JPH10220454A - スライダー - Google Patents

スライダー

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JPH10220454A
JPH10220454A JP9039761A JP3976197A JPH10220454A JP H10220454 A JPH10220454 A JP H10220454A JP 9039761 A JP9039761 A JP 9039761A JP 3976197 A JP3976197 A JP 3976197A JP H10220454 A JPH10220454 A JP H10220454A
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slider
fastener
guide member
rod
raised
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JP9039761A
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Kenji Takahashi
健二 高橋
Taku Yamamoto
卓 山本
Ryuhei Nishida
隆平 西田
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NHK Spring Co Ltd
Subaru Corp
Nifco Inc
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Nifco Inc
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 締付け状態を解除でき且つ締着具の脱落しな
いスライダーの提供 【解決手段】 棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備
えられるスライダー本体Aと、該スライダー本体Aを棒
状ガイド部材Cに締め付ける締着具Bとを有し、スライ
ダー本体Aが、環状に湾曲構成されて棒状ガイド部材C
の挿通される弾性保持筒部10と、この保持筒部10の
各湾曲端部に備えられる第1隆起部21及び第2隆起部
22とよりなる円柱状嵌め合い部20とを有し、該円柱
状嵌め合い部20を操作凹部30内に収め入れるように
して回動可能に備え付けられる締着具Bが、該締着具B
を回動した際に、第1隆起部21と第2隆起部22を互
いに近づく向きに押圧する押圧手段と、該締着具Bを、
前記と反対の向きに回動した際に、第1隆起部21と第
2隆起部22とを引き離す案内凸起42及び円柱状嵌め
合い部20の突き出し片23に掛かり合う突き出し片4
3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、棒状のガイド部
材に対して摺動可能に備えつけられる各種のスライダ
ー、例えば、摺動調節しながら用いられるハンガー手段
としてのスライダーなどとして用いられるものであっ
て、ガイド部材に対する締付け状態の解除を、より確実
とし、しかも締付け解除状態における締着具の脱落を防
止するようにしたスライダーの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】ガイドバーに対して、スライダーを摺動
自在に組付けると共に、このスライダーを任意の位置
で、ガイドバーに対して締付け状態とし、このガイドバ
ーに対して固定状態とされたスライダーを用いて、各種
ハンガーの吊下げベースとすることが一般になされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるスライダーにあ
って、例えば、ガイドバーを跨ぐように湾曲したスライ
ダーの各下端脚部を、この下端脚部を取り入れる締具の
締付けによって締付けることで、このスライダーをガイ
ドバーに対して緊締する手法においては、締具の締付け
力を解いた際に、経時的に、締付け状態に置かれていた
各下端脚部相互が、ガイドバーに対して密着した状態に
維持されることが多く、この為、滑らかな摺動操作に難
を生ずることがあった。
【0004】この発明に係るスライダーは、棒状ガイド
部材に対して、その任意の摺動停止位置においてスライ
ダーを固定状態として用い得ると共に、この固定状態で
用いられているスライダーに対する締付けを解いた際
に、容易、且つ、確実に、当該スライダーを棒状ガイド
部材に沿って移動し得るようにしたスライダーの提供を
主要な目的の一つとしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の目的
を達成するために、スライダーを、挿通される棒状ガイ
ド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダーとし
てあり、しかも、このスライダーが、前記棒状ガイド部
材Cに対して摺動可能に備えられるスライダー本体A
と、このスライダー本体Aに備えられて、該スライダー
本体Aの前記棒状ガイド部材Cに対する締め付けをなす
締着具Bとを備えた構成としてあり、前記スライダー本
体Aが、環状に湾曲構成されて、前記棒状ガイド部材C
の挿通される弾性保持筒部10と、この保持筒部10の
各湾曲端部から外方に突き出すように備えられる第1隆
起部21及び第2隆起部22とよりなる円柱状嵌め合い
部20とを有しており、さらに、この円柱状嵌め合い部
20を操作凹部30内に収め入れるようにして該円柱状
嵌め合い部20に対して回動可能に備え付けられる前記
締着具Bが、この締着具Bを、一方向に向けて回動した
際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22とを互いに
近づく向きに押圧する押圧手段を備えていると共に、該
締着具Bが、この締着具Bを、前記回動と反対の向きに
回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22と
の間に押し入って、この第1隆起部21と第2隆起部2
2とを引き離す案内凸起42と、前記円柱状嵌め合い部
20に備えられている突き出し片23に掛かり合って該
締着具Bの抜け出しを防ぐ突き出し片43とを備えてい
る構成としてある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る典型的なスラ
イダーの一実施の形態について詳細に説明する。
【0007】図1は、この典型的な実施の形態に係るス
ライダーの要部々品を分離した状態を下面側から見て示
し、図2は、締着具Bを上面から見て、図3は、スライ
ダー本体Aを下面から見て示している。図4と、図5
は、締着具Bを回動操作している状態を、図4では、締
着具Bによる締付けを解放した状態を、図5では、この
締着具Bによって締付けている状態を、夫々水平断面の
状態で示している。
【0008】また、図6では、このスライダーを棒状ガ
イド部材Cの差し込み側から見て示すと共に、図7で
は、これを下面から見て示している。さらに、図8で
は、このスライダーを、棒状ガイド部材Cの挿通方向で
断面して示し、図9では、棒状ガイド部材Cの挿通方向
に直交した向きの断面として示している。
【0009】図10及び図11は、このスライダーをネ
ットの張設用のフック手段として用いている状態を、図
10では要部の断面図として、また、図11では、要部
の斜視図として示している。
【0010】この実施の形態に係るスライダーは、挿通
される棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられる
スライダーが、前記棒状ガイド部材Cに対して摺動可能
に備えられるスライダー本体Aと、このスライダー本体
Aに備えられて、該スライダー本体Aの前記棒状ガイド
部材Cに対する締め付けをなす締着具Bとを備えて構成
してあり、しかも、前記スライダー本体Aが、環状に湾
曲構成されて、前記棒状ガイド部材Cの挿通される弾性
保持筒部10と、この保持筒部10の各湾曲端部から外
方に突き出すように備えられる第1隆起部21及び第2
隆起部22とよりなる円柱状嵌め合い部20とを有し、
さらに、この円柱状嵌め合い部20を操作凹部30内に
収め入れるようにして該円柱状嵌め合い部20に対して
回動可能に備え付けられる前記締着具Bが、この締着具
Bを、一方向に向けて回動した際に、前記第1隆起部2
1と第2隆起部22とを互いに近づく向きに押圧する押
圧手段を備えていると共に、該締着具Bが、この締着具
Bを、前記回動と反対の向きに回動した際に、前記第1
隆起部21と第2隆起部22との間に押し入って、この
第1隆起部21と第2隆起部22とを引き離す案内凸起
42と、前記円柱状嵌め合い部20に備えられている突
き出し片23に掛かり合って該締着具Bの抜け出しを防
ぐ突き出し片43とを備えている構成としてある。
【0011】このように構成されるスライダーにあって
は、このスライダーを棒状ガイド部材Cの任意の位置に
位置づけると共に締着具Bを回動して第1隆起部21
と、第2隆起部22とを互に近づける向きに押圧するこ
とで、このスライダーを棒状ガイド部材Cに対して固定
状態とすることができる。
【0012】次いで、締着具Bを、前記締込みと反対の
側に回動することによって、第1隆起部21と、第2隆
起部22との押しつけ方向の押圧を解いて、スライダー
の棒状ガイド部材Cに対する固定状態での留めつけが解
放できると共に、この第1隆起部21と、第2隆起部2
2とを互に引き離す向きに案内凸起42によって押動す
ることによって、棒状ガイド部材Cに対するスライダー
の滑らかな摺動を可能とすることができる。
【0013】更に、この締着具Bによる第1隆起部21
及び第2隆起部22に対する押圧を解放した際にあって
も、円柱状嵌め合い部20の突き出し片23に対して、
突き出し片43が掛かり合う構成としてあることから、
締着具Bがスライダー本体Aから脱落することがない。
【0014】また、前記棒状ガイド部材Cが円形断面の
棒、管材である場合においては、この棒状ガイド部材C
に対して、スライダーを回転自在とすることができ、ま
た、任意の回転位置において締着具Bによる締付け固定
と、この締付け状態にある各第1隆起部21及び第2隆
起部22相互を案内凸起42によって引き離し、スライ
ダーの滑らかな回転操作を可能とすることができる。
【0015】先ず、この実施の形態に係るスライダーを
構成するスライダー本体Aは、主としてプラスチック成
形によって提供されるプラスチック成形品などを典型例
として構成されるものであって、環状に湾曲構成された
保持筒部10に対して、この保持筒部10における一方
の湾曲端部に第1隆起部21を設け、更に、この保持筒
部10の他方の湾曲端部に第2隆起部22を設けてある
と共に、この保持筒部10の側部、特に、第1隆起部2
1の備えられている側の保持筒部10の側部下端にフッ
ク50を設けた構成としてある。
【0016】かかる保持筒部10は、湾曲頂端から略下
方に向けて垂下状態に設けられる一方側の環状側壁1
0’に対して、他方側の環状側壁10”が、湾曲頂端か
ら、この垂下状態に設けられている環状側壁10’に至
るように湾曲底部10aを備えた半円弧以上の環状側壁
10”として構成してある。
【0017】かかる保持筒部10の底部として構成され
る環状側壁10”における湾曲底部10aに第1隆起部
21が設けてあり、また、垂下状態の環状側壁10’に
おける延設状態の垂下突片として第2隆起部22が設け
てある。
【0018】かかる構成よりなる保持筒部10は、環状
に湾曲した各環状側壁10’、10”相互が所要の弾性
復帰機能を備えた環状体として構成され、この保持筒部
10内に対して棒状ガイド部材Cを挿通、組付け得る構
成としてある。
【0019】かかる構成よりなる保持筒部10における
湾曲底部10aを備えた環状側壁10”から側方に突き
出すと共に、その先端を上方に屈曲するようにしたフッ
ク50を一体に設け、当該スライダーを各種のフック手
段などとして用い得る構成としてある。
【0020】かかる保持筒部10に設けられる円柱状嵌
め合い部20は、保持筒部10の一方側の環状側壁1
0’の下端に、この環状側壁10’から垂下状態に延設
される第2隆起部22と、他方側の環状側壁10”の湾
曲底部10aから、下方に隆起して設けられる第1隆起
部21とによって構成してある。
【0021】即ち、この環状側壁10’から突設される
第2隆起部22は、円弧の一部をなす断面、即ち、円の
接線と平行な線分によって円の側端部分を区分した形状
即ち、第1隆起部21と向き合った側を平坦面22aと
し、外側を弧状湾曲面22bとした形状の断面をなす突
き出し片として構成してあると共に、第1隆起部21と
組付け構成した態様で、略円形断面をなす構成としてあ
る。
【0022】次いで、この第2隆起部22と共に円柱状
嵌め合い部20を構成する第1隆起部21は、円の一部
を、その円の接線と平行な線分によってカットした態様
の断面、即ち、第2隆起部22と向き合った側を平坦面
21aとし、外側を円弧状の湾曲面21bとした一部切
欠円形状の断面としてあり、円柱状嵌め合い部20に対
して嵌めつけられる操作つまみ40の軸41の差し込ま
れる軸孔24が、当該第1隆起部21の構成する円の中
心部に設けてあると共に、前記第2隆起部22と、当該
第1隆起部21との間の構成隙間に一方端を連通した案
内溝25を、この軸孔24と同心状の円弧状溝として設
けてある。
【0023】また、この円柱状嵌め合い部20を構成す
る第1隆起部21には、前記案内溝25の開設終端側に
おける外周に突き出し片23を張り出し状態に設けてあ
る。
【0024】この第1隆起部21に備えられる突き出し
片23は、この第1隆起部21と同心状の円弧状の突片
として構成してあると共に、この第1隆起部21におけ
る第2隆起部22との対面側にある平坦面21aと平行
な軸孔24を通る線分yと、この線分yに直交する線分
y’との間に亙るように設けてある。
【0025】また、この突き出し片23は、第1隆起部
21の先端縁に沿って設けてあり、この突き出し片23
と対応した第1隆起部21の基部、特に保持筒部10の
湾曲底部10aに沿って、この突き出し片23と略同形
状の突き出し片26を設け、この突き出し片26と前記
突き出し片23との間に掛合溝27を設けるように構成
してある。
【0026】尚、この掛合溝27の一方の側、即ち、線
分y’側にある掛合溝27部分と、これに続く第1隆起
部21の外周壁部分に平坦状の溝部27aを設け、スプ
リングピン51が収まり接する溝部27aとして構成し
てある。
【0027】また、第2隆起部22の外周面には、弧状
をなすように溝22cが設けてあり、締着具Bを構成す
る操作つまみ40を円柱状嵌め合い部20に対して回し
込んだ際に、この操作つまみ40における突き出し片4
3が収まり入る構成としてある。
【0028】かかる構成よりなるスライダー本体Aに対
して、締着具Bは、操作凹部30を備えたキャップ状の
形態、即ち、円板状の底板部40aと、この底板部40
aの周側から立上る周側板部40bとによって円柱状嵌
め合い部20の収まり入る操作凹部30を備えた操作つ
まみ40として構成されている。
【0029】この操作つまみ40は、略半円状の第1操
作凹部31と、この半円状の第1操作凹部31における
各弧状端側で連設されている弧状の第2操作凹部32と
よりなる操作凹部30を備えた構成としてあり、この第
1操作凹部31の構成する円の中心となるように底板部
40aに軸41を立設してある。
【0030】かかる操作つまみ40に備えられる第1操
作凹部31は、軸41を軸孔24に差し入れるように円
柱状嵌め合い部20を該操作凹部30に収め入れた際
に、前記円柱状嵌め合い部20における第1隆起部21
の突き出し片23が、その湾曲外周面を接しながら回動
される大きさの半円状の凹部として構成してあり、この
第1操作凹部31の内周側壁から突き出し片43を突き
出し状態に設けてある。この第1操作凹部31の内周壁
に突き出し状態に設けられる突き出し片43は、円柱状
嵌め合い部20に嵌めつけられた操作つまみ40によっ
て、この円柱状嵌め合い部20の締めつけをなしていな
い状態(図4の状態)において、前記突き出し片23と
突き出し片26間の掛合溝27内に収まる位置にあっ
て、この掛合溝27内に都合良く出入りする形状の湾曲
突片として設けてあり、操作つまみ40を、円柱状嵌め
合い部20に対して回し込んで、円柱状嵌め合い部20
を締めつけ状態(図5の状態)とした際に、この突き出
し片43の一部が円柱状嵌め合い部20の第2隆起部2
2における溝22c内に導き入れられる構成としてあ
る。
【0031】尚、操作つまみ40の周側板部40bに開
設される窓穴44によって、この突き出し片43を都合
良くプラスチック成形に際して型抜きできるように構成
してある。
【0032】かかる第1操作凹部31に連設されている
第2操作凹部32は、前記第1操作凹部31における各
弧状端31’、31’間を結ぶ線分よりも短寸の線分を
弧状端32’、32’寸法とした弧状の凹部として構成
してあると共に、半円よりも、その頂端が更に側方にあ
る細長い弧状凹部として構成してある。
【0033】又、この図示例にあっては、この第2操作
凹部32における弧状端32’、32’間を結ぶ線分の
略中心に前記軸41が備えられる構成としてあり、この
結果、この軸41に対して回動自在に組付けられた円柱
状嵌め合い部20は、この第2操作凹部32における各
弧状端32’、32’部間で押圧作用を受けると共に、
頂端32”側で、この押圧作用が解消されることとな
る。
【0034】また、前記突き出し片43の設けられてい
る側と反対の側に、第1操作凹部31に連続する溝33
を設けると共に、この溝33を亙るように第1操作凹部
31と、第2操作凹部32の各弧状端31’、32’間
にスプリングピン51を挿通、備えつける孔45を備え
た構成としてあり、この孔45に備えられるスプリング
ピン51と、これに向き合った第2操作凹部32の弧状
端32’部との間で、軸41に組付けられた円柱状嵌め
合い部20を弾持する押圧手段を構成してある。
【0035】また、前記第2操作凹部32の底板部40
aには、軸41に対して同心状の弧状突片としての案内
凸起42が設けてあり、軸41に組付けられた円柱状嵌
め合い部20を回動した際に、この円柱状嵌め合い部2
0における案内溝25と、第1隆起部21及び第2隆起
部22の夫々の平坦面21a、22a間の隙間内とに案
内される構成としてある。
【0036】かくして構成される操作凹部30に対し
て、円柱状嵌め合い部20の第1隆起部21における突
き出し片23が第1操作凹部31内に位置づけられるよ
うに、当該円柱状嵌め合い部20を収め入れ、軸41を
軸孔24に嵌め入れて該操作つまみ40を円柱状嵌め合
い部20に対して回動自在の状態とし、スプリングピン
51を、操作つまみ40の周側板部40bに設けた孔4
5から挿通して、このスプリングピン51を第1操作凹
部31及び第2操作凹部32の一方の弧状端31’、3
2’間に備えつけることによって、このスプリングピン
51と、他方の弧状端32’部との間で円柱状嵌め合い
部20を弾発状態で保持する。
【0037】かかる操作凹部30に対する円柱状嵌め合
い部20の嵌め込みにおいて、図5に示すように、第2
隆起部22を 第2操作凹部32の弧状端32’部に圧
接し、しかも、この第2隆起部22における溝22c内
に操作つまみ40の突き出し片43の一部を介在せしめ
た状態で、第1隆起部21の平坦面21aと対向した湾
曲面21b、特に突き出し片23の内方に設けられた掛
合溝27の溝部27aに対してスプリングピン51が圧
接される形態とし、これらを第1隆起部21及び第2隆
起部22に対する押圧手段として構成してある。
【0038】また、かかる状態にあって、第1隆起部2
1の突き出し片23の側端が、第1操作凹部31と第2
操作凹部32との間の段差面34に当接する構成とし、
操作つまみ40の回動方向を規制するようにしてあり、
また、操作つまみ40に備えられた案内凸起42が、第
1隆起部21の案内溝25内に位置づけられる構成とし
てある。
【0039】次いで、円柱状嵌め合い部20に外嵌めの
状態で備えられている操作つまみ40を回動し、図4に
示すように第2隆起部22を、第2操作凹部32の細長
い操作凹部に導き入れると共に、この操作つまみ40に
おける案内凸起42を、第1隆起部21及び第2隆起部
22の夫々の平坦面21a、22a間に導き入れ、これ
によって、第2隆起部22を、第1隆起部21から外方
に引き離すようになし、保持筒部10の棒状ガイド部材
Cに対する締付けを解除する。
【0040】かかる状態において、操作つまみ40の突
き出し片43は、第1隆起部21の突き出し片23の内
方にある掛合溝27内に位置づけられており、この操作
つまみ40の円柱状嵌め合い部20からの脱落が防止さ
れる構成としてあると共に、この突き出し片23が、前
記段差面34と対向する側にある段差面34’に当接
し、操作つまみ40の円柱状嵌め合い部20に対する回
動が停止される。また、この状態において、第1隆起部
21の互に対向位置にある湾曲面21bが第2操作凹部
32の弧状端32’部と、スプリングピン51との間で
弾発状態に保持される。
【0041】このようにして構成されるスライダー本体
Aの保持筒部10内に棒状ガイド部材Cを挿通すると共
に、前記の手法、即ち、この保持筒部10における円柱
状嵌め合い部20に対して、締着具Bとしての操作つま
み40を被嵌状態で装着して、これを、スプリングピン
51によって組付け用いる構成としてある。
【0042】尚、図10及び図11では、このスライダ
ーを用いてネット52の引っ掛け具53を留めつける事
例を示しており、スライダーを棒状ガイド部材Cに対し
て、その軸方向に摺動して用い、あるいは軸の周りを回
転させるようにして用いることができると共に、その任
意の位置で、締着具Bを用いて夫々固定状態に留めつけ
て用いることができる。
【0043】
【発明の効果】この発明に係るスライダーは、前記の特
長ある構成、特に、挿通される棒状ガイド部材Cに対し
て摺動可能に備えられるスライダーが、前記棒状ガイド
部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダー本体A
と、このスライダー本体Aに備えられており、該スライ
ダー本体Aの前記棒状ガイド部材Cに対する締め付けを
なす締着具Bとを備えた構成としてあり、更に、前記ス
ライダー本体Aが、環状に湾曲構成されて、前記棒状ガ
イド部材Cの挿通される弾性保持筒部10と、この保持
筒部10の各湾曲端部から外方に突き出すように備えら
れる第1隆起部21及び第2隆起部22とよりなる円柱
状嵌め合い部20とを有する構成としてあり、しかも、
この円柱状嵌め合い部20を操作凹部30内に収め入れ
るようにして該円柱状嵌め合い部20に対して回動可能
に備え付けられる前記締着具Bが、この締着具Bを、一
方向に向けて回動した際に、前記第1隆起部21と第2
隆起部22とを互いに近づく向きに押圧する押圧手段を
備えていると共に、該締着具Bが、この締着具Bを、前
記回動と反対の向きに回動した際に、前記第1隆起部2
1と第2隆起部22との間に押し入って、この第1隆起
部21と第2隆起部22とを引き離す案内凸起42と、
前記円柱状嵌め合い部20に備えられている突き出し片
23に掛け合って該締着具Bの抜け出しを防ぐ突き出し
片43とを備えている構成としてあることから、このス
ライダーを棒状ガイド部材Cの任意の位置に位置づける
と共に締着具Bを回動して第1隆起部21と、第2隆起
部22とを互に近づける向きに押圧することで、このス
ライダーを棒状ガイド部材Cに対して固定状態とするこ
とができる。
【0044】次いで、締着具Bを、前記締込みと反対の
側に回動することによって、第1隆起部21と、第2隆
起部22との押しつけ方向の押圧を解いて、スライダー
の棒状ガイド部材Cに対する固定状態での留めつけが解
放できると共に、この第1隆起部21と、第2隆起部2
2とを互に引き離す向きに案内凸起42によって押動す
ることで、棒状ガイド部材Cに対するスライダーの滑ら
かな摺動を可能とすることができる。
【0045】更に、この締着具Bによる第1隆起部21
及び第2隆起部22に対する押圧を解放した際にあって
も、円柱状嵌め合い部20の突き出し片23に対して突
き出し片43が掛かり合う構成としてあることから、締
着具Bがスライダー本体Aから脱落することがない。
【0046】また、前記棒状ガイド部材Cが円形断面の
棒、管材である場合においては、この棒状ガイド部材C
に対して、スライダーを回転自在とすることができ、ま
た、任意の回転位置において締着具Bによる締付け固定
と、この締付け状態にある各第1隆起部21及び第2隆
起部22相互を案内凸起42によって引き離し、スライ
ダーの滑らかな回転操作を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な一実施の形態に係るスライダーの部品
分離斜視図
【図2】同締着具の平面図
【図3】同スライダー本体の底面図
【図4】同スライダーの締付けを解放した状態の平断面
【図5】同スライダーを締付けた状態の平断面図
【図6】同スライダーの棒状ガイド部材Cに対する取付
け側から見た側面図
【図7】同底面図
【図8】図6のS−S矢視断面図
【図9】図7のT−T矢視断面図
【図10】使用状態を示す要部断面図
【図11】使用状態を示す要部斜視図
【符号の説明】
A スライダー本体 B 締着具 C 棒状ガイド部材 10 保持筒部 20 円柱状嵌め合い部 21 第1隆起部 22 第2隆起部 23 突き出し片 30 操作凹部 31 第1操作凹部 32 第2操作凹部 40 操作つまみ 41 軸 42 案内凸起 43 突き出し片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 卓 神奈川県横浜市金沢区福浦三丁目10番地日 本発条株式会社内 (72)発明者 西田 隆平 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1株 式会社ニフコ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿通される棒状ガイド部材に対して摺動
    可能に備えられるスライダーであって、 このスライダーが、前記棒状ガイド部材に対して摺動可
    能に備えられるスライダー本体と、このスライダー本体
    に備えられて、該スライダー本体の前記棒状ガイド部材
    に対する締め付けをなす締着具とを備えており、 前記スライダー本体が、環状に湾曲構成されて、前記棒
    状ガイド部材の挿通される弾性保持筒部と、この保持筒
    部の各湾曲端部から外方に突き出すように備えられる第
    1隆起部及び第2隆起部とよりなる円柱状嵌め合い部と
    を有しており、 この円柱状嵌め合い部を操作凹部内に収め入れるように
    して該円柱状嵌め合い部に対して回動可能に備え付けら
    れる前記締着具が、この締着具を、一方向に向けて回動
    した際に、前記第1隆起部と第2隆起部とを互いに近づ
    く向きに押圧する押圧手段を備えていると共に、該締着
    具が、この締着具を、前記回動と反対の向きに回動した
    際に、前記第1隆起部と第2隆起部との間に押し入っ
    て、この第1隆起部と第2隆起部とを引き離す案内凸起
    と、前記円柱状嵌め合い部に備えられている突き出し片
    に掛かり合って該締着具の抜け出しを防ぐ突き出し片と
    を備えていることを特徴とするスライダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103016502A (zh) * 2012-11-30 2013-04-03 嘉兴大工匠机械有限公司 一种旋转式挂钩装置

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JPH0723809U (ja) * 1993-10-08 1995-05-02 渡辺パイプ株式会社 ビニールハウス用パイプ連接装置

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