JP3819513B2 - スライダー - Google Patents

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健二 高橋
卓 山本
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Subaru Corp
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、棒状のガイド部材に対して摺動可能に備えつけられる各種のスライダー、例えば、摺動調節しながら用いられるハンガー手段としてのスライダーなどとして用いられるものであって、ガイド部材に対する締付け状態の解除を、より確実とし、しかも締付け解除状態における締着具の脱落を防止するようにしたスライダーの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガイドバーに対して、スライダーを摺動自在に組付けると共に、このスライダーを任意の位置で、ガイドバーに対して締付け状態とし、このガイドバーに対して固定状態とされたスライダーを用いて、各種ハンガーの吊下げベースとすることが一般になされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかるスライダーにあって、例えば、ガイドバーを跨ぐように湾曲したスライダーの各下端脚部を、この下端脚部を取り入れる締具の締付けによって締付けることで、このスライダーをガイドバーに対して緊締する手法においては、締具の締付け力を解いた際に、経時的に、締付け状態に置かれていた各下端脚部相互が、ガイドバーに対して密着した状態に維持されることが多く、この為、滑らかな摺動操作に難を生ずることがあった。
【0004】
この発明に係るスライダーは、棒状ガイド部材に対して、その任意の摺動停止位置においてスライダーを固定状態として用い得ると共に、この固定状態で用いられているスライダーに対する締付けを解いた際に、容易、且つ、確実に、当該スライダーを棒状ガイド部材に沿って移動し得るようにしたスライダーの提供を主要な目的の一つとしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記の目的を達成するために、スライダーを、挿通される棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダーとしてあり、しかも、このスライダーが、前記棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダー本体Aと、このスライダー本体Aに備えられて、該スライダー本体Aの前記棒状ガイド部材Cに対する締め付けをなす締着具Bとを備えた構成としてあり、前記スライダー本体Aが、環状に湾曲構成されて、前記棒状ガイド部材Cの挿通される弾性保持筒部10と、この保持筒部10の各湾曲端部から外方に突き出すように備えられる第1隆起部21及び第2隆起部22とよりなる円柱状嵌め合い部20とを有しており、さらに、この円柱状嵌め合い部20を操作凹部30内に収め入れるようにして該円柱状嵌め合い部20に対して回動可能に備え付けられる前記締着具Bが、この締着具Bを、一方向に向けて回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22とを互いに近づく向きに押圧する押圧手段を備えていると共に、該締着具Bが、この締着具Bを、前記回動と反対の向きに回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22との間に押し入って、この第1隆起部21と第2隆起部22とを引き離す案内凸起42と、前記円柱状嵌め合い部20に備えられている突き出し片23に掛かり合って該締着具Bの抜け出しを防ぐ突き出し片43とを備えている構成としてある。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る典型的なスライダーの一実施の形態について詳細に説明する。
【0007】
図1は、この典型的な実施の形態に係るスライダーの要部々品を分離した状態を下面側から見て示し、図2は、締着具Bを上面から見て、図3は、スライダー本体Aを下面から見て示している。
図4と、図5は、締着具Bを回動操作している状態を、図4では、締着具Bによる締付けを解放した状態を、図5では、この締着具Bによって締付けている状態を、夫々水平断面の状態で示している。
【0008】
また、図6では、このスライダーを棒状ガイド部材Cの差し込み側から見て示すと共に、図7では、これを下面から見て示している。
さらに、図8では、このスライダーを、棒状ガイド部材Cの挿通方向で断面して示し、図9では、棒状ガイド部材Cの挿通方向に直交した向きの断面として示している。
【0009】
図10及び図11は、このスライダーをネットの張設用のフック手段として用いている状態を、図10では要部の断面図として、また、図11では、要部の斜視図として示している。
【0010】
この実施の形態に係るスライダーは、挿通される棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダーが、前記棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダー本体Aと、このスライダー本体Aに備えられて、該スライダー本体Aの前記棒状ガイド部材Cに対する締め付けをなす締着具Bとを備えて構成してあり、しかも、前記スライダー本体Aが、環状に湾曲構成されて、前記棒状ガイド部材Cの挿通される弾性保持筒部10と、この保持筒部10の各湾曲端部から外方に突き出すように備えられる第1隆起部21及び第2隆起部22とよりなる円柱状嵌め合い部20とを有し、さらに、この円柱状嵌め合い部20を操作凹部30内に収め入れるようにして該円柱状嵌め合い部20に対して回動可能に備え付けられる前記締着具Bが、この締着具Bを、一方向に向けて回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22とを互いに近づく向きに押圧する押圧手段を備えていると共に、該締着具Bが、この締着具Bを、前記回動と反対の向きに回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22との間に押し入って、この第1隆起部21と第2隆起部22とを引き離す案内凸起42と、前記円柱状嵌め合い部20に備えられている突き出し片23に掛かり合って該締着具Bの抜け出しを防ぐ突き出し片43とを備えている構成としてある。
【0011】
このように構成されるスライダーにあっては、このスライダーを棒状ガイド部材Cの任意の位置に位置づけると共に締着具Bを回動して第1隆起部21と、第2隆起部22とを互に近づける向きに押圧することで、このスライダーを棒状ガイド部材Cに対して固定状態とすることができる。
【0012】
次いで、締着具Bを、前記締込みと反対の側に回動することによって、第1隆起部21と、第2隆起部22との押しつけ方向の押圧を解いて、スライダーの棒状ガイド部材Cに対する固定状態での留めつけが解放できると共に、この第1隆起部21と、第2隆起部22とを互に引き離す向きに案内凸起42によって押動することによって、棒状ガイド部材Cに対するスライダーの滑らかな摺動を可能とすることができる。
【0013】
更に、この締着具Bによる第1隆起部21及び第2隆起部22に対する押圧を解放した際にあっても、円柱状嵌め合い部20の突き出し片23に対して、突き出し片43が掛かり合う構成としてあることから、締着具Bがスライダー本体Aから脱落することがない。
【0014】
また、前記棒状ガイド部材Cが円形断面の棒、管材である場合においては、この棒状ガイド部材Cに対して、スライダーを回転自在とすることができ、また、任意の回転位置において締着具Bによる締付け固定と、この締付け状態にある各第1隆起部21及び第2隆起部22相互を案内凸起42によって引き離し、スライダーの滑らかな回転操作を可能とすることができる。
【0015】
先ず、この実施の形態に係るスライダーを構成するスライダー本体Aは、主としてプラスチック成形によって提供されるプラスチック成形品などを典型例として構成されるものであって、環状に湾曲構成された保持筒部10に対して、この保持筒部10における一方の湾曲端部に第1隆起部21を設け、更に、この保持筒部10の他方の湾曲端部に第2隆起部22を設けてあると共に、この保持筒部10の側部、特に、第1隆起部21の備えられている側の保持筒部10の側部下端にフック50を設けた構成としてある。
【0016】
かかる保持筒部10は、湾曲頂端から略下方に向けて垂下状態に設けられる一方側の環状側壁10’に対して、他方側の環状側壁10”が、湾曲頂端から、この垂下状態に設けられている環状側壁10’に至るように湾曲底部10aを備えた半円弧以上の環状側壁10”として構成してある。
【0017】
かかる保持筒部10の底部として構成される環状側壁10”における湾曲底部10aに第1隆起部21が設けてあり、また、垂下状態の環状側壁10’における延設状態の垂下突片として第2隆起部22が設けてある。
【0018】
かかる構成よりなる保持筒部10は、環状に湾曲した各環状側壁10’、10”相互が所要の弾性復帰機能を備えた環状体として構成され、この保持筒部10内に対して棒状ガイド部材Cを挿通、組付け得る構成としてある。
【0019】
かかる構成よりなる保持筒部10における湾曲底部10aを備えた環状側壁10”から側方に突き出すと共に、その先端を上方に屈曲するようにしたフック50を一体に設け、当該スライダーを各種のフック手段などとして用い得る構成としてある。
【0020】
かかる保持筒部10に設けられる円柱状嵌め合い部20は、保持筒部10の一方側の環状側壁10’の下端に、この環状側壁10’から垂下状態に延設される第2隆起部22と、他方側の環状側壁10”の湾曲底部10aから、下方に隆起して設けられる第1隆起部21とによって構成してある。
【0021】
即ち、この環状側壁10’から突設される第2隆起部22は、円弧の一部をなす断面、即ち、円の接線と平行な線分によって円の側端部分を区分した形状即ち、第1隆起部21と向き合った側を平坦面22aとし、外側を弧状湾曲面22bとした形状の断面をなす突き出し片として構成してあると共に、第1隆起部21と組付け構成した態様で、略円形断面をなす構成としてある。
【0022】
次いで、この第2隆起部22と共に円柱状嵌め合い部20を構成する第1隆起部21は、円の一部を、その円の接線と平行な線分によってカットした態様の断面、即ち、第2隆起部22と向き合った側を平坦面21aとし、外側を円弧状の湾曲面21bとした一部切欠円形状の断面としてあり、円柱状嵌め合い部20に対して嵌めつけられる操作つまみ40の軸41の差し込まれる軸孔24が、当該第1隆起部21の構成する円の中心部に設けてあると共に、前記第2隆起部22と、当該第1隆起部21との間の構成隙間に一方端を連通した案内溝25を、この軸孔24と同心状の円弧状溝として設けてある。
【0023】
また、この円柱状嵌め合い部20を構成する第1隆起部21には、前記案内溝25の開設終端側における外周に突き出し片23を張り出し状態に設けてある。
【0024】
この第1隆起部21に備えられる突き出し片23は、この第1隆起部21と同心状の円弧状の突片として構成してあると共に、この第1隆起部21における第2隆起部22との対面側にある平坦面21aと平行な軸孔24を通る線分yと、この線分yに直交する線分y’との間に亙るように設けてある。
【0025】
また、この突き出し片23は、第1隆起部21の先端縁に沿って設けてあり、この突き出し片23と対応した第1隆起部21の基部、特に保持筒部10の湾曲底部10aに沿って、この突き出し片23と略同形状の突き出し片26を設け、この突き出し片26と前記突き出し片23との間に掛合溝27を設けるように構成してある。
【0026】
尚、この掛合溝27の一方の側、即ち、線分y’側にある掛合溝27部分と、これに続く第1隆起部21の外周壁部分に平坦状の溝部27aを設け、スプリングピン51が収まり接する溝部27aとして構成してある。
【0027】
また、第2隆起部22の外周面には、弧状をなすように溝22cが設けてあり、締着具Bを構成する操作つまみ40を円柱状嵌め合い部20に対して回し込んだ際に、この操作つまみ40における突き出し片43が収まり入る構成としてある。
【0028】
かかる構成よりなるスライダー本体Aに対して、締着具Bは、操作凹部30を備えたキャップ状の形態、即ち、円板状の底板部40aと、この底板部40aの周側から立上る周側板部40bとによって円柱状嵌め合い部20の収まり入る操作凹部30を備えた操作つまみ40として構成されている。
【0029】
この操作つまみ40は、略半円状の第1操作凹部31と、この半円状の第1操作凹部31における各弧状端側で連設されている弧状の第2操作凹部32とよりなる操作凹部30を備えた構成としてあり、この第1操作凹部31の構成する円の中心となるように底板部40aに軸41を立設してある。
【0030】
かかる操作つまみ40に備えられる第1操作凹部31は、軸41を軸孔24に差し入れるように円柱状嵌め合い部20を該操作凹部30に収め入れた際に、前記円柱状嵌め合い部20における第1隆起部21の突き出し片23が、その湾曲外周面を接しながら回動される大きさの半円状の凹部として構成してあり、この第1操作凹部31の内周側壁から突き出し片43を突き出し状態に設けてある。この第1操作凹部31の内周壁に突き出し状態に設けられる突き出し片43は、円柱状嵌め合い部20に嵌めつけられた操作つまみ40によって、この円柱状嵌め合い部20の締めつけをなしていない状態(図4の状態)において、前記突き出し片23と突き出し片26間の掛合溝27内に収まる位置にあって、この掛合溝27内に都合良く出入りする形状の湾曲突片として設けてあり、操作つまみ40を、円柱状嵌め合い部20に対して回し込んで、円柱状嵌め合い部20を締めつけ状態(図5の状態)とした際に、この突き出し片43の一部が円柱状嵌め合い部20の第2隆起部22における溝22c内に導き入れられる構成としてある。
【0031】
尚、操作つまみ40の周側板部40bに開設される窓穴44によって、この突き出し片43を都合良くプラスチック成形に際して型抜きできるように構成してある。
【0032】
かかる第1操作凹部31に連設されている第2操作凹部32は、前記第1操作凹部31における各弧状端31’、31’間を結ぶ線分よりも短寸の線分を弧状端32’、32’寸法とした弧状の凹部として構成してあると共に、半円よりも、その頂端が更に側方にある細長い弧状凹部として構成してある。
【0033】
又、この図示例にあっては、この第2操作凹部32における弧状端32’、32’間を結ぶ線分の略中心に前記軸41が備えられる構成としてあり、この結果、この軸41に対して回動自在に組付けられた円柱状嵌め合い部20は、この第2操作凹部32における各弧状端32’、32’部間で押圧作用を受けると共に、頂端32”側で、この押圧作用が解消されることとなる。
【0034】
また、前記突き出し片43の設けられている側と反対の側に、第1操作凹部31に連続する溝33を設けると共に、この溝33を亙るように第1操作凹部31と、第2操作凹部32の各弧状端31’、32’間にスプリングピン51を挿通、備えつける孔45を備えた構成としてあり、この孔45に備えられるスプリングピン51と、これに向き合った第2操作凹部32の弧状端32’部との間で、軸41に組付けられた円柱状嵌め合い部20を弾持する押圧手段を構成してある。
【0035】
また、前記第2操作凹部32の底板部40aには、軸41に対して同心状の弧状突片としての案内凸起42が設けてあり、軸41に組付けられた円柱状嵌め合い部20を回動した際に、この円柱状嵌め合い部20における案内溝25と、第1隆起部21及び第2隆起部22の夫々の平坦面21a、22a間の隙間内とに案内される構成としてある。
【0036】
かくして構成される操作凹部30に対して、円柱状嵌め合い部20の第1隆起部21における突き出し片23が第1操作凹部31内に位置づけられるように、当該円柱状嵌め合い部20を収め入れ、軸41を軸孔24に嵌め入れて該操作つまみ40を円柱状嵌め合い部20に対して回動自在の状態とし、スプリングピン51を、操作つまみ40の周側板部40bに設けた孔45から挿通して、このスプリングピン51を第1操作凹部31及び第2操作凹部32の一方の弧状端31’、32’間に備えつけることによって、このスプリングピン51と、他方の弧状端32’部との間で円柱状嵌め合い部20を弾発状態で保持する。
【0037】
かかる操作凹部30に対する円柱状嵌め合い部20の嵌め込みにおいて、図5に示すように、第2隆起部22を 第2操作凹部32の弧状端32’部に圧接し、しかも、この第2隆起部22における溝22c内に操作つまみ40の突き出し片43の一部を介在せしめた状態で、第1隆起部21の平坦面21aと対向した湾曲面21b、特に突き出し片23の内方に設けられた掛合溝27の溝部27aに対してスプリングピン51が圧接される形態とし、これらを第1隆起部21及び第2隆起部22に対する押圧手段として構成してある。
【0038】
また、かかる状態にあって、第1隆起部21の突き出し片23の側端が、第1操作凹部31と第2操作凹部32との間の段差面34に当接する構成とし、操作つまみ40の回動方向を規制するようにしてあり、また、操作つまみ40に備えられた案内凸起42が、第1隆起部21の案内溝25内に位置づけられる構成としてある。
【0039】
次いで、円柱状嵌め合い部20に外嵌めの状態で備えられている操作つまみ40を回動し、図4に示すように第2隆起部22を、第2操作凹部32の細長い操作凹部に導き入れると共に、この操作つまみ40における案内凸起42を、第1隆起部21及び第2隆起部22の夫々の平坦面21a、22a間に導き入れ、これによって、第2隆起部22を、第1隆起部21から外方に引き離すようになし、保持筒部10の棒状ガイド部材Cに対する締付けを解除する。
【0040】
かかる状態において、操作つまみ40の突き出し片43は、第1隆起部21の突き出し片23の内方にある掛合溝27内に位置づけられており、この操作つまみ40の円柱状嵌め合い部20からの脱落が防止される構成としてあると共に、この突き出し片23が、前記段差面34と対向する側にある段差面34’に当接し、操作つまみ40の円柱状嵌め合い部20に対する回動が停止される。
また、この状態において、第1隆起部21の互に対向位置にある湾曲面21bが第2操作凹部32の弧状端32’部と、スプリングピン51との間で弾発状態に保持される。
【0041】
このようにして構成されるスライダー本体Aの保持筒部10内に棒状ガイド部材Cを挿通すると共に、前記の手法、即ち、この保持筒部10における円柱状嵌め合い部20に対して、締着具Bとしての操作つまみ40を被嵌状態で装着して、これを、スプリングピン51によって組付け用いる構成としてある。
【0042】
尚、図10及び図11では、このスライダーを用いてネット52の引っ掛け具53を留めつける事例を示しており、スライダーを棒状ガイド部材Cに対して、その軸方向に摺動して用い、あるいは軸の周りを回転させるようにして用いることができると共に、その任意の位置で、締着具Bを用いて夫々固定状態に留めつけて用いることができる。
【0043】
【発明の効果】
この発明に係るスライダーは、前記の特長ある構成、特に、挿通される棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダーが、前記棒状ガイド部材Cに対して摺動可能に備えられるスライダー本体Aと、このスライダー本体Aに備えられており、該スライダー本体Aの前記棒状ガイド部材Cに対する締め付けをなす締着具Bとを備えた構成としてあり、更に、前記スライダー本体Aが、環状に湾曲構成されて、前記棒状ガイド部材Cの挿通される弾性保持筒部10と、この保持筒部10の各湾曲端部から外方に突き出すように備えられる第1隆起部21及び第2隆起部22とよりなる円柱状嵌め合い部20とを有する構成としてあり、しかも、この円柱状嵌め合い部20を操作凹部30内に収め入れるようにして該円柱状嵌め合い部20に対して回動可能に備え付けられる前記締着具Bが、この締着具Bを、一方向に向けて回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22とを互いに近づく向きに押圧する押圧手段を備えていると共に、該締着具Bが、この締着具Bを、前記回動と反対の向きに回動した際に、前記第1隆起部21と第2隆起部22との間に押し入って、この第1隆起部21と第2隆起部22とを引き離す案内凸起42と、前記円柱状嵌め合い部20に備えられている突き出し片23に掛け合って該締着具Bの抜け出しを防ぐ突き出し片43とを備えている構成としてあることから、このスライダーを棒状ガイド部材Cの任意の位置に位置づけると共に締着具Bを回動して第1隆起部21と、第2隆起部22とを互に近づける向きに押圧することで、このスライダーを棒状ガイド部材Cに対して固定状態とすることができる。
【0044】
次いで、締着具Bを、前記締込みと反対の側に回動することによって、第1隆起部21と、第2隆起部22との押しつけ方向の押圧を解いて、スライダーの棒状ガイド部材Cに対する固定状態での留めつけが解放できると共に、この第1隆起部21と、第2隆起部22とを互に引き離す向きに案内凸起42によって押動することで、棒状ガイド部材Cに対するスライダーの滑らかな摺動を可能とすることができる。
【0045】
更に、この締着具Bによる第1隆起部21及び第2隆起部22に対する押圧を解放した際にあっても、円柱状嵌め合い部20の突き出し片23に対して突き出し片43が掛かり合う構成としてあることから、締着具Bがスライダー本体Aから脱落することがない。
【0046】
また、前記棒状ガイド部材Cが円形断面の棒、管材である場合においては、この棒状ガイド部材Cに対して、スライダーを回転自在とすることができ、また、任意の回転位置において締着具Bによる締付け固定と、この締付け状態にある各第1隆起部21及び第2隆起部22相互を案内凸起42によって引き離し、スライダーの滑らかな回転操作を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な一実施の形態に係るスライダーの部品分離斜視図
【図2】同締着具の平面図
【図3】同スライダー本体の底面図
【図4】同スライダーの締付けを解放した状態の平断面図
【図5】同スライダーを締付けた状態の平断面図
【図6】同スライダーの棒状ガイド部材Cに対する取付け側から見た側面図
【図7】同底面図
【図8】図6のS−S矢視断面図
【図9】図7のT−T矢視断面図
【図10】使用状態を示す要部断面図
【図11】使用状態を示す要部斜視図
【符号の説明】
A スライダー本体
B 締着具
C 棒状ガイド部材
10 保持筒部
20 円柱状嵌め合い部
21 第1隆起部
22 第2隆起部
23 突き出し片
30 操作凹部
31 第1操作凹部
32 第2操作凹部
40 操作つまみ
41 軸
42 案内凸起
43 突き出し片

Claims (1)

  1. 挿通される棒状ガイド部材に対して摺動可能に備えられるスライダーであって、
    このスライダーが、前記棒状ガイド部材に対して摺動可能に備えられるスライダー本体と、このスライダー本体に備えられて、該スライダー本体の前記棒状ガイド部材に対する締め付けをなす締着具とを備えており、
    前記スライダー本体が、環状に湾曲構成されて、前記棒状ガイド部材の挿通される弾性保持筒部と、この保持筒部の各湾曲端部から外方に突き出すように備えられる第1隆起部及び第2隆起部とよりなる円柱状嵌め合い部とを有しており、
    この円柱状嵌め合い部を操作凹部内に収め入れるようにして該円柱状嵌め合い部に対して回動可能に備え付けられる前記締着具が、この締着具を、一方向に向けて回動した際に、前記第1隆起部と第2隆起部とを互いに近づく向きに押圧する押圧手段を備えていると共に、該締着具が、この締着具を、前記回動と反対の向きに回動した際に、前記第1隆起部と第2隆起部との間に押し入って、この第1隆起部と第2隆起部とを引き離す案内凸起と、前記円柱状嵌め合い部に備えられている突き出し片に掛かり合って該締着具の抜け出しを防ぐ突き出し片とを備えていることを特徴とするスライダー。
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