JPH10215120A - 水晶発振回路 - Google Patents

水晶発振回路

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JPH10215120A
JPH10215120A JP1607897A JP1607897A JPH10215120A JP H10215120 A JPH10215120 A JP H10215120A JP 1607897 A JP1607897 A JP 1607897A JP 1607897 A JP1607897 A JP 1607897A JP H10215120 A JPH10215120 A JP H10215120A
Authority
JP
Japan
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voltage
resistor
frequency
resistors
vcont
Prior art date
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Pending
Application number
JP1607897A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hashimoto
誠 橋本
Mutsuo Hayashi
睦夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水晶振動子と、該水晶振動子の励振を促して
所定発振周波数を得るバッファ部と、外部直流電圧Vc
ontが印加されるバリキャップダイオードVCを有し
た電圧制御回路およびコンデンサC1,C2,CTから
成るリアクタンス調整回路から成り、前記発振周波数を
調整する周波数調整部とを有した水晶発振回路におい
て、直流電圧Vcontを変えて水晶発振器の発振周波
数を直線的に可変できるようにし、シュミレーション及
び周波数制御を容易ならしめる。 【解決手段】 バリキャップダイオードVCに印加され
る外部直流電圧Vcontを抵抗R1〜R3によって分
圧し、バッファ部の直流電源電圧Vccを抵抗R4を介
して前記抵抗R1,R2による分圧点aに印加する。バ
リキャップダイオードの動作範囲が直線性の良い部分に
変更され、外部直流電圧Vcontの可変により水晶発
振器の発振周波数を直線的に可変することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、発振周波数を調整
するための周波数調整部を有する水晶発振器(TCX
O)に係り、特に発振周波数の制御手法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に水晶発振器(TCXO)は、図6
に示すように大別して、バッファ部(発振回路部を含
む)1、水晶振動子2、温度補償部3、周波数調整部4
にて構成される。
【0003】バッファ部1は、水晶振動子(X'tal)2
の励振を促して所定レベルの発振周波数を出力するもの
で、具体的には、トランジスタ、コンデンサ、抵抗等を
含んで発振回路を構成している。この発振回路には直流
電圧VCCが供給されている。
【0004】温度補償部3は、水晶振動子2の温度特性
を補償するもので、感熱素子(例えばサーミスタ)、抵
抗、コンデンサ等を用い、水晶振動子X'talの温度変化
に対する周波数偏移(Δf/f)を打ち消す補償特性の
回路を構成している。例えば、−40℃〜+80℃間の
温度範囲内では、発振出力の温度による偏移を±1(p
pm)程度に抑える働きをする。
【0005】周波数制御にはバリキャップダイオードを
用い、バリキャップダイオードに印加される直流制御電
圧(コンピュータで計算された値の外部電圧)Vcon
tを変化させることにより容量を可変し、発振周波数を
調整する目的で用いるのが一般的である。
【0006】すなわち周波数調整部4は図7に示すよう
に、トリマコンデンサ(チップトリマ)CTと固定コン
デンサC1,C2,C4とを組み合わせてリアクタンス
調整回路が構成されるとともに、トリマコンデンサCT
の両端間に直列接続されたバリキャップVCおよびコン
デンサC5と、直流制御電圧Vcontを導入する抵抗
R1と、コンデンサC5に並列接続された抵抗R2とで
電圧制御回路が構成される。
【0007】上記のように構成された回路において、直
流制御電圧Vcontが印加されることにより、バリキ
ャップダイオードVCのキャパシタンスが印加電圧に対
応した容量値をもつ。そして直流制御電圧Vcontを
変化させることにより発振器の周波数を可変することが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記バリキャップダイ
オードVC単体の電圧対容量特性は図8のとおりであ
る。このバリキャップダイオードVCを用いた水晶発振
器の制御電圧対発振周波数特性及びその微分特性は図
9、図10のとおりである。
【0009】これら図9、図10からわかるように、水
晶発振器のVcont対発振周波数と微分特性が非線形
性を有している(バリキャップダイオードが広い可変電
圧幅で作動する)ことから、制御電圧Vcontに対し
発振周波数の変化は制御電圧の値によって異なる。
【0010】また微分特性が一定でないため、外部から
周波数制御を行った場合、設定誤差が生じ、この誤差を
少なくしようとすると、非線形の制御が必要となる。こ
のためハードウエア、ソフトウエアへの負担が非常に大
きくなってしまう。
【0011】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、直流制御電圧の可変
により水晶発振器の発振周波数を直線的に可変できるよ
うにし、シュミレーション及び周波数制御を容易ならし
めた水晶発振回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、水晶振動子
と、この水晶振動子の励振を促して所定の発振周波数を
得るバッファ部と、外部直流電圧が印加されるバリキャ
ップダイオードを有した電圧制御回路および複数のコン
デンサから成るリアクタンス調整回路から成り、前記発
振周波数を調整する周波数調整部とを有し、前記外部直
流電圧の可変により発振周波数を変える水晶発振回路に
おいて、(1)前記周波数調整部の電圧制御回路に、前
記バリキャップダイオードに印加される外部直流電圧を
分圧する複数の第1の抵抗を設けたことを特徴とし、
(2)前記バッファ部の直流電源電圧を第2の抵抗を介
して、前記第1の複数の抵抗による分圧点に印加したこ
とを特徴とし、(3)前記バッファ部は、直流電源の正
極側に接続された第1のトランジスタと、該第1のトラ
ンジスタと接地間に接続された第2のトランジスタを有
し、前記分圧点には、前記第1のトランジスタのコレク
タ電圧又はベース電圧又は第2のトランジスタのベース
電圧が第2の抵抗を介して印加されるか、又は第2のト
ランジスタのコレクタ電圧又はエミッタ電圧が交流分除
去回路を介して印加されることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。水晶発振回路において、バリキャッ
プダイオードは直線性の良い端子間電圧約0.2V〜
1.0V間で動作させる必要がある。そこで本発明では
バリキャップダイオードの電圧対容量特性で直線性の良
い部分を利用するために、図6の周波数調整部4を図1
に示すように、Vcontを分圧しバリキャップダイオ
ードに印加される可変電圧幅を狭くした。
【0014】図1において図7と同一部分は同一符号を
もって示している。直流制御電圧Vcontが印加され
る端子と接地間には抵抗R1,R2,R3が直列に接続
されている。抵抗R2には図示極性のバリキャップダイ
オードVCが並列接続されている。抵抗R1およびR2
の共通接続点(分圧点)aと接地間には、コンデンサC
1,C2およびトリマコンデンサCTが並列に接続され
ている。さらに前記共通接続点aにはVcont対発振
周波数の直線性を良くするための抵抗R4の一端が接続
され、該抵抗R4の他端は後述する図4のバッファ部の
電源電圧Vcc端子に接続されている。
【0015】図1の回路は図2のように簡略化すること
ができる。この図2の2つの閉回路にキルヒホッフの第
1法則を適用し、次のような計算式から接続すべき抵抗
R4の抵抗値を導出する。 (Vcont/R1)+(Vcc/R4)−V1{(1/R1)+(1/R4 )+(1/R5)}=0…(1) ただしR5=R2+R3であり、V1はa点電位であ
る。
【0016】前記(1)式から得られた抵抗R4の値を
図1の回路に適用すると図3に示すような周波数微分特
性を得ることができた。図3からわかるように、本発明
によれば従来の水晶発振回路の周波数微分特性を示す図
11に比べて直線性がかなり良くなっている。これはバ
リキャップダイオードVCの動作範囲が直線性の良い部
分に変更されたためである。
【0017】
【実施例】前記抵抗の分圧点aには、図1のように電源
電圧Vcc端子から直流電圧を印加するに限らず、図4
の図示b〜fの各点から印加するようにしても良い。図
4は水晶発振器全体の回路を示しており、周波数調整部
は図1と同様に、抵抗R1〜R3、バリキャップダイオ
ードVC、コンデンサC1,C2およびトリマコンデン
サCTで構成されている。またバッファ部は電源電圧端
子Vccと接地間に直列接続された抵抗R11、トラン
ジスタTr1,Tr2、抵抗R12と、抵抗R13〜R
15等で構成されている。
【0018】(1)トランジスタTr1のコレクタ端子
b点から抵抗を介して取り出した直流電圧を抵抗R1と
R2の共通接続点(分圧点a)に印加する。
【0019】(2)トランジスタTr2のコレクタ端子
c点(トランジスタTr1のエミッタ端子c点)から抵
抗を介して取り出した直流電圧を、図5に示す交流分除
去回路を介して抵抗R1とR2の共通接続点(分圧点
a)に印加する。
【0020】(3)トランジスタTr2のエミッタ端子
d点から抵抗を介して取り出した直流電圧を、図5に示
す交流分除去回路を介して抵抗R1とR2の共通接続点
(分圧点a)に印加する。
【0021】(4)端子e(抵抗R13とR14の共通
接続点)から抵抗を介して取り出した直流電圧を抵抗R
1とR2の共通接続点(分圧点a)に印加する。
【0022】(5)端子f(抵抗R14とR15の共通
接続点)から抵抗を介して取り出した直流電圧を抵抗R
1とR2の共通接続点(分圧点a)に印加する。
【0023】上記のような各方法で直流電圧を前記分圧
点aに印加した場合も図1の場合と同様の作用効果を奏
する。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、周波数調
整部にバリキャップダイオードを用いて構成された水晶
発振回路において、前記周波数調整部の電圧制御回路
に、前記バリキャップダイオードに印加される外部直流
電圧を分圧する複数の第1の抵抗を設けるとともに、バ
ッファ部の直流電源電圧を第2の抵抗を介して、前記第
1の複数の抵抗による分圧点に印加したので、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0025】(1)コンピュータで計算された値の外部
電圧(Vcont電圧)により水晶発振器の発振周波数
を制御する回路において、バリキャップダイオードの動
作範囲が直線性の良い部分に変更されるので、外部電圧
(Vcont電圧)の可変により水晶発振器の発振周波
数を直線的に可変することができる。
【0026】(2)外部電圧(Vcont電圧)により
発振周波数を直線的に可変させることができるので、シ
ュミレーション及び周波数制御が非常に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の周波数調整部の回路図。
【図2】図1を簡略化した回路図。
【図3】本発明の回路による周波数微分特性図。
【図4】本発明の他の実施例を示す水晶発振器全体の回
路図。
【図5】本発明の他の実施例の要部回路図。
【図6】水晶発振器の回路構成を示すブロック図。
【図7】従来の水晶発振器の周波数調整部の一例を示す
回路図。
【図8】バリキャップダイオードの特性図。
【図9】従来の水晶発振器の制御電圧対発振周波数特性
図。
【図10】従来の水晶発振器の周波数微分特性図。
【符号の説明】
R,R1〜R4,R11〜R15…抵抗 C,C1,C2…コンデンサ CT…トリマコンデンサ VC…バリキャップ Tr1,Tr2…トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶振動子と、この水晶振動子の励振を
    促して所定の発振周波数を得るバッファ部と、外部直流
    電圧が印加されるバリキャップダイオードを有した電圧
    制御回路および複数のコンデンサから成るリアクタンス
    調整回路から成り、前記発振周波数を調整する周波数調
    整部とを有し、前記外部直流電圧の可変により発振周波
    数を変える水晶発振回路において、 前記周波数調整部の電圧制御回路に、前記バリキャップ
    ダイオードに印加される外部直流電圧を分圧する複数の
    第1の抵抗を設けたことを特徴とする水晶発振回路。
  2. 【請求項2】 前記バッファ部の直流電源電圧を第2の
    抵抗を介して、前記第1の複数の抵抗による分圧点に印
    加したことを特徴とする請求項1に記載の水晶発振回
    路。
  3. 【請求項3】 前記バッファ部は、直流電源の正極側に
    接続された第1のトランジスタと、該第1のトランジス
    タと接地間に接続された第2のトランジスタを有し、前
    記分圧点には、前記第1のトランジスタのコレクタ電圧
    又はベース電圧又は第2のトランジスタのベース電圧が
    第2の抵抗を介して印加されるか、又は第2のトランジ
    スタのコレクタ電圧又はエミッタ電圧が交流分除去回路
    を介して印加されることを特徴とする請求項2に記載の
    水晶発振回路。
JP1607897A 1997-01-30 1997-01-30 水晶発振回路 Pending JPH10215120A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072553A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Seiko Npc Corp 電圧制御水晶発振器
JP2008085856A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Mitsumi Electric Co Ltd 電圧制御型発振回路
JP2012095179A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Seiko Epson Corp 圧電発振回路、恒温型圧電発振器
JP2016019131A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 日本電波工業株式会社 電圧制御型発振器
US9537448B2 (en) 2015-02-04 2017-01-03 Seiko Epson Corporation Oscillator, electronic apparatus, and moving object

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