JPH1022080A - 太陽電池を補助電力とする電気機器の点滅装置 - Google Patents

太陽電池を補助電力とする電気機器の点滅装置

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JPH1022080A
JPH1022080A JP8167564A JP16756496A JPH1022080A JP H1022080 A JPH1022080 A JP H1022080A JP 8167564 A JP8167564 A JP 8167564A JP 16756496 A JP16756496 A JP 16756496A JP H1022080 A JPH1022080 A JP H1022080A
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power supply
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cell array
switch
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JP8167564A
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Yasushi Yamamoto
恭 山本
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Obayashi Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷分担制御装置を必要とせずに太陽光発電
電力を電気機器へ供給でき、かつ電気機器への電力供給
を一回の操作で止めることができる太陽電池を補助電力
とする電気機器の点滅装置を提供することにある。 【解決手段】 電気機器に、商用交流電源に交流側電源
スイッチ3を介して接続される安定化コンバータ6及び
これに縦続接続されたインバータ回路7を搭載し、他方
1台分の容量の太陽電池アレイ10を用意し、この太陽
電池アレイ10に前記電気機器の安定化コンバータ6の
出力ライン6aを1対1の関係で接続し、その際、各電
気機器内の直流側入力ライン12中に、商用交流電源側
の交流電圧が入力されたときオン動作する直流スイッチ
13を挿入し、各電気機器において交流側電源スイッチ
3を入り切りしたとき直流スイッチ13をも同時に入り
切りさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池を補助電
力とする電気機器の点滅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽光発電で得られる直流電力を
補助電力として、例えば蛍光灯等の電気機器に供給して
利用しようとする場合、交流へ変換して利用する形態が
採られている。近年、これに代わって図6に示すように
負荷分担制御装置を用いてHfインバータ蛍光灯を直流
で点灯するシステムが開発された。
【0003】これは、図6に示すように、アモルファス
太陽電池16モジュールを直列接続したものを1アレイ
としてパネル状のアモルファス太陽電池アレイ30を構
成し、これを4アレイ屋上に設置し、このアモルファス
太陽電池アレイ(16モジュール×4、1.4 Kw)30
から発電される電力と、商用電源の電力とを、負荷分担
制御装置34にて直流レベルで接続し、直流のままHf
インバータ蛍光灯40に供給して点灯するシステムであ
る。
【0004】即ち、アモルファス太陽電池アレイ30か
ら発電される電力を、ダイオード31及び集線箱32内
部の直流スイッチ33を通して負荷分担制御装置34に
導き、該負荷分担制御装置34内で太陽電池側整合回路
35に通す。一方、商用電源を変圧器36、整流回路3
7及び平滑コイル38を通して直流に変換した後の電力
を、商用側安定化回路39に通す。そして、負荷分担制
御装置34内で、上記太陽電池側整合回路35に通した
後の直流出力と、商用側安定化回路39に通した後の直
流出力とを重畳させ、その重畳した直流出力により、ビ
ル内のHfインバータ蛍光灯、つまり高周波駆動用イン
バータを搭載した蛍光灯照明器具40を点灯するもので
ある。
【0005】このシステムにおいて、負荷分担制御装置
34は太陽電池からの発電電力を優先利用し、不足分を
商用交流電源から賄うように動作する。
【0006】その動作原理を説明するため、図5に、太
陽電池PV(太陽電池アレイ30)と安定化電源PS
(商用側安定化回路39)の並列接続時の出力特性を示
す。A1は太陽電池側の電流であり、A2は安定化電源
側の電流である。負荷が大きくなって太陽電池側からも
より多くの電流が取り出されるようになると、出力端子
電圧Vが低下することが判る。即ち、太陽電池PV側の
出力電圧が安定化電源PS側の安定化電圧より高い場合
は太陽電池PV側の電力が優先利用され、太陽電池PV
側の出力電圧が安定化電源PS側の安定化電圧と等しい
場合は安定化電源と太陽電池の両方から出力し、太陽電
池の出力電流の不足分を安定化電源側から補うように動
作する。これから太陽電池PV(太陽電池アレイ30)
と安定化電源PS(商用側安定化回路39)からの負荷
分担が連続的に行われる。
【0007】一般の商用交流電源と連系するシステムで
は受変電設備に系統連系保護装置が必要となるが、この
システムは系統連系の扱いは受けないので、より簡易に
太陽光発電を利用できる特長があり、昼間でも点灯して
いる事務所、駅舎、トンネル、工場等で応用することが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たHfインバータ蛍光灯の直流点灯システムでは、負荷
分担制御装置が必要である。この負荷分担制御装置は、
例えば容量が3kVA、つまり蛍光灯(40W×2灯)
を35台程度点灯できる容量のものとすると、サイズは
57cm(幅)×30cm(奥行き)×80cm(高
さ)で70Kgもの重さになる。この負荷分担制御装置
のサイズや重量については、交流側の絶縁トランスの省
略等による改善策はあるが、根本的な改善とはならな
い。
【0009】また、このような負荷分担制御装置を用い
る方式である限り、その設置場所や設計上の割付けの問
題(装置が受け持つ蛍光灯の台数にも制約がある)が残
る。更に、負荷分担制御装置から機器までは直流配線を
行う必要がある。
【0010】そこで、本発明者等は、負荷分担制御装置
を必要とせずに太陽光発電電力を電気機器へ供給する2
つの方法を別途に提案している。
【0011】その1つは、太陽光発電電力を電気機器へ
供給する方法において、前記電気機器に、商用交流電源
に接続される安定化コンバータ及びこれに縦続接続され
たインバータ回路を搭載し、他方1台分容量の太陽電池
アレイを用意し、この太陽電池アレイを前記電気機器の
安定化コンバータの出力ラインへ1対1の関係で接続
し、その際、太陽電池アレイの最大出力電圧を電気機器
の安定化コンバータの出力電圧に整合させるものであ
る。
【0012】また他の1つは、太陽光発電電力を電気機
器へ供給する方法において、前記電気機器に、商用交流
電源に接続される安定化コンバータ及びこれに縦続接続
されたインバータ回路を搭載し、他方、必要とする電気
機器n台分(nは2以上の整数)を賄うに足る容量の太
陽電池アレイを用意し、この太陽電池アレイに、n台の
電気機器の各安定化コンバータの出力ラインを接続し、
その際、太陽電池アレイと各安定化コンバータの出力ラ
インとの間にDC−DCコンバータを挿入して両者の電
圧差を吸収し、太陽電池アレイの最大出力電圧を各電気
機器の安定化コンバータの出力電圧に整合させるもので
ある。
【0013】いずれの形態においても、各電気機器毎に
太陽電池アレイと安定化コンバータからの負荷分担が連
続的に行われ、しかも、この負荷分担の機能が、場所的
には個々の電気機器内、例えばHfインバータ蛍光灯装
置内で行われることになる結果、外部に負荷分担制御装
置を設置することが不要になるという長所が得られる。
【0014】しかしながら、商用交流電源側のスイッチ
(交流側スイッチ)をオフにしても、電気機器に対し、
太陽電池アレイ側から補助的な直流入力があることか
ら、太陽電池アレイの発電量の多い日中では、電気機器
への電力供給を止めることができない。
【0015】これを解決するため直流側にもスイッチを
入れると、取り扱う電気機器の点滅操作、つまり蛍光灯
照明器具等の電源のオン・オフ操作について、交流電源
側について一回そして直流電源側について一回の計2回
を毎回必要とし、操作が二動作となるという課題があ
る。
【0016】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、負荷分担制御装置を必要とせずに太陽光発電電力を
電気機器へ供給でき、かつ電気機器への電力供給を一回
の操作で止めることができる太陽電池を補助電力とする
電気機器の点滅装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による太陽電池を補助電力とする電気機器の
点滅装置は、次のように構成したものである。
【0018】(1)請求項1に記載の発明は、太陽光発
電電力を電気機器へ供給する装置において、前記電気機
器に、商用交流電源に接続される安定化コンバータ及び
これに接続されたインバータ回路を搭載し、他方太陽電
池アレイを用意し、この太陽電池アレイを前記電気機器
の安定化コンバータの出力ラインへ1対1の関係で接続
し、電気機器内の直流側入力ライン中に、商用交流電源
側の交流電圧が入力されたときオン動作する直流スイッ
チを挿入したものである。
【0019】この請求項1の装置では、太陽電池アレイ
から安定化コンバータへの接続が1対1の関係で独立に
行われているので、太陽電池アレイと安定化コンバータ
からの負荷分担が各電気機器毎に連続的に行われる。し
かも、この負荷分担の機能が、場所的には個々の電気機
器内、例えばHfインバータ蛍光灯装置内で行われるこ
とになる結果、外部に負荷分担制御装置を設置すること
が不要になる。また、電気機器において、太陽電池アレ
イから直流入力がある状態下であっても、交流側電源ス
イッチをオフすると、同時に直流スイッチがオフし直流
入力も切ることができる。従って、電気機器において、
交流電源側と直流電源側につき、それぞれ個別に電源の
オン・オフ操作をしなければならないという不便から開
放される。
【0020】(2)請求項2に記載の発明は、太陽光発
電電力を電気機器へ供給する装置において、前記電気機
器に、商用交流電源に接続される安定化コンバータ及び
これに接続されたインバータ回路を搭載し、他方太陽電
池アレイを用意し、この太陽電池アレイに、n台の電気
機器の各安定化コンバータの出力ラインを接続し、太陽
電池アレイと各安定化コンバータの出力ラインとの間に
DC−DCコンバータを挿入して両者の電圧差を吸収す
ると共に、各電気機器内の直流側入力ライン中に、商用
交流電源側の交流電圧が入力されたときオン動作する直
流スイッチを挿入したものである。
【0021】この請求項2の装置は、共通の太陽電池ア
レイに複数台の電気機器を接続する形態のものである。
共通の太陽電池アレイと個々の安定化コンバータの出力
ラインとの間にそれぞれDC−DCコンバータを挿入し
て両者の電圧差を吸収しているので、各電気機器毎に太
陽電池アレイと安定化コンバータからの負荷分担が連続
的に行われる。しかも、請求項1の場合と同様に、この
負荷分担の機能が、場所的には個々の電気機器内、例え
ばHfインバータ蛍光灯装置内で行われることになる結
果、外部に負荷分担制御装置を設置することが不要にな
る。また、太陽電池アレイから直流入力がある状態下で
あっても、各電気機器においては、交流側電源スイッチ
をオフすることで、同時に直流スイッチをオフし直流入
力をも切ることができる。従って、各電気機器において
交流電源側と直流電源側について、それぞれ個別に電源
のオン・オフ操作をしなければならないという不便から
開放される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0023】図1において、9は電気機器たるHfイン
バータ蛍光灯装置であり、交流側スイッチ3、電子安定
器5及び蛍光ランプ8を具備する。このHfインバータ
蛍光灯装置9の電子安定器5の入力側は、商用交流電源
1からの商用電源ライン2に、機器内蔵の交流側電源ス
イッチ3を介して接続されており、またこの電子安定器
5の出力側に蛍光ランプ8が接続されている。
【0024】電子安定器5は、商用交流電源に接続され
る安定化コンバータ6及びこれに縦続接続されたインバ
ータ回路7を具備した構成となっている。
【0025】安定化コンバータ6は交流入力を一度直流
に変換する機能を有し、この際に、高調波対策として入
力電流が正弦波となるようにスイッチング制御してい
る。また同時にスイッチング周波数を変化させ、直流電
圧の安定化が行われている。すなわち、安定化コンバー
タ6は安定化電源回路として働くものであり、高力率、
入力電流波形歪みを改良することを目的に、例えば昇圧
形チョッパ回路で構成され、適正な直流定電圧を供給す
る。インバータ回路7は、この安定化コンバータ6の安
定化された直流出力に基づき所定の高周波に変換し、そ
の出力で蛍光ランプ8を高周波点灯させる。これら安定
化コンバータ6およびインバータ回路7は、一般周知の
ものを採用することができる。
【0026】上記のような電子安定器5においては、図
5の動作原理に示す交流側からの直流電圧が安定化され
ていることになり、太陽電池アレイ30で得られる直流
電圧を適当値に設定し接続することで、負荷分担制御装
置34の機能を果たすことができる。
【0027】図1では、図示のようにパネル状とした1
台分容量のアモルファス太陽電池アレイ10を用意し、
この太陽電池アレイ10の出力ライン11をHfインバ
ータ蛍光灯装置9へ1対1の関係で導き、機器内の入力
ライン12を通して、安定化コンバータ6とインバータ
回路7からなる電子安定器5の安定化コンバータ6の出
力ライン6aへ接続する。その際、太陽電池アレイ10
の最大出力電圧を、電気機器の安定化電圧、つまり安定
化コンバータ6の出力電圧Eに整合させるように設定し
て接続する。
【0028】更に、この実施形態では、太陽電池アレイ
10と安定化コンバータ6の出力ライン6aとの間に、
動作原理上は必要でないけれども実用上の配慮として、
サージ保護回路及び過電圧保護回路20を挿入してい
る。
【0029】このように設定すると、負荷分担の機能は
Hfインバータ蛍光灯装置9の側で行われることにな
る。即ち、図5で説明した動作原理に従い、太陽電池ア
レイ10側の出力電圧が安定化電源たる安定化コンバー
タ6側の安定化電圧Eより高い場合は、太陽電池アレイ
10側の電力が優先利用される。太陽電池アレイ10側
の出力電圧が安定化コンバータ6側の安定化電圧Eと等
しい場合は、安定化コンバータ6側と太陽電池アレイ1
0の両方から出力し、太陽電池の出力電流の不足分を安
定化電源側つまり安定化コンバータ6側から補うように
動作する。これら太陽電池アレイ10から安定化コンバ
ータ6への接続は1対1の関係で独立に行われているの
で、太陽電池アレイ10と安定化コンバータ6からの負
荷分担が各Hfインバータ蛍光灯装置9毎に連続的に行
われる。
【0030】また、この負荷分担の機能がHfインバー
タ蛍光灯装置9の側で行われることになる結果、外部に
負荷分担制御装置を設置することが不要になる。更にま
た、負荷分担制御装置から負荷への直流配線がなくな
る。
【0031】しかし、上記の構成だけでは、機器のスイ
ッチである交流側電源スイッチ3をオフにしても、Hf
インバータ蛍光灯装置9に対し、太陽電池アレイ10側
から補助的な直流入力があるため、太陽電池アレイ10
の発電量の多い日中では、電気機器への電力供給を止め
ることができない。
【0032】そこで、機器内の直流側入力ライン12中
に、主入力側の交流電圧の有無により作動する直流スイ
ッチ13を入れる。ここでは、直流スイッチ13を直流
定格のマグネットスイッチとして構成する。即ち、電気
機器内の交流入力ライン4に電磁ソレノイド14を接続
し、該電磁ソレノイド14が付勢されたとき、直流スイ
ッチ13の一構成要素である操作スイッチがオン操作さ
れるように構成している。
【0033】これにより太陽電池アレイ10の出力ライ
ン11から直流入力がある状態下であっても、交流側電
源スイッチ3をオフすると、同時に電磁ソレノイド14
が減勢されて直流スイッチ13がオフする。即ち、交流
側の点滅により同時に直流側の入力の点滅を行うことが
でき、従って、交流電源側と直流電源側について、それ
ぞれ個別に電源のオン・オフ操作をしなければならない
という不便から開放される。
【0034】直流スイッチ13としては、電源スイッチ
3と連動させることができるものであれば、一般周知の
いずれの構成のスイッチも使用できることはもちろんで
ある。例示するまでもないが、直流スイッチ13の一構
成例を図3に示す。これは、上記電磁ソレノイド14で
操作されるスイッチであって、連動する機械的な接点を
具備する操作スイッチSW1〜SW3と、互いにプラス
側同士及びマイナス側同士が電気的に接続された入力端
子A,B及び出力端子C,Dと、この入出力端子間のプ
ラス母線22又はマイナス母線23中に挿入された主サ
イリスタ24と、この主サイリスタ24をターンオフさ
せるため補助サイリスタ26を用いて構成した強制転流
回路25と、前記主サイリスタ24及び補助サイリスタ
26のゲート回路に対する分圧回路(ゲートトリガ電圧
回路)27とを有し、前記操作スイッチ21は、連動す
る機械的な接点として、前記入出力端子間のプラス母線
22又はマイナス母線23中に挿入された第1の接点S
W1と、補助サイリスタ26のゲート回路に挿入された
第2の接点SW2と、主サイリスタ24のゲート回路に
挿入された第3の接点SW3とを具備し、その入操作時
には、第1の接点ON,第3の接点ONを順に行い、ま
た切操作時には、第3の接点OFF,第2の接点ON,
第1の接点OFFを順に行うように構成したものであ
る。
【0035】少なくとも3つの連動する機械的接点を有
する操作スイッチ21と主サイリスタ24とを組み合わ
せ、図4に示すように、“入”操作の時は入出力端子間
に挿入した第1の接点SW1が入ってから主サイリスタ
24(SCR1)をONさせ、また“切”操作の時は、
補助サイリスタ26(SCR2)のゲート回路に挿入し
た第2の接点SW2をONして転流回路を作動させ、主
サイリスタ24に逆方向の電流を流し、これによって主
サイリスタ24に流れる電流が零(主サイリスタOF
F)になったところで第1の接点SW1を開く。このた
め、直流の場合でも、第1の接点SW1を開く際にアー
クが生じさせたり接点の焼損を起こさずに、容易に遮断
することができる。なお、操作スイッチ21の第2の接
点SW2は、“切”操作の際に補助サイリスタ26をタ
ーンオンした後でOFFに戻されるか、又は“入”操作
の際に、第3の接点SW3がONして主サイリスタ24
がターンオンされる前にOFFに戻される。
【0036】図2は、太陽電池アレイ10に複数のHf
インバータ蛍光灯装置9を接続する場合の接続形態を示
したものである。上記図1の単独接続の場合とは次の点
で相違する。
【0037】太陽電池アレイ10には、必要とするn台
分(nは2以上の整数)を賄うに足る容量のものを用意
する。そして、この太陽電池アレイ10の出力ライン1
1に対し、n台のHfインバータ蛍光灯装置9における
各安定化コンバータ6の出力ライン6aをそれぞれ接続
する。換言すれば、太陽電池アレイ10の出力ライン1
1から直流入力ライン12をHfインバータ蛍光灯装置
9の数だけ分岐させて、各直流入力ライン12を、各H
fインバータ蛍光灯装置9内の安定化コンバータ6の出
力ライン6aに接続する。
【0038】その際、太陽電池アレイ10と各安定化コ
ンバータ6の出力ライン6aとの間に、それぞれDC−
DCコンバータ28を挿入し、両者の電圧差を吸収し、
太陽電池アレイ10の最大出力電圧を各電気機器の安定
化コンバータ6の出力電圧Eに整合させる。つまり、太
陽電池アレイ10の出力電圧は任意の電圧値に設定して
よいが、DC−DCコンバータ28については、その入
力電圧側を、この設定電圧値における太陽電池アレイ1
0の最大出力電圧に合わせ、そしてDC−DCコンバー
タ28の出力電圧は、接続する電気機器の安定化電圧、
つまり安定化コンバータ6の出力電圧Eに一致するよう
に設定する。
【0039】更に、DC−DCコンバータ28には、入
力電流制御機能を持たせる。これは、複数台の器具、つ
まりHfインバータ蛍光灯装置9を、同じ太陽電池アレ
イ10に接続した場合、入力電流制御を行うことによ
り、太陽電池アレイ10の最大出力電圧に合わせ、適切
な負荷分担状態に維持するためである。このDC−DC
コンバータ28は、Hfインバータ蛍光灯装置9側に内
蔵させる。これにより各電子安定器5は互いの動作が干
渉し合わないように切り離される。この図2の場合も、
DC−DCコンバータ28に、サージ保護回路及び過電
圧保護回路を内蔵させることが好ましい。
【0040】一方、機器内の直流側入力ライン12中に
は、図1の場合と同様に、主入力側の交流電圧の有無に
より作動する直流スイッチ13が入れられている。この
直流スイッチ13も、ここでは直流定格のマグネットス
イッチとして構成されている。即ち、電気機器内の交流
入力ライン4に電磁ソレノイド14を接続し、該電磁ソ
レノイド14が付勢されたとき、直流スイッチ13の一
構成要素である操作スイッチ21(図3)が“入”操作
されるように構成している。
【0041】これにより太陽電池アレイ10の出力ライ
ン11から直流入力がある状態下であっても、交流側電
源スイッチ3をオフすると、同時に電磁ソレノイド14
が減勢されて直流スイッチ13がオフする。即ち、交流
側の点滅により同時に直流側の入力の点滅を行うことが
でき、従って、交流電源側と直流電源側について、それ
ぞれ個別に電源のオン・オフ操作をしなければならない
という不便から開放される。
【0042】上記図2の構成における負荷分担の動作
は、図1の場合と同じであり、図5で説明した動作原理
に従い、太陽電池アレイ10側の出力電圧が安定化電源
たる安定化コンバータ6側の安定化電圧Eより高い場合
は、太陽電池アレイ10側の電力が優先利用される。太
陽電池アレイ10側の出力電圧が安定化コンバータ6側
の安定化電圧Eと等しい場合は、安定化コンバータ6側
と太陽電池アレイ10の両方から出力し、太陽電池の出
力電流の不足分を安定化電源側つまり安定化コンバータ
6側から補うように動作する。これから太陽電池アレイ
10と安定化コンバータ6からの負荷分担が連続的に行
われる。
【0043】上記図2の構成によれば、負荷分担の機能
は、図1の場合と同様に、個々の蛍光灯装置9の側で行
われることになるので、外部に負荷分担制御装置を設置
することが不要になる。また負荷分担制御装置から負荷
への直流配線がなくなる。
【0044】更に、各電気機器における交流側主回路の
電源スイッチ3を点滅操作することにより、これに応答
して太陽電池アレイ10からの給電路中の直流スイッチ
13も点滅操作されるので、通常の電気機器の使用方法
に従い、交流側電源スイッチ3を切って交流側からの供
給を停止するだけで、太陽電池アレイ10からの直流の
供給も自動的に停止することができる。
【0045】上記図1及び図2の実施形態では、電子安
定器5を内蔵するHfインバータ蛍光灯装置9を例にし
たが、本発明はこれに限られるものではなく、商用交流
電源に接続される安定化コンバータ6及びこれに縦続接
続されたインバータ回路7を搭載する電気機器であれ
ば、本発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような優れた効果が得られる。
【0047】(1)請求項1に記載の発明によれば、太
陽電池アレイから安定化コンバータへの接続が1対1の
関係で独立に行われているので、太陽電池アレイと安定
化コンバータからの負荷分担が各電気機器毎に連続的に
行われる。しかも、この負荷分担の機能が、場所的には
個々の電気機器内、例えばHfインバータ蛍光灯装置内
で行われることになる結果、外部に負荷分担制御装置を
設置することが不要になる。また、電気機器において、
太陽電池アレイから直流入力がある状態下であっても、
交流側電源スイッチをオフすると、同時に直流スイッチ
がオフし直流入力も切ることができる。従って、電気機
器において、交流電源側と直流電源側につき、それぞれ
個別に電源のオン・オフ操作をしなければならないとい
う不便から開放される。
【0048】(2)請求項2に記載の発明によれば、共
通の太陽電池アレイに複数台の電気機器を接続する形態
において、共通の太陽電池アレイと個々の安定化コンバ
ータの出力ラインとの間にそれぞれDC−DCコンバー
タを挿入して両者の電圧差を吸収し、太陽電池アレイの
最大出力電圧を各電気機器の安定化コンバータの出力電
圧に整合させているので、各電気機器毎に太陽電池アレ
イと安定化コンバータからの負荷分担が連続的に行われ
る。しかも、請求項1の場合と同様に、この負荷分担の
機能が、場所的には個々の電気機器内、例えばHfイン
バータ蛍光灯装置内で行われることになる結果、外部に
負荷分担制御装置を設置することが不要になる。また、
太陽電池アレイから直流入力がある状態下であっても、
各電気機器においては、交流側電源スイッチをオフする
ことで、同時に直流スイッチをオフし直流入力をも切る
ことができる。従って、各電気機器において交流電源側
と直流電源側について、それぞれ個別に電源のオン・オ
フ操作をしなければならないという不便から開放され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における太陽電池を補助電
力とする電気機器の点滅装置を示した図である。
【図2】本発明の他の実施形態における太陽電池を補助
電力とする電気機器の点滅装置を示した図である。
【図3】本発明の実施形態における直流スイッチの回路
構成例を示す図である。
【図4】図3の直流スイッチの機械的接点とサイリスタ
の動作とを示すタイミング図である。
【図5】安定化電源と太陽電池パネルの並列特性を示し
た図である。
【図6】従来の太陽光発電電力を利用した直流点灯する
システムを示した図である。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 商用電源ライン 3 交流側電源スイッチ 4 交流入力ライン 5 電子安定器 6 安定化コンバータ 7 インバータ回路 8 蛍光ランプ 9 Hfインバータ蛍光灯装置 10 太陽電池アレイ 11 出力ライン 12 機器内の直流入力ライン 13 直流スイッチ(マグネットスイッチ) 14 電磁ソレノイド 20 サージ保護回路及び過電圧保護回路 22 プラス母線 23 マイナス母線 24 主サイリスタ 25 強制転流回路(消弧回路) 26 補助サイリスタ 27 分圧回路(ゲートトリガ電圧回路) 28 DC−DCコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽光発電電力を電気機器へ供給する装
    置において、前記電気機器に、商用交流電源に接続され
    る安定化コンバータ及びこれに接続されたインバータ回
    路を搭載し、他方太陽電池アレイを用意し、この太陽電
    池アレイを前記電気機器の安定化コンバータの出力ライ
    ンへ1対1の関係で接続し、電気機器内の直流側入力ラ
    イン中に、商用交流電源側の交流電圧が入力されたとき
    オン動作する直流スイッチを挿入したことを特徴とする
    太陽電池を補助電力とする電気機器の点滅装置。
  2. 【請求項2】 太陽光発電電力を電気機器へ供給する装
    置において、前記電気機器に、商用交流電源に接続され
    る安定化コンバータ及びこれに接続されたインバータ回
    路を搭載し、他方太陽電池アレイを用意し、この太陽電
    池アレイに、n台の電気機器の各安定化コンバータの出
    力ラインを接続し、太陽電池アレイと各安定化コンバー
    タの出力ラインとの間にDC−DCコンバータを挿入し
    て両者の電圧差を吸収すると共に、各電気機器内の直流
    側入力ライン中に、商用交流電源側の交流電圧が入力さ
    れたときオン動作する直流スイッチを挿入したことを特
    徴とする太陽電池を補助電力とする電気機器の点滅装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100871167B1 (ko) 2008-07-14 2008-12-05 김석원 쏠라셀 보호회로가 구비된 커넥터
WO2010106799A1 (ja) * 2009-03-18 2010-09-23 富士電機システムズ株式会社 太陽電池モジュール
CN102355124A (zh) * 2011-09-14 2012-02-15 华为技术有限公司 一种避免光伏逆变器频繁启停的装置及光伏逆变器

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