JP2000114184A - 半導体ウェーハの気相成長装置 - Google Patents

半導体ウェーハの気相成長装置

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JP2000114184A
JP2000114184A JP10281321A JP28132198A JP2000114184A JP 2000114184 A JP2000114184 A JP 2000114184A JP 10281321 A JP10281321 A JP 10281321A JP 28132198 A JP28132198 A JP 28132198A JP 2000114184 A JP2000114184 A JP 2000114184A
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JP
Japan
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susceptor
semiconductor wafer
gas
reaction
phase growth
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JP10281321A
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English (en)
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Takehito Ikimura
岳人 壱岐村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、サセプタ保持台の少なくとも一部
を球面もしくは円錐形状に形成することにより、半導体
ウェーハの均熱分布の精密制御特性を損なわずにキャリ
アガス、反応ガスの量を極めて少なくし、かつ、反応生
成物の発生を極力押さえることを課題とする。 【解決手段】 本発明の半導体ウェーハの気相成長装置
は、反応ガス導入口18と反応ガス排気口19を持つ筒
状の反応管11の中にあって、回転運動を伝達する回転
機構部17の回転支持台12に保持されるサセプタ保持
台13の少なくとも一部を球面形状もしくは円錐形状と
し、サセプタ14を介して半導体ウェーハ15を載置
し、サセプタ14ならびにサセプタ保持台13の下部に
設置される熱源16により加熱するとともに回転機構部
17を介してサセプタ14及び半導体ウェーハ15を高
速回転させることによりガスによる気相成長を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハの
気相成長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気相成長とは、気相中での熱分解あるい
学反応を利用して基板上に薄膜を堆積する方法であり、
熱合成に比べで低温で、組成の制御、高純度化が容易
で、しかも一般に成長速度が大きいので酸化シリコン
膜、リンやホウ素等の不純物をドープした酸化シリコン
膜、窒化シリコン膜、単結晶シリコン膜、多結晶シリコ
ン膜等種々の薄膜形成に用いられている。
【0003】図3に従来における半導体ウェーハの気相
成長装置の構成が示されている。図では、円筒形の反応
管31内部には、回転支持台32が収納され、これに円
筒形のサセプタ保持台33が支持され、ぞのサセプタ保
持台33上面に円盤状のサセプタ34が支持されてい
る。サセプタ34には半導体ウェーハ35が載置され
る。サセプタ34及び半導体ウエーハ35は、サセプタ
34内部に収納された熱源36により、気相成長に必要
な温度まで加熱され、また、回転機構部37により高速
に回転させられる。反応ガスは、反応管31上部に設け
られた反応ガス導入口38から供給され、反応管31下
部に設けられた排出口39から排出される。
【0004】上述した構造により、導入口38から導入
された反応ガスは、サセプタ34及び半導体ウェーハ3
5の回転運動によって生じる払い出し効果により整流化
されるため、また、加熱がサセプタ34及び半導体ウェ
ーハ35を介して行われるため、半導体ウェーハ35及
びサセプタ34の直上で反応ガスは急激に昇温する。そ
の結果、反応ガスの反応は、半導体ウェーハ35に到達
するまでほとんど発生しないため効率の良い気相成長が
起こり、高い成長速度が得られる。また、サセプタ34
の外径を半導体ウェーハ35の外径よりも大きくとるこ
とでサセプタ34直下にもこれを加熱する熱源36を収
納することができる。その結果半導体ウェーハ35の均
熱分布を精密制御することができ、スリップ等の熱スト
レスによる半導体ウェーハ35の欠陥を抑制できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、払い出
し効果以上のキャリアガスを導入しなければ、一旦、回
転により払い出されたガス41が渦状に反応管に沿って
上昇し、導入した新鮮な反応ガスと混合する現象が生じ
る。この現象が発生すると、半導体ウェーハ35から発
生した不純物等が気相中に取り込まれるといった問題が
生じる。サセプタ34上でも回転運動によりガスの払い
出し効果が生じるため、この現象を抑制するためには多
量のキャリアガスを導入しなければならない。
【0006】その結果、反応管31や排気口29等に反
応生成物42が多量に成長する。この反応生成物42
は、僅かな衝撃や薬液の処理等で容易に爆発的な反応を
起こし、また、大気中に放置すると水分と反応し、塩素
を発生する等の特性があり、取り扱いが極めて難しく、
また、危険なものである。更に、気相成長中に反応生成
物が剥離し、半導体ウェーハ35に付着して品質の悪化
を招く等の欠点もあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、サセプタ保持台の少なくとも一部を球面もしくは
円錐形状に形成することにより、半導体ウェーハの均熱
分布の精密制御特性を損なわずにキャリアガス、反応ガ
スの量を極めて少なくすることができ、かつ、反応生成
物の発生を極力押さえることのできる半導体ウェーハの
気相成長装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体ウェーハ
の気相成長装置は、上部にガス導入口、下部にガス排気
口を持つ筒状のガス反応管と、ガス反応管の内部にあろ
て、サセプタならびにサセプタに載置される半導体ウェ
ーハを高速回転させることによって熱とともに気相成長
のためのガス反応を促す回転機構部と、回転機構部によ
る回転運動を上記サセプタならびに半導体ウェーハに伝
達する回転支持台と、この回転支持台に保持され、回転
によって一旦払い出されたガスが上記ガス導入口を介し
て導入される新鮮なガスと混合しないようにそのガスを
排出口に導く形状を有するサセプタ保持台と、内部に貫
通口を持った円形の窪みを有しこの窪みに半導体ウェー
ハが載置される円形状のサセプタと、このサセプタ及び
サセプタ保持台で覆われる内部にサセプタならびに半導
体ウェ一ハを加熱する熱源を具備することを特徴とす
る。上記サセプタ保持台の少なくとも一部を球面形状も
しくは円錐形状に形成される。
【0009】このことにより、半導体ウェーハの均熱分
布の精密制御特性を損なわずにキャリアガス、反応ガス
の量を極めて少なくすることができ、かつ、反応生成物
の発生を極力押さえることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す図
である。
【0011】図において、11は反応管、12は回転支
持台、13はサセプタ保持台、14はサセプター、15
は半導体ウェーハ、16は熱源、17は回転機構、18
はガス導入口、19はガス排出口である。円筒形の反応
管11内部には回転支持台12が収納され、これにサセ
プタ保持台13が支持されている。また、サセプタ保持
台13上面に円盤状のサセプタ14が支持されている。
サセプタ14は、上面が平面形状となっており、この平
面上に半導体ウェーハ15を載置する、内部に貫通口を
持つ円形の窪みを有する。サセプタ保持台13は、上部
に球面加工が施されている。サセプタ14及び半導体ウ
エーハ15は、サセプタ14内部に収納された熱源16
により、気相成長に必要な温度まで加熱され、また、回
転機構部17を介して高速回転され、ガスによる成長反
応が促される。反応ガス(矢印)は、反応管11上部に
設けられた反応ガス導入口18より供給され、サセプタ
14及び半導体ウェーハ15直上で成長反応が起こり、
半導体ウェーハ15の高速回転により払い出され、反応
ガス排気口19から排出される。
【0012】サセプタ保持台を球面形状としたことによ
り、回転による払い出し効果は、半導体ウェーハ15の
直上部でのみ発生するため、整流化されるガスは極め納
できる。従って、半導体ウェーハ15の均熱分布の精密
制御特性を損なうことなく、キャリアガス、反応ガスの
導を極めて少なくすることができる。
【0013】図2は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。図中、図1と同一番号が付されたものは、図1の
それと同じとする。図1に示す実施形態との差異は、サ
セプタ保持台13の上部が円錐形状、下部が円筒形状と
なつていることである。このような構造を採用すること
により、球面形状としたことにより得られる効果は勿論
のこと、球面形状と比較してサセプタ保持台13の構造
を単純化できるため、作成も容易にできる。尚、サセプ
タ保持台13の全てを円錐形状としても構わない。
【0014】以上説明のように、本発明の半導体ウェー
ハの気相成長装置は、反応ガス導入口18と反応ガス排
気口19を持つ筒状の反応管11の中にあつて、回転運
動を伝達する回転機構部17の回転支持台12に保持さ
れるサセプタ保持台13の少なくとも一部を球面形状も
しくは円錐形状とし、サセプタ14を介して半導体ウェ
ーハ15を載置し、サセプタ14ならびにサセプタ保持
台13の下部に設置される熱源16により加熱するとと
もに回転機構部17を介してサセプタ14及び半導体ウ
ェーハ15を高速回転させることによりガスによる化学
反応を促すものである。このことにより、半導体ウエー
ハ15の均熱分布の精密制御特性を損なわずに、キャリ
アガス、反応ガスの導入量を極めて少なくでき、また、
反応生成物の発生が極めて少ない半導体ウェ一ハの気相
成長装置を提供できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、整流
化されるガスは極めて少なく、また、サセプタ保持台の
上面及び側面近傍にも熱源を収納できるため、半導体ウ
ェーハの均熱分布の精密制御特性を損なわずにキャリア
ガス、反応ガスの導入量を極めて少なくすることがで
き、また、反応生成物の発生が極めて少ない半導体ウェ
ーハ気相成長装置を提供することができる。また、サセ
プタ保持台の少なくとも一部を円錐形状とすることによ
り、球面とした場合の半導体ウエーハの気相成長装置の
性能効果を損なうことなく、サセプタ保持台を容易に製
作成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図、
【図2】本発明の他の実施形態を示す図、
【図3】従来における半導体ウェーハの気相成長装置の
構成を示す図、
【符号の説明】
11…ガス反応管、12…回転支持台、13…サセプタ
保持台、14…サセプタ、15…半導体ウェーハ、16
…熱源、17…回転機構部、18…反応ガス導入口、1
9…反応ガス排気口、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にガス導入口、下部にガス排気口を
    持つ筒状のガス反応管と、ガス反応管の内部にあって、
    サセプタならびにサセプタに載置される半導体ウェーハ
    を高速回転させることによって熱と共に気相成長のため
    のガス反応を促す回転機構部と、回転機構部による回転
    運動を上記サセプタならびに半導体ウェーハに伝達する
    回転支持台と、この回転支持台に保持され、回転によつ
    て一旦払い出されたガスが上記ガス導入口を介して導入
    される新鮮なガスと混合しないようにそのガスを排出口
    に導く形状を有するサセプタ保持台と、内部に貫通口を
    持った円形の窪みを有しこの窪みに半導体ウェーハが載
    置される円形状のサセプタと、このサセプタ及びサセプ
    タ保持台で覆われる内部にサセプタならびに半導体ウェ
    ーハを加熱する熱源を具備することを特徴とする半導体
    ウェーハの気相成長装置。
  2. 【請求項2】 上記サセプタ保持台の少なくとも一部を
    球面形状、もしくは円錐形状とすることを特徴とる請求
    項1記載の半導体ウェーハの気相成長装置。
JP10281321A 1998-10-02 1998-10-02 半導体ウェーハの気相成長装置 Pending JP2000114184A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2215282A2 (en) * 2007-10-11 2010-08-11 Valence Process Equipment, Inc. Chemical vapor deposition reactor
US10763137B2 (en) 2017-02-17 2020-09-01 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus and method of manufacturing semiconductor device

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