2導電型の領域内または周辺部に形成されている複
    数の拡散層と、 該拡散層と外部との信号のやりとりを行うための入出力
    パッドと、 該拡散層に対して高電圧を印加するための高電位電源配
    線と、 該拡散層に対して低電圧を印加するための低電位電源配
    線とを有してなる入出力保護回路において、 前記拡散層は、 前記入出力パッドと接続されている第1導電型の第1の
    拡散層と、 前記高電位電源配線と接続されている第2導電型の第2
    の拡散層と、 前記低電位電源配線と接続されている第1導電型の第3
    の拡散層とを有することを特徴とする入出力保護回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の入出力保護回路におい
    て、 前記第1導電型はP型であり、 前記第2導電型はN型であることを特徴とする入出力保
    護回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の入出力保護回路におい
    て、 前記第1導電型はN型であり、 前記第2導電型はP型であることを特徴とする入出力保
    護回路。
  4. 【請求項4】 外部との信号のやりとりが行われる入出
    力端子と、高電圧が印加される高電位電源端子と、低電
    圧が印加される低電位電源端子とに接続されている被保
    護素子を、前記入出力端子に印加される静電パルスから
    保護する入出力保護回路において、 前記入出力端子と前記高電位電源端子との間に前記入出
    力端子側をアノードとして接続されているダイオード
    と、 前記入出力端子と前記低電位電源端子との間に前記入出
    力端子側をエミッタとし、前記低電位電源側をコレクタ
    として接続されているトランジスタと、 該トランジスタのベースと前記高電位電源端子との間に
    接続されている寄生抵抗とを有することを特徴とする入
    出力保護回路。
  5. 【請求項5】 外部との信号のやりとりが行われる入出
    力端子と、高電圧が印加される高電位電源端子と、低電
    圧が印加される低電位電源端子とに接続されている被保
    護素子を、前記入出力端子に印加される静電パルスから
    保護する入出力保護回路において、 前記入出力端子と前記低電位電源端子との間に前記入出
    力端子側をカソードとして接続されているダイオード
    と、 前記入出力端子と前記高電位電源端子との間に前記入出
    力端子側をエミッタとし、前記高電位電源側をコレクタ
    として接続されているトランジスタと、 該トランジスタのベースと前記低電位電源端子との間に
    接続されている寄生抵抗とを有することを特徴とする入
    出力保護回路。
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