JP2002142383A - 直流連系装置 - Google Patents

直流連系装置

Info

Publication number
JP2002142383A
JP2002142383A JP2000331581A JP2000331581A JP2002142383A JP 2002142383 A JP2002142383 A JP 2002142383A JP 2000331581 A JP2000331581 A JP 2000331581A JP 2000331581 A JP2000331581 A JP 2000331581A JP 2002142383 A JP2002142383 A JP 2002142383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
input terminal
direct
interconnection device
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000331581A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Takehara
信善 竹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000331581A priority Critical patent/JP2002142383A/ja
Publication of JP2002142383A publication Critical patent/JP2002142383A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/70Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ効率よく使用できる直流連系装置を
提供すること。 【解決手段】 系統入力端子、直流電力入力端子、負荷
用出力端子、直流リンク部、系統入力端子から交流電力
を入力し直流リンク部に直流電力を出力するAC/DC
コンバータ、直流リンク部から直流電力を入力し負荷用
出力端子に電力を供給するDC/ACインバータを有す
る直流連系装置において、前記DC/ACインバータと
前記負荷用出力端子との間に設けられた出力選択スイッ
チと、前記系統入力端子と該出力選択スイッチとを直結
するバイパス回路と、該出力選択スイッチを制御する制
御装置と、前記直流電力入力端子に入力される直流電力
の有無を検出する直流電力検出装置とを有し、前記制御
装置は、前記直流電力検出装置から出力される情報に基
づいて前記出力選択スイッチを制御することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流連系装置に関
し、より詳しくは太陽光発電装置と交流電力系統とに接
続される直流連系装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電システムの一利用形態とし
て、ソーラーエアコンなどで利用されている直流連系シ
ステムがある。これは整流器出力と太陽電池出力を並列
接続し、得られた直流電力をインバータで交流に変換し
て特定負荷(ソーラーエアコンにおいてはコンプレッ
サ)に電力を供給するものである。
【0003】また、特開2000−217273号公報
では、無停電電源システムとして直流連系システムを適
用し、停電時の動作時間を延長する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、太陽電池等の直
流電源を用いる場合、対地浮遊容量に起因する直流電源
の不要漏電電流が問題となる。また、太陽電池等の直流
電源をより効率よく使用することが望まれる。
【0005】そこで、本発明は、このような問題を解決
し、太陽電池等の直流電源を、簡単、安全かつ効率よく
利用できる直流連系装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、第一
に、系統入力端子、直流電力入力端子、負荷用出力端
子、直流リンク部、系統入力端子から交流電力を入力し
直流リンク部に直流電力を出力するAC/DCコンバー
タ、直流リンク部から直流電力を入力し負荷用出力端子
に電力を供給するDC/ACインバータを有する直流連
系装置において、前記DC/ACインバータと前記負荷
用出力端子との間に設けられた出力選択スイッチと、前
記系統入力端子と該出力選択スイッチとを直結するバイ
パス回路と、該出力選択スイッチを制御する制御装置
と、前記直流電力入力端子に入力される直流電力の有無
を検出する直流電力検出装置とを有し、前記制御装置
は、前記直流電力検出装置から出力される情報に基づい
て前記出力選択スイッチを制御することを特徴とする直
流連系装置を提供する。
【0007】また、本発明は、第二に、系統入力端子、
直流電力入力端子、負荷用出力端子、直流リンク部、系
統入力端子から交流電力を入力し直流リンク部に直流電
力を出力するAC/DCコンバータ、直流リンク部から
直流電力を入力し負荷用出力端子に電力を供給するDC
/ACインバータを有する直流連系装置において、前記
直流電力入力端子と前記系統入力端子とが絶縁されてお
り、前記AC/DCコンバータはDC/AC変換を行わ
ないことを特徴とする直流連系装置を提供する。
【0008】上記、本発明が第一に提供する構成におい
て、前記直流電力検出装置が前記直流電力入力端子に直
流電力が入力されていないとの情報を出力した場合に、
前記制御装置は、前記バイパス回路と前記負荷用出力端
子とが接続するように前記出力選択スイッチを制御する
ことが好ましい。また、前記直流電力検出装置が前記直
流電力入力端子に直流電力が入力されているとの情報を
出力した場合に、前記制御装置は、前記DC/ACイン
バータと前記負荷用出力端子とが接続するように前記出
力選択スイッチを制御することが好ましい。
【0009】また、前記直流電力入力端子と前記系統入
力端子とが絶縁されていることが好ましく、その具体的
な手段としては、前記AC/DCコンバータが絶縁変圧
器を有していることが好ましい。
【0010】また、本発明においては、前記AC/DC
コンバータの定格容量と前記DC/ACインバータの定
格容量がほぼ等しいことが好ましく、前記直流電力入力
端子の入力電圧が30V未満であることが好ましく、前
記AC/DCコンバータは、DC/AC変換を行わない
ことが好ましい。
【0011】本発明の直流電力入力端子には、太陽光発
電装置が好適に接続される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。
【0013】(第一の実施の形態)まず、第一の実施の
形態として、AC/DCコンバータが絶縁変圧器を有し
DC/AC変換を行わない形態について説明する。
【0014】図1は、このような形態の一例を示すブロ
ック図であり、図2はその外観を示す斜視図である。
【0015】図2に示すとおり、本例の直流連系装置は
いわゆるテーブルタップと似た形状であり、プラグ形状
の系統入力端子(商用系統接続端子)11、コンセント
(レセプタクル)形状の負荷用出力端子(負荷接続端
子)13、前記端子とは異なった形状を持った直流電力
入力端子(太陽電池接続端子)12を有している。太陽
電池端子を他の端子と異なる形状にしているのは誤接続
を防ぐためであり、安全対策である。誤接続の無いよう
に配慮すれば、これらの端子形状としては種々雑多なも
のが選択できる。全部をねじ止めターミナルのようなも
ので構成しても構わないが、実用上は本実施例のように
コネクタ類を使用することが望ましい。また、本明細書
中では、直流電力入力端子として太陽電池からの出力が
入力される端子を例にあげて説明しているが、風力発電
装置や燃料電池等の他の直流電源からの電力が入力され
る端子を用いても良い。
【0016】AC/DCコンバータ15は、絶縁変圧器
151、限流手段としてのヒューズ152、ダイオード
による全波整流回路153からなっている。整流回路の
出力電圧は12Vとし、その出力容量は60Wとした。
このような構成とすることで直流リンク部14の電圧は
12Vとなるので、これに見合った電圧、すなわち最適
動作電圧が12V近辺の太陽電池を直流電力入力端子に
接続することが好ましい。なお、直流リンク部14の電
圧を30V未満とすれば、そのような連系装置に好適に
接続できる低圧出力(30V未満の出力)の直流電源
(太陽電池等)単体は電気事業法上の電気設備の対象外
とできるので、耐圧も低くでき、結果的に低コストであ
ることが期待できる。さらに言えば、そのような低圧の
直流電源(太陽電池等)は、高電圧の直流電源と比べて
一般的に感電の危険性も低いと考えられ、専門知識を有
さない一般人にとっても取り扱いやすいという長所があ
る。
【0017】本例では、直流電力入力端子と系統入力端
子とは絶縁変圧器151によって絶縁されている。即
ち、太陽電池回路は絶縁変圧器によって商用系統2(1
00V60Hz)から絶縁されている。AC/DCコン
バータ15としては、この他にも種々の公知公用の回
路、たとえば絶縁型のスイッチングレギュレータなどが
利用可能である。
【0018】限流手段152は、整流回路の短絡故障の
時に系統からの過電流が流れつづけることを防ぐために
あるもので、過電流遮断器(いわゆるNon Fuse
Breaker)なども利用可能である。
【0019】DC/ACインバータ16には、よく知ら
れた昇圧チョッパとフルブリッジ回路からなる正弦波P
WMインバータを使用した。定格出力は60WとAC/
DCコンバータと同様とした。無停電電源の場合には蓄
電池の充電のためにDC/AC部の容量がAC/DC部
の容量よりも大きくなっていることが多く、直流連系装
置を構成する場合には、DC/AC部の利用率が低くな
りコスト的に不利となる。本発明の直流連系装置では、
このようにDC/AC部とAC/DC部の容量をほぼ等
しくしておくことで各回路の利用率を高めることが可能
でコスト的にも安価となる。ここで、「ほぼ等しい」と
は定格出力の差が5%以内である場合をいう。
【0020】実験用負荷としては電球(消費電力57
W)を使用した。本実施例ではインバータ容量を60W
にしたので、接続可能な最大負荷容量も60Wとなる。
しかしながら接続する太陽電池容量は60W以上であっ
ても良い。これは、太陽電池が規定の出力を出せるのは
日照条件が良い時だけで、ほとんどの時間は定格出力以
下の発電能力しか持たないためである。たとえば100
Wの太陽電池をつないだ場合、極めて日照条件がよくな
ったとしても、インバータ出力が60Wに制限されてお
れば、動作点が自動的に最適動作点からずれた状態で太
陽電池が動作するので実質上問題は生じない。しかし著
しく容量の大きな太陽電池や電圧の高い太陽電池をつな
ぐのは避けるべきである。本実施例のようにDCリンク
部の電圧が12Vで出力が60Wとなっている場合に
は、いわゆる標準試験条件(太陽電池温度25℃、スペ
クトルAM1.5、照射強度1.0kW/m2)での出
力が50W程度、動作電圧が16V程度のものがのぞま
しい。そのような太陽電池には多くの市販品がある。
【0021】制御装置17は、インバータ回路の制御を
行ったり、その他のスイッチ回路の制御を行ったりする
ものであり、公知公用の1チップマイクロコンピュータ
やシーケンサ等を用いることができる。本実施例では、
制御装置として市販の1チップマイコンを使用したが、
本発明の意図を達成できるならば、いかなる変更も可能
である。また、このような制御回路を動かすためには制
御電源(不図示)が必要となるが、本実施例では、これ
を交流系統から取ることにした。制御電源の取り方には
特に制限は無い。
【0022】直流電力検出装置(発電有無検出装置)2
0は、太陽電池等の直流電源が発電しているか否かを判
定するものであり、簡単には直流電源電圧(太陽電池電
圧等)をもとに判断するものでよい。本例で採用したの
は、図5に示されるものであり、基準電圧と太陽電池電
圧をコンパレータで比較し、太陽電池電圧が基準電圧以
上ならば、発電有りということで発電有無表示装置とし
ての発光ダイオードを光らせる。それと同時に制御装置
へ「発電有り検出信号」を送出するようになっている。
なお本例においては「検出信号」を制御装置で利用して
いない。上記のように発電有無を電圧で検出する場合に
は逆流防止手段21(ごく一般的にはダイオードが使用
される)を本装置に内蔵し、その前段で電圧を検出する
ような構成としなければならない。そのようにしなけれ
ば直流リンク部電圧と太陽電池電圧の区別ができないた
めである。他の方法として、電流向きを検知し、装置側
へ電流が流れているときに発電有りと判定するような構
成も取り得る。その場合は逆流防止手段21を内蔵する
必要は無い。しかしながら、直流リンク部と太陽電池の
間には、過大な逆電流(直流リンク部から太陽電池へ流
れる電流)を防ぐために逆流防止手段を設けることが一
般的であり、本装置には必ずしも内蔵する必要性はない
が、システム全体としては逆流防止手段を用いることが
安全上望ましいと言える。
【0023】本例では、太陽電池回路が系統とは絶縁さ
れた構成になっている。このことにより漏電ブレーカの
不要動作を防げるという効果を有する。以下簡単にそれ
を説明する。
【0024】一般に入力端子が系統と非絶縁になるよう
な系では、対地浮遊容量の大きい太陽光発電システムで
は、不要漏電電流の流れることが知られている。そこ
で、実験的に太陽電池回路とアース間に100μFのコ
ンデンサを接続して、漏電電流の有無を見たところ、全
く漏電電流は観測されなかった。この観点から言えば、
本発明の装置は、漏電電流が流れないので漏電ブレーカ
の不要動作を起こすことがなく、非常に安全性が高いと
考えられる。浮遊容量は、太陽電池の形状や設置形態、
天候などにより変化すると考えられるので、そのような
不定の浮遊容量の存在を気に止めることなく太陽電池を
接続・利用できる本発明の直流連系装置は、専門知識を
もたない人々にとって大変利用しやすい機器であると言
えよう。
【0025】(第二の実施の形態)本形態では、太陽電
池(直流電源)の発電の有無に応じてバイパス回路を操
作し、発電の無いときに電気を効率よく利用できる実施
形態について説明する。
【0026】図3は、本実施形態の構成例を示すブロッ
ク図であり、前実施例にバイパス回路18および出力選
択スイッチ19を加えたものとなっている。また制御装
置17は直流電力検出装置(発電有無検出装置)20か
ら出力される情報(検出結果)をもとに出力選択スイッ
チ19を操作するようになっている。なお、第一の実施
の形態の欄で述べたものと同じ部材については同じ符号
を付して説明を省略する場合がある。
【0027】バイパス回路18は系統入力端子11と出
力選択スイッチ19とを接続するものである。出力選択
スイッチ19は、機械式リレー、半導体リレーなどで構
成される。自動切り替えにあっては、無瞬断で切り替え
られるものが最も望ましく、多くの公知公用技術が適用
可能である。また、その設置位置は、出力端子直前のほ
かに入力側端子直後、あるいはその両方でも良い。本例
では、機械式リレーを出力端子直前に設置した。
【0028】このようなバイパス回路自体は、無停電電
源の分野では公知技術である。しかしながら、バイパス
回路の使用は無停電電源ではインバータ等の異常時に限
られており、そのまま直流連系装置に利用したのでは、
電気の利用効率が悪くなってしまう。これは、AC/D
C変換回路およびDC/AC変換回路には損失があるの
で、その損失分+負荷電力が系統から供給しなければな
らないためである。無停電の電源供給を目的としない直
流連系装置にあっては、これは大きな無駄である。そこ
で本形態では、太陽電池等の直流電源の発電の有無に応
じてバイパス回路を使用し、この損失分の負担をなくし
ている。
【0029】以下、本例の直流連系装置の動作について
説明する。
【0030】図6が、本例の装置の動作の本質を表した
ものであり、直流電力検出装置(太陽電池発電検出回
路)と出力選択スイッチの動作をタイムチャートで示し
たものである。
【0031】時刻がS未満(すなわち朝)およびEを超
える場合(夕方)では太陽電池電圧が基準電圧より低
く、図5に示す検出信号がLo(たとえば0V)の状態
になるので、直流電力検出装置は、「発電なし」と判断
し、制御装置17に「発電なし検出信号」を送出する。
それに基づいて、制御装置17は出力選択スイッチ19
をバイパス回路18側に動かす。これにより系統電力が
直接負荷に供給され、DC/ACインバータ回路などの
損失は生じない。時刻がS以上E以下では、直流電力検
出装置は、「発電あり」と判断し、制御装置17に「発
電あり検出信号」を送出する。それに基づいて、制御装
置17は出力選択スイッチ19をインバータ回路側に動
かす。それによって、太陽電池発電電力が利用できるよ
うになる。しきい値としての基準電圧は、直流リンク部
の電圧以上とするのが良い。この例では12Vとしてあ
る。
【0032】このように本例のような構成をとること
で、特に意識することもなく、無駄な電気使用を減らす
ことができるという効果が得られる。
【0033】(第三の実施の形態)本形態では、太陽電
池入力端子の系統からの絶縁を、直流リンク部の直流電
力入力側の回路(太陽電池側回路)で実施した例につい
て述べる。
【0034】本例の構成は、図4のとおりで、第二の実
施の形態から商用絶縁トランス151が除かれ、その代
わり、逆流防止手段21が、高周波絶縁トランス211
を内蔵したDC/DCコンバータ(入力電圧12V、出
力電圧141V)で構成されている。このような構成で
は、直流リンク部の電圧は141Vとなるので、インバ
ータ部で昇圧回路が不要となり効率向上が期待できる。
また、商用絶縁トランスを用いないので、全体の小型・
軽量化が可能となる。
【0035】このように「漏電電流を流さないための絶
縁機能」は、「直流電源」と「系統」の中間に存在する
ことが本質的には大事であり、商用系統入力回路側に存
在しなくとも良いということがわかる。また、本例のよ
うな構成とすることでDC/DCコンバータを制御する
ことで最適動作点追尾動作をさせることが可能となり、
太陽電池等の直流電力の利用率をあげられるという効果
も期待できる。
【0036】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明には以下
の効果がある。 (1)直流電力入力端子と系統入力端子とが絶縁されて
いる系では、直流電源の浮遊容量を通じての不要漏電電
流が原理的に流れない。したがって漏電ブレーカの不要
動作や直流電源の浮遊容量などを気にせずに直流連系装
置を利用できる。これは直流電源として浮遊容量の大き
い太陽電池を用いたときに顕著となる。 (2)発電有無により制御可能なバイパス回路を設け
て、発電の無い時間にはコンバータやインバータをバイ
パスして負荷に電力を供給すれば、インバータ等による
変換ロスを防ぐことができ、効率よく電気を利用でき
る。 (3)DC/ACコンバータとAC/DCインバータの
容量をほぼ等しくすることで装置価格のコストダウンが
可能である。 (4)直流電力入力端子の入力電圧を30V未満とすれ
ば、人体他に対する安全性が極めて高く、また低耐圧で
低廉な民生用の太陽電池等が利用できるようになる。 (5)交流連系ではないので、煩わしい手続きや複雑な
工事なしに、気軽に太陽電池等の発電電力を利用でき
る。
【0037】このような優れた特徴を持った本発明の産
業上の利用価値あるいは本発明の直流連系装置の商品価
値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を表したブロック図である。
【図2】本発明の装置の外観の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の他の例を表したブロック図である。
【図4】本発明のさらに他の例を表したブロック図であ
る。
【図5】本発明の発電有無検出回路の例を示すブロック
図である。
【図6】バイパス回路の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 直流連系装置 2 商用交流系統 3 太陽電池 4 負荷 11 系統入力端子 12 直流電力入力端子 13 負荷用出力端子 14 直流リンク部 15 AC/DCコンバータ 16 DC/ACインバータ 17 制御装置 18 バイパス回路 19 出力選択スイッチ 20 直流電力検出装置 21 逆流防止手段 151 絶縁変圧器 152 限流手段 153 整流回路 211 高周波絶縁変圧器
フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA06 BA01 DA03 DA18 GB03 GB06 5G015 GA07 HA15 JA05 JA21 JA64 5G065 DA01 EA03 EA06 JA04 MA01 MA02 5H007 BB03 BB05 BB07 DC05 EA02 5H420 CC03 CC04 CC06 DD03 EA37 EB09 EB38 EB39 FF03 FF22 KK06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統入力端子、直流電力入力端子、負荷
    用出力端子、直流リンク部、系統入力端子から交流電力
    を入力し直流リンク部に直流電力を出力するAC/DC
    コンバータ、直流リンク部から直流電力を入力し負荷用
    出力端子に電力を供給するDC/ACインバータを有す
    る直流連系装置において、前記DC/ACインバータと
    前記負荷用出力端子との間に設けられた出力選択スイッ
    チと、前記系統入力端子と該出力選択スイッチとを直結
    するバイパス回路と、該出力選択スイッチを制御する制
    御装置と、前記直流電力入力端子に入力される直流電力
    の有無を検出する直流電力検出装置とを有し、前記制御
    装置は、前記直流電力検出装置から出力される情報に基
    づいて前記出力選択スイッチを制御することを特徴とす
    る直流連系装置。
  2. 【請求項2】 前記直流電力検出装置が前記直流電力入
    力端子に直流電力が入力されていないとの情報を出力し
    た場合に、前記制御装置は、前記バイパス回路と前記負
    荷用出力端子とが接続するように前記出力選択スイッチ
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の直流連系
    装置。
  3. 【請求項3】 前記直流電力検出装置が前記直流電力入
    力端子に直流電力が入力されているとの情報を出力した
    場合に、前記制御装置は、前記DC/ACインバータと
    前記負荷用出力端子とが接続するように前記出力選択ス
    イッチを制御することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の直流連系装置。
  4. 【請求項4】 前記直流電力入力端子と前記系統入力端
    子とが絶縁されていることを特徴とする請求項1乃至3
    に記載の直流連系装置。
  5. 【請求項5】 前記AC/DCコンバータが絶縁変圧器
    を有していることを特徴とする請求項4に記載の直流連
    系装置。
  6. 【請求項6】 前記AC/DCコンバータの定格容量と
    前記DC/ACインバータの定格容量がほぼ等しいこと
    を特徴とする請求項1乃至5に記載の直流連系装置。
  7. 【請求項7】 前記直流電力入力端子の入力電圧が30
    V未満であることを特徴とする請求項1乃至6に記載の
    直流連系装置。
  8. 【請求項8】 前記AC/DCコンバータは、DC/A
    C変換を行わないことを特徴とする請求項1乃至7に記
    載の直流連系装置。
  9. 【請求項9】 前記直流電力入力端子に太陽光発電装置
    が接続されることを特徴とする請求項1乃至8に記載の
    直流連系装置。
  10. 【請求項10】 系統入力端子、直流電力入力端子、負
    荷用出力端子、直流リンク部、系統入力端子から交流電
    力を入力し直流リンク部に直流電力を出力するAC/D
    Cコンバータ、直流リンク部から直流電力を入力し負荷
    用出力端子に電力を供給するDC/ACインバータを有
    する直流連系装置において、前記直流電力入力端子と前
    記系統入力端子とが絶縁されており、前記AC/DCコ
    ンバータはDC/AC変換を行わないことを特徴とする
    直流連系装置。
  11. 【請求項11】 前記直流電力入力端子に太陽光発電装
    置が接続されることを特徴とする請求項10に記載の直
    流連系装置。
JP2000331581A 2000-10-31 2000-10-31 直流連系装置 Withdrawn JP2002142383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000331581A JP2002142383A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 直流連系装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000331581A JP2002142383A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 直流連系装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002142383A true JP2002142383A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18807905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000331581A Withdrawn JP2002142383A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 直流連系装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002142383A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104822A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Toshiba Corp 電力変換装置の並列化システム
JP2007124864A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sharp Corp 電力変換システム
WO2013146773A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 シャープ株式会社 電源システム
KR101350290B1 (ko) * 2009-11-24 2014-01-14 에스엠에이 솔라 테크놀로지 아게 높은 개방 회로 전압을 갖는 광전지 어레이의 스타트 업
JP2014241716A (ja) * 2011-05-31 2014-12-25 エルジー・ケム・リミテッド 電力貯蔵用単位ラックを連結するための電圧平準化装置及びこれを含む電力貯蔵システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104822A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Toshiba Corp 電力変換装置の並列化システム
JP2007124864A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sharp Corp 電力変換システム
KR101350290B1 (ko) * 2009-11-24 2014-01-14 에스엠에이 솔라 테크놀로지 아게 높은 개방 회로 전압을 갖는 광전지 어레이의 스타트 업
US9331564B2 (en) 2009-11-24 2016-05-03 Sma Solar Technology Ag Connecting a photovoltaic array at a high open circuit voltage
JP2014241716A (ja) * 2011-05-31 2014-12-25 エルジー・ケム・リミテッド 電力貯蔵用単位ラックを連結するための電圧平準化装置及びこれを含む電力貯蔵システム
US9350168B2 (en) 2011-05-31 2016-05-24 Lg Chem, Ltd. Voltage equalization apparatus for connecting power storage unit racks and power storage system including the same
WO2013146773A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 シャープ株式会社 電源システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6605881B2 (en) AC interconnection apparatus supplying AC power from a commercial power system and from a solar cell
JP4463963B2 (ja) 系統連系装置
JP5781012B2 (ja) 電源切替装置及び住宅
US9711967B1 (en) Off grid backup inverter automatic transfer switch
JP5246239B2 (ja) 電力供給装置
JP5705178B2 (ja) 電力変換装置、電源切替装置、住宅及び電力変換方法
JP5284447B2 (ja) 分散電源システム
RU2009145271A (ru) Управление энергией альтернативных источников
JP6503095B2 (ja) 充放電装置
JP2017135889A (ja) 電力変換装置、及び電力変換システム
JP2008283764A (ja) 分散電源用パワーコンディショナ及び分散電源システム
JP2003289626A (ja) 太陽光発電システム用パワーコンディショナ
JP5785316B2 (ja) 電力変換装置
JP3805953B2 (ja) パワーコンディショナおよびこれを用いた太陽光発電システム
JP2020127357A (ja) 充放電装置及び電源切替システム
JP2013219857A (ja) 電源回路およびそれを備えた電気機器
JP3469678B2 (ja) 直流電源システム
CN112003252B (zh) 线路故障切除装置及直流系统
CN117713187A (zh) 一种逆变器及开关检测方法
JP2001238465A (ja) インバータ装置
JP2002142383A (ja) 直流連系装置
JP2001238464A (ja) 系統連系インバータ
JP2010110056A (ja) 配電システム
JPH09215205A (ja) 電力変換装置
CN213402467U (zh) 光伏系统以及空调系统

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108