JPH10217753A - 車両用空調装置の内外気制御装置 - Google Patents

車両用空調装置の内外気制御装置

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JPH10217753A
JPH10217753A JP2415097A JP2415097A JPH10217753A JP H10217753 A JPH10217753 A JP H10217753A JP 2415097 A JP2415097 A JP 2415097A JP 2415097 A JP2415097 A JP 2415097A JP H10217753 A JPH10217753 A JP H10217753A
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克彦 寒川
Yuji Honda
祐次 本田
Masafumi Kawashima
誠文 川島
Masaru Hirose
優 廣瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスセンサを用いた内外気制御装置において、
車両低速走行時の乗員のフィーリングを向上させること
を目的とする。 【解決手段】ステップS80では、外気が清浄か汚れて
いるかが判定され、外気が汚れていると判定されると、
内外気モードが内気モードとなる。その後、このフロー
チャートを抜けて、再度ステップS60に進んで低速走
行状態となったと判定されると、ステップS70では前
回ステップS100にてフラグRECFに1がセットさ
れているのでYESと判定されて、ステップS100に
進む。つまり、一旦、内外気モードが内気モードとなっ
た状態で車両が低速走行状態となると、外気の汚れに係
わらず車両が高速走行状態となるまで内気モードが保持
される。これにより、例えば車両が停止したときに、前
方にその他の車両が存在している場合において、内気モ
ードから外気モードに切り換わることが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置の
内外気制御装置において、特にガスセンサを用いて車室
外の空気が汚れているときには、外気導入モードから内
気モードに切り換えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として特公昭64−3687号
公報に記載されたものがある。このものでは、車室外空
気の汚れ度合いを検出するガスセンサを設け、このガス
センサが検出する車室外の汚れ度合いが所定値より大き
くなると、サーボモータにて内外気切換ドアを自動的に
外気モードから内気モードとなるように切り換えるよう
にしている。これにより、車室内に汚れた空気が入り込
むことが防止でき、乗員に不快感を与えずに済む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者ら
は、ガスセンサを用いて車両走行中における内外気モー
ドの切り換わり方を検討した結果、以下のような挙動を
示すことが分かった。車両走行中で前方に他の車両(以
下、前方車両)が走行しているときでは、前方車両の走
行によって前方車両の排出する排気ガスは、自車および
前方車両が停止して前方車両がアイドリング状態である
時に比べて多くなる。従って、車両走行中に前方車両が
存在するときには、ガスセンサが前方車両の走行による
多大な排気ガスを検出することで、内外気モードが内気
モードとなる。
【0004】その後、信号待ち等により、自車および前
方車両が停止すると、前方車両がアイドリング状態とな
るので走行時に比べて前方車両の排気ガスの量が少なく
なり、ガスセンサが検出する汚れ度合いが低下し、内外
気モードが内気モードから外気モードに切り換わる。こ
こで、自車が停止したときに前方車両が存在していると
きには、乗員は前方車両の排気ガスが車室内に侵入する
のでないかと考え、この際内気モードとすると乗員のフ
ィーリングと合致する。
【0005】従って、前方車両が走行中に車室外の空気
が汚れていて内気モードとなっているときに、自車が停
止して内外気モードが外気モードに切り換わると、乗員
のフィーリングと合致しないという問題が生じる。そこ
で、本発明では、ガスセンサを用いた内外気制御装置に
おいて、車両低速走行時の乗員のフィーリングを向上さ
せることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の技術的手段を採用する。内外気切換
制御手段(6、7、20)は、汚れ度合検出手段(1
0)にて検出された汚れ度合いが所定値より小さくなる
と、少なくとも外気導入口(4)から車室外空気を導入
する外気モードとし、汚れ度合検出手段(10)にて検
出された汚れ度合いが所定値より大きくなると外気導入
口(4)を閉じて内気導入口(3)を開口する内気モー
ドに切り換え、内気モードの状態であるときに車速(V
C)が所定速度(V1)より低くなると、車速が所定速
度(V2)より高くなるまで車室外空気の汚れ度合いに
係わらず、内気モードを強制的に保持することを特徴と
している。
【0007】これにより、車室外空気が汚れており、内
気モードになっているときに、車速が所定速度より低く
なると、車室外空気の汚れ度合いに係わらず車速が所定
速度より高くなるまでは内気モードが強制的に保持され
る。この結果、例えば自車が停止し、前方に他の車両が
停止しているときに、内気モードから外気モードに切り
換わるといったことが無く、内気モードが強制的に保持
されることで、乗員のフィーリングを向上させることが
できる。
【0008】また、これに加え、車両走行中に外気モー
ドとなっており、この状態で例えば自車が停止したと
き、車室外空気の汚れ度合いが所定値より大きいと内気
モードとなり、車室外空気の汚れ度合いが所定値より小
さいと外気モードとなるので、車室外空気の汚れ度合い
に応じて内外気制御を行うことができる。なお、請求項
1記載の発明では、車室外空気の汚れ度合いが所定値よ
り小さいときと、車室外空気の汚れ度合いが所定値より
大きいときとで場合分けしたが、この所定値を制御ハン
チング防止するために異なる2つの値とするものも、当
然ながら本発明は含む。
【0009】また、請求項2記載の発明では、車速(V
C)が低くなるほど、所定値を汚れ度合いが小さくなる
ように設定する所定値設定手段(S50)を有すること
を特徴としている。これにより、所定値設定手段によっ
て、車速が低くなるほど所定値を汚れ度合いが小さくな
るように設定するので、車速が低くなるほど内気モード
になりやすくなる。この結果、例えば自車が停止し、前
方に他の車両が停止しているときに、内気モードから外
気モードに切り換わりにくくなって、さらに乗員のフィ
ーリングを向上させることができる。
【0010】また、請求項3記載の発明では、内外気切
換制御手段(6、7、20)は、車速(VC)が低くな
るほど、所定値を汚れ度合いが小さくなるように設定す
ることを特徴としている。これにより、請求項2記載の
発明と同様な効果が得られる。また、請求項4記載の発
明では、内外気切換制御手段(6、7、20)は、車速
(VC)が所定速度(V1)より低い低速走行状態が所
定時間(T2)経過するまでは、車室外空気の汚れ度合
いに係わらず内気モードとすることを特徴としている。
【0011】これにより、低速走行状態が所定時間の間
は、内外気切換制御手段によって車室外空気の汚れ度合
いに係わらず内気モードとなる。従って、例えば自車が
停止し、前方に他の車両が停止しているときに、内気モ
ードから外気モードに切り換わるといったことが無く、
乗員のフィーリングを向上させることができる。さらに
これに加え、低速走行状態が所定時間経過した後は車速
に係わらず、車室外空気の汚れ度合いが所定値より大き
いと内気モードとなり、車室外空気の汚れ度合いが所定
値より小さいと外気モードとなるので、車室外空気の汚
れ度合いに応じて内外気制御を行うことができる。
【0012】また、特に請求項5記載の発明では、内外
気切換制御手段(6、7、20)は、汚れ度合いが所定
値より大きい状態から小さくなったときに、内気モード
を第1所定時間(T1)保持することを特徴としてる。
ところで、汚れ度合いが所定値より大きくて内気モード
となった後に、汚れ度合いが所定値より小さくなってと
きに直ぐさま外気モードとすると、ハンチングを起こす
という問題が生じる。
【0013】そこで、請求項2記載の発明によれば、汚
れ度合いが所定値より大きい状態から小さくなったとき
に、車室外空気の汚れ度合いに係わらず内気モードを第
1所定時間保持するので、上記問題を解決できる。な
お、請求項1記載の発明における内気モードとは、請求
項2記載の発明でいうハンチングを防止するために内気
モードを保持している場合を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明の第1実施形態を図面に
基づき説明する。図1に車両用空調装置の内外気制御装
置の全体構成図を示す。図2に内外気切換装置の要部詳
細図を示す。
【0015】図1に示すように車室内には車両用空調装
置1が設置されている。この車両用空調装置1は、周知
のものであって車室内への空気通路をなす空調ケース2
を有する。空調ケース2の最も空気上流側には、周知の
内気導入口3と外気導入口4が設けられている。内気導
入口3は、空調ケース2内に車室内空気(以下、内気)
を取り入れるためのものであり、外気導入口4は、空調
ケース2内に車室外空気(以下、外気)を取り入れるも
のである。
【0016】これら内気導入口3と外気導入口4とは、
本実施形態では内外気切換部材である板状の内外気切換
ドア6にて選択的に開閉可能となっている。内外気切換
ドア6は、空調ケース2に回動可能に支持されており、
内気導入口3と外気導入口4とから取り入れられる内気
と外気との割合を切換調整するものである。内外気切換
ドア6は、電気的駆動手段としてサーボモータ7にて駆
動されるようになっている。サーボモータ7は、後述の
制御装置20にて駆動制御され、これにより、内外気切
換ドア6は、図2中矢印Aの範囲を回動可能となってい
る。
【0017】そして、本実施形態では、内外気モードと
して図2に示すように内気入口3を開口するとともに
外気導入口4を閉じるように内外気切換ドア6を図2中
bに示す作動範囲の一端側に駆動し、空調ケース2内に
外気を導く外気モードと、外気導入口4を開口するとと
もに内気導入口3を閉じるように内外気切換ドア6を図
2中aに示す作動範囲の他端側に駆動し、空調ケース2
内に内気を導く内気モードとが切換可能となっている。
【0018】空調ケース2には、上記内気導入口3と外
気導入口4との空気下流側に、車室内に向かう空気流を
発生する送風機5が設けられている。そして、この送風
機5は、上記2つの内外気モードに応じて外気または内
気を空調ケース2内に吸引する。また、図示していない
が空調ケース2には、上記送風機5の空気下流側に空気
を冷却する周知のエバポレータが配置され、さらにこの
エバポレータの下流側には空気を加熱する周知のヒータ
コアが配置されている。そして、空調ケース2内には、
空調風の温度を調節する手段として周知のエアミックス
ドアが配置されている。
【0019】さらに空調ケース2の空気下流側には、車
室内に空気を導く複数の空気通路が形成されている。こ
の空気通路は、周知のものであって乗員の上半身に向か
って空調風を送風するためのフェイス用空気通路、乗員
の下半身に向かって空調風を送風するためのフット用空
気通路、車両の窓ガラスの内面に向かって空調風を送風
するためのデフロスタ用空気通路等が形成されている。
なおこれら3つの空気通路への空気の流れは、周知の吹
出切換ドアにて制御される。
【0020】図1に示すように車両のエンジンルーム9
内には、車室外の空気の汚れ度合いを検出する手段であ
るガスセンサ10が設置されている。ここで、このガス
センサ10は周知のものであって良いが、本実施形態に
おけるガスセンサ10は、排気ガス中に含まれるCOや
HC等の有害ガスに反応する半導体素子(例えば、Si
2 )と、この半導体素子の反応速度を高める電気ヒー
タとからなるものである。そして、ガスセンサ10は、
上記有害ガスの濃度(外気の汚れ度合い)が高くなるほ
ど出力値(出力電圧)VDGS が低くなるように構成され
ている。
【0021】ここで、上記制御装置20について簡単に
説明する。制御装置20は、RAMやROM等を備える
コンピュータ手段である。そして、制御装置20には、
図示しないイグニッションスイッチがオンされると、図
示しない車載バッテリから電力が供給されるようになっ
ている。制御装置20には、入力端子として上記ガスセ
ンサ10の他に、空調環境に影響を与える環境因子を検
出するセンサ群21(例えば内気温センサ、外気温セン
サ等)、車速を検出する手段である車速センサ23、お
よび車室内に設けられた空調操作パネル22等が接続さ
れている。
【0022】空調操作パネル22には、車室内の設定温
度を設定する温度設定器22aと、この温度設定器22
aにて設定された設定温度となるように上記センサ群2
1からに信号に基づいて自動的に空調制御するオート
(AUTO)スイッチ22bと、車両用空調装置1の作
動を停止するオフ(OFF)スイッチ22c、マニュア
ル操作にて内気モードか外気モードを切り換える内外気
スイッチ22dが設けられている。なお、上記オートス
イッチ22bをオンすると上記送風機5が起動され、上
記オフスイッチ22cをオンすると上記送風機5が停止
する。
【0023】また、制御装置20には、出力端子として
上記サーボモータ7や送風機5等に接続されている。次
に、本発明の要部であるガスセンサ10の検出値に応じ
た内外気切換ドア6の制御内容について説明する。図3
にこの内外気制御内容を表すフローチャートを示す。な
お、このフローチャートは、上記イグニッションスイッ
チがオンされたときに、上記オートスイッチ22bがオ
ンの状態にあり、送風機5が駆動状態のときに行われ
る。
【0024】先ず、ステップS10では、タイマー等の
初期化処理を行い、さらにフラグをクリアするととも
に、ガスセンサ10のウォームアップを行う。ここで、
ウォームアップとは、上述した電気ヒータにて半導体素
子を暖めて、半導体素子の反応速度を高めることであ
る。また、ガスセンサ10のウォームアップは、このフ
ローチャートが始めて実行されたときに約30秒行わ
れ、30秒経過すると始めてステップS20に進む。そ
して、このウォームアップ中は、内外気モードは内気モ
ードとする。これにより、ウォームアップ中に外気が汚
れていても、この外気が車室内に侵入することが防止で
きる。
【0025】次にステップS20では、ガスセンサ10
にて有害ガスの濃度(以下、ガス濃度)を検出するため
の基準値VCLR をセットする。ここで、ガスセンサ10
は、上記半導体素子に応じて検出精度のばらつきが非常
に大きいため、ガス濃度を絶対値で検出することが困難
である。従って、本実施形態では上記基準値VCLR に対
する変化量で外気の汚れ度合いを検出する。また、上記
基準値VCLR は、ガスセンサ10が検出するガス濃度
(絶対値)である。
【0026】そして、本実施形態では上記基準値VCLR
は、以下の数式1にて決定される。
【0027】
【数1】 基準値VCLR ←max(VCLR ,VDGS ) なお、VDGS はガスセンサ10の実際に検出するガス濃
度(絶対値)である。上記数式1にて示すように基準値
VCLR は、このフローチャートが実行されているときの
最も外気が清浄な場所におけるガス濃度VDGS となる。
続いて、ステップS30では、ガスセンサ10が検出す
るガス濃度VDGS を読み取り、ステップS40に進む。
ステップS40では、後述の内外気制御処理に使用され
る処理値Lnを算出する。この処理値Lnは以下の数式
2にて算出される。
【0028】
【数2】 処理値Ln=ガス濃度VDGS /基準値VCLR つまり、この数式2は、上述したように上記基準値VCL
R に対する変化量であって、処理値Lnは制御処理上の
車室外の空気の汚れ度合いに相当する。そして、ガス濃
度VDGS は、外気の汚れ度合いが大きいほど小さくなる
ので、制御処理上の汚れ度合いは、処理値Lnが小さく
なるほど大きくなる。
【0029】次にステップS50では、上記処理値Ln
と比較される判定レベルLsをセットする。ここで、本
実施形態では、上述したように処理値Lnは外気の汚れ
度合が大きくなるほど小さくなるので、処理値Lnが判
定レベルLsより小さいと、外気の汚れによって乗員に
不快感を与えることになるので、この際は後述するよう
に内外気モードを内気モードとする。一方、処理値Ln
が判定レベルLsより大きくて外気が清浄である場合
は、後述するように内外気モードを外気モードとする。
【0030】そして、本実施形態におけるステップS5
0では、図4に示すように上記処理値Lnを車速Vcに
応じて設定する。以下、これについて説明する。図4に
示すように判定レベルLsは、車速VCが低くなるほど
大きく、つまり汚れ度合いが小さくなるように設定され
る。そして、本実施形態では車速VCが所定値V1より
低いときは、処理値LsをLs1一定とし、車速VCが
所定値V1より高くて所定値V2より低い範囲では、車
速VCが低くなるほど汚れ度合いが小さくなるように設
定される。また、車速VCが所定値V2より高いとき
は、処理値LsはLs2一定に設定される。
【0031】このようにすることで、本実施形態では車
速VCが低くなるほど判定レベルLnの汚れ度合いが小
さく設定されるので、車速VCが低くなるほど内気モー
ドに切り換わり易くなる。続いて、ステップS60で
は、フラグf(vc)に1がセットされているか否かを
判定する。ここで、このフラグf(vc)は、図5に示
すヒステリシスを持った特性図にて決定される。以下、
このフラグf(vc)の決定の仕方について説明する。
【0032】フラグf(vc)は、図5中矢印Wで示す
ように車速VCが高くなる過程では、車速VCが上記所
定値V2より低いと0にセットされ、上記所定値V2よ
り高くなると、1に設定される。また、フラグf(v
c)は、図5中矢印Xで示すように車速VCが低くなる
過程では、車速VCが上記所定値V1より低いと0にセ
ットされ、上記所定値V1より高くなると1に設定され
る。以下、このフラグf(vc)に1がセットされてい
る状態を高速走行状態、0がセットされている状態を低
速走行状態と呼ぶ。
【0033】つまり、ステップS60では、フラグf
(vc)に1がセットされているか否かを判定すること
で、車両が高速走行状態であるか低速走行状態であるか
を判定している。そして、ステップS60にて車両が低
速走行状態であると判定されると、ステップS70に進
み、フラグRECFに1がセットされているか否かが判
定される。ここで、このフローチャートが始めて実行さ
れて内外気制御が行われる場合では、フラグRECFに
は何もセットされていないので、ステップS70での判
定結果は必ずNOとなり、ステップS80に進む。
【0034】また、ステップS60にて車両が高速走行
状態であると判定されると、ステップS80に進み、上
述したように上記処理値Lnが上記判定レベルLs以下
か否かの判定が行われる。そして、上記処理値Lnが上
記判定レベルLs以下で、外気が汚れているとステップ
S90に進んで、タイマーをリセットする。そして、さ
らにステップS100に進んで、内外気モードが内気モ
ードとなるようにサーボモータ7に駆動信号を出力する
とともに、フラグRECFに1をセットする。ここで、
このフラグRECFに1がセットされているということ
は、外気が汚れており内外気モードが内気モードとなっ
ていることを意味する。
【0035】一方、ステップS80にて上記処理値Ln
が上記判定レベルLsより大きく、外気が清浄であると
ステップS110に進んで、外気が清浄となってからの
継続時間を計時するためにタイマーTのカウントを開始
し、ステップS120に進む。ステップS120ではフ
ラグRECFに1がセットされているか否かが判定され
る。ここで、図3に示すフローチャートが始めて実行さ
れたときには、ステップS80にて外気が清浄と判定さ
れても、フラグRECFには何もセットされていないの
で、ステップS140に進む。
【0036】そして、ステップS140では、内外気モ
ードが外気モードとなるようにサーボモータ7に駆動信
号を出力するとともに、フラグRECFに0をセットす
る。なお、このフラグRECFに0がセットされている
ということは、外気が清浄で内外気モードが外気モード
となっていることを意味する。また、外気が汚れてお
り、ステップS100にてフラグRECFに1がセット
された後に、外気が清浄となってステップS120に進
んだときは、ステップS120での判定結果はYESと
なる。この結果、ステップS130に進み、ステップS
110にて開始したタイマーTが所定時間T1(例え
ば、3秒)経過するまで、ステップS100に進んで、
内気モードを保持する。
【0037】なお、上記内外気スイッチ22dが操作さ
れてマニュアル操作にて内外気モードが決定されている
場合は、上記図3のフローチャートは実行されず、内外
気スイッチ22dの設定に応じて内外気モードが選択さ
れる。次に上述した図3のフローチャートの作動を詳し
く説明する。先ず、図3のフローチャートが始めて実行
されて、ステップS50に進むと、図4に示すように車
速VCに応じて判定レベルLsが設定される。
【0038】次にステップS60に進んで、車両が低速
走行状態である場合は、ステップS70に進むのである
が、ステップS70では必ずNOと判定されて、ステッ
プS80に進む。また、ステップS60にて高速走行状
態であると判定された場合も、ステップS80に進む。
そして、ステップS80では、外気が清浄か汚れている
かが判定され、外気が汚れていると判定されると、内外
気モードが内気モードとなる。これにより、汚れた外気
が車室内に侵入することが防止でき、乗員に不快感を与
えずに済む。
【0039】その後、このフローチャートを抜けて、再
度ステップS60に進んで低速走行状態となったと判定
されると、ステップS70では前回ステップS100に
てフラグRECFに1がセットされているのでYESと
判定されて、ステップS100に進み、内外気モードが
内気モードとなる。つまり、一旦、内外気モードが内気
モードとなった状態で、車両が高速走行状態から低速走
行状態となると、外気の汚れに係わらずステップS60
にて車両が高速走行状態となるまで内気モードが強制的
に保持される。
【0040】これにより、上述したように例えば車両が
停止したときに、前方にその他の車両が存在している場
合において、内気モードから外気モードに切り換わるこ
とが無い。この結果、乗員のフィーリングに適した内外
気制御を行うことができる。また、外気が清浄で、ステ
ップS140にて内外気モードが外気モードとなった後
に車両が高速走行状態から低速走行状態となった場合
は、以下のような作動となる。
【0041】このように外気モードのときに車両が低速
走行状態となって、ステップS70に進んだ場合では、
ステップS70にてNOと判定されて、ステップS80
に進む。そして、ステップS80では上記処理値Lnと
判定レベルLsとの比較が行われて、外気が清浄の場合
は外気モードとなり、外気が汚れている場合は内気モー
ドとなる。
【0042】従って、外気が清浄で外気モードの状態の
ときに、車両が低速走行状態となると、そのときの外気
の汚れ度合いに応じて内外気モードを切り換えることが
できる。これにより、外気が清浄で外気モードとなった
状態で、車両が低速走行状態となった場合では、外気が
清浄である場合は外気モードとなり、清浄で新鮮な外気
を車室内に送風することができ、乗員にフレッシュ感を
与えることができる。
【0043】また、本実施形態では上述したようにステ
ップS50にて車両が低速走行状態であるほど、判定レ
ベルLsを汚れ度合いが小さくなるように設定した。こ
れにより、外気が汚れていて内気モードとなっている状
態で、車両が低速走行状態となると、内外気モードが内
気モードを保持しやすくなる。このようにすることで、
本実施形態では、さらに乗員のフィーリングに応じて内
外気制御を行うことができる。また、外気が清浄で外気
モードとなった状態で、車両は低速走行状態となった場
合では、外気が非常に清浄である場合は外気モードとな
り、さらに清浄で新鮮な外気を車室内に送風することが
でき、乗員にフレッシュ感を与えることができる。
【0044】また、上述した上記ステップS130は以
下のように機能する。例えば、外気が清浄で内外気モー
ドが内気モードとなったのちに外気が清浄となると、ス
テップS110にてタイマーTのカウントが開始され
る。また、このカウントは、外気が清浄となってからの
経過時間である。そして、この際ステップS120にて
YESと判定されて、ステップS130に進み、タイマ
ーTが所定時間T1するまではステップS100に進ん
で、内気モードが保持される。
【0045】そして、このように外気が清浄であるにも
係わらず、内気モードを保持するのは、以下のような理
由からである。例えば上述したように上記処理値Lnと
判定レベルLsとの比較によって内外気モードが切り換
えられるのであるが、短時間の間に外気が清浄と判定さ
れたり、汚れていると判定されると、内外気切換ドア6
がハンチングを起こすという問題が発生する。
【0046】そこで、本実施形態では、内気モードなっ
たのちに、外気が清浄となった直後に外気モードとせ
ず、所定時間T1の間内気モードを保持する。これによ
り、内外気切換ドア6のハンチングを防止することがで
きる。そして、本実施形態ではこのように外気が清浄で
あっても、内気モードが保持されている間に車両が低速
走行状態となった場合でも、ステップS70にてYES
と判定されて、車両が高速走行状態となるまで、内気モ
ードを保持する。従って、請求項1でいう内気モードと
は、このように外気の汚れ度合いに係わらず内気モード
を保持するものを含む。
【0047】(第2実施形態)次に本発明の第2実施形
態を図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、
本実施形態では上記第1実施形態と比べて、ステップS
70の内容が異なるものである。本実施形態におけるス
テップS70をステップS71とする。そして、本実施
形態では、ステップS60において車両が低速走行状態
である判定されると、ステップS71に進み、ステップ
S71では車両が低速走行状態となってからの経過時間
Tをカウントする。そして、さらにステップS71では
この車両が低速走行状態となってからの経過時間Tが所
定時間T2を経過したか否かが判定される。
【0048】ステップS71にて所定時間T2経過して
いないと判定されると、ステップS100に進んで、内
外気モードを内気モードに保持する。つまり、本実施形
態では、低速走行状態が継続している間で、所定時間T
2は必ず内気モードとなる。これにより、車両が低速走
行状態が長時間継続しているときに、強制的に所定時間
T2は内気モードとなるので、乗員のフィーリングに合
致した内外気制御を行うことができる。
【0049】また、車両の低速走行状態が所定時間T2
より長く続くと、ステップS71ではYESと判定され
てステップS80に進む。そして、ステップS80にて
外気が清浄である場合は、外気モードに切り換えられ
る。この結果、清浄で新鮮な外気を車室内に送風するこ
とができ、乗員にフレッシュ感を与えることができる。 (変形例)以上、本発明の各実施形態を述べたが、本発
明は以下のような変形例にも適用できる。
【0050】上記第1実施形態において、判定レベルL
sを車速VCに応じて補正したが、本発明は判定レベル
Lsを固定する構成としても、本発明の効果が得られ
る。また、上記第1実施形態では、内気モードの状態に
おいて車両が低速走行状態となると外気の汚れ度合いに
係わらず、車両が高速走行状態となるまで内気モードを
保持したが、これを行わずに判定レベルLsを車速VC
に応じて補正するだけでも本発明の効果が得られる。
【0051】また、上記第2実施形態において、判定レ
ベルLsを車速VCに応じて補正したが、本発明は判定
レベルLsを固定する構成としても、本発明の効果が得
られる。また、上記各実施形態では、内外気切換ドア6
を板状のドア部材にて構成したが、可撓性のフィルムに
よって内気導入口3と外気導入口4とから取り入れられ
る内気および外気の量を調整するものであっても良い
し、ロータリー式のドア部材を用いても勿論良い。
【0052】また、上記各実施形態では、車速センサ2
3にて車速を検出したが、車速はエンジン回転数等に相
関があるので、エンジン回転数にて車速を推定するよう
にしての良い。また、上記各実施形態では、外気が清浄
なときには外気導入口4を開口するとともに内気導入口
3を閉じる外気導入モードとしたが、外気清浄なときに
外気導入口4と内気導入口3との双方を開口する半内気
モードとしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、2実施形態における車両用空調
装置の内外気制御装置の全体構成図である。
【図2】上記各実施形態における内外気制御装置の詳細
図である。
【図3】上記各実施形態における制御装置20の制御内
容を示すフローチャートである。
【図4】上記各実施形態における車速VCと判定レベル
Lsとの関係を表す図である。
【図5】上記各実施形態におけるフラグf(vc)と車
速VCとの関係を表す図である。
【図6】上記第2実施形態における制御装置20の制御
内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…空調ケース、3…内気導入口、4…外気導入口、6
…内外気切換ドア、7…サーボモータ、10…ガスセン
サ、20…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣瀬 優 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室外空気の汚れ度合いを検出する汚れ
    度合い検出手段(10)、車室内への空気通路をなす空
    調ケース(2)、この空調ケース(2)内に車室内空気
    を取り入れるための内気導入口(3)、前記空調ケース
    (2)内に前記車室外空気を取り入れるための外気導入
    口(4)、およびこれら内気導入口(3)と外気導入口
    (4)とから取り入れられる内気と外気との割合を切換
    調整する内外気切換制御手段(6、7、20)を有し、 前記内外気切換制御手段(6、7、20)は、 前記汚れ度合検出手段(10)にて検出された汚れ度合
    いが所定値より小さくなると、少なくとも前記外気導入
    口(4)から車室外空気を前記空調ケース(2)内に導
    入する外気モードとし、前記汚れ度合検出手段(10)
    にて検出された汚れ度合いが前記所定値より大きくなる
    と、前記外気導入口(4)を閉じて前記内気導入口
    (3)を開口する内気モードに切り換え、 前記内気モードの状態であるときに車速(VC)が所定
    速度(V1)より低くなると、前記車速(VC)が前記
    所定速度(V2)より高くなるまでは車室外空気の汚れ
    度合いに係わらず、前記内気モードを強制的に保持する
    ことを特徴とする車両用空調装置の内外気制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車速が低くなるほど、前記所定値を
    汚れ度合いが小さくなるように設定する所定値設定手段
    (S50)を有することを特徴とする請求項1記載の車
    両用空調装置の内外気制御装置。
  3. 【請求項3】 車室外空気の汚れ度合いを検出する汚れ
    度合い検出手段(10)、車室内への空気通路をなす空
    調ケース(2)、この空調ケース(2)内に車室内空気
    を取り入れるための内気導入口(3)、前記空調ケース
    (2)内に前記車室外空気を取り入れるための外気導入
    口(4)、およびこれら内気導入口(3)と外気導入口
    (4)とから取り入れられる内気と外気との割合を切換
    調整する内外気切換制御手段(6、7、20)を有し、 前記内外気切換制御手段(6、7、20)は、 前記汚れ度合検出手段(10)にて検出された汚れ度合
    いが所定値より小さくなると、少なくとも前記外気導入
    口(4)から車室外空気を前記空調ケース(2)内に導
    入する外気モードとし、前記汚れ度合検出手段(10)
    にて検出された汚れ度合いが前記所定値より大きくなる
    と前記外気導入口(4)を閉じて前記内気導入口(3)
    を開口する内気モードに切り換え、 車速(VC)が低くなるほど、前記所定値を汚れ度合い
    が小さくなるように設定することを特徴とする車両用空
    調装置の内外気制御装置。
  4. 【請求項4】 車室外空気の汚れ度合いを検出する汚れ
    度合い検出手段(10)、車室内への空気通路をなす空
    調ケース(2)、この空調ケース(2)内に車室内空気
    を取り入れるための内気導入口(3)、前記空調ケース
    (2)内に前記車室外空気を取り入れるための外気導入
    口(4)、およびこれら内気導入口(3)と外気導入口
    (4)とから取り入れられる内気と外気との割合を切換
    調整する内外気切換制御手段(6、7、20)を有し、 前記内外気切換制御手段(6、7、20)は、 前記汚れ度合検出手段(10)にて検出された汚れ度合
    いが所定値より小さくなると、少なくとも前記外気導入
    口(4)から車室外空気を前記空調ケース(2)内に導
    入する外気モードとし、前記汚れ度合検出手段(10)
    にて検出された汚れ度合いが前記所定値より大きくなる
    と前記外気導入口(4)を閉じて前記内気導入口(3)
    を開口する内気モードに切り換え、 車速(VC)が所定速度(V1)より低い低速走行状態
    が所定時間(T2)経過するまでは、車室外空気の汚れ
    度合いに係わらず、前記内気モードとすることを特徴と
    する車両用空調装置の内外気制御装置。
  5. 【請求項5】 前記内外気切換制御手段(6、7、2
    0)は、前記汚れ度合いが前記所定値より大きい状態か
    ら小さくなったときに、前記内気モードを第1所定時間
    (T1)保持することを特徴とする請求項1ないし4い
    ずれか1つに記載の車両用空調装置の内外気制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007022131A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Denso Corp 車両用空調装置

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