JPH10218361A - ウエハの搬送装置 - Google Patents

ウエハの搬送装置

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JPH10218361A
JPH10218361A JP1912097A JP1912097A JPH10218361A JP H10218361 A JPH10218361 A JP H10218361A JP 1912097 A JP1912097 A JP 1912097A JP 1912097 A JP1912097 A JP 1912097A JP H10218361 A JPH10218361 A JP H10218361A
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wafers
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Akihiro Nakayama
昭博 仲山
Toyokazu Harada
豊和 原田
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハの搬送装置において、ウエハを積層収
容したバケットの水槽内への搬入、水槽内におけるバケ
ットの回転及び移動を、容易に行うことを可能にし、バ
ケットの回転時等にウエハがバケット内から飛び出すお
それを防止する。 【解決手段】 水槽21内に支持フレーム45を回転可
能及び移動可能に配設する。多数のウエハ22をバケッ
ト23内に積層収容した状態で、水槽21内の支持フレ
ーム45上にウエハ22の積層方向が横向きとなるよう
に搬入する。この状態で、支持フレーム45上の保持機
構66により、ウエハ22をバケット23内の収容状態
に保持する。その後、支持フレーム45の回転によりバ
ケット23を回転させて、ウエハ22をその積層方向が
縦向きとなるように姿勢変更する。さらに、支持フレー
ム45の移動によりバケット23を横方向に移動させ
て、ウエハ22を水槽21内の所定の分離位置に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤソー装置
により所定の厚さに切断された多数のウエハを、水槽内
に搬入して所定の分離位置に配置するウエハの搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワイヤソー装置によって切断さ
れた多数のウエハを、水槽内において1枚ずつ分離する
場合には、多数枚のウエハをバケット内に積層収容した
状態で、水槽内の所定の分離位置に配置していた。この
場合、作業者が手作業によって、ウエハを収容したバケ
ットをウエハの積層方向が横向きとなるように水槽内へ
搬入し、その後、バケットを回転させてウエハをその積
層方向が縦向きとなるように姿勢変更し、さらに、バケ
ットを横方向に移動させてウエハを所定の分離位置に配
置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ウエハの搬送装置では、ウエハを積層収容したバケット
の水槽内への搬入、水槽内におけるバケットの回転及び
移動を、作業者が手作業で行っていた。このため、ウエ
ハの搬送作業が面倒で手間がかかるとともに、水槽内に
おけるバケットの回転時等に、ウエハがバケット内から
飛び出すおそれがあるという問題があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ウエハを積層収容したバケットの水槽内
への搬入、水槽内におけるバケットの回転及び移動を、
作業者の手作業によることなく容易に行うことができる
とともに、バケットの回転時等にウエハがバケット内か
ら飛び出すおそれを防止することができるウエハの搬送
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ワイヤソー装置によ
り所定の厚さに切断された多数のウエハを、バケット内
に積層収容した状態で、水槽内にウエハの積層方向が横
向きとなるように搬入し、その後、バケットを回転させ
てウエハをその積層方向が縦向きとなるように姿勢変更
し、さらに、バケットを横方向に移動させてウエハを水
槽内の所定の分離位置に配置するようにしたウエハの搬
送装置であって、前記水槽内にはバケットを支持するた
めの支持フレームを回転可能及び移動可能に配設し、そ
の支持フレームにはウエハをバケット内の収容状態に保
持するための保持機構を設けたものである。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のウエハの搬送装置において、前記水槽上には、ウエ
ハを積層収容したバケットが水槽内の支持フレーム上に
搬入されるとき、保持機構を解除状態に変移させるため
の第1解除機構を設けたものである。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のウエハの搬送装置において、前記水
槽上には、ウエハを積層収容したバケットが水槽内にお
いて回転された後に横方向へ移動されるとき、保持機構
を解除状態に変移させるための第2解除機構を設けたも
のである。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかに記載のウエハの搬送装置において、保持機
構は、ウエハの積層方向に延びるロッドを含み、そのロ
ッドはウエハを保持する位置と、ウエハを解放する位置
との間を移動可能である。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載のウエハの搬送装置において、支持フ
レームは、バケットを掛止して、回転時にバケットの脱
落を防止するための掛止手段を有する。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載のウエハの搬送装置において、支持フ
レームの回転を寸動にした。さて、請求項1に記載のウ
エハの搬送装置において、ワイヤソー装置により切断さ
れた多数のウエハを、水槽内において1枚ずつ分離する
場合には、次のように多数のウエハがバケット内に積層
収容された状態で、水槽内の所定の分離位置に配置され
る。すなわち、多数のウエハを収容したバケットが、水
槽内の支持フレーム上にウエハの積層方向を横向きとす
るように搬入される。そして、この状態で支持フレーム
上の保持機構により、ウエハがバケット内から飛び出さ
ないように保持される。
【0011】その後、支持フレームの回転によりバケッ
トが回転されて、ウエハがその積層方向を縦向きとする
ように姿勢変更される。さらに、支持フレームの移動に
よりバケットが横方向に移動されて、ウエハがその積層
方向を縦向きにしたままの状態で、水槽内の所定の分離
位置に配置される。このため、水槽内でのウエハの搬送
を、作業者の手作業によることなく容易に行うことがで
きるとともに、バケットの回転時等にウエハがバケット
内から飛び出すおそれを防止することができる。
【0012】請求項2に記載のウエハの搬送装置におい
ては、ウエハを積層収容したバケットが水槽内の支持フ
レーム上に搬入されるとき、第1解除機構により保持機
構が解除状態に変移される。このため、支持フレーム上
の保持機構に干渉することなく、ウエハを収容したバケ
ットを支持フレーム上に容易に搬入することができる。
【0013】請求項3に記載のウエハの搬送装置におい
ては、ウエハを積層収容したバケットが水槽内において
回転された後に横方向へ移動されるとき、第2解除機構
により保持機構が解除状態に変移される。このため、バ
ケットが水槽内の分離位置に配置された状態で、バケッ
ト内からウエハを容易に取り出すことができる。
【0014】請求項4に記載のウエハの搬送装置におい
ては、ウエハがロッドにより保持されて、バケットから
の脱落を防止される。請求項5に記載のウエハの搬送装
置においては、バケットはその回転時に、掛止手段によ
り掛止めされて、支持フレームからの脱落を防止され
る。
【0015】請求項6に記載のウエハの搬送装置におい
ては、バケット回転時に、その回転動作を寸動にするこ
とで、バケット内のウエハの横流れが防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示
すように、水槽21は上面を開口した四角箱状に形成さ
れている。そして、図示しないワイヤソー装置で所定の
厚さに切断された多数のウエハ22が、バケット23内
に積層収容された状態で、この水槽21内に搬入された
後に、積層方向が縦向きになるように回転されるととも
に、横方向移動されて所定の分離位置に配置される。さ
らに、この分離位置において、ウエハ22が支持バー2
4の上昇によりバケット23内からその支持バー24上
に受け渡されるとともに、保持ロッド25との係合によ
り所定位置に保持される。この保持ロッド25はウエハ
22を保持する位置と、そこから退避する位置との間を
移動される。
【0017】昇降台26は前記水槽21内に昇降可能に
配設され、その上面にはウエハを分離状態で収納するた
めのカセット27が載置される。そして、この昇降台2
6がモータ28により昇降機構29を介して所定高さ位
置に移動されながら、ノズル30から支持バー24上の
ウエハ22のうちの最上部のウエハ22に水が噴射され
る。これにより、ウエハ22が1枚ずつ分離されるとと
もに、ガイド板31に沿って搬送されてカセット27内
に収納される。
【0018】図3及び図4に示すように、前記バケット
23は一対の側板34を備え、両側板34間にはウエハ
22を支持するための一対の支持ロッド35が架設され
ている。ネジ棒36は両側板34間に回転可能に支持さ
れ、その外周面には中央を境にして逆方向のネジ部36
aが形成されている。一対のクランプ板37は両側板3
4の内側に移動可能に配設され、一方のクランプ板37
はその下部のネジ筒38を介してネジ棒36のネジ部3
6aに螺合されている。そして、図示しないモータにて
ネジ棒36が回転されることにより、一方のクランプ板
37が他方のクランプ板37に対して接離移動されて、
これらの両クランプ板37間でウエハ22が挟持または
開放される。
【0019】各一対の係合突起39は前記各側板34の
上端外面に形成され、図示しない作業ロボットのアーム
と係合可能になっている。一対の係合孔40は一方の側
板34に形成され、後述する掛止爪50と係合可能にな
っている。そして、ウエハ22を積層収容したバケット
23が、作業ロボットのアームにより水槽21内に、ウ
エハ22の積層方向を横向きにした状態で搬入される。
【0020】図5〜図7に示すように、移動フレーム4
3は下面に取り付けた複数の車輪44を介して、前記水
槽21内に移動可能に配設されている。支持フレーム4
5は一対の水平な支軸46を介して移動フレーム43上
に回動可能に支持され、その上面にはバケット23の両
側板34に係合可能な受け台47が配設されてる。そし
て、ウエハ22を積層収容したバケット23が、水槽2
1内に搬入されて、この支持フレーム45の受け台47
上に支持される。
【0021】図6及び図8に示すように、一対の掛止爪
50は前記支持フレーム45の一側縁に回動可能に取り
付けられ、バネ51によりバケット23の係合孔40と
係合する方向に回動付勢されている。そして、バケット
23が支持フレーム45の受け台47上に搬入支持され
たとき、これらの掛止爪50が係合孔40に係合して、
バケット23が支持フレーム45に対して掛止保持され
る。この掛止爪50により、バケット23が支持フレー
ム55とともに支軸46を中心に回転しても、バケット
23の脱落が防止される。また、バケット23を支持フ
レーム45上から取り外すときには、図示しないシリン
ダにより連結リンク52を介して係止爪50が解放方向
に回動されて、支持フレーム45に対するバケット23
の掛止が解放される。
【0022】図5〜図7に示すように、前記支持フレー
ム45上に支持されたバケット23を回転及び移動させ
るための機構は、水槽21上に配設されている。すなわ
ち、固定フレーム55は水槽21の上方に配設され、そ
の前面には一対のガイドレール56が敷設されている。
移動板57はガイドレール56に移動可能に支持され、
その下端が移動フレーム43に連結されている。そし
て、移動用モータ58によりボールネジ59を介して移
動板57が移動されて、移動フレーム43が水槽21内
で横方向に移動される。
【0023】駆動レバー60は前記移動板57の上端に
回動可能に支持され、回動用モータ61により上方位置
と下方位置とに回動される。従動レバー62は駆動レバ
ー60に対応して一方の支軸46に取り付けられ、連結
ロッド63を介して駆動レバー60に連結されている。
そして、支持フレーム45上にバケット23が支持され
た状態で、回転用モータ61により駆動レバー60が上
方位置から下方位置に回転されたとき、連結ロッド6
3、従動レバー62及び支軸46を介して支持フレーム
45が水平状態から垂直状態に回転される。
【0024】これにより、バケット23が同方向に90
度回転されて、そのバケット23上のウエハ22が積層
方向を縦向きとするように姿勢変更される。その後、前
記移動用モータ58により移動フレーム43が横方向に
移動され、支持フレーム45上に支持されたバケット2
3が、ウエハ22の積層方向を縦向きにしたままの状態
で同方向に移動されて、図1に示す支持バー24と対応
する分離位置に配置される。
【0025】図6及び図7に示すように、保持機構66
は前記支持フレーム45上に配設され、支持フレーム4
5の水平位置から垂直方向への回転に先立って、ウエハ
22をバケット23内の収容状態に保持するようになっ
ている。すなわち、各一対の保持レバー67は支軸68
を介して支持フレーム45の両側に回動可能に支持さ
れ、各保持レバー67が複数のリンク69を介して一体
回動可能に連結されている。保持ロッド70は対応する
保持レバー67間に架設され、バケット23上のウエハ
22の外周上面に接離可能に対応している。
【0026】バネ71は前記各保持レバー67と支持フ
レーム45との間に張設され、各保持レバー67を内側
に向かって回動付勢している。この付勢により、通常は
各保持レバー67が図6に鎖線で示す内側位置に配置さ
れて、両保持ロッド70がバケット23上のウエハ22
の外周上面に圧接され、ウエハ22がバケット23上か
ら飛び出さないように保持される。
【0027】解除ローラ72はレバー73を介して、前
記一方の支軸68に取り付けられている。そして、この
解除ローラ72が押圧されたとき、各保持レバー67が
図6に鎖線で示す内側位置から実線で示す外側位置に回
動されて、両保持ロッド70がウエハ22の外周上面か
ら離間する解除位置に配置される。
【0028】図9及び図11に示すように、第1解除機
構76は前記水槽21上に配設され、ウエハ22を積層
収容したバケット23が水槽21内の支持フレーム45
上に搬入されるとき、解除ローラ72を押圧して、保持
機構66を解除状態に変移させるようになっている。す
なわち、解除レバー77は中間部において水槽21の一
側内面に回動可能に支持され、その下端には解除ローラ
72に係合可能な押圧板78が設けられている。
【0029】第1シリンダ79はブラケット80を介し
て水槽21の外部上方に配設され、そのピストンロッド
が連結体81を介して解除レバー77の上端に連結され
ている。そして、この第1シリンダ79が没入動作され
たとき、解除レバー77が図9の時計方向に回動され
て、解除ローラ72が押圧され、保持機構66の両保持
ロッド70が解除位置に配置される。これにより、両保
持ロッド70に干渉することなく、ウエハ22を収容し
たバケット23を支持フレーム45上に搬入することが
できる。
【0030】図10及び図11に示すように、第2解除
機構84は前記第1解除機構76に隣接して分解用水槽
21上に配設され、ウエハ22を積層収容したバケット
23が水槽21内において積層方向が垂直方向になるよ
うに回転された後に横方向へ移動されるとき、解除ロー
ラ72を押圧して、保持機構66を解除状態に変移させ
るようになっている。すなわち、移動板85はブラケッ
ト86及び一対のガイドロッド87を介して、水槽21
の外部上方に移動可能に配設され、その下端には解除板
88がバケット23の移動方向に延長配置されている。
【0031】第2シリンダ89は前記ブラケット86上
に配設され、そのピストンロッドが連結体90を介して
移動板85に連結されている。そして、この第2シリン
ダ89が突出動作されたとき、解除板88が図11に実
線で示す不作用位置から鎖線で示す作用位置に移動され
る。この状態で、支持フレーム45の回転及び水平移動
に伴い、ウエハ22を積層収容したバケット23が回転
された後に横方向へ移動されるとき、解除ローラ72が
解除板88との係合にて押圧されて、保持機構66の両
保持ロッド70が解除位置に配置される。これにより、
両保持ロッド70に干渉することなく、バケット23内
からウエハ22を取り出すことができる。
【0032】次に、前記のように構成されたウエハの搬
送装置の動作を説明する。さて、このウエハの搬送装置
においては、図示しないワイヤソー装置により所定の厚
さに切断された多数のウエハ22がバケット23内に積
層収容され、そのバケット23が図示しない作業ロボッ
トにより、水槽21内の支持フレーム45上に搬入され
る。このとき、図5及び図6に示すように、支持フレー
ム45が水平状態に回転配置されていて、ウエハ22は
その積層方向が横向きとなるように搬入支持される。
【0033】また、この搬入時には第1解除機構76に
より、支持フレーム45上の保持機構66が図6に実線
で示す解除位置に配置されている。このため、ウエハ2
2を収容したバケット23は、保持機構66に干渉する
ことなく支持フレーム45上に搬入支持される。そし
て、バケット23の搬入が完了すると、掛止爪50によ
りバケット23が支持フレーム45に掛止保持されると
ともに、保持機構66の保持ロッド70が図6に鎖線で
示す保持位置に配置されて、ウエハ22がバケット23
内の収容状態に保持される。
【0034】この状態で、回転用モータ61を間欠駆動
することにより支持フレーム45が90度の角度間を寸
動回転されて、バケット23が同方向に回転され、ウエ
ハ22がその積層方向を縦向きとするように姿勢変更さ
れる。このとき、保持機構66によりウエハ22がバケ
ット23内の収容状態に保持されているため、バケット
22の回転途中で、ウエハ22がバケット23内から飛
び出すおそれはない。
【0035】しかも、バケット23の回転は寸動による
ため、遠心力によるバケット23内のウエハ22の横流
れが防止され、ウエハ22が安定した収容状態で姿勢変
更される。従って、保持機構66に対してもウエハ22
による過剰な力が掛からず、これにより保持機構66の
掛止、解除駆動力も小さくてすむ。
【0036】その後、移動用モータ58により支持フレ
ーム45が移動フレーム43とともに横方向へ移動さ
れ、バケット23内に収容されたウエハ22がその積層
方向を縦向きにしたままの状態で、水槽21内の所定の
分離位置に配置される。この移動時の終期には第2解除
機構84により、支持フレーム45上の保持機構66が
図11に示すように解除位置に配置され、保持レバー6
7が開放される。
【0037】そして、この状態で図1及び図2に示す支
持レバー24の上昇により、ウエハ22がバケット23
内から支持レバー24上に受け渡されるとともに、保持
ロッド25が退避位置から保持位置へ回動してきて、ウ
エハ22はその保持レバーとの係合により所定位置に保
持される。その後、昇降台26がモータ28によりウエ
ハ22の厚さのピッチで段階的に上昇されながら、ノズ
ル30から支持バー24上のウエハ22に水が噴射され
る。これにより、ウエハ22が分離位置から1枚ずつ分
離されて、カセット27内に収納される。
【0038】一方、空のバケット23を載置した移動フ
レーム43は前記とは逆順に動作されて、水平方向への
後退に引き続いて復帰回転が行われ、図9に示すよう
に、保持ロッド25が開放されて、作業ロボットにより
水槽21から取り出される。
【0039】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態のウエハの搬送装置においては、水槽
21内にバケット23を支持するための支持フレーム4
5が回転可能及び移動可能に配設され、その支持フレー
ム45にはウエハ22をバケット23内の収容状態に保
持するための保持機構66が設けられている。このた
め、ウエハ22を積層収容したバケット23の水槽内2
1への搬入、水槽21内におけるバケット23の回転及
び移動を、手作業によることなく容易に行うことができ
る。また、バケット23の回転時等においては、保持機
構66によりウエハ22がバケット23内の収容状態に
保持されているため、ウエハ22がバケット23内から
飛び出すおそれを防止することができる。そして、保持
機構66はウエハ22の積層方向に延びる保持ロッド2
5によりウエハ22を保持するため、簡単な構成で確実
にウエハ22を保持できる。
【0040】・ この実施形態のウエハの搬送装置にお
いては、ウエハ22を積層収容したバケット23が水槽
21内の支持フレーム45上に搬入されるとき、保持機
構66を解除状態に変移させるための第1解除機構76
が、水槽21上に設けられている。このため、支持フレ
ーム45上の保持機構66に干渉することなく、ウエハ
22を収容したバケット23を支持フレーム45上に容
易に搬入することができる。
【0041】・ この実施形態のウエハの搬送装置にお
いては、ウエハ22を積層収容したバケット23が水槽
21内において回転された後に横方向へ移動されると
き、保持機構66を解除状態に変移させるための第2解
除機構84が、水槽21上に設けられている。このた
め、バケット23が水槽21内の分離位置に配置された
状態で、バケット23内からウエハ22を容易に取り出
すことができる。
【0042】・ この実施形態のウエハの搬送装置にお
いては、支持フレーム45の回転時に、掛止爪50によ
り、支持フレーム45からのバケット23の脱落が防止
され、ウエハ22の搬送作業を円滑に行うことができ
る。
【0043】・ この実施形態のウエハの搬送装置にお
いては、バケット23の回転は寸動によるため、遠心力
によるバケット23内のウエハ22の横流れが防止さ
れ、ウエハ22が安定した収容状態で姿勢変更される。
従って、保持機構66に対してもウエハ22による過剰
な力が掛からず、これにより保持機構66の掛止、解除
駆動力を小さくすることができる。
【0044】なお、前記実施形態は、モータ等の各種の
アクチュエータを別のものに変更すること。例えば、モ
ータをシリンダに、シリンダをソレノイド等に変更した
りする等、各種の変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、ウエハを積層収容したバケットの水槽内へ
の搬入、水槽内におけるバケットの回転及び移動を、手
作業によることなく容易に行うことができるとともに、
バケットの回転時等にウエハがバケット内から飛び出す
おそれを防止することができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、支持フレ
ーム上の保持機構に干渉することなく、ウエハを収容し
たバケットを支持フレーム上に容易に搬入することがで
きる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、バケット
が水槽内の分離位置に配置された状態で、バケット内か
らウエハを容易に取り出すことができる。請求項4の発
明によれば、ウエハの脱落を簡単な構成で容易に行うこ
とができる。
【0048】請求項5の発明によれば、バケットの脱落
を確実に防止できる。請求項6の発明によれば、保持機
構に対してウエハによる過剰な力が掛からず、これによ
り保持機構の掛止、解除駆動力を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のウエハの搬送装置の一実施形態を
示す斜視図。
【図2】 ウエハの搬送装置の全体を示す断面図。
【図3】 ウエハを支持するためのバケットを示す部分
破断正面図。
【図4】 そのバケットの側面図。
【図5】 ウエハの回転及び移動機構を拡大して示す要
部正面図。
【図6】 ウエハの保持機構を拡大して示す要部側面
図。
【図7】 図6の保持機構の要部正面図。
【図8】 回転フレームに対するバケットの掛止機構を
示す要部正面図。
【図9】 ウエハの保持機構のための第1解除機構を示
す要部側面図。
【図10】 ウエハの保持機構のための第2解除機構を
示す要部側面図。
【図11】 第1解除機構及び第2解除機構を示す要部
平面図。
【符号の説明】
21…水槽、22…ウエハ、23…バケット、34…側
板、35…支持ロッド、37…クランプ板、40…係合
孔、43…移動フレーム、45…支持フレーム、46…
支軸、50…掛止爪、57…移動板、58…移動用モー
タ、60…駆動レバー、61…回転用モータ、62…従
動レバー、66…保持機構、67…保持レバー、70…
保持ロッド、72…解除ローラ、76…第1解除機構、
77…解除レバー、79…第1シリンダ、84…第2解
除機構、88…解除板、89…第2シリンダ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の厚さに切断された多数のウエハ
    を、バケット内に積層収容した状態で、水槽内にウエハ
    の積層方向が横向きとなるように搬入し、その後、バケ
    ットを回転させてウエハをその積層方向が縦向きとなる
    ように姿勢変更し、さらに、バケットを横方向に移動さ
    せてウエハを水槽内の所定の分離位置に配置するように
    したウエハの搬送装置であって、 前記水槽内にはバケットを支持するための支持フレーム
    を回転可能及び移動可能に配設し、その支持フレームに
    はウエハをバケット内の収容状態に保持するための保持
    機構を設けたウエハの搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記水槽上には、ウエハを積層収容した
    バケットが水槽内の支持フレーム上に搬入されるとき、
    保持機構を解除状態に変移させるための第1解除機構を
    設けた請求項1に記載のウエハの搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記水槽上には、ウエハを積層収容した
    バケットが水槽内において回転された後に横方向へ移動
    されるとき、保持機構を解除状態に変移させるための第
    2解除機構を設けた請求項1または請求項2に記載のウ
    エハの搬送装置。
  4. 【請求項4】 保持機構は、ウエハの積層方向に延びる
    ロッドを含み、そのロッドはウエハを保持する位置と、
    ウエハを解放する位置との間を移動可能である請求項1
    〜3のいずれかに記載のウエハの搬送装置。
  5. 【請求項5】 支持フレームは、バケットを掛止して、
    回転時にバケットの脱落を防止するための掛止手段を有
    する請求項1〜4のいずれかに記載のウエハの搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 支持フレームの回転を寸動にした請求項
    1〜5のいずれかに記載のウエハの搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011054245A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Asahi Glass Co Ltd 積層基板分離収容装置及びガラス基板の製造方法
JP2011151167A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Sumitomo Metal Fine Technology Co Ltd ウエハ搬送装置およびウエハ搬送方法
JP2012528479A (ja) * 2009-05-29 2012-11-12 シュミット テクノロジー システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複数の平坦基板の積み重ね、または輸送装置および方法

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