JPH1022242A - 基板洗浄装置および基板洗浄方法 - Google Patents

基板洗浄装置および基板洗浄方法

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JPH1022242A
JPH1022242A JP17258896A JP17258896A JPH1022242A JP H1022242 A JPH1022242 A JP H1022242A JP 17258896 A JP17258896 A JP 17258896A JP 17258896 A JP17258896 A JP 17258896A JP H1022242 A JPH1022242 A JP H1022242A
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聡 鈴木
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Satoshi Taniguchi
訓 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの洗浄手段による洗浄時間の短縮化を図
る。 【解決手段】 ブラシ洗浄手段7および超音波洗浄手段
8の垂直ロッド13,16をそれぞれ回動中心として、
基板2の回転中心と回転端部間をブラシ部15とノズル
部18がそれぞれ円弧状に移動し、これらの垂直ロッド
13,16はそれぞれ、基板2の回転中心を通る略直線
上で、その回転中心を点対称とする位置に配設されてお
り、ブラシ部15が基板2の回転中心から回転端部に向
かって移動するときに、ノズル部18が回転端部から回
転中心に向かって移動すると共に、ブラシ部15が基板
2の回転端部から回転中心に向かって移動するときに、
ノズル部18が回転中心から回転端部に向かって移動す
るようにしたため、ブラシ部15およびノズル部18が
それぞれ、互いに当たるようなことなく基板2上で所定
距離置いて移動するので、2つの洗浄部材を同時に使用
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
装置および液晶表示基板製造装置などに用いられ、液晶
表示器用角形ガラス基板、カラーフィルタ用ガラス基
板、フォトマスク用基板、サーマルヘッド用セラミック
基板、プリント基板および半導体ウエハなどの基板面を
洗浄処理する基板洗浄装置および基板洗浄方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この基板洗浄装置は、現像装置や
エッチング装置などを有する基板処理装置の適所に設け
られ、基板処理の前工程と後工程の間や、基板処理の最
終仕上げ工程などに、先の処理で使用された処理液が基
板面に残留しないようにすると共に、基板面を清浄化す
るために洗浄処理するものである。
【0003】このような基板洗浄装置として、回転可能
な基板支持手段上に基板を載置し、基板支持手段と共に
基板を回転させながら、表面に洗浄液が供給された基板
をブラシ手段や超音波洗浄手段などを用いて洗浄処理し
た後、基板面に窒素ガスなどの不活性ガスを吹き付けな
がら基板を高速回転させて、基板表面の洗浄液を遠心力
で飛散させるようにしたものがある。このような従来の
基板洗浄装置の一例を図10に示している。
【0004】図10は従来の基板洗浄装置の構成を模式
的に示す平面図である。図10において、上面に基板9
0を載置して支持すると共に回転自在な円形の基板支持
部材91の左右近傍位置にそれぞれ、アーム先端部に洗
浄用のブラシ部92を有するブラシ洗浄手段93と、ア
ーム先端部に超音波振動が乗った洗浄液を吐出するノズ
ル部94を有する超音波洗浄手段95とがそれぞれ対向
して配設されている。
【0005】このブラシ洗浄手段93は、基板支持部材
52の右側の位置に立設された垂直ロッド96と、この
垂直ロッド96の上端部に水平に延びるように延設され
た駆動アーム97と、この駆動アーム97の先端下部に
設けられ、垂直軸回りに回転可能に軸支されて、図略の
駆動機構によって回転駆動するブラシ部92とを有して
いる。この垂直ロッド96は、図略の駆動機構によって
駆動アーム97およびブラシ部92と共に垂直方向に、
基板90の上面にブラシ部92を当接させる位置と基板
90の所定上方位置との間を上下動自在に構成されてい
る。また、駆動アーム97は、図略の駆動機構によって
基板90の上方で、垂直ロッド96の中心軸を回動中心
として、基板90の中央部と端部の間をブラシ部92が
揺動するように構成されている。
【0006】また、超音波洗浄手段95は、基板支持部
材91の左側の位置に立設された垂直ロッド98と、こ
の垂直ロッド98の上端部に水平に延びるように延設さ
れた駆動アーム99と、この駆動アーム99の先端部に
設けられ、超音波振動が加えられた洗浄液を吐出するノ
ズル部94とを有している。この駆動アーム99は、図
略の駆動機構によって、基板90の上面とノズル部94
とを所定距離だけ離間させた状態で、垂直ロッド98の
中心軸を回動中心として、基板90の中央部と端部の間
をノズル部94が揺動する構成となっている。
【0007】上記構成により、まず、基板支持部材91
上の所定位置に基板90が載置され、基板支持部材91
と共に基板90を回転駆動させる。その後、ブラシ洗浄
手段93の垂直ロッド96を回動中心として、図7
(a)に示すように、時間0〜t1で駆動アーム97の
先端部のブラシ部92を基板90の上面中央部上方まで
空中で揺動させる。さらに、時間t1〜時間t2の期間
T1で垂直ロッド96を駆動アーム97およびブラシ部
92と共に下降させて基板90の上面中央部上にブラシ
部92を当接させる。その後、垂直ロッド96を回動中
心として駆動アーム97と共にブラシ部92を、時間t
2〜時間t3で基板90の上面に当接させた状態で基板
90の中央部から端部の方向(外側の方向)に揺動させ
る。このとき、ブラシ部92が基板90の端部を超えた
位置で、時間t3〜時間t4の期間T2で、垂直ロッド
96を駆動アーム97およびブラシ部92と共に所定位
置まで上昇させて基板90の上面とブラシ部92を所定
距離だけ離間させる。以上の時間t1〜時間t4の各同
一行程を数回繰り返すことになるが、ここでは、時間t
4〜時間t11において、基板90の上面にブラシ部9
2を当接させた状態で基板90の中央部から端部の外側
の方向に掃き出すようにブラシ部92を揺動させる動作
を2回繰り返してブラシ洗浄している。
【0008】次に、超音波洗浄手段95の垂直ロッド9
8を回動中心として、時間t11で駆動アーム99の先
端部のノズル部94を基板90の端縁部の上方位置まで
揺動させる。その後、時間t11〜時間t12で、超音
波発振器(図示せず)を駆動させて超音波振動を加えた
洗浄液を、超音波洗浄手段95のノズル部94から基板
90の上面に向けて吐出させると共に、垂直ロッド98
を回動中心として、駆動アーム99と共にノズル部94
を回動させてノズル部94を基板90の端縁部の上方位
置からその中央位置上まで揺動させる。さらに、時間t
12〜時間t13で、超音波振動を加えた洗浄液を、超
音波洗浄手段95のノズル部94から基板90の上面に
向けて吐出させると共に、垂直ロッド98を回動中心と
して、駆動アーム99と共にノズル部94を回動させて
ノズル部94を基板90の中央位置から端縁部の上方位
置まで外側の方向に揺動させて超音波洗浄を行う。以上
の時間t11〜時間t13の各同一行程を数回繰り返す
ことになるが、ここでは、時間t11〜時間t17にお
いて、駆動アーム99と共にノズル部94を基板90の
端縁部から中心部の方向と、基板90の中心部から端縁
部の外側の方向による動作を2回繰り返して超音波洗浄
している。
【0009】これによって、ブラシ洗浄では10μm程
度以上の大きさの塵を主に対象とした洗浄であり、それ
以下の大きさの塵は流水超音波洗浄で取り除くことがで
きる。このため、以上のようなブラシ洗浄手段93およ
び超音波洗浄手段95を用いれば、あらゆる範囲の大き
さの塵を対称とした基板面の洗浄処理を行うことができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ブラシ洗浄手段93によるブラシ洗浄処理を行っている
ときには、超音波洗浄手段95による超音波洗浄処理は
止まっていた。即ち、これらの洗浄手段は、通常、基板
の中心部まで洗浄するため、その何れもが基板の回転中
心を通るように設けられるが、そのそれぞれが十分な洗
浄力を保持するためにある程度の大きさを持つものとな
ってしまうため、ブラシ洗浄手段93および超音波洗浄
手段95を同時に用いようとすると、ブラシ洗浄手段9
3のブラシ部92と、超音波洗浄手段95のノズル部9
4とが当たってしまい、ブラシ洗浄手段93および超音
波洗浄手段95を同時に用いることができず、このよう
な2つの洗浄手段による洗浄時間(洗浄工程のタクト)
が直列化して長くかかってしまうという問題があった。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、ブラシ洗浄および超音波洗浄などの2つの洗浄手段
による洗浄時間の短縮化を図ることができる基板洗浄装
置および基板洗浄方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の基板洗浄装置
は、基板を保持可能な基板保持部材が配設され、基板保
持部材に保持されて回転する基板の少なくとも回転中心
と回転端部間の半径距離を洗浄部がそれぞれ移動して基
板の主面をそれぞれ洗浄する第1および第2の洗浄部材
が配設された基板洗浄装置において、第1および第2の
洗浄部材の洗浄部はそれぞれ、基板上で少なくとも所定
距離を置いて直線状および円弧状の少なくとも何れかで
移動するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】この構成により、第1および第2の洗浄部
材の洗浄部がそれぞれ、互いに当たるようなことなく所
定距離以上置いて移動するので、2つの洗浄部材が同時
に使用可能となって2つの洗浄部材による洗浄時間(洗
浄工程のタクト)の並列化が可能となり、洗浄時間の短
縮化が大幅に図られることになる。
【0014】また、本発明の基板洗浄装置は、基板を保
持可能な基板保持部材が配設され、基板保持部材に保持
されて回転する基板の少なくとも回転中心と回転端部間
の半径距離を洗浄部がそれぞれ移動して基板の主面をそ
れぞれ洗浄する第1および第2の洗浄部材が配設された
基板洗浄装置において、第1の洗浄部材の洗浄部が回転
中心から回転端部に向かって移動するときに、第2の洗
浄部材の洗浄部が前記回転端部から回転中心に向かって
移動するように制御すると共に、第1の洗浄部材の洗浄
部が前記回転端部から回転中心に向かって移動するとき
に、第2の洗浄部材の洗浄部が前記回転中心から回転端
部に向かって移動するように制御する制御部材が備えら
れたことを特徴とするものである。例えば、第1および
第2の洗浄部材の一方の洗浄部が支点部を回動中心とし
て回転中心から回転端部に向かって基板の回転方向と逆
方向の円弧状に移動するときに、他方の洗浄部が支点部
を回動中心として回転端部から回転中心に向かって基板
の回転方向と同一方向の円弧状に移動するように制御す
る制御部材が備えられたことを特徴としている。また、
例えば、第1および第2の洗浄部材の一方の洗浄部が回
転中心から回転端部に向かって直線状に移動するとき
に、他方の洗浄部が回転端部から回転中心に向かって直
線方向に移動するように制御する制御部材が備えられた
ことを特徴としている。また、本発明の基板洗浄方法
は、基板保持部材に保持されて回転する基板の回転端部
から回転中心に向かって、前記基板保持部材の近傍位置
に配置された第1および第2の洗浄部材の一方の洗浄部
が支点部を回動中心として前記基板の回転方向と同一方
向の円弧状に移動し、さらに、前記一方の洗浄部が支点
部を回動中心として前記回転中心から前記回転端部に向
かって前記基板の回転方向と逆方向の円弧状に移動する
と共に、他方の洗浄部が支点部を回動中心として前記回
転端部から前記回転中心に向かって前記基板の回転方向
と同一方向の円弧状に移動するように、前記第1および
第2の洗浄部材の洗浄部が前記基板の回転中心側と回転
端部側に交互に所定回数移動し、さらに、他方の洗浄部
が支点部を回動中心として前記回転中心から前記回転端
部に向かって前記基板の回転方向と逆方向の円弧状に移
動することで、前記基板の主面を洗浄することを特徴と
するものである。
【0015】この構成により、第1および第2の洗浄部
材を基板の回転中心側と回転端部側に互いに当たること
なく交互に位置させるようにしているので、2つの洗浄
部材が同時に使用可能となって2つの洗浄部材による洗
浄時間(洗浄工程のタクト)の並列化が可能となり、洗
浄時間の短縮化が大幅に図られることになる。
【0016】さらに、好ましくは、本発明の基板洗浄装
置における第1および第2の洗浄部材がそれぞれ、支点
部を回動中心として洗浄部がそれぞれ円弧状に移動する
場合、前記第1および第2の洗浄部材の支点部はそれぞ
れ、前記回転中心に対して対向する位置に配設されたこ
とを特徴とする。例えば、第1および第2の洗浄部材の
支点部はそれぞれ、回転中心を通る略直線上に配設され
ていてもよく、また、より好ましくは、これらの第1お
よび第2の洗浄部材の支点部がそれぞれ、回転中心を点
対称とする位置に配設されている。
【0017】この構成により、第1および第2の洗浄部
材の支点部を、基板の回転中心を挾んだ略反対側に配置
したので、第1および第2の洗浄部材の洗浄部がある程
度大きくても互いに当たることなく2つの洗浄部材が同
時に使用可能となる。
【0018】さらに、好ましくは、本発明の基板洗浄装
置における第1および第2の洗浄部材がそれぞれ、支点
部をそれぞれ回動中心として洗浄部がそれぞれ円弧状に
移動する場合、基板の回転方向が円弧の湾曲している方
向であることを特徴とする。この場合、第1および第2
の洗浄部材はどちらか一方が少なくとも、基板面と当接
して洗浄するブラシ洗浄部材であり、より好ましくは、
第1および第2の洗浄部材が共にブラシ洗浄部材であ
る。
【0019】この構成により、洗浄部材が基板面に当接
ないし近接して洗浄処理するような場合に、基板の回転
方向に対して洗浄部材の移動が円弧状に湾曲した逃げる
方向であるので、洗浄部材に無理な荷重がかかることが
ない。
【0020】さらに、好ましくは、本発明の基板洗浄装
置における第1および第2の洗浄部材はそれぞれ、ブラ
シ洗浄部材、低側超音波洗浄部材、高側超音波洗浄部材
および高圧ジェット噴射洗浄部材のうち少なくとも何れ
かである。例えば、第1および第2の洗浄部材が共にブ
ラシ洗浄部材であってもよいし、第1の洗浄部材がブラ
シ洗浄部材で第2の洗浄部材が高周波帯域超音波洗浄部
材であってもよい。
【0021】この構成により、第1および第2の洗浄部
材が共に同一の洗浄部材であれば、洗浄効果が倍にな
る。また、第1および第2の洗浄部材に異なる洗浄部材
を用いれば、例えば、第1の洗浄部材がブラシ洗浄部材
で第2の洗浄部材が高周波帯域超音波洗浄部材であれ
ば、ブラシ洗浄では10μm程度以上の大きさの塵を洗
浄可能で、それ以下の大きさの塵は、超音波洗浄で取り
除くことが可能となるなど、それぞれの洗浄部材の特徴
が活かされて洗浄の相乗効果が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板洗浄装置
の実施形態について図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態における基板洗
浄装置の構成を示す斜視図であり、図2は図1の基板洗
浄装置の構成を模式的に示す平面図である。
【0024】図1および図2において、基板洗浄装置1
は、上面に基板2を載置して支持すると共に回転自在な
円形の基板保持部材3と、この基板保持部材3を垂直回
転軸4を介して回転駆動させる回転駆動部としての駆動
モータ5と、基板保持部材3の周囲を囲み、洗浄時に飛
散した処理液を集液する集液排出手段6と、この集液排
出手段6の近傍位置に配設され、基板2の主面をブラシ
洗浄するブラシ洗浄手段7と、このブラシ洗浄手段7と
は基板保持部材3を介して反対側の位置に配設され、超
音波振動が加えられた洗浄液を基板2の主面に向けて吐
出して超音波洗浄する超音波洗浄手段8と、これらのブ
ラシ洗浄手段7および超音波洗浄手段8を駆動制御する
制御手段9とを有している。
【0025】この基板保持部材3の基板保持機構として
はバキュームチャック(図示せず)が設けられており、
その回転中心軸に同心状に中央部に設けられて、載置さ
れた基板2を吸着して保持するように構成されている。
本実施形態では、バキュームチャックを使用したが、こ
の他に、基板2の4角部をそれぞれ2個のピンで位置決
めする構成であってもよい。また、駆動モータ5は、基
板保持部材3の中心部に連結された垂直回転軸4に回転
駆動力を駆動力伝達手段などを介して伝達する構成であ
る。
【0026】また、集液排出手段6は、環状の底部の周
縁部から基板保持部材3を包囲するように立設された環
状の集液フード10と、この集液フード10の底部に上
端部が接続された複数の連絡管11と、これらの各連絡
管11の下端部が接続された環状の集液ダクト12とを
備えており、洗浄時に基板2の回転によって遠心力で外
側に飛ばされた処理液は、集液フード10の環状壁およ
び底部で捕捉され、吸引された気流に伴って連絡管11
さらに集液ダクト12を通り、その後、気液分離処理が
施されてそれぞれ系外に排出される。
【0027】さらに、ブラシ洗浄手段7は、集液排出手
段6の一方の近傍位置に立設された垂直ロッド13と、
この垂直ロッド13の上端部に水平に延びるように延設
された駆動アーム14と、この駆動アーム14の先端に
設けられたブラシ部15とを有している。この垂直ロッ
ド13は、駆動アーム14およびブラシ部15と共に、
基板2の上面にブラシ部15を当接させる位置と、基板
2の上面と所定距離だけ離間させた位置との間を上下動
する構成である。また、駆動アーム14は、垂直ロッド
13の中心軸aを回動中心として、回転する基板2の回
転中央部と回転端部の間をブラシ部15が円弧状に揺動
する構成となっている。
【0028】また、超音波洗浄手段8は、集液排出手段
6の他方の近傍位置に立設された垂直ロッド16と、こ
の垂直ロッド16の上端部に水平に延びるように延設さ
れた駆動アーム17と、この駆動アーム17の先端部に
設けられ、超音波振動が加えられた洗浄液を吐出するノ
ズル部18とを有している。この場合、この垂直ロッド
16とブラシ洗浄手段7の垂直ロッド13との配設位置
は、基板保持部材3の回転中心oに対して対称な位置に
配設されている。また、駆動アーム17は、基板2の上
面とノズル部18とを所定距離だけ離間させた状態で、
垂直ロッド16の中心軸bを回動中心として、回転する
基板2の回転中央部と回転端部の間をノズル部18が円
弧状に揺動する構成となっている。ここで、基板保持部
材3の回転中心oは中心軸aと中心軸bを結ぶ直線の中
点にあり、中心軸aからブラシ部15までの距離および
中心軸bからノズル部18までの距離はそれぞれの中心
軸a,bから回転中心oまでの距離に等しい。
【0029】図3は図1のブラシ洗浄手段7の一例を示
す一部切欠き斜視図である。図3において、ブラシ洗浄
手段7は、垂直ロッド13、駆動アーム14およびブラ
シ部15の他に、支持枠体30と、この支持枠体30に
配設され、駆動アーム14およびブラシ部15の駆動機
構31と、ブラシ部15の中心部を介して基板2の主面
に処理液を供給する処理液供給系32とを備えている。
【0030】この支持枠体30は、底板30aに天井板
30bが4本の支柱30cを介して支持された直方体状
に形成されている。この支持枠体30の底板30aおよ
び天井板30bには、上下互いに対向した位置に一対の
ガイド孔30d,30eが設けられている。一方、基台
33上にはガイドロッド34が立設され、このガイドロ
ッド34に各ガイド孔30d,30eが摺動自在に外嵌
され、これによって、支持枠体30はガイドロッド34
に案内されつつ上下動可能に構成されている。また、底
板30aおよび天井板30bの略中央部には、上下一対
のねじ孔30f,30gが螺設されているとともに、天
井板30bの前方に円形の装着孔30hが設けられてい
る。
【0031】また、駆動機構31は、昇降手段35、ア
ーム旋回手段36およびブラシ回転手段37からなって
いる。この昇降手段35は、支持枠体30を昇降させる
ものであり、基台33上に縦置きで据え付けられた第1
駆動モータ38、およびこの第1駆動モータ38の駆動
軸に同心状に接続されたスクリュー軸39とを備えてい
る。このスクリュー軸39は、支持枠体30の底板30
aおよび天井板30bに螺設されたねじ孔30f,30
gにそれぞれ螺着されており、第1駆動モータ38の駆
動によるスクリュー軸39の正逆回転によって支持枠体
30がガイドロッド34に案内されて昇降するように構
成されている。
【0032】また、アーム旋回手段36は、支持枠体3
0の底板30a上に縦置きで据え付けられた第2駆動モ
ータ40、この第2駆動モータ40の駆動軸に設けられ
た駆動プーリ41、天井板30bの装着孔30hに嵌入
されたアーム支持筒42、このアーム支持筒42の下端
部に設けられた従動プーリ43、および、この従動プー
リ43と駆動プーリ41との間に張設されたベルト44
を備えている。このアーム支持筒42は、上下方向への
移動が規制された状態で天井板30bの装着孔30hに
回転可能に嵌入されている。第2駆動モータ40を駆動
することにより、その回転力は、駆動プーリ41、ベル
ト44および従動プーリ43を介してアーム支持筒42
に伝達されて、駆動アーム14がブラシ部15と共に揺
動することになる。
【0033】さらに、ブラシ回転手段37は、アーム支
持筒42の直下の底板30a上に縦置きで据え付けられ
た第3駆動モータ45、この第3駆動モータ45の駆動
軸に結合された垂直軸46、この垂直軸46の上端部に
設けられた駆動プーリ47、ブラシ支持軸48に装着さ
れた従動プーリ49、およびこの従動プーリ49と駆動
プーリ47との間に張設されたワイヤ50とを備えてい
る。この垂直軸46は、アーム支持筒42内を同心状に
上方に延設され、その上部がアーム支持筒42の軸受部
51に軸支されているとともに、垂直軸46の軸受部5
1より上方に突出した部分に駆動プーリ47が一体に取
り付けられている。この駆動プーリ47は、第3駆動モ
ータ45の回転駆動によって、その回転力が垂直軸46
を介して伝達され、駆動プーリ47から、ワイヤ50さ
らに従動プーリ49を介してブラシ支持軸48に伝達さ
れる構成となっている。
【0034】さらに、駆動アーム14と垂直ロッド13
との接続部52には、アーム支持筒42の雄ねじ部53
に対応した雌ねじが螺設され、この雌ねじを雄ねじ部5
3に螺合することによってアーム本体14がアーム支持
筒42に連結されている。また、ブラシ部15には、洗
浄用の円形ブラシ54と、これを支持するブラシ支持軸
48と、このブラシ支持軸48を支持する軸受部55と
が設けられ、この軸受部55の内周面とブラシ支持軸4
8の外周面との間にはベアリング部56が設けられてい
る。また、円形ブラシ54の軸心部分には上下方向に貫
通した処理液通路57が設けられているとともに、この
処理液通路57の下端部に処理液吐出ノズル58が設け
られ、この処理液吐出ノズル58から処理液が吐出され
るように構成されている。
【0035】さらに、この処理液吐出ノズル58に処理
液を供給する処理液供給系32は、処理液を密閉状態で
貯留する処理液槽59と、この処理液槽59から中空の
ブラシ支持軸48までの間を接続した処理液管60とを
有している。この処理液槽59には、レギュレータ61
を介して高圧窒素ガスが供給されるようになっており、
この高圧窒素ガスの圧力で槽内部の処理液が処理液管6
0を通して導出される構成となっている。この処理液管
60は、その下流側が支持枠体30内からアーム支持筒
42内を経て駆動アーム14内に導かれ、さらに、ロー
タリージョイント62を介してブラシ支持軸48の処理
液通路57に接続されている。また、この処理液管60
には適所に開閉バルブ62が設けられ、この開閉バルブ
62の開閉操作で処理液槽59内の処理液の導出および
導出停止を行う構成となっている。
【0036】図4は図1の超音波洗浄手段8のアーム先
端にあるノズル部18の一例を示す断面図である。な
お、揺動機構は図3のブラシ洗浄手段7の場合と同様で
あるので、ここではその説明を省略する。
【0037】図4において、超音波洗浄手段8における
ノズル部18のノズル本体71の内には振動板72が設
けられ、この振動板72によってノズル本体71の内部
が2つの空間73,74に仕切られている。この空間7
3には、1.5〜2.0MHZの周波数を有する超音波
振動を発生させる2つの振動子75,75が振動板72
に取り付けられており、これらの振動子75,75で振
動板72を振動させることにより、空間74に供給され
た処理液に超音波振動が与えられることになる。この超
音波振動が与えられた処理液を、スリット状のノズル7
6から基板2の主面に向けて吐出して超音波洗浄する構
成となっている。
【0038】図5は図1の制御手段9によって制御され
るブラシ洗浄手段7のブラシ部15と超音波洗浄手段8
のノズル部18の動きを示した模式図である。
【0039】図5に示すように、ブラシ洗浄手段7のブ
ラシ部15の動く範囲Aは、支点aを中心として、基板
2の中心部から基板端の方向にブラシ部15を基板面に
当接させた洗浄状態で円弧状に移動させると共に、基板
2の端部から中心部の方向にブラシ部15と基板面とが
所定距離だけ隔離した空中状態で円弧状に移動させる範
囲である。また、超音波洗浄手段8のノズル部18の動
く範囲Bは、支点bを中心として、基板2の端部から中
心部の方向と、基板2の中心部から端部の方向にノズル
部18と基板面とが所定距離だけ隔離した状態で円弧状
に移動させる範囲である。
【0040】この場合に、制御手段9による駆動制御、
即ち、ブラシ洗浄手段7のブラシ部15と超音波洗浄手
段8のノズル部18の動くタイミングは、ブラシ部15
が基板2の中央部に位置しているときに、ノズル部18
は基板2の端縁部上に位置しており、ブラシ部15が基
板2の中心部から基板端の方向にブラシ部15を基板面
に当接させた洗浄状態で移動させるときに、ノズル部1
8は基板2の端部から中心部の方向に移動するように構
成されている。このようにして、ブラシ部15およびノ
ズル部18が基板2の回転中心側と回転端部側に交互に
所定回数移動することで基板2の主面の洗浄を行ってい
る。
【0041】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
【0042】図7(b)は図1および図2に示す本実施
形態のブラシ部15およびノズル部18の動作を示すタ
イミングチャートであり、これらのブラシ部15の昇降
および旋回動作とノズル部18の旋回動作は制御部9か
らの各モータに対する制御によって行われている。
【0043】まず、基板保持部材3上の所定位置に基板
2が載置されて固定され、基板保持部材3と共に基板2
を回転駆動させる。その後、ブラシ洗浄手段7の垂直ロ
ッド13を回動中心として、図7(b)に示すように、
時間0〜t1で駆動アーム14の先端部のブラシ部15
を基板2の上面中央部上方まで空中で揺動させて移動す
る。このとき、超音波洗浄手段8のノズル部18は基板
2の端縁部の上方位置に待機している。
【0044】次に、時間t1〜時間t2の期間T1で、
ブラシ洗浄手段7は、垂直ロッド13を駆動アーム14
およびブラシ部15と共に下降させて基板2の上面中央
部上にブラシ部15を当接させるように駆動する。この
とき、超音波洗浄手段8のノズル部18は、基板2の端
縁部の上方位置に所定距離だけ離間させた状態で待機し
たままである。
【0045】その後、ブラシ洗浄手段7は、時間t2〜
時間t3で、垂直ロッド13を回動中心として駆動アー
ム14と共にブラシ部15を、基板2の上面に当接させ
た状態で基板2の中央部から端部の方向(外側の方向)
にブラシ部15の中央部から処理液を供給させつつ移動
させて基板2の上面のブラシ洗浄を行う。このとき、超
音波洗浄手段8は、超音波発振器75を駆動させて所定
周波数の超音波振動を加えた洗浄液を、そのノズル部1
8から基板2の上面に向けて吐出させると共に、垂直ロ
ッド16を回動中心として、駆動アーム17と共にノズ
ル部18を回動させてノズル部18を基板2の端縁部の
上方位置からその中央位置上までの内側の方向に移動さ
せて基板2の上面の超音波洗浄を行う。これらのブラシ
部15とノズル部18は略等距離を維持しつつ移動する
ことになって互いに当たるようなことはない。
【0046】さらに、ブラシ洗浄手段7は、時間t3〜
時間t4の期間T2で、ブラシ部15が基板2の端部を
超えた位置で、垂直ロッド13を駆動アーム14および
ブラシ部15と共に所定位置まで上昇させて基板2の上
面とブラシ部15を所定距離だけ離間させるように駆動
する。このとき、超音波洗浄手段8は、超音波振動を加
えた洗浄液を、ノズル部18から基板2の上面に向けて
吐出させると共に、垂直ロッド16を回動中心として、
駆動アーム17と共にノズル部18を回動させてノズル
部18を基板2の中央位置から端縁部側の方向に円弧状
に移動させ始めるている。
【0047】その後、ブラシ洗浄手段7は、時間t4〜
時間t5で、駆動アーム14の先端部のブラシ部15を
基板2の上面中央部上方まで空中で移動させる。このと
き、超音波洗浄手段8は、超音波振動を加えた洗浄液
を、ノズル部18から基板2の上面に向けて吐出させる
と共に、垂直ロッド16を回動中心として、駆動アーム
17と共にノズル部18を回動させてノズル部18を基
板2の端縁部側の方向に移動させて超音波洗浄してお
り、その後、ノズル部18は基板2の端縁部の上方位置
に待機している状態になる。
【0048】さらに、時間t5〜時間t6の期間T1
で、ブラシ洗浄手段7は、垂直ロッド13を駆動アーム
14およびブラシ部15と共に下降させて基板2の上面
中央部上にブラシ部15を当接させるように駆動する。
このとき、超音波洗浄手段8のノズル部18は、基板2
の端縁部の上方位置に所定距離だけ離間させた状態で待
機したままである。
【0049】以上の時間t1〜時間t5の各同一行程を
数回繰り返すことになるが、ここでは、時間t5〜時間
t11において、ブラシ洗浄手段7は、基板2の上面に
ブラシ部15を当接させた状態で基板2の中央部から端
部の外側の方向に掃き出すようにブラシ部15を移動さ
せる動作を2回繰り返してブラシ洗浄し、また、このと
き、超音波洗浄手段8は、駆動アーム17と共にノズル
部18を基板2の端縁部から中心部の方向と、基板2の
中心部から端縁部の外側の方向への往復動作を2回繰り
返して超音波洗浄している。
【0050】このように、ブラシ洗浄手段7および超音
波洗浄手段8の垂直ロッド13,16をそれぞれ回動中
心として、ブラシ部15とノズル部18がそれぞれ円弧
状に移動し、これらの垂直ロッド13,16はそれぞ
れ、基板2の回転中心を通る略直線上で、その回転中心
を点対称とする位置に配設しており、ブラシ洗浄手段7
のブラシ部15が基板2の回転中心から回転端部に向か
って移動するときに、超音波洗浄手段8のノズル部18
が回転端部から回転中心に向かって移動すると共に、ブ
ラシ洗浄手段7のブラシ部15が基板2の回転端部から
回転中心に向かって移動するときに、超音波洗浄手段8
のノズル部18が回転中心から回転端部に向かって移動
するようにしたため、ブラシ洗浄手段7のブラシ部15
および超音波洗浄手段8のノズル部18がそれぞれ、基
板2上で略所定距離置いて移動するので、互いに当たる
ようなことなく2つの洗浄部材を同時に使用することが
できて、2つの洗浄部材による洗浄時間(洗浄工程のタ
クト)を並列化することでき、図7(a)の従来例にお
ける洗浄所要時間T11に比べて図7(b)の本発明の
洗浄所要時間T12は略半減しており、洗浄時間の短縮
化を大幅に図ることができる。
【0051】また、基板2の回転方向が、ブラシ洗浄手
段7のブラシ部15の移動軌跡に対して円弧状に湾曲し
た逃げる方向であるため、ブラシ洗浄手段7の駆動アー
ム14やブラシ部15に無理な荷重がかかることがな
い。
【0052】さらに、ブラシ部15によるブラシ洗浄で
は10μm〜200μm程度以上の大きさの塵を洗浄で
きると共に、それ以下の大きさの塵は、ノズル部18に
よる流水超音波洗浄で取り除くことができる。
【0053】なお、以上の実施形態では、洗浄部材とし
てブラシ洗浄手段7と超音波洗浄手段8とを組み合せた
ものであったが、本発明の実施形態として、例えばモヘ
アとスポンジなど異なる素材によりなる2種のブラシ洗
浄手段を組み合せ、それらの特性を生かして高い洗浄効
果を得ることもできる。図10に示すような従来の基板
洗浄装置では、洗浄部材のかかる組合せを採用すること
は困難であった。
【0054】即ち、ブラシ洗浄手段は、モヘアなどの毛
の束やPVCスポンジなどを、基板の表面と接触あるい
はごく近接させて洗浄を行うため、ブラシ洗浄手段の保
持形態と基板の回転方向に制約が生じ、ブラシ洗浄手段
を使用する場合は、図6に示すように、通常、ブラシ部
15を、支点aを中心として、基板2の中心部から基板
端の方向に円弧状に移動させてブラシ洗浄を行うが、こ
のとき、C1の方向に基板保持部材3を基板2と共に回
転させれば、基板2の回転に対してブラシ部15の移動
が円弧状にふくれるため、駆動アーム14の先端側に取
り付けられたブラシ部15を介して駆動アーム14を支
点a側に押し付けるように荷重がかかって駆動アーム1
4に無理な荷重がかかってしまう。それに対し、基板2
をC2の方向に回転させれば、基板2の回転に対してブ
ラシ部15の移動が円弧状に逃げる方向であり、駆動ア
ーム14には無理な荷重がかからない構成となる。
【0055】従って、ブラシ洗浄手段を用いる場合は、
駆動アーム14に対して基板をC2の方向に回転させる
必要があるが、図10に示す従来例では、駆動アーム9
9の側にもブラシ洗浄手段を採用したとすると、当該ブ
ラシ洗浄手段については基板は図6のC1の方向に回転
することになってしまい、駆動アーム99やブラシ洗浄
手段に無理な力がかかり、それらの寿命が短くなったり
洗浄効果が低下したりする。それに対して、駆動アーム
の支点を本発明のように配置すれば、2つのブラシ洗浄
手段を用いたとしても、何れの洗浄手段にとっても基板
の回転方向はC2の向きとなり(図5参照)、洗浄部材
の駆動アームから見て基板が駆動アームの支点部側から
洗浄部材側へ回転することになり、駆動アームやブラシ
洗浄手段に無理な力がかかることがない。
【0056】また、以上で説明した実施形態では、ノズ
ル部18では時刻t3,t7に基板中央部から基板端部
に向かって移動し始めるが、この移動は時刻t4,t8
から移動し始めるものとしても良い。また、上記実施形
態ではブラシ洗浄手段を用いているので、ブラシ部15
が昇降する時間(T1,T2)をとっていたが、他の洗
浄手段ではかかる時間は必ずしも必要ではない。
【0057】図8は本発明の他の実施形態における基板
洗浄装置の構成を模式的に示す平面図であり、図2と同
様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0058】図8において、基板2を保持可能な基板保
持部材3が配設され、この基板保持部材3の前後位置に
平行にそれぞれ案内部材71,72が配設されている。
手前側の案内部材71には、ブラシ洗浄手段73の駆動
アーム14が案内部材71の長手方向に直角な水平方向
に基板保持部材3側に延設されていると共に、駆動アー
ム14が案内部材71の長手方向に沿って往復移動自在
に構成されており、その先端部にはブラシ部15が配設
されている。また、後側の案内部材72には超音波洗浄
手段74の駆動アーム17が案内部材72の長手方向に
直角な水平方向に基板保持部材3側に延設されていると
共に、駆動アーム17が案内部材72の長手方向に沿っ
て往復移動自在に構成されており、その先端部にはノズ
ル部18が配設されている。この案内部材71に案内さ
れて駆動アーム14が移動するときに、その先端部にあ
るブラシ部15の中心部は、基板2の回転中心を通り、
また、案内部材72に案内されて駆動アーム17が移動
するときに、その先端部にあるノズル部18の中心部
は、基板2の回転中心を通る構成となっている。これら
のブラシ部15とノズル部18とはそれぞれ、基板2上
で所定距離を置いて一直線上に移動するようになってい
る。また、ブラシ部15とノズル部18との各中心部の
距離は、ここでは、基板2の回転中心と回転端部間の半
径距離としたが、それ以外の所定距離としても良い。
【0059】上記構成によって、まず、超音波洗浄手段
74のノズル部18が基板2の回転端部から回転中心に
向かって移動する。次に、超音波洗浄手段74のノズル
部18が基板2の回転中心から回転端部に向かって移動
するときに、ブラシ洗浄手段73のブラシ部15が基板
2の回転端部から回転中心に向かって移動する。このよ
うに、ブラシ部15およびノズル部18が基板2の回転
中心側と回転端部側に交互に所定回数移動する。さら
に、ブラシ洗浄手段73のブラシ部15が基板2の回転
中心から回転端部に向かって移動する。以上により、基
板2の主面に対するブラシ洗浄および超音波洗浄を行
う。
【0060】このように、ブラシ部15およびノズル部
18がそれぞれ、互いに当たるようなことなく所定距離
以上置いて直線状に移動するようにしたため、2つの洗
浄部材を同時に使用することができて、2つの洗浄部材
による洗浄時間(洗浄工程のタクト)を並列化すること
でき、洗浄時間の短縮化を大幅に図ることができる。
【0061】図9は本発明のさらに他の実施形態におけ
る基板洗浄装置の構成を模式的に示す平面図であり、図
2と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0062】図9において、基板2を保持可能な基板保
持部材3が配設され、この基板保持部材3の手前位置に
案内部材81が配設されている。この案内部材81に案
内されて往復移動自在な移動部材82が配設されてい
る。この移動部材82の一方端部には、ブラシ洗浄手段
83の駆動アーム14が案内部材81の長手方向に直角
な水平方向に基板保持部材3側に延設されていると共
に、この駆動アーム14の先端部にはブラシ部15が配
設されている。また、移動部材82の他方端部には、超
音波洗浄手段84の駆動アーム17が案内部材71の長
手方向に直角な水平方向に基板保持部材3側に延設され
ていると共に、駆動アーム17の先端部にはノズル部1
8が配設されている。これらのブラシ部15およびノズ
ル部18の中心部は、基板2の回転中心を通り、また、
ブラシ部15とノズル部18とは所定距離を離れて取り
付けられている。さらに、ブラシ部15とノズル部18
との各中心部の距離は、ここでは、基板2の回転中心と
回転端部間の半径距離としたが、それ以外の所定距離と
しても良い。
【0063】上記構成によって、案内部材81に案内さ
れて移動部材82と共にブラシ部15およびノズル部1
8が一体となって移動し始める。まず、ブラシ洗浄手段
83のブラシ部15が基板2の回転端部から回転中心に
向かって移動する。次に、ブラシ洗浄手段83のブラシ
部15が基板2の回転中心から回転端部に向かって移動
するときに、超音波洗浄手段84のノズル部18が基板
2の回転端部から回転中心に向かって移動する。このよ
うに、ブラシ部15およびノズル部18が基板2の回転
中心側と回転端部側に交互に所定回数移動する。さら
に、超音波洗浄手段84のノズル部18が基板2の回転
中心から回転端部に向かって移動する。以上により、基
板2の主面に対するブラシ洗浄および超音波洗浄を行
う。
【0064】このように、ブラシ部15およびノズル部
18がそれぞれ、互いに当たるようなことなく所定距離
以上置いて直線状に移動するようにしたため、より簡単
な構成で、2つの洗浄部材を同時に使用することができ
て、2つの洗浄部材による洗浄時間(洗浄工程のタク
ト)を並列化することでき、洗浄時間の短縮化を大幅に
図ることができる。
【0065】なお、上記一実施形態では、垂直ロッド1
3,16をそれぞれ、基板2の回転中心を通る略直線上
で、かつ、基板2の回転中心を点対称とする位置にそれ
ぞれ配設し、垂直ロッド13,16をそれぞれ回動中心
としてブラシ部15およびノズル部18がそれぞれ、少
なくとも基板2の回転中心と回転端部間の距離を円弧状
に移動するようにたが、これに限定されるものではな
く、要は、ブラシ部15およびノズル部18がそれぞれ
互いに当たることがないように基板2上で所定距離以上
を置いて、基板2の回転中心側と回転端部側に交互に位
置させるように円弧状に移動するように構成することが
できる。
【0066】また、上記各実施形態では、第1および第
2の洗浄部材がブラシ洗浄手段7と超音波洗浄手段8で
構成したが、第1および第2の洗浄部材がそれぞれ、例
えばブラシ洗浄部材、超音波周波数の比較的周波数の低
い低側超音波洗浄部材、超音波周波数の比較的周波数の
高い高側超音波洗浄部材および高圧ジェット噴射洗浄部
材などの各種洗浄部材のうちの少なくとも何れかであれ
ばよい。例えば、第1および第2の洗浄部材が共にブラ
シ洗浄部材であってもよいし、また、第1の洗浄部材が
ブラシ洗浄部材で第2の洗浄部材が高側超音波洗浄部材
(例えば周波数が1.5〜1.6MHz)であってもよ
いし、さらに、第1の洗浄部材がブラシ洗浄部材で第2
の洗浄部材が高圧ジェット噴射洗浄部材であってもよい
し、さらに、第1の洗浄部材がブラシ洗浄部材で第2の
洗浄部材が低側超音波洗浄部材(例えば周波数が400
KHz)であってもよいし、さらには、第1の洗浄部材
が高側超音波洗浄部材(例えば周波数が1.5〜1.6
MHz)で第2の洗浄部材が低側超音波洗浄部材(例え
ば周波数が400KHz)であってもよい。これらの第
1および第2の洗浄部材が共に同一の洗浄部材であれ
ば、洗浄効果を略倍増させることができる。また、第1
および第2の洗浄部材に異なる洗浄部材を用いれば、例
えば、ブラシ洗浄では10μm以下の大きさの塵を洗浄
できないが、低側超音波洗浄部材であれば、それ以下の
大きさの塵も取り除くことができ、また、高側超音波洗
浄部材であればさらに小さい塵を取り除くことができ、
さらに、高圧ジェット噴射洗浄部材であれば、しつこい
汚れなども取り除くことができる。このように、それぞ
れの洗浄部材の特徴が活かされて洗浄の相乗効果を得る
ことができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1およ
び第2の洗浄部材の洗浄部がそれぞれ、互いに当たるよ
うなことなく基板上で所定距離以上置いて移動するた
め、または、第1および第2の洗浄部材を基板の回転中
心側と回転端部側に互いに当たることなく交互に位置さ
せるようにしているため、2つの洗浄部材を同時に使用
することができて、第1および第2の洗浄部材による洗
浄時間を大幅に短縮化することができる。
【0068】また、第1および第2の洗浄部材の支点部
を、基板の回転中心を挾んだ略反対側に配置したため、
第1および第2の洗浄部材の洗浄部がある程度大きくて
も互いに当たることなく2つの洗浄部材を同時に使用す
ることができる。
【0069】さらに、洗浄部材が基板面に当接して洗浄
処理する場合に、基板の回転方向に対して洗浄部材の移
動が円弧状に湾曲した逃げる方向であるため、洗浄部材
に無理な荷重がかかることはなく、特に、第1および第
2の洗浄部材の洗浄部が共にブラシ部である場合にはそ
の効果が大きい。
【0070】さらに、第1および第2の洗浄部材が共に
同一の洗浄部材であれば、洗浄効果が向上し、また、第
1および第2の洗浄部材に異なる洗浄部材を用いれば、
それぞれの洗浄部材の特徴が活かされて洗浄の相乗効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における基板洗浄装置の構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の基板洗浄装置の構成を模式的に示す平面
図である。
【図3】図1のブラシ洗浄手段の一例を示す一部切欠き
斜視図である。
【図4】図1の超音波洗浄手段のアーム先端にあるノズ
ル部の一例を示す断面図である。
【図5】図1の制御手段によって制御されるブラシ洗浄
手段のブラシ部と超音波洗浄手段のノズル部の動きを示
した模式図である。
【図6】図1のブラシ洗浄手段のブラシ部と基板支持部
材の回転方向との関係を説明するための図である。
【図7】(a)は図10のブラシ部92およびノズル部
94の動作を示すタイミングチャート、(b)は図1お
よび図2のブラシ部15およびノズル部18の動作を示
すタイミングチャートである。
【図8】本発明の他の実施形態における基板洗浄装置の
構成を模式的に示す平面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態における基板洗浄
装置の構成を模式的に示す平面図である。
【図10】従来の基板洗浄装置の構成を模式的に示す平
面図である。
【符号の説明】
1 基板洗浄装置 2 基板 3 基板保持部材 5 駆動モータ 7,73,83 ブラシ洗浄手段 8,74,84 超音波洗浄手段 9 制御手段 13,16 垂直ロッド 14,17 駆動アーム 15 ブラシ部 18 ノズル部 71,72,81 案内部材 82 移動部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持可能な基板保持部材が配設さ
    れ、前記基板保持部材に保持されて回転する基板の少な
    くとも回転中心と回転端部間の半径距離を洗浄部がそれ
    ぞれ移動して前記基板の主面をそれぞれ洗浄する第1お
    よび第2の洗浄部材が配設された基板洗浄装置におい
    て、 前記第1および第2の洗浄部材の洗浄部はそれぞれ、前
    記基板上で少なくとも所定距離を置いて直線状および円
    弧状の少なくとも何れかで移動するようにしたことを特
    徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 基板を保持可能な基板保持部材が配設さ
    れ、前記基板保持部材に保持されて回転する基板の少な
    くとも回転中心と回転端部間の半径距離を洗浄部がそれ
    ぞれ移動して前記基板の主面をそれぞれ洗浄する第1お
    よび第2の洗浄部材が配設された基板洗浄装置におい
    て、 前記第1および第2の洗浄部材の一方の洗浄部が支点部
    を回動中心として前記回転中心から前記回転端部に向か
    って前記基板の回転方向と逆方向の円弧状に移動すると
    きに、他方の洗浄部が支点部を回動中心として前記回転
    端部から前記回転中心に向かって前記基板の回転方向と
    同一方向の円弧状に移動するように制御する制御部材が
    備えられたことを特徴とする基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 基板を保持可能な基板保持部材が配設さ
    れ、前記基板保持部材に保持されて回転する基板の少な
    くとも回転中心と回転端部間の半径距離を洗浄部がそれ
    ぞれ移動して前記基板の主面をそれぞれ洗浄する第1お
    よび第2の洗浄部材が配設された基板洗浄装置におい
    て、 前記第1および第2の洗浄部材の一方の洗浄部が前記回
    転中心から前記回転端部に向かって直線状に移動すると
    きに、他方の洗浄部が前記回転端部から前記回転中心に
    向かって直線方向に移動するように制御する制御部材が
    備えられたことを特徴とする基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の洗浄部材がそれぞ
    れ、支点部を回動中心として洗浄部がそれぞれ円弧状に
    移動する場合、前記第1および第2の洗浄部材の支点部
    はそれぞれ、前記回転中心に対して対向する位置に配設
    されたことを特徴とする請求項1または2記載の基板洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の洗浄部材はそれぞ
    れ、ブラシ洗浄部材、低側超音波洗浄部材、高側超音波
    洗浄部材および高圧ジェット噴射洗浄部材のうち少なく
    とも何れかであることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    かに記載の基板洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の洗浄部材のうち少
    なくとも一方がブラシ洗浄部材であることを特徴とする
    請求項2記載の基板洗浄装置。
  7. 【請求項7】 基板保持部材に保持されて回転する基板
    の回転端部から回転中心に向かって、前記基板保持部材
    の近傍位置に配置された第1および第2の洗浄部材の一
    方の洗浄部が支点部を回動中心として前記基板の回転方
    向と同一方向の円弧状に移動し、さらに、前記一方の洗
    浄部が支点部を回動中心として前記回転中心から前記回
    転端部に向かって前記基板の回転方向と逆方向の円弧状
    に移動すると共に、他方の洗浄部が支点部を回動中心と
    して前記回転端部から前記回転中心に向かって前記基板
    の回転方向と同一方向の円弧状に移動するように、前記
    第1および第2の洗浄部材の洗浄部が前記基板の回転中
    心側と回転端部側に交互に所定回数移動し、さらに、前
    記他方の洗浄部が支点部を回動中心として前記回転中心
    から前記回転端部に向かって前記基板の回転方向と逆方
    向の円弧状に移動することで、前記基板の主面を洗浄す
    ることを特徴とする基板洗浄方法。
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