JPH10216177A - キャスター角度固定具付き車椅子 - Google Patents
キャスター角度固定具付き車椅子Info
- Publication number
- JPH10216177A JPH10216177A JP9063744A JP6374497A JPH10216177A JP H10216177 A JPH10216177 A JP H10216177A JP 9063744 A JP9063744 A JP 9063744A JP 6374497 A JP6374497 A JP 6374497A JP H10216177 A JPH10216177 A JP H10216177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing device
- caster angle
- caster
- wheelchair
- casters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 前輪または後輪にキャスターを設けた車椅子
で、傾斜のあるところを横切る際に、キャスターが傾斜
下方へ自然に方向を変えるため、直進が難しい上無理に
走行すると転倒する危険があった。その危険を解除する
ために、キャスターを固定することによって、安全に傾
斜地を横に直進走行することができる車椅子を提供する
事を目的と成す。 【構成】 車椅子本体１のフレームに固着した、キャス
ター角度固定具本体５を開閉式と成し、キャスター角度
固定板４によって、キャスターの角度を一時固定できる
ようにした。
で、傾斜のあるところを横切る際に、キャスターが傾斜
下方へ自然に方向を変えるため、直進が難しい上無理に
走行すると転倒する危険があった。その危険を解除する
ために、キャスターを固定することによって、安全に傾
斜地を横に直進走行することができる車椅子を提供する
事を目的と成す。 【構成】 車椅子本体１のフレームに固着した、キャス
ター角度固定具本体５を開閉式と成し、キャスター角度
固定板４によって、キャスターの角度を一時固定できる
ようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子で斜面を横切る
際に使用する車椅子の安全装置に関するものである。
際に使用する車椅子の安全装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の車椅子は、操作性を良くするため
に前輪または後輪に方向を自在に変えられるキャスター
を設けていた。
に前輪または後輪に方向を自在に変えられるキャスター
を設けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】キャスターを設けた車
椅子で、斜面を横切る際には斜面の低いほうに自然と車
椅子が傾いてしまう。これは、キャスターが方向を簡単
に変えられるために、縦軸の方向性を自在になしたキャ
スターを設けているためである。
椅子で、斜面を横切る際には斜面の低いほうに自然と車
椅子が傾いてしまう。これは、キャスターが方向を簡単
に変えられるために、縦軸の方向性を自在になしたキャ
スターを設けているためである。
【０００４】キャスターを設けた車椅子は、操作性はよ
くなるが、斜面に対して横になった場合に、低いほうに
対して車椅子が勝手に方向を変えてしまうため、介護人
がそれに逆らって直進しようとすると車椅子が転倒する
危険性があった。
くなるが、斜面に対して横になった場合に、低いほうに
対して車椅子が勝手に方向を変えてしまうため、介護人
がそれに逆らって直進しようとすると車椅子が転倒する
危険性があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】車椅子を通常使用時には
キャスターは有効に働くのであるが、斜面に対して横切
るように走行する際には、キャスターの方向性を拘束す
るキャスター角度固定具を操作して、キャスターの角度
を固定して斜面横断走行時の安全を計るようにした。
キャスターは有効に働くのであるが、斜面に対して横切
るように走行する際には、キャスターの方向性を拘束す
るキャスター角度固定具を操作して、キャスターの角度
を固定して斜面横断走行時の安全を計るようにした。
【０００６】
【作用】キャスターの角度を直進方向に固定することに
よって、車椅子は斜面に対して横向きに走行しても下方
に車椅子が方向を変えることがなくなり、直進作用を成
すものである。
よって、車椅子は斜面に対して横向きに走行しても下方
に車椅子が方向を変えることがなくなり、直進作用を成
すものである。
【０００７】
【実施例】本発明の実施態様を図面を参照にして説明す
る。
る。
【０００８】第一実施例は、図１及び図２に示すよう
に、車椅子本体（１）に設けられた左右の前輪キャスタ
ー（２、２）の車輪取り付け枠（３、３）の縦軸回転を
止めるようにキャスター角度固定板（４）を有するキャ
スター角度固定具本体（５）の一辺に蝶番（６）を設け
る。蝶番（６）に連接してフレーム取り付け部（７）を
設け、車椅子本体（１）のフレームの適当な位置に固着
する。このキャスター角度固定具を左右の前輪キャスタ
ーに作用するように取り付けて成る構造である。
に、車椅子本体（１）に設けられた左右の前輪キャスタ
ー（２、２）の車輪取り付け枠（３、３）の縦軸回転を
止めるようにキャスター角度固定板（４）を有するキャ
スター角度固定具本体（５）の一辺に蝶番（６）を設け
る。蝶番（６）に連接してフレーム取り付け部（７）を
設け、車椅子本体（１）のフレームの適当な位置に固着
する。このキャスター角度固定具を左右の前輪キャスタ
ーに作用するように取り付けて成る構造である。
【０００９】図１は、本発明の請求項１に記載した車椅
子本体に固着したキャスター角度固定具の斜視図である
が、この状態では前輪キャスターの角度は固定されてお
らず自由に角度を変えることができる。
子本体に固着したキャスター角度固定具の斜視図である
が、この状態では前輪キャスターの角度は固定されてお
らず自由に角度を変えることができる。
【００１０】図２は、図１に示したキャスター角度固定
具を９０度倒し込んで、キャスター角度固定板（４）と
車輪取り付け枠（３）を接触させた状態の斜視図であ
る。
具を９０度倒し込んで、キャスター角度固定板（４）と
車輪取り付け枠（３）を接触させた状態の斜視図であ
る。
【００１１】これによって前輪キャスターの角度が固定
される。
される。
【００１２】この操作は、左右に設けたキャスター角度
固定具をそれぞれ手動によって行うものであるが、稼動
するキャスター角度固定版にワイヤーを連結し、車椅子
のハンドル部分にまで延長し、自転車の変速ギヤーの操
作レバーの様な構造を持たせることによって、車椅子を
操作する介護者が手元で操作することができる。
固定具をそれぞれ手動によって行うものであるが、稼動
するキャスター角度固定版にワイヤーを連結し、車椅子
のハンドル部分にまで延長し、自転車の変速ギヤーの操
作レバーの様な構造を持たせることによって、車椅子を
操作する介護者が手元で操作することができる。
【００１３】本発明は、車椅子に設けられた方向回転自
在のキャスターの角度を固定することによって生じる安
全機能に関するもので有るため、キャスターの角度を固
定する技術的手段は本実施態様のみならず、公知の従来
技術を持ってするならば、その構造は任意である。
在のキャスターの角度を固定することによって生じる安
全機能に関するもので有るため、キャスターの角度を固
定する技術的手段は本実施態様のみならず、公知の従来
技術を持ってするならば、その構造は任意である。
【００１４】第二実施例は、図４に示すようにキャスタ
ー角度固定具のフレーム取り付け部（７）の先に、二股
の挟持板よりなり、その端部にボルト通孔を設けた着脱
固定具（８）を固着し、ボルト及びナットをもって車椅
子のフレームの任意の位置に装着固定して使用する。
ー角度固定具のフレーム取り付け部（７）の先に、二股
の挟持板よりなり、その端部にボルト通孔を設けた着脱
固定具（８）を固着し、ボルト及びナットをもって車椅
子のフレームの任意の位置に装着固定して使用する。
【００１５】
【発明の効果】車椅子のキャスター角度を固定すること
によって、従来歩道から車道に移行する際にある傾斜に
おいて、介護人のいない場合の自力走行をしている車椅
子利用者は横に移動することが困難な上、転倒する危険
もあったが、本発明によって安全に走行使用できる効果
が生じた。
によって、従来歩道から車道に移行する際にある傾斜に
おいて、介護人のいない場合の自力走行をしている車椅
子利用者は横に移動することが困難な上、転倒する危険
もあったが、本発明によって安全に走行使用できる効果
が生じた。
【００１６】また、第二実施例に示したように、キャス
ター角度固定具を着脱式としたことにより、固定具が破
損した場合において、交換が容易となる効果がある。
ター角度固定具を着脱式としたことにより、固定具が破
損した場合において、交換が容易となる効果がある。
【００１７】さらに、既に車椅子を所有している人達に
もこの部品だけ提供することによって、安全効果を得る
ことができるので、安価であるため普及効果も高いもの
がある。
もこの部品だけ提供することによって、安全効果を得る
ことができるので、安価であるため普及効果も高いもの
がある。
【図１】本発明の第一実施例の部分拡大斜視図である。
【図２】本発明の第一実施例の部分拡大斜視図であり、
固定状態を示す斜視図である。
固定状態を示す斜視図である。
【図３】本発明の第一実施例のキャスター角度固定具の
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図４】本発明の第二実施例のキャスター角度固定具の
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【符号の説明】 １ 車椅子本体 ２ 前輪キャスター ３ 車輪取り付け枠 ４ キャスター角度固定板 ５ キャスター角度固定具本体 ６ 蝶番 ７ フレーム取り付け部 ８ 着脱固定具
Claims (2)
- 【請求項１】 キャスターを前輪または後輪に設けた車
椅子において、キャスター角度を固定する固定具を車椅
子本体に設けたことを特徴とするキャスター角度固定具
付き車椅子。 - 【請求項２】 キャスターを前輪または後輪に設けた車
椅子において、キャスター角度を固定する固定具を着脱
式と成し、車椅子本体に設けたことを特徴とするキャス
ター角度固定具付き車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9063744A JPH10216177A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | キャスター角度固定具付き車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9063744A JPH10216177A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | キャスター角度固定具付き車椅子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10216177A true JPH10216177A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=13238231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9063744A Pending JPH10216177A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | キャスター角度固定具付き車椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10216177A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002355274A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-10 | Mori Denki Kogyosho:Kk | 車椅子等における前輪保定装置 |
| KR101676594B1 (ko) * | 2016-01-13 | 2016-11-15 | 조민식 | 전동 휠체어용 둔턱 주행장치 |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP9063744A patent/JPH10216177A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002355274A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-10 | Mori Denki Kogyosho:Kk | 車椅子等における前輪保定装置 |
| KR101676594B1 (ko) * | 2016-01-13 | 2016-11-15 | 조민식 | 전동 휠체어용 둔턱 주행장치 |
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