JPH1021765A - ケーブルのバリ除去方法 - Google Patents

ケーブルのバリ除去方法

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Publication number
JPH1021765A
JPH1021765A JP17767596A JP17767596A JPH1021765A JP H1021765 A JPH1021765 A JP H1021765A JP 17767596 A JP17767596 A JP 17767596A JP 17767596 A JP17767596 A JP 17767596A JP H1021765 A JPH1021765 A JP H1021765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
burr
burrs
elastic body
reciprocating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17767596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Matsunaga
清志 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH1021765A publication Critical patent/JPH1021765A/ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、より効率の良いケーブルの
バリ除去方法を提供することにある。 【解決手段】 ケーブル1表面に形成されたバリ2を、
往復運動している弾性体9に接触させて除去することを
特徴とするケーブル1のバリ除去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルのバリ除
去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、ケーブル1の一例を示す。図4
に示す通り、このケーブル1は光ファイバを内部に有す
る光ユニット3と、内部に鋼線等の抗張力体を有する抗
張力ユニット4とを有し、これら光ユニット3と抗張力
ユニット4とを並行に配置し、所定間隔で連結部材5に
より固定したものである。
【0003】ここでこの連結部材5は、例えば金型内に
おける樹脂の射出成形によって形成されるものである。
この射出形成時の樹脂の供給量が少なすぎると、連結部
材5が所望の形状に形成されないので、樹脂の供給量は
必要量よりも多めに設定されている。
【0004】従って過剰量の樹脂は、射出成形後、バリ
2となって連結部材5にくっついたまま残ってしまう。
尚、図4では、連結部材5の上下にそれぞれバリ2が形
成されている例を示している。
【0005】そこで従来は、このようにケーブル1表面
に形成されるバリ2を除去する方法として、図5に示す
方法が採られてきた。図5に示すように、このケーブル
1のバリ2除去方法では、ケーブル1の上下に、回転軸
がケーブル1軸線方向と垂直になるように金属製のガイ
ドロール6を配置された装置を用いる。この装置におい
て、ケーブル1を長手方向に移動させ、かつガイドロー
ル6をそれぞれ前記回転軸を中心に一回転方向に回転さ
せながらバリ2に接触させ、これにより当該バリ2を除
去していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのバリ2除去
方法では、図6に示すように、バリ2が前記回転方向の
側に反り曲がってしまい、ずっと同一回転方向に回転し
ているガイドロール6では、それ以上、バリ2を曲げ変
形させることができないため、バリ2を効率良く除去す
ることができなかった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、その目的は、より効率の良いケーブルのバリ
除去方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の発
明のケーブルのバリ除去方法は、ケーブル表面に形成さ
れたバリを、往復運動している弾性体に接触させて除去
することを特徴とする。
【0009】上記本願請求項1記載の発明のケーブルの
バリ除去方法では、ケーブル表面に形成されたバリを往
復運動している弾性体に接触させるので、バリを、往方
向に運動している弾性体に接触させてその方向に反り曲
げた後、このバリを、次の復方向に運動する弾性体に接
触させることにより、起こして、復方向に反り曲げるこ
とができる。
【0010】従ってバリに、往復方向に曲げ応力を加え
ることができるので、従来の方法(バリに一方向の曲げ
応力を加える方法)に比べ、効率良くバリを除去するこ
とができる。
【0011】またバリに曲げ応力を加える部材として弾
性体を使用しているので、この弾性体を往復運動させる
ことによって、バリを、粘り強く掻き取るように除去で
きる。しかもバリに曲げ応力を加える部材として非弾性
体(例えば金属製ガイドプーリ等)を使用した場合で
は、往復移動によってケーブル表面に大きな傷をつけて
しまうことがあるが、弾性体の場合、弾性力によってケ
ーブル表面に無理な力が加わらないので、傷は、より小
さなものになる。
【0012】尚、往復運動という意味は、往復移動、往
復回動等、往復する運動の全てを含むものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。本発明の実施の形態の一例と
なるケーブル1のバリ2除去方法を、図1に示す。尚、
ここで示すケーブル1としては、図4に示すものと同じ
ものを使用しているので、ケーブル1についての説明は
省略する。
【0014】図1に示すように、このケーブル1のバリ
2除去方法では、バリ除去装置本体14上に、ケーブル
1長手方向に往復移動する移動台7が配設されていて、
この移動台7上に配設された支持体8の上側と下側のそ
れぞれに、弾性体9同士が向かい合わせに、かつ所定間
隔を有する状態に取り付けられている。
【0015】そしてこの弾性体9同士の間に、バリ2が
弾性体9にそれぞれ接触するように、ケーブル1を通過
させながら、前記移動台7をケーブル1長手方向に往復
移動させて、ケーブル1のバリ2を除去する。
【0016】尚、ここでは弾性体9としては、図1に示
すように、例えば弾性を有する樹脂線材を密集状態に集
合したブラシを使用している。またここでは、弾性体9
の移動機構として、バリ除去装置本体14内のモーター
10の軸芯11の回転力を、該軸芯11に固定されたカ
ム12に伝え、該カム12に連結されたユニバーサルジ
ョイント13で並進移動の力に変換し、移動台7を駆動
させるカム機構を使用している。そして移動台7の移動
速度は、ケーブル1の移動速度に比べてできるだけ速い
方が好ましく、例えばここでは、ケーブル1の移動速度
を4m/min、移動台7の移動速度を20m/min
にした。
【0017】ここで図2(a),(b)によって、いか
にして連結部材5からバリ2が除去されるかを説明す
る。図2(a)において、連結部材5上のバリ2は、弾
性体9の図面上右方向への移動により、同じ右方向へ曲
げられる。この時点で、バリ2が連結部材5から除去さ
れる場合もあるが、このケースではバリ2はまだ除去さ
れていない。次に図2(b)において、バリ2の図面上
右側に移動してしまった弾性体9が、図面上左方向へ移
動する。これにより、バリ2は今度は左方向へ曲げられ
る。このように弾性体9による繰り返しの曲げ応力によ
って、バリ2は連結部材5から除去される。
【0018】さて、本実施の形態の一例として図1〜図
2により説明した本発明のケーブル1のバリ2除去方法
と、図5に示す従来のケーブル1のバリ2除去方法で、
バリ2除去率を調べたところ、従来方法では60%しか
バリ2を除去できていなかったのに対し、本発明の方法
では98%ものバリ2を除去できた。このように本発明
のケーブル1のバリ2除去方法では、従来方法に比べ
て、バリ2を効率良く除去できることが確認された。
【0019】尚、本実施の形態の一例では、弾性体9を
ケーブル1長手方向に往復移動させることによってバリ
2を除去したが、本発明におけるケーブル1のバリ2除
去方法は、このようにケーブル1長手方向に往復移動さ
せるものに限定されるものではない。例えば図1におい
て、弾性体9をケーブル1長手方向と直交する水平方向
(図面上、紙面に対して垂直方向)に往復移動させる方
法や、図3に示すように、aで示す部分を中心に弾性体
9を両矢印方向に往復回動させる方法等も含む。
【0020】また本実施の形態の一例では弾性体9とし
てブラシを使用したが、本発明における弾性体9はこれ
に限定されるものではなく、例えばフェルトやゴム等で
あってもよい。
【0021】さらに本実施の形態の一例では、弾性体9
を取り付けた移動台7の移動機構として、カム機構を使
用した例を示したが、本発明における弾性体9の移動機
構はこれに限定されるものではなく、例えば油圧シリン
ダー機構、エアシリンダー機構、クランク機構等であっ
てもよい。
【0022】そして本実施の形態の一例では、ケーブル
1として図4に示すようなものを示したが、当然ながら
本発明においてケーブル1とは、バリ2を除去する必要
があるものであればどのようなものであってもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明のケーブルのバリ除去方法によれ
ば、バリに往復方向に曲げ応力を加えることができるの
で、従来方法より効率良くバリを除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例となるケーブルの
バリ除去方法を示す側面図。
【図2】(a),(b) 本発明の実施の形態の一例と
なるケーブルのバリ除去方法においてバリが除去される
手順の一例を示す側面図。
【図3】 本発明の実施の形態の他の例となるケーブル
のバリ除去方法を示す側面図。
【図4】 本発明に関連するケーブルの一例を示す側面
図。
【図5】 従来のケーブルのバリ除去方法の一例を示す
側面図。
【図6】 従来のケーブルのバリ除去方法の一例を拡大
して示す側面図。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 バリ 3 光ユニット 4 抗張力ユニット 5 連結部材 6 ガイドロール 7 移動台 8 支持体 9 弾性体 10 モーター 11 軸芯 12 カム 13 ユニバーサルジョイント 14 バリ除去装置本体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル表面に形成されたバリを、往復
    運動している弾性体に接触させて除去することを特徴と
    するケーブルのバリ除去方法。
JP17767596A 1996-07-08 1996-07-08 ケーブルのバリ除去方法 Pending JPH1021765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17767596A JPH1021765A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 ケーブルのバリ除去方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP17767596A JPH1021765A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 ケーブルのバリ除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1021765A true JPH1021765A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16035149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17767596A Pending JPH1021765A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 ケーブルのバリ除去方法

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JP (1) JPH1021765A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101431608B1 (ko) * 2014-02-03 2014-08-21 주식회사 성남전자 다이캐스팅 제품 사상기
WO2015115707A1 (ko) * 2014-02-03 2015-08-06 주식회사 성남전자 다이캐스팅 제품 사상기
CN110665643A (zh) * 2019-10-29 2020-01-10 立讯精密工业(滁州)有限公司 一种电缆纤维丝分离装置及方法

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