JP2017135889A - 電力変換装置、及び電力変換システム - Google Patents

電力変換装置、及び電力変換システム Download PDF

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祐輔 岩松
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Abstract

【課題】系統以外の経路から蓄電部を充電する。【解決手段】DC−DCコンバータ41は、蓄電部3から放電される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインへ供給可能に構成され、前記バスラインの直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力を蓄電部3へ充電可能に構成される。DC−ACコンバータ42は、前記バスラインの直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統5及び系統5から切り離された出力経路の何れかに出力可能に構成され、系統5の交流電力を直流電力に変換し前記バスラインへ供給可能に構成される。所定の状態において外部から前記バスラインへ直流電力を供給する直流経路が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換装置、及び電力変換システムに関する。
太陽電池と蓄電池を備える発電システムが普及してきている。近年、太陽電池のパワーコンディショナと蓄電池のパワーコンディショナを一体化したシステムも実用化されているが、太陽電池のパワーコンディショナと蓄電池のパワーコンディショナを別々に構成するシステムも存在する(例えば、特許文献1参照)。例えば、既存の太陽光発電システムに蓄電システムを後付けする場合、パワーコンディショナが別々に設置される。
特開2012−055059号公報
太陽電池のパワーコンディショナと蓄電池のパワーコンディショナを別々に構成するシステムでは通常、商用電力系統(以下、単に系統という)に接続された交流の配電線を経由して、太陽電池から蓄電池に充電される。
しかしながら、このようなACリンクで太陽電池から蓄電池に充電することができない場合がある。例えば、電気事業者からデマンドレスポンス抑制指令を受信したとき、パワーコンディショナ内にて系統電圧の上昇に起因する出力抑制が発動したとき、系統が停電したとき等が該当する。いずれの場合も太陽電池のパワーコンディショナから、交流の配電線に出力できる電力が制限されるため、当該配電線を経由した蓄電池への充電も制限される。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、系統以外の経路から蓄電部を充電することができる電力変換装置、及び電力変換システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電力変換装置は、蓄電部から放電される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインへ供給可能に構成され、前記バスラインの直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力を前記蓄電部へ充電可能に構成される双方向DC−DCコンバータと、前記バスラインの直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統及び前記系統から切り離された出力経路の何れかに出力可能に構成され、前記系統の交流電力を直流電力に変換し前記バスラインへ供給可能に構成される双方向DC−ACコンバータと、所定の状態において外部から前記バスラインへ直流電力を供給する直流経路と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、系統以外の経路から蓄電部を充電することができる電力変換装置、及び電力変換システムを実現できる。
本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態3に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態4に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態5に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態6に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態7に係る電力変換システムの構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態8に係る電力変換システムの構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態9に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置4の構成を説明するための図である。電力変換装置4は、蓄電部3から放電される直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統5または系統5と切り離された自立出力経路に出力する。また第2電力変換装置4は、系統5から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力で蓄電部3を充電する。蓄電部3には、リチウムイオン蓄電池、ニッケル水素蓄電池、鉛蓄電池、電気二重層コンデンサ等を使用することができる。なお蓄電部3は、電力変換装置4の筐体内に設置される構成でもよい。
電力変換装置4は、DC−DCコンバータ41、DC−ACコンバータ42、制御部43、連系リレーRY3及び自立リレーRY4を含む。
DC−DCコンバータ41は蓄電部3を充放電するための双方向DC−DCコンバータである。DC−DCコンバータ41は充電時、バスラインから供給される直流電力を定電圧(CV)または定電流(CC)で蓄電部3に充電する。例えば、蓄電部3の電圧が設定電圧に到達するまで定電流で充電し、設定電圧から満充電電圧に到達するまで定電圧で充電する。DC−DCコンバータ41は放電時、蓄電部3から供給される直流電力を定電圧または定電流でバスラインに放電する。
DC−ACコンバータ42は双方向インバータである。DC−ACコンバータ42の出力側には、連系リレーRY3と自立リレーRY4が並列に接続される。連系リレーRY3はDC−ACコンバータ42と系統5との間に挿入され、電力変換装置4と系統5との連系または非連系を切り替える。自立リレーRY4はDC−ACコンバータ42と自立出力経路との間に挿入され、自立出力経路への通電または非通電を切り替える。自立出力経路の先端には、自立負荷7(例えば、非常用照明)を接続することができ、停電時において蓄電部3から自立負荷7に電源供給することができる。
電力変換装置4と系統5とを繋ぐ配電線には一般負荷6が接続され、一般負荷6は当該配電線から交流電力の供給を受ける。また当該配電線に電流センサCT1が設置され、電流センサCT1は、当該配電線を流れる電流の値を検出し、制御部43に出力する。
系統連系モードにおいて、DC−ACコンバータ42は放電時、バスラインから供給される直流電力を交流電力に変換して、当該交流電力を系統5に接続された配電線に出力する。充電時、系統5から入力される交流電力を直流電力に変換して、当該直流電力をバスラインに出力する。自立モードにおいてDC−ACコンバータ42は、バスラインから供給された直流電力を所定の電圧の交流電力に変換して自立出力経路に出力する。
制御部43は、DC−DCコンバータ41、DC−ACコンバータ42、連系リレーRY3及び自立リレーRY4を制御する。制御部43の構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
制御部43は平常時、電力変換装置4を系統連系モードで運転する。系統5が停電している場合、電力変換装置4を自立モードで運転する。電力変換装置4が系統連系モードで運転されるとき、制御部43は連系リレーRY3を閉状態、及び自立リレーRY4を開状態に制御する。
系統連系モードにおいて制御部43は放電時、蓄電部3から定電圧または定電流で直流電力を放電させるための駆動信号を生成し、DC−DCコンバータ41に供給する。また制御部43は充電時、DC−ACコンバータ42から入力される直流電力を定電圧または定電流で蓄電部3に充電させるための駆動信号を生成し、DC−DCコンバータ41に供給する。
また系統連系モードにおいて制御部43は放電時、DC−DCコンバータ41から入力される直流電力を、系統5の電圧および周波数に対応した交流電力に変換するための駆動信号を生成し、DC−ACコンバータ42に供給する。また制御部43は充電時、系統5から供給される交流電力を所定の電圧の直流電力に変換するための駆動信号を生成し、DC−ACコンバータ42に供給する。
電力変換装置4が自立モードで運転されるとき、制御部43は連系リレーRY3を開状態、及び自立リレーRY4を閉状態に制御する。また制御部43は、蓄電部3から所定の電圧の直流電力を出力させるための駆動信号を生成し、DC−DCコンバータ41に供給する。また制御部43は、DC−DCコンバータ41から入力される直流電力を、所定の電圧(例えば、AC100V)の交流電力に変換するための駆動信号を生成し、DC−ACコンバータ42に供給する。
また制御部43は、電流センサCT1から入力される電流値の極性をもとに逆潮流を検出する。2016年現在、日本では蓄電池から系統への逆潮流が禁止されているため、制御部43は逆潮流を検出している間、蓄電部3からの放電を停止させる。
本実施の形態では、DC−DCコンバータ41とDC−ACコンバータ42間のバスラインと、外部機器から直流電力を入力および/または外部機器に直流電力を出力するための端子Tdとの間に直流経路が形成される。端子Tdには直流ケーブルを接続することができる。例えば、太陽電池等の発電装置に接続された直流ケーブルを端子Tdに接続して、当該発動装置から直流電力の供給を受けることができる。また直流負荷に接続された直流ケーブルを端子Tdに接続して、電力変換装置4から当該負荷に直流電力を供給することもできる。
以上説明したように実施の形態1によれば、電力変換装置4に接続された蓄電部3を、系統5以外の外部直流電源から直流経路を介して充電することができる。また蓄電部3から、系統5及び自立出力経路以外の直流経路を介して、直流負荷に直流電力を供給することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係る電力変換装置4の構成を説明するための図である。実施の形態2に係る電力変換装置4は、図1に示した実施の形態1に係る電力変換装置4の構成に直流経路スイッチRY5が追加された構成である。直流経路スイッチRY5は、上述の直流経路上に挿入される。直流経路スイッチRY5は電気的に制御可能なスイッチであり、例えば、DCリレー、ブレーカ、半導体スイッチ等が使用され、制御部43によりオン/オフ制御される。半導体スイッチを使用する場合、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を使用することができる。
以下、本実施の形態では端子Tdに、太陽電池の電力変換装置に接続された直流ケーブルが接続されている状況を想定する。制御部43は系統5の停電時、直流経路スイッチRY5をオン状態(導通状態)に制御する。制御部23は、系統5の停電を電力変換装置4内の系統電圧検出部(不図示)により検出される電圧をもとに検知することができる。また外部に設置される停電検知器(不図示)からの信号をもとに検知してもよい。系統5が停電している場合、太陽電池で発電された電力を系統5を介して充電することができないため、直流経路スイッチRY5をオン状態にして直流ケーブルを介して充電する。なお系統5が停電していないときは制御部43は、直流経路スイッチRY5をオフ状態(非導通)に制御する。
また太陽電池の電力変換装置の制御部(不図示)から、出力抑制機能が発動することを示す外部信号を電力変換装置4の制御部43が受信すると、制御部43は直流経路スイッチRY5をオン状態に制御する。太陽電池の電力変換装置と、蓄電部3の電力変換装置4の間は例えば、RS−485規格に対応したケーブルで接続され、両者の間でシリアル通信される。
電気事業者は電力を安定供給する必要があり、系統5の周波数および電圧を一定範囲に保つ必要がある。系統5に再生可能エネルギーの発電設備が多く接続されている場合、気象条件により発電量が大きく変化する。再生可能エネルギーの発電設備から系統5に供給される電力量が多くなりすぎると、系統5の周波数または電圧が基準範囲の上限を超えてしまう。その場合、電気事業者の系統管理システムは再生可能エネルギーの発電設備に出力抑制を指示するデマンドレスポンス指令を送信する。
太陽電池の電力変換装置は出力抑制機能を備えており、上記デマンドレスポンス指令を受信したとき系統5への出力電力を抑制する。また系統電圧が設定値より上昇したとき、系統5への出力電力を抑制する。例えば系統5への出力電力を当該電力変換装置の定格容量の60%に抑制する。この場合、直流経路スイッチRY5をオン状態にすることにより、直流ケーブルを介して残りの40%の電力を、蓄電部3に充電することができる。なお太陽電池の電力変換装置において出力抑制機能が発動していないときは制御部43は、直流経路スイッチRY5をオフ状態に制御する。なおデマンドレスポンス指令は、太陽電池の電力変換装置を介さずに、電気事業者の系統管理システムから制御部43が直接受信する構成であってもよい。
以上説明したように実施の形態2によれば、太陽電池の電力変換装置から系統5への出力電力が抑制(0%を含む)されている状態において、残りの電力を直流ケーブルを介して蓄電部3に充電することができる。これにより、太陽電池の発電能力を最大限に活用することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3に係る電力変換装置4の構成を説明するための図である。実施の形態3に係る電力変換装置4は、図2に示した実施の形態2に係る電力変換装置4の構成にダイオードD1が追加された構成である。ダイオードD1は上述の直流経路上に挿入される。図3ではダイオードD1は、蓄電部3の充電方向の電流を通過し、放電方向の電流を遮断する向きに挿入されている。従って上述の直流経路は充電専用の直流経路となる。なおダイオードD1の向きを反対に設置してもよい。その場合、上述の直流経路は放電専用の直流経路となる。なお直流経路スイッチRY5は省略可能である。また直流経路スイッチRY5とダイオードD1の接続順は逆でもよい。
以上説明したように実施の形態3によれば、ダイオードD1を挿入することにより、直流ケーブルで接続された外部の直流機器と蓄電部3間の電力の方向を一方向に限定することができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4に係る電力変換装置4の構成を説明するための図である。実施の形態4に係る電力変換装置4は、図3に示した実施の形態3に係る電力変換装置4の構成にフィルタ回路44が追加された構成である。フィルタ回路44は上述の直流経路上に挿入される。フィルタ回路44は例えば、LCフィルタで構成することができる。フィルタ回路44は直流経路を経由して端子Tdからバスラインへ供給される電圧および電流の高調波成分を低減する。
端子Tdが、系統5と連系している別の電力変換装置と直流ケーブルで接続されている場合、当該電力変換装置から系統周波数の2倍の周波数のリップルノイズが重畳される。フィルタ回路44は当該リップルノイズを除去する。
なお直流経路スイッチRY5及びダイオードD1の少なくとも一方は省略可能である。また直流経路スイッチRY5、フィルタ回路44、ダイオードD1の接続順は限定されず、任意の順番で接続することができる。なお、フィルタ回路44にコモンモードノイズフィルタの機能を持たせてもよい。
以上説明したように実施の形態4によれば、フィルタ回路44を挿入することにより、端子Tdからバスラインへ高調波成分が重畳されることを防止することができる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5に係る電力変換装置4の構成を説明するための図である。実施の形態5に係る電力変換装置4は、図4に示した実施の形態4に係る電力変換装置4の構成に対して、ダイオードD1が削除されてDC−DCコンバータ45が追加された構成である。DC−DCコンバータ45は双方向DC−DCコンバータであってもよいし、単方向DC−DCコンバータであってもよい。いずれの場合もDC−DCコンバータ45は、バスラインの電圧と外部直流機器の電圧を近づけるように、DC−DCコンバータ45の入力電圧を昇圧または降圧して出力する。
端子Tdが高圧の太陽電池の電力変換装置と直流ケーブルで接続されている場合、DC−DCコンバータ45は制御部43の制御に従い、端子Tdから入力される直流電圧を、バスラインの電圧まで降圧する。
なお直流経路スイッチRY5及びフィルタ回路44の少なくとも一方は省略可能である。また直流経路スイッチRY5、フィルタ回路44、DC−DCコンバータ45の接続順は限定されず、任意の順番で接続することができる。
以上説明したように実施の形態5によれば、DC−DCコンバータ45を挿入することにより、バスラインの電圧と大きく離れた電圧の機器を、端子Tdに接続することができる。
(実施の形態6)
図6は、本発明の実施の形態6に係る電力変換装置4の構成を説明するための図である。実施の形態6に係る電力変換装置4は、図2に示した実施の形態2に係る電力変換装置4の構成に抵抗R1、過・不足電圧検出部46、スイッチ両端電圧検出部47、及び過電流検出部48が追加された構成である。
過・不足電圧検出部46は、端子Tdと直流経路スイッチRY5間におけるプラス配線とマイナス配線間の電圧を検出し、制御部43に出力する。スイッチ両端電圧検出部47は直流経路スイッチRY5の両端電圧を検出し、制御部43に出力する。
抵抗R1は、直流経路スイッチRY5とバスライン間における上述の直流経路上に挿入されるシャント抵抗である。過電流検出部48は抵抗R1の両端電圧をもとに電流を検出し、制御部43に出力する。なおシャント抵抗の代わりに、ホール素子などの他の電流検出素子を用いてもよい。
制御部43は直流経路スイッチRY5をターンオンする前に、スイッチ両端電圧検出部47により検出された電圧が正常な範囲に収まっているか否か判定する。例えば、端子Tdに何も接続されていない場合、スイッチ両端電圧検出部47の出力が異常値になるため、制御部43は直流経路スイッチRY5のターンオンを中止する。またスイッチ両端電圧検出部47により検出された電圧が閾値を超えている場合も、制御部43は直流経路スイッチRY5のターンオンを中止する。当該閾値を超える高圧機器が接続されている場合、ターンオン時の突入電流が大きくなる。従って電力変換装置4の内部回路を保護するためターンオンを中止する。当該閾値は内部回路の耐圧設計にもとづき設定される。
スイッチ両端電圧検出部47により検出された電圧が正常な範囲内の場合、制御部43は直流経路スイッチRY5をターンオンする。その状態において、過電流検出部48により検出される電流が閾値より大きくなると(過電流発生)、制御部43は直流経路スイッチRY5をターンオフする。
また過・不足電圧検出部46により検出された電圧をもとに、制御部43は過電圧発生の有無、不足電圧発生の有無、及び地絡発生の有無を監視し、電圧異常が発生している場合、直流経路スイッチRY5をターンオフする。なお過・不足電圧検出部46は直流経路スイッチRY5より外側を検出点としているため、直流経路スイッチRY5をターンオフした後、端子Tdに接続された直流経路の電圧異常が解消したか否かを監視し続けることができる。
なお過・不足電圧検出部46、スイッチ両端電圧検出部47及び過電流検出部48の少なくとも1つを省略した構成も可能である。また図6にはダイオードD1、フィルタ回路44、及びDC−DCコンバータ45が描かれていないが、それらの少なくとも1つが直流経路に挿入された構成も可能である。
以上説明したように実施の形態6によれば、不足電圧検出部46、スイッチ両端電圧検出部47及び過電流検出部48の少なくとも1つを設けることにより、電力変換装置4の内部回路を保護することができる。
(実施の形態7)
図7は、本発明の実施の形態7に係る電力変換システムの構成を説明するための図である。電力変換システムは、第1電力変換装置2及び第2電力変換装置4を備える。第1電力変換装置2は、第1太陽電池1a及び第2太陽電池1bにより発電された直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統5または系統5と切り離された第1自立出力経路に出力する。図7では太陽電池を2つのストリングで構成する例を示しているが、太陽電池の構成形態は任意であり特に限定されるものではない。また第1電力変換装置2はマルチストリング型であってもよいし、集中型であってもよい。なお集中型で構成する場合、接続箱(不図示)を設置する必要がある。
第1電力変換装置2は、第1.1DC−DCコンバータ21a、第1.2DC−DCコンバータ21b、第1DC−ACコンバータ22、第1制御部23、第1連系リレーRY1、第1自立リレーRY2及び第1直流経路スイッチRY6を含む。実施の形態7に係る第2電力変換装置4は、実施の形態1−6において説明した電力変換装置4をそのまま使用することができる。なお図7では実施の形態3において説明した電力変換装置4を使用する例を描いている。
第1.1DC−DCコンバータ21aは、第1太陽電池1aにより発電された直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインに出力する。第1.1DC−DCコンバータ21aは、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御を搭載した昇圧チョッパで構成することができる。当該昇圧チョッパは、第1太陽電池1aが最大電力点(最適動作点)で発電できるよう制御する。具体的には山登り法に従い電圧を所定のステップ幅で変化させて最大電力点を探索し、太陽電池の出力電力が最大電力点を維持するよう制御する。
第1.2DC−DCコンバータ21bは、第2太陽電池1bにより発電された直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインに出力する。第1.2DC−DCコンバータ21bも、MPPT制御を搭載した昇圧チョッパで構成することができる。第1.1DC−DCコンバータ21aと第1.2DC−DCコンバータ21bの出力端子はバスラインを介して、第1DC−ACコンバータ22の入力端子に接続される。
第1DC−ACコンバータ22は、バスラインから供給される直流電力を交流電力に変換して出力する。第1DC−ACコンバータ22の出力側には、第1連系リレーRY1と第1自立リレーRY2が並列に接続される。
第1制御部23は、第1.1DC−DCコンバータ21a、第1.2DC−DCコンバータ21b、第1DC−ACコンバータ22、第1連系リレーRY1、第1自立リレーRY2及び第1直流経路スイッチRY6を制御する。第1制御部23の構成は、ハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてアナログ素子、マイクロコンピュータ、DSP、ROM、RAM、FPGA、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてファームウェア等のプログラムを利用できる。
第1制御部23は平常時、第1電力変換装置2を系統連系モードで運転する。系統5が停電している場合、第1電力変換装置2を自立モードで運転する。
第1電力変換装置2が系統連系モードで運転されるとき、第1制御部23は第1連系リレーRY1を閉状態、及び第1自立リレーRY2を開状態に制御する。また第1制御部23は、第1太陽電池1a及び第2太陽電池1bが最大電力点で発電できるよう制御するための駆動信号を生成し、第1.1DC−DCコンバータ21a及び第1.2DC−DCコンバータ21bに供給する。また第1制御部23は、第1.1DC−DCコンバータ21a及び第1.2DC−DCコンバータ21bから入力される直流電力を、系統5の電圧および周波数に対応した交流電力に変換するための駆動信号を生成し、第1DC−ACコンバータ22に供給する。
第1電力変換装置2が自立モードで運転されるとき、第1制御部23は第1連系リレーRY1を開状態、及び第1自立リレーRY2を閉状態に制御する。また第1制御部23は、第1.1DC−DCコンバータ21a及び第1.2DC−DCコンバータ21bと、第1DC−ACコンバータ22間のバスラインの電圧を所定の直流電圧に安定化させるための駆動信号を生成し、第1.1DC−DCコンバータ21a及び第1.2DC−DCコンバータ21bに供給する。また第2制御部43は、バスラインから供給される直流電力を、所定の電圧(例えば、AC100V)の交流電力に変換するための駆動信号を生成し、第1DC−ACコンバータ22に供給する。
第1連系リレーRY1及び第1自立リレーRY2の接続形態は、第2連系リレーRY3及び第4自立リレーRY4の接続形態と同様である。第1連系リレーRY1の系統5側の配電線と、第2連系リレーRY3の系統5側の配電線が結合され、第1電力変換装置2及び第2電力変換装置4が系統5と連系する。当該配電線には一般負荷6が接続され、一般負荷6は当該配電線から交流電力の供給を受ける。第1電力変換装置2の第1自立出力経路の先端に第1自立負荷7aを接続することができ、第2電力変換装置4の第2自立出力経路の先端に第2自立負荷7bを接続することができ、
第1電力変換装置2の配電線と第2電力変換装置4の配電線の接続点と、系統5との間の配電線に電流センサCT1が設置される。電流センサCT1は、当該配電線を流れる電流の値を検出し、第2電力変換装置4の第2制御部43に出力する。
第1電力変換装置2の第1制御部23と、第2電力変換装置4の第2制御部43間は通信線8で接続される。例えば、RS−485規格に対応したケーブルで両者は接続され、シリアル通信される。
実施の形態7では、第1.1DC−DCコンバータ21a及び第1.2DC−DCコンバータ21bと第1DC−ACコンバータ22間の第1バスライン上の第1ノードN1と、第2DC−DCコンバータ41と第2DC−ACコンバータ42間の第2バスライン上の第2ノードN2が直流経路で接続される。すなわち、第1電力変換装置2と第2電力変換装置4のDCリンクが可能な構成である。
第1制御部23は系統5の停電を検知すると、第1直流経路スイッチRY6をオン状態に制御する。同様に第2制御部43は系統5の停電を検知すると、第2直流経路スイッチRY5をオン状態に制御する。なお第1制御部23と第2制御部43間において通信線8を介して、第1直流経路スイッチRY6と第2直流経路スイッチRY5をターンオンするタイミングの同期が図られてもよい。
第1制御部23は、電気事業者からデマンドレスポンス指令を受信または系統電圧の上昇に起因して出力抑制機能を発動する場合、出力抑制発動信号を通信線8を介して第2制御部43に通知するとともに、第1直流経路スイッチRY6をターンオンする。第2制御部43は通信線8を介して第1制御部23から出力抑制発動信号を受信すると、第2直流経路スイッチRY5をターンオンする。いずれの場合も、第1太陽電池1a及び第2太陽電池から蓄電部3に直流経路を介して充電される。
以上説明したように実施の形態7によれば、太陽電池から蓄電部3にACリンクだけでなく、DCリンクでも充電することができる。通常時は太陽電池から蓄電部3にACリンクで充電されるが、第1電力変換装置2から系統5への出力電力が抑制(0%を含む)される場合は、残りの電力をDCリンクで蓄電部3に充電することができる。これにより、いずれの状態においても太陽電池の発電能力を最大限に活用することができる。
(実施の形態8)
図8は、本発明の実施の形態8に係る電力変換システムの構成を説明するための図である。図8では太陽電池のストリングの数が1つの場合の構成を示している。以下、実施の形態7に係る電力変換システムの構成との相違点を説明する。
実施の形態8では第1ノードN1を、第1DC−DCコンバータ21と第1DC−ACコンバータ22間ではなく、太陽電池1から第1DC−DCコンバータ21への入力経路上に設定する。従って、第1電力変換装置2の筐体の外で、太陽電池1の直流出力経路を分岐させることができる。この場合、第1電力変換装置2のDC−DCコンバータ21でMPPT制御を実行することができなくなる。そこで第2電力変換装置4のDC−DCコンバータ45でMTTP制御を実行する。
実施の形態8においても第2制御部43は系統5の停電を検知したとき、又は通信線8を介して第1制御部23から出力抑制発動信号を受信したとき、第2直流経路スイッチRY5をターンオンする。
以上説明したように実施の形態8によれば、実施の形態7と同様の効果を奏する。また実施の形態8では第1電力変換装置2の筐体の外に、太陽電池1から蓄電部3に充電するための直流経路の分岐点が形成されるため、第1電力変換装置2の内部構成を変更する必要がない。従って既存の太陽光発電システムに蓄電システムを容易に後付けすることができる。
(実施の形態9)
図9は、本発明の実施の形態9に係る電力変換装置2の構成を説明するための図である。実施の形態9に係る電力変換装置2は、DC−DCコンバータ21、DC−ACコンバータ22、制御部23、連系リレーRY1、自立リレーRY2、直流経路スイッチRY6、DC−DCコンバータ24及びバイパス回路25を備える。実施の形態9に係る電力変換装置2の構成は、実施の形態7、8において説明した第1電力変換装置2にDC−DCコンバータ24及びバイパス回路25を追加した構成である。
DC−DCコンバータ21とDC−ACコンバータ22間のバスラインと、直流経路スイッチRY6との間における直流経路に、DC−DCコンバータ24及びバイパス回路25が並列に挿入される。バイパス回路25は例えば、ダイオードとスイッチの直列回路で構成でき、スイッチをオフすることにより無効化できる。当該ダイオードはバスラインから端子Td1への方向を順方向とする向きに接続される。
端子Td1に別の太陽電池(不図示)が接続される場合、制御部23はバイパス回路25を無効化し、DC−DCコンバータ24にMPPT制御を実行させる。また 端子Td1に太陽電池以外の直流電源が接続される場合、制御部23はバイパス回路25を無効化し、端子Td1から入力される直流電圧を、バスラインの電圧になるようDC−DCコンバータ24に昇圧または降圧させる。端子Td1に負荷が接続される場合、制御部23はバイパス回路25を有効化し、DC−DCコンバータ24の動作を停止させる。
端子Td1に接続される機器の情報は、ユーザが操作部(不図示)から入力できる。制御部23は操作部からの機器情報をもとに、端子Td1に接続された機器を特定する。また端子Td1の電圧や、外部からの通信信号をもとに制御部23が、端子Td1に接続された機器を自動で認識する構成でもよい。
以上説明したように実施の形態9によれば、端子Td1に接続される機器の種類に応じて、DC−DCコンバータ24とバイパス回路25のいずれか一方を選択することにより、DC−DCコンバータ24を双方向にする必要がない。従ってDC−DCコンバータ24のコストを削減することができる。また太陽電池1からの放電時、双方向DC−DCコンバータではなく、バイパス回路25を経由することにより電力損失を低減することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、第1電力変換装置2に太陽電池を接続した例を説明したが、燃料電池などの他の直流電源を使用してもよい。また太陽電池の代わりに、風力発電装置やマイクロ水力発電装置などの、再生可能エネルギーを用いた他の発電装置を使用してもよい。なお発電装置の出力が交流の場合、DC−DCコンバータ及びDC−ACコンバータの代わりにAC−ACコンバータが用いられる。
なお、実施の形態は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
蓄電部(3)から放電される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインへ供給可能に構成され、前記バスラインの直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力を前記蓄電部(3)へ充電可能に構成される双方向DC−DCコンバータ(41)と、
前記バスラインの直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統(5)及び前記系統(5)から切り離された出力経路の何れかに出力可能に構成され、前記系統(5)の交流電力を直流電力に変換し前記バスラインへ供給可能に構成される双方向DC−ACコンバータ(42)と、
所定の状態において外部から前記バスラインへ直流電力を供給する直流経路と、
を備えることを特徴とする電力変換装置(4)。
これによれば、系統(5)以外の経路から蓄電部(3)を充電することができる。
[項目2]
前記直流経路に介在するスイッチ(RY5)をさらに備え、
前記スイッチは、少なくとも前記系統(5)の停電時において、導通状態に制御されることを特徴とする項目1に記載の電力変換装置(4)。
これによれば、系統(5)の停電時においても、外部の発電装置から充電することができる。
[項目3]
前記直流経路に介在し、前記バスラインから前記外部へ流れる電流を制限するダイオードをさらに備えることを特徴とする項目1または2に記載の電力変換装置(4)。
これによれば、直流経路を充電専用にすることができる。
[項目4]
前記直流経路に介在し、前記外部から前記バスラインへ重畳される高調波成分を減衰するフィルタ回路(44)をさらに備えることを特徴とする項目1から3のいずれかに記載の電力変換装置(4)。
これによれば、直流経路を介して外部機器から重畳される高調波ノイズを除去することができる。
[項目5]
前記直流経路に介在し、前記外部から入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換して前記バスラインに出力する、及び前記バスラインから入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換して前記外部に出力する、の少なくとも一方を実行可能なDC−DCコンバータ(45)をさらに備えることを特徴とする項目1から4のいずれかに記載の電力変換装置(4)。
これによれば、直流経路に接続される外部機器の電圧と、前記バスラインの電圧を近づけることができる。
[項目6]
前記直流経路に介在するスイッチ(RY5)と、
前記直流経路の過電圧、不足電圧、過電流の少なくとも一つを検出する異常検出回路(46、47、48)と、をさらに備え、
前記スイッチ(RY5)は、前記異常検出回路(46、47、48)により異常が検出されると、非道通状態にされることを特徴とする項目1に記載の電力変換装置(4)。
これによれば、電力変換装置(4)の内部回路を保護することができる。
[項目7]
再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置(1)から入力される直流電力を交流電力に変換して前記系統(5)または前記系統(5)と切り離された出力経路に出力する別の電力変換装置(2)のDC−DCコンバータとDC−ACコンバータ間のバスラインに接続された直流ケーブルが前記直流経路に接続され、
前記系統(5)の停電時または前記発電装置(1)の出力抑制機能が発動しているとき、前記発電装置(1)により発電された電力の少なくとも一部が、前記直流ケーブルを経由して前記蓄電部(3)に充電されることを特徴とする項目1から6のいずれかに記載の電力変換装置(4)。
これによれば、発電装置(1)の発電能力を有効活用することができる。
[項目8]
再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置(1)から、前記発電装置(1)の出力電力を交流電力に変換して前記系統(5)または前記系統(5)と切り離された出力経路に出力する別の電力変換装置(2)への入力経路上に接続された直流ケーブルが前記直流経路に接続され、
前記系統(5)の停電時または前記発電装置(1)の出力抑制機能が発動しているとき、前記発電装置(1)により発電された電力の少なくとも一部が、前記直流ケーブルを経由して前記蓄電部(3)に充電されることを特徴とする項目1から6のいずれかに記載の電力変換装置(4)。
これによれば、発電装置(1)の発電能力を有効活用することができる。
[項目9]
直流電源(1)から入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインへ供給する第1DC−DCコンバータ(21)と、
前記バスラインの直流電力を交流電力に変換し、系統(5)または前記系統(5)と切り離された出力経路に出力するDC−ACコンバータ(22)と、
外部から供給される直流電力を前記バスラインへ供給する直流経路と、
前記直流経路に介在する第2DC−DCコンバータ(24)と、
前記第2DC−DCコンバータ(24)と並列に接続されるバイパス回路(25)と、を備え、
前記直流経路に接続される外部機器に応じて、前記第2DC−DCコンバータ及び前記バイパス回路のいずれかを選択することを特徴とする電力変換装置(2)。
これによれば、直流経路に様々な機器を接続することができる。
[項目10]
第1電力変換装置(2)と第2電力変換装置(4)を備える電力変換システム(2、4)であって、
前記第1電力変換装置(2)は、
直流電源(1)から入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力を第1バスラインに供給する第1DC−DCコンバータ(21)と、
前記第1バスラインの直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統(5)及び前記系統(5)と切り離された第1出力経路の何れかに出力する第1DC−ACコンバータ(22)と、を有し、
前記第2電力変換装置(4)は、
蓄電部(3)から放電される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し当該直流電力を第2バスラインへ供給可能に構成されると共に、前記第2バスラインの直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力で前記蓄電部(3)を充電可能に構成される第2DC−DCコンバータ(41)と、
前記第2バスラインの直流電力を交流電力に変換し、前記系統(5)及び前記系統(5)と切り離された第2出力経路の何れかに供給可能に構成され、前記系統(5)から入力される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を前記第2バスラインへ供給可能に構成される第2DC−ACコンバータ(42)と、を有し、
前記第1バスラインと、前記第2バスラインとが接続されることを特徴とする電力変換システム(2、4)。
これによれば、系統(5)以外の経路を経由して、直流電源(1)から蓄電部(3)を充電することができる。
[項目11]
前記直流電源(1)は、再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置(1)であり、
前記系統(5)の停電時または前記発電装置(1)の出力電力を抑制すべきとき、前記発電装置(1)により発電された電力の少なくとも一部が、前記第1バスライン及び前記第2バスラインを経由して、前記蓄電部(3)に充電されることを特徴とする項目10に記載の電力変換システム(2、4)。
これによれば、発電装置(1)の発電能力を有効活用することができる。
1 太陽電池、 2 第1電力変換装置、 5 系統、 6 一般負荷、 7 自立負荷、 8 通信線、 21 第1DC−DCコンバータ、 22 第1DC−ACコンバータ、 23 第1制御部、 24 DC−DCコンバータ、 25 バイパス回路、 RY1 第1連系リレー、 RY2 第1自立リレー、 3 蓄電部、 4 第2電力変換装置、 41 第2DC−DCコンバータ、 42 第2DC−ACコンバータ、 43 第2制御部、 44 フィルタ回路、 45 DC−DCコンバータ、 46 過・不足電圧検出部、 47 スイッチ両端電圧検出部、 48 過電流検出部、 RY3 第2連系リレー、 RY4 第2自立リレー、 CT1 電流センサ、 RY5 第2直流経路スイッチ、 RY6 第1直流経路スイッチ、 Td 端子、 D1 ダイオード、 R1 抵抗。

Claims (11)

  1. 蓄電部から放電される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインへ供給可能に構成され、前記バスラインの直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力を前記蓄電部へ充電可能に構成される双方向DC−DCコンバータと、
    前記バスラインの直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統及び前記系統から切り離された出力経路の何れかに出力可能に構成され、前記系統の交流電力を直流電力に変換し前記バスラインへ供給可能に構成される双方向DC−ACコンバータと、
    所定の状態において外部から前記バスラインへ直流電力を供給する直流経路と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記直流経路に介在するスイッチをさらに備え、
    前記スイッチは、少なくとも前記系統の停電時において、導通状態に制御されることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記直流経路に介在し、前記バスラインから前記外部へ流れる電流を制限するダイオードをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記直流経路に介在し、前記外部から前記バスラインへ重畳される高調波成分を減衰するフィルタ回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. 前記直流経路に介在し、前記外部から入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換して前記バスラインに出力する、及び前記バスラインから入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換して前記外部に出力する、の少なくとも一方を実行可能なDC−DCコンバータをさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 前記直流経路に介在するスイッチと、
    前記直流経路の過電圧、不足電圧、過電流の少なくとも一つを検出する異常検出回路と、をさらに備え、
    前記スイッチは、前記異常検出回路により異常が検出されると、非道通状態にされることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置から入力される直流電力を交流電力に変換して前記系統または前記系統と切り離された出力経路に出力する別の電力変換装置のDC−DCコンバータとDC−ACコンバータ間のバスラインに接続された直流ケーブルが前記直流経路に接続され、
    前記系統の停電時または前記発電装置の出力抑制機能が発動しているとき、前記発電装置により発電された電力の少なくとも一部が、前記直流ケーブルを経由して前記蓄電部に充電されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電力変換装置。
  8. 再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置から、前記発電装置の出力電力を交流電力に変換して前記系統または前記系統と切り離された出力経路に出力する別の電力変換装置への入力経路上に接続された直流ケーブルが前記直流経路に接続され、
    前記系統の停電時または前記発電装置の出力抑制機能が発動しているとき、前記発電装置により発電された電力の少なくとも一部が、前記直流ケーブルを経由して前記蓄電部に充電されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電力変換装置。
  9. 直流電源から入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力をバスラインへ供給する第1DC−DCコンバータと、
    前記バスラインの直流電力を交流電力に変換し、系統または前記系統と切り離された出力経路に出力するDC−ACコンバータと、
    外部から供給される直流電力を前記バスラインへ供給する直流経路と、
    前記直流経路に介在する第2DC−DCコンバータと、
    前記第2DC−DCコンバータと並列に接続されるバイパス回路と、を備え、
    前記直流経路に接続される外部機器に応じて、前記第2DC−DCコンバータ及び前記バイパス回路のいずれかを選択することを特徴とする電力変換装置。
  10. 第1電力変換装置と第2電力変換装置を備える電力変換システムであって、
    前記第1電力変換装置は、
    直流電源から入力される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力を第1バスラインに供給する第1DC−DCコンバータと、
    前記第1バスラインの直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を系統及び前記系統と切り離された第1出力経路の何れかに出力する第1DC−ACコンバータと、を有し、
    前記第2電力変換装置は、
    蓄電部から放電される直流電力を別の電圧の直流電力に変換し当該直流電力を第2バスラインへ供給可能に構成されると共に、前記第2バスラインの直流電力を別の電圧の直流電力に変換し、当該直流電力で前記蓄電部を充電可能に構成される第2DC−DCコンバータと、
    前記第2バスラインの直流電力を交流電力に変換し、前記系統及び前記系統と切り離された第2出力経路の何れかに供給可能に構成され、前記系統から入力される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を前記第2バスラインへ供給可能に構成される第2DC−ACコンバータと、を有し、
    前記第1バスラインと、前記第2バスラインとが接続されることを特徴とする電力変換システム。
  11. 前記直流電源は、再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置であり、
    前記系統の停電時または前記発電装置の出力電力を抑制すべきとき、前記発電装置により発電された電力の少なくとも一部が、前記第1バスライン及び前記第2バスラインを経由して、前記蓄電部に充電されることを特徴とする請求項10に記載の電力変換システム。
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