JPH10218474A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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Publication number
JPH10218474A
JPH10218474A JP2898497A JP2898497A JPH10218474A JP H10218474 A JPH10218474 A JP H10218474A JP 2898497 A JP2898497 A JP 2898497A JP 2898497 A JP2898497 A JP 2898497A JP H10218474 A JPH10218474 A JP H10218474A
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JP
Japan
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drive shaft
sheet
processing
tray
rotation
Prior art date
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Application number
JP2898497A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Awano
宏明 粟野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパイラトレイの上下に配された一対の処理
ヘッドの双方に駆動力を伝達するドライブシャフトの撓
みを抑え、これら処理ヘッドを後処理位置に対して円滑
に移動させることが可能なシート後処理装置を提供す
る。 【解決手段】一本のドライブシャフト60に架け回され
た一対のタイミングベルト57,58を用い、記録シー
トを収容するコンパイラトレイの上下に配設された一対
の処理ヘッド51,52を該コンパイラトレイの幅方向
に沿って位置決めするシート後処理装置において、上記
ドライブシャフト60をその軸方向に略二分する位置に
は該ドライブシャフト60に当接する支え部材7を設
け、その当接方向を上記タイミングベルト57,58の
張力に起因するドライブシャフト60の撓み発生方向と
対向する方向に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置から排出される記録シートに対してステープリン
グ処理、パンチング処理等の後処理を行なうシート後処
理装置に係り、詳細には、記録シートの縁部のみならず
中央位置に対しても当該後処理を行い得るシート後処理
装置の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置から
排出された記録シートに対してステープリング処理ある
いはパンチング処理等の後処理を行うシート後処理装置
としては種々のものが知られているが、そのうちの一つ
として記録シートの縁部位置に対する処理のみならず、
記録シートの中央位置に対するステープリング処理、所
謂中綴じ処理を行い得るように構成されたものが知られ
ている(特開平2−219601号公報、特開平7−1
01620号公報)。
【0003】かかる中綴じ処理を可能とするため、これ
ら公報に開示されるシート後処理装置ではステープラが
ステープル針を有するステッチャヘッドと当該ステープ
ル針を折り曲げるクリンチャヘッドとに分割されてお
り、これら処理ヘッドが記録シートを収容するシート揃
えトレイの上方及び下方へ夫々配置されている。従っ
て、記録シートはこれらステッチャヘッドとクリンチャ
ヘッドとの間を遮るようにしてシート揃えトレイに収容
され、これらステッチャヘッドとクリンチャヘッドとが
記録シートを噛み込むことで前述の中綴じ処理がなされ
るようになっている。
【0004】また、かかる中綴じ処理においては記録シ
ートの中央位置の二箇所あるいは三箇所にステープリン
グ処理が必要となることから、前述の公報に開示される
フィニッシャーではステッチャヘッド及びクリンチャヘ
ッドの双方がシート揃えトレイの幅方向に沿って移動可
能に支承されており、処理位置を変更しながらステープ
リング処理をなし得るようになっている。
【0005】図8は特開平7−101620号公報にお
けるステープラの移動機構を示すものである。同図中に
はシート揃えトレイが示されていないが、ステープラは
下方のステッチャヘッド100及び上方のクリンチャヘ
ッド101に分割されており、記録シートはこれらの間
を挿通してシート揃えトレイに収容されるようになって
いる。各ヘッド100,101は夫々2本のガイドシャ
フト104,104によってシート揃えトレイの幅方向
(矢線B方向)に移動自在に支承されると共に、タイミ
ングベルト105,106の回転に応じた所定の移動量
を与えられるようになっている。また、これらステッチ
ャヘッド100及びクリンチャヘッド101の移動量を
等しくし、これら部材が記録シートを挟んで常に正対す
ることを担保するため、タイミングベルト105,10
6は同一の駆動軸107に架け回されている。
【0006】従って、かかる従来のステープラ移動機構
では、駆動軸107をモータ108によって所定量回転
させると、ガイドシャフト104に嵌合したステッチャ
ヘッド100及びクリンチャヘッド101の双方が当該
回転量に応じて移動し、所定のステープリング処理位置
に設定されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来のステープラ移動機構では、その構造上、
駆動軸107の両端近傍にタイミングベルト105,1
06が架け回されることから、図9に示すようにタイミ
ングベルト105,106の張力によって駆動軸107
が撓み易いという問題点があった。このため、かかる駆
動軸107の回転を支承する軸受部109,110に偏
磨耗が発生し易く、駆動軸107の回転が困難となっ
て、ステッチャヘッド100及びクリンチャヘッド10
1の処理位置への移動が不能となるといった事態が発生
した。
【0008】一方、駆動軸107の径を太くすれば、タ
イミングベルト105,106の張力に抗して該駆動軸
の撓みを抑えることも可能ではあるが、その場合には駆
動軸に嵌合しているプーリ111,112の径も大きく
しなければならず、シート揃えトレイ周辺の限られたス
ペースの中でステープラの移動機構をコンパクトに設計
することが不能となってしまう。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、一対の処理ヘッ
ドの双方に駆動力を伝達する駆動軸の撓みを抑え、これ
ら処理ヘッドを後処理位置に対して円滑に移動させるこ
とが可能なシート後処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】目的を達成するために、
本発明のシート後処理装置は、前処理されたシートを収
容するトレイと、このトレイに収容されたシートに対し
て共働して後処理を行う一対の処理ヘッドと、これら処
理ヘッドの移動量に応じた回転量が与えられる駆動軸
と、張力を与えられた状態で駆動軸の両端部に対して架
け回されると共に、駆動軸の回転に応じて駆動されて各
処理ヘッドを後処理位置へ移動する一対のベルト部材
と、これらベルト部材の間において駆動軸に当接し、張
力に起因する駆動軸の撓みを抑える支持部材とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0011】このような技術的手段によれば、駆動軸に
所定の回転量を与えると、駆動軸に架け回された一対の
ベルト部材が回転し、シート揃えトレイを挟むように配
設された一対の処理ヘッドは駆動軸の回転量に応じて移
動し且つ位置決めされる。
【0012】かかる構造においては、張力を与えられた
ベルト部材が駆動軸の両端に架け回されていることか
ら、この駆動軸にはベルト部材の張力による撓みが発生
し易い。しかし、本発明によれば、支持部材が一対のベ
ルト部材の間において駆動軸に当接し、張力に起因する
駆動軸の撓みを抑えていることから、駆動軸の円滑な回
転を確保することが可能となる。
【0013】また、本発明において、駆動軸に対して余
分な回転抵抗が作用するのを防止するという観点からす
れば、支持部材は駆動軸に従動するローラ又は軸受等を
含み、これらローラ等を介して駆動軸に当接するのが好
ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の画像形成装置のシート後処理装置を詳細に説明する。
図2はレザービームプリンタ等の画像形成装置に付設し
て使用される本発明のシート後処理装置を示すものであ
り、同図において、符号2は画像形成装置から排出され
た記録シート1を導入し搬送するシート搬送路、符号3
は導入された記録シート1を順次収容し丁合いするシー
ト揃えトレイ、符号4はシート揃えトレイ3で丁合いさ
れた記録シート1の束が、又はシート搬送路2から記録
シート1が直接排出される排出トレイ、符号5はシート
揃えトレイ3上で形成されたシート束に対してステープ
リング処理を行なうステープラである。
【0015】先ず、シート搬送路2は複数の搬送ロール
21を備えると共に、その出口には記録シート1の排出
方向をシート揃えトレイ3又は排出トレイ4へ切り替え
る排出切換器6が設けられており、傾斜して配置された
シート揃えトレイ3の上部へ向けて記録シート1を排出
するように構成されている。かかる排出切換器6は駆動
ロール61及びこの駆動ロール61を中心として遊星状
に回転するオービットロール62から構成されており、
図中に実線で示す位置にオービットロール62を保持し
たままの状態で記録シート1を排出すると、当該記録シ
ート1はそのまま排出トレイ4へ向けて送り出される一
方、駆動ロール61とオービットロール62との間に記
録シート1の先端をニップした状態で当該オービットロ
ール62を破線で示す位置に移動させると、記録シート
1はループを形成しながら表裏が反転されてシート揃え
トレイ3へ収容される。また、シート搬送路2を形成し
ているガイド板のうち、排出切換器6の手前側上部のガ
イド板22はオービットロール62の動きに合わせて跳
ね上がるようになっており、記録シート1がより大きな
ループを形成して円滑に表裏反転できるようになってい
る。
【0016】一方、シート揃えトレイ3の最上端には排
出トレイへ向けて記録シートを送り出す排出ロール23
及びこの排出ロール23に対して接離自在なクランパ2
4が設けられており、シート搬送路2からの記録シート
1の排出方向によりクランパ24の開閉が行なわれるよ
うになっている。すなわち、シート搬送路2から排出ト
レイ4へ記録シート1を排出する場合には、クランパ2
4が図中の実線位置に保持されて排出ロール23の搬送
力が記録シート1に伝達される一方、シート搬送路2か
らシート揃えトレイ3へ記録シート1を収容する場合に
は、クランパ24が図中の破線位置に保持されて記録シ
ート1の後端の当該クランパ24への引っ掛かりが防止
される。
【0017】また、このクランパ24を開放した状態で
記録シート1を排出トレイ4へ向けてシート搬送路2か
ら送り出せば、記録シート1は表裏反転することなく自
重でシート揃えトレイ3に落下することから、記録シー
ト1の表裏を反転させることなく記録シート1をシート
揃えトレイ3へ収容することもできる。
【0018】従って、このフィニッシャではオービット
ロール62及びクランパ24の動作の組合せによって、
画像形成装置から排出された記録シートをそのままの状
態でシート揃えトレイ3へ収容することも、表裏反転さ
せてシート揃えトレイ3へ収容することもでき、ステー
プラ5がシート揃えトレイ3の一方の側からのみステー
プル針を打ち込むものであっても、シート束の表裏いず
れの側からもステープリング処理を行なうことが可能と
なっている。
【0019】一方、シート揃えトレイ3の略中央には上
部処理ヘッド51及び下部処理ヘッド52に分割された
ステープラ5が配設されており、シート揃えトレイに収
容された記録シートはこれら上部処理ヘッド51及び下
部処理ヘッド52の間に挿入されるようになっている。
シート揃えトレイ3のステープラ5に対応する位置には
当該トレイ3に収容された記録シート1の下端を係止す
るストッパ31が出没自在に設けられており、かかるス
トッパ31を用いて記録シート1を係止した場合には、
当該記録シート1の端部に対してステープル針を打ち込
む所謂端綴じモードのステープリング処理を行ない得る
ようになっている。また、この端綴じ用ストッパ31よ
りも僅かに上方にはシート揃えトレイ3に収容された記
録シートを当該ストッパ31に向けて摺擦するパドルホ
イール32が設けられており、端綴じ用ストッパ31と
相俟って記録シート1の整合を行なうように構成されて
いる。
【0020】また、シート揃えトレイ3の下端部には同
じく出没自在なストッパ33とパドルホイール34とが
設けられており、かかるストッパ33を用いて記録シー
ト1を係止した場合には、当該記録シート1の長さ方向
の中央に対してステープル針を打ち込む所謂中綴じモー
ドのステープリング処理を行ない得るようになってい
る。この中綴じモードのステープリング処理において
は、記録シート1のサイズに拘わらずその長さ方向の中
央をステープリング処理位置Tに対応させる必要かある
ことから、中綴じ用ストッパ33及びパドルホイール3
4はシート揃えトレイ3に沿って移動自在に配設されて
おり、例えばA3サイズの記録シート1に対して中綴じ
モードのステープリング処理を行なう場合には、シート
揃えトレイ3の最下端(図中に破線で示す位置)にまで
移動して位置決めされるようになっている。
【0021】更に、中綴じ用ストッパ33とステープラ
5との間には搬送ロール35及びこの搬送ロールと接離
自在なクランパ36が設けられており、中綴じモードで
ステープリング処理のなされた記録シート束をシート揃
えトレイ1から排出できるようになっている。尚、クラ
ンパ36は記録シート1をシート揃えトレイ3に収容す
る際には、かかる収容を妨げないよう搬送ロール35か
ら離間している。
【0022】このフィニッシャの図示外の下方には紙折
り装置が設けられており、中綴じモードによってステー
プリング処理のなされたシート束はシート揃えトレイ3
の下端に設けられたシート排出路37から当該紙折り装
置に向けて排出され、ステープリング処理に引き続いて
紙折り処理がなされるようになっている。また、シート
排出路37の入口にはゲート38が設けられており、シ
ート束の排出タイミングに合わせてシート排出路37を
開放するようになっている。
【0023】図1はステープラ5及びその移動機構の第
1実施例を示すものである。かかるステープラ5は上部
処理ヘッド51及び下部処理ヘッド52に分割されてお
り、下部処理ヘッド52にはステープル針をシート束に
打ち込むステッチャ部材53が、上部処理ヘッド51に
はステープル針の先端部を折り曲げるクリンチャ部材5
4が夫々搭載されている。従って、このステープラ5は
シート揃えトレイ3に収容された記録シート1に対して
下側からステープル針を打ち込むことになる。
【0024】また、上部処理ヘッド51はガイドシャフ
ト55a,55bに、下部処理ヘッド52はガイドシャ
フト56a,56bに夫々案内されており、シート揃え
トレイ3の幅方向(図2の紙面垂直方向)に沿って張り
渡された一対の上部タイミングベルト57及び下部タイ
ミングベルト58の回転に応じて当該方向へ移動するよ
うに構成されている。
【0025】上部タイミングベルト57は一対の駆動プ
ーリ57a及び従動プーリ57bに架け回されており、
前者の駆動プーリ57aは駆動軸60に嵌合する一方、
後者の従動プーリ57bはブラケット57cを介して図
示外の装置フレームに支承されている。これと同様に下
部タイミングベルト58も一対の駆動プーリ58a及び
従動プーリ58bに架け回されており、前者の駆動プー
リ58aは駆動軸60に嵌合する一方、後者の従動プー
リ58bはブラケット58cを介して装置フレームに支
承されている。
【0026】また、駆動軸60にはギヤ59a,59b
を介してモータ59が接続されており、かかるモータ5
9を正逆回転させると、駆動軸60に架け回された上部
タイミングベルト57及び下部タイミングベルト58が
同一量だけ回転する。このため、上部処理ヘッド51及
び下部処理ヘッド52は常に正対しながら同一方向へ同
一量だけ移動することとなり、シート揃えトレイ3に収
容されたシート束の任意の位置に対してステープリング
処理を行ない得るようになっている。
【0027】一方、タイミングベルト57,58の回転
による各処理ヘッド51,52の移動量に正確を期すた
め、これらタイミングベルト57,58は一定の張力で
駆動プーリ57a及び従動プーリ57bに架け回されて
いる。このため、駆動軸60には図9で示したような撓
みが発生し易く、本実施例ではこの撓みの発生を防止す
べく支持部材7を駆動軸60に当接させている。
【0028】かかる支持部材7は、図3及び図4に示す
ように、駆動軸60に当接する一対の従動ローラ71及
びこれらを回転自在に支承するブラケット72から構成
されており、駆動軸60を軸方向に略二分する位置、す
なわち一対の駆動プーリ57a,58aの略中間の位置
に配設されている。ブラケット72にはこれを図示外の
装置フレームに固定するためのボルト孔73が開設され
ているが、かかるボルト孔73は長孔状に形成されてお
り、駆動軸60に対する従動ローラ71の当接状態を調
節できるようになっている。
【0029】また、支持部材7は駆動軸60の撓みを抑
える目的で設けられることから、かかる支持部材7の駆
動軸60に対する当接方向は撓みの発生方向と対向する
方向である。図3に示すように、この実施例においては
駆動軸60の回転を支承する軸受部材74,74が一対
の駆動プーリ57a,58aの内側に配設されているこ
とから、撓みの発生方向はタイミングベルト57,58
の張力Tの作用方向と反対方向であり、それ故に支持部
材7は張力Tの作用方向と同一方向から駆動軸60に当
接している。
【0030】そして、このように支持部材を設けたこと
により、本実施例ではタイミングベルト57,58の張
力に起因した駆動軸60の撓みを抑えることができ、経
時的な使用による軸受部材74,74の偏磨耗を防止し
て、常に駆動軸60の円滑な回転を確保することができ
るものである。
【0031】尚、支持部材7は必ずしも図3及び図4の
例に限られるものではなく、例えば図5に示すように、
駆動軸60に玉軸受等の回転ベアリング74を嵌合さ
せ、かかる回転ベアリング74の外輪に対してブラケッ
ト75を当接させたものであっても良い。
【0032】次に、図6はステープラ5の移動機構の第
2実施例を示すものである。このステープラ移動機構で
は、上部処理ヘッド51及び下部処理ヘッド52を駆動
するタイミングベルト57,58を夫々異なった駆動軸
80,81に架け回すと共に、一方の駆動軸81のみを
駆動モータ82で回転させ、他方の駆動軸80には作動
歯車装置を用いて駆動軸81の回転を伝達するように構
成した。
【0033】各駆動軸80,81は中空円筒状に形成さ
れると共に、図示外のニードルベアリングを介して同一
の固定軸83に嵌合しており、かかる固定軸83の周囲
を自由に回転し得るようになっている。また、各駆動軸
80,81には駆動プーリ57a,58aを介してタイ
ミングベルト57,58が架け回されているが、これら
タイミングベルト57,58の架け回し方向は互いに異
なっており、駆動軸80,81が互いに逆方向へ回転し
た際に上部処理ヘッド51及び下部処理ヘッド52が同
一方向へ移動するようになっている。
【0034】一方、駆動軸80の下端及び駆動軸81の
上端には作動歯車装置を構成する太陽歯車80a,81
aが夫々固定されており、これら太陽歯車80a,81
aには遊星歯車84が噛み合っている。図7に示すよう
に、かかる遊星歯車84は固定軸83から突出した支軸
83aによって回転自在に支承されており、固定軸83
を回転させると太陽歯車の周囲を公転する一方、固定軸
83の回転を係止すると、一方の駆動軸81の回転をそ
の回転方向を変換しながら他方の駆動軸80に伝達す
る。
【0035】また、固定軸83の上端には係止溝85a
が刻まれた円板85が固定されており、装置フレーム側
に設けられた係止爪86を係止溝85aに嵌入させるこ
とで、固定軸83の回転を係止できるようになってい
る。
【0036】かかる構成において、上部処理ヘッド51
及び下部処理ヘッド52を共に任意のステープリング処
理位置に移動させる場合には、係止爪86によって固定
軸83の回転を係止した状態で駆動モータ82を回転さ
せ、ギヤ82a,82bを介してその回転を駆動軸81
に伝達する。すると、固定軸83の係止によって遊星歯
車84は太陽歯車80a,81aの周囲を公転できない
ことから、駆動軸81の回転が遊星歯車84によって駆
動軸80に伝達され、駆動軸80は駆動軸81とは反対
方向へ同一速度で回転する。これにより、上部処理ヘッ
ド51は下部処理ヘッド52と正対したまま、かかる下
部処理ヘッド52と同一距離だけ移動することとなる
(図6参照)。
【0037】そして、この実施例においても、タイミン
グベルト57,58の張力によって固定軸53及び駆動
軸80,81に撓みが発生し易いことから、駆動軸80
の周面に前述の支持部材7を当接させ、第1実施例と同
様にして固定軸83及び駆動軸80,81に撓みが発生
するのを防止している。従って、この実施例でも常に円
滑な駆動軸80,81の回転を確保することができ、上
部処理ヘッド及び下部処理ヘッドを正確に位置決めする
ことができるものである。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、請求項
1記載のシート後処理装置によれば、駆動軸に支持部材
を当接させ、この駆動軸の両端に架け回されたベルト部
材の張力によって駆動軸に撓みが発生するのを抑えてい
るので、常にかかる駆動軸の円滑な回転を確保すること
ができ、これら処理ヘッドを後処理位置に対して円滑に
移動させることが可能となる。
【0039】また、請求項2記載のシート後処理装置に
よれば、支持部材が駆動軸に従動するローラ又は軸受を
含むことから、この支持部材の当接によって駆動軸に余
分な回転抵抗が作用することがなく、この点においても
駆動軸の円滑な回転を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート後処理装置におけるステープ
ラ移動機構の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明が適用されるシート後処理装置の全体
構成を示す概略図である。
【図3】 第1実施例に係る駆動軸と支持部材の当接状
態を示す側面図である。
【図4】 第1実施例に係る駆動軸と支持部材の当接状
態を示す平面図である。
【図5】 支持部材の他の例を示す斜視図である。
【図6】 本発明のシート後処理装置におけるステープ
ラ移動機構の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】 第2実施例に係るステープラ移動機構の分解
斜視図である。
【図8】 従来のシート後処理装置におけるステープラ
移動機構を示す斜視図である。
【図9】 従来のステープラ移動機構における駆動軸の
撓み状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…記録シート、3…シート揃えトレイ、5…ステープ
ラ(後処理ユニット)、7…支持部材、51…上部処理
ヘッド、52…下部処理ヘッド、57…上部タイミング
ベルト、58…下部タイミングベルト、59…駆動モー
タ、60…駆動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前処理されたシートを収容するトレイ
    と、このトレイに収容されたシートに対して共働して後
    処理を行う一対の処理ヘッドと、これら処理ヘッドの移
    動量に応じた回転量が与えられる駆動軸と、張力を与え
    られた状態で上記駆動軸の両端部に対して架け回される
    と共に、駆動軸の回転に応じて駆動されて各処理ヘッド
    を後処理位置へ移動する一対のベルト部材と、これらベ
    ルト部材の間において上記駆動軸に当接し、上記張力に
    起因する駆動軸の撓みを抑える支持部材とを備えたこと
    を特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート後処理装置におい
    て、上記支持部材は駆動軸の回転に従動するローラ又は
    駆動軸に嵌合する軸受部材を介して該駆動軸に当接する
    ことを特徴とするシート後処理装置。
JP2898497A 1997-02-13 1997-02-13 シート後処理装置 Pending JPH10218474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6568669B2 (en) * 2000-10-31 2003-05-27 Nisca Corporation Sheet post-processing apparatus
US6644643B2 (en) * 2001-01-30 2003-11-11 Nisca Corporation Sheet processing apparatus and image forming apparatus

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