JPH10215670A - コンバインの排ワラ搬送構造 - Google Patents

コンバインの排ワラ搬送構造

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JPH10215670A
JPH10215670A JP2623297A JP2623297A JPH10215670A JP H10215670 A JPH10215670 A JP H10215670A JP 2623297 A JP2623297 A JP 2623297A JP 2623297 A JP2623297 A JP 2623297A JP H10215670 A JPH10215670 A JP H10215670A
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JP
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carrying
chain
frame
drive sprocket
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JP2623297A
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Harumichi Makizono
晴充 牧園
Takashi Arimoto
敬 有本
Noboru Kishida
登 岸田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穂先係止搬送機構と株元挟持搬送機構とか成
る排ワラ搬送装置の機体フレームへの組み付け作業を簡
単に行うことができるようにする。 【解決手段】 穀稈搬送方向で脱穀装置の下手側に穂先
係止搬送機構22と株元挟持搬送機構21からなる排ワ
ラ搬送装置を配設し、機体フレーム側に固定状態の軸受
けケース41に支持させた駆動軸42を、穂先係止搬送
機構22の搬送終端側の第1駆動スプロケット30に連
動連結し、株元挟持搬送機構22は、その搬送フレーム
28の搬送始端側に支持させたチェーンテンション機構
付きのチェーン巻回体32と、搬送フレーム28の搬送
終端側に支持させた第2駆動スプロケット36とに搬送
チェーン27を巻回した予備組み立て状態で、その第2
駆動スプロケット36を、株元挟持搬送機構22側に突
出させた駆動軸42の突出端部に差し込み外嵌連結可能
に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀稈搬送方向で脱
穀装置の下手側に穂先係止搬送機構と株元挟持搬送機構
からなる排ワラ搬送装置を配設してあるコンバインの排
ワラ搬送構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインの排ワラ搬送構
造では、前記穂先係止搬送機構と株元挟持搬送機構とを
組み立てる場合、両搬送機構の各駆動スプロケットを一
本の駆動軸に外嵌連結するとともに、各駆動スプロケッ
トと両搬送機構の搬送フレーム等とを連結し、一体化し
た両搬送機構を機体フレームに取付けるようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれ
ば、穂先係止搬送機構と株元挟持搬送機構とを一体にし
た状態で機体フレームに取付けていたために、取付け作
業時に作業者が取り扱う重量が重く、両搬送機構の機体
フレームへの組み付け作業に手間がかかっていた。
【0004】本発明の目的は、穂先係止搬送機構と株元
挟持搬送機構とから成る排ワラ搬送装置の機体フレーム
への組み付け作業を簡単に行うことができるようにする
点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、冒頭に記
載したコンバインの排ワラ搬送構造において、機体フレ
ーム側に位置固定状態の軸受けケースに支持させた駆動
軸を、前記穂先係止搬送機構の搬送終端側の第1駆動ス
プロケットに連動連結し、前記株元挟持搬送機構は、そ
の搬送フレームの搬送始端側に支持させたチェーンテン
ション機構付きのチェーン巻回体と、前記搬送フレーム
の搬送終端側に支持させた第2駆動スプロケットとにチ
ェーンを巻回した予備組み立て状態で、その第2駆動ス
プロケットを、前記株元挟持搬送機構側に突出させた前
記駆動軸の突出端部に差し込み外嵌連結可能に構成して
あることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記予備組み立て状態にお
いて、前記チェーンテンション機構のテンション力によ
り搬送始端側に引き寄せられる前記第2駆動スプロケッ
トを、前記搬送フレームに固定した受止め部材によって
受止めることにより、前記第2駆動スプロケットが前記
搬送フレームの搬送終端側に位置保持されるよう構成す
るとともに、前記第2駆動スプロケットを前記駆動軸の
突出端部に差し込み外嵌連結すると、前記第2駆動スプ
ロケットが前記テンション力に抗して前記受止め部材か
ら離間した浮き上がり状態になるよう構成してあること
にある。
【0007】請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求
項2にかかる発明において、前記受止め部材は、前記第
2駆動スプロケットの各歯部にわたって形成した環状溝
に係合するよう形成してあることにある。
【0008】〔作用〕請求項1の構成によれば、次の
〔イ〕のようにして穂先係止搬送機構と株元挟持搬送機
構とを機体フレームに組み付けることができる。 〔イ〕機体フレーム側に位置固定状態の軸受けケースに
支持させた駆動軸を、穂先係止搬送機構の搬送終端側の
第1駆動スプロケットに連動連結し、穂先係止搬送機構
を株元挟持搬送機構とは別個に組み立てる。これにより
穂先係止搬送機構が機体フレームに組み付けられた状態
になる。一方、株元挟持搬送機構は、その搬送フレーム
の搬送始端側に支持させたチェーンテンション機構付き
のチェーン巻回体と、搬送フレームの搬送終端側に支持
させた第2駆動スプロケットとにチェーンを巻回した予
備組み立て状態で、その第2駆動スプロケットを、株元
挟持搬送機構側に突出させた前記駆動軸の突出端部に差
し込み外嵌連結する。
【0009】〔ロ〕前記〔イ〕のようにして排ワラ搬送
装置を機体フレームに組み付けることができるので、従
来のように穂先係止搬送機構と株元挟持搬送機構とを一
体にした状態で機体フレーム側に組み付ける場合に比べ
ると、作業者が取り扱う重量が軽くて済み、両搬送機構
から成る排ワラ搬送装置の機体フレームへの組み付け作
業が簡単になる。
【0010】〔ハ〕株元挟持搬送機構の予備組み立て
は、機体フレームとは離れた広い作業空間を使って、各
部品を作業台の上に載せた状態で行えば、組み付け作業
を行いやすくなる。
【0011】なお、機体フレームとは離れた広い作業空
間を使っての作業は、従来の技術においても、両搬送機
構を一体にするときに(即ち、両搬送機構の各駆動スプ
ロケットを一本の駆動軸に外嵌連結するとともに、各駆
動スプロケットと両搬送機構の搬送フレーム等とを連結
するときに)行うことができるが、この場合は前述のよ
うに作業者が取り扱う重量が重く、一体化した両搬送機
構を機体フレーム側まで運ぶのに手間がかかることにな
り、組み付け作業が行いやすくなるとはいえない。
【0012】〔ニ〕請求項2の構成によれば、上記請求
項1の構成による作用と同様の作用を奏することができ
るのに加え次の作用を奏することができる。株元挟持搬
送機構機構の予備組み立て状態においては、チェーンテ
ンション機構のテンション力により搬送始端側に引き寄
せられる第2駆動スプロケットを、搬送フレームに固定
した受止め部材によって受止めることにより、第2駆動
スプロケットが搬送フレームの搬送終端側に位置保持さ
れる。これにより、第2駆動スプロケットを駆動軸の突
出端部に差し込み外嵌連結しやすくなる。そして、第2
駆動スプロケットを駆動軸の突出端部に差し込み外嵌連
結すると、第2駆動スプロケットが前記テンション力に
抗して受止め部材から離間した浮き上がり状態になって
回転自在になる。
【0013】このように前記予備組み立て状態において
第2駆動スプロケットを位置保持し、第2駆動スプロケ
ットを駆動軸の突出端部に差し込み外嵌連結した後に回
転自在にする手段としては、例えば、第2駆動スプロケ
ットを位置決め保持する位置決め部材を搬送フレームに
着脱あるいは位置変更自在に設け、第2駆動スプロケッ
トを駆動軸に差し込み外嵌連結した後で、第2駆動スプ
ロケットが回転できるように前記位置決め部材を搬送フ
レームから取り外したり位置変更したりする構造も考え
られ、この手段では、前記位置決め部材の搬送フレーム
に対する着脱作業や位置変更作業が必要になるが、請求
項2の構成ではこのような作業が不要で、株元挟持搬送
機構機構の組み付け作業の工程数を少なくでき、組み付
け作業が簡単になる。
【0014】〔ホ〕請求項3の構成によれば、上記請求
項2の構成による作用と同様の作用を奏することができ
るのに加え次の作用を奏することができる。前記予備組
み立て状態において受止め部材は、第2駆動スプロケッ
トの各歯部にわたって形成した環状溝に係合すること
で、第2駆動スプロケットを所定位置に位置保持する。
そして第2駆動スプロケットは、駆動軸の突出端部に差
し込み外嵌連結された後は、前記環状溝から浮いた状態
になって回転自在になる。
【0015】この場合、図10,図11に示すように、
第2駆動スプロケット36の前記環状溝36bからの浮
き上がり状態で、受止め部材44の先端側を第2駆動ス
プロケット36の歯36aの頂部よりも歯元側に位置さ
せることができて、駆動スプロケットの歯部36aに巻
きつこうとする排ワラを受止め部材44に掻きださせる
ことができる利点がある。
【0016】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、前記作用〔イ〕〜〔ハ〕により、穂先係止搬送機構
と株元挟持搬送機構とから成る排ワラ搬送装置の機体フ
レーム側への組み付け作業を簡単に行うことができて、
組み付け性のよいコンバインの排ワラ搬送構造を提供す
ることができた。
【0017】請求項2の構成によれば、前記作用〔ニ〕
により上記請求項1の構成による効果と同様の効果を奏
することができるのに加え、組み付け性をより向上させ
ることができた。
【0018】請求項3の構成によれば、前記作用〔ホ〕
により上記請求項2の構成による効果と同様の効果を奏
することができるのに加え、排ワラ搬送装置の搬送終端
側への排ワラの詰まりを防止できるようになった。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、クローラ式走
行装置1が装備された走行機体2と、走行機体2の前部
に横軸芯周りに昇降自在に装備した刈取前処理部3と、
走行機体2の左側部に搭載した脱穀装置4とを設け、こ
の脱穀装置4の後部に排ワラ処理部5を設けてコンバイ
ンを構成してある。
【0020】図2にも示すように、前記脱穀装置4は、
フィードチェーン6と挟持レール7とによって穀稈の株
元側を挾持しながら、扱室8内において駆動回転する扱
胴9で穂先部を扱処理して、受網10を漏下した扱処理
物を下方の選別部で穀粒・二番物・排ワラ屑等に選別
し、穀粒を一番物回収スクリュー11で横側外方の穀粒
回収装置に搬出し、二番物は二番物回収スクリュー12
で扱室8内に戻して再処理し、細かな排ワラ屑は排塵ブ
ロワ13により機外に排出するよう構成してある。
【0021】そして図3に示すように、原動部により駆
動される扱胴駆動用の伝動軸14を、扱口15とは反対
側で扱胴軸芯Pと平行に配備して、扱胴軸の穀稈搬送方
向上手側の入力プーリ16にベルト伝動機構17を介し
て連結するとともに、前記伝動軸14を穀稈搬送方向下
手側に延出し、図5に示すように、扱胴9を支承した上
部ケース18を、伝動軸14の軸芯Q周りで開閉揺動自
在に下部ケース19に枢支し、前記上部ケース18を穀
稈搬送方向下手側に延出するとともに、その延出部分1
8Aで排ワラ処理部5を覆ってある(図2,図4参
照)。
【0022】図3,図4に示すように前記排ワラ処理部
5は、脱穀装置4の下手側に、排ワラの株元側を挾持搬
送する株元挟持搬送機構21と、穂先側を上方から係止
搬送する穂先係止搬送機構22とにより、脱穀装置4か
らの排ワラを穂先側に斜め搬送する排ワラ搬送装置23
を設け、脱穀装置4の後部に円板形の排ワラカッタ24
を横架し(図1参照)、この排ワラカッタ24の受入れ
口59を覆うカバー58を後ろ支点周りに揺動開閉自在
に設け、前記排ワラカッタ24の後側に排ワラ放出装置
25を設け、前記カバー58を開放して排ワラを排ワラ
カッタ24により細断し放出する状態と、前記カバー5
8を閉じて排ワラ放出装置25により所定量づつ長ワラ
状態で放出する状態とに切換え可能に構成してある。
【0023】図3,図4,図6,図9に示すように前記
穂先係止搬送機構22は、搬送終端側に配設した第1駆
動スプロケット30と搬送始端側の遊転輪37とにわた
って係止爪付きのチェーン38を巻回し、排ワラが穂先
側に斜め搬送されるように、平面視でフィードチェーン
6の搬送作用経路R1に対し傾斜姿勢に設定した状態
で、その搬送フレーム33を下部ケース19側(機体フ
レーム側に相当)の第1支持フレーム20Aで支持して
ある。詳しくは、前記扱胴駆動用の伝動軸14の延出端
部に、第1支持フレーム20Aでつり下げ支持したベベ
ルギヤ機構39を連動連結し、このベベルギヤ機構39
と、前記搬送終端側で第1支持フレーム20Aに固定状
態の軸受けケース41に支持させた駆動軸42の一端部
とを、チェーン伝動機構40を介して連動連結するとと
もに、前記駆動軸42の中間部を前記第1駆動スプロケ
ット30に連動連結してある。
【0024】図6〜図12に示すように前記株元挟持搬
送機構21はアッパーチェーン型で、搬送チェーンとし
ての突起付きのチェーン27を、角パイプ製の搬送フレ
ーム28の外周縁に沿って形成したガイド壁29と、搬
送フレーム28の搬送終端側に配設した第2駆動スプロ
ケット36と、搬送フレーム28の始端部から搬送方向
に出退自在で搬送上手側に圧縮コイルバネ31により突
出付勢されたU字形ガイドフレーム32(チェーン巻回
体に相当)とにわたって巻回して排ワラチェーン34を
構成し、挟持レール35を排ワラチェーン34に下側か
ら対向配置し、前記排ワラチェーン34及び挟持レール
35を、前記穂先係止搬送機構22に平面視で平行にな
る状態に第1支持フレーム20Aにより支持し、前記第
1駆動スプロケット30から株元挟持搬送機構21側に
突出する駆動軸42の突出端部に前記第2駆動スプロケ
ット36を連動連結してある。U字形ガイドフレーム3
2を圧縮コイルバネ31により突出付勢する構造でチェ
ーンテンション機構Aを構成する。
【0025】前記株元挟持搬送機構21は、U字形ガイ
ドフレーム32と第2駆動スプロケット36とに突起付
きのチェーン27を巻回した予備組み立て状態で(図9
参照)、第2駆動スプロケット36を、キーを埋め込み
嵌合した前記駆動軸42の突出端部に差し込み外嵌連結
可能に構成してあり、このように差し込み外嵌した後、
駆動軸42の端部にスプロケット抜け止め用のキャップ
43をボルト固定するようになっている。前記予備組み
立て状態において、圧縮コイルバネ31の付勢力により
搬送始端側に引き寄せられる第2駆動スプロケット36
を、搬送フレーム28に固定した板状の受止め部材44
の湾曲部44a(図11参照)で受止めることにより、
第2駆動スプロケット36が搬送フレーム28の搬送終
端側に位置保持されるよう構成するとともに(図9参
照)、第2駆動スプロケット36を前記駆動軸42の突
出端部に差し込み外嵌連結すると、第2駆動スプロケッ
ト36が前記付勢力に抗して受止め部材44から離間し
た浮き上がり状態になるよう構成してある(図11参
照)。前記受止め部材44は、第2駆動スプロケット3
6の各歯部36aにわたって形成した環状溝36bに係
合するよう形成してある。
【0026】図7に示すように前記U字形ガイドフレー
ム32は、突起付きチェーン27のチェーンピン27A
を摺接案内する案内部32Aと、上下の案内部32A間
の縦リブ32Bと、搬送フレーム28の始端側の中空角
穴28aに出退自在にスライド嵌合する嵌合部32Cと
を一体形成して構成してあり、前記嵌合部32Cを被嵌
合部としての搬送フレーム28の中空角穴28aに嵌合
し、かつ、前記案内部32Aに突起付きチェーン27を
巻回した状態で、上記のように圧縮コイルバネ31によ
り突出付勢してある。前記搬送フレーム28の側壁28
Aの始端側部分と、U字形ガイドフレーム32の縦リブ
32Bとに、それぞれピン挿通孔45を形成して、メン
テナンスや組み付けの際には、突起付きチェーン27を
チェーンテンション力に抗して少し退入させた状態で両
ピン挿通孔にわたってピン46を挿通させることによ
り、突起付きチェーン27を第1駆動スプロケット30
等に無端状態で巻回着脱可能に構成してある(図7
(b)参照)。
【0027】前記圧縮コイルバネ31はその両端部を前
記嵌合部32Cの内奥側の十字突部47と、搬送フレー
ム28の側壁28Aに横向きに貫通させたピン48とで
支持してある。前記側壁28Aにはピン挿通孔49をフ
レーム長手方向に2個形成して、圧縮コイルバネ31に
伸びが生じたときは、より搬送始端側のピン挿通孔49
にピン48を挿通することにより、付勢力を所定の値ま
で強めることができるように構成してある。
【0028】図11,図12,図13(イ),(ロ)に
示すように、前記排ワラチェーン34をその終端側の第
2駆動スプロケット36の軸芯周りに上下揺動自在に構
成し、上部ケース18を開放するに伴って排ワラチェー
ン34が挟持レール35から上方に離れたメンテナンス
姿勢に設定され、上部ケース18を閉じるに伴って排ワ
ラチェーン34が挟持レール35に接近した作用姿勢に
設定されるよう構成してある。
【0029】つまり、図14にも示すように、排ワラチ
ェーン34における搬送フレーム28の始端側部分の側
部にブラケット52をボルト固定し、下部ケース19側
の第2支持フレーム20Bで支持する横向きピン54
(図6参照)を挿通させる縦孔52Aをブラケット52
に形成し、ブラケット52の上面52aの雌ねじ部に頭
付きボルト55を螺合し、排ワラチェーン34を上昇揺
動付勢するスプリング56を搬送フレーム28の中間部
と前記第2支持フレーム20Bとの間に設けて、前記横
向きピン54がブラケット52の縦孔52Aの下部に接
当するまで排ワラチェーン34がスプリング56の付勢
力により上昇して前記メンテナンス姿勢になり(図13
(イ),図14(b))、上部ケース18を閉じるに伴
って、頭付きボルト55の頭部が上部ケース18側の支
持フレーム64に押し下げられて、排ワラチェーン34
が前記作用姿勢になるよう構成してある(図13
(ロ),図14(a))。頭付きボルト55の螺合深さ
を調節することで、前記作用姿勢における排ワラチェー
ン34の挟持レール35に対する間隔を変更調節するこ
とができる。なお、上部ケース18はロック機構(図示
外)で閉じ状態にロックされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】脱穀装置の縦断側面図
【図3】脱穀装置の横断平面図
【図4】排ワラ搬送装置の支持構造を示す斜視図
【図5】上部ケースの開閉構造を示す縦断正面図
【図6】排ワラ搬送装置の一部切欠平面図
【図7】(a)作用時の株元挟持搬送機構の始端部を示
す縦断面図 (b)チェーン巻回作業時の株元挟持搬送機構の始端部
を示す縦断面図
【図8】株元挟持搬送機構の始端部の縦断面図
【図9】排ワラ搬送装置の組み付けの手順を示す搬送終
端部の横断平面図
【図10】組み付け状態の排ワラ搬送装置の終端部の横
断平面図
【図11】株元挟持搬送機構の終端部を示す
【図12】株元挟持搬送機構の終端部を示す斜視図
【図13】(イ)メンテナンス姿勢の排ワラチェーンを
示す図 (ロ)作用姿勢の排ワラチェーンを示す図
【図14】(a)作用姿勢の排ワラチェーン等を示す縦
断面図 (b)メンテナンス姿勢の排ワラチェーン等を示す縦断
面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 21 株元挟持搬送機構 22 穂先係止搬送機構 23 排ワラ搬送装置 27 搬送チェーン 28 搬送フレーム 30 第1駆動スプロケット 32 チェーン巻回体 36 第2駆動スプロケット 36a 歯部 36b 環状溝 41 軸受けケース 42 駆動軸 44 受止め部材 A チェーンテンション機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈搬送方向で脱穀装置の下手側に穂先
    係止搬送機構と株元挟持搬送機構からなる排ワラ搬送装
    置を配設してあるコンバインであって、 機体フレーム側に固定状態の軸受けケースに支持させた
    駆動軸を、前記穂先係止搬送機構の搬送終端側の第1駆
    動スプロケットに連動連結し、前記株元挟持搬送機構
    は、その搬送フレームの搬送始端側に支持させたチェー
    ンテンション機構付きのチェーン巻回体と、前記搬送フ
    レームの搬送終端側に支持させた第2駆動スプロケット
    とに搬送チェーンを巻回した予備組み立て状態で、その
    第2駆動スプロケットを、前記株元挟持搬送機構側に突
    出させた前記駆動軸の突出端部に差し込み外嵌連結可能
    に構成してあるコンバインの排ワラ搬送構造。
  2. 【請求項2】 前記予備組み立て状態において、前記チ
    ェーンテンション機構のテンション力により搬送始端側
    に引き寄せられる前記第2駆動スプロケットを、前記搬
    送フレームに固定した受止め部材によって受止めること
    により、前記第2駆動スプロケットが前記搬送フレーム
    の搬送終端側に位置保持されるよう構成するとともに、
    前記第2駆動スプロケットを前記駆動軸の突出端部に差
    し込み外嵌連結すると、前記第2駆動スプロケットが前
    記テンション力に抗して前記受止め部材から離間した浮
    き上がり状態になるよう構成してある請求項1記載のコ
    ンバインの排ワラ搬送構造。
  3. 【請求項3】 前記受止め部材は、前記第2駆動スプロ
    ケットの各歯部にわたって形成した環状溝に係合するよ
    う形成してある請求項2記載のコンバインの排ワラ搬送
    構造。
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