JP2000107706A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2000107706A
JP2000107706A JP10287067A JP28706798A JP2000107706A JP 2000107706 A JP2000107706 A JP 2000107706A JP 10287067 A JP10287067 A JP 10287067A JP 28706798 A JP28706798 A JP 28706798A JP 2000107706 A JP2000107706 A JP 2000107706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板全体にわたって均一な洗浄効果が得られ
るとともに、異なる洗浄方法による洗浄を1台の装置で
実施できる合理的な洗浄装置を提供する。 【解決手段】 基板Wを保持するステージ3と、両端が
支持された状態で基板Wに対して並列配置された複数の
洗浄用ノズルを有し、複数のノズルの各々が基板Wを異
なる洗浄方法により洗浄する洗浄用ノズル4、5、6、
7と、洗浄用ノズルの各々を基板Wとの間隔を一定に保
ちながら順次水平移動させることによって基板Wの被洗
浄面全域を洗浄するラックベース16、スライダ18等
からなるノズル移動手段とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄装置に関し、
特に各種電子機器用基板として用いる半導体基板やガラ
ス基板等の洗浄に用いて好適な洗浄装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス、液晶表示パネル等の電
子機器の分野においては、その製造プロセス中に被処理
基板である半導体基板やガラス基板を洗浄処理する工程
が必須である。その場合、基板上の洗浄除去すべき対象
として、クリーンルーム内の雰囲気中のパーティクル、
フォトレジスト片等の有機物等、種々の物質があり、そ
れぞれの除去対象に最適な洗浄液や洗浄方法が従来から
検討されている。例えば、流水洗浄などが一般的である
が、その他の洗浄方法としては、超音波洗浄等をはじめ
とする物理洗浄、紫外線照射により有機物等からなる被
除去物を分解する光洗浄、等がある。
【0003】ところが、製造ラインに物理洗浄装置、光
洗浄装置というように、種々の洗浄方法を採用した洗浄
装置を別個に設置するのは、洗浄工程だけで多大な設備
費や装置の占有スペースを費やしてしまい、極めて非合
理的である。また、ライン内における基板の搬送回数も
多くなってしまう。そこで、異なる種類の洗浄が1台の
装置で行える洗浄装置が提案されている。図8はその概
略構成図である。
【0004】図8に示す洗浄装置70は、光洗浄と物理
洗浄が単一の装置で行えるものである。被洗浄基板Wを
回転可能に支持するスピンチャック71と、基板Wの表
面に当接して基板Wを洗浄する洗浄用ブラシ72を備え
たブラシアーム73と、基板Wの表面に洗浄液を供給す
る洗浄液供給ノズルを備えたノズルアーム74と、基板
Wの表面に紫外線を照射する紫外線ランプを内蔵したラ
ンプアーム75と、基板Wの表面に洗浄液を供給する複
数のスプレーノズル76とを具備している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の洗浄装置においては、光洗浄と物理洗浄が1台の装
置で行えるという利点はあるものの、以下のような問題
点を抱えていた。すなわち、先端にブラシが設けられた
ブラシアームが回転しつつ物理洗浄を行う構成であるた
め、ブラシの到達範囲は限られており、いくら被洗浄基
板が回転するとは言っても、やはり基板表面を充分均一
に洗浄するのは困難であり、洗浄ムラが生じる恐れがあ
った。そこで、この問題を解消するために、アームの先
端だけに洗浄手段を設けるのではなく、アームの長手方
向全体にわたって洗浄手段を設ける構成が考えられる。
【0006】ところがその場合、従来の装置では洗浄用
アームがその一端側で支持された、いわゆる片持ち支持
構造となっており、洗浄用アームの自重によりどうして
も先端側が若干下方に撓む傾向にある。すると、アーム
の場所によってアームと被処理基板との距離が微妙に異
なることになり、例えばアームから洗浄液を噴射した際
などに洗浄液の液量や基板に当たる強さが異なり、やは
り洗浄ムラの原因となる。また、紫外線洗浄の場合、装
置の構造上、どうしても基板上に紫外線が当たりにくい
箇所ができてしまい、その部分の有機物の除去が困難で
あった。半導体デバイス、液晶表示パネル等の分野にお
いては、近年、基板がますます大型化する傾向にある
が、大型の基板洗浄用の装置となればそれだけアームの
寸法が長くなるため、洗浄ムラが生じるという上記問題
点がより顕著になってくる。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、洗浄ムラ等を生じることなく、基
板全体にわたって均一な洗浄効果が得られるとともに、
異なる洗浄方法による洗浄を単一の装置で実施すること
ができ、製造ライン等に用いて合理的な洗浄装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の形態の洗浄装置は、被洗浄基板を
保持する基板保持手段と、両端が支持された状態で前記
被洗浄基板に対して対向かつ並列配置された複数の洗浄
用ノズルであって該複数のノズルの各々が前記被洗浄基
板を複数種の異なる洗浄方法により洗浄処理するいずれ
かの機能を有する洗浄用ノズルと、該洗浄用ノズルの各
々を前記被洗浄基板との間隔を一定に保ちながら順次前
記並列方向に移動させることにより前記被洗浄基板の被
洗浄面全域を洗浄処理するノズル移動手段とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0009】すなわち、本発明の洗浄装置においては、
各洗浄用ノズルがその両端が支持された、いわゆる両持
ち支持構造を採用し、しかもノズル移動手段が各洗浄用
ノズルを被洗浄基板との間隔を一定に保ちつつノズルの
並列方向に移動させることにより基板の被洗浄面全域を
洗浄処理する構成とした。そのため、片持ち支持の従来
の装置と異なり、洗浄用ノズルの場所にかかわらず、ノ
ズルと被処理基板との距離が均等になり、被処理基板の
全面にわたって均一な洗浄を行うことができる。そし
て、複数のノズルの各々が被洗浄基板を複数種の異なる
洗浄方法により洗浄処理するため、本装置1台で種々の
洗浄を行うことができ、パーティクル、有機物等、種々
の除去対象があっても、これらを確実に洗浄除去するこ
とができる。また、洗浄工程に多大な設備費や占有スペ
ースを費やすこともなく、合理的な装置とすることがで
きる。
【0010】また、本発明の第2の形態の洗浄装置は、
中心点から放射状に延びる複数の洗浄用ノズルであって
該複数のノズルの各々が前記被洗浄基板を複数種の異な
る洗浄方法により洗浄処理するいずれかの機能を有する
洗浄用ノズルと、前記放射状配置の洗浄用ノズルの下方
に配置され被洗浄基板を保持して回転させる基板保持回
転手段と、前記放射状の洗浄用ノズルを一体的に前記被
洗浄基板との間隔を一定に保ちながら二次元的に移動さ
せ前記基板保持回転手段と協働して前記被洗浄基板の被
洗浄面全域を洗浄処理するノズル移動手段とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記第2の形態の洗浄装置においても、第
1の形態と同様、複数の洗浄用ノズルが中心点側で連結
され、周縁部側で支持された放射状の洗浄用ノズルの採
用により、洗浄用ノズルが両持ち支持構造の形となり、
ノズルと被処理基板との距離が常に均等になり、被処理
基板の全面にわたって均一な洗浄を行うことができる。
この形態の場合、各洗浄用ノズルが個々に独立して移動
する第1の形態の装置と異なり、複数のノズルが互いに
連結されているため、連結された洗浄用ノズル全体を基
板の端から端を横断するように大きく移動させるのでは
なく、基板保持回転手段により基板側を回転させて被洗
浄面全域を洗浄する構成とした。それでも、複数のノズ
ルが連結された中心点近傍では基板の洗浄が困難にな
り、各洗浄用ノズルが異なる洗浄機能を有していても基
板の中央付近ではこの機能が有効に作用しないことにな
る。そこで、ノズル移動手段により放射状の洗浄用ノズ
ルを被洗浄基板との間隔を一定に保ちながら二次元的に
移動させるようにし、基板保持回転手段による基板の回
転と合わせて被洗浄基板の被洗浄面全域を洗浄処理する
構成とした。これにより、基板の中央部分でも複数種の
洗浄方法による洗浄を行うことが可能になる。
【0012】また、前記洗浄用ノズルの構成として以下
のものを採用することが望ましい。第1に、前記複数の
洗浄用ノズルの中に、被洗浄基板に紫外線を照射する紫
外線洗浄用ノズルと、被洗浄基板に超音波振動を付与す
る超音波洗浄用ノズルとを少なくとも備えた構成とする
ことが望ましい。この構成により、例えば通常の純水洗
浄の後に、超音波洗浄用ノズルによる超音波洗浄、紫外
線洗浄用ノズルによる紫外線洗浄を連続して行うことが
できる。その場合、純水洗浄により基板上に付着したご
く一般的な粒径のパーティクルを除去した後、超音波洗
浄により微細な粒径のパーティクルを除去し、さらに、
紫外線洗浄により有機物の除去を行うというように、種
々の被除去物を充分に除去することができる。
【0013】第2に、前記洗浄用ノズルを、一端に洗浄
液を導入するための導入口を有する導入通路と一端に洗
浄後の洗浄液を外部へ排出するための排出口を有する排
出通路とを形成し、これら導入通路と排出通路とをそれ
ぞれの他端において交差させて交差部を形成するととも
に該交差部に前記被洗浄基板に向けて開口する開口部を
設けた省流体型ノズルとすることが望ましい。その場
合、上記第1の形態の装置に対しては、ノズルの開口部
が複数の洗浄用ノズルの並列方向と交差する方向に延び
た構成とするとよい。上記第2の形態の装置に対して
は、ノズルの開口部が前記放射方向に延びた構成とする
とよい。
【0014】上記省流体型ノズルとは、本出願人が既に
出願済みの洗浄装置に用いたノズルの形態である。従来
一般の洗浄用ノズルを用いた洗浄では、洗浄液が基板表
面に供給された後、洗浄液が被除去物を基板表面から剥
離させ、被除去物を含んだ洗浄液が基板上を流れる、と
いう過程をとる。この際、被除去物が基板表面に再付着
するため、従来のノズルでは被除去物の除去率に限界が
あった。そこで、本出願人提案の洗浄装置のノズルの場
合、導入通路から洗浄液を基板表面に供給したら、その
洗浄液を供給した部分以外の基板表面に洗浄液を接触さ
せることなく、排出通路から被除去物を含んだ洗浄液を
外部に排出する構成となっている。この構成により、従
来一般の洗浄用ノズルを用いた洗浄装置に比べて洗浄後
の基板の清浄度を著しく向上させることができた、とい
うものである。
【0015】また、従来一般の洗浄装置では、清浄度を
上げるために多量の洗浄液を必要とするが、本出願人提
案の洗浄装置では、上記作用により充分な清浄度が得ら
れるとともに、ノズル開口部での洗浄液の圧力に対して
排出口からの吸引力を制御することで洗浄液をノズルの
外部に漏らすことなく、排出することができる。その結
果、洗浄液の使用量を大きく削減することができ、その
意味で「省流体型ノズル」ということができる。
【0016】特に省流体型ノズルの場合、上述したよう
に、洗浄液の吸引力を制御して、ノズル開口部での洗浄
液の圧力(洗浄液の表面張力と被洗浄基板の処理面の表
面張力を含む)と大気圧との均衡をとるようになってい
ることから、ノズルの開口部と被洗浄基板との間隔を数
mm程度で0.1mm程度のオーダーで精密に制御する
必要がある。そこで、本発明の洗浄装置では、洗浄用ノ
ズルが両持ち支持構造となっており、ノズルと被処理基
板との間隔を安定して一定に維持できる構成となってい
るため、省流体型ノズルを適用するのに好適である。
【0017】さらに、洗浄装置のその他の構成要素とし
て、純水に水素ガスまたはオゾンガスを溶解させた洗浄
液を製造する洗浄液製造手段と、前記洗浄液を前記洗浄
用ノズルに供給する洗浄液供給手段とを設けてもよい。
このような手段を設けた場合、純水中に水素ガスを溶か
し込んだいわゆる水素水や、純水中にオゾンガスを溶か
し込んだいわゆるオゾン水と呼ばれる洗浄液を用いて効
率的な洗浄を行うことができる。
【0018】もしくは、被洗浄基板を洗浄した後の使用
済み洗浄液を回収する洗浄液回収手段と、洗浄液回収手
段を通して回収された洗浄液を再生する洗浄液再生手段
と、洗浄液再生手段で再生された洗浄液を前記洗浄用ノ
ズルに供給する再生洗浄液供給手段とを有する構成を採
用してもよい。その場合、一旦使用した洗浄液を回収
し、再生して再利用することができるので、洗浄液の使
用量を削減することができる。洗浄液の再生手段として
は、例えば洗浄液中に含まれたパーティクルや異物を濾
過するフィルタ、洗浄液中の気体を除去するための脱気
装置等が挙げられる。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態を図1ないし図5を参照して説明
する。図1は本実施の形態の洗浄装置1の全体構成を示
す図であって、数百mm角程度の大型のガラス基板(以
下、単に基板という、被洗浄基板)を枚葉洗浄するため
の装置である。図中符号2は洗浄部、3はステージ(基
板保持手段)、4,5,6,7は洗浄用ノズル、8は基
板搬送ロボット、9はローダカセット、10はアンロー
ダカセット、11は水素水・オゾン水生成部(洗浄液製
造手段)、12は洗浄液再生部(洗浄液再生手段)、W
は基板である。
【0020】図1に示すように、装置上面中央が洗浄部
2となっており、基板Wを保持するステージ3が設けら
れている。ステージ3には、図2(a)、(b)に示す
ように、基板Wの形状に合致した矩形に掘り下げられた
段部3aが設けられており、この段部3a上に基板Wが
嵌め込まれ、基板Wの表面とステージ3の表面が面一状
態でステージ3に保持されるようになっている。また、
段部3aの下方はさらに1段掘り下げられ、空間部3b
が形成されている。空間部3bにはステージ3の下方か
ら基板昇降用シャフト13が突出している。基板昇降用
シャフト13の基板受け部は基板Wと点接触となる形状
であり、基板Wへの粒子付着は極めて少ない。基板昇降
用シャフト13の下端にはシリンダ14等のシャフト駆
動源が設けられ、後述する基板搬送ロボット8による基
板Wの受け渡しの際にシリンダ14の作動により基板昇
降用シャフト13が上下動し、シャフト13の上下動に
伴って基板Wが上昇または下降するようになっている。
なお、ステージ3中央に設けられた孔3cから基板Wの
裏面洗浄用のノズル15が突出しており、本装置では表
面側を主に洗浄するが、同時に裏面側も軽く洗浄できる
ようになっている。
【0021】図1に示すように、ステージ3を挟んで対
向する位置に一対のラックベース16が設けられ、これ
らラックベース16間に洗浄用ノズル4,5,6,7が
架設されている。洗浄用ノズルは並列配置された複数
(本実施の形態の場合、4本)のノズルからなり、各洗
浄用ノズル4,5,6,7が異なる洗浄方法により洗浄
を行うものとなっている。本実施の形態の場合、これら
4本のノズルは、基板にオゾンを供給するとともに紫外
線ランプ26から紫外線を照射することによって主に有
機物を分解除去する紫外線洗浄用ノズル4、水素水を供
給しつつ超音波素子25により超音波振動を付与して洗
浄する水素水超音波洗浄用ノズル5、オゾン水を供給し
つつ超音波素子25により超音波振動を付与して洗浄す
るオゾン水超音波洗浄用ノズル6、純水を供給してリン
ス洗浄を行う純水リンス洗浄用ノズル7、である。これ
ら4本のノズルが基板Wの上方で基板Wとの間隔を一定
に保ちながらラックベース16に沿って順次移動するこ
とにより、基板Wの被洗浄面全域が4種類の洗浄方法に
より洗浄される構成となっている。
【0022】ノズルの移動手段としては、図3(a)、
(b)に示すように、各ラックベース16上のリニアガ
イド17に沿って水平移動可能とされたスライダ18が
それぞれ設けられ、各スライダ18の上面に支柱19が
それぞれ立設され、これら支柱19に各洗浄用ノズル
4,5,6,7の両端部が固定されている。各スライダ
18上にはモータ20等の駆動源が設置されており、各
スライダ18がラックベース16上を自走する構成とな
っている。そして、装置の制御部(図示略)から供給さ
れる制御信号により各スライダ18上のモータ20がそ
れぞれ作動することによって、各洗浄用ノズル4,5,
6,7が個別に水平移動する構成となっている。また、
支柱19にはシリンダ(図示略)等の駆動源が設けら
れ、支柱19が上下動することにより各洗浄用ノズル
4,5,6,7の高さ、すなわち各洗浄用ノズルと基板
Wとの間隔が調整可能となっている。
【0023】図3(a)、(b)は4本の洗浄用ノズル
のうち、例えば水素水超音波洗浄用ノズル5の構成例を
示す図であるが、他のノズルも基本形状は同様であるた
め、これを用いて説明する。この洗浄用ノズル5は、一
端に洗浄液を導入するための導入口21aを有する導入
通路21と一端に洗浄後の洗浄液を外部へ排出するため
の排出口22aを有する排出通路22とを形成し、これ
ら導入通路21と排出通路22とをそれぞれの他端にお
いて交差させて交差部23を形成するとともに、この交
差部23に基板Wに向けて開口する開口部24を設けた
ものであり、プッシュ・プル型ノズル(省流体型ノズ
ル)と呼ばれるものである。この場合、開口部24は、
洗浄用ノズル4,5,6,7の並列方向と交差する方向
に少なくとも基板Wの幅以上の長さに延びている(本実
施の形態の場合、1本の洗浄用ノズルにつき、導入通路
21と排出通路22とが交差した交差部23および開口
部24は3組設けられており、3組合わせて開口部24
が基板Wの幅以上の長さに延びている)。また、圧力制
御部(図示略)が、基板Wに接触した洗浄液が洗浄後に
排出通路22に流れるように、開口部24の大気と接触
している洗浄液の圧力(洗浄液の表面張力と基板の被洗
浄面の表面張力も含む)と大気圧との均衡がとれるよう
に排出通路22側に設けられている。
【0024】圧力制御部は排出口22a側に設けられた
減圧ポンプにより構成されている。したがって、排出通
路22側の圧力制御部に減圧ポンプを用いて、この減圧
ポンプで交差部23の洗浄液を吸引する力を制御して、
開口部24の大気と接触している洗浄液の圧力(洗浄液
の表面張力と基板Wの被洗浄面の表面張力も含む)と大
気圧との均衡をとるようになっている。つまり、開口部
24の大気と接触している洗浄液の圧力Pw(洗浄液の
表面張力と基板Wの被洗浄面の表面張力も含む)と大気
圧Paとの関係をPw≒Paとすることにより、開口部2
4を通じて基板Wに供給され、基板Wに接触した洗浄液
は、洗浄用ノズルの外部に漏れることなく、排出通路2
2に排出される。すなわち、洗浄用ノズルから基板W上
に供給した洗浄液は、基板W上の洗浄液を供給した部分
(開口部24)以外の部分に接触することなく、基板W
上から除去される。
【0025】なお、洗浄用ノズルの接液面は、PFA等
のフッ素樹脂や、用いる洗浄液によっては最表面がクロ
ム酸化物のみからなる不動態膜面のステンレス、あるい
は酸化アルミニウムとクロム酸化物の混合膜を表面に備
えたステンレス、オゾン水に対しては電解研磨表面を備
えたチタン等とすることが、洗浄液への不純物の溶出が
ないことから好ましい。接液面を石英により構成すれ
ば、フッ酸を除く全ての洗浄液の供給に好ましい。
【0026】さらに、交差部23の上方に基板Wに対向
するように超音波素子25が設けられており、基板Wが
洗浄されている間、洗浄液に超音波が付与されるように
なっている。この超音波素子25は、19KHz以上の
周波数の超音波を出力可能なものであり、特に、保持可
能な洗浄液層の厚さの観点から0.2MHz以上の周波
数が好ましい。
【0027】本実施の形態における洗浄用ノズルの構成
においては、水素水超音波洗浄用ノズル5とオゾン水超
音波洗浄用ノズル6とが上述した構成の通りのものであ
り、これらは使用する洗浄液が水素水とオゾン水と異な
るだけである。また、紫外線洗浄用ノズル4の場合、図
3(b)の超音波素子25に代えて紫外線ランプ26を
設け、ノズル内にオゾンガスを供給する構成とすればよ
い。この構成により、基板Wにオゾンガスが供給される
と同時に紫外線が照射され、発生するヒドロキシラジカ
ルの作用によって特に有機物が分解除去される。オゾン
ガスの外部への漏洩を防止したい場合にはエアカーテン
機構等を設ければよい。また、純水リンス洗浄用ノズル
7に関しては、図3(b)の超音波素子25を削除し、
ノズル内に単に純水を供給、排出する構成とすればよ
い。
【0028】なお、洗浄用ノズル4,5,6,7の開口
部24と基板Wとの間の距離Hは、8mm以下で基板W
と接触しない範囲がよく、好ましくは5mm以下で基板
Wと接触しない範囲、より好ましくは3mm以下で基板
Wと接触しない範囲とするのがよい。8mmを越える
と、基板Wと洗浄用ノズルとの間に所望の洗浄液を満た
すことが困難となり、洗浄が難しくなるからである。し
たがって、ラックベース16、スライダ18、支柱19
等をはじめとする洗浄用ノズルの支持、移動機構は、こ
の程度の間隔を基板Wと洗浄用ノズルとの間に常に維持
し得る構成とする必要がある。したがって、場合によっ
ては、基板Wと洗浄用ノズルとの間隔をモニターする距
離センサ等を設けてもよい。
【0029】図1に示すように、洗浄部2の側方に、水
素水・オゾン水生成部11(洗浄液製造手段)と洗浄液
再生部12(洗浄液再生手段)とが設けられている。水
素水・オゾン水生成部11には、本装置で洗浄液として
用いる水素水の生成装置27とオゾン水の生成装置28
とが組み込まれている。いずれの洗浄液も、純水中に水
素ガスやオゾンガスを溶解させることによって生成する
ことができる。そして、水素水生成装置27で生成され
た水素水が、水素水供給配管29の途中に設けられた送
液ポンプ30により水素水超音波洗浄用ノズル5に供給
されるようになっている(洗浄液供給手段)。同様に、
オゾン水生成装置28で生成されたオゾン水が、オゾン
水供給配管31の途中に設けられた送液ポンプ32によ
りオゾン水超音波洗浄用ノズル6に供給されるようにな
っている(洗浄液供給手段)。なお、紫外線洗浄用ノズ
ル4には任意のオゾンガス供給源(図示略)からオゾン
ガスが供給され、純水リンス洗浄用ノズル7には製造ラ
イン内の純水供給用配管(図示略)から純水が供給され
るようになっている。
【0030】また、洗浄液再生部12には、使用後の洗
浄液中に含まれたパーティクルや異物を除去するための
フィルタ33、34が設けられている。水素水中のパー
ティクルを除去するための水素水用フィルタ33と、オ
ゾン水中のパーティクルを除去するためのオゾン水用フ
ィルタ34が別系統に設けられている。すなわち、水素
水超音波洗浄用ノズル5の排出口から排出された使用後
の水素水は、水素水回収配管35の途中に設けられた送
液ポンプ36により水素水用フィルタ33に回収される
ようになっている(洗浄液回収手段)。同様に、オゾン
水超音波洗浄用ノズル6の排出口から排出された使用後
のオゾン水は、オゾン水回収配管37の途中に設けられ
た送液ポンプ38によりオゾン水用フィルタ34に回収
されるようになっている(洗浄液回収手段)。
【0031】各フィルタ33、34は図4に示すような
構造となっており、中央に使用後の洗浄液を流通させる
とともに管壁から洗浄液を透過させる機能を持つ管体3
9が配置され、その周囲にテフロン樹脂等からなる濾材
40が多数配置されるとともに、管体39内部の洗浄液
の流通を遮断するバッフル板41が設けられている。し
たがって、フィルタ33、34の導入口42から使用済
みの洗浄液を導入すると、図4中の矢印Fの方向に沿っ
て洗浄液が流れるうちに濾材40により濾過が進み、洗
浄液が再度管体39内に戻ったときにはパーティクルが
除去された清浄な洗浄液となり、排出口43から排出さ
れる。
【0032】そして、図1に示すように、水素水用フィ
ルタ33を通した後の水素水は、再生水素水供給配管4
4の途中に設けられた送液ポンプ45により水素水超音
波洗浄用ノズル5に供給されるようになっている(再生
洗浄液供給手段)。同様に、オゾン水用フィルタ34を
通した後のオゾン水は、再生オゾン水供給配管46の途
中に設けられた送液ポンプ47によりオゾン水超音波洗
浄用ノズル6に供給されるようになっている(再生洗浄
液供給手段)。また、水素水供給配管29と再生水素水
供給配管44は水素水超音波洗浄用ノズル5の手前で接
続され、弁62によって水素水超音波洗浄用ノズル5に
新しい水素水を導入するか、再生水素水を導入するかを
切り換え可能となっている。同様に、オゾン水供給配管
31と再生オゾン水供給配管46はオゾン水超音波洗浄
用ノズル6の手前で接続され、弁63によってオゾン水
超音波洗浄用ノズル6に新しいオゾン水を導入するか、
再生オゾン水を導入するかを切り換え可能となってい
る。なお、各フィルタ33、34を通した後の水素水や
オゾン水は、パーティクルが除去されてはいるものの、
液中気体含有濃度が低下しているため、配管を通じて再
度水素水生成装置27やオゾン水生成装置28に戻し、
水素ガスやオゾンガスを補充するようにしてもよい。
【0033】図1に示すように、洗浄部2の側方に、ロ
ーダカセット9、アンローダカセット10が着脱可能に
設けられている。これら2つのカセット9、10は、複
数枚の基板Wが収容可能な同一の形状のものであり、ロ
ーダカセット9に洗浄前の基板Wを収容し、アンローダ
カセット10には洗浄済の基板Wが収容される。そし
て、洗浄部2とローダカセット9、アンローダカセット
10の中間の位置に基板搬送ロボット8が設置されてい
る。基板搬送ロボット8はその上部に伸縮自在なリンク
機構を有するアーム48を有し、アーム48は回転可能
かつ昇降可能となっており、アーム48の先端部で基板
Wを支持、搬送するようになっている。
【0034】図5(a)、(b)は、基板搬送ロボット
8のアーム48がステージ3上方に延びた状態を示す図
である。図5(a)に示すように、アーム48の先端の
フォーク49がステージ3の基板昇降用シャフト13が
並ぶ列の間に位置するようになっている。ローダカセッ
ト9から洗浄前の基板Wを受け取った基板搬送ロボット
8がその基板Wをステージ3上に搬送する際には、図5
(b)に示すように、基板昇降用シャフト13が上昇し
た状態で基板Wを支持したアーム48がステージ3の上
方に進入し、アーム48が下降して基板昇降用シャフト
13上に基板Wを載置する。次いで、アーム48がさら
に若干下降してステージ3の外方まで後退する。その
後、基板昇降用シャフト13が下降すると、図2(b)
に示したようにステージ3上に基板Wが載置、保持され
る。なお、基板搬送ロボット8のアーム48先端のフォ
ーク49は、上面の凸部49aで基板と点接触する構成
となっているため、基板Wへの異物付着は極めて少な
い。
【0035】上記構成の洗浄装置1は、例えば洗浄用ノ
ズル4,5,6,7と基板Wとの間隔、洗浄用ノズルの
移動速度、洗浄液の流量等、種々の洗浄条件をオペレー
タが設定する他は、各部の動作が制御部により制御され
ており、自動運転する構成になっている。したがって、
この洗浄装置1を使用する際には、洗浄前の基板Wをロ
ーダカセット9にセットし、オペレータがスタートスイ
ッチを操作すれば、基板搬送ロボット8によりローダカ
セット9からステージ3上に基板Wが搬送され、ステー
ジ3上で各洗浄用ノズル4,5,6,7により紫外線洗
浄、水素水超音波洗浄、オゾン水超音波洗浄、リンス洗
浄が順次自動的に行われ、リンス洗浄後、基板搬送ロボ
ット8によりアンローダカセット10に収容される。
【0036】本実施の形態の洗浄装置1においては、各
洗浄用ノズル4,5,6,7はその両端が支柱19によ
り支持された両持ち支持構造であり、しかも、ラックベ
ース16、スライダ18、モータ20等からなるノズル
移動手段が各洗浄用ノズルを基板との間隔を一定に保ち
つつ水平移動させることにより基板Wの被洗浄面全域を
洗浄処理する構成とした。そのため、ノズルが片持ち支
持であった従来の装置と異なり、洗浄中の洗浄用ノズル
と基板Wとの距離を精度よく調整することができる。特
に本実施の形態では、洗浄用ノズルの開口部24と基板
Wとの間隔Hを数mm程度で0.1mmのオーダーで精
密に制御する必要があるプッシュ・プル型の洗浄用ノズ
ルを用いているため、洗浄用ノズルを両持ち支持構造と
したことで、プッシュ・プル型ノズルの洗浄効率の良い
利点を充分に発揮させることができる。
【0037】そして、4本の洗浄用ノズルの各々が、紫
外線洗浄、水素水超音波洗浄、オゾン水超音波洗浄、リ
ンス洗浄といった異なる洗浄方法により洗浄処理する構
成であるため、本装置1台で種々の洗浄方法を実施する
ことができる。したがって、例えば紫外線洗浄により有
機物の除去を行った後、水素水超音波洗浄、オゾン水超
音波洗浄により微細な粒径のパーティクルを除去し、さ
らにリンス洗浄で基板表面に付着した洗浄液も洗い流し
ながら仕上げの洗浄を行う、というように種々の被除去
物を充分に洗浄除去することができる。その結果、パー
ティクル、有機物等の種々の除去対象があってもこれら
を確実に洗浄除去することができる。また、複数の洗浄
方法を行っても洗浄工程に多大な設備費や占有スペース
を費やすこともなく、合理的な装置とすることができ
る。
【0038】また、本実施の形態の装置の場合、水素水
・オゾン水生成部11が設けられ、洗浄装置内にオゾン
水生成装置28が一体に組み込まれているが、特にオゾ
ン水の寿命は短いため、オゾン水の品質を維持した状態
で洗浄に使用することができ、オゾン水超音波洗浄を有
効に行うことができる。さらに、洗浄液再生部12が具
備され、一旦使用した水素水やオゾン水等の洗浄液を回
収し、再生して再利用することができるので、洗浄液の
使用量を削減することができる。
【0039】なお、本実施の形態の構成において、ステ
ージ3は基板Wを支持するのみの機能を持つものであっ
たが、このステージを例えばスピンチャック等に置き換
え、基板を保持するとともに回転可能な構成としてもよ
い。そして、洗浄中に基板を回転させるようにすれば、
より均一な洗浄を行うことができるとともに、基板を移
動させることなくスピン乾燥処理が可能となる。
【0040】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態を図6を参照して説明する。本実施の形態
の洗浄装置も、第1の実施の形態と同様、大型ガラス基
板用枚葉洗浄装置である。本実施の形態の装置が第1の
実施の形態の装置と異なる点は、洗浄用ノズルの構成と
基板保持手段の構成のみであり、ローダ、アンローダ、
搬送ロボット等の基板搬送系、洗浄液生成部、洗浄液再
生部等、その他の構成は第1の実施の形態とほぼ同様で
ある。よって、図6では洗浄部のみを図示し、他の部分
は省略する。
【0041】図6に示すように、洗浄部50の中央に基
板Wを保持するスピンチャック51(基板保持回転手
段)が回転可能に設けられている。スピンチャック51
は、真空吸着、爪による機械的な固定等によってその上
面に基板Wを保持するようになっている。また、スピン
チャック51にはモータ等の駆動源(図示略)が接続さ
れており、スピンチャック51の回転に伴って基板Wも
回転する構成となっている。
【0042】スピンチャック51の上方には、中心点か
ら4本のノズルが放射状に延び、平面視X字状の洗浄用
ノズル52が設けられている。各洗浄用ノズルは、各々
が異なる洗浄方法により洗浄処理を行うものであり、一
端側が支柱53に支持されるとともに他端側が互いに結
合されている。本実施の形態の場合、これら4本の洗浄
用ノズルは、図6において中心から右下に延びるノズル
54が、紫外線ランプ58を備え紫外線照射による有機
物の分解除去を行う紫外線洗浄用ノズル、中心から左下
に延びるノズル55が、超音波素子59を備え水素水を
供給しつつ超音波振動を付与して洗浄する水素水超音波
洗浄用ノズル、中心から左上に延びるノズル56が、超
音波素子59を備え純水を供給しつつ超音波振動を付与
して洗浄する純水超音波洗浄用ノズル、中心から右上に
延びるノズル57が純水リンス洗浄用ノズル、である。
【0043】各洗浄用ノズルの形態は、第1の実施の形
態と同様、図3で示したようなプッシュ・プル型ノズル
である(図3(a)におけるいずれか一方の支柱19を
削除してノズル同士を連結する構成とすればよい)。こ
のノズルの採用により、洗浄効率を高めることができる
とともに洗浄液の使用量を削減することができる。また
この場合、プッシュ・プル型ノズルの開口部24は、各
ノズルの長手方向に少なくとも基板Wの対角線の半分の
長さ以上に延びている。
【0044】本実施の形態の場合、各洗浄用ノズルを独
立して移動させる第1の形態の装置と異なり、X字状洗
浄用ノズル52全体を基板Wの端から端を横断するよう
に大きく移動させるのではなく、スピンチャック51に
より基板W側を回転させて基板Wの被洗浄面全域を洗浄
する構成とした。ところが、この構成でもX字状洗浄用
ノズル52の中心点近傍では基板Wの洗浄が困難にな
る。そこで、中心点近傍でも充分な洗浄が可能になる程
度にX字状洗浄用ノズル52側も直交する2方向に若干
水平移動させるようにした。この構成は、例えば4本の
支柱53の下方にそれぞれ、第1の実施の形態のノズル
移動手段として用いたラックベース16とスライダ18
を直交方向に2段組み合わせたような移動機構(図示
略、ノズル移動手段)を用いることにより実現すること
ができる。
【0045】また、支柱53にはシリンダ(図示略)が
備えられ、支柱53の高さひいてはX字状洗浄用ノズル
52と基板Wとの間隔が調整可能となっている。このよ
うにして、X字状洗浄用ノズル52を基板Wとの間隔を
一定に保ちながら二次元的に水平移動させるようにし、
スピンチャック51による基板Wの回転と合わせて基板
Wの被洗浄面全域を洗浄処理する構成とした。これによ
り、基板Wの中央付近でも4種類の洗浄方法による洗浄
を行うことが充分可能になる。
【0046】上記構成の本実施の形態の洗浄装置におい
ては、各洗浄用ノズル54,55,56,57の一端側
が支柱53により支持されているが、他端側はノズル同
士が連結されているため、全体として見れば、やはり両
持ち支持構造ということができる。この構成により、ノ
ズルと基板Wとの距離を精度よく調整することができ
る。したがって、プッシュ・プル型ノズルの洗浄効率が
良いという利点を充分に発揮させることができる、とい
う第1の実施の形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0047】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記第1、第2の実施の形態では、ともに洗浄用ノ
ズルが4本のノズルからなる例を示したが、ノズルの本
数に関しては4本に限ることは勿論なく、適宜変更して
もよい。そして、各洗浄用ノズルの形態としてプッシュ
・プル型ノズルの例を示したが、本発明の洗浄装置に適
用し得るノズルはプッシュ・プル型ノズルに限ることは
なく、図7に示したように、スリット状の開口部61を
有し、この開口部61から洗浄液を流下させる形の従来
一般のノズル60を採用してもかまわない。
【0048】また、使用する洗浄液の例として、水素
水、オゾン水の例を示したが、その他、水の電気分解時
に陰極に発生する、いわゆるカソード水等を用いること
もできる。その場合、洗浄液製造装置として電気分解装
置を設けてもよい。洗浄液の再生手段としては、洗浄液
中のパーティクルや異物を濾過するフィルタの他、洗浄
液中の気体を除去するための脱気装置等を用いることも
できる。その他、装置内に洗浄後に基板を乾燥する乾燥
部を設けてもよい。乾燥の方法としては、スピン乾燥、
IPA乾燥等が適用可能である。また、上記実施の形態
では、洗浄装置単体として説明したが、例えば本発明の
洗浄装置をウェットエッチング装置等と連設するととと
もに装置間に自動搬送機構を設け、ウェットエッチング
・洗浄連続処理設備とすることなども可能である。
【0049】
【実施例】以下、本発明の洗浄装置の効果を検証する実
験を行ったので、これについて説明する。 [実施例1]まず最初に、上記実施の形態で述べたプッ
シュ・プル型ノズル単体の洗浄効果を確認した。上記第
1の実施の形態の洗浄装置において、Xe−Xeエキシ
マランプの172nmの波長の光を発する紫外線ランプ
を備えたプッシュ・プル型構造の紫外線洗浄用ノズルを
用いて基板の洗浄を行った。650mm×550mmの
基板を用い、基板とノズルの間隔を1mmに設定し、紫
外線ランプのエネルギーを10mW/cm2、紫外線の
有効照射面積を650mm×150mm、ノズルの移動
速度を15mm/秒とし、1回洗浄した。洗浄前の接触
角40°の基板が、洗浄後に接触角4°以下となった。
なお、接触角とは、基板上に水滴を付着させた時の基板
表面と水滴表面の接線とがなす角度のことであり、盛り
上がった水滴ができる程、すなわち接触角が大きい程、
有機物等により基板が汚れていることを示し、水滴が平
坦になる程、すなわち接触角が小さい程、基板が清浄で
あることを示す、いわば清浄度を表す指数である。
【0050】[実施例2]次に、本発明の請求項1(平
面視直線状のノズルを複数並列したタイプ)に相当する
洗浄装置において、紫外線洗浄用ノズルと純水超音波洗
浄用ノズルの2本のノズルを用いてその洗浄効果を測定
した。2本のノズルはともにプッシュ・プル型のものを
使用した。
【0051】上記実施例1と同様、まず、Xe−Xeエ
キシマランプの172nmの波長の光を発する紫外線ラ
ンプを備えたプッシュ・プル型構造の紫外線洗浄用ノズ
ルを用いて基板の洗浄を1回行った。基板のサイズを6
50mm×550mm、基板とノズルの間隔を1mm、
紫外線ランプのエネルギーを10mW/cm2、有効照
射面積を650mm×150mm、ノズルの移動速度を
15mm/秒とすると、洗浄前の接触角40°の基板が
洗浄後に接触角4°以下となった。
【0052】次いで、同じ基板を超音波素子を備えたプ
ッシュ・プル型構造の純水超音波洗浄用ノズルを用いて
1回洗浄した。超音波素子は出力900W、1MHzの
超音波を発振できるものを使用した。基板とノズルの間
隔を3mm、純水の流量を4L/分、ノズルの移動速度
を15mm/秒とすると、初期状態で635500個あ
った異物が42900個に低減し、その除去率は93.
2%であった。
【0053】なお、評価に用いた基板は、ガラス基板上
にクロム膜を形成し、その上にアルミナ粒子を振りかけ
て強制的に汚染させた基板を使用した。そして、異物数
の評価は、0.5μm以上の粒子の数を計測した。
【0054】比較例として、図7に示した従来一般のノ
ズルを用い、純水の流量を30L/分として同様の洗浄
を行ったところ、異物の除去率は85.0%であった。
この結果から、本発明の洗浄装置を用い、特に洗浄用ノ
ズルにプッシュ・プル型のノズルを適用した場合、純水
の流量が少ないにもかかわらず異物の除去率が向上し、
洗浄効率の点で極めて優れていることがわかった。
【0055】また、上記の実験で洗浄液に用いた純水に
代えて、水素水(pH10、水素濃度1.3ppm、な
お、pHの調整にはアンモニアを使用)して同様の洗浄
を行ったところ、異物の除去率は99.9%に向上し
た。したがって、本発明の装置では純水でも充分な洗浄
力が得られるが、洗浄液を水素水に代えると洗浄能力が
また一段と高くなることがわかった。
【0056】[実施例3]次に、本発明の請求項2(複
数のノズルを一端で結合したタイプ)に相当する洗浄装
置において、紫外線洗浄用ノズルと純水超音波洗浄用ノ
ズルの2本のノズルを用いてその洗浄効果を測定した。
2本のノズルはともにプッシュ・プル型のものを使用し
た。
【0057】まず、Xe−Xeエキシマランプの172
nmの波長の光を発する紫外線ランプを備えたプッシュ
・プル型構造の紫外線洗浄用ノズルを用いて基板の洗浄
を行った。基板のサイズを650mm×550mm、基
板とノズルの間隔を1mm、紫外線ランプのエネルギー
を10mW/cm2、有効照射面積を325mm×15
0mm、基板の回転速度を30rpmとし、30秒間紫
外線洗浄を行ったところ、洗浄前の接触角40°の基板
が洗浄後に接触角4°以下となった。
【0058】次いで、同じ基板を超音波素子を備えたプ
ッシュ・プル型構造の純水超音波洗浄用ノズルを用いて
洗浄した。超音波素子は出力450W、1MHzの超音
波を発振できるものを使用した。基板とノズルの間隔を
3mm、純水の流量を4L/分、基板の回転速度を50
0rpmとし、30秒間洗浄を行ったところ、初期状態
で651400個あった異物が21000個に低減し、
その除去率は96.8%であった。
【0059】比較例として、図7に示した従来一般のノ
ズルを用い、純水の流量を18L/分として同様の洗浄
を行ったところ、異物の除去率は87.5%であった。
この結果は実施例2の結果と同様の傾向を示している。
すなわち、本発明の洗浄装置を用い、特に洗浄用ノズル
にプッシュ・プル型のノズルを適用した場合、純水の流
量が少ないにもかかわらず異物の除去率が向上し、洗浄
効率の点で極めて優れていることが実証された。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
洗浄装置によれば、各洗浄用ノズルが両持ち支持構造と
なっており、しかもノズル移動手段が各洗浄用ノズルを
被洗浄基板との間隔を一定に保ちつつ移動させて基板の
被洗浄面全域を洗浄処理する構成であるため、ノズルと
基板との距離を常に一定に維持しやすく、被処理基板の
全面にわたって均一な洗浄を行うことができる。そし
て、複数のノズルの各々が被洗浄基板を複数種の異なる
洗浄方法により洗浄処理するため、本装置1台で種々の
洗浄が行え、パーティクル、有機物等、種々の被除去物
があっても、これらを確実に洗浄除去することができ
る。また、洗浄工程に多大な設備費や占有スペースを費
やすこともなく、製造ライン等に用いて合理的な装置と
することができる。また、本発明の洗浄装置に省流体型
ノズルを適用した場合、洗浄液の使用量を削減できると
同時に基板の清浄度を著しく向上させることができる。
特に、本発明の洗浄装置では、洗浄用ノズルが両持ち支
持構造となっており、ノズルと基板との間隔を安定して
維持できる構成となっているため、省流体型ノズルを適
用するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である洗浄装置の
全体構成を示す平面図である。
【図2】 同装置のステージの構成を示す図であり、
(a)平面図、(b)(a)のII−II線に沿う縦断面
図、である。
【図3】 同装置の洗浄用ノズルの構成を示す図であ
り、(a)平面図、(b)(a)のIII−III線に沿う一
部を破断視した側面図、である。
【図4】 同装置のフィルタの構成を示す一部を破断視
した側面図である。
【図5】 同装置の基板搬送用ロボットの動作を説明す
るための図であって、基板を支持したアームがステージ
上に進入した状態を示す、(a)平面図、(b)(a)
のV−V線に沿う縦断面図、である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態である洗浄装置の
洗浄部の構成を示す平面図である。
【図7】 上記実施の形態の洗浄装置に適用可能な洗浄
用ノズルの他の形態を示す斜視図である。
【図8】 複数の洗浄機能を備えた従来の洗浄装置の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】 1 洗浄装置 2,50 洗浄部 3 ステージ(基板保持手段) 4,54 紫外線洗浄用ノズル 5,55 水素水超音波洗浄用ノズル 6 オゾン水超音波洗浄用ノズル 7,57 純水リンス洗浄用ノズル 11 水素水・オゾン水生成部(洗浄液製造手段) 12 洗浄液再生部(洗浄液再生手段) 16 ラックベース(ノズル移動手段) 18 スライダ(ノズル移動手段) 19 支柱(ノズル移動手段) 20 モータ(ノズル移動手段) 21 導入通路 22 排出通路 23 交差部 24 開口部 27 水素水生成装置(洗浄液製造手段) 28 オゾン水生成装置(洗浄液製造手段) 29 水素水供給配管(洗浄液供給手段) 30,32 送液ポンプ(洗浄液供給手段) 31 オゾン水供給配管(洗浄液供給手段) 33 水素水用フィルタ(洗浄液再生手段) 34 オゾン水用フィルタ(洗浄液再生手段) 35 水素水回収配管(洗浄液回収手段) 36,38 送液ポンプ(洗浄液回収手段) 37 オゾン水回収配管(洗浄液回収手段) 44 再生水素水供給配管(再生洗浄液供給手段) 45,47 送液ポンプ(再生洗浄液供給手段) 46 再生オゾン水供給配管(再生洗浄液供給手段) 51 スピンチャック(基板保持回転手段) 56 純水超音波洗浄用ノズル 60 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔡 基成 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地 株式 会社フロンテック内 (72)発明者 笠間 泰彦 宮城県仙台市泉区明通三丁目31番地 株式 会社フロンテック内 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ケ袋2−1−17− 301 Fターム(参考) 3B201 AA02 AB08 AB34 AB47 BA13 BB24 BB54 BB71 BB83 BB93 BB98 BC01 CC01 CC13 CD11 CD22 CD34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄基板を保持する基板保持手段と、
    両端が支持された状態で前記被洗浄基板に対して対向か
    つ並列配置された複数の洗浄用ノズルであって該複数の
    ノズルの各々が前記被洗浄基板を複数種の異なる洗浄方
    法により洗浄処理するいずれかの機能を有する洗浄用ノ
    ズルと、該洗浄用ノズルの各々を前記被洗浄基板との間
    隔を一定に保ちながら順次前記並列方向に移動させるこ
    とにより前記被洗浄基板の被洗浄面全域を洗浄処理する
    ノズル移動手段とを有することを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 中心点から放射状に延びる複数の洗浄用
    ノズルであって該複数のノズルの各々が前記被洗浄基板
    を複数種の異なる洗浄方法により洗浄処理するいずれか
    の機能を有する洗浄用ノズルと、前記放射状配置の洗浄
    用ノズルの下方に配置され被洗浄基板を保持して回転さ
    せる基板保持回転手段と、前記放射状の洗浄用ノズルを
    一体的に前記被洗浄基板との間隔を一定に保ちながら二
    次元的に移動させ前記基板保持回転手段と協働して前記
    被洗浄基板の被洗浄面全域を洗浄処理するノズル移動手
    段とを有することを特徴とする洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄用ノズルが、前記被洗浄基板に
    紫外線を照射する紫外線洗浄用ノズルと、前記被洗浄基
    板に超音波振動を付与する超音波洗浄用ノズルとを少な
    くとも有することを特徴とする請求項1または2記載の
    洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄用ノズルが、一端に洗浄液を導
    入するための導入口を有する導入通路と一端に洗浄後の
    洗浄液を外部へ排出するための排出口を有する排出通路
    とを形成し、これら導入通路と排出通路とをそれぞれの
    他端において交差させて交差部を形成するとともに該交
    差部に前記被洗浄基板に向けて開口する開口部を設けた
    省流体型ノズルであって、前記開口部が前記複数の洗浄
    用ノズルの並列方向と交差する方向に延びていることを
    特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄用ノズルが、一端に洗浄液を導
    入するための導入口を有する導入通路と一端に洗浄後の
    洗浄液を外部へ排出するための排出口を有する排出通路
    とを形成し、これら導入通路と排出通路とをそれぞれの
    他端において交差させて交差部を形成するとともに該交
    差部に前記被洗浄基板に向けて開口する開口部を設けた
    省流体型ノズルであって、前記開口部が前記放射方向に
    延びていることを特徴とする請求項2記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 純水に水素ガスまたはオゾンガスを溶解
    させた洗浄液を製造する洗浄液製造手段と、前記洗浄液
    を前記洗浄用ノズルに供給する洗浄液供給手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記被洗浄基板を洗浄した後の使用済み
    洗浄液を回収する洗浄液回収手段と、該洗浄液回収手段
    を通して回収された洗浄液を再生する洗浄液再生手段
    と、該洗浄液再生手段で再生された洗浄液を前記洗浄用
    ノズルに供給する再生洗浄液供給手段とを有することを
    特徴とする請求項1または2記載の洗浄装置。
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