JPH10221408A - テスト回路、論理回路およびテスト方法 - Google Patents

テスト回路、論理回路およびテスト方法

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JPH10221408A
JPH10221408A JP9020369A JP2036997A JPH10221408A JP H10221408 A JPH10221408 A JP H10221408A JP 9020369 A JP9020369 A JP 9020369A JP 2036997 A JP2036997 A JP 2036997A JP H10221408 A JPH10221408 A JP H10221408A
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circuit
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test
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JP9020369A
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Takayuki Takano
野 隆 幸 高
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回路ブロックが分岐した配線によって
接続されている回路ネットに対して、従来よりも少ない
外部端子で分割テストを行うことのできるテスト回路、
論理回路およびテスト方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 回路ブロック間の配線上にそれぞれマル
チプレクサを配置し、所定の制御信号を供給することに
より、外部出力端子を1本にして、回路ブロックの分割
テストを行うことができる。また、それぞれのマルチプ
レクサの入出力の論理をとることによって各マルチプレ
クサと各配線のいずれかの異常を検出することができ
る。さらに、所定の制御信号を供給することにより、い
ずれのマルチプレクサまたは配線が故障しているかを調
べることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テスト回路、論理
回路およびテスト方法に関する。さらに具体的には、本
発明は、複数の回路ブロックが組み合わされた論理回路
において、回路ブロック毎に分割してテストが行えるよ
うにするために付加するテスト回路、そのテスト回路を
備えた論理回路およびテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザの用途に応じた論理回路を迅速か
つ効率的に構成することのできるASIC(Appli
cation Specific Integrate
d Circuit)やMCM(Multi Chip
Module)は、計算機をはじめとして、各種通信
用、自動車用、家電製品用コントローラなどの幅広い分
野において利用されている。これらのASICやMCM
は、複数の回路ブロックを組み合わせることにより構成
される。
【0003】図5は、このような複数の回路ブロックの
組み合わせの一部分を模式的に示した概略構成図であ
る。すなわち、同図は、回路ブロックAと回路ブロック
Bとが組み合わされている様子を表す。回路ブロック
A、Bは、それぞれが、例えばCPUコアのように一定
の論理処理を行い、且つ一定の汎用性を有する論理回路
である。
【0004】同図では、回路ブロックAは入力端子Ai
と出力端子Aoとを有し、回路ブロックBは入力端子B
iと出力端子Boとを有する。そして、回路ブロックA
の出力端子Aoは、回路ブロックBの3個の入力端子B
iに分岐して接続されている。
【0005】図5に例示したような複数の回路ブロック
が組み合わされたASICなどの論理回路では、各回路
ブロック毎に分割してその動作テストを行う場合が多
い。すなわち、製品としての論理回路LSIの最終検査
ばかりでなく、特に、回路設計や試作の段階では、組み
合わされる個々の回路ブロックが正常に動作するか否か
と、それらの回路ブロック同士が適正に接続されている
か否かをテストすることは極めて重要である。
【0006】図5に示した回路を例に挙げると、回路ブ
ロックAの入力端子Aiに一定のテスト用信号を入力
し、出力端子Aoから出力された信号を外部に取り出し
て測定することにより、回路ブロックAが正常な動作を
しているか否かを判定することができる。同様に、回路
ブロックBの入力端子Biに一定のテスト用信号を入力
し、出力端子Boから出力された信号を外部に取り出し
て測定することにより、回路ブロックBが正常な動作を
しているか否かを判定することができる。
【0007】このように、回路ブロック毎にテスト用信
号を入力して、その処理結果を外部に取り出すために
は、一定の切換機能と外部端子とを備えたテスト回路を
付加することが必要である。図6は、このようなテスト
回路として従来採用されていた回路の一例を示す概略構
成図である。すなわち、同図は、図5に示した回路ブロ
ックAおよびBの組み合わせに対して付加された回路部
分を表す。同図に示したテスト回路は、3つの入力端子
Ia、IbおよびIcと、3つの出力端子Oa、Obお
よびOcとを有する。入力端子Ia、IbおよびIc
は、外部から回路ブロックBに対してテスト用信号を入
力するために用いられる。また、出力端子Oa、Ob、
Ocは、回路ブロックAから出力されたテスト信号を外
部に取り出して測定するために用いられる。入力端子I
a、IbおよびIcには、それぞれ信号を切り換えるた
めのマルチプレクサ110a、110bおよび110c
が接続されている。同様に、出力端子Oa、Obおよび
Ocには、それぞれ信号を切り換えるためのマルチプレ
クサ120a、120bおよび120cが接続されてい
る。これらのマルチプレクサは、いずれも通常の論理処
理を行う動作モードと、回路テストを行うテスト・モー
ドのいずれかに応じて切り換えられる。また、130
a、130bおよび130cは、テスト回路の入力バッ
ファであり、140a、140bおよび140cは、そ
れぞれ出力バッファである。
【0008】図6に示したテスト回路の動作を以下に説
明する。回路ブロックAの動作テストを行うためには、
まず、図6のマルチプレクサ120a、120b、12
0cの制御端子cにテスト・モード信号として「1」を
それぞれ入力する。これによって、回路ブロックAの出
力端子Aoと出力端子Oa、Ob、Ocとが接続され
る。また、マルチプレクサ110a、110bおよび1
10cの制御端子cには、セレクト信号として「0」を
入力する。すなわち、入力端子Ia、Ib、Icをテス
ト回路から切り離す。
【0009】次に、図示しない別のテスト回路を介して
回路ブロックAの入力端子Aiにテスト用信号を入力す
る。そして、出力端子Oa、Ob、Ocのそれぞれを介
して、回路ブロックAの出力信号を測定し、回路ブロッ
クAが正常に動作しているか否かをテストすることがで
きる。
【0010】また、回路ブロックBの動作テストを行う
ためには、まず、図6のマルチプレクサ110a、11
0b、110cの制御端子cにテスト・モード信号とし
て「1」をそれぞれ入力する。これによって、入力端子
Ia、Ib、Icとテスト回路とが接続される。また、
マルチプレクサ120a、120bおよび120cの制
御端子cには、セレクト信号として「0」を入力する。
すなわち、出力端子Oa、Ob、Ocをテスト回路から
切り離す。
【0011】次に、入力端子Ia、Ib、Icを介して
回路ブロックBの入力端子Bia、Bib、Bicにテ
スト用信号を入力する。そして、回路ブロックBの出力
端子Boに出力される信号を図示しない別のテスト回路
を介して図示しない外部端子に取り出して測定する。こ
のようにして、回路ブロックBが正常に動作しているか
否かをテストすることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
ような従来のテスト回路では、テスト信号を入力するた
めの入力端子としてIa、IbおよびIcの3個の入力
端子を有し、さらに、テスト信号の出力端子としてO
a、ObおよびOcの3個の出力端子を設ける必要があ
る。これは、図6に例示したテスト回路が、図5に示し
た回路ネットについて設計されたものだからである。す
なわち、図5に示した回路ネットでは、回路ブロックA
の出力が3本に分岐して回路ブロックBに入力する構成
を有する。従って、従来のテスト回路で、このような回
路ネットのテストを行うためには、その配線の分岐の
数、すなわち、同図の例では3本、に等しい数の入力端
子および出力端子を設ける必要があった。
【0013】実際のASICなどの製品では、回路ブロ
ックの数もそのブロック同士の配線の分岐数も、前述し
た例よりはるかに大きい。従って、従来のテスト回路を
このようなASICに組み込もうとすると膨大な数のテ
スト信号用入出力外部端子を設けることが必要となる。
しかし、製品としてのLSIの外部端子数には、当然の
要求として外部端子数の制限があり、設計上からも製造
上からも端子数は、少ないことが望ましい。
【0014】一方、このような、テスト用の入出力端子
を、LSIの本来の信号入出力端子と共用する方法もあ
る。しかし、回路設計上、外部端子を効率的に共用する
ことは、容易でない場合が多い。また、回路構成やパタ
ーンの配置上の観点から、LSIの出力端子とテスト回
路の入力端子とを共用せざるを得ないような場合が頻繁
に生ずる。このように、一方の回路系の入力端子と他方
の回路系の出力端子とを共用するためには、端子端に配
置されるバッファを双方向バッファに置換する必要があ
り、回路構成が複雑になるという問題も生ずる。
【0015】以上、説明したように、従来のテスト回路
では、多数のテスト用の外部端子が必要となるために、
端子数が不足して、論理回路の分割テストを行うことが
できないという問題があった。本発明は、かかる点に鑑
みてなされたものである。すなわち、本発明は複数の回
路ブロックが分岐した配線によって接続されている回路
ネットに対して、従来よりも少ない外部端子で分割テス
トを行うことのできるテスト回路、論理回路およびテス
ト方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
第1のテスト回路は、複数の回路ブロックが所定の配線
経路によって互いに接続されることによって構成された
論理回路の前記複数の回路ブロックのそれぞれを分割テ
ストするためのテスト回路であって、前記複数の回路ブ
ロックのうちの第1の回路ブロックの入力端と外部入力
端子とを所定の制御信号の入力に応じて接続し、前記第
1の回路ブロックの前記入力端にテスト信号を入力して
前記分割テストをすることかできるようにした入力制御
回路と、前記複数の回路ブロックのうちの第2の回路ブ
ロックの出力端と外部出力端子とを所定の制御信号の入
力に応じて接続し、前記第2の回路ブロックの前記出力
端から出力される信号を外部で検出して前記分割テスト
をすることができるようにした出力制御回路と、前記第
2の回路ブロックの前記出力端から出力される信号と、
前記第1の回路ブロックの前記入力端に入力される信号
との排他的論理和を演算することにより、前記第1の回
路ブロックと前記第2の回路ブロックとの間に設けられ
ている前記所定の配線経路の故障を検出する判定回路
と、を備えたものとして構成される。
【0017】また、本発明による第2のテスト回路は、
前述の第1のテスト回路において、第1の回路ブロック
は、複数の入力端子を備え、前記所定の配線経路は、前
記第2の回路ブロックの前記出力端に接続された配線が
前記第2の回路ブロックと前記第1の回路ブロックとの
間で2以上の分岐配線に分岐してそれぞれ前記第1の複
数の前記入力端に接続されていることを特徴とするもの
として構成される。
【0018】また、本発明による第3のテスト回路は、
前述の第2のテスト回路において、前記入力制御回路
は、マルチプレクサを備え、前記マルチプレクサに前記
所定の制御信号が入力されることによって、前記第1の
回路ブロックの前記入力端と前記外部入力端子とを接続
するようにしたことを特徴とするものとして構成され
る。
【0019】また、本発明による第4のテスト回路は、
前述の第3のテスト回路において、前記マルチプレクサ
は、前記所定の配線経路の前記分岐前の配線上と、前記
2以上の分岐配線のうちのいずれか1つを除いた各分岐
配線上に配置されていることを特徴とするものとして構
成される。
【0020】また、本発明による第5のテスト回路は、
前述の第4のテスト回路において、前記出力制御回路
は、マルチプレクサを備え、前記マルチプレクサに前記
所定の制御信号が入力されることによって、前記第2の
回路ブロックの前記出力端と前記外部出力端子とを接続
するようにしたことを特徴とするものとして構成され
る。
【0021】また、本発明による第6のテスト回路は、
前述の第4または第5のテスト回路において、前記出力
制御回路は、論理和ゲートの入力端に前記所定の配線経
路の前記分岐配線のそれぞれからさらに分岐した配線が
接続され、前記論理和ゲートの出力端が前記外部出力端
子に接続されていることを特徴とするものとして構成さ
れる。
【0022】また、本発明による第7のテスト回路は、
前述の第4〜第6いずれかのテスト回路において、前記
判定回路は、前記入力制御回路を構成している前記マル
チプレクサと同数の排他的論理和ゲートを備え、それぞ
れの前記排他的論理和ゲートの一対の入力端のうちの一
端には、前記第2の回路ブロックの前記出力端が接続さ
れ、それぞれの前記排他的論理和ゲートの一対の入力端
のうちの他端には、前記入力制御回路を構成している前
記マルチプレクサの出力端が接続されていることを特徴
とするものとして構成される。
【0023】また、本発明による第8のテスト回路は、
前述の第7のテスト回路において、前記出力制御回路
は、前記外部出力端子の前段に制御端子を有するトライ
ステート・バッファを備え、前記判定回路は、論理和ゲ
ートと論理積否定ゲートとを備え、前記論理和ゲートの
複数の入力端には前記排他的論理和ゲートの出力端がそ
れぞれ接続され、前記論理積否定ゲートの入力端には前
記論理和ゲートの出力端が接続され、前記論理積否定ゲ
ートの出力端は前記出力制御回路の前記トライステート
・バッファの制御端子に接続されていることを特徴とす
るものして構成される。
【0024】また、本発明による第9のテスト回路は、
前述の第4〜第8のいずれかのテスト回路において、前
記出力制御回路の前記外部出力端子の本数は1本である
ことを特徴とするものとして構成される。
【0025】また、本発明による論理回路は、少なくと
も第1および第2の回路ブロックが所定の配線経路によ
って互いに接続されることによって構成された論理回路
であって、前記第1の回路ブロックの入力端と外部入力
端子とを所定の制御信号の入力に応じて接続し、前記第
1の回路ブロックの前記入力端にテスト信号を入力して
前記前記第1の回路ブロックの分割テストを実行する入
力制御回路と、前記第2の回路ブロックの出力端と外部
出力端子とを所定の制御信号の入力に応じて接続し、前
記第2の回路ブロックの前記出力端から出力される信号
を外部で検出して前記第2の回路ブロックの分割テスト
を実行する出力制御回路と、前記第2の回路ブロックの
前記出力端から出力される信号と、前記第1の回路ブロ
ックの前記入力端に入力される信号との排他的論理和を
演算することにより、前記第1の回路ブロックと前記第
2の回路ブロックとの間に設けられている前記所定の配
線経路の故障を検出する判定回路と、を備えたテスト回
路を備えたことを特徴とするものとして構成される。
【0026】また、本発明による第2の論理回路は、前
記論理回路において、前記第1の回路ブロックは、複数
の入力端子を備え、前記所定の配線経路は、前記第2の
回路ブロックの前記出力端に接続された配線が前記第2
の回路ブロックと前記第1の回路ブロックとの間で2以
上の分岐配線に分岐してそれぞれ前記第1の複数の前記
入力端に接続されていることを特徴とするものとして構
成される。
【0027】また、本発明による第3の論理回路は、第
2の論理回路において、前記入力制御回路は、マルチプ
レクサを備え、前記マルチプレクサに前記所定の制御信
号が入力されることによって、前記第1の回路ブロック
の前記入力端と前記外部入力端子とを接続するようにし
たことを特徴とするものとして構成される。
【0028】また、本発明による第4の論理回路は、第
3の論理回路において、前記マルチプレクサは、前記所
定の配線経路の前記分岐前の配線上と、前記2以上の分
岐配線のうちのいずれか1つを除いた各分岐配線上に配
置されていることを特徴とするものとして構成される。
【0029】また、本発明による第5の論理回路は、第
4の論理回路において、前記出力制御回路は、マルチプ
レクサを備え、前記マルチプレクサに前記所定の制御信
号が入力されることによって、前記第2の回路ブロック
の前記出力端と前記外部出力端子とを接続するようにし
たことを特徴とするものとして構成される。
【0030】また、本発明による第6の論理回路は、第
4または第5の論理回路において、前記出力制御回路
は、論理和ゲートの入力端に前記所定の配線経路の前記
分岐配線のそれぞれからさらに分岐した配線が接続さ
れ、前記論理和ゲートの出力端が前記外部出力端子に接
続されていることを特徴とするものとして構成される。
【0031】また、本発明による第7の論理回路は、第
4〜6の論理回路において、前記判定回路は、前記入力
制御回路を構成している前記マルチプレクサと同数の排
他的論理和ゲートを備え、それぞれの前記排他的論理和
ゲートの一対の入力端のうちの一端には、前記第2の回
路ブロックの前記出力端が接続され、それぞれの前記排
他的論理和ゲートの一対の入力端のうちの他端には、前
記入力制御回路を構成している前記マルチプレクサの出
力端が接続されていることを特徴とするものとして構成
される。
【0032】また、本発明による第8の論理回路は、第
7の論理回路において、前記出力制御回路は、前記外部
出力端子の前段に制御端子を有するトライステート・バ
ッファを備え、前記判定回路は、論理和ゲートと論理積
否定ゲートとを備え、前記論理和ゲートの複数の入力端
には前記排他的論理和ゲートの出力端がそれぞれ接続さ
れ、前記論理積否定ゲートの入力端には前記論理和ゲー
トの出力端が接続され、前記論理積否定ゲートの出力端
は前記出力制御回路の前記トライステート・バッファの
制御端子に接続されていることを特徴とするものとして
構成される。
【0033】また、本発明による第9の論理回路は、第
4〜8の論理回路において、前記出力制御回路の前記外
部出力端子の本数は1本であることを特徴とするものと
して構成される。
【0034】また、本発明によるテスト方法は、第2の
回路ブロックの出力端と第1の回路ブロックの複数の入
力端とが分岐配線によって接続されている論理回路の前
記回路ブロックのそれぞれを分割テストするテスト方法
であって、前記分岐配線から得られる信号の論理和を外
部出力端子に出力することにより、前記分岐配線の本数
よりも少ない本数の前記外部出力端子を用いて前記第2
の回路ブロックの前記分割テストを行うことを特徴とす
るものとして構成される。
【0035】また、本発明による第2のテスト方法は、
前述した第1のテスト方法において、前記外部出力端子
の前記本数は1であることを特徴とするものとして構成
される。
【0036】また、本発明による第3のテスト方法は、
前述の第4〜第11のいずれかのテスト回路の前記入力
制御回路の前記マルチプレクサを1つづつ順次、前記外
部入力端子側に切換えることによって、前記外部入力端
子のそれぞれを順次、前記外部出力端子に接続しなが
ら、テスト用信号を前記外部入力端子に入力して前記外
部出力端子において観察することによって、故障してい
る配線経路を検出することを特徴とするものとして構成
される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図1は、論理回路に本
発明によるテスト回路を付加した回路ネットを表す概略
構成図である。同図に含まれている論理回路は、前述し
た図5に示した論理回路と同一である。すなわち、図1
に示した論理回路は、回路ブロックA(第2の回路ブロ
ック)と回路ブロックB(第1の回路ブロック)との間
に、回路ブロックAの出力端子Aoから配線が3本に分
岐して回路ブロックBの3個の入力端子Bia、Bib
およびBicに接続されている。そして、このような論
理回路について、本発明によるテスト回路が付加されて
いる。
【0038】図1に示したテスト回路10は、外部から
回路ブロックBに対してテスト用信号を入力するための
3つの入力端子22a、22bおよび22cを有する。
しかし、回路ブロックAから出力されたテスト信号を外
部に取り出して測定するための出力端子としては単一の
出力端子47のみを有する。すなわち、図6に示したよ
うな従来のテスト回路と比較して出力端子の数が少な
い。
【0039】本発明によるテスト回路は、大別して3つ
の回路部により構成される。すなわち、入力制御回路2
0と判定回路30と出力制御回路40とにより構成され
る。入力制御回路20は、外部から回路ブロックBに入
力されるテスト信号の入力経路を制御する。判定回路3
0は、テスト回路の良否判定を行う。出力制御回路40
は、回路ブロックAから出力されるテスト信号の出力を
制御する。以下に各回路についてさらに詳しく説明す
る。
【0040】入力制御回路20は、入力端子22a〜2
2cと、入力バッファ24a〜24cと、マルチプレク
サ26a〜26cとにより構成される。マルチプレクサ
26a〜26cは、回路ブロックAと回路ブロックBと
の間を接続している3本の配線上にそれぞれ配置されて
いる。すなわち、マルチプレクサは、回路ブロックAの
出力端子が分岐して回路ブロックBの複数の入力端子に
接続する配線ネットに対して、分岐前の配線上にマルチ
プレクサ26aを付加し、また、分岐後の複数の配線の
うち何れか一つを除いた配線に対してそれぞれマルチプ
レクサを挿入する。図1に示した回路においては3本の
分岐線に対して2個のマルチプレクサ26b、26cが
付加されている。これらのマルチプレクサは、それぞれ
の制御端子cに入力される制御信号に応じて回路ブロッ
クBに入力される信号経路を切り換える役割を有する。
【0041】判定回路30は、EXOR(排他的論理
和)ゲート32a〜32cと、OR(論理和)ゲート3
4と、NANDゲート36とにより構成される。EXO
Rゲート32a〜32cのそれぞれの入力端の一端に
は、回路ブロックAの出力端子が接続されている。ま
た、入力端の他端には、マルチプレクサ26a〜26c
の出力端子が接続されている。すなわち、各EXORゲ
ート32a〜32cには、論理回路の配線上のマルチプ
レクサ26a〜26cの入力前の信号と出力後の信号と
がそれぞれ入力される。そして、これらの排他的論理和
をとることにより、マルチプレクサ26a〜26cおよ
びその周辺の配線のテストを行うことができる。
【0042】出力制御回路40は、ORゲート42とマ
ルチプレクサ44とトライステート・バッファ46と出
力端子47とにより構成される。ORゲート42の入力
端子には、回路ブロックAの出力端子Aoから分岐した
3本の信号線が接続されている。そして、出力制御回路
40は、回路ブロックAから出力されるテスト信号を出
力端子47に出力する役割を有する。
【0043】次に、図1に示した回路の動作について説
明する。まず、回路ブロックAを分割テストする場合に
ついて説明する。この場合には、マルチプレクサ26a
〜26cの各制御端子cには、選択信号として「0」を
入力する。また、マルチプレクサ44の制御端子cに
は、選択信号として「1」を入力する。さらに、NAN
Dゲート36の一端cには、選択信号として「1」を入
力する。これらの選択信号は、例えばデコーダを用いた
図示しない選択信号生成回路により発生させることがで
きる。
【0044】マルチプレクサ26a〜26cの制御端子
cに「0」が入力されることによって、外部入力端子2
2a〜22cが切り離され、回路ブロックAの出力端子
Aoと回路ブロックBの各入力端子Bia〜Bicとが
接続される。また、マルチプレクサ44の制御端子cに
「1」が入力されることにより、ORゲート42の出力
端子とテスト回路の外部出力端子47とが接続される。
【0045】次に、図示しない別のテスト回路を介して
回路ブロックAの入力端子Aiにテスト用信号を入力す
る。すると、回路ブロックAの出力端子Aoから出力さ
れた信号は、マルチプレクサ26a、26bおよび26
cを介して回路ブロックBに向かって流れ、分岐してO
Rゲート42に入力される。ORゲート42では、これ
らの入力信号の論理和が演算され、出力される。すなわ
ち、いずれかの分岐配線に回路ブロックAからの信号が
伝達されていれば、ORゲート42から出力される。O
Rゲート42の出力信号は、マルチプレクサ44、バッ
ファ46を介して出力端子47に出力される。このよう
に出力端子47に出力された信号を測定することによ
り、回路ブロックAが正常に動作するか否かをテストす
ることができる。
【0046】このテストの際の判定回路30の動作につ
いて説明する。まず、EXORゲート32a〜32cに
ついてみると、それぞれのゲートに接続されているマル
チプレクサ26a〜26cが正常に動作している限り、
それぞれのゲートの一対の入力端子には、同一の信号が
入力される。従って、EXORゲート32a〜32cの
出力は、いずれも「0」となる。するとORゲート34
の出力も「0」となる。従って、NANDゲート36に
は、一端にORゲート34の出力値である「0」が入力
され、他端には制御信号「1」が入力されることとな
る。すると、NANDゲート36からは「1」が出力さ
れ、トライステート・バッファ46の制御端子cに入力
される。従って、トライステート・バッファ46は導通
状態となり、回路ブロックAから出力されたテスト信号
を外部出力端子47に供給する。このようにして、回路
ブロックAの分割テストを行うことができる。
【0047】次に、回路ブロックBを分割テストする場
合について説明する。この場合には、マルチプレクサ2
6a〜26cの各制御端子cには、選択信号として
「1」を入力する。また、マルチプレクサ44の制御端
子cには、選択信号として「0」を入力する。さらに、
NANDゲート36の一端cには、選択信号として
「0」を入力して、トライステート・バッファ46を導
通状態に固定する。これらの選択信号は、例えばデコー
ダを用いた図示しない選択信号生成回路により発生させ
ることができる。
【0048】マルチプレクサ26a〜26cの制御端子
cに「1」が入力されることによって、回路ブロックA
の出力端子Aoが切り離され、外部入力端子22a〜2
2cと回路ブロックBの各入力端子Bia〜Bicとが
接続される。また、マルチプレクサ44の制御端子cに
「0」が入力されることにより、ORゲート42の出力
端子とテスト回路の外部出力端子47とが切り離され
る。
【0049】次に、外部入力端子22a〜22cにテス
ト用信号を入力する。すると、入力された信号は、マル
チプレクサ26a、26bおよび26cを介して回路ブ
ロックBの各入力端子Bia〜Bicに供給される。そ
して、回路ブロックBの出力端子Boに接続された図示
しない別のテスト回路を介して、回路ブロックBの出力
信号を測定することにより、回路ブロックBが正常に動
作しているか否かをテストすることができる。
【0050】以上、説明したように、本発明によれば、
従来よりもはるかに少ない端子数で回路ブロックの分割
テストを実施することが可能となる。なお、図1に例示
したテスト回路においては、外部出力端子47が1本の
場合が示されている。しかし、本発明は、これに限定さ
れるものではない。すなわち、回路ブロック間の配線の
分岐数が多い場合などは、テスト回路ごとに外部出力端
子を複数本ずつ設けて、使い分けることも可能である。
勿論、一般的にみれば、端子数は少ない方が有利である
ので、図1の例示したように外部出力端子を1本とする
ことにより、本発明の効果を最も顕著に得ることができ
る。
【0051】次に、マルチプレクサ26a、26bまた
は26cのいずれかが故障している場合について説明す
る。本発明によれば、判定回路30によって、これらの
マルチプレクサの故障についても検出することができ
る。
【0052】まず、前述した回路ブロックAの分割テス
トの場合について説明する。この場合には、前述したよ
うにマルチプレクサ26a、26bまたは26cの制御
端子cには「0」が入力されている。しかし、マルチプ
レクサのいずれかが故障していると、そのマルチプレク
サから出力される信号は回路ブロックAの出力信号とは
異なる。従って、EXORゲート32a、32bまたは
32cのいずれかの出力は「1」となる。従って、OR
ゲート34の出力は「1」となる。また、NANDゲー
ト36の一端には、制御信号として「1」が入力されて
いるので、NANDゲート36からは「0」が出力され
ることとなる。従って、トライステート・バッファ46
の制御端子cには「0」が入力され、バッファ46の出
力は、ハイ・インピーダンス状態となる。出力端子47
でこのハイ・インピーダンスを観測することにより、マ
ルチプレクサ26a、26bまたは26cのいずれかが
故障していることが検出できる。
【0053】以上、説明したように、本発明によれば、
判定回路30を設けたことによって、マルチプレクサ2
6a、26bまたは26cのいずれかに故障があること
を検出することができる。
【0054】次に、本発明によるテスト回路において、
マルチプレクサのいずれが故障しているかを検出する方
法について説明する。図2は、図1に示したテスト回路
の変形例を表す概略構成図である。図2に示した回路で
は、マルチプレクサ44の制御端子cにORゲート45
が接続されている。図2の回路においても、前述したよ
うに出力端子47の出力がハイ・インピーダンス状態と
なることによって、マルチプレクサ26a、26bまた
は26cのいずれかに故障があることを検出することが
できる。このようにハイ・インピーダンスを検出して、
いずれかのマルチプレクサに故障があることが判明した
場合に、以下の手続きによって故障の箇所を検出する。
【0055】まず、マルチプレクサ26aを検査するた
めに、マルチプレクサ26aの制御端子cに制御信号と
して「1」を入力し、マルチプレクサ26b、26cの
制御端子cには「0」を入力する。また、トライステー
ト・バッファ46が導通状態を維持するように、NAN
Dゲート36の一端cには「0」を入力する。さらに、
マルチプレクサ44がテスト回路側を選択するように、
その制御端子に接続したORゲート45の一対の入力端
子のいずれかには「1」を入力する。
【0056】この状態において、外部入力端子22aか
らテスト用信号を入力して、出力端子47に出力される
信号を測定する。図3は、この状態におけるテスト信号
の正常な伝達経路を表す図である。すなわち、マルチプ
レクサ26aに故障がなければ、入力端子22aに入力
した信号と同一の信号が出力端子47において観測でき
る。つまり、入力した信号と同一の信号が端子47にお
いて得られれば、マルチプレクサ22aは正常であり、
22bまたは22cのいずれかが故障していることが分
かる。
【0057】次に、マルチプレクサ26bと26cのい
ずれが故障しているのかを調べる。
【0058】このためには、マルチプレクサ26aと2
6bの制御端子cに制御信号として「1」を入力し、マ
ルチプレクサ26cの制御端子cには「0」を入力す
る。また、前述の場合と同様に、NANDゲート36の
一端cには「0」を入力する。さらに、ORゲート45
の一対の入力端子のいずれかには「1」を入力する。
【0059】この状態において、外部入力端子22aと
22bからテスト用信号を入力して、出力端子47に出
力される信号を観測する。図4は、この状態におけるテ
スト信号の伝達経路を表す図である。この時に、入力端
子22aおよび22bに入力した信号と同一の信号が端
子47において得られれば、マルチプレクサ26bは正
常であり、結果としてマルチプレクサ26cが故障して
いることが分かる。
【0060】なお、本発明によるテスト回路では、前述
したように、通常動作時にトライステート・バッファが
ハイ・インピーダンス状態となることによってテスト回
路ネットに異常が生じていることが分かる。ここで、こ
の場合の異常の原因としては、マルチプレクサ26a〜
26cのいずれかが故障している場合の他に、その周辺
の配線が断線している場合も考えられる。
【0061】そこで、このような配線の異常か否かを判
定するために、前述のテストに続いて、マルチプレクサ
26cを調べる。このテストのためには、前述の場合と
同様にマルチプレクサ26cの制御端子のみに「1」を
入力して、外部入力端子22cからテスト用信号を入力
する。そして、出力端子47から入力信号と同一の信号
が出力されれば、マルチプレクサ26cは正常に動作し
ていることが分かる。このように、通常動作時に出力端
子からハイ・インピーダンスが検出されるにもかかわら
ず、マルチプレクサ26a〜26cのすべてが正常に動
作している場合は、周辺の配線に異常が生じていること
となる。このような配線の異常としては、例えば、回路
ブロックAからマルチプレクサ26aの入力端までの間
の配線や、判定回路30の各配線のいずれかが、断線ま
たは短絡している場合が挙げられる。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に説明する効果を奏する。
【0063】まず、本発明によれば、回路ブロック毎の
分割テストを行うために必要とされる外部端子数を従来
よりも大幅に減少することができる。このような、端子
数の低減の効果は、回路ブロック間の配線の分岐数が多
いほど顕著になる。すなわち、前述したように配線の分
岐数が3の場合は、従来のテスト回路回路では6本の外
部端子が必要であったのに対して、本発明によるテスト
回路では4本で済む。しかし、現実の論理回路の場合に
は、回路ブロック間の配線の分岐数は、はるかに大き
い。そして、本発明によれば、分岐数が多くなるほど、
従来と比べて端子数を減らすことができる。例えば、分
岐数が10の場合には、従来は、20本の端子が必要で
あったのに対して、本発明によれば端子は11本で済
む。つまり、分岐数が大きくなると、本発明によるテス
ト回路の端子数は、従来のテスト回路の端子数の約半分
で済むこととなる。
【0064】このように外部端子の数を減らせぱ、回路
配線パターンを簡略化し、LSIの大きさを縮小し、製
造コストを低減することができる。また、論理回路の信
号用端子とテスト用端子とを兼用する必要性が低減し、
回路構成や配線パターンを簡素化することができる。さ
らに、端子数の増加に伴う専用テスタも不要である。さ
らに、本発明によれば、回路ブロック間を接続する配線
ネットワークのテストを行うこともできる。すなわち、
回路ブロック間に配置されている配線やマルチプレクサ
などの異常箇所を簡単な手続きで検出することができ
る。このように、回路ネットワークの異常箇所を検出す
ることができれば、設計・試作段階において、回路構成
やマスク・パターンの欠陥をいちはやく検知して修正す
ることができ、開発期間やコストを大幅に低減すること
が可能となる。
【0065】このように、本発明によれば、比較的簡素
な回路構成により、従来よりも大幅に少ない外部端子数
で回路ブロックの分割テストができるようになり、産業
上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】論理回路に本発明によるテスト回路を付加した
回路ネットを表す概略構成図である。
【図2】図1に示したテスト回路の変形例を表す概略構
成図である。
【図3】マルチプレクサ26aが故障しているか否かを
テストする際のテスト信号の伝達経路を表す図である。
【図4】マルチプレクサ26bが故障しているか否かを
テストする際のテスト信号の伝達経路を表す図である。
【図5】複数の回路ブロックの組み合わせの一部分を模
式的に示した概略構成図である。
【図6】テスト回路として従来採用されていた回路の一
例を示す概略構成図である。
【符号の説明】 20 入力制御回路 22a、22b、22c 入力端子 24a、24b、24c 入力バッファ 26a、26b、26c マルチプレクサ 30 判定回路 32a、32b、32c 排他的論理和ゲート 34 論理和ゲート 36 論理和否定ゲート 40 出力制御回路 42 論理和ゲート 44 マルチプレクサ 45 論理和ゲート 46 出力バッファ 47 出力端子 130a、130b、130c 入力バッファ 110a、110b、110c マルチプレクサ 120a、120b、120c マルチプレクサ 140a、140b、140c 出力バッファ A 第2の回路ブロック B 第1の回路ブロック

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の回路ブロックが所定の配線経路によ
    って互いに接続されることによって構成された論理回路
    の前記複数の回路ブロックのそれぞれを分割テストする
    ためのテスト回路であって、 前記複数の回路ブロックのうちの第1の回路ブロックの
    入力端と外部入力端子とを所定の制御信号の入力に応じ
    て接続し、前記第1の回路ブロックの前記入力端にテス
    ト信号を入力して前記分割テストをすることができるよ
    うにした入力制御回路と、 前記複数の回路ブロックのうちの第2の回路ブロックの
    出力端と外部出力端子とを所定の制御信号の入力に応じ
    て接続し、前記第2の回路ブロックの前記出力端から出
    力される信号を外部で検出して前記分割テストをするこ
    とができるようにした出力制御回路と、 前記第2の回路ブロックの前記出力端から出力される信
    号と、前記第1の回路ブロックの前記入力端に入力され
    る信号との排他的論理和を演算することにより、前記第
    1の回路ブロックと前記第2の回路ブロックとの間に設
    けられている前記所定の配線経路の故障を検出する判定
    回路と、を備えたテスト回路。
  2. 【請求項2】前記第1の回路ブロックは、複数の入力端
    子を備え、 前記所定の配線経路は、前記第2の回路ブロックの前記
    出力端に接続された配線が前記第2の回路ブロックと前
    記第1の回路ブロックとの間で2以上の分岐配線に分岐
    してそれぞれ前記第1の複数の前記入力端に接続されて
    いることを特徴とする請求項1記載のテスト回路。
  3. 【請求項3】前記入力制御回路は、マルチプレクサを備
    え、前記マルチプレクサに前記所定の制御信号が入力さ
    れることによって、前記第1の回路ブロックの前記入力
    端と前記外部入力端子とを接続するようにしたことを特
    徴とする請求項2記載のテスト回路。
  4. 【請求項4】前記マルチプレクサは、前記所定の配線経
    路の前記分岐前の配線上と、前記2以上の分岐配線のう
    ちのいずれか1つを除いた各分岐配線上に配置されてい
    ることを特徴とする請求項3記載のテスト回路。
  5. 【請求項5】前記出力制御回路は、マルチプレクサを備
    え、前記マルチプレクサに前記所定の制御信号が入力さ
    れることによって、前記第2の回路ブロックの前記出力
    端と前記外部出力端子とを接続するようにしたことを特
    徴とする請求項4記載のテスト回路。
  6. 【請求項6】前記出力制御回路は、論理和ゲートの入力
    端に前記所定の配線経路の前記分岐配線のそれぞれから
    さらに分岐した配線が接続され、前記論理和ゲートの出
    力端が前記外部出力端子に接続されていることを特徴と
    する請求項4または5のいずれかに記載のテスト回路。
  7. 【請求項7】前記判定回路は、前記入力制御回路を構成
    している前記マルチプレクサと同数の排他的論理和ゲー
    トを備え、それぞれの前記排他的論理和ゲートの一対の
    入力端のうちの一端には、前記第2の回路ブロックの前
    記出力端が接続され、それぞれの前記排他的論理和ゲー
    トの一対の入力端のうちの他端には、前記入力制御回路
    を構成している前記マルチプレクサの出力端が接続され
    ていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに
    記載のテスト回路。
  8. 【請求項8】前記出力制御回路は、前記外部出力端子の
    前段に制御端子を有するトライステート・バッファを備
    え、 前記判定回路は、論理和ゲートと論理積否定ゲートとを
    備え、前記論理和ゲートの複数の入力端には前記排他的
    論理和ゲートの出力端がそれぞれ接続され、前記論理積
    否定ゲートの入力端には前記論理和ゲートの出力端が接
    続され、前記論理積否定ゲートの出力端は前記出力制御
    回路の前記トライステート・バッファの制御端子に接続
    されていることを特徴とする請求項7記載のテスト回
    路。
  9. 【請求項9】前記出力制御回路の前記外部出力端子の本
    数は1本であることを特徴とする請求項4〜8のいずれ
    か1つに記載のテスト回路。
  10. 【請求項10】少なくとも第1および第2の回路ブロッ
    クが所定の配線経路によって互いに接続されることによ
    って構成された論理回路であって、 前記第1の回路ブロックの入力端と外部入力端子とを所
    定の制御信号の入力に応じて接続し、前記第1の回路ブ
    ロックの前記入力端にテスト信号を入力して前記前記第
    1の回路ブロックの分割テストを実行する入力制御回路
    と、 前記第2の回路ブロックの出力端と外部出力端子とを所
    定の制御信号の入力に応じて接続し、前記第2の回路ブ
    ロックの前記出力端から出力される信号を外部で検出し
    て前記第2の回路ブロックの分割テストを実行する出力
    制御回路と、 前記第2の回路ブロックの前記出力端から出力される信
    号と、前記第1の回路ブロックの前記入力端に入力され
    る信号との排他的論理和を演算することにより、前記第
    1の回路ブロックと前記第2の回路ブロックとの間に設
    けられている前記所定の配線経路の故障を検出する判定
    回路と、を備えたテスト回路を備えたことを特徴とする
    論理回路。
  11. 【請求項11】前記第1の回路ブロックは、複数の入力
    端子を備え、 前記所定の配線経路は、前記第2の回路ブロックの前記
    出力端に接続された配線が前記第2の回路ブロックと前
    記第1の回路ブロックとの間で2以上の分岐配線に分岐
    してそれぞれ前記第1の複数の前記入力端に接続されて
    いることを特徴とする請求項10記載の論理回路。
  12. 【請求項12】前記入力制御回路は、マルチプレクサを
    備え、前記マルチプレクサに前記所定の制御信号が入力
    されることによって、前記第1の回路ブロックの前記入
    力端と前記外部入力端子とを接続するようにしたことを
    特徴とする請求項11記載の論理回路。
  13. 【請求項13】前記マルチプレクサは、前記所定の配線
    経路の前記分岐前の配線上と、前記2以上の分岐配線の
    うちのいずれか1つを除いた各分岐配線上に配置されて
    いることを特徴とする請求項12記載の論理回路。
  14. 【請求項14】前記出力制御回路は、マルチプレクサを
    備え、前記マルチプレクサに前記所定の制御信号が入力
    されることによって、前記第2の回路ブロックの前記出
    力端と前記外部出力端子とを接続するようにしたことを
    特徴とする請求項13記載の論理回路。
  15. 【請求項15】前記出力制御回路は、論理和ゲートの入
    力端に前記所定の配線経路の前記分岐配線のそれぞれか
    らさらに分岐した配線が接続され、前記論理和ゲートの
    出力端が前記外部出力端子に接続されていることを特徴
    とする請求項13または14のいずれかに記載の論理回
    路。
  16. 【請求項16】前記判定回路は、前記入力制御回路を構
    成している前記マルチプレクサと同数の排他的論理和ゲ
    ートを備え、それぞれの前記排他的論理和ゲートの一対
    の入力端のうちの一端には、前記第2の回路ブロックの
    前記出力端が接続され、それぞれの前記排他的論理和ゲ
    ートの一対の入力端のうちの他端には、前記入力制御回
    路を構成している前記マルチプレクサの出力端が接続さ
    れていることを特徴とする請求項13〜15のいずれか
    1つに記載の論理回路。
  17. 【請求項17】前記出力制御回路は、前記外部出力端子
    の前段に制御端子を有するトライステート・バッファを
    備え、 前記判定回路は、論理和ゲートと論理積否定ゲートとを
    備え、前記論理和ゲートの複数の入力端には前記排他的
    論理和ゲートの出力端がそれぞれ接続され、前記論理積
    否定ゲートの入力端には前記論理和ゲートの出力端が接
    続され、前記論理積否定ゲートの出力端は前記出力制御
    回路の前記トライステート・バッファの制御端子に接続
    されていることを特徴とする請求項16記載の論理回
    路。
  18. 【請求項18】前記出力制御回路の前記外部出力端子の
    本数は1本であることを特徴とする請求項13〜17の
    いずれか1つに記載の論理回路。
  19. 【請求項19】第2の回路ブロックの出力端と第1の回
    路ブロックの複数の入力端とが分岐配線によって接続さ
    れている論理回路の前記回路ブロックのそれぞれを分割
    テストするテスト方法であって、 前記分岐配線から得られる信号の論理和を外部出力端子
    に出力することにより、前記分岐配線の本数よりも少な
    い本数の前記外部出力端子を用いて前記第2の回路ブロ
    ックの前記分割テストを行うことを特徴とするテスト方
    法。
  20. 【請求項20】前記外部出力端子の前記本数は1である
    ことを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】請求項4〜9または13〜18のいずれ
    か1つに記載のテスト回路の前記入力制御回路の前記マ
    ルチプレクサを1つづつ順次、前記外部入力端子側に切
    換えることによって、前記外部入力端子のそれぞれを順
    次、前記外部出力端子に接続しながら、テスト用信号を
    前記外部入力端子に入力して前記外部出力端子において
    観察することによって、故障している配線経路を検出す
    ることを特徴とするテスト方法。
  22. 【請求項22】少なくとも前段の第2の回路ブロックと
    後段の第1の回路ブロックが所定の配線経路によって互
    いに接続されることによって構成された論理回路におけ
    る前記回路ブロック及びブロック間配線のそれぞれを個
    別にテストするためのテスト回路であって、 前記第1の回路ブロックに対する複数の入力端のそれぞ
    れと、これら各入力端と独立な複数の外部入力端子のそ
    れぞれとを、複数の制御信号のうちの対応する信号の入
    力に応じて接続することにより、前記複数の外部入力端
    子へのそれぞれのテスト信号を、前記第1の回路ブロッ
    クの前記複数の入力端にそれぞれ入力して前記第1の回
    路ブロックのテストを実行する入力制御回路と、 前記第2の回路ブロックのある出力端と対応する外部出
    力端子とを所定の制御信号の入力に応じて接続すること
    によって、前記第2の回路ブロックの前記出力端から出
    力される信号を外部に出力可能として前記第2の回路ブ
    ロックのテストを実行する出力制御回路と、 前記第2の回路ブロックの前記出力端から出力される信
    号と、前記第1の回路ブロックの前記入力端に入力され
    る信号との論理をとることにより、前記第1の回路ブロ
    ックと前記第2の回路ブロックとの間に設けられている
    前記所定の配線経路の故障を検出する判定回路と、を備
    えたテスト回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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