JPH10220835A - クリーンルームの天井構造 - Google Patents

クリーンルームの天井構造

Info

Publication number
JPH10220835A
JPH10220835A JP9020631A JP2063197A JPH10220835A JP H10220835 A JPH10220835 A JP H10220835A JP 9020631 A JP9020631 A JP 9020631A JP 2063197 A JP2063197 A JP 2063197A JP H10220835 A JPH10220835 A JP H10220835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clean room
fan filter
air
ceiling
filter unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9020631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3458641B2 (ja
Inventor
Shuichi Umigami
修一 海上
Teruo Uchiumi
照男 内海
Toshio Onodera
敏雄 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Plant Technologies Ltd filed Critical Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority to JP02063197A priority Critical patent/JP3458641B2/ja
Publication of JPH10220835A publication Critical patent/JPH10220835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3458641B2 publication Critical patent/JP3458641B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ファンフィルタユニットから噴き出された清浄
エアによる渦の発生を防止する。 【解決手段】ファンフィルタユニット12の周縁を保持
する支持部材に、吸気用孔72、73、74、76を形
成して、クリーンルーム10と天井空間78とを連通す
る。そして、ファンフィルタユニット12の周辺のエア
を、即ち、従来渦が発生していた領域のエアを、ファン
フィルタユニット12のファンにより、前記吸気用孔7
2、73、74、76を介して天井空間78に吸引す
る。これにより、前記エアは、その領域に滞留しなくな
るので、渦の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリーンルームの天
井構造に係り、特にクリーンルームに清浄エアを供給す
るファンフィルタユニットが設置されたクリーンルーム
の天井構造に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場のクリーンルームの天井
面には、複数台のファンフィルタユニットが設置され、
これらのファンフィルタユニットから清浄エアがクリー
ンルーム内にダウンフローされて供給される。そして、
供給された前記エアは、クリーンルームの床下チャンバ
から床下空間に吸い込まれ、そして、その一部が循環路
を介して天井裏空間に導かれたのち、前記ファンフィル
タユニットのファンに吸引されて、クリーンルームに再
び供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クリーンルームの天井構造では、ファンフィルタユニッ
トから噴き出された清浄エアの一部が、天井面側に巻き
込まれて滞留してしまい、ファンフィルタユニットの周
辺に渦が発生するという欠点がある。この渦は、ファン
フィルタユニットのダウンフローに悪影響を与え、噴き
出された清浄エアによどみを発生させるという欠点があ
る。よどみが発生すると、ファンフィルタユニットの下
方は汚染域なので、清浄度が悪化し半導体製品の歩留り
が悪くなる。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ファンフィルタユニットから噴き出された清浄
エアによる渦の発生を防止することができるクリーンル
ームの天井構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、クリーンルームに清浄エアを供給するファン
フィルタユニットが、クリーンルームの天井面に設置さ
れたクリーンルームの天井構造において、前記ファンフ
ィルタユニットの周縁を保持する支持部材に吸気用孔を
形成すると共に、クリーンルーム側のファンフィルタユ
ニットとファンフィルタユニットのエアを前記吸気用孔
を介して天井裏空間側に吸引することを特徴としてい
る。
【0006】本発明によれば、従来渦が発生していた領
域のファンフィルタユニットの周辺のエアを、支持部材
に形成した吸気用孔を介して天井裏空間に吸引すること
により、滞留させないようにしたので、渦の発生を防止
することができる。したがって、本発明は、渦発生によ
るエア流のよどみを防止することができるので、清浄度
が改善し製品の歩留りが向上する。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るクリーン
ルームの天井構造の好ましい実施例について詳説する。
図1は、本発明に係るクリーンルームの天井構造が適用
されたシステム天井型のクリーンルームの室内を示す説
明図である。同図に示すクリーンルーム10は、天井部
に多数のファンフィルタユニット12、12…が密に設
置されていて、このファンフィルタユニット12、12
…から清浄エアーがクリーンルーム10内に供給され
る。ファンフィルタユニット12は図6に示すように、
直方体状に形成されたケーシング1を有し、このケーシ
ング1のその上面開口部2にファン3が設けられてい
る。ファン3が駆動されると天井裏空間に供給されたエ
アーはケーシング1に吸引され、そして、ケーシングの
下面に取り付けられたHEPAフイルタ4で除塵されて
クリーンルーム10に供給される。
【0008】前記ファンフィルタユニット12は、図2
に示すシステム天井の支持フレームによって天井部に据
え付けられる。前記支持フレームは、天井フレーム14
と載置フレーム16とによって構成される。前記天井フ
レーム14は、多数本の縦フレーム18と該縦フレーム
18よりも短めの横フレーム20とを格子状に連結する
ことにより構築されると共に、吊りボルト22によって
図3に示すクリーンルーム建屋の天井梁24に垂設され
る。
【0009】前記縦フレーム18及び横フレーム20
は、両側面の長手方向中央部に図3に示すくびれ部26
が形成された断面略I形の金属フレームであり、その上
部及び下部には断面凹状の取付部28、30が形成され
ている。取付部28の上端部には内側に折り曲げられた
フック部32、32が形成される。このフック部32、
32の内側には、フック部32、32から抜け出ない大
きさの平板状のワッシャ34が挿入され、また、フック
部32、32の外側には、ワッシャ38が配置される。
ワッシャ34、38はフック部32、32を上下から挟
むように配置されると共に、各々の通し孔にナット40
を介して吊りボルト22が挿入される。そして、ワッシ
ャ34の下方からナット42を吊りボルト22に締結す
ることによって、縦フレーム18及び横フレーム20が
天井梁24に垂設される。一方、前記取付部30の下部
には図2に示すように、ねじ46、46…が予め装着さ
れている。これらのねじ46、46…は、載置フレーム
16の取付時に、載置フレーム16に形成された通し孔
54Aに挿通される。そして、図4に示すナット56、
56…をねじ46、46…に締結することにより、載置
フレーム16が天井フレーム14に固定される。
【0010】前記載置フレーム16は、多数本の縦フレ
ーム50と該縦フレーム50よりも短めの横フレーム5
2とを前記天井フレーム14の下面に連結することによ
り構築される。前記縦フレーム50及び横フレーム52
は図3に示すように、断面が逆凹字形の金属フレームで
あり、その幅は天井フレーム14の各フレーム18、2
0の幅よりも充分に広く形成されている。縦フレーム5
0及び横フレーム52には、水平平坦部58、58が形
成される。この水平平坦部58、58に図5に示すファ
ンフィルタユニット12の下部周縁部12Aが載置され
ることにより、ファンフィルタユニット12が支持フレ
ームに据え付けられる。
【0011】図3において、縦フレーム50及び横フレ
ーム52の下部開放部には、室内照明用蛍光灯60を支
持したアンダーカバー62が前記下部開放部と面一に装
着される。アンダーカバー62の内側には、板ばね部材
64がねじ66によって固定され、板ばね部材64の上
端には、くの字状の板ばね片68、68が形成されてい
る。この板ばね片68、68は、アンダーカバー62の
装着時に縦フレーム50及び横フレーム52の内側に突
出形成されたストッパー片70、70に係合される。こ
れにより、アンダーカバー62が縦フレーム50及び横
フレーム52に支持される。なお、前記アンダーカバー
62は、蛍光灯60を支持したものと、蛍光灯60を支
持しない単品のものとが揃えられていて、適宜選択され
て縦フレーム50及び横フレーム52に装着される。例
えば、本実施の形態では図1に示すように、蛍光灯60
を支持したアンダーカバー62は、所定の列の縦フレー
ム50に沿って装着され、それ以外の縦フレーム50及
び横フレーム52には単品のアンダーカバー62が装着
されている。
【0012】ところで、図5に示すようにアンダーカバ
ー62には、吸気用孔72、72…が形成される。これ
らの吸気用孔72は、蛍光灯60を挟んで両側に、アン
ダーカバー62の長手方向に沿って所定の間隔をもって
形成されている。なお、単品のアンダーカバー62も同
様な位置に吸気用孔72、72…が形成されている。こ
れにより、ファンフィルタユニット12の周辺に前記吸
気用孔72、72…が形成される。
【0013】また、吸気用孔73、73が縦フレーム5
0及び横フレーム52の側面に、そして、吸気用孔7
4、74…が縦フレーム50及び横フレーム52のスト
ッパー片70、70に形成され、更に、吸気用孔76、
76…が縦フレーム18及び横フレーム20の取付部3
0に形成されている。したがって、クリーンルーム10
と天井裏空間78とは、前記吸気用孔72、73、7
4、通し孔54A、取付部30の下部開放部31、及び
吸気用孔76を介して連通されている。なお、前記吸気
用孔72、73、74は、ファンフィルタユニット12
の周辺部全域に密に形成するのが好ましく、よって、丸
孔よりも長孔(本図紙面奥方向へ形成された長孔)のほ
うが製作上容易である。一方、前記吸気用孔76は、長
孔に形成すると、フレームの強度的低下をまねくおそれ
があるので、小径の丸孔を粗に形成するのが好ましい。
【0014】次に、前記の如く構成されたクリーンルー
ムの天井構造の作用について説明する。ファンフィルタ
ユニット12を駆動して、清浄エアをクリーンルーム1
0に供給すると、その清浄エアのうちファンフィルタユ
ニット12の周部から噴き出されたエアは、ファンフィ
ルタユニット12のファンによって図5中矢印Aで示す
ように、吸気用孔72、73、74、通し孔54A、取
付部30の下部開口部31、及び吸気用孔76を介して
天井裏空間78に吸引される。そして、ファンフィルタ
ユニット12のファンによってファンフィルタユニット
に吸引されてクリーンルーム10に再び供給される。
【0015】これにより、従来渦が発生していた領域の
ファンフィルタユニットの周辺のエアは、前記吸気用孔
72、74、76等を介して天井裏空間78に吸引され
るので、その領域に滞留しない。したがって、前記領域
には、渦が発生しなくなるので、渦発生によるエア流の
よどみを防止することができる。よって、ファンフィル
タユニット12の下方の汚染域は、常に清浄に保たれる
ので、製品の歩留りが良くなる。
【0016】本実施の形態では、天井裏空間78にエア
を吸引するための吸引装置を、ファンフィルタユニット
12に内蔵されたファンで兼用したので、専用の吸引装
置を設けることなく、エアを吸引することができる。図
6は、本発明のクリーンルームの天井構造の第2の実施
の形態を示す要部断面図である。本実施の形態は、パネ
ル天井80にファンフィルタユニット12が所定の間隔
をもって設置されたものであり、このタイプの天井構造
では、クリーンルーム10と天井裏空間82とを連通す
る吸気用孔84、84…を、ファンフィルタユニット1
2の周辺のパネル天井80に形成すれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクリ
ーンルームの天井構造によれば、ファンフィルタユニッ
トの周縁を支持する支持部材に吸気用孔を形成し、クリ
ーンルーム側の一部のエアを吸気用孔を介して天井裏空
間側に吸引することにより、従来渦が発生していた領域
のエアを滞留させないようにしたので、渦の発生を防止
することができる。したがって、本発明は、渦発生によ
るエア流のよどみを防止することができ、クリーンルー
ムの清浄度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーンルームの天井構造が適用
されたクリーンルームの説明図
【図2】クリーンルームの天井構造の分解斜視図
【図3】ファンフィルタユニットの支持フレームの要部
断面図
【図4】ファンフィルタユニットの組み付け斜視図
【図5】支持フレームに形成された吸気用孔を示す要部
拡大断面図
【図6】パネル天井型のクリーンルームの天井構造を示
す要部断面図
【符号の説明】
10…クリーンルーム 12…ファンフィルタユニット 14…天井フレーム 16…載置フレーム 62…アンダーカバー 72、74、76、84…吸気用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンルームに清浄エアを供給するファ
    ンフィルタユニットが、クリーンルームの天井面に設置
    されたクリーンルームの天井構造において、 前記ファンフィルタユニットの周縁を保持する支持部材
    に吸気用孔を形成すると共に、クリーンルーム側のファ
    ンフィルタユニットとファンフィルタユニットの間のエ
    アを前記吸気用孔を介して天井裏空間側に吸引すること
    を特徴とするクリーンルームの天井構造。
JP02063197A 1997-02-03 1997-02-03 クリーンルームの天井構造 Expired - Fee Related JP3458641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02063197A JP3458641B2 (ja) 1997-02-03 1997-02-03 クリーンルームの天井構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02063197A JP3458641B2 (ja) 1997-02-03 1997-02-03 クリーンルームの天井構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10220835A true JPH10220835A (ja) 1998-08-21
JP3458641B2 JP3458641B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=12032589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02063197A Expired - Fee Related JP3458641B2 (ja) 1997-02-03 1997-02-03 クリーンルームの天井構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3458641B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002147832A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Kyoritsu Air Tech Inc 吹出口

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002147832A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Kyoritsu Air Tech Inc 吹出口
JP4636671B2 (ja) * 2000-11-10 2011-02-23 協立エアテック株式会社 吹出口

Also Published As

Publication number Publication date
JP3458641B2 (ja) 2003-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61289258A (ja) 長方形フイルタ要素用吊り天井構造用装置
JP3458641B2 (ja) クリーンルームの天井構造
KR102241210B1 (ko) 대형 공기청정기
KR100723905B1 (ko) 하부적재 무균실 공기필터 지지장치
JPH10185289A (ja) 空気吹出し装置
JPH02111411A (ja) 天吊型クリーンユニット
JP3850064B2 (ja) クリーンルーム内における機器の設置構造
JPH08969Y2 (ja) ファンフィルタユニット
JP2537247B2 (ja) クリ―ンル―ム
JPH0721209Y2 (ja) クリーンルーム用フィルタダクトユニット
JP2580990B2 (ja) 清浄作業室
KR102480369B1 (ko) 자외선램프가 설치된 천장형 실내기
JPH0532168Y2 (ja)
KR200294098Y1 (ko) 환기유니트용 필터구조
JP3024670B2 (ja) 空調形照明器具
JPH02166333A (ja) 換気装置
JPH078682Y2 (ja) システム天井
JPH0471127B2 (ja)
KR200151766Y1 (ko) 청정실용 청정장치의 필터팬유니트
JP2019052791A (ja) 分煙装置
KR20040067714A (ko) 공기조화기의 흡입그릴 고정구조
JP2000111112A (ja) クリーンルームにおける高清浄度領域の形成用構造
JP2004116880A (ja) 空調付クリーンブース
JPH029254B2 (ja)
KR100393597B1 (ko) 다면 토출형 공기조화기의 흡입부 구조

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees