JP2020010531A - 蓄電装置、太陽光発電蓄電システム、及び、蓄電池の充電方法 - Google Patents

蓄電装置、太陽光発電蓄電システム、及び、蓄電池の充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光発電システムが既設であっても、既存の設備はそのままで、複合型のパワーコンディショナと同様に蓄電池を使用できる簡易な蓄電装置を提供する。【解決手段】太陽光発電パネル1から直流電路2、インバータ装置3、交流電路4を経て、商用電力系統5と系統連系可能な太陽光発電装置100がある場合に、当該太陽光発電装置100に接続される蓄電装置300は、蓄電池9と、一端が蓄電池9に接続され、蓄電池9の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと8、直流電路9とDC/DCコンバータ8の他端とを繋ぐ第1電路6、及び、交流電路4から整流部13を経てDC/DCコンバータの他端へ至る第2電路7を有する充放電用回路200とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電装置、太陽光発電蓄電システム、及び、蓄電池の充電方法に関する。
小規模な需要家における太陽光発電装置は、既に広く普及している。かかる太陽光発電装置は、太陽光発電パネルと、その直流の出力電力を、交流電力に変換するパワーコンディショナとを備えている。パワーコンディショナの出力は、商用電力系統との系統連系により、余剰電力は売電することができる。
一方、電力の買い取り価格は、徐々に低下しており、そのため、電力を売ることよりも、需要家単位で、電力の自給自足を行う方向へ進んでいる。例えば、昼間の太陽光発電中は、余剰電力を蓄電池に蓄え、蓄えた電力を夜間に需要家で使用することができる。このようにして、電力会社からの買電量をなるべく減らすようにすれば、電気料金を低減することができる。但し、太陽光発電の発電量は天候に依存するので、蓄電池が充電不足とならないよう、商用電力系統の電力によって蓄電池を充電できるようにしておくことも必要である。
また、近年、太陽光発電パネルと蓄電池という2種類の直流電源を用いて、直流/交流の電力変換を行う、いわゆる複合型のパワーコンディショナが提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。このような複合型のパワーコンディショナは、1又は複数の太陽光発電パネルからの出力と、蓄電池の出力とを1台のパワーコンディショナに繋ぎ込むことができる。パワーコンディショナ内には各電源の必要に応じてDC/DCコンバータ(チョッパ回路)、及び、インバータが搭載され、商用電力系統との系統連系運転を行うことができる。また、太陽光発電の電力及び商用電力系統の電力のいずれによっても、蓄電池を充電することが可能である。
特開2015−142460号公報 特開2015−192549号公報 特許第6017715号公報 特開2016−226208号公報 特開2017−5849号公報
しかしながら、既に太陽光発電システムを導入済みの需要家では、新たに蓄電池を設置するために、まだ使えるパワーコンディショナまで買い換えしなければならないのは、経済的負担が大きくなる。既存の太陽光発電システムに対して安価に蓄電装置を追加する種々の提案もなされているが(例えば、特許文献3,4,5参照。)、いずれも太陽光発電の電力による充電のみしか行うことができない。
かかる課題に鑑み、本発明は、太陽光発電システムが既設であっても、既存の設備はそのままで、複合型のパワーコンディショナと同様に蓄電池を使用できる簡易な蓄電装置を提供することを目的とする。
本開示は、以下の発明を含む。但し、本発明は、特許請求の範囲によって定められるものである。
本発明の一表現に係る蓄電装置は、太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、当該太陽光発電装置に接続される蓄電装置であって、蓄電池と、一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、を備えている。
また、本発明の一表現に係る太陽光発電蓄電システムは、太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置と、前記太陽光発電装置に接続される蓄電装置と、を備えた太陽光発電蓄電システムであって、前記蓄電装置は、蓄電池と、一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、を備えている。
また、本発明の一表現に係る蓄電池の充電方法は、太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、前記インバータ装置を通らない別の経路を用いて蓄電池を充電可能な、蓄電池の充電方法であって、太陽光発電中は、前記直流電路からの電力の供給を受け、DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とし、太陽光発電停止中は、前記交流電路から整流部を通して電力の供給を受け、前記DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とする。
本発明によれば、太陽光発電システムが既設であっても、既存の設備はそのままで、複合型のパワーコンディショナと同様に蓄電池を使用できる簡易な蓄電装置を提供することができる。
図1は、需要家に例えば既存の太陽光発電装置があって、これに、後付けで第1実施形態の蓄電装置を取り付けた状態を示す回路図である。 図2は、太陽光発電パネルによる太陽光発電が行われているときの状態を説明する図である。 図3は、太陽光発電パネルによる太陽光発電が停止中であるときの状態を説明する図である。 図4は、第1開閉部を設ける意味について説明する回路図である。 図5は、需要家に例えば既存の太陽光発電装置があって、これに、後付けで第2実施形態の蓄電装置を取り付けた状態を示す回路図である。 図6は、需要家に例えば既存の太陽光発電装置があって、これに、後付けで第3実施形態の蓄電装置を取り付けた状態を示す回路図である。 図7は、需要家に例えば既存の太陽光発電装置があって、これに、後付けで第4実施形態の蓄電装置を取り付けた状態を示す回路図である。 図8は、需要家に例えば既存の太陽光発電装置があって、これに、後付けで第5実施形態の蓄電装置を取り付けた状態を示す回路図である。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、当該太陽光発電装置に接続される蓄電装置であって、蓄電池と、一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、を備えている蓄電装置である。
上記のような蓄電装置は、太陽光発電装置の直流電路及び交流電路との接続を実現するだけで構成することができる。従って、新設の太陽光発電装置のみならず、既存の太陽光発電装置にも容易に取り付けることができる。太陽光発電中は、第1電路を介して、発電電力により蓄電池を充電することができる。太陽光発電停止中は、第2電路を介して、商用電力により蓄電池を充電することができる。このようにして、太陽光発電システムが既設であっても、既存の設備はそのままで、複合型のパワーコンディショナと同様に蓄電池を使用できる簡易な蓄電装置を提供することができる。なお、一般に、近年の太陽光発電パネルによる太陽光発電中の直流電路の電圧は、商用電力系統の系統電圧のピーク値より高く、従って、その場合には太陽光発電中に、第1電路を介して発電電力により蓄電池を充電することが優先的に行われ、第2電路を介して商用電力により蓄電池の充電が行われることはない。逆に、太陽光発電停止中の直流電路の電圧は、当然に、商用電力系統の系統電圧のピーク値より低く、従って、その場合には、第2電路を介して商用電力により蓄電池の充電を行うことができる。
(2)また、(1)の蓄電装置において、前記整流部に流れる電流を検出する電流センサと、前記第1電路に設けられ、前記第1電路を開閉する第1開閉部と、前記電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に前記第1開閉部を開路し、当該状態が検出されない場合は前記第1開閉部を閉路するよう制御する制御部と、を備えていてもよい。
太陽光発電停止中であって、第2電路を介して商用電力により蓄電池の充電が行われるとき、インバータ装置は最初停止しているが、第2電路からの電圧が入力されると、動作を開始する場合がある。その場合、第2電路→第1電路→インバータ装置→第2電路という電流のループができる。このようなループができると、整流部及びインバータ装置内での電力損失が発生する。そこで、電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合には、制御部が第1開閉部を開路して第1電路を遮断し、インバータ装置の起動及びループの成立を阻止する。このようにして、電流のループによる電力損失の発生を抑制することができる。
(3)また、(1)の蓄電装置において、前記整流部に流れる電流を検出する電流センサと、前記電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に、前記インバータ装置の停止を維持する指令信号を出力する制御部と、を備えていてもよい。
太陽光発電停止中であって、第2電路を介して商用電力により蓄電池の充電が行わるとき、インバータ装置は最初停止しているが、第2電路からの電圧が入力されると、動作を開始する場合がある。その場合、第2電路→第1電路→インバータ装置→第2電路という電流のループができる。このようなループができると、整流部及びインバータ装置内での電力損失が発生する。そこで、電流センサが所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態を検出した場合には制御部が、インバータ装置の起動を阻止すべく、停止を維持する指令信号を出力し、ループの成立を阻止する。このようにして、電流のループによる電力損失の発生を抑制することができる。
(4)また、(2)の蓄電装置において、前記インバータ装置の出力を検出する出力センサと、前記第2電路に設けられ、前記第2電路を開閉する第2開閉部と、を備え、前記制御部は、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記第1開閉部を開路して前記第2開閉部を閉路し、また、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記第1開閉部を閉路して前記第2開閉部を開路するよう制御するものであってもよい。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第1開閉部を開路して第2開閉部を閉路し、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
(5)また、(2)の蓄電装置において、前記第2電路に設けられ、前記第2電路を開閉する第2開閉部、を備え、前記制御部は、前記インバータ装置から出力情報を取得し、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記第1開閉部を開路して前記第2開閉部を閉路し、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記第1開閉部を閉路して前記第2開閉部を開路するよう制御するものであってもよい。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第1開閉部を開路して第2開閉部を閉路し、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
(6)また、(1)の蓄電装置において、前記整流部はサイリスタによって構成され、前記インバータ装置から出力情報を取得し、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記整流部をオン状態とし、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記整流部がオフ状態となるよう制御する制御部を備えるものであってもよい。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第2電路を用いて、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
(7)また、(1)の蓄電装置において、前記整流部はサイリスタによって構成され、前記インバータ装置の出力を検出する出力センサと、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記整流部をオン状態とし、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記整流部がオフ状態となるよう制御する制御部を備えるものであってもよい。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第2電路を用いて、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
(8)また、(2)〜(7)のいずれかの蓄電装置において、前記蓄電池の充放電を管理する蓄電池システム制御部が設けられ、当該蓄電池システム制御部が、前記制御部としての機能を有するものであってもよい。
この場合、蓄電池システム制御部を利用して開閉部の制御を行うことができるので、開閉部の制御のためだけに専用の制御部を設ける必要がない。
(9)他の観点からは、これは、太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置と、前記太陽光発電装置に接続される蓄電装置と、を備えた太陽光発電蓄電システムであって、前記蓄電装置は、蓄電池と、一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、を備えている太陽光発電蓄電システムである。
上記のような太陽光発電蓄電システムでは、蓄電装置を、太陽光発電装置の直流電路及び交流電路との接続を実現するだけで構成することができる。従って、新設の太陽光発電装置のみならず、既存の太陽光発電装置にも容易に蓄電装置を取り付けることができる。太陽光発電中は、第1電路を介して、発電電力により蓄電池を充電することができる。太陽光発電停止中は、第2電路を介して、商用電力により蓄電池を充電することができる。このようにして、太陽光発電システムが既設であっても、既存の設備はそのままで、複合型のパワーコンディショナと同様に蓄電池を使用できる簡易な蓄電装置を提供することができる。なお、一般に、近年の太陽光発電パネルによる太陽光発電中の直流電路の電圧は、商用電力系統の系統電圧のピーク値より高く、従って、その場合には太陽光発電中に、第1電路を介して発電電力により蓄電池を充電することが優先的に行われ、第2電路を介して商用電力により蓄電池の充電が行われることはない。逆に、太陽光発電停止中の直流電路の電圧は、当然に、商用電力系統の系統電圧のピーク値より低く、従って、その場合には、第2電路を介して商用電力により蓄電池の充電を行うことができる。
(10)方法の観点からは、これは、太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、前記インバータ装置を通らない別の経路を用いて蓄電池を充電可能な、蓄電池の充電方法であって、太陽光発電中は、前記直流電路からの電力の供給を受け、DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とし、太陽光発電停止中は、前記交流電路から整流部を通して電力の供給を受け、前記DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とする、蓄電池の充電方法である。
上記のような蓄電池の充電方法によれば、例えば既存の太陽光発電装置を利用して容易に、蓄電池を充電することができる。すなわち、太陽光発電中は、直流電路からの電力により、蓄電池を充電することができる。太陽光発電停止中は、交流電路から整流部を介して、商用電力により蓄電池を充電することができる。このようにして、太陽光発電システムが既設であっても、既存の設備はそのままで、複合型のパワーコンディショナと同様に蓄電池を使用できる簡易な蓄電装置を提供することができる。なお、一般に、近年の太陽光発電パネルによる太陽光発電中の直流電路の電圧は、商用電力系統の系統電圧のピーク値より高く、従って、その場合には太陽光発電中に、直流電路からの電力により蓄電池を充電することが優先的に行われ、商用電力により蓄電池の充電が行われることはない。逆に、太陽光発電停止中の直流電路の電圧は、当然に、商用電力系統の系統電圧のピーク値より低く、従って、その場合には、商用電力により蓄電池の充電を行うことができる。
[実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態に係る蓄電装置について、図面を参照して説明する。
《第1実施形態》
図1は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第1実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図において、まず、太陽光発電装置100は、太陽光発電パネル1と、当該太陽光発電パネル1から直流電路2を介して接続されたインバータ装置3(パワーコンディショナ)と、当該インバータ装置3から商用電力系統5に系統連系する交流電路4とを含んでいる。なお、交流電路4には、需要家の負荷(図示せず。)も接続されている。また、この商用電力系統5は、例えば3相交流(電圧は例えば200V)であり、インバータ装置3は、3相交流との系統連系用である。
一方、蓄電装置300は、双方向に変換動作が可能なDC/DCコンバータ8と、蓄電池9と、充放電用回路200とを備えている。DC/DCコンバータ8は、その一端(図では下端の低圧側)が蓄電池9に接続され、蓄電池9の充電及び放電の動作を行う。充放電用回路200は、直流電路2とDC/DCコンバータ8の他端(図の上端の高圧側)とを繋ぐ第1電路6、及び、交流電路4から整流部13を経てDC/DCコンバータ8の他端へ至る第2電路7を有する。
充放電用回路200は、第1電路6側に、例えばリレー接点である第1開閉部10が設けられている。また、第1開閉部10と並列に、抵抗11及びリレー接点12の直列体による突入電流抑制回路が接続されている。第1開閉部10を閉路したいときは、それに先駆けてリレー接点12を閉路し、抵抗11を通してDC/DCコンバータ8の内部にあるコンデンサ(図示せず。)をプリチャージする。その後、第1開閉部10を閉路し、リレー接点12を開路する。第1開閉部10及びリレー接点12の開閉は、制御部15により制御される。開路している状態の第1開閉部10を閉路するときは、常にこのようにして、突入電流の抑制が行われる(以下同様。)。
また、充放電用回路200の第2電路7は、フルブリッジのダイオードd1,d2,d3,d4,d5、d6による整流部13を介して、第1電路6と接続される。第2電路7の1線には電流センサ14が設けられ、その検出出力は制御部15に送られる。制御部15の基本的な動作は、電流センサ14が所定値以上の電流を所定時間以上検出すると、第1開閉部10を開路する。ここで、「所定値以上」、「所定時間」とは、ダイオードd1〜d6の漏れ電流程度の微小な電流や、所定値以上ではあっても、ごく瞬間的にしか流れない電流を排除するための条件であり、実際に流れる電流を検出して適切な数値に定めることができる。また、逆に、所定値以上の電流を所定時間以上検出する状態でなくなれば、制御部15は、第1開閉部10を閉路する。
制御部15は、CPUを含まないハードウェアのみの回路であってもよいし、CPUを含み、ソフトウェア(コンピュータプログラム)をコンピュータが実行することで、必要な制御機能を実現するものであってもよい。CPUを含む場合には、ソフトウェアは、制御部15の記憶装置(図示せず。)に格納される。
次に、上記のように構成された充放電用回路200の動作について説明する。図2〜図4は、図1と同じ回路に、電流の流れ等を追記した回路図である。
まず、図2は、太陽光発電パネル1による太陽光発電が行われているときの状態を説明する図である。図において、太陽光発電パネル1の出力はインバータ装置3により交流電力に変換され、交流電路4に送出されている。直流電路2の電圧は蓄電装置300にも取り込まれ、閉路している第1開閉部10を介してDC/DCコンバータ8に給電されるので、DC/DCコンバータ8は蓄電池9の充電を行うことができる。
第1電路6の2線間の電圧Vpvは、太陽光発電中は例えば500V程度あり、商用電力系統5における系統電圧Vacの絶対値のピーク値(21/2)|Vac|よりも高い電圧となる。従って、整流部13のダイオードd1〜d6は、逆方向バイアスをかけた状態となって導通せず、第2電路7に電流は流れない。この状態では、制御部15は、第1開閉部10の閉路を継続している。この状態から夕方になり日没を迎えると、太陽光発電は停止となり、第1電路6の2線間の電圧Vpvは低下して最終的には0になる。電圧Vpvが、Vpv<(21/2)|Vac|となると、整流部13のダイオードd1〜d6は、順方向バイアスをかけた状態となって導通し、第2電路7に電流が流れる。
図3は、この状態すなわち、太陽光発電パネル1による太陽光発電が停止中であるときの状態を説明する図である。太陽光発電パネル1は発電せず、インバータ装置3は停止している。第2電路7に所定値以上の電流が所定時間以上流れることによって、制御部15は、第1開閉部10を開路する。この状態では、商用電力系統5から交流電路4、第2電路7、整流部13を介してDC/DCコンバータ8に提供される電力により、蓄電池9が充電される。
蓄電池9の充電が完了すると、DC/DCコンバータ8は運転を停止する。従って、第2電路7には電流が流れなくなり、制御部15は、第1開閉部10を閉路する。この状態で朝が来て日が昇ると、太陽光発電が開始され、図2の状態となる。
なお、第1開閉部10が閉路している状態で、DC/DCコンバータ8を放電(昇圧)方向に動作させれば、蓄電池9を放電させることができる。例えば、日中であっても、太陽光発電パネル1の発電量が少ない場合に、蓄電池9を放電させることにより、需要家の負荷電力を賄うことができる(以下同様。)。
図4は、第1開閉部10を設ける意味について説明する回路図である。太陽光発電の停止中で、第2電路7から電力が供給されているとき、もし仮に、開閉可能な第1開閉部10が存在せず、図4に示すように、第1電路6がDC/DCコンバータ8まで直結している回路であったとすると、第2電路7の交流電圧が整流部13を通って直流電圧となり、インバータ装置3に入力電圧として印加される。これにより、インバータ装置3は、太陽光発電パネル1から発電電圧が入力されたときと同じ反応をして、起動する。
その結果、図4の太線で示すようなループを成す循環電流が流れる。このような電流が流れると、整流部13及びインバータ装置3内の電力損失が発生する。そこで、このような電力損失を抑制すべく、図3に示すように、第1開閉部10を設けて、それを開路し、ループの成立を阻止する。このようにして、電流のループによる電力損失の発生を抑制することができる。
《第2実施形態》
図5は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第2実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図1との違いは、第1開閉部10(図1)が存在しないこと、及び、制御部15からインバータ装置3に指示を与えうる構成になっていること、である。前述のように、第1開閉部10(図1)は、太陽光発電停止中に、電流のループができることを防ぐ意味がある。しかし、本実施形態では、第1開閉部10の代わりの役割を、インバータ装置3に持たせている。
すなわち、電流センサ14の検出信号に基づいて、所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合、制御部15は、インバータ装置3に対して運転停止の状態を維持する指令信号を出力する。なお、インバータ装置3は、通常、外部からの停止信号を受け付ける入力端子を備えている。従って、後付けの蓄電装置300であっても、信号線を接続するだけで、インバータ装置3に対して運転停止の状態を維持する指令信号を出力することができる。指令信号を受けたインバータ装置3は、運転停止の状態を維持するので、電流のループは成立しない。所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出されない(又はされなくなった)場合には、制御部15は、インバータ装置3に対する指令信号の出力を停止する。
《第3実施形態》
図6は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第3実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図1との違いは、まず、第2電路7の、整流部13より上流側に、例えばリレー接点である第2開閉部16並びに、突入電流抑制用のリレー接点17及び抵抗18の直列体を、第2開閉部16のいずれか1相の接点と並列に設けた点である。また、インバータ装置3の出力(ここでは電流)を検出する出力センサ19、又は、インバータ装置3から出力情報を取得する信号線を接続した点である。さらに、第2開閉部16と直列に、力率改善用のリアクトル20が設けられていることが好ましい。なお、第2電路7に流れる電流を検出する電流センサ14(図1)は、本実施形態では無くてもよい。
図6において、インバータ装置3から出力情報を取得するのが容易であれば、出力センサ19を省略してもよい。インバータ装置3から出力情報を取得するのが困難であれば、出力センサ19を設ければよい。
また、第3実施形態の回路構成は、太陽光発電パネル1の出力する電圧(開放電圧)Vpvが、系統電圧Vacの絶対値のピーク値(21/2)|Vac|よりも低い電圧となる場合があることを想定したものである。この場合、ダイオードの逆方向バイアス/順方向バイアスでは充電経路の切替ができない。そこで、第1開閉部10及び第2開閉部16を設けてこれらを開閉制御することにより、充電経路の切替を実現するものである。
例えば、太陽光発電パネル1による太陽光発電が行われているときには、太陽光発電パネル1の出力はインバータ装置3により交流電力に変換され、交流電路4に送出されている。このとき、制御部15は、出力センサ19の検出出力に基づいて、又は、インバータ装置3からの出力情報に基づいて、太陽光発電中か、そうではないか、を判断する。太陽光発電中は、制御部15は、第1開閉部10を閉路し、第2開閉部16を開路するよう制御する。直流電路2の電圧は蓄電装置300にも取り込まれ、閉路している第1開閉部10を介してDC/DCコンバータ8に給電されるので、DC/DCコンバータ8は蓄電池9の充電を行うことができる。
第2電路7では、途中にある第2開閉部16が開路しているので、電流は流れない。この状態から夕方になり日没を迎えると、太陽光発電の出力は低下し、最終的には0になる。そこで、出力の閾値を予め定めておき、インバータ装置3の出力が閾値より低い状態になると、制御部15は、第1開閉部10を開路し、第2開閉部16を閉路するよう制御する。なお、第2開閉部16を閉路する際は、先にリレー接点17を閉路してDC/DCコンバータ8内のコンデンサのプリチャージを行い、その後第2開閉部16を閉路してからリレー接点17を開路する。この状態では、太陽光発電パネル1は発電せず、インバータ装置3は停止している。また、商用電力系統5から交流電路4、閉路した第2開閉部16を含む第2電路7、整流部13を介してDC/DCコンバータ8に提供される電力により、蓄電池9が充電される。このとき、DC/DCコンバータ8の内部の充電電力入力側にあるコンデンサと整流部13との組合せにより力率が悪化するが、交流側にリアクトル20を設けておくことにより、このような力率の悪化を抑制することができる。
蓄電池9の充電が完了すると、DC/DCコンバータ8は運転を停止する。この状態で朝が来て日が昇ると、太陽光発電が開始され、インバータ装置3の出力が立ち上がる。これを検出した制御部15は、第1開閉部10を閉路し、第2開閉部16を開路する。
《第4実施形態》
図7は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第4実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。第3実施形態の図6との違いは、第2開閉部16(図6)が無いこと、及び、ダイオードd1,d2,d3,d4,d5,d6がサイリスタth1,th2,th3,th4,th5,th6に置き換わっていることである。サイリスタth1,th2,th3,th4,th5,th6のターンオンを制御するのは、制御部15である。
第4実施形態の回路構成は、第3実施形態と同様に、太陽光発電パネル1の出力する電圧(開放電圧)Vpvが、系統電圧Vacの絶対値のピーク値(21/2)|Vac|よりも低い電圧となる場合があることを想定したものである。この場合、ダイオードの逆方向バイアス/順方向バイアスでは充電経路の切替ができない。そこで、第1開閉部10及びサイリスタによる整流部13を設けてこれらを制御することにより、充電経路の切替を実現するものである。
例えば、太陽光発電パネル1による太陽光発電が行われているときには、太陽光発電パネル1の出力はインバータ装置3により交流電力に変換され、交流電路4に送出されている。このとき、制御部15は、出力センサ19の検出出力に基づいて、又は、インバータ装置3からの出力情報に基づいて、太陽光発電中か、そうではないか、を判断する。太陽光発電中は、制御部15は、第1開閉部10を閉路し、整流部13を開路(ターンオフ)するよう制御している。直流電路2の電圧は蓄電装置300にも取り込まれ、閉路している第1開閉部10を介してDC/DCコンバータ8に給電されるので、DC/DCコンバータ8は蓄電池9の充電を行うことができる。
第2電路7では、整流部13が開路(ターンオフ)しているので、電流は流れない。この状態から夕方になり日没を迎えると、太陽光発電の出力は低下し、最終的には0になる。そこで、出力の閾値を予め定めておき、インバータ装置3の出力が閾値より低い状態になると、制御部15は、第1開閉部10を開路し、整流部13のサイリスタth1〜th6がターンオンするよう制御する。この状態では、太陽光発電パネル1は発電せず、インバータ装置3は停止している。また、商用電力系統5から交流電路4、第2電路7の整流部13を介してDC/DCコンバータ8に提供される電力により、蓄電池9が充電される。
蓄電池9の充電が完了すると、DC/DCコンバータ8は運転を停止する。運転停止により、電流が0になると、整流部13のサイリスタth1〜th6は自然にターンオフとなる。この状態で朝が来て日が昇ると、太陽光発電が開始され、インバータ装置3の出力が立ち上がる。これを検出した制御部15は、第1開閉部10を閉路する。
なお、サイリスタとして、GTO(ゲートターンオフ)サイリスタを使用し、制御部15によりターンオフさせてもよい。この場合は、図6の蓄電装置300と同様な動作になる。すなわち、整流部13が、第2開閉部16と同様な機能を内蔵することになる。
また、整流部13として制御可能な整流素子を用いるとすると、その他、トライアックの使用も可能である。
《第5実施形態》
図8は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第5実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図1との違いは、制御部15Bとして、蓄電池9に付随して設けられ蓄電池9の充放電を管理する蓄電池システム制御部を使用した点である。
この場合、蓄電池システム制御部15Bを利用して第1開閉部10の制御を行うことができるので、第1開閉部10の制御のためだけに専用の制御部を設ける必要が無い。
《その他》
なお、上述の各実施形態については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。
また、上述の各実施形態では、蓄電装置300を、既存の太陽光発電装置100に取り付けるものとして説明したが、このような蓄電装置300は、新設の太陽光発電装置に併設することもできる。
《まとめ》
各実施形態に共通する特徴の一表現としては、この蓄電装置300は、太陽光発電パネル1から直流電路2、インバータ装置3、交流電路4を経て、商用電力系統5と系統連系可能な太陽光発電装置100がある場合に、当該太陽光発電装置100に接続される蓄電装置300である、という前提であり、そして、蓄電装置300は、蓄電池9と、一端が蓄電池9に接続され、蓄電池9の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータ8と、直流電路2とDC/DCコンバータ8の他端とを繋ぐ第1電路6、及び、交流電路4から整流部13を経てDC/DCコンバータ8の他端へ至る第2電路7を有する充放電用回路200と、を備えていることである。
このような蓄電装置300は、太陽光発電装置100の直流電路2及び交流電路4との接続を実現するだけで構成することができる。従って、新設の太陽光発電装置のみならず、既存の太陽光発電装置にも容易に取り付けることができる。太陽光発電中は、第1電路6を介して、発電電力により蓄電池9を充電することができる。太陽光発電停止中は、第2電路7を介して、商用電力により蓄電池9を充電することができる。
また、一般に、近年の太陽光発電パネル1による太陽光発電中の直流電路2の電圧は、商用電力系統5の系統電圧のピーク値より高く、従って、その場合には太陽光発電中に、第1電路6を介して発電電力により蓄電池9を充電することが優先的に行われ、第2電路7を介して商用電力により蓄電池9の充電が行われることはない。逆に、太陽光発電停止中の直流電路の電圧は、当然に、商用電力系統5の系統電圧のピーク値より低く、従って、その場合には、第2電路7を介して商用電力により蓄電池9の充電を行うことができる。
また、方法の観点から異なる表現をすれば、太陽光発電パネル1から直流電路2、インバータ装置3、交流電路4を経て、商用電力系統5と系統連系可能な太陽光発電装置100がある場合に、インバータ装置3を通らない別の経路を用いて蓄電池9を充電可能な、蓄電池9の充電方法であって、太陽光発電中は、直流電路2からの電力の供給を受け、DC/DCコンバータ8を介して蓄電池9を充電可能な状態とし、太陽光発電停止中は、交流電路4から整流部13を通して電力の供給を受け、DC/DCコンバータ8を介して蓄電池9を充電可能な状態とする、蓄電池の充電方法でもある。
また、循環電流(電流のループ)防止の観点では、第1電路6に第1開閉部10を設け、電流センサ14により所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に第1開閉部10を開路し、当該状態が検出されない場合は第1開閉部10を閉路するよう制御することができる。このようにして、電流のループによる電力損失の発生を抑制することができる。同様のことは、第1開閉部10の代わりに、インバータ装置3の停止を維持することによっても実現できる。
また、太陽光発電の出力が小さい場合、第2電路7に第2開閉部16を設けてもよい。制御部15は、インバータ装置3の出力が閾値より低い場合、第1開閉部10を開路して第2開閉部16を閉路し、また、インバータ装置3の出力が閾値以上である場合、第1開閉部10を閉路して第2開閉部16を開路するよう制御することができる。インバータ装置の出力は、独自に出力センサを設けて検出してもよいし、可能な場合は、インバータ装置から出力情報を取得してもよい。
すなわち、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置3の出力が閾値より低い場合、制御部は、第1開閉部10を開路して第2開閉部16を閉路し、商用電力系統5からの電力により蓄電池9を充電することができる。
また、整流部13は、ダイオードの他、サイリスタの使用も可能である。サイリスタのような制御可能な整流素子は、第2開閉部16の機能も持ち合わせることができる。
《補記》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 太陽光発電パネル
2 直流電路
3 インバータ装置
4 交流電路
5 商用電力系統
6 第1電路
7 第2電路
8 DC/DCコンバータ
9 蓄電池
10 第1開閉部
11 抵抗
12 リレー接点
13 整流部
14 電流センサ
15 制御部
15B 蓄電池システム制御部
16 第2開閉部
17 リレー接点
18 抵抗
19 出力センサ
20 リアクトル
100 太陽光発電装置
200 充放電用回路
300 蓄電装置
d1,d2,d3,d4,d5,d6 ダイオード
th1,th2,th3,th4,th5,th6 サイリスタ

Claims (10)

  1. 太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、当該太陽光発電装置に接続される蓄電装置であって、
    蓄電池と、
    一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、
    前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、
    を備えている蓄電装置。
  2. 前記整流部に流れる電流を検出する電流センサと、
    前記第1電路に設けられ、前記第1電路を開閉する第1開閉部と、
    前記電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に前記第1開閉部を開路し、当該状態が検出されない場合は前記第1開閉部を閉路するよう制御する制御部と、
    を備えている、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記整流部に流れる電流を検出する電流センサと、
    前記電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に、前記インバータ装置の停止を維持する指令信号を出力する制御部と、
    を備えている、請求項1に記載の蓄電装置。
  4. 前記インバータ装置の出力を検出する出力センサと、
    前記第2電路に設けられ、前記第2電路を開閉する第2開閉部と、を備え、
    前記制御部は、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記第1開閉部を開路して前記第2開閉部を閉路し、また、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記第1開閉部を閉路して前記第2開閉部を開路するよう制御する、請求項2に記載の蓄電装置。
  5. 前記第2電路に設けられ、前記第2電路を開閉する第2開閉部、を備え、
    前記制御部は、前記インバータ装置から出力情報を取得し、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記第1開閉部を開路して前記第2開閉部を閉路し、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記第1開閉部を閉路して前記第2開閉部を開路するよう制御する、請求項2に記載の蓄電装置。
  6. 前記整流部はサイリスタによって構成され、
    前記インバータ装置から出力情報を取得し、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記整流部をオン状態とし、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記整流部がオフ状態となるよう制御する制御部を備える、請求項1に記載の蓄電装置。
  7. 前記整流部はサイリスタによって構成され、
    前記インバータ装置の出力を検出する出力センサと、
    前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記整流部をオン状態とし、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記整流部がオフ状態となるよう制御する制御部を備える、請求項1に記載の蓄電装置。
  8. 前記蓄電池の充放電を管理する蓄電池システム制御部が設けられ、当該蓄電池システム制御部が、前記制御部としての機能を有する、請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  9. 太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置と、
    前記太陽光発電装置に接続される蓄電装置と、を備えた太陽光発電蓄電システムであって、前記蓄電装置は、
    蓄電池と、
    一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、
    前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、
    を備えている太陽光発電蓄電システム。
  10. 太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、前記インバータ装置を通らない別の経路を用いて蓄電池を充電可能な、蓄電池の充電方法であって、
    太陽光発電中は、前記直流電路からの電力の供給を受け、DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とし、
    太陽光発電停止中は、前記交流電路から整流部を通して電力の供給を受け、前記DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とする、
    蓄電池の充電方法。
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