JPH10217806A - 可変気筒エンジンの制御装置 - Google Patents

可変気筒エンジンの制御装置

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JPH10217806A
JPH10217806A JP2036297A JP2036297A JPH10217806A JP H10217806 A JPH10217806 A JP H10217806A JP 2036297 A JP2036297 A JP 2036297A JP 2036297 A JP2036297 A JP 2036297A JP H10217806 A JPH10217806 A JP H10217806A
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JP
Japan
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engine
speed
cylinder operation
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return
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JP2036297A
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English (en)
Inventor
Toyoichi Umehana
豊一 梅花
Kazuhiro Iwahashi
和裕 岩橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変気筒エンジンを減筒運転から全気筒運転
へショックなく復帰できるように制御する制御装置を提
供すること。 【解決手段】 第1速度段の惰行時にワンウェイクラッ
チが作動して車軸側の回転がエンジン側に伝達されない
様にされている自動変速機と連結された可変気筒エンジ
ンにおいて、部分気筒運転領域において第1速度段への
ダウンシフト信号がONになってから予め定めた所定時
間を経過したところで全気筒運転への復帰の指令を発す
る(ステップ3、4、5、8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変気筒エンジン
の制御装置、特にワンウェイクラッチを有し低速段での
惰行状態においてワンウェイクラッチの空転作動により
駆動輪と前記エンジンとを断絶する自動変速機と連結さ
れた車両用の可変気筒エンジンの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃費を向上するために車両の減速運転時
にエンジンの全気筒に対して燃料の供給を停止する全気
筒燃料カットが公知である。ところが、エンジンが自動
変速機と連結されている場合には、トルクコンバータを
介してエンジンと変速機構部が連結されているために、
車速が低くなると駆動輪側からエンジンを駆動するよう
に伝達されるトルクが小さくなり、エンジン回転数が低
下してエンジンが停止してしまうという問題があるので
比較的高い速度で燃料カットを止め全気筒運転への復帰
がおこなわれ、充分な燃費の向上が得られない。そこ
で、全気筒燃料カットできない様な低い車速領域におい
ては、エンジンの一部気筒のみ稼働せしめる減筒運転を
することによって燃費の向上を図るようにしたものが公
知である(特開昭57−140529号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の装置のよう
に減筒運転をおこなう場合においても車速がさらに低下
すると最後は全気筒運転に復帰させなければならない。
ここで減筒運転から全気筒運転に復帰させる場合に、エ
ンジンと駆動輪の間のトルク伝達経路が完成されている
状態で復帰させると、復帰によるエンジンのトルク変動
が駆動輪に伝わり復帰ショックが発生すると言う問題点
がある。本発明は上記問題に鑑み、可変気筒エンジンを
減筒運転から全気筒運転へショックなく復帰できるよう
に制御する制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、ワンウェイクラッチを有し低速段での惰行状態にお
いて、該ワンウェイクラッチの空転作動により駆動輪と
エンジンとを断絶する自動変速機と連結された稼働気筒
数を可変とする車両用の可変気筒エンジンの制御装置で
あって、車両の減速運転時において前記エンジンの一部
気筒に燃料カットを実行して減筒運転させる手段と、前
記自動変速機の前記ワンウェイクラッチの空転作動によ
り駆動輪とエンジンとが断絶される前記低速段への、惰
行状態におけるダウンシフトの実行を判定する判定手段
と、該ダウンシフトが実行された時に前記エンジンの燃
料カットの実行を取り止めて減筒運転から全気筒運転に
復帰させる復帰手段とを具備する制御装置が提供され
る。
【0005】この様に構成された可変気筒エンジンの制
御装置は、ワンウェイクラッチの空転作動により駆動輪
とエンジンとが断絶される低速段へダウンシフトが実行
される時に減筒運転から全気筒運転への復帰を実行す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態の構
成を模式的に示した図である。図1において、100は
エンジンを示し、101はエンジンの各気筒に連なる吸
気マニホールドであて、吸気マニホールド101の上流
側の集合部には負荷としてのスロットル開度を検出する
スロットル開度センサ102が配設され、下流側の枝分
かれした部分にはそれぞれの気筒に燃料を噴射する燃料
噴射弁103が配設されている。104はクランクシャ
フトであり、105はエンジン回転数センサである。
【0007】200で示されるのは前進4段、後進1段
の速度段を有する自動変速機であって、トルクコンバー
タ210と、変速機構部220と、変速機構部220の
各摩擦係合要素の係合、解放をおこなうための油圧の供
給を制御するとともに、トルクコンバータ210に供給
する油圧の制御もおこなう油圧制御回路230と、変速
機構部220で変速された後の回転トルクを駆動輪25
0に伝達するための最終減速機構部240から成る。
【0008】トルクコンバータ210のポンプインペラ
211はフロントカバ−212を介してエンジン1のク
ランク軸104に結合されており常にエンジン100と
同じ回転数で回転する。一方、ポンプインペラ211と
流体流を介して結合されるタービン213はトルクコン
バータの出力軸214に結合されているが、トルクコン
バータ出力軸214にはロックアップクラッチ215も
取り付けられており、ロックアップクラッチ215を選
択的にフロントカバ−212に押しつけて摩擦係合させ
ることにより、トルクコンバータ出力軸214とエンジ
ン100のクランク軸104を直接結合してロックアッ
プ状態を得ることもできる。
【0009】変速機構部220において、PG1 、PG
2 、PG3 はそれぞれフロントプラネタリギヤユニッ
ト、リヤプラネタリギヤユニット、O/Dプラネタリギ
ヤユニットである。フロントプラネタリギヤユニットP
1 はフロントプラネタリリングギヤR1と、フロント
プラネタリサンギヤS1 と、両者に噛合するピニオンが
取り付けられているフロントプラネタリキャリヤK1
から成り、リヤプラネタリギヤユニットPG2 はリヤプ
ラネタリリングギヤR2 と、リヤプラネタリサンギヤS
2 と、両者に噛合するピニオンが取り付けられているリ
ヤプラネタリキャリヤK2 とから成り、O/Dプラネタ
リギヤユニットPG3 はO/DプラネタリリングギヤR
3 と、O/DプラネタリサンギヤS3 と、両者に噛合す
るピニオンが取り付けられているO/Dプラネタリキャ
リヤK3 から成る。フロントプラネタリサンギヤS1
リヤプラネタリサンギヤS2 は共通のサンギヤシャフト
222に取り付けられている。
【0010】フロントプラネタリキャリヤK1 とリヤプ
ラネタリリングギヤR2 とO/DプラネタリキャリヤK
3 は共通のインタミディエイトシャフト223に取り付
けられている。C1 は第1クラッチであって、入力軸2
21とフロントプラネタリリングギヤR1 を断接する。
2 は第2クラッチであって、入力軸221とサンギヤ
シャフト222を断接する。C3 は第3クラッチであっ
て、O/DプラネタリキャリヤK3 とO/Dプラネタリ
サンギヤS3 を断接する。
【0011】B1 は第1ブレーキであって、サンギヤシ
ャフト222をロックする。B2 は第2ブレーキであっ
て、サンギヤシャフト222の左回転をロックする。B
3 は第3ブレーキであって、リヤプラネタリキャリヤK
2 の回転をロックする。B4は第4ブレーキであって、
O/DプラネタリサンギヤS3 の回転をロックする。F
1 は第1ワンウェイクラッチであって、第2ブレーキB
2 が作用している時サンギヤシャフト222の左回転を
ロックする。F2 は第2ワンウェイクラッチであって、
リヤプラネタリキャリヤK2 の左回転をロックする。F
3 は第3ワンウェイクラッチであって、O/Dプラネタ
リサンギヤS3 に対するO/DプラネタリキャリヤK3
の左回転をロックする。なお、上記における右回転と左
回転は、エンジン側から、すなわち、図において右側か
ら見ての右回転(時計回り方向の回転)、左回転(反時
計回り方向の回転)であって、エンジンのクランクシャ
フト104は右回転する。
【0012】CG1 は変速機構部220内の出力ギヤの
役を成すカウンタドライブギヤであって、このカウンタ
ドライブギヤCG1 は最終減速機構部240内のカウン
タシャフト241に取り付けられたカウンタドリブンギ
ヤCG2 と噛合している。カウンタシャフト241の他
端側にはファイナルドライブギヤFIが取り付けられて
おりファイナルドライブギヤFIはファイナルドリブン
ギヤFOに噛合している。ファイナルドリブンギヤFO
には公知のタイプの差動装置DFが取り付けられてい
て、差動装置DFの出力部に取り付けられたドライブシ
ャフト242に駆動輪250が取り付けられている。な
お、243は車速センサであって、その出力は後述の電
子制御ユニット(ECU)300に入力される。
【0013】ECU300は、エンジン100と自動変
速機200の総合的な制御をおこない、デジタルコンピ
ュータで構成され、相互に接続された入力インターフェ
イス回路301、CPU(マイクロプロセッサ)30
2、RAM(ランダムアクセスメモリ)303、ROM
(リードオンリメモリ)304、出力インターフェイス
回路305を具備している。
【0014】CPU302には、負荷センサ102、エ
ンジン回転数センサ103、パターンセレクタ400等
からの出力信号等が、入力インターフェイス回路301
を経て入力され、また、RAM303、ROM304に
記憶されたデータを必要に応じて取り込みながら、本発
明による可変気筒エンジンの制御の他、各種の制御をお
こなうための演算をおこない、その結果は、出力インタ
ーフェイス回路305を経て出力される。
【0015】400はパターンセレクタであって、運転
者によりP,R,N,D,2,1のいずれかが選択さ
れ、また付属のODスィッチ410によりO/Dすなわ
ち第4速段まで変速するかどうかが選択される。パター
ンセレクタ400がどの位置にあるか、およびO/Dス
ィッチ410のON、OFFを検出するポジションセン
サ401を備えている。
【0016】そして、図2に示されるのは、各速度段を
達成するために必要な上述した各摩擦係合要素の組み合
わせである。ここで、本発明に関し注目しなければなら
ないのはDレンジの第2速度段と第1速度段である。D
レンジの第2速度段の駆動時にはサンギヤシャフト22
2の左回転を第1ワンウェイクラッチF1 と第2ブレー
キB2 の作用によりロックしてフロントプラネタリキャ
リヤK1 に回転力を伝達しているが(図3の(A)参
照)、被駆動状態、すなわち、惰行している状態では、
サンギヤシャフト222に、右方向の回転力が作用し
て、第1ワンウェイクラッチF1 は作用せずサンギヤシ
ャフト222は空転してしまいエンジンブレーキは作用
しない(図3の(B)参照)。
【0017】同様に、Dレンジの第1速度段の駆動時に
はリヤプラネタリキャリヤK2 の左回転を第2ワンウェ
イクラッチF2 の作用によりロックしてリヤプラネタリ
リングギヤR2 に回転力を伝達しているが(図4の
(A)参照)、被駆動状態、すなわち、惰行している状
態では、逆の力が作用して、第2ワンウェイクラッチF
2は作用せずリヤプラネタリキャリヤK2 は空転してし
まうためエンジンブレーキは作用しない(図4の(B)
参照)。なお、図3、4の各図において、クロスハッチ
ングされた要素は係合されているが、クロスハッチング
されていない要素は係合されていない。
【0018】この実施の形態では、自動変速機200が
上述の様に作動して、Dレンジの第2速度段と第1速度
段において惰行状態ではエンジンブレーキが作用しな
い、すなわち、エンジンと駆動輪の間の回転トルクの伝
達経路が完成されていないことを利用するものである。
以下、その考え方について説明する。
【0019】図5は本実施の形態において実行される燃
料カットの様子を概略的に示す図であって、減速惰行運
転時に、ある車速以下になると全気筒の燃料カットを実
施するが、トルクコンバータがエンジンと変速機構部の
間に介装されているので、車速が低くなると駆動輪側か
らエンジンを駆動するエネルギの伝達が弱くなりエンジ
ンが停止してしまうので、比較的高い車速(図5の点
H)で全気筒燃料カットを解除して、減筒運転、すなわ
ち、一部気筒燃料カットに移行し、さらに低い車速(図
5の点L)で全気筒運転に復帰せしめるものである。
【0020】本実施の形態においては、上記の様な減筒
運転から全気筒運転への復帰は、Dレンジで減速惰行走
行していって、第2速度段から第1速度段に切り替わる
時に実施する様にされていて、図6はその様子を説明す
るためのものである。図6において実線で示されている
のはエンジン回転数の変化であって、破線で示されてい
るのは変速機側の回転数の変化である。すなわち、フロ
ントプラネタリリングギヤR1 の回転数と、フロントプ
ラネタリキャリヤK1 の回転数である。第4速度段と第
3速度段では、詳述しないが、エンジンブレーキが効く
ので、エンジン側の回転数と変速機側の回転数は同じで
ある。しかし、第2速度段と第1速度段では、前述した
ワンウェイクラッチの作用により、変速機とエンジンの
間のトルク伝達経路が遮断されるので、変速機側の回転
数は車速の変化に応じて変化していくのに対して、エン
ジン側は一定の回転数を保とうとする。
【0021】さて、減筒運転から全気筒運転へ切り換え
た時にエンジンの発生トルクが一時的に上昇した場合を
考えると、トルクが増大して、エンジン回転数が上昇す
る。ここで、減筒運転から全気筒運転への切り換えを図
6のBのタイミングで実行すれば、その時のエンジン回
転数の上昇が破線で示す回転数よりも低い値となるので
車軸側の回転の方が高いため、ワンウェイクラッチの空
転が維持されエンジン側の回転変動は車軸側へ伝達され
ない。ところが、図6のAまたはCのタイミングで実行
するとエンジン側の回転数が車軸側の回転数よりも高く
なるためにワンウェイクラッチが作用し(係合し)エン
ジンの回転変動が車軸側に伝達されショックを発生す
る。
【0022】図7の(A),(B),(C)は、図6の
A、B、Cの各タイミングで減筒運転から、全気筒運転
に切り換えた時の関連するパラメータ、あるいは要素の
変化の様子を示すタイムチャートである。図7の(A)
の場合には減筒運転から全気筒運転への復帰の指令が遅
れ、実際の復帰が変速期間が終わってから行われるため
に大きなショックが発生しており、図7の(C)の場合
には減筒運転から全気筒運転への復帰の指令が早過ぎ
て、実際の復帰が変速期間の極初期に行われ中位のショ
ックが発生している。これに対し、図7の(B)の場合
には実際の減筒運転から全気筒運転への復帰が変速期間
の中央付近で行われショックが発生していない。なお、
この実施の形態においては、図7の変速期間に自動変速
機200の内部においておこなわれることは第2ブレー
キB2 の係合を解除することである。
【0023】図8は以上の考え方に基づいてDレンジの
第1速度段で部分気筒運転から全気筒運転への復帰をお
こなう制御を含む、惰行時の稼働気筒数を制御するルー
チンのフローチャートである。このルーチンは予め定め
た所定の間隔、例えば、8ms毎に、メインルーチンに
割り込んで実行される。まず、ステップ1では惰行中で
あるかどうかを判定する。これは、例えば、アクセル開
度センサ102の信号から、アクセル開度がゼロである
かどうかを判定することによりおこなわれる。ステップ
1でNO、すなわち、惰行中でない場合には、ステップ
8に飛んで全気筒運転の指令を発して終了する。ステッ
プ1でYESの場合にはステップ2に進んで全気筒カッ
ト領域であるかどうかを判定する。これは車速が予め定
めた図5におけるHに相当する値以上かどうかによって
判定する。その結果、ステップ2でYESと判定された
場合はステップ6に飛び全気筒燃料カットの指令を発し
て終了する。
【0024】ステップ2でNOと判定された場合には車
速が図5におけるHに相当する値以下であるということ
であって全気筒に復帰する条件を満たしていない限り部
分気筒運転される。そこで、ステップ3において全気筒
に復帰するための第1の条件である第1速度段へのダウ
ンシフト信号がONであるかどうかを判定する。ここ
で、第1速度段へのダウンシフト信号は変速制御のため
にアクセル開度センサ102と車速センサ242の値を
ROM304に記憶されている、例えば、図9に示す変
速線図とを比較して、自動変速機200の油圧制御部2
30に向けて発せられるので、その信号を流用する。
【0025】ステップ3でNOと判定された場合はステ
ップ7へ飛び部分気筒運転の指令を発して終了する。そ
して、ステップ3でYESと判定された場合はステップ
4に進み第1速度段へのダウンシフト信号が出てからの
経過時間Tをカウントするタイマーをスタートさせてス
テップ5に進む。ステップ5では第1速度段へのダウン
シフト信号が出てからの経過時間Tが予め定めた値Ta
を超えかどうかを判定する。そしてYESの判定がでる
までステップ5を繰り返し、ステップ8に進んで全気筒
運転の指令を発して終了する。ここでステップ5の判定
値Taは図7に示した実験結果を参考にして決定される
が前述した様に、減筒運転から全気筒運転への復帰の指
令が発せられてから、実際に復帰がおこなわれるまでに
は時間遅れがあることを考慮して決定される。
【0026】本実施の形態では上記の様にして第2速度
段から第1速度段にダウンシフトされる時に部分気筒運
転から全気筒運転に復帰され、復帰に伴うショックが回
避される。なお、本実施の形態では第2速度段から第1
速度段にダウンシフトされる時に部分気筒運転から全気
筒運転に復帰するようにされているが、同様にして、第
3速度段から第2速度段にダウンシフトされる時に部分
気筒運転から全気筒運転に復帰する様にして復帰のショ
ックを回避する様にすることもできる。ただし、第4速
度段から第3速度段へのダウウンシフトの時に復帰ショ
ックなく部分気筒運転から全気筒運転に復帰することは
できない、なぜならば、低速度段側の第3速度段におい
ては惰行時にもトルクの伝達経路が完成されていてるか
らである。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、可変気筒エンジンはワ
ンウェイクラッチの空転作動領域内で部分気筒運転から
全気筒運転に復帰され、トルク変動が駆動輪に伝わるの
が防止されて全気筒運転への復帰に伴うショックが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】図1の自動変速機の各速度段を得るための各摩
擦係合要素の係合の組合せである。
【図3】(A)図1の自動変速機がDレンジの第2速度
段で駆動状態にあるときの各要素の作動を示す図であ
る。 (B)図1の自動変速機がDレンジの第2速度段で惰行
状態にあるときの各要素の作動を示す図である。
【図4】(A)図1の自動変速機がDレンジの第1速度
段で駆動状態にあるときの各要素の作動を示す図であ
る。 (B)図1の自動変速機がDレンジの第1速度段で惰行
状態にあるときの各要素の作動を示す図である。
【図5】減速運転時の燃料カットを説明する図である。
【図6】減速運転時の自動変速機の変速に対する部分気
筒運転から全気筒運転への復帰のタイミングを示す図で
ある。
【図7】部分気筒運転から全気筒運転への復帰を説明す
るタイムチャートである。
【図8】部分気筒運転から全気筒運転へ復帰させるルー
チンのフローチャートである。
【図9】図1の自動変速機の変速線図の例である。
【符号の説明】
100…エンジン 102…スロットル開度センサ 103…燃料噴射弁 104…クランクシャフト 105…エンジン回転数センサ 200…自動変速機 210…トルクコンバータ 220…変速機構部 230…油圧制御回路 240…最終減速機構部 250…駆動輪 300…ECU 400…パターンセレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワンウェイクラッチを有し低速段での惰
    行状態において、該ワンウェイクラッチの空転作動によ
    り駆動輪とエンジンとを断絶する自動変速機と連結され
    た稼働気筒数を可変とする車両用の可変気筒エンジンの
    制御装置であって、 車両の減速運転時において前記エンジンの一部気筒に燃
    料カットを実行して減筒運転させる手段と、 前記自動変速機の前記ワンウェイクラッチの空転作動に
    より駆動輪とエンジンとが断絶される前記低速段への、
    惰行状態におけるダウンシフトの実行を判定する判定手
    段と、 該ダウンシフトが実行された時に前記エンジンの燃料カ
    ットの実行を取り止めて減筒運転から全気筒運転に復帰
    させる復帰手段と、 を具備することを特徴とする制御装置。
JP2036297A 1997-02-03 1997-02-03 可変気筒エンジンの制御装置 Pending JPH10217806A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6692404B2 (en) 2001-08-29 2004-02-17 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Engine control system and method for hybrid vehicle
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