JPH10223100A - キーシリンダ用スイッチ装置 - Google Patents
キーシリンダ用スイッチ装置Info
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- JPH10223100A JPH10223100A JP2031797A JP2031797A JPH10223100A JP H10223100 A JPH10223100 A JP H10223100A JP 2031797 A JP2031797 A JP 2031797A JP 2031797 A JP2031797 A JP 2031797A JP H10223100 A JPH10223100 A JP H10223100A
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- Japan
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- rotor
- key
- switch
- lever
- switch device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キーシリンダに組込まれるものにおいて、リ
ード線の導出位置を任意に選択可能とする。 【解決手段】 ボデー2の基端側に設けられ、ドアロッ
ク機構を機械的に動作するレバー10に、連結突起13
を設ける。ボデー2の基端外周部に、嵌合凸部16を設
ける。レバー10の背面側に位置して、回転子18及び
スイッチケース19を設けてスイッチ装置20を構成す
る。回転子18に、可動接点板21を設けると共に、前
記連結突起13に連結される8個の切欠凹部22を設け
る。スイッチケース19に、固定接点部23,24,2
5を設けると共に、前記嵌合凸部16に嵌合される8個
の嵌合凹部28を設ける。いずれの嵌合凹部28を用い
るかによって、リード線27の導出位置を所望の位置と
することができる。スイッチケース19のボデー2へ取
付けを固定部材29により行う。
ード線の導出位置を任意に選択可能とする。 【解決手段】 ボデー2の基端側に設けられ、ドアロッ
ク機構を機械的に動作するレバー10に、連結突起13
を設ける。ボデー2の基端外周部に、嵌合凸部16を設
ける。レバー10の背面側に位置して、回転子18及び
スイッチケース19を設けてスイッチ装置20を構成す
る。回転子18に、可動接点板21を設けると共に、前
記連結突起13に連結される8個の切欠凹部22を設け
る。スイッチケース19に、固定接点部23,24,2
5を設けると共に、前記嵌合凸部16に嵌合される8個
の嵌合凹部28を設ける。いずれの嵌合凹部28を用い
るかによって、リード線27の導出位置を所望の位置と
することができる。スイッチケース19のボデー2へ取
付けを固定部材29により行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のドア
ロック用のシリンダ錠に用いられるキーシリンダ用スイ
ッチ装置に関する。
ロック用のシリンダ錠に用いられるキーシリンダ用スイ
ッチ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば車両のドアロッ
ク用のシリンダ錠においては、キーがキーロータに差込
まれて回動操作されることにより、キーロータに連動さ
れるレバーを介してドアロック機構が機械的に動作し、
ドアのロック及びロック解除を行うように構成されてい
る。そして、これと共に、シリンダ錠のボデーの基端側
には、前記キーロータの回動に伴い接点が切換えられる
スイッチ装置が一体的に設けられており、そのスイッチ
装置の信号が制御回路に与えられるようになっている。
ク用のシリンダ錠においては、キーがキーロータに差込
まれて回動操作されることにより、キーロータに連動さ
れるレバーを介してドアロック機構が機械的に動作し、
ドアのロック及びロック解除を行うように構成されてい
る。そして、これと共に、シリンダ錠のボデーの基端側
には、前記キーロータの回動に伴い接点が切換えられる
スイッチ装置が一体的に設けられており、そのスイッチ
装置の信号が制御回路に与えられるようになっている。
【0003】この場合、前記スイッチ装置は、例えば円
筒状のボデーの基端部内に回動可能に嵌込まれて前記キ
ーロータ(及びレバー)と連結状態とされる回転子に可
動接点板を設けると共に、前記ボデーの基端部を塞ぐよ
うに固定される円形状のスイッチケースに、前記可動接
点板が摺動して接離する固定接点部を設けて構成されて
いた。また、前記固定接点部に接続されたリード線が、
前記スイッチケースの所定部位から側方(例えば車両の
前方側)に導出されて外部回路に接続される形態とされ
ていた。
筒状のボデーの基端部内に回動可能に嵌込まれて前記キ
ーロータ(及びレバー)と連結状態とされる回転子に可
動接点板を設けると共に、前記ボデーの基端部を塞ぐよ
うに固定される円形状のスイッチケースに、前記可動接
点板が摺動して接離する固定接点部を設けて構成されて
いた。また、前記固定接点部に接続されたリード線が、
前記スイッチケースの所定部位から側方(例えば車両の
前方側)に導出されて外部回路に接続される形態とされ
ていた。
【0004】ところで、このようなシリンダ錠は、車両
の左右のドアに夫々設けられるのであるが、各スイッチ
装置のリード線の導出方向を例えば車両の前方としたい
場合には、シリンダ錠の組込み状態が左右対称的な形態
となるため、右側のドアにおいては、スイッチケースの
うち右側部位からリード線が導出され、左側のドアにお
いては、スイッチケースのうち左側部位からリード線が
導出されることが望ましい。その他、各種の設計上の都
合(例えば他の部材との配置関係など)によっても、ス
イッチ装置からリード線を導出すべき適切な位置が異な
ってくる。
の左右のドアに夫々設けられるのであるが、各スイッチ
装置のリード線の導出方向を例えば車両の前方としたい
場合には、シリンダ錠の組込み状態が左右対称的な形態
となるため、右側のドアにおいては、スイッチケースの
うち右側部位からリード線が導出され、左側のドアにお
いては、スイッチケースのうち左側部位からリード線が
導出されることが望ましい。その他、各種の設計上の都
合(例えば他の部材との配置関係など)によっても、ス
イッチ装置からリード線を導出すべき適切な位置が異な
ってくる。
【0005】ところが、上記従来のものでは、シリンダ
錠のボデーに対してスイッチ装置のリード線の導出位置
が一か所に固定されているため、リード線の導出方向を
適切なものとするためには、リード線の導出位置を異な
らせた複数種類のスイッチ装置(スイッチケース)を夫
々別途に製作する必要があり、コスト面での不利があっ
た。この場合、1種類のスイッチ装置であっても、リー
ド線の導出位置を任意に選択することができれば、いわ
ば部品の共用化を図ることができ、コスト面でのメリッ
トは大きなものとなる。
錠のボデーに対してスイッチ装置のリード線の導出位置
が一か所に固定されているため、リード線の導出方向を
適切なものとするためには、リード線の導出位置を異な
らせた複数種類のスイッチ装置(スイッチケース)を夫
々別途に製作する必要があり、コスト面での不利があっ
た。この場合、1種類のスイッチ装置であっても、リー
ド線の導出位置を任意に選択することができれば、いわ
ば部品の共用化を図ることができ、コスト面でのメリッ
トは大きなものとなる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、キーシリンダに組込まれるものにおい
て、リード線の導出位置を複数のうちから自在に選択す
ることができるキーシリンダ用スイッチ装置を提供する
にある。
で、その目的は、キーシリンダに組込まれるものにおい
て、リード線の導出位置を複数のうちから自在に選択す
ることができるキーシリンダ用スイッチ装置を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のキー
シリンダ用スイッチ装置は、先端側からキーが差込まれ
ることに基づいて回動可能とされるキーロータを有する
ボデーと、このボデーの基端側に位置して設けられ、可
動接点板を備えると共に、回転方向に複数の連結部を有
しそのいずれかの連結部にて前記キーロータと連結され
る回転子と、この回転子の回転位置に応じて前記可動接
点板との接触状態が切替わる固定接点部及びその固定接
点部に接続されて外部に導出されるリード線を備えると
共に、回転方向に複数の固定位置を有しそのいずれかの
固定位置にて前記ボデーの基端部に取付けられるスイッ
チケースとを具備するところに特徴を有する。
シリンダ用スイッチ装置は、先端側からキーが差込まれ
ることに基づいて回動可能とされるキーロータを有する
ボデーと、このボデーの基端側に位置して設けられ、可
動接点板を備えると共に、回転方向に複数の連結部を有
しそのいずれかの連結部にて前記キーロータと連結され
る回転子と、この回転子の回転位置に応じて前記可動接
点板との接触状態が切替わる固定接点部及びその固定接
点部に接続されて外部に導出されるリード線を備えると
共に、回転方向に複数の固定位置を有しそのいずれかの
固定位置にて前記ボデーの基端部に取付けられるスイッ
チケースとを具備するところに特徴を有する。
【0008】これによれば、スイッチケースは、ボデー
に対して回転方向に複数の固定位置を有するので、その
いずれの固定位置を用いるかを自在に選択することによ
り、リード線の導出位置を自在に設定することができ
る。このとき、スイッチケースの固定位置に合せて、固
定接点部もボデーつまりキーロータに対して回転方向の
複数の位置をとり得ることになるが、可動接点板を有す
る回転子についても回転方向に複数の連結部を有するの
で、キーロータに対する回転子の連結位置を前記スイッ
チケースの固定位置に応じて変更することにより、固定
接点部と可動接点板との必要な位置関係を確保すること
ができる。
に対して回転方向に複数の固定位置を有するので、その
いずれの固定位置を用いるかを自在に選択することによ
り、リード線の導出位置を自在に設定することができ
る。このとき、スイッチケースの固定位置に合せて、固
定接点部もボデーつまりキーロータに対して回転方向の
複数の位置をとり得ることになるが、可動接点板を有す
る回転子についても回転方向に複数の連結部を有するの
で、キーロータに対する回転子の連結位置を前記スイッ
チケースの固定位置に応じて変更することにより、固定
接点部と可動接点板との必要な位置関係を確保すること
ができる。
【0009】この場合、前記ボデーの基端側に、該ボデ
ーに設けられたレバー通過部を通して外側方に突出し、
前記キーロータの回転により回動変位されてその変位力
を外部に伝達するためのレバーを設ける構成としても良
く(請求項2の発明)、さらにこの場合、ほぼC字状を
なす固定部材を、前記レバーが突出する方向とは反対方
向の外周側から嵌込むことによって、前記ボデーとスイ
ッチケースとを固定させる構成としても良い(請求項3
の発明)。
ーに設けられたレバー通過部を通して外側方に突出し、
前記キーロータの回転により回動変位されてその変位力
を外部に伝達するためのレバーを設ける構成としても良
く(請求項2の発明)、さらにこの場合、ほぼC字状を
なす固定部材を、前記レバーが突出する方向とは反対方
向の外周側から嵌込むことによって、前記ボデーとスイ
ッチケースとを固定させる構成としても良い(請求項3
の発明)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両のドアロック
用のシリンダ錠に適用した一実施例(請求項1,2,3
に対応)について、図面を参照しながら説明する。図2
は、車両のドアロック用のシリンダ錠1(キーシリン
ダ)の全体構成を示しており、まず、このシリンダ錠1
の概略的構成について述べる。
用のシリンダ錠に適用した一実施例(請求項1,2,3
に対応)について、図面を参照しながら説明する。図2
は、車両のドアロック用のシリンダ錠1(キーシリン
ダ)の全体構成を示しており、まず、このシリンダ錠1
の概略的構成について述べる。
【0011】シリンダ錠1の外殻を構成するボデー2
は、ほぼ円筒状に構成され、その先端側(図2で左側)
の開口部には、キー差込口3aを有するカバー3が設け
られている。また、ボデー2の中間部の内周部には、円
筒状をなしタンブラ係合溝(図示せず)を有する第1の
スリーブ4が固定的に設けられている。そして、その第
1のスリーブ4の内周部には、キーロータ5が回動可能
に設けられている。
は、ほぼ円筒状に構成され、その先端側(図2で左側)
の開口部には、キー差込口3aを有するカバー3が設け
られている。また、ボデー2の中間部の内周部には、円
筒状をなしタンブラ係合溝(図示せず)を有する第1の
スリーブ4が固定的に設けられている。そして、その第
1のスリーブ4の内周部には、キーロータ5が回動可能
に設けられている。
【0012】このキーロータ5には、図示しないキーが
差込まれるキー挿通孔6が設けられると共に、通常時
(キーが差込まれていない時)に前記第1のスリーブ4
のタンブラ係合溝に係合する複数のタンブラ7が設けら
れている。これにて、キー挿通孔6に正規のキーが差込
まれると、前記タンブラ7のタンブラ係合溝との係合が
解かれ、該キーの回動操作によりキーロータ5が回動さ
れるようになっている。この場合、キーロータ5は、通
常時は中立位置に付勢されていると共に、前記キーの差
込みによって、中立位置から右方向(ロック方向)及び
左方向(ロック解除方向)に所定角度(例えば各70
度)回動操作可能とされている。
差込まれるキー挿通孔6が設けられると共に、通常時
(キーが差込まれていない時)に前記第1のスリーブ4
のタンブラ係合溝に係合する複数のタンブラ7が設けら
れている。これにて、キー挿通孔6に正規のキーが差込
まれると、前記タンブラ7のタンブラ係合溝との係合が
解かれ、該キーの回動操作によりキーロータ5が回動さ
れるようになっている。この場合、キーロータ5は、通
常時は中立位置に付勢されていると共に、前記キーの差
込みによって、中立位置から右方向(ロック方向)及び
左方向(ロック解除方向)に所定角度(例えば各70
度)回動操作可能とされている。
【0013】また、このキーロータ5の基端部(図2で
右端部)には、図1にも示すように、基端側に突出する
軸部8が一体に設けられている。そして、このキーロー
タ5の基端部の外周部には、第2のスリーブ9が嵌合さ
れている。詳しい図示及び説明は省略するが、この第2
のスリーブ9は、前記キー挿通孔6に正規のキーが差込
まれたときにのみ、キーロータ5に係合して該キーロー
タ5と一体的に回動するようになっている。この第2の
スリーブ9の背面側には、図1に示すように、2個の接
続片部9a,9aが「ハ」字状をなすように設けられて
いる。
右端部)には、図1にも示すように、基端側に突出する
軸部8が一体に設けられている。そして、このキーロー
タ5の基端部の外周部には、第2のスリーブ9が嵌合さ
れている。詳しい図示及び説明は省略するが、この第2
のスリーブ9は、前記キー挿通孔6に正規のキーが差込
まれたときにのみ、キーロータ5に係合して該キーロー
タ5と一体的に回動するようになっている。この第2の
スリーブ9の背面側には、図1に示すように、2個の接
続片部9a,9aが「ハ」字状をなすように設けられて
いる。
【0014】そして、前記ボデー2の基端開口部部分に
は、図示しないドアロック機構を機械的に動作させるた
めの金属板製のレバー10が設けられる。このレバー1
0は、図1,図3等にも示すように、ほぼ円板状をなす
基部10aと、その基部10aから左側(図3で右側)
に延びる腕部10bとを一体に有して構成され、その腕
部10bが例えばリンク機構等(図示せず)を介してド
アロック機構に連結されるようになっている。
は、図示しないドアロック機構を機械的に動作させるた
めの金属板製のレバー10が設けられる。このレバー1
0は、図1,図3等にも示すように、ほぼ円板状をなす
基部10aと、その基部10aから左側(図3で右側)
に延びる腕部10bとを一体に有して構成され、その腕
部10bが例えばリンク機構等(図示せず)を介してド
アロック機構に連結されるようになっている。
【0015】図1,図3に示すように、このレバー10
の基部10aには、中心部に位置して中心孔11が形成
されていると共に、その中心孔11の上方に位置して2
個の接続孔12,12が「ハ」字状をなすように設けら
れている。そして、このレバー10の基部10aの外周
部には、直径方向に対向する2か所に位置して、背面側
に突出し後述する回転子が連結される連結突起13,1
3が折曲形成されている。さらに、基部10aの外周部
には、図3で下端部に位置して先端側に延び、ボデー2
の内周面を摺動する摺動片部14が折曲形成されてい
る。
の基部10aには、中心部に位置して中心孔11が形成
されていると共に、その中心孔11の上方に位置して2
個の接続孔12,12が「ハ」字状をなすように設けら
れている。そして、このレバー10の基部10aの外周
部には、直径方向に対向する2か所に位置して、背面側
に突出し後述する回転子が連結される連結突起13,1
3が折曲形成されている。さらに、基部10aの外周部
には、図3で下端部に位置して先端側に延び、ボデー2
の内周面を摺動する摺動片部14が折曲形成されてい
る。
【0016】このレバー10は、前記キーロータ5の軸
部8が、前記中心孔11に挿入されて基端部側にてEリ
ング15がかしめ固定されることにより、キーロータ5
の基端部に取付けられ、これと共に、前記第2のスリー
ブ9の接続片部9a,9aが夫々接続孔12,12に嵌
合されるようになっている。これにて、第2のスリーブ
9(キーロータ5)の回動力がレバー10に伝達され、
もって、キーロータ5の回動に伴い腕部10bが回動
(上下に揺動)してドアロック機構を動作させるように
なっている。
部8が、前記中心孔11に挿入されて基端部側にてEリ
ング15がかしめ固定されることにより、キーロータ5
の基端部に取付けられ、これと共に、前記第2のスリー
ブ9の接続片部9a,9aが夫々接続孔12,12に嵌
合されるようになっている。これにて、第2のスリーブ
9(キーロータ5)の回動力がレバー10に伝達され、
もって、キーロータ5の回動に伴い腕部10bが回動
(上下に揺動)してドアロック機構を動作させるように
なっている。
【0017】このとき、図1,図3に示すように、前記
ボデー2の基端縁部には、腕部10bが挿通される切欠
部2aが、該腕部10bの回動範囲に渡って形成されて
いる。この切欠部2aは、後述するスイッチケースの取
付けにより、スリットを形成するようになっている。そ
して、ボデー2の基端部の外周壁部には、上下両端部に
位置して、後述するスイッチケースを位置決め固定する
ための嵌合凸部16,16が、背面側に突出するように
設けられている。さらに、前記レバー10の腕部10b
の導出位置とは反対側である右側部(図3で左側)に位
置して、後述する固定部材の軸方向(前後方向)の位置
決めを行うための2個の係合片部17が設けられてい
る。
ボデー2の基端縁部には、腕部10bが挿通される切欠
部2aが、該腕部10bの回動範囲に渡って形成されて
いる。この切欠部2aは、後述するスイッチケースの取
付けにより、スリットを形成するようになっている。そ
して、ボデー2の基端部の外周壁部には、上下両端部に
位置して、後述するスイッチケースを位置決め固定する
ための嵌合凸部16,16が、背面側に突出するように
設けられている。さらに、前記レバー10の腕部10b
の導出位置とは反対側である右側部(図3で左側)に位
置して、後述する固定部材の軸方向(前後方向)の位置
決めを行うための2個の係合片部17が設けられてい
る。
【0018】さて、前記ボデー2の基端部には、前記レ
バー10の更に背面側に位置して、回転子18及びスイ
ッチケース19が設けられ、もって本実施例に係るスイ
ッチ装置20が構成されるようになっている。即ち、図
1,図5に示すように、前記回転子18は、プラスチッ
クからほぼ円板状(歯車状)に形成され、その背面側の
中央部分は、円形状に突出する円形凸部18aが形成さ
れていると共にその円形凸部18a内に嵌込み凹部18
bが縦方向に延びて形成されている。板ばね材からなる
可動接点板(コンタクト)21は、図1に示すように、
上下両端部に接点部21aを有して構成され、前記嵌込
み凹部18bに嵌込まれるようになっている。
バー10の更に背面側に位置して、回転子18及びスイ
ッチケース19が設けられ、もって本実施例に係るスイ
ッチ装置20が構成されるようになっている。即ち、図
1,図5に示すように、前記回転子18は、プラスチッ
クからほぼ円板状(歯車状)に形成され、その背面側の
中央部分は、円形状に突出する円形凸部18aが形成さ
れていると共にその円形凸部18a内に嵌込み凹部18
bが縦方向に延びて形成されている。板ばね材からなる
可動接点板(コンタクト)21は、図1に示すように、
上下両端部に接点部21aを有して構成され、前記嵌込
み凹部18bに嵌込まれるようになっている。
【0019】また、この回転子18には、背面部の前記
円形凸部18aの外周側にやや離間して位置して、環状
凸部18cが一体に形成され、図2に示すように、前面
部の中心部に位置して前記キーロータ5の軸部8が嵌込
まれる凹部18dが形成されている。そして、この回転
子18の外周部には、前記レバー10の連結突起13,
13に連結される連結部たる切欠凹部22が、回転方向
に複数個この場合8個が全周に渡って等間隔に形成され
ている。
円形凸部18aの外周側にやや離間して位置して、環状
凸部18cが一体に形成され、図2に示すように、前面
部の中心部に位置して前記キーロータ5の軸部8が嵌込
まれる凹部18dが形成されている。そして、この回転
子18の外周部には、前記レバー10の連結突起13,
13に連結される連結部たる切欠凹部22が、回転方向
に複数個この場合8個が全周に渡って等間隔に形成され
ている。
【0020】この回転子18は、前面側の凹部18dを
前記軸部8に嵌挿させると共に、直径方向に対向する2
個の切欠凹部22,22をレバー10の連結突起13,
13に夫々嵌挿させた状態で、レバー10の背面側に配
置され、もって該レバー10ひいてはキーロータ5と一
体的に回動されるようになっている。このとき、回転子
18は、8か所の切欠凹部22のうちいずれの切欠凹部
22を連結突起13に連結するかによって、ボデー2に
対する前記可動接点板21の配置を回転方向(円周方
向)に8通り(本実施例では上下対称形状のため実質的
には4通り)とり得るようになっており、組付け時にい
ずれの配置とするかを、後述のスイッチケース19の固
定位置に応じて選ぶことができるのである。
前記軸部8に嵌挿させると共に、直径方向に対向する2
個の切欠凹部22,22をレバー10の連結突起13,
13に夫々嵌挿させた状態で、レバー10の背面側に配
置され、もって該レバー10ひいてはキーロータ5と一
体的に回動されるようになっている。このとき、回転子
18は、8か所の切欠凹部22のうちいずれの切欠凹部
22を連結突起13に連結するかによって、ボデー2に
対する前記可動接点板21の配置を回転方向(円周方
向)に8通り(本実施例では上下対称形状のため実質的
には4通り)とり得るようになっており、組付け時にい
ずれの配置とするかを、後述のスイッチケース19の固
定位置に応じて選ぶことができるのである。
【0021】これに対し、図1,図6に示すように、前
記スイッチケース19は、プラスチックから、外周部に
先端側(図2で左側)に立上がる立上り壁部19aを一
体に有するほぼ円形蓋状に構成されている。このスイッ
チケース19の前面側には、内周側に位置して第1のリ
ング状凸部19bが一体に形成されていると共に、その
外周側にやや離間して第2のリング状凸部19cが一体
に形成されている。一方、このスイッチケース19の背
面側には、外周部が先端側に落ち込む段差部19d(図
2,図4参照)が設けられている。
記スイッチケース19は、プラスチックから、外周部に
先端側(図2で左側)に立上がる立上り壁部19aを一
体に有するほぼ円形蓋状に構成されている。このスイッ
チケース19の前面側には、内周側に位置して第1のリ
ング状凸部19bが一体に形成されていると共に、その
外周側にやや離間して第2のリング状凸部19cが一体
に形成されている。一方、このスイッチケース19の背
面側には、外周部が先端側に落ち込む段差部19d(図
2,図4参照)が設けられている。
【0022】また、このスイッチケース19の前面部に
は、前記第1のリング状凸部19bの内周部分に位置し
て、複数個この場合3個の固定接点部(ターミナル)2
3,24,25が、例えばインサート成形により一体的
に設けられている。これら固定接点部23,24,25
は、スイッチケース19の背面側に設けられた接続部2
6(図2参照)まで連続するように設けられ、その接続
部26にて夫々リード線(ケーブル)27が接続される
ようになっている。このリード線27は、図6で下方に
向けて導出されるようになっている。
は、前記第1のリング状凸部19bの内周部分に位置し
て、複数個この場合3個の固定接点部(ターミナル)2
3,24,25が、例えばインサート成形により一体的
に設けられている。これら固定接点部23,24,25
は、スイッチケース19の背面側に設けられた接続部2
6(図2参照)まで連続するように設けられ、その接続
部26にて夫々リード線(ケーブル)27が接続される
ようになっている。このリード線27は、図6で下方に
向けて導出されるようになっている。
【0023】尚、詳しい説明は省略するが、固定接点部
23は、前記可動接点板21の一方の接点部21aが常
時接触するようになっており、固定接点部24は、回転
子18が中立位置から右方向(時計回り方向)に回動変
位されたときのみ、可動接点板21の他方の接点部21
aに接触し、固定接点部25は、回転子18が中立位置
から左方向(反時計回り方向)に回動変位されたときの
み、他方の接点部21aに接触するようになっており、
以て、スイッチとしての機能が実現されるようになって
いる。
23は、前記可動接点板21の一方の接点部21aが常
時接触するようになっており、固定接点部24は、回転
子18が中立位置から右方向(時計回り方向)に回動変
位されたときのみ、可動接点板21の他方の接点部21
aに接触し、固定接点部25は、回転子18が中立位置
から左方向(反時計回り方向)に回動変位されたときの
み、他方の接点部21aに接触するようになっており、
以て、スイッチとしての機能が実現されるようになって
いる。
【0024】そして、このスイッチケース19の立上り
壁部19aには、前記ボデー2の嵌合凸部16に嵌合可
能な、複数個この場合8個の嵌合凹部28が、円周方向
(回転方向)に等間隔に形成されている。これにて、ス
イッチケース19は、前面側に前記回転子18を配した
状態でいずれかの嵌合凹部28を前記嵌合凸部16に嵌
合させることにより、回転方向に8通りのうちいずれか
の位置にて、前記ボデー2の基端部に取付けられるよう
になっている。また、本実施例では、スイッチケース1
9のボデー2への取付けが、後述する固定部材29を用
いて行われる構成とされている。
壁部19aには、前記ボデー2の嵌合凸部16に嵌合可
能な、複数個この場合8個の嵌合凹部28が、円周方向
(回転方向)に等間隔に形成されている。これにて、ス
イッチケース19は、前面側に前記回転子18を配した
状態でいずれかの嵌合凹部28を前記嵌合凸部16に嵌
合させることにより、回転方向に8通りのうちいずれか
の位置にて、前記ボデー2の基端部に取付けられるよう
になっている。また、本実施例では、スイッチケース1
9のボデー2への取付けが、後述する固定部材29を用
いて行われる構成とされている。
【0025】この取付け状態では、図2に示すように、
スイッチケース19の前面の第1のリング状凸部19b
と第2のリング状凸部19cとの間に形成されるリング
状の溝部に、前記回転子18の背面側の環状凸部18c
が摺動自在に嵌り込み、また、スイッチケース19の前
面の第1のリング状凸部19bの内周側に、回転子18
の円形凸部18aが位置されるのであるが、それらの間
に、図1にも示す防水用のOリング30が設けられるよ
うになっている。そして、この状態で、可動接点板21
の両接点部21aが、スイッチケース19の固定接点部
23,24,25部分に弾性的に接触して摺動するよう
になっている。
スイッチケース19の前面の第1のリング状凸部19b
と第2のリング状凸部19cとの間に形成されるリング
状の溝部に、前記回転子18の背面側の環状凸部18c
が摺動自在に嵌り込み、また、スイッチケース19の前
面の第1のリング状凸部19bの内周側に、回転子18
の円形凸部18aが位置されるのであるが、それらの間
に、図1にも示す防水用のOリング30が設けられるよ
うになっている。そして、この状態で、可動接点板21
の両接点部21aが、スイッチケース19の固定接点部
23,24,25部分に弾性的に接触して摺動するよう
になっている。
【0026】このとき、図1ないし図4に示すように、
前記固定部材29は、プラスチックから、正面ほぼC字
状(半円環状)の板状に構成され、ある程度の撓み変形
(開口側の押広げ)可能に構成されている。この固定部
材29の両端部の内周面には、、図1,図3等に示すよ
うに、前記ボデー2の嵌合凸部16,16に夫々形成さ
れた嵌合穴16a,16aに嵌合する嵌合爪部29a,
29aが一体に設けられている。また、この固定部材2
9の中間部には、図4等に示すように、先端側に突出
し、前記2個の係合片部17間に形成される溝部に嵌り
込む突片部29bが一体に形成されている。
前記固定部材29は、プラスチックから、正面ほぼC字
状(半円環状)の板状に構成され、ある程度の撓み変形
(開口側の押広げ)可能に構成されている。この固定部
材29の両端部の内周面には、、図1,図3等に示すよ
うに、前記ボデー2の嵌合凸部16,16に夫々形成さ
れた嵌合穴16a,16aに嵌合する嵌合爪部29a,
29aが一体に設けられている。また、この固定部材2
9の中間部には、図4等に示すように、先端側に突出
し、前記2個の係合片部17間に形成される溝部に嵌り
込む突片部29bが一体に形成されている。
【0027】そして、図2,図3等に示すように、この
固定部材29の両端部及び中間部の3か所には、基端側
の縁部に位置して内周側へ延びる係止片部31が一体に
設けられている。この係止片部31は、図2に示すよう
に、前記スイッチケース19の背面側の段部19dを背
面側から係止するようになっている。これにて、固定部
材29が、前記レバー10の突出側とは反対側から嵌込
み取付けされることによって、前記スイッチケース19
が、ボデー2に対して軸方向(前後方向)に移動不能に
固定されるようになっているのである。
固定部材29の両端部及び中間部の3か所には、基端側
の縁部に位置して内周側へ延びる係止片部31が一体に
設けられている。この係止片部31は、図2に示すよう
に、前記スイッチケース19の背面側の段部19dを背
面側から係止するようになっている。これにて、固定部
材29が、前記レバー10の突出側とは反対側から嵌込
み取付けされることによって、前記スイッチケース19
が、ボデー2に対して軸方向(前後方向)に移動不能に
固定されるようになっているのである。
【0028】次に、上記構成の作用について述べる。シ
リンダ錠1を組立てるにあたっては、キーロータ5(第
2のスリーブ9)に対してレバー10をEリング15に
より取付け、その後、スイッチ装置20部分を組付ける
ようにする。このとき、例えばシリンダ錠1を車両の左
右のドアのいずれに用いるか、あるいは各種の設計上の
都合(例えば他の部材との配置関係など)によって、ボ
デー2に対してスイッチ装置20のリード線27を導出
すべき適切な位置が異なってくるが、ここでは、次のよ
うにして、ボデー2に対してスイッチ装置20のリード
線27の導出位置(導出方向)を所望の位置とすること
ができる。
リンダ錠1を組立てるにあたっては、キーロータ5(第
2のスリーブ9)に対してレバー10をEリング15に
より取付け、その後、スイッチ装置20部分を組付ける
ようにする。このとき、例えばシリンダ錠1を車両の左
右のドアのいずれに用いるか、あるいは各種の設計上の
都合(例えば他の部材との配置関係など)によって、ボ
デー2に対してスイッチ装置20のリード線27を導出
すべき適切な位置が異なってくるが、ここでは、次のよ
うにして、ボデー2に対してスイッチ装置20のリード
線27の導出位置(導出方向)を所望の位置とすること
ができる。
【0029】即ち、今、例えばリード線27の導出位置
を下方としたい場合には、図1に示すように、まず、回
転子18を、可動接点板21の延びる方向を上下方向と
した状態で、レバー10の連結突起13に対して位置が
合致する切欠凹部22を嵌挿させるようにして嵌込む。
次に、スイッチケース19を、リード線27の導出位置
を下方として状態で、ボデー2の嵌合凸部16に対して
位置が合致する嵌合凹部28を嵌挿させるようにして嵌
込む。最後に、固定部材29を前記レバー10の突出側
とは反対側から嵌込み取付けする。
を下方としたい場合には、図1に示すように、まず、回
転子18を、可動接点板21の延びる方向を上下方向と
した状態で、レバー10の連結突起13に対して位置が
合致する切欠凹部22を嵌挿させるようにして嵌込む。
次に、スイッチケース19を、リード線27の導出位置
を下方として状態で、ボデー2の嵌合凸部16に対して
位置が合致する嵌合凹部28を嵌挿させるようにして嵌
込む。最後に、固定部材29を前記レバー10の突出側
とは反対側から嵌込み取付けする。
【0030】これにて、嵌合凸部16と嵌合凹部28と
の嵌合により、ボデー2に対するスイッチケース19の
回転方向の位置が固定されると共に、固定部材29の突
片部29bにより、ボデー2に対するスイッチケース1
9の軸方向の位置が固定され、もってスイッチケース1
9がボデー2に対して固定状態に取付けられるのであ
る。また、リード線27の導出位置を下方以外の位置と
したい場合には、回転子18及びスイッチケース19
を、共に所望の方向に回転させた状態で、ボデー2に対
して同様に組付けるようにすれば良い。
の嵌合により、ボデー2に対するスイッチケース19の
回転方向の位置が固定されると共に、固定部材29の突
片部29bにより、ボデー2に対するスイッチケース1
9の軸方向の位置が固定され、もってスイッチケース1
9がボデー2に対して固定状態に取付けられるのであ
る。また、リード線27の導出位置を下方以外の位置と
したい場合には、回転子18及びスイッチケース19
を、共に所望の方向に回転させた状態で、ボデー2に対
して同様に組付けるようにすれば良い。
【0031】このようにして、シリンダ錠1に対するス
イッチ装置20のリード線27の導出方向を、上下左右
方向及び斜め四方向の合計8方向のうちから任意に選ぶ
ことができるのである。このとき、ボデー2に対するス
イッチ装置20全体の回転方向の位置が変化されるの
で、リード線27の導出方向がどの方向であっても、キ
ーロータ5(第2のスリーブ9)の回動に伴う接点の切
替わり状態が同一に維持されることは勿論である。
イッチ装置20のリード線27の導出方向を、上下左右
方向及び斜め四方向の合計8方向のうちから任意に選ぶ
ことができるのである。このとき、ボデー2に対するス
イッチ装置20全体の回転方向の位置が変化されるの
で、リード線27の導出方向がどの方向であっても、キ
ーロータ5(第2のスリーブ9)の回動に伴う接点の切
替わり状態が同一に維持されることは勿論である。
【0032】このように本実施例によれば、シリンダ錠
のボデーに対してスイッチ装置のリード線の導出位置が
一か所に固定されていた従来のものと異なり、1種類の
スイッチ装置20であっても、リード線27の回転方向
の導出位置を8か所のうちから自在に選択することがで
き、ひいては、部品の共用化を図ることができてコスト
面でのメリットは大きなものとなる。また、特に本実施
例では、スイッチケース19をボデー2に固定するため
に、ほぼC字状をなす固定部材29を用いるようにした
ので、組付け作業が簡単となるといった利点も併せて得
ることができるものである。
のボデーに対してスイッチ装置のリード線の導出位置が
一か所に固定されていた従来のものと異なり、1種類の
スイッチ装置20であっても、リード線27の回転方向
の導出位置を8か所のうちから自在に選択することがで
き、ひいては、部品の共用化を図ることができてコスト
面でのメリットは大きなものとなる。また、特に本実施
例では、スイッチケース19をボデー2に固定するため
に、ほぼC字状をなす固定部材29を用いるようにした
ので、組付け作業が簡単となるといった利点も併せて得
ることができるものである。
【0033】尚、上記実施例では、本発明を車両のドア
ロック用のシリンダ錠に適用させたが、ドアロック用の
シリンダ錠に限らず、キーを用いて動作させるようにし
た各種のキーシリンダ用のスイッチ装置に適用すること
が可能である。その他、リード線27の導出可能な位置
を8か所とするものに限らず、また、ボデー2とスイッ
チケース19との固定に固定部材29を用いずにねじ止
め等別の固定構造を採用しても良い等、本発明は要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
ロック用のシリンダ錠に適用させたが、ドアロック用の
シリンダ錠に限らず、キーを用いて動作させるようにし
た各種のキーシリンダ用のスイッチ装置に適用すること
が可能である。その他、リード線27の導出可能な位置
を8か所とするものに限らず、また、ボデー2とスイッ
チケース19との固定に固定部材29を用いずにねじ止
め等別の固定構造を採用しても良い等、本発明は要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のキーシリンダ用スイッチ装置によれば、キーシリンダ
に組込まれるものにおいて、スイッチケースを、ボデー
に対して回転方向に複数の固定位置を有する構成とする
と共に、可動接点板を有する回転子についてもキーロー
タに対して回転方向に複数の連結部を有する構成とした
ので、リード線の導出位置を複数のうちから自在に選択
することができるという優れた実用的効果を奏するもの
である。
のキーシリンダ用スイッチ装置によれば、キーシリンダ
に組込まれるものにおいて、スイッチケースを、ボデー
に対して回転方向に複数の固定位置を有する構成とする
と共に、可動接点板を有する回転子についてもキーロー
タに対して回転方向に複数の連結部を有する構成とした
ので、リード線の導出位置を複数のうちから自在に選択
することができるという優れた実用的効果を奏するもの
である。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、スイッチ装置
部分の分解斜視図
部分の分解斜視図
【図2】シリンダ錠の縦断側面図
【図3】回転子及びスイッチケースを取除いた状態の背
面図
面図
【図4】シリンダ錠の基端部の上面図
【図5】回転子の背面図
【図6】スイッチケースの正面図
図面中、1はシリンダ錠、2はボデー、5はキーロー
タ、10はレバー、16は嵌合凹部、18は回転子、1
9はスイッチケース、20はスイッチ装置、21は可動
接点板、22は切欠凹部(連結部)、23,24,25
は固定接点部、27はリード線、28は嵌合凹部、29
は固定部材を示す。
タ、10はレバー、16は嵌合凹部、18は回転子、1
9はスイッチケース、20はスイッチ装置、21は可動
接点板、22は切欠凹部(連結部)、23,24,25
は固定接点部、27はリード線、28は嵌合凹部、29
は固定部材を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 先端側からキーが差込まれることに基づ
いて回動可能とされるキーロータを有するボデーと、 このボデーの基端側に位置して設けられ、可動接点板を
備えると共に、回転方向に複数の連結部を有しそのいず
れかの連結部にて前記キーロータと連結される回転子
と、 この回転子の回転位置に応じて前記可動接点板との接触
状態が切替わる固定接点部及びその固定接点部に接続さ
れて外部に導出されるリード線を備えると共に、回転方
向に複数の固定位置を有しそのいずれかの固定位置にて
前記ボデーの基端部に取付けられるスイッチケースとを
具備してなるキーシリンダ用スイッチ装置。 - 【請求項2】 前記ボデーの基端側には、該ボデーに設
けられたレバー通過部を通して外側方に突出し、前記キ
ーロータの回転により回動変位されてその変位力を外部
に伝達するためのレバーが設けられていることを特徴と
する請求項1記載のキーシリンダ用スイッチ装置。 - 【請求項3】 前記ボデーとスイッチケースとは、ほぼ
C字状をなす固定部材が、前記レバーが突出する方向と
は反対方向の外周側から嵌込まれることにより固定され
ることを特徴とする請求項2記載のキーシリンダ用スイ
ッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031797A JPH10223100A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | キーシリンダ用スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2031797A JPH10223100A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | キーシリンダ用スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223100A true JPH10223100A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12023763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2031797A Pending JPH10223100A (ja) | 1997-02-03 | 1997-02-03 | キーシリンダ用スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10223100A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012146509A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Honda Lock Mfg Co Ltd | 車両用イグニッションスイッチ |
EP2894652A4 (en) * | 2012-12-11 | 2016-01-20 | Alpha Corp | ENGINE STARTING DEVICE |
-
1997
- 1997-02-03 JP JP2031797A patent/JPH10223100A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012146509A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Honda Lock Mfg Co Ltd | 車両用イグニッションスイッチ |
EP2894652A4 (en) * | 2012-12-11 | 2016-01-20 | Alpha Corp | ENGINE STARTING DEVICE |
US9620313B2 (en) | 2012-12-11 | 2017-04-11 | Alpha Corporation | Engine starting device |
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