JPH10222773A - ビルセキュリティシステム - Google Patents

ビルセキュリティシステム

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Publication number
JPH10222773A
JPH10222773A JP9031395A JP3139597A JPH10222773A JP H10222773 A JPH10222773 A JP H10222773A JP 9031395 A JP9031395 A JP 9031395A JP 3139597 A JP3139597 A JP 3139597A JP H10222773 A JPH10222773 A JP H10222773A
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JP
Japan
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monitoring
building
security system
building security
control means
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JP9031395A
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English (en)
Inventor
Satoru Takeuchi
悟 竹内
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USC Corp
Original Assignee
USC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビルセキュリティを集中制御して総合的に行
なう。これにより、盗難や機密漏洩の防止を確実に防止
する。 【解決手段】 出入管理手段4と、監視手段5と、これ
ら出入管理手段4及び監視手段5を制御する制御手段6
とによりビルセキュリティシステムを構成する。上記出
入管理手段4は、磁気カード8によって扉3を施錠及び
施錠解除する電気錠手段7を備える。上記監視手段5
は、監視カメラ10と、この監視カメラ10を所望の撮
像方向に向ける追尾手段11と、上記監視カメラ10が
捕えた映像を映し出すモニタ12とを備える。上記制御
手段6は、システムの作動及び作動解除自在である。ま
た、上記磁気カード8のデータと扉3の施錠状態とに基
づいて各種判断を行なう。更に、システムの作動状態を
表示する監視盤15と操作パネル16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明のビルセキュリティ
システムは、例えば、機密事項を取り扱う研究所や大量
の金券を取り扱う銀行等、盗難や機密漏洩に対する防衛
手段を要する施設(一般家屋を含む)に設置し、上記盗
難や機密漏洩を防止するのに利用するもので、特に、不
法侵入の防止及び不審人物の監視を集中制御して総合的
なセキュリティを行なえるようにすることにより、上記
盗難や機密漏洩の防止を確実に防止することのできるビ
ルセキュリティシステムを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の社会構造や犯罪の多様化及びその
手口の高度化等に伴い、セキュリティに対する関心が高
まってきている。例えば、各種企業や研究所等における
開発に関わる機密書類や銀行等における各種金券は盗難
の対象とされ易いため、上記研究所や銀行等の企業は上
記機密書類や金券等を盗難から守るべく、セキュリティ
に重きを置いている。また、一般家庭においても生活用
式や家族形態の変化に伴って、ホームセキュリティの重
要性が認められてきている。例えば、核家族の増加や女
性の社会進出の増加等に起因して、昼間に家庭を留守に
する世帯が増えている。このように昼間に誰もいない家
屋は、いずれか留守を守る者がいる世帯に比べ、盗難の
被害に遭う恐れが大きくなる。このため、一般家屋にお
いても、所謂ホームセキュリティに対する関心が高まっ
ている。
【0003】上述のような事情に鑑み、従来からビルや
一般家屋に各種セキュリティ装置を設置することで、不
法侵入者や不審人物の監視、威嚇を行い、盗難等の被害
に遭わないようにしている。上記セキュリティ装置とし
ては、従来から種々の装置が考えられ、また、実際に使
用されている。例えば、敷地内に赤外線アクティブセン
サや監視カメラを設け、ビル内に侵入しようとする者を
いち早く発見するようにしたり、ビルの出入口を開閉す
る扉等の開閉手段に、一般の施錠装置に加えてテンキー
式の施錠装置や電気式の施錠装置を設けることで、不法
な侵入を行なえない(きわめて行ない難くなる)ように
することが行われている。尚、上記テンキー式の施錠装
置は、上記開閉手段の近傍に設けられたテンキーによ
り、予め定められた暗証番号を入力することでロックが
解除され、開閉手段が開放されるようにした施錠装置で
ある。また、上記電気式の施錠装置は、上記開閉手段の
近傍に設けられた操作盤を適正に操作することによりロ
ックが外れ、開閉手段が開放されるようにした施錠装置
である。
【0004】更には、ビル内に不審な人物が入り込むこ
とを防止するために、ビルの出入口を開閉する扉等の開
閉手段の近傍に、ビル内に入ろうとする者が、予め許可
されたものであるか否かを判断する判別装置を設けるこ
とも実施されている。このような判別装置としては、例
えば、ビル内に立ち入ることを許可された者の指紋等を
予め判別装置に登録しておき、ビル内に立ち入ろうとす
る者の指紋等を照合して当該人物がビル内に立ち入るこ
とを許可された者であるか否かの判断を行なうものが知
られている。
【0005】また、上記赤外線アクティブセンサ等の不
法侵入者の検出装置が不法侵入者を検出した場合には、
警報装置等を作動させて上記不法侵入者を威嚇し、盗難
等の被害を未然に防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来知られたセキュリティ装置は、不法侵入者の検出や不
審人物のビル内への立ち入り防止等を、それぞれ単独で
行なうものである。言い換えれば、不法侵入の防止及び
不審人物の監視を集中制御して総合的に行なえるもので
はない。このため、盗難や機密漏洩の防止を確実に行な
うことは難しいものであった。別言すれば、上述したよ
うな、それぞれが単独で使用される従来のセキュリティ
装置を設置することは、それなりの効果は期待できる
が、盗難や機密漏洩の防止をより一層確実に行なうため
には、不法侵入の防止及び不審人物の監視を集中制御し
て総合的なセキュリティシステムを構築する必要があ
る。このような不法侵入の防止及び不審人物の監視を集
中制御して総合的なセキュリティを図るシステムは、従
来知られてはおらず、その実現が望まれていた。
【0007】尚、前述したような赤外線アクティブセン
サや監視カメラ等の不法侵入者を検出する装置、ビルの
出入口を開閉する扉等の開閉手段に設置するテンキー式
等の施錠装置、ビル内に入ろうとする者が予め許可され
たものであるか否かを判断する判別装置、不法侵入者を
威嚇する警報装置等を寄せ集めることによりセキュリテ
ィシステムを構成することが考えられる。このような構
成の場合、各種セキュリティ装置をそれぞれ単独で設け
た場合に比較して、防犯上の効果は増大すると思われ
る。
【0008】しかしながら、上記システムにおいては、
複数のセキュリティ装置を単に寄せ集めて設置したに過
ぎないため、不法侵入の防止及び不審人物の監視を集中
制御して総合的なセキュリティを図れるものではない。
すなわち、上述した従来装置を寄せ集めて構成したセキ
ュリティシステムにおいては、このシステムを作動させ
る場合及び作動を解除する場合、個々の装置に設けられ
たスイッチをON/OFFする必要がある。また、施錠装置
の施錠或いは開錠状態や監視カメラの作動状態等を知り
たい場合、或いは、これら各装置をマニュアル操作によ
り制御するような場合、個々の装置それぞれについて、
その作動状態を調べたり、指令を送る必要がある。この
ため、個々の装置それぞれについて種々の操作を要し、
セキュリティ管理を行なう者(以下、単に管理者とす
る)の負担が増大してしまう。しかも、これら各装置が
有機的に連結しているものではないため、防犯の面で信
頼性をより向上させることには限界がある。これらの結
果、上述したように不法侵入の防止及び不審人物の監視
を集中制御して総合的なセキュリティを図ることはでき
ない。
【0009】本発明のビルセキュリティシステムは、上
述のような事情に鑑みて考えられたもので、不法侵入を
防止及び不審人物の監視を集中制御して総合的に行なえ
るようにすることによって上記盗難や機密漏洩の防止を
確実に防止することのできる、ビルセキュリティシステ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビルセキュ
リティシステムは、ビル内への不審人物の侵入を未然に
防止するとともに不審人物の存在を監視すべく、請求項
1に記載したように、ビルの出入口部分に設けられた出
入管理手段と、少なくとも不法侵入者の有無を監視する
監視手段と、これら出入管理手段及び監視手段を制御す
る制御手段とを備えている。
【0011】これら各手段のうち上記出入管理手段は、
上記出入口を開閉する開閉手段を施錠及び施錠解除する
少なくとも1個の電気錠手段を備える。この電気錠手段
は、少なくとも施錠及び施錠解除に関するデータを記録
したカードと、上記開閉手段の近傍に固定され、上記カ
ードに記録された情報を読み取るカード読取器とを備え
ている。
【0012】また、上記監視手段は、ビル内外の所望箇
所に設置された少なくとも一つの監視カメラと、この監
視カメラを所望の撮像方向に向ける追尾手段と、上記監
視カメラが捕えた映像を映し出す、少なくとも一台のモ
ニタとを備えている。
【0013】更に、上記制御手段は、制御部と判断部と
監視盤と入力手段とを備える。上記制御部は、上記出入
管理手段及び監視手段をそれぞれ作動及び作動解除自在
とするとともに、上記カードが上記カード読み取り器の
挿入口に挿入されることにより電気錠手段を施錠及び施
錠解除する。また、上記判断部は、上記カード読取器に
よって読み取られた上記データと上記開閉手段の施錠状
態とに基づいき上記制御部を駆動させて上記出入管理手
段及び監視手段をそれぞれ作動させるか否かを判断す
る。また、上記監視盤は、上記出入管理手段及び監視手
段のそれぞれの作動状態を表示する。更に、上記入力手
段は、セキュリティ管理者の各種指令を入力自在であ
る。このように構成される制御手段により、上記出入管
理手段と監視手段とを有機的に連結し、不法侵入を防止
及び不審人物の監視を集中制御して総合的に行なえるよ
うにする。
【0014】上述のように構成される本発明に係るビル
セキュリティシステムは、以下のように作用してビルの
セキュリティを図る。すなわち、上記出入管理手段を構
成する電気錠手段により、ビルの出入口を閉鎖自在な開
閉手段を施錠し、不審な人物がこの出入口からビル内に
入ることを防止する。上記電気錠手段は、一般の施錠装
置や前記テンキー式の施錠装置に比較して信頼性が高い
ため、この点からも防犯上有効である。更に、この電気
錠手段は、上記カードを上記カード読取器の挿入口に挿
入することにより、開錠及び施錠自在である。従って、
ビル内に立ち入ることを許可された者のみがビル内に入
ることができ、許可されていない者がビル内に入ること
は確実に防止される。
【0015】尚、請求項2に記載したように、上記カー
ド読取器に、このカード読取器の作動状態と、上記カー
ドが上記挿入口に挿入され、このカードに記録されたデ
ータが正確に読み取られたか否かを示す情報と、電気錠
手段が施錠若しくは開錠されたか否かを示す情報とのう
ちの少なくとも一を表示自在な表示部を設ければ、この
カードを用いて開閉手段の開錠や施錠をする際の操作性
が向上する。また、請求項3に記載したように、上記カ
ードは、前記データを磁気的に記録する磁気カードと、
カード自体に集積回路を埋設し、この集積回路に前記情
報を記録するICカードとのうちの少なくとも一方とす
ることができる。上記カードをICカードとすれば、こ
のカードの集積回路に所有者の身分を記録しておき、社
員証等の機能と上記電気錠の施錠及び開錠機能とを併せ
持たせることができる。
【0016】また、請求項4に記載したように、上記電
気錠手段に加えて一般の施錠装置や前記テンキー式の施
錠装置等の他の施錠手段を設け、施錠の信頼性向上を図
ることもできる。勿論、上記電気錠手段を複数設けても
良い。或いは、請求項5に記載したように上記電気錠手
段とともに、以下のような人物を直接判別する手段を設
けても良い。すなわち、入室を望む人物の顔型と掌型と
網膜と声紋と指紋と署名とのうちの少なくとも一の情報
を入力自在な入力装置を設けるとともに、前記制御手段
を構成する判別部に、この入力装置によって入力された
上記一の情報を、予め登録されたこの一の情報と比較し
判別自在とする機能を付設する。このような手段を設け
ることにより、当該人物が入室を許可されているか否か
を直接判別でき、不審な人物がビル内に入ることをより
一層確実に防止できる。
【0017】更に、本発明のビルセキュリティシステム
を構成する監視手段により、敷地内に侵入した不法侵入
者、或いはビル近傍を徘徊する不審人物等の存在を監視
する。即ち、ビル内外の所望箇所に設置された少なくと
も一つの監視カメラにより、上記不法侵入者や不審人物
の存在を映し出す。この監視カメラには、それぞれに所
望の撮像方向に向ける追尾手段を設けているため、監視
室等に設置したモニタを見つつ管理者の操作等により上
記監視カメラを所望方向に追尾させる。このように構成
するため、上記不法侵入者や不審人物の存在を確実に検
出でき、有効に防犯対策を図ることができる。
【0018】尚、請求項6に記載したように、上記監視
手段に、ビル内外に設置された照明装置や電動機等の電
気設備の駆動状態を検出する電気設備異常検出器を設け
るとともに、前記制御手段を構成する監視盤により、こ
の検出器からの検出信号により上記電気設備の駆動状態
を表示自在とすれば、防犯とともにビル内の異常状態を
検出でき、より総合的なセキュリティシステムとなる。
このような構成は、例えば、24時間体制でFA(ファク
トリ オートメーション)稼動している工場等に適して
おり、きわめて効果的なセキュリティシステムとなる。
【0019】更に、請求項7に記載したように、上記監
視手段に、ビル内外に設置若しくは埋設された、ビル内
外に存在する不審人物を検出する不審人物検出器と、ビ
ル内外に設置若しくは埋設された、ビル内外の異常状態
を検出する異常状態検出器との少なくとも一方の検出器
を備えることもできる。上記ビル内の異常状態とは、例
えば、ガス漏れ、火災等が挙げられる。このような各種
検出器を設ける場合、前記制御手段を構成する監視盤に
よって、上記検出器からの検出信号によりこの検出器の
検出する状態を表示自在とする。上記不審人物検出器と
しては、従来知られている赤外線パッシブセンサ等を採
用できる。また、上記異常状態検出器としては、従来使
用されている火災センサ(例えば、光電式煙感知器)や
ガス感知器を使用できる。このように構成することによ
り、防犯に加えて防災も図れ、きわめて有効なビルのセ
キュリティを図れる。
【0020】更に、請求項8に記載したように、上記監
視手段に、この監視手段が異常状態を検出した場合に警
報を発する警報装置と、上記異常状態を検出した場合に
所定の連絡先に当該異常状態を連絡する通信手段とのう
ちの少なくとも一を設けても良い。例えば、上記警報装
置を設けた場合、監視カメラにより不法侵入者等の存在
が明らかになることにより警報装置を作動させ、不法侵
入者を威嚇する。これにより、不法侵入者がビル内にま
で侵入するのを防止できる。また、上記通信手段を設け
た場合は、不法侵入者の存在が明らかになることによ
り、直ちに予め設定しておいた連絡場所に不法侵入者が
存在する旨を連絡する。この連絡は、一般の公衆電話回
線等を利用できる。連絡先としては、警備会社や最寄り
の警察署が適当である。尚、監視カメラによって不法侵
入者等の存在が明らかになることにより警報装置や通信
手段を作動させるには、例えば、上記監視カメラが捕ら
えた人物(と思われる)映像(フレーム)が一定時間以
上(フレームが一定枚数以上)続く場合に不法侵入者が
存在するとして上記警報装置や通信手段のスイッチをON
するようにすれば良い。勿論、管理者の手動操作によっ
て行なっても良い。
【0021】尚、上記監視カメラは、請求項9に記載し
たように、静止画像を出力するカメラであっても、動画
像を出力するカメラ(ビデオカメラ)であっても、更に
は赤外線を利用した暗視撮影装置であっても良い。ま
た、X線撮影装置を使用することもできる。好ましく
は、動画像を出力するカメラを採用する。また、このよ
うな監視カメラには、請求項10に記載したように、ズ
ームレンズを設け、前記制御手段を構成する入力手段を
介しての指令に基づいてズームイン及びズームアウト自
在とすれば、不法侵入者の撮影を明確に行なえる。更
に、請求項11に記載したように、上記監視手段を構成
する追尾手段を、追尾する映像範囲を予め設定すること
によってこの映像範囲内の任意の位置に監視カメラを追
尾自在とするとともに、タイマに予め追尾時間を設定す
ることによって上記監視カメラを任意の時間間隔で追尾
自在とすることもできる。このように構成することによ
り、不法侵入者の撮影を確実に行なえるようになる。
【0022】更に、請求項12に記載したように、請求
項8に記載した不審人物検出器を設けた場合、この不審
人物検出器が不審人物の存在を検出することにより、前
記追尾手段が、当該不審人物検出器の方向に監視カメラ
を追尾自在とするようにもできる。この際の作用は、上
述した監視カメラが不審人物を捕らえることにより追尾
手段を作動させる場合と同様である。また、請求項13
に記載したように、上記監視手段を構成するモニタを、
上記全監視カメラからの映像を一定時間間隔ごとに順次
映し出す(シーケンシャル)ように構成することもでき
る。このように構成することにより、管理者がいちいち
モニタを切り換える手間が省け、不法侵入者の迅速な発
見に寄与できる。
【0023】本発明に係るビルセキュリティシステムを
構成する制御手段は、上記出入管理手段を構成する各部
材、並びに監視手段を構成する各部材を、制御部が適正
に作動させ、総合的なセキュリティを図る。また、この
制御部を介してシステム全体の作動解除を行なわせる。
これは、システムのメンテナンス等行なう際等の利便性
を考慮してのことである。更に、上記判断部が、システ
ム全体を作動させるのか、或いは、前記開閉手段の施錠
を外すのか等を判断し、この判断に基づいて上記制御部
を介して出入管理手段や監視手段を作動させる。これら
制御部と判断部とは、例えばマイクロコンピュータ(M
PU)により構成することができる。
【0024】更に、上記制御部を介しての出入管理手段
や監視手段の作動状態は上記監視盤に表示させることに
より、管理者等がこの監視盤を見ることによって容易に
作動状態を認識できる。このために、請求項14に記載
したように、上記監視盤を液晶ディスプレーと発光ダイ
オードとのうちの少なくとも一の表示手段を備えた構成
とすることができる。更に、上記管理者のマニュアル操
作により上記制御部を介して出入管理手段や監視手段を
作動、或いは作動停止を行なう等の場合、上記入力手段
により適宜、指令を入力することにより行なう。この入
力手段としては、キーボード、各種ポインティングデバ
イス等、従来知られた入力機器を採用できる。
【0025】尚、請求項15に記載したように、上記表
示手段に、上記出入管理手段及び監視手段のそれぞれの
作動状態に加え、制御手段が認識する各種状態を表示さ
せることもできる。これにより、管理者の便宜を図るこ
とができる。更に、請求項16に記載したように、上記
表示手段に音声発生装置を設けても良い。このような音
声発生器を設け、上記表示手段が表示する内容の少なく
とも一部を、上記表示手段による視覚的な表示とともに
音声によっても表示自在とすれば、更に管理者の便宜を
図れる。
【0026】更に、本発明のビルセキュリティシステム
は、商用電源を適宜直流変換する等により作動させる
が、万一停電等の事態に遭遇した場合でもこのビルセキ
ュリティシステムが作動状態を維持できるよう、請求項
17に記載したように、別途設けた予備電源を利用する
ことによっても作動自在とする。これにより、停電等の
場合にも、確実な防犯を図れるようになる。上記予備電
源としては、請求項18に記載したように、従来知られ
たバックアップ電源としたり、或いは請求項19に記載
したように、別途設けた自家発電装置とすることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の1例
について、図面を参照しつつ説明する。本形態例のビル
セキュリティシステムは、図1に示すように、ビル1内
への不審人物の侵入を未然に防止するとともに不審人物
の存在を監視すべく、ビル1の出入口2を開閉する扉3
に設けられた出入管理手段4と、不審人物の存在、及び
ビル1内の電気設備(図示せず)の作動状態及び作動停
止状態、並びにビル1内の異常状態(火災やガス漏れ)
を検出する監視手段5と、これら出入管理手段4及び監
視手段5を制御する制御手段6とを備えている。上記扉
3が特許請求の範囲に記載した開閉手段である。
【0028】これら各手段4,5,6のうち上記出入管
理手段4は、図1に示すように、上記扉3を施錠及び施
錠解除する電気錠手段7を備える。この出入管理手段4
は、施錠及び施錠解除に関するデータを含む本形態例の
システム全体の作動及び作動解除に関するデータを記録
した磁気カード8と、上記扉3の近傍(出入口2を設け
た側壁部分)に固設され、上記磁気カード8に記録され
た情報を読み取るカード読取器9とを備えている。これ
らカード読取器9と磁気カード8とは、従来知られたも
のを採用できる。本形態例の場合、この磁気カード8に
より上記電気錠手段7の施錠を外してビル1内に入る。
また、この磁気カード8は、ビル1から出る際に電気錠
手段7を含む全システムを作動させることができる。こ
れについては、後述する。尚、上記出入管理手段4は、
後述する制御手段6の監視盤15をホストとして、この
監視盤15に接続されている。この接続は、例えばRS4
85マルチドロップ方式で接続する。また、上記電気錠
手段7は、通電時施錠型であっても、通電時開錠型であ
っても、いずれでも良い。
【0029】また、上記監視手段5は、不審人物の有無
を監視(検出)する等の場合に、ビル1内外の異常事態
をいち早く検出するために設ける。このために、本形態
例における監視手段5は、図1に示すように、ビル1内
外の所望箇所に設置された複数の監視カメラ10と、こ
れら監視カメラ10を所望の撮像方向に向ける追尾手段
11と、上記監視カメラ10が捕えた映像を映し出す複
数のモニタ12と、を備えている。
【0030】更に、上記制御手段6は、システムコント
ローラ13と監視盤15と操作パネル16とを備えてい
る。これらのうち、上記システムコントローラ13は、
上記磁気カード8に記録されたデータの読み取り或いは
上記操作パネル16による操作によって、上記出入管理
手段4及び監視手段5をそれぞれ作動及び作動解除自在
とする。これとともに、上記磁気カード8が上記カード
読取器9の挿入口9aに挿入されることにより電気錠手
段7を施錠及び施錠解除する。上記システムコントロー
ラ13は、マイクロコンピュータ(MPU、CPU)に
より構成することができる。上記システムコントローラ
13が、特許請求の範囲に記載した制御部及び判断部を
なす。
【0031】尚、上記監視盤15に、電気錠手段7の施
錠及び施錠解除に関する制御を行なわせるべく、上記シ
ステムコントローラ13の機能の一部を移しておくこと
もできる。この場合、上記監視盤15内にも演算処理装
置(MPU、CPU)を設けておく。更に、上記の場
合、上記磁気カード8に個人情報を記録し、上記カード
読取器9によって読み取られた上記個人情報に基づいて
当該磁気カード8の所有者が当該ビル内に入退室を認め
られているか否かを判断するようにすることもできる。
上記監視盤15は、上記出入管理手段4及び監視手段5
のそれぞれの作動状態を表示する。更に、操作パネル1
6は、管理者の各種指令を入力するものである。この操
作パネル16が、特許請求の範囲に記載した入力手段で
ある。
【0032】上述のように構成される本形態例のビルセ
キュリティシステムは、以下のように作用してビル1の
総合的なセキュリティを図る。即ち、上記電気錠手段7
により扉3を施錠し、不審な人物がこの出入り口からビ
ル1内に入ることを防止する。上記電気錠7は、一般の
機械式の施錠装置やテンキー式の施錠装置に比較して信
頼性が高いため、この点からも防犯上有効である。更
に、この電気錠手段7は、磁気カード8を上記カード読
取器9の挿入口9aに挿入することにより、開錠及び施
錠自在である。従って、ビル1内に立ち入ることを許可
された者のみが当該ビル1内に入ることができ、許可さ
れていない者がこのビル1内に入ることは確実に防止さ
れる。
【0033】尚、本形態例の場合、図2に示すように、
上記カード読取器9に、このカード読み取り器9の作動
状態(READY)を示す表示部17aと、磁気カード
8が挿入口9aに挿入され、この磁気カード8に記録さ
れた情報が正確に読み取られたか否かを示す表示部17
b、17cを設けている。本形態例の場合、表示部17
aが点灯することによりREADY 状態であることを示す。
また、表示部17b、17cがそれぞれ点灯すること
で、正確に読み取ったこと、及び読み取れなかったこと
を示す。表示部17b、17cは、誤認を避けるために
点灯した際の色を(赤と緑とのように)異ならせる。ま
た、電気錠手段7が施錠若しくは開錠されたか否かを示
す情報を表示自在な表示部を設けても良い。上述のよう
な表示部17a〜17cを設けることにより、この磁気
カード8を用いて扉3の開錠や施錠をする際の操作性が
向上する。
【0034】尚、上記磁気カード8に代えて或いはこの
磁気カード8とともに、ICカードを採用することも可
能である。ICカードは、カード自体に集積回路を埋設
し、この集積回路に前記情報を記録したものである。こ
のようにICカードを使用可能とするためには、上記カ
ード読取器9に当該集積回路に記録された情報を読み取
る機能を付設すれば良い。このような構成は、従来知ら
れたカード読取器を利用して製造できる。ところで、近
年、上記ICカードの集積回路に所有者の身分を記録し
て社員証の機能を持たせるとともに、上記集積回路に金
額を記録して社員食堂等での支払いを行なうための社内
用クレジットカードの如き機能を持たせたものが一部の
企業で採用されているが、このようなICカードに上記
電気錠手段7の施錠及び開錠機能とを併せ持たせること
もできる。
【0035】また、図示は省略したが、上記電気錠手段
7に加えて上記一般の機械式施錠装置やテンキー式の施
錠装置等の他の施錠手段を併せて設け、施錠の信頼性向
上を図ることもできる。勿論、上記電気錠手段7を複数
(例えば、2個)設けても良い。或いは、やはり図示は
省略したが、上記電気錠手段7とともに、以下のよう
な、人物を直接判別する手段を設けても良い。例えば、
入室(ビル1内への立ち入り)を望む人物の網膜情報を
入力自在な入力装置を設けるとともに、前記制御手段6
を構成する判別部14に、上記入力装置によって入力さ
れた上記網膜情報を、予め登録されたこの網膜情報と比
較し判別自在とする機能を付設する。このような手段を
設けることにより、当該人物が入室を許可されているか
否かを直接判別でき、不審な人物がビル1内に入ること
をより一層確実に防止できる。尚、人物を直接判別する
手段としては、上記網膜情報以外にも、例えば、入室を
望む人物の顔型、掌型、声紋、指紋、署名のうちのいず
れかとしても良い。このような人物を直接判別する手段
は、従来から市販されており、これらを採用することが
できる。但し、この場合には、得られた情報(上記網膜
情報等)は、制御手段6に送信し、磁気カード8のデー
タと併せて、当該人物が入室可能か否かを判別する。
【0036】敷地内に侵入した不法侵入者、或いはビル
1近傍を徘徊する不審人物等の存在を監視するのは、上
記監視手段5が行なう。すなわち、ビル1内外の所望箇
所にそれぞれ監視カメラ10を設置する。これら監視カ
メラ10により、上記不法侵入者や不審人物の存在を映
し出す。上記監視カメラ10のそれぞれには、所望の撮
像方向に向ける追尾手段11を設けているため、監視室
等に設置したモニタ12を見つつ管理者の操作等により
上記監視カメラ10を所望方向に追尾させる。このよう
に構成するため、上記不法侵入者や不審人物の存在を確
実に検出でき、有効に防犯対策を図ることができる。
尚、図1で符号22は監視カメラ10用のカメラアダプ
タである。
【0037】尚、本形態例の場合、上記監視カメラ10
としてCCDビデオカメラを採用し、動画像を出力でき
るようにしている。但し、この監視カメラ10として
は、静止画像を出力するカメラであっても良い。更に、
夜間における防犯を考慮して、赤外線を利用した暗視撮
影装置を利用することもできる。また、X線撮影装置を
使用することもできる。本形態例の場合のように、通常
のビデオカメラを採用した場合、夜間における監視を確
実にするため、監視カメラ10の設置位置近傍に照明装
置を設け、撮影に支障を来たすことのないようにする。
【0038】また、上記監視カメラ10にはズームレン
ズを設けている。そして、前記制御手段6を構成する操
作パネル15を介しての指令に基づいてズームイン及び
ズームアウト自在としている。このため、不法侵入者の
撮影を明確に行なえる。また、この監視カメラ10と追
尾手段11とは一体的に構成している。上記追尾手段1
1は、パンチルータ及びサーボユニットにより構成す
る。これにより、監視カメラ10のパンニング及びチル
ティング自在である。尚、ビル1外に設置される監視カ
メラ10には、全体(追尾手段11を含む)をカーバー
により覆い、風雨に曝されることのないようにする。
【0039】更に、本形態例の場合、上記追尾手段11
を、追尾する映像範囲を予め設定することにより、この
映像範囲内の任意の位置に監視カメラ10を追尾自在と
している。これとともに、制御手段6に設けたタイマ
(図示せず)に予め追尾時間を設定することにより、上
記監視カメラ10を任意の時間間隔(例えば、30秒間
隔)で追尾自在としている。上記タイマは、監視カメラ
10を予め設定した撮影位置に順次追尾させるタイミン
グ信号を発生する。制御手段6を構成するシステムコン
トローラ13は、このタイミング信号に基づいて追尾手
段11を変位させる。このように構成することにより、
不法侵入者の撮影を確実に行なえるようになる。尚、監
視カメラ10の個数によっては、システムコントローラ
13の処理能力が不足することが考えられる。この場
合、必要数のシステムコントローラを設ける。
【0040】更に、本形態例のビルセキュリティシステ
ムにおいては、上記監視手段5に、ビル1内外に設置さ
れた照明装置や電動機等の電気設備の駆動状態を検出す
る電気設備異常検出器S を設けている。具体的には、こ
れら電気設備に供給される電圧値(電圧値が予め設定さ
れた一定値より低下した否か)を検出自在な検出器を設
ける。上記一定値としては、当該電気設備の駆動電圧に
応じて定める。これとともに、前記制御手段6を構成す
る監視盤15に、上記検出器からの検出信号により上記
電気設備の駆動状態を表示自在としている。従って、防
犯とともにビル1内の電気設備の異常状態を検出でき、
より総合的なセキュリティシステムとなる。尚、上述し
たような検出器(後述する各種検出器も同様である。)
は、図1に示すように、センサインターフェイス21を
介して監視盤15及びシステムコントローラ13に接続
している。
【0041】更に、本形態例の場合、ビル1内外に、こ
のビル1内外に存在する不審人物を検出する不審人物検
出器と、このビル内外の異常状態を検出する異常状態検
出器とを設置、或いは埋設している。具体的には、上記
不審人物検出器として、従来知られている赤外線パッシ
ブセンサ等を採用する。また、上記異常状態検出器とし
て、従来使用されている火災センサ(例えば、光電式煙
感知器)やガス感知器を使用する。そして、上記監視盤
15に、これら各検出器が検出する状態を表示自在とす
る。このように構成することにより、防犯に加えて防災
も図れ、きわめて有効なビルのセキュリティを図れる。
【0042】更に、本形態例の場合、上記監視手段5
に、この監視手段5が異常状態を検出した場合に警報を
発する警報装置を設けている。この警報装置としては、
従来知られているような、大音響を発するサイレン、ベ
ル、ブザーと、閃光フラッシュとを適宜採用する。この
ように、監視カメラ10等によって不法侵入者等の存在
が明らかになることにより警報装置を作動させ、不法侵
入者を威嚇する。これにより、不法侵入者がビル1内に
まで侵入するのを防止できる。更には、上記異常状態を
検出した場合に所定の連絡先(例えば、警備会社)に当
該異常状態を連絡する通信手段を設けても良い。この通
信手段としては、例えば電話が考えられる。勿論この電
話は自動発信して異常事態を知らせるようにする。尚、
監視カメラ10等によって不法侵入者等の存在が明らか
になることにより上記警報装置や通信手段を作動させる
には、例えば、上記監視カメラ10が捕らえた人物(と
思われる)映像(フレーム)が一定時間以上(フレーム
が一定枚数以上)続く場合に不法侵入者が存在するとし
て上記警報装置や通信手段のスイッチをONするようにす
れば良い。或いは、管理者の手動操作によって行なって
も良い。
【0043】更に、本形態例の場合、上記不審人物検出
器が不審人物の存在を検出することにより、前記追尾手
段11が、当該不審人物検出器の方向に監視カメラ10
を追尾自在とするように構成することもできる。この際
の作用は、上述した監視カメラ10が不審人物を捕らえ
ることにより追尾手段11を作動させる場合と同様であ
る。また、上記追尾手段11を、前述したように映像範
囲内を順次追尾していく構成に代えて、センサ入力を取
り込むことにより、予め設定した追尾ポイント(映像範
囲)に瞬時に追尾するように構成することもできる。或
いは、予め追尾するポイントを設定しておき、制御手段
6を構成する操作パネル16により所望のポイントを入
力することにより追尾手段11を変位させ、監視カメラ
10を所望方向に追尾させることもできる。更には、操
作パネル16により、所望の監視カメラ10(例えばカ
メラ番号を付し、この番号を登録しておく)を任意の位
置に向けるようにすることもできる。また、上記監視手
段5を構成するモニタ12を、上記全監視カメラ10か
らの映像を一定時間間隔ごとに順次映し出す(シーケン
シャル)ように構成している。このため、管理者がいち
いちモニタ12を切り換える手間が省け、不法侵入者の
迅速な発見に寄与できる。
【0044】本形態例のビルセキュリティシステムを構
成する制御手段6は、上記出入管理手段4を構成する各
部材、並びに監視手段5を構成する各部材を適正に作動
させ、総合的なセキュリティを図るために設けられる。
即ち、上記出入管理手段4を構成する各部材、並びに監
視手段5を構成する各部材を、上記システムコントロー
ラ13が適正に作動させ、総合的なセキュリティを図
る。また、このシステムコントローラ13を介してシス
テム全体の作動解除を行なわせる。これにより、システ
ムのメンテナンス等を行なう際の利便性を考慮してい
る。更に、上記システムコントローラ13が、システム
全体を作動させるのか、或いは、前記扉3の施錠を外す
のか、等を判断し、この判断に基づいて上記システムコ
ントローラ13を介して出入管理手段4や監視手段5を
作動させる。
【0045】尚、本形態例の場合、上記磁気カード8に
よって電気錠手段7を施錠したり開錠したりする。この
場合、単に磁気カード8をカード読取器9に挿入するこ
とで行うようにする。更に、本形態例の場合、上記磁気
カード8をカード読取器9に挿入することで、システム
全体を作動させられるようにする。このために、例え
ば、操作パネル16に特定の操作を施した後に上記磁気
カード8をカード読取器9に挿入することで、単に電気
錠手段7を施錠するのみならずシステム全体を作動させ
られるようにする。或いは、カード読取器9の近傍にテ
ンキーを設け、上記磁気カード8のカード読取器9への
挿入とテンキーによる暗証番号の入力とにより、システ
ム全体の作動を行なわせる。尚、入室時において同様な
操作を行なうことにより、電気錠手段7の施錠を解除す
るとともに、システム全体の作動を解除するようにもで
きる。
【0046】更に、上記システムコントローラ13を介
しての出入管理手段4や監視手段5の作動状態は上記監
視盤15に表示させることにより、管理者等がこの監視
盤15を見ることによって容易に作動状態を認識できる
ようにしている。このために、本形態例においては、図
1及び図3に示すように、上記監視盤15に液晶ディス
プレー15aと発光ダイオード15bと、から構成され
る表示手段を設けている。上記発光ダイオード15b
は、ビル1の内部の複数箇所、共用部分、敷地外周の複
数箇所等、監視している部分(例えば、監視カメラ10
設置部分)の個数分設け、点灯及び非点灯状態、或いは
発光色の違い(例えば、通常時には緑、異状時には赤を
点灯させる)等により、いずれの位置で異常状態となっ
ているかを表示させる。尚、表示手段に、上記出入管理
手段4及び監視手段5のそれぞれの作動状態に加え、制
御手段6が認識する各種状態を表示させることもでき
る。このように構成することにより、管理者の便宜を図
ることができる。
【0047】更に、本形態例の場合、上記監視盤15に
上記カード読取器9と同様の機能を持たせるべく、カー
ド挿入孔15cを設けている。符号20は操作用のテン
キーである。更に、上記表示手段に音声発生装置を設け
ている。この音声発生装置は、本形態例の場合、音声R
OMにより、例えば「侵入者がいます」といった複数種
類(例えば4種類)の音声表示を行なえるようにしてい
る。このように、上記表示部による視覚的な表示ととも
に音声によっても表示自在としているため、更に管理者
の便宜を図れる。
【0048】上述したような本形態例のビルセキュリテ
ィシステムは、商用電源を適宜直流変換する等により作
動させるが、万一停電等の事態に遭遇した場合でもこの
ビルセキュリティシステムが作動状態を維持できるよ
う、別途設けた予備電源を利用することによっても作動
自在とする。これにより、停電等の場合にも、確実な防
犯を図れるようになる。上記予備電源としては、バッテ
リや従来知られたバックアップ電源としたり、或いは
別途設けた自家発電装置とすることができる。
【0049】本形態例におけるビルセキュリティシステ
ムは、上述のように構成され作用するため、機密事項を
取り扱う研究所や大量の金券を取り扱う銀行(更には一
般家屋も)等、盗難や機密漏洩に対する防衛手段を要す
る施設に設置することで、不法侵入を防止及び不審人物
の監視を集中制御して総合的に行なえるようになる。こ
の結果、上記盗難や機密漏洩の防止を確実に防止するこ
とが可能になる。
【0050】尚、上記磁気カード8を発行するための書
き込み装置を上記制御手段6に付設したり、書き込み装
置単体を用意しておくことにより、カード8を紛失等し
た際に対処しやすくなる。このような書き込み装置は、
従来知られているものをそのまま、或いは制御手段6に
組み込んで採用できる。
【0051】
【発明の効果】本発明のビルセキュリティシステムは、
上述のように構成され作用するため、不法侵入を防止及
び不審人物の監視を集中制御して総合的に行なえ、その
結果、盗難や機密漏洩の防止を確実に防止することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態例の全体構成を示す説明
図である。
【図2】電気錠手段を示すブロック図である。
【図3】カード及びカード読取器を示す正面図である。
【図4】監視盤を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ビル 2 出入口 3 扉 4 出入管理手段 5 監視手段 6 制御手段 7 電気錠手段 8 磁気カード 9 カード読取器 9a 挿入口 10 監視カメラ 11 追尾手段 12 モニタ 13 システムコントローラ 15 監視盤 16 操作パネル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 25/14 G08B 25/14 B H04N 7/18 H04N 7/18 H

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルの出入口部分に設けられた出入管理
    手段と、少なくとも不法侵入者の有無を監視する監視手
    段と、これら出入管理手段及び監視手段を制御する制御
    手段と、を備えたビルセキュリティシステムであって、
    上記出入管理手段は、上記出入口を開閉する開閉手段を
    施錠及び施錠解除する少なくとも1個の電気錠手段を備
    え、この電気錠手段は、少なくとも施錠及び施錠解除に
    関するデータを記録したカードと、上記開閉手段の近傍
    に固設され、上記カードに記録されたデータを読み取る
    カード読取器とを備え、上記監視手段は、ビル内外の所
    望箇所に設置された少なくとも一つの監視カメラと、こ
    の監視カメラを所望の撮像方向に向ける追尾手段と、上
    記監視カメラが捕えた映像を映し出す、少なくとも一台
    のモニタとを備え、上記制御手段は、上記出入管理手段
    及び監視手段をそれぞれ作動及び作動解除自在とすると
    ともに、上記カードが上記カード読取器の挿入口に挿入
    されることにより、上記開閉手段の施錠状態に応じて電
    気錠手段を施錠或いは施錠解除する制御部と、上記カー
    ド読取器によって読み取られた上記データと上記開閉手
    段の施錠状態とに基づき上記制御部を駆動させて上記出
    入管理手段及び監視手段をそれぞれ作動させるか否かを
    判断する判断部と、上記出入管理手段及び監視手段のそ
    れぞれの作動状態を表示する監視盤と、セキュリティ管
    理者の各種指令を入力自在な入力手段とを備えてなるビ
    ルセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】 前記カード読取器に、このカード読取器
    の作動状態と、前記カードが前記挿入口に挿入され、こ
    のカードに記録されたデータが正確に読み取られたか否
    かを示す情報と、電気錠手段が施錠若しくは開錠された
    か否かを示す情報とのうちの少なくとも一を表示自在な
    表示部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のビル
    セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 前記カードは、前記データを磁気的に記
    録する磁気カードと、カード自体に集積回路を埋設し、
    この集積回路に前記情報を記録するICカードとのうち
    の少なくとも一方のカードであることを特徴とする請求
    項1または請求項2のいずれかに記載のビルセキュリテ
    ィシステム。
  4. 【請求項4】 前記出入管理手段に、前記電気錠手段に
    加えて他の施錠手段を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載のビルセキュリティシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記出入管理手段に、入室を望む人物の
    顔型と掌型と網膜と声紋と指紋と署名とのうちの少なく
    とも一の情報を入力自在な入力装置を設け、前記制御手
    段を構成する判別部は、この入力装置によって入力され
    た上記一の情報を、予め登録されたこの一の情報と比較
    し判別自在とすることにより、当該人物が入室を許可さ
    れているか否かを直接判別自在としたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のビルセキュリ
    ティシステム。
  6. 【請求項6】 前記監視手段は、ビル内外に設置された
    電気設備の駆動状態を検出する電気設備異常検出器を備
    え、前記制御手段を構成する監視盤は、この検出器から
    の検出信号により上記電気設備の駆動状態を表示自在と
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載されたビルセキュリティシステム。
  7. 【請求項7】 前記監視手段は、ビル内外に設置若しく
    は埋設された、ビル内外に存在する不審人物を検出する
    不審人物検出器と、ビル内外に設置若しくは埋設され
    た、ビル内外の異常状態を検出する異常状態検出器との
    少なくとも一方の検出器を備え、前記制御手段を構成す
    る監視盤は、上記検出器からの検出信号によりこの検出
    器の検出する状態を表示自在としたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれかに記載のビルセキュリテ
    ィシステム。
  8. 【請求項8】 前記監視手段に、この監視手段が異常状
    態を検出した場合に警報を発する警報装置と、上記異常
    状態を検出した場合に所定の連絡先に当該異常状態を連
    絡する通信手段とのうちの少なくとも一を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のビ
    ルセキュリティシステム。
  9. 【請求項9】 前記監視手段を構成する監視カメラが、
    静止画像を出力するカメラと、動画像を出力するカメラ
    と、暗視撮影装置と、X線撮影装置とのうちの少なくと
    も一であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のい
    ずれかに記載のビルセキュリティシステム。
  10. 【請求項10】 前記監視手段を構成する監視カメラは
    ズームレンズを備え、前記制御手段を構成する入力手段
    を介しての指令に基づいてズームイン及びズームアウト
    自在としたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のい
    ずれかに記載のビルセキュリティシステム。
  11. 【請求項11】 前記監視手段を構成する追尾手段は、
    追尾する映像範囲を予め設定することにより、この映像
    範囲内の任意の位置に監視カメラを追尾自在とするとと
    もに、タイマに予め追尾時間を設定することにより、上
    記監視カメラを任意の時間間隔で追尾自在としたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の
    ビルセキュリティシステム。
  12. 【請求項12】 前記不審人物検出器が不審人物の存在
    を検出することにより、前記追尾手段は、当該不審人物
    検出器の方向に監視カメラを追尾自在としたことを特徴
    とする請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のビル
    セキュリティシステム。
  13. 【請求項13】 前記監視手段を構成するモニタは、こ
    の監視手段を構成する全監視カメラからの映像を順次一
    定時間間隔ごとに映し出すことを特徴とする請求項1乃
    至請求項12のいずれかに記載のビルセキュリティシス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記制御手段を構成する監視盤は、液
    晶ディスプレーと発光ダイオードとのうちの少なくとも
    一の表示手段を備え、この表示手段により、前記出入管
    理手段及び監視手段のそれぞれの作動状態を表示するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記
    載のビルセキュリティシステム。
  15. 【請求項15】 前記表示手段は、前記出入管理手段及
    び監視手段のそれぞれの作動状態に加え、制御手段が認
    識する各種状態を表示自在としたことを特徴とする請求
    項14に記載のビルセキュリティシステム。
  16. 【請求項16】 前記表示手段に音声発生装置を設け、
    この表示手段が表示する内容の少なくとも一部を、上記
    表示手段による視覚的な表示とともに音声によっても表
    示自在としたことを特徴とする請求項14または請求項
    15のいずれかに記載のビルセキュリティシステム。
  17. 【請求項17】 前記出入管理手段と監視手段と制御手
    段とは、商用電源を利用して作動するとともに、別途設
    けた予備電源を利用することによっても作動自在とした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに
    記載のビルセキュリティシステム。
  18. 【請求項18】 前記予備電源が、バックアップ電源で
    あることを特徴とする請求項17に記載のビルセキュリ
    ティシステム。
  19. 【請求項19】 前記予備電源が、自家発電装置である
    ことを特徴とする請求項17に記載のビルセキュリティ
    システム。
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