JPH10216257A - 大空間用自動消火システム - Google Patents
大空間用自動消火システムInfo
- Publication number
- JPH10216257A JPH10216257A JP4162097A JP4162097A JPH10216257A JP H10216257 A JPH10216257 A JP H10216257A JP 4162097 A JP4162097 A JP 4162097A JP 4162097 A JP4162097 A JP 4162097A JP H10216257 A JPH10216257 A JP H10216257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- fire extinguishing
- large space
- nozzle
- nozzles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C37/00—Control of fire-fighting equipment
- A62C37/36—Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device
- A62C37/38—Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device by both sensor and actuator, e.g. valve, being in the danger zone
- A62C37/40—Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device by both sensor and actuator, e.g. valve, being in the danger zone with electric connection between sensor and actuator
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の消火ノズルを設置した大空間での消火
の際に、放出された消火薬剤の後始末を容易にする。 【解決手段】 複数の消火ノズルを設置した大空間の消
火対象区画に対する消火システムにおいて、消火ノズル
として火災熱を感知して該ノズルを開口し、且つ火災感
知信号により警報装置を作動させる感知器付消火ノズル
を設け、各感知器付消火ノズルに各々導管の一端を接続
し、それらの他端側をそれぞれ別個の消火薬剤貯蔵容器
に接続したことを特徴とする大空間用自動消火システ
ム。
の際に、放出された消火薬剤の後始末を容易にする。 【解決手段】 複数の消火ノズルを設置した大空間の消
火対象区画に対する消火システムにおいて、消火ノズル
として火災熱を感知して該ノズルを開口し、且つ火災感
知信号により警報装置を作動させる感知器付消火ノズル
を設け、各感知器付消火ノズルに各々導管の一端を接続
し、それらの他端側をそれぞれ別個の消火薬剤貯蔵容器
に接続したことを特徴とする大空間用自動消火システ
ム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動消火システムに
関し、特に大空間の消火対象区画での火災に有効なもの
である。
関し、特に大空間の消火対象区画での火災に有効なもの
である。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
倉庫、書庫、広い事務所、屋内駐車場や共同住宅等の共
有スペースなどの大空間を消火対象区画とする自動消火
システムとしては、天井部に多数の消火ノズルを設け、
これら消火ノズルに連通した導管をまとめて蓄圧式の大
容量の消火薬剤貯蔵容器又は複数の消火薬剤貯蔵容器に
連結したものが多く、さらに火災感知器を複数箇所に設
けてその信号により自動的に消火薬剤を消火ノズルから
噴射するものである。そして実際に当該大空間で火災が
発生したときは、いずれかの火災感知器が作動して警報
が発せられ、さらに全ての消火ノズルから一斉に消火薬
剤が噴射して消火作業が行なわれるようになっている。
即ち一旦火災が発生すると大容量もしくは複数の薬剤貯
蔵容器に収納されている多量の消火薬剤が全て消費され
てしまう。
倉庫、書庫、広い事務所、屋内駐車場や共同住宅等の共
有スペースなどの大空間を消火対象区画とする自動消火
システムとしては、天井部に多数の消火ノズルを設け、
これら消火ノズルに連通した導管をまとめて蓄圧式の大
容量の消火薬剤貯蔵容器又は複数の消火薬剤貯蔵容器に
連結したものが多く、さらに火災感知器を複数箇所に設
けてその信号により自動的に消火薬剤を消火ノズルから
噴射するものである。そして実際に当該大空間で火災が
発生したときは、いずれかの火災感知器が作動して警報
が発せられ、さらに全ての消火ノズルから一斉に消火薬
剤が噴射して消火作業が行なわれるようになっている。
即ち一旦火災が発生すると大容量もしくは複数の薬剤貯
蔵容器に収納されている多量の消火薬剤が全て消費され
てしまう。
【０００３】このように多量の消火薬剤が噴射される
と、消火が終了した後に薬剤で室内が大変汚れてしま
う。特に上記大空間の室内は消火ノズルが多くあり、実
際の出火場所とは遠く離れた位置の消火ノズルからも薬
剤は噴射されるので薬剤による汚染範囲は非常に広がっ
ている。
と、消火が終了した後に薬剤で室内が大変汚れてしま
う。特に上記大空間の室内は消火ノズルが多くあり、実
際の出火場所とは遠く離れた位置の消火ノズルからも薬
剤は噴射されるので薬剤による汚染範囲は非常に広がっ
ている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明はこれに鑑み検討
の結果、出火場所に最も近い消火ノズルからのみ消火薬
剤を噴射して消火を行なわせることにより、同じ大空間
内でも出火していない場所には無駄に薬剤が噴出されな
い自動消火システムを開発したものである。
の結果、出火場所に最も近い消火ノズルからのみ消火薬
剤を噴射して消火を行なわせることにより、同じ大空間
内でも出火していない場所には無駄に薬剤が噴出されな
い自動消火システムを開発したものである。
【０００５】即ち本発明の一つは、火災熱を感知してノ
ズル先端を開口し、且つ火災感知信号を発信する感知器
付消火ノズル（以下消火ノズルと略記）を大空間の消火
対象区画に複数設け、火災発生信号を受信して作動し、
消火薬剤貯蔵容器（以下貯蔵容器と略記）内の消火薬剤
をこれに接続した導管内に噴出する作動装置を複数個設
置した貯蔵容器にそれぞれ取付け、これら貯蔵容器に接
続した導管の他端を集合してさらに複数の上記消火ノズ
ルに分岐して接続し、各消火ノズルからの火災感知信号
を受信した後いずれかの作動装置に火災発生信号を送信
する受信装置を設け、いずれかの消火ノズルが火災熱を
感知して火災感知信号を発信したときにいずれかの作動
装置が作動し、その後他の消火ノズルが順次火災感知信
号を発信したときに順次他の作動装置が作動することを
特徴とするものであり、この際後から作動する作動装置
を備えた貯蔵容器ほど薬剤貯蔵容量を大きくするのはよ
り有効である。
ズル先端を開口し、且つ火災感知信号を発信する感知器
付消火ノズル（以下消火ノズルと略記）を大空間の消火
対象区画に複数設け、火災発生信号を受信して作動し、
消火薬剤貯蔵容器（以下貯蔵容器と略記）内の消火薬剤
をこれに接続した導管内に噴出する作動装置を複数個設
置した貯蔵容器にそれぞれ取付け、これら貯蔵容器に接
続した導管の他端を集合してさらに複数の上記消火ノズ
ルに分岐して接続し、各消火ノズルからの火災感知信号
を受信した後いずれかの作動装置に火災発生信号を送信
する受信装置を設け、いずれかの消火ノズルが火災熱を
感知して火災感知信号を発信したときにいずれかの作動
装置が作動し、その後他の消火ノズルが順次火災感知信
号を発信したときに順次他の作動装置が作動することを
特徴とするものであり、この際後から作動する作動装置
を備えた貯蔵容器ほど薬剤貯蔵容量を大きくするのはよ
り有効である。
【０００６】また本発明の他のものは、複数の消火ノズ
ルを設置した大空間の消火対象区画に対する消火システ
ムにおいて、消火ノズルとして火災熱を感知して該ノズ
ルを開口し、且つ火災感知信号を発して警報装置を作動
させる消火ノズルを設け、各消火ノズルに各々導管の一
端を接続し、それらの他端側をそれぞれ別個の貯蔵容器
に接続したことを特徴とするものである。そしてこの際
それぞれの貯蔵容器が、火災感知信号により作動して貯
蔵容器内の消火薬剤を導管に送出する作動装置を有する
ものであるのは有効である。
ルを設置した大空間の消火対象区画に対する消火システ
ムにおいて、消火ノズルとして火災熱を感知して該ノズ
ルを開口し、且つ火災感知信号を発して警報装置を作動
させる消火ノズルを設け、各消火ノズルに各々導管の一
端を接続し、それらの他端側をそれぞれ別個の貯蔵容器
に接続したことを特徴とするものである。そしてこの際
それぞれの貯蔵容器が、火災感知信号により作動して貯
蔵容器内の消火薬剤を導管に送出する作動装置を有する
ものであるのは有効である。
【０００７】
【実施例】次に本発明を実施例を用いてさらに説明す
る。
る。
【０００８】（実施例１）図１に示すように大きい部屋
である大空間（１）の天井部に消火ノズル（2a）（2b）
…（2f）を多数配置し、さらに屋外にはそれら消火ノズ
ル（2a）…（2f）と同数の蓄圧式の貯蔵容器（3-1)（3-
2)…（3-6)を設置した。そして各貯蔵容器には、作動す
ると導管（５）内に貯蔵容器内の消火薬剤を噴出させる
作動装置（4-1)（4-2)…（4-6)を設けた。さらに消火ノ
ズル（2a）（2b）…（2f）が火災を感知した時に発信す
る火災感知信号を受信し、各作動装置（4-1)（4-2)…
（4-6)に火災発生信号を送信する受信装置（６）を屋内
に取付けた。該消火ノズル（2a）（2b）…（2f）の消火
薬剤放出口は、火災感知時以外は低融点金属等で固着し
た蓋体で閉塞されており、火災熱を感知したときに該低
融点金属が溶融して該蓋体が外れることで開口するもの
であり、さらに該蓋体が外れたときに、その変化を機械
的に捕えて火災発生の電気信号を火災感知信号として受
信装置に発する構造である。なおこのような感知器付消
火ノズルの例としては、特開平６−２０５８５２号公報
に開示のものや、本発明者により既に特願平７−３１６
０１３号として提案しているものがある。
である大空間（１）の天井部に消火ノズル（2a）（2b）
…（2f）を多数配置し、さらに屋外にはそれら消火ノズ
ル（2a）…（2f）と同数の蓄圧式の貯蔵容器（3-1)（3-
2)…（3-6)を設置した。そして各貯蔵容器には、作動す
ると導管（５）内に貯蔵容器内の消火薬剤を噴出させる
作動装置（4-1)（4-2)…（4-6)を設けた。さらに消火ノ
ズル（2a）（2b）…（2f）が火災を感知した時に発信す
る火災感知信号を受信し、各作動装置（4-1)（4-2)…
（4-6)に火災発生信号を送信する受信装置（６）を屋内
に取付けた。該消火ノズル（2a）（2b）…（2f）の消火
薬剤放出口は、火災感知時以外は低融点金属等で固着し
た蓋体で閉塞されており、火災熱を感知したときに該低
融点金属が溶融して該蓋体が外れることで開口するもの
であり、さらに該蓋体が外れたときに、その変化を機械
的に捕えて火災発生の電気信号を火災感知信号として受
信装置に発する構造である。なおこのような感知器付消
火ノズルの例としては、特開平６−２０５８５２号公報
に開示のものや、本発明者により既に特願平７−３１６
０１３号として提案しているものがある。
【０００９】このように配置した本発明の消火システム
においては以下のように作動する。先ず屋内で火災が発
生してこの火災の炎に近いいずれかの消火ノズル（2b）
がこれを感知するとその先端を閉塞している低融点金属
が溶融して該消火ノズル（2b）を開口する。同時に該消
火ノズル（2b）からの火災感知信号は受信装置（６）に
送られ、直ちに、あるいは所定時間経過後依然火災感知
信号が送られている場合に、受信装置（６）は予め設定
されているいずれかの作動装置（4-1)を作動させる。こ
の作動装置（4-1)が作動すると貯蔵容器（3-1)は開放さ
せられ、導管（５）内に消火薬剤が噴出し、開口してい
る消火ノズル（2b）から噴射されて消火作業が行われ
る。なお図中（７）は受信装置（６）が火災感知信号を
受信したときに作動させる警報装置である。
においては以下のように作動する。先ず屋内で火災が発
生してこの火災の炎に近いいずれかの消火ノズル（2b）
がこれを感知するとその先端を閉塞している低融点金属
が溶融して該消火ノズル（2b）を開口する。同時に該消
火ノズル（2b）からの火災感知信号は受信装置（６）に
送られ、直ちに、あるいは所定時間経過後依然火災感知
信号が送られている場合に、受信装置（６）は予め設定
されているいずれかの作動装置（4-1)を作動させる。こ
の作動装置（4-1)が作動すると貯蔵容器（3-1)は開放さ
せられ、導管（５）内に消火薬剤が噴出し、開口してい
る消火ノズル（2b）から噴射されて消火作業が行われ
る。なお図中（７）は受信装置（６）が火災感知信号を
受信したときに作動させる警報装置である。
【００１０】しかしながらこの消火作業の間などに、他
所に飛び火した場合には、例えば消火ノズル（2d）の近
傍で炎が立ち上る。この場合は消火ノズル（2d）が火災
を感知してノズルを開口し、火災感知信号を受信装置
（６）に発信する。そして該受信装置（６）は予め定め
られている２つ目の作動装置（4-2)に火災発生信号を送
信してこれを作動させ、貯蔵容器（3-2)を開放するので
内部の消火薬剤は導管（５）内に噴出し、開口している
消火ノズル（2b）と（2d）から噴射する。従って新たな
出火場所ばかりでなく、最初の出火場所にも徹底した消
火が行われる。このように同じ大空間の屋内で順次新た
な場所に炎が移った場合に、それに応じて消火ノズルが
火災を感知し貯蔵容器を予め決められた順に順次開放す
る（例えば（3-1)→（3-2)→（3-3)→（3-4)→（3-5)→
（3-6)）ので、消火薬剤の無駄なく火災を次々に消火で
きる。この際貯蔵容器内の消火薬剤量を開放される順に
次第に増やしておけば、開口する消火ノズルの数が順次
増えても、消火ノズル１本当り噴射する消火薬剤の量が
大きく低減することがない。
所に飛び火した場合には、例えば消火ノズル（2d）の近
傍で炎が立ち上る。この場合は消火ノズル（2d）が火災
を感知してノズルを開口し、火災感知信号を受信装置
（６）に発信する。そして該受信装置（６）は予め定め
られている２つ目の作動装置（4-2)に火災発生信号を送
信してこれを作動させ、貯蔵容器（3-2)を開放するので
内部の消火薬剤は導管（５）内に噴出し、開口している
消火ノズル（2b）と（2d）から噴射する。従って新たな
出火場所ばかりでなく、最初の出火場所にも徹底した消
火が行われる。このように同じ大空間の屋内で順次新た
な場所に炎が移った場合に、それに応じて消火ノズルが
火災を感知し貯蔵容器を予め決められた順に順次開放す
る（例えば（3-1)→（3-2)→（3-3)→（3-4)→（3-5)→
（3-6)）ので、消火薬剤の無駄なく火災を次々に消火で
きる。この際貯蔵容器内の消火薬剤量を開放される順に
次第に増やしておけば、開口する消火ノズルの数が順次
増えても、消火ノズル１本当り噴射する消火薬剤の量が
大きく低減することがない。
【００１１】（実施例２）図２に示すように倉庫等の大
空間（１）の天井部に実施例１と同様な消火ノズル
（２）を多数配置し、さらに屋外に該消火ノズル（２）
と同数の蓄圧式の貯蔵容器（３）を設置した。そして各
貯蔵容器（３）には受信装置（６）からの信号により該
貯蔵容器の薬剤噴出口を開放する作動装置（４）を取付
け、さらに該消火薬剤噴出口にはそれぞれ導管（５）を
連結し、各導管（５）の他端は該消火ノズル（２）に連
結した。
空間（１）の天井部に実施例１と同様な消火ノズル
（２）を多数配置し、さらに屋外に該消火ノズル（２）
と同数の蓄圧式の貯蔵容器（３）を設置した。そして各
貯蔵容器（３）には受信装置（６）からの信号により該
貯蔵容器の薬剤噴出口を開放する作動装置（４）を取付
け、さらに該消火薬剤噴出口にはそれぞれ導管（５）を
連結し、各導管（５）の他端は該消火ノズル（２）に連
結した。
【００１２】そしていずれかの消火ノズル（2a）による
火災感知信号が受信装置（６）に送られると、該受信装
置（６）から当該消火ノズル（2a）と導管（5a）により
１対１で接続している貯蔵容器（3a）の作動装置（4a）
に該貯蔵容器（3a）の薬剤噴出口を開放させる火災発生
信号が発せられ、同時に警報装置（７）を作動させる。
従って該貯蔵容器（3a）から加圧されている消火薬剤
は、直ちに導管（5a）に送られ当該消火ノズル（2a）か
ら放出される。
火災感知信号が受信装置（６）に送られると、該受信装
置（６）から当該消火ノズル（2a）と導管（5a）により
１対１で接続している貯蔵容器（3a）の作動装置（4a）
に該貯蔵容器（3a）の薬剤噴出口を開放させる火災発生
信号が発せられ、同時に警報装置（７）を作動させる。
従って該貯蔵容器（3a）から加圧されている消火薬剤
は、直ちに導管（5a）に送られ当該消火ノズル（2a）か
ら放出される。
【００１３】このように大空間の屋内で発生した火災に
対しては、その火災熱に最も近い位置の消火ノズル
（２）が反応して直ちに消火薬剤が放出するので速やか
な消火が行なえる。さらに火災がその大空間内の他の場
所に飛び火した場合はその飛び火した近傍の消火ノズル
（２）が反応して消火薬剤を放出することになる。従っ
て本発明は従来のように１箇所の感知器の感知信号で全
てのノズルから準備してある全ての消火薬剤を一斉に放
出してしまう消火システムとは異なり、必要な場所にだ
け必要な量の消火薬剤を放出する消火システムである。
対しては、その火災熱に最も近い位置の消火ノズル
（２）が反応して直ちに消火薬剤が放出するので速やか
な消火が行なえる。さらに火災がその大空間内の他の場
所に飛び火した場合はその飛び火した近傍の消火ノズル
（２）が反応して消火薬剤を放出することになる。従っ
て本発明は従来のように１箇所の感知器の感知信号で全
てのノズルから準備してある全ての消火薬剤を一斉に放
出してしまう消火システムとは異なり、必要な場所にだ
け必要な量の消火薬剤を放出する消火システムである。
【００１４】なお本実施例では、消火薬剤貯蔵容器とし
ては蓄圧式のものを用い、導管内には加圧された消火薬
剤は予め充満させないで火災信号により作動部を作動さ
せた後導管内に消火薬剤を送出する方式とした。これは
導管接続部の圧力洩れの検査やメンテナンスが容易だか
らであるが、作動部がなく予め加圧された消火薬剤を導
管内に充満させておく方式のものも用いることができ
る。
ては蓄圧式のものを用い、導管内には加圧された消火薬
剤は予め充満させないで火災信号により作動部を作動さ
せた後導管内に消火薬剤を送出する方式とした。これは
導管接続部の圧力洩れの検査やメンテナンスが容易だか
らであるが、作動部がなく予め加圧された消火薬剤を導
管内に充満させておく方式のものも用いることができ
る。
【００１５】
【発明の効果】このように本発明によれば、倉庫や書庫
等の大空間での火災に対して、出火場所に局部的に消火
薬剤を噴射できるので消火薬剤の無駄がなくなり、たと
え他に飛び火したとしても他の消火ノズルが対応できる
ものである。また消火した後放出された消火薬剤による
該大空間内の汚染は局所的であるので後始末が容易であ
る。さらに消火し終った後再び当該消火システムをセッ
トする際に使用した薬剤貯蔵容器のみを交換すればよい
ので作業が容易である。
等の大空間での火災に対して、出火場所に局部的に消火
薬剤を噴射できるので消火薬剤の無駄がなくなり、たと
え他に飛び火したとしても他の消火ノズルが対応できる
ものである。また消火した後放出された消火薬剤による
該大空間内の汚染は局所的であるので後始末が容易であ
る。さらに消火し終った後再び当該消火システムをセッ
トする際に使用した薬剤貯蔵容器のみを交換すればよい
ので作業が容易である。
【図１】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す説明図である。
１ 大空間 ２ 火災感知器付消火ノズル ３ 消火薬剤貯蔵容器 ４ 作動装置 ５ 導管 ６ 受信装置 ７ 警報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｇ０８Ｂ 17/00 Ｇ０８Ｂ 17/00 Ｅ Ｃ (72)発明者 大滝 正道 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 小島 和海 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 今村 正文 山梨県山梨市七日市場1431 ユージー株式 会社内 (72)発明者 大川 博司 山梨県山梨市七日市場1431 ユージー株式 会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 火災熱を感知してノズル先端を開口し、
且つ火災感知信号を発信する感知器付消火ノズルを大空
間の消火対象区画に複数設け、火災発生信号を受信して
作動し、消火薬剤貯蔵容器内の消火薬剤をこれに接続し
た導管内に噴出する作動装置を複数個設置した消火薬剤
貯蔵容器にそれぞれ取付け、これら貯蔵容器に接続した
導管の他端を集合してさらに複数の上記感知器付消火ノ
ズルに分岐して接続し、各感知器付消火ノズルからの火
災感知信号を受信した後いずれかの作動装置に火災発生
信号を送信する受信装置を設け、いずれかの感知器付消
火ノズルが火災熱を感知して火災感知信号を発信したと
きにいずれかの作動装置が作動し、その後他の消火ノズ
ルが順次火災感知信号を発信したときに順次他の作動装
置が作動することを特徴とする大空間用自動消火システ
ム。 - 【請求項２】 後から作動する作動装置を備えた消火薬
剤貯蔵容器ほど薬剤貯蔵容量が大きい請求項１記載の大
空間用自動消火システム。 - 【請求項３】 複数の消火ノズルを設置した大空間の消
火対象区画に対する消火システムにおいて、消火ノズル
として火災熱を感知して該ノズルを開口し、且つ火災感
知信号を発して警報装置を作動させる感知器付消火ノズ
ルを設け、各感知器付消火ノズルに各々導管の一端を接
続し、それらの他端側をそれぞれ別個の消火薬剤貯蔵容
器に接続したことを特徴とする大空間用自動消火システ
ム。 - 【請求項４】 それぞれの消火薬剤貯蔵容器が、火災感
知信号により作動して該貯蔵容器内の消火薬剤を導管に
送出する作動装置を有している請求項３記載の大空間用
自動消火システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162097A JPH10216257A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 大空間用自動消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162097A JPH10216257A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 大空間用自動消火システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10216257A true JPH10216257A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12613391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4162097A Pending JPH10216257A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 大空間用自動消火システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10216257A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011107985A1 (en) * | 2010-03-03 | 2011-09-09 | Lehavot Fire Protection Ltd. | Device, system and method of operating fire extinguishing units |
| CN102921137A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-02-13 | 昆山振天智能化设备有限公司 | 二氧化碳灭火系统 |
| CN106730490A (zh) * | 2017-01-18 | 2017-05-31 | 李英 | 一种易燃易爆危险品集装箱的自动灭火系统 |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP4162097A patent/JPH10216257A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011107985A1 (en) * | 2010-03-03 | 2011-09-09 | Lehavot Fire Protection Ltd. | Device, system and method of operating fire extinguishing units |
| US8746358B2 (en) | 2010-03-03 | 2014-06-10 | Lehavot Fire Protection Ltd. | Device, system and method of operating fire extinguishing units |
| CN102921137A (zh) * | 2012-11-26 | 2013-02-13 | 昆山振天智能化设备有限公司 | 二氧化碳灭火系统 |
| CN106730490A (zh) * | 2017-01-18 | 2017-05-31 | 李英 | 一种易燃易爆危险品集装箱的自动灭火系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2841555C (en) | Methods and apparatus for hot aisle/cold aisle data center fire suppression | |
| KR102372971B1 (ko) | 전기자동차 소방 시스템 및 그 운영방법 | |
| WO2006022489A1 (en) | System for extinguishing fire of train | |
| KR102026969B1 (ko) | 자동으로 작동되는 소화기 | |
| KR100963528B1 (ko) | 소화시스템 모니터링장치 | |
| US4005754A (en) | Process for the automatic reporting and extinguishing of fires | |
| JPH10216257A (ja) | 大空間用自動消火システム | |
| KR101532953B1 (ko) | 방화 영역별 스프링 클러 모니터링 장치 | |
| KR102141942B1 (ko) | 연기 흡입형 화재감지장치 | |
| RU2671122C1 (ru) | Способ противопожарной защиты складов со стеллажным хранением и устройство сигнально-пусковое автономное автоматическое для осуществления способа | |
| JP2846993B2 (ja) | 消火装置 | |
| JP2859575B2 (ja) | 消火システム | |
| CN109091787A (zh) | 一种消防安全控制系统 | |
| JPH0626621B2 (ja) | 自動消火装置 | |
| JP2000024129A (ja) | 立体駐車場の消火システム | |
| JPH08299486A (ja) | 複数階集合住宅用消火装置 | |
| JPH10118214A (ja) | ウォーターミストを利用した消火、消煙方法及びその装置 | |
| JPH10216263A (ja) | 消火区画自動選択式自動消火装置 | |
| JPH10216264A (ja) | 多数部屋用自動消火装置 | |
| JP2645788B2 (ja) | 自動消火装置 | |
| CN211611424U (zh) | 火灾监控记录设备 | |
| KR102530286B1 (ko) | 공동주택의 소방용 화재 진화 시스템 | |
| CN213324977U (zh) | 一种消防垃圾桶 | |
| JP2001259071A (ja) | 屋内消火設備 | |
| JP2002248179A (ja) | 防火区画形成システム |