JP2020010531A - 蓄電装置、太陽光発電蓄電システム、及び、蓄電池の充電方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第1開閉部を開路して第2開閉部を閉路し、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第1開閉部を開路して第2開閉部を閉路し、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第2電路を用いて、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
この場合、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置の出力が閾値より低い場合、制御部は、第2電路を用いて、商用電力系統からの電力により蓄電池を充電することができる。
この場合、蓄電池システム制御部を利用して開閉部の制御を行うことができるので、開閉部の制御のためだけに専用の制御部を設ける必要がない。
以下、本発明の実施形態に係る蓄電装置について、図面を参照して説明する。
図1は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第1実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図において、まず、太陽光発電装置100は、太陽光発電パネル1と、当該太陽光発電パネル1から直流電路2を介して接続されたインバータ装置3(パワーコンディショナ)と、当該インバータ装置3から商用電力系統5に系統連系する交流電路4とを含んでいる。なお、交流電路4には、需要家の負荷(図示せず。)も接続されている。また、この商用電力系統5は、例えば3相交流(電圧は例えば200V)であり、インバータ装置3は、3相交流との系統連系用である。
まず、図2は、太陽光発電パネル1による太陽光発電が行われているときの状態を説明する図である。図において、太陽光発電パネル1の出力はインバータ装置3により交流電力に変換され、交流電路4に送出されている。直流電路2の電圧は蓄電装置300にも取り込まれ、閉路している第1開閉部10を介してDC/DCコンバータ8に給電されるので、DC/DCコンバータ8は蓄電池9の充電を行うことができる。
図5は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第2実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図1との違いは、第1開閉部10(図1)が存在しないこと、及び、制御部15からインバータ装置3に指示を与えうる構成になっていること、である。前述のように、第1開閉部10(図1)は、太陽光発電停止中に、電流のループができることを防ぐ意味がある。しかし、本実施形態では、第1開閉部10の代わりの役割を、インバータ装置3に持たせている。
図6は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第3実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図1との違いは、まず、第2電路7の、整流部13より上流側に、例えばリレー接点である第2開閉部16並びに、突入電流抑制用のリレー接点17及び抵抗18の直列体を、第2開閉部16のいずれか1相の接点と並列に設けた点である。また、インバータ装置3の出力(ここでは電流)を検出する出力センサ19、又は、インバータ装置3から出力情報を取得する信号線を接続した点である。さらに、第2開閉部16と直列に、力率改善用のリアクトル20が設けられていることが好ましい。なお、第2電路7に流れる電流を検出する電流センサ14(図1)は、本実施形態では無くてもよい。
図7は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第4実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。第3実施形態の図6との違いは、第2開閉部16(図6)が無いこと、及び、ダイオードd1,d2,d3,d4,d5,d6がサイリスタth1,th2,th3,th4,th5,th6に置き換わっていることである。サイリスタth1,th2,th3,th4,th5,th6のターンオンを制御するのは、制御部15である。
また、整流部13として制御可能な整流素子を用いるとすると、その他、トライアックの使用も可能である。
図8は、需要家に、例えば既存の太陽光発電装置100があって、これに、後付けで第5実施形態の蓄電装置300を取り付けた状態を示す回路図である。図1との違いは、制御部15Bとして、蓄電池9に付随して設けられ蓄電池9の充放電を管理する蓄電池システム制御部を使用した点である。
この場合、蓄電池システム制御部15Bを利用して第1開閉部10の制御を行うことができるので、第1開閉部10の制御のためだけに専用の制御部を設ける必要が無い。
なお、上述の各実施形態については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。
また、上述の各実施形態では、蓄電装置300を、既存の太陽光発電装置100に取り付けるものとして説明したが、このような蓄電装置300は、新設の太陽光発電装置に併設することもできる。
各実施形態に共通する特徴の一表現としては、この蓄電装置300は、太陽光発電パネル1から直流電路2、インバータ装置3、交流電路4を経て、商用電力系統5と系統連系可能な太陽光発電装置100がある場合に、当該太陽光発電装置100に接続される蓄電装置300である、という前提であり、そして、蓄電装置300は、蓄電池9と、一端が蓄電池9に接続され、蓄電池9の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータ8と、直流電路2とDC/DCコンバータ8の他端とを繋ぐ第1電路6、及び、交流電路4から整流部13を経てDC/DCコンバータ8の他端へ至る第2電路7を有する充放電用回路200と、を備えていることである。
すなわち、太陽光発電の出力が少なく、そのため、インバータ装置3の出力が閾値より低い場合、制御部は、第1開閉部10を開路して第2開閉部16を閉路し、商用電力系統5からの電力により蓄電池9を充電することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 直流電路
3 インバータ装置
4 交流電路
5 商用電力系統
6 第1電路
7 第2電路
8 DC/DCコンバータ
9 蓄電池
10 第1開閉部
11 抵抗
12 リレー接点
13 整流部
14 電流センサ
15 制御部
15B 蓄電池システム制御部
16 第2開閉部
17 リレー接点
18 抵抗
19 出力センサ
20 リアクトル
100 太陽光発電装置
200 充放電用回路
300 蓄電装置
d1,d2,d3,d4,d5,d6 ダイオード
th1,th2,th3,th4,th5,th6 サイリスタ
Claims (10)
- 太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、当該太陽光発電装置に接続される蓄電装置であって、
蓄電池と、
一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、
前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、
を備えている蓄電装置。 - 前記整流部に流れる電流を検出する電流センサと、
前記第1電路に設けられ、前記第1電路を開閉する第1開閉部と、
前記電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に前記第1開閉部を開路し、当該状態が検出されない場合は前記第1開閉部を閉路するよう制御する制御部と、
を備えている、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記整流部に流れる電流を検出する電流センサと、
前記電流センサにより所定値以上の電流が所定時間以上流れる状態が検出された場合に、前記インバータ装置の停止を維持する指令信号を出力する制御部と、
を備えている、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記インバータ装置の出力を検出する出力センサと、
前記第2電路に設けられ、前記第2電路を開閉する第2開閉部と、を備え、
前記制御部は、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記第1開閉部を開路して前記第2開閉部を閉路し、また、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記第1開閉部を閉路して前記第2開閉部を開路するよう制御する、請求項2に記載の蓄電装置。 - 前記第2電路に設けられ、前記第2電路を開閉する第2開閉部、を備え、
前記制御部は、前記インバータ装置から出力情報を取得し、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記第1開閉部を開路して前記第2開閉部を閉路し、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記第1開閉部を閉路して前記第2開閉部を開路するよう制御する、請求項2に記載の蓄電装置。 - 前記整流部はサイリスタによって構成され、
前記インバータ装置から出力情報を取得し、前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記整流部をオン状態とし、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記整流部がオフ状態となるよう制御する制御部を備える、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記整流部はサイリスタによって構成され、
前記インバータ装置の出力を検出する出力センサと、
前記インバータ装置の出力が閾値より低い場合、前記整流部をオン状態とし、前記インバータ装置の出力が前記閾値以上である場合、前記整流部がオフ状態となるよう制御する制御部を備える、請求項1に記載の蓄電装置。 - 前記蓄電池の充放電を管理する蓄電池システム制御部が設けられ、当該蓄電池システム制御部が、前記制御部としての機能を有する、請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の蓄電装置。
- 太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置と、
前記太陽光発電装置に接続される蓄電装置と、を備えた太陽光発電蓄電システムであって、前記蓄電装置は、
蓄電池と、
一端が前記蓄電池に接続され、前記蓄電池の充電及び放電の動作を行うDC/DCコンバータと、
前記直流電路と前記DC/DCコンバータの他端とを繋ぐ第1電路、及び、前記交流電路から整流部を経て前記DC/DCコンバータの他端へ至る第2電路を有する充放電用回路と、
を備えている太陽光発電蓄電システム。 - 太陽光発電パネルから直流電路、インバータ装置、交流電路を経て、商用電力系統と系統連系可能な太陽光発電装置がある場合に、前記インバータ装置を通らない別の経路を用いて蓄電池を充電可能な、蓄電池の充電方法であって、
太陽光発電中は、前記直流電路からの電力の供給を受け、DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とし、
太陽光発電停止中は、前記交流電路から整流部を通して電力の供給を受け、前記DC/DCコンバータを介して前記蓄電池を充電可能な状態とする、
蓄電池の充電方法。
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