JPH10219447A - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置

Info

Publication number
JPH10219447A
JPH10219447A JP2750397A JP2750397A JPH10219447A JP H10219447 A JPH10219447 A JP H10219447A JP 2750397 A JP2750397 A JP 2750397A JP 2750397 A JP2750397 A JP 2750397A JP H10219447 A JPH10219447 A JP H10219447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinions
gears
internal gear
gear
helical gears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2750397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Yokoyama
満徳 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2750397A priority Critical patent/JPH10219447A/ja
Publication of JPH10219447A publication Critical patent/JPH10219447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車の噛み合いにより生じる振動を減らし、
この振動に起因する歯車の歯の欠損を防止するととも
に、成長する薄膜の厚さや不純物濃度、化合物の組成等
のバラツキを減らす。 【解決手段】 反応容器1と、反応容器1内に固定され
た内歯車2と、内歯車2と噛み合う小歯車5と、小歯車
5に装着されて小歯車5とともに自公転する基板ホルダ
7とを有する気相成長装置において、内歯車2と小歯車
5をはすば歯車とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気相成長装置に係
り、特に半導体ウェーハ等を反応容器内で自公転させつ
つその表面に気相で半導体結晶膜等を成長させる自公転
型気相成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自公転型気相成長装置の一例を図
3、図4及び図5を参照しながら説明する。図3は自公
転型気相成長装置の概略構成を示す縦断面図、図4は従
来例の装置の要部構成を示す上面図、図5は図4の装置
の歯車の噛み合い部分を示す縦断面図である。
【0003】図において、1は反応容器であり、ガス導
入口1aと排気口1bとを備えている。12は内歯車で
あり、グラファイト等からなり、反応容器1に水平に固
定されている。3は回転手段(図示は省略)により回転
する回転軸であり、その軸心は内歯車12の中心を通っ
ている。4は回転板であり、中心部で回転軸3に固着さ
れ、回転軸3の回転により水平面内で回転する。15は
小歯車であり、グラファイトからなり、その中央部で回
転板4に回転自在に嵌着され、中間部でスラスト軸受6
を介して回転板4に支持されており、且つ内歯車12と
噛み合っている。7は被処理物の基板(ウェーハ)Wを
保持する基板ホルダであり、小歯車15に着脱自在に装
着される。8は基板Wを加熱するための加熱手段であ
る。
【0004】基板Wを保持した基板ホルダ7を反応容器
1内に搬入して小歯車15に装着し、反応容器1内を排
気しながら材料ガスを導入して一定温度で基板Wの表面
に膜を成長させる。この際、回転板4を回転させること
により小歯車15が内歯車12の内側に沿って回るとと
もに自転する。この内歯車12と小歯車15は平歯車で
あるから、図5に示したように、歯面は垂直である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の自公転型気相成長装置では、歯車の噛み合いによ
り小歯車が振動し、それが原因で基板ホルダとともに上
下に跳ねることがあり、その結果、グラファイト製の歯
車の歯が欠けたり、基板ホルダから基板への熱伝導が変
動して、薄膜の成長速度(膜厚)や不純物濃度、化合物
の組成(特に三元素以上の場合)等にバラツキを生じる
ことがある、という問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決して、歯
車の歯の欠損を防止し、且つ薄膜を膜厚や不純物濃度、
化合物の組成等について均一に成長させることが可能な
気相成長装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は請求項1では、反応容器と、該反応容器内
に固定された内歯車と、該内歯車と噛み合う小歯車と、
該小歯車に装着されて該小歯車とともに自公転する基板
ホルダとを有し、該内歯車と該小歯車がはすば歯車であ
る気相成長装置としている。
【0008】また、請求項2では、請求項1の気相成長
装置において、前記内歯車と前記小歯車は水平に配設さ
れており、該小歯車の自転により該小歯車に生じる軸方
向の推力が下向きとなる方向に該小歯車が自転するよう
に構成している。
【0009】即ち、平歯車の場合には、噛み合いの初め
と終わりで全歯幅にわたって同時に接触が起こったり離
れたりするから振動が大きいが、はすば歯車の場合に
は、歯がねじれているために歯の一端から接触して接触
幅が次第に増加し、次に次第に接触幅が減少して噛み合
いを終わるから噛み合いが滑らかになる上、歯車列にお
けるバックラッシが除去されるから、振動が少ない。ま
た、はすば歯車は平歯車より同時に噛み合う歯数が多い
から、強度的にも有利である。その結果、歯車の歯の欠
損が防止され、且つ成長した薄膜の膜厚、不純物濃度、
化合物の組成等のバラツキが抑制される。
【0010】また、請求項2のようにすることにより、
小歯車に上向きの推力を生じることがないから、複雑な
軸受を必要としない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1、図2
及び図3を参照しながら説明する。図1は本発明に係る
装置の要部構成を示す上面図、図2は図1の装置の歯車
の噛み合い部分を示す縦断面図、図3は自公転型気相成
長装置の概略構成を示す縦断面図である。本発明の気相
成長装置は自公転型気相成長装置であり、前述の従来の
気相成長装置と基本構成においては同じであるが、その
内歯歯車機構を構成する歯車が異なっており、図3にお
いて、従来装置の内歯車12を内歯車2に、小歯車15
を小歯車5に、それぞれ置き換えた形となっている。
【0012】内歯車2はグラファイト等からなり、反応
容器1に水平に固定されている。小歯車5はグラファイ
トからなり、その中央部で回転板4に回転自在に嵌着さ
れ、中間部でスラスト軸受6を介して回転板4に支持さ
れている。小歯車5には被処理物の基板(ウェーハ)W
を保持した基板ホルダ7が着脱自在に装着される。
【0013】内歯車2及びこれと噛み合う小歯車5は、
はすば歯車である。ねじれ角は、3〜30°位が適当であ
る。ねじれ方向は、小歯車5の回転方向との関係で、小
歯車5の軸方向の推力が下向きとなるように選んでおく
と、従来より複雑な軸受を必要としないから好都合であ
る。即ち、図2において内歯車2の歯に対して小歯車5
の左の歯が矢印の方向に接近するような関係にすると、
小歯車5の軸方向の推力が下向きとなる。小歯車5の回
転方向が逆の場合は両歯車のねじれ方向も逆にする。
【0014】回転板4はその中心部で回転軸3に固着さ
れ、回転軸3の回転により水平面内で回転する。回転軸
3の軸心は内歯車2の中心を通っている。従って、回転
軸3の回転により回転板4が回転すると、小歯車5は内
歯車2と噛み合いつつ内歯車2の内側を回るとともに自
転する。小歯車5に装着された基板ホルダ7及び基板ホ
ルダ7に保持された基板Wも、小歯車5とともに自公転
する。
【0015】本発明は以上の例に限定されることなく、
更に種々変形して実施することができる。例えば、図3
のような基板をフェイスダウンに保持する基板ホルダに
代えて、基板をフェイスアップに保持する基板ホルダと
しても、本発明は有効である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
歯車の噛み合いにより生じる振動が減り、従って、歯車
の歯の欠損を防止し、且つ薄膜を膜厚や不純物濃度、化
合物の組成等について均一に成長させることが可能な気
相成長装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る装置の要部構成を示す上面図で
ある。
【図2】 図1の装置の歯車の噛み合い部分を示す縦断
面図である。
【図3】 自公転型気相成長装置の概略構成を示す縦断
面図である。
【図4】 従来例の装置の要部構成を示す上面図であ
る。
【図5】 図4の装置の歯車の噛み合い部分を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 反応容器 1a ガス導入口 1b 排気口 2,12 内歯車 3 回転軸 4 回転板 5,15 小歯車 6 スラスト軸受 7 基板ホルダ 8 加熱手段 W 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器と、該反応容器内に固定された
    内歯車と、該内歯車と噛み合う小歯車と、該小歯車に装
    着されて該小歯車とともに自公転する基板ホルダとを有
    し、該内歯車と該小歯車がはすば歯車であることを特徴
    とする気相成長装置。
  2. 【請求項2】 前記内歯車と前記小歯車は水平に配設さ
    れており、該小歯車の自転により該小歯車に生じる軸方
    向の推力が下向きとなる方向に該小歯車が自転するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の気相
    成長装置。
JP2750397A 1997-02-12 1997-02-12 気相成長装置 Pending JPH10219447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2750397A JPH10219447A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 気相成長装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2750397A JPH10219447A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 気相成長装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10219447A true JPH10219447A (ja) 1998-08-18

Family

ID=12222953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2750397A Pending JPH10219447A (ja) 1997-02-12 1997-02-12 気相成長装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10219447A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100448180B1 (ko) * 2002-02-26 2004-09-10 디지웨이브 테크놀러지스 주식회사 화학기상증착장치의 반응기내 유성기어의 구조
KR100674872B1 (ko) * 2005-06-03 2007-01-30 삼성전기주식회사 다중 기판의 화학 기상 증착 장치
KR100703087B1 (ko) * 2005-08-08 2007-04-06 삼성전기주식회사 다중 기판의 화학 기상 증착 장치
US7494562B2 (en) 2004-10-12 2009-02-24 Hitachi Cable, Ltd. Vapor phase growth apparatus
WO2012104928A1 (ja) * 2011-02-04 2012-08-09 フジエピ セミコンダクダー イクイップメント インコーポレイティッド 半導体基板の回転保持装置及び搬送装置
JPWO2010147053A1 (ja) * 2009-06-19 2012-12-06 大陽日酸株式会社 気相成長装置
WO2022018282A1 (en) * 2020-07-24 2022-01-27 Fox Biosystems Nv Sputter deposition system

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100448180B1 (ko) * 2002-02-26 2004-09-10 디지웨이브 테크놀러지스 주식회사 화학기상증착장치의 반응기내 유성기어의 구조
US7494562B2 (en) 2004-10-12 2009-02-24 Hitachi Cable, Ltd. Vapor phase growth apparatus
US7662733B2 (en) 2004-10-12 2010-02-16 Hitachi Cable, Ltd. Vapor phase growth apparatus
KR100674872B1 (ko) * 2005-06-03 2007-01-30 삼성전기주식회사 다중 기판의 화학 기상 증착 장치
KR100703087B1 (ko) * 2005-08-08 2007-04-06 삼성전기주식회사 다중 기판의 화학 기상 증착 장치
JPWO2010147053A1 (ja) * 2009-06-19 2012-12-06 大陽日酸株式会社 気相成長装置
JP5613159B2 (ja) * 2009-06-19 2014-10-22 大陽日酸株式会社 気相成長装置
WO2012104928A1 (ja) * 2011-02-04 2012-08-09 フジエピ セミコンダクダー イクイップメント インコーポレイティッド 半導体基板の回転保持装置及び搬送装置
WO2022018282A1 (en) * 2020-07-24 2022-01-27 Fox Biosystems Nv Sputter deposition system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000331938A (ja) 半導体製造装置
JPH10219447A (ja) 気相成長装置
JP2008180316A (ja) 遊星歯車機構
JP4470680B2 (ja) 気相成長装置
KR100703087B1 (ko) 다중 기판의 화학 기상 증착 장치
JP2004055636A (ja) 気相成長装置
JP3610376B2 (ja) 気相成長装置用基板保持装置
JP2006128561A (ja) 基板回転機構およびそれを備えた成膜装置
JP2000282234A (ja) スパッタリング装置
JP2009108384A (ja) 成膜装置
JP2009099770A (ja) 気相成長装置
JP2542476B2 (ja) 自公転型気相成長装置
JP3723686B2 (ja) 薄膜製造装置
JP2011187695A (ja) 気相成長方法
CA2059094C (en) High ratio planetary drive system for vacuum chamber
JP2009231530A (ja) 気相成長装置
JPH04313220A (ja) 有機金属気相成長装置
JPH07213214A (ja) 麺生地用ミキサー及び麺生地のミキシング方法
TW201301423A (zh) 薄膜製程用旋轉系統
US7879150B2 (en) Silicon carbide manufacturing device and method of manufacturing silicon carbide
CN114107930B (zh) 一种用于拉削刀具的pvd镀膜用夹持工装
JP2945169B2 (ja) 半導体ウエハの気相成長装置
JPS61124569A (ja) 回転式基板支持装置
JP2006156827A (ja) 半導体膜成長装置
JPH06349748A (ja) 半導体気相成長装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060516

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060523

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926