JPH10215064A - 弱耐熱性電子部品の実装方法 - Google Patents
弱耐熱性電子部品の実装方法Info
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Abstract
であっても、短時間で効率的に実装しながらも高く信頼
性を確保することのできる弱耐熱性電子部品の実装方法
を提供する。 【解決手段】回路基板8における部品を装着すべき全て
の基板電極18上に、通常の合金組成のクリームはんだ
10をコーティングする。一般電子部品9を所定の基板
電極18上のクリームはんだ10に装着してリフロー炉
に搬入することにより、一般電子部品9を回路基板8に
はんだ付けする。弱耐熱性電子部品1のはんだ付け用の
クリームはんだ10が溶融したのちに固まり状に固化し
てなる予備はんだ12に、弱耐熱性電子部品1のリード
端子1bを装着する。クリームはんだ10の融点以上の
高温に加熱した加熱ツール14を、予備はんだ12に接
触させて再溶融し、弱耐熱性電子部品1のリード端子1
bを回路基板8にはんだ付けする。
Description
なはんだの融点より低い弱耐熱性電子部品をはんだ付け
により回路基板上に実装する方法に関するものである。
実装するに際しては、回路基板における所定の基板電極
上にクリームはんだをスクリーン印刷法などにより印刷
し、そのクリームはんだ上に所要の電子部品をそれぞれ
装着し、この各種の電子部品が装着された回路基板をリ
フロー炉に搬入して加熱することによってはんだを溶融
させ、そののちに、固化させたはんだにより各電子部品
をそれぞれ基板電極にはんだ付けする手順で行われる。
が、それら電子部品のなかには、その性能や構造などに
よって耐熱限界が160℃程度と比較的低い弱耐熱性電
子部品が存在することがある。ところが、上述のリフロ
ー炉に搬入したときの電子部品の温度は通常200℃以
上まで上昇するので、弱耐熱性電子部品は、他の一般的
な電子部品と共にリフロー炉に搬入してはんだ付けする
と、熱により破壊されて電子部品としての所期の機能を
消失してしまう。したがって、弱耐熱性電子部品を他の
一般的な電子部品と共に回路基板上に混載する場合に
は、弱耐熱性電子部品のみをリフロー炉に搬入しない特
殊な手段ではんだ付けする必要がある。さらに、弱耐熱
性電子部品のなかには、図11および図12に示すよう
に、実装面積の縮小を目的としてリード端子1bを部品
本体1aに対し内方へ折り曲げた形態の弱耐熱性電子部
品1も存在し、このような弱耐熱性電子部品1の実装に
際しては、上記の熱的な制約条件に加えて、はんだ付け
作業が困難となる制約がある。
有する弱耐熱性電子部品1の実装に際して、一般的な電
子部品を予めリフロー炉によるはんだ付けにより実装し
たのちに、図11に示すように、糸はんだ2とはんだご
て3を用いて手作業によりはんだ付けする後付け工法
や、図12に示すように、Bi(ビスマス)などの低融
点はんだ合金を含有した、いわゆる低温はんだ4に弱耐
熱性電子部品1を装着して比較的低い温度のリフロー炉
7に搬入するはんだ付け工法が採用されていた。
の後付け工法では、弱耐熱性電子部品1の複数のリード
端子1bに対し一つずつ手作業によるはんだ付けを行わ
なければならないので、そのはんだ付けに要する作業時
間が長くなって生産タクトに悪影響を及ぼす問題があ
る。一方、低温はんだ4によるはんだ付け工法では、こ
の低温はんだ4が物理的に脆弱なものであるために、熱
サイクルや振動などによって回路基板8にストレスが加
わったときの低温はんだ4の耐久性が低く、はんだ付け
部分にクラックが発生し易いことから、信頼性が低い欠
点がある。
った弱耐熱性電子部品であっても、短時間で効率的に実
装しながらも高い信頼性を確保することのできる弱耐熱
性電子部品の実装方法を提供することを目的とするもの
である。
に、本発明は、耐熱限界が通常の合金組成のはんだの融
点より低い弱耐熱性電子部品を、耐熱限界が上記融点よ
り高い一般電子部品と共に回路基板上にはんだ付けによ
り実装する方法において、前記回路基板における部品を
装着すべき全ての基板電極上に、通常の合金組成のクリ
ームはんだを印刷法によりコーティングする工程と、前
記弱耐熱性電子部品を除く全ての一般電子部品を所定の
前記基板電極上のクリームはんだに装着し、この一般電
子部品を装着した前記回路基板をリフロー炉に搬入する
ことにより前記クリームはんだを溶融して、前記一般電
子部品を前記回路基板にはんだ付けする工程と、前記弱
耐熱性電子部品のはんだ付け用の前記クリームはんだが
前記リフロー炉への搬入により溶融したのちに固まり状
に固化してなる予備はんだに、前記弱耐熱性電子部品の
リード端子を装着する工程と、前記融点以上の高温に加
熱した加熱ツールを、弱耐熱性電子部品の部品本体およ
びリード端子に接触しないよう作動させて前記予備はん
だに接触させることにより、前記予備はんだを再溶融さ
せて前記弱耐熱性電子部品の前記リード端子を前記回路
基板にはんだ付けする工程と、を有していることを特徴
としている。
弱耐熱性電子部品のはんだ付けを、一般電子部品と同様
に通常の合金組成のクリームはんだを用いて行うので、
従来の低温はんだを用いてはんだ付けした場合のような
クラックが発生するおそれがなく、高い信頼性を確保で
きる。また、クリームはんだを一旦溶融して固化した予
備はんだの再溶融は、リフロー炉に搬入せずに、加熱ツ
ールを接触させることにより行うので、弱耐熱性電子部
品が熱の影響を受けて破壊するといったことが生じな
い。しかも、弱耐熱性電子部品をはんだ付けするための
クリームはんだを一般電子部品のはんだ付け用のクリー
ムはんだと共に一括して基板電極上にコーティングする
ことと、弱耐熱性電子部品を予備はんだに加熱ツールを
単に接触させることにより弱耐熱性電子部品のはんだ付
けを行えることとにより、従来の糸はんだとはんだごて
を用いた手作業によるはんだ付けに比較して、はんだ付
けに要する時間を大幅に短縮できる。
配置で突出した複数本のリード端子が内方へ折り曲げら
れてなる弱耐熱性電子部品を実装するに際して、回路基
板に、前記弱耐熱性電子部品の接続用の基板電極を、前
記リード端子の取付箇所より部品本体の外方へ延びる形
状に形成しておき、この各基板電極の各々の全体にクリ
ームハンダをコーティングして予備はんだを設け、単一
の加熱ツールを、前記各予備はんだにおける前記各リー
ド端子の装着箇所よりも外方側の各部分に同時に接触さ
せるようにした。
内方へ折れ曲がっているタイプの弱耐熱性電子部品であ
っても、リード端子の取付箇所よりも外方へ延びた基板
電極上の予備はんだに加熱ツールを接触させることによ
り、容易に、且つ迅速にはんだ付けすることができる。
それに加えて、部品本体から列状配置で突出している複
数のリード端子を、単一の加熱ツールの1回の作動によ
って同時にはんだ付けすることができ、生産タクトをさ
らに短縮できる効果を奏する。
からそれぞれ複数本のリード端子が列状配置で突出し、
且つ前記リード端子がそれぞれ内方へ折り曲げられてな
る弱耐熱性電子部品の実装するに際して、前記部品本体
の一側に列状配設した前記各リード端子がそれぞれ装着
されている各予備はんだに同時に接触できる一対の加熱
ツールを、前記部品本体の両側に所定の間隔で配置し
て、この両加熱ツールを、連動させることにより、前記
弱耐熱性電子部品の両側に配列された各リード端子に各
々対応する前記予備はんだに同時に接触するようにし
た。
内方へ折れ曲がっているタイプの弱耐熱性電子部品であ
っても、容易に、且つ迅速にはんだ付けできるのに加え
て、部品本体の両側からそれぞれ列状配置で突出してい
る複数のリード端子の全てを、一対の加熱ツールの1回
の連動によって同時にはんだ付けすることができ、生産
タクトをより一層短縮できる効果を奏する。
ルにおける一様な平坦面となった接触面を複数の予備は
んだに同時に接触させて前記予備はんだを溶融させると
きに、前記加熱ツールを、前記接触面が回路基板の表面
に対し所定間隙を越えて近接しないよう作動制御するこ
とが好ましい。それにより、加熱ツールが予備はんだを
押し潰さないので、加熱ツールの外側にはみ出て分離し
た予備はんだによるはんだボールの発生を確実に防止す
ることができる。
ルにおける一様な平坦面となった接触面を複数の予備は
んだに同時に接触させて前記予備はんだを溶融させると
きに、前記加熱ツールを、前記接触面からの突出部が回
路基板に当接するまで前記回路基板に近接させることに
より、前記接触面が前記回路基板の表面に対し前記突出
部の高さ寸法を越えて近接しないよう作動制御するよう
にした。
し潰すことによるはんだボールの発生を確実に防止する
ことができるとともに、その目的を達成するための加熱
ツールの作動を簡単な制御機構によりコントロールする
ことができる利点がある。
ルを、その接触面の長手方向の両側に配設した所定高さ
の突部状の一対の突出部が回路基板における複数の予備
はんだの配列の両端近傍箇所に当接するよう位置決めし
て作動させるようにした。それにより、生産タクトをよ
り一層短縮できる効果に加えて、はんだボールの発生を
防止するための加熱ツールの作動制御を簡単な構成によ
りコントロールできる。
ルを、その接触面に対し長手方向に沿って配設した小さ
な片状の突出部が回路基板における複数の予備はんだの
配列に対し弱耐熱性電子部品の外方側の近傍箇所に当接
するよう位置決めして作動させるようにした。
き、はんだボールの発生を防止するための加熱ツールの
作動制御を簡単な構成により達成できるのに加えて、加
熱ツールの接触により溶融した予備はんだが電子部品に
対し外方側へ漏れ出るのを確実に防止できる利点があ
る。
ルを、その長手方向に沿った当接面を回路基板における
複数の予備はんだの配列に対し耐熱性電子部品の外方側
の近傍箇所に当接するよう位置決めして作動させるとと
もに、前記当接面に対し前記電子部品の近接側に位置
し、且つ前記近接側に向かって前記回路基板との間隙が
大きくなるよう傾斜した傾斜接触面を予備はんだに接触
させて前記予備はんだを溶融させるようにした。
き、はんだボールの発生を防止するための加熱ツールの
作動制御を簡単な構成により達成でき、溶融した予備は
んだが電子部品に対し外方側へ漏れ出るのを確実に防止
できるのに加えて、溶融した予備はんだがリード端子に
沿って濡れ上がるのを円滑に且つ効果的に促進できる利
点がある。
態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本
発明に係る弱耐熱性電子部品1の実装方法の基本的な工
程図を示すもので、回路基板8に一般的な電子部品9と
リード端子1bが内曲げとなった弱耐熱性電子部品1と
を混載して実装する場合の工程を示している。先ず、
(a)に示すように、回路基板8の所定の基板電極(図
示せず)上にクリームはんだ10をスクリーン印刷法に
よりコーティングする。ここで、クリームはんだ10
は、一般電子部品9および弱耐熱性電子部品1の両はん
だ付け用として共に同じものが用いられ、例えば、62Sn
36Pb2Ag または63Sn37Pbなどのはんだ合金のはんだ粉末
を含有し通常の合金組成のものであって、融点は約18
0℃である。
子部品1を除く実装すべき全ての一般電子部品9を所定
箇所のクリームはんだ10上に既存の装着機(図示せ
ず)により装着し、この一般電子部品9を装着した回路
基板8を公知のリフロー炉に搬入して、リフロー炉内の
温度をクリームはんだ10の融点以上に上昇させる。そ
れにより、(c)に示すように、クリームはんだ10が
溶融し、そののちに固化してフィレット11が形成さ
れ、一般電子部品9のはんだ付けが完了する。このと
き、弱耐熱性電子部品1用のクリームはんだ10は、他
のクリームはんだ10と同様に同時に溶融し、そののち
に固化して、回路基板8上にはんだの固まりとなって、
いわゆる予備はんだ12が形成される。
付け品質の向上を図る目的でフラックス(図示せず)を
塗布したのちに、(d)に示すように、内曲げリード端
子1bを有する弱耐熱性電子部品1を予備はんだ12上
に装着する。なお、図示していないが、実用化に際して
は、認識機能付き装着機を用いて弱耐熱性電子部品1を
予備はんだ12に対し正確に位置合わせして装着すると
ともに、位置決めした弱耐熱性電子部品1が横方向へず
れるのを治具により防止し、且つその弱耐熱性電子部品
1の位置規制をはんだ付けが完了するまで継続すること
が好ましい。弱耐熱性電子部品1が予備はんだ12に装
着されると、押圧棒13が下降して弱耐熱性電子部品1
を予備はんだ12に押し付ける。この状態において、4
00℃程度に加熱された一対の加熱ツール14が、弱耐
熱性電子部品1の部品本体1aの両側の内曲げリード端
子1bがそれぞれ装着されている予備はんだ12に対し
上方で位置決めされたのちに、矢印で示すように降下す
る。
ル14の先端が予備はんだ12に接触すると同時に予備
はんだ12が再溶融するので、リード端子1bは、弱耐
熱性電子部品1の自重と押圧棒13による押圧力により
予備はんだ12内に沈み込んで回路基板8の基板電極に
接触するとともに、溶融した予備はんだ12がリード端
子1bに沿って濡れ上がる。そののちに、(f)に示す
ように、押圧棒13および加熱ツール14が矢印で示す
ように上昇すると、溶融した予備はんだ12が固化して
フィレット11が形成され、弱耐熱性電子部品1のはん
だ付けが完了する。
は、一般電子部品9と同様に通常の合金組成を有するク
リームはんだ10を用いてはんだ付けするので、従来の
低温はんだ4を用いる場合と異なり回路基板8にストレ
スが加わったときの耐久性に優れ、クラックが発生する
おそれがないことから高い信頼性を確保できる。また、
クリームはんだ10を一旦溶融して固化した予備はんだ
12の再溶融は、加熱ツール14を接触させることによ
り行う。このとき、加熱ツール14は部品本体1aおよ
びリード端子1bに対し接触することなくその近傍を移
動して予備はんだ12のみに接触するとともに、リフロ
ー炉に搬入しないことから、弱耐熱性電子部品1の部品
本体1aは熱の影響を受けて破壊することがない。
用のクリームはんだ10は一般電子部品9のはんだ付け
用のクリームはんだ10と共に一括して回路基板8に設
けておき(本実施の形態では同一のクリームはんだを用
いているが、一般電子部品9用のものと、弱耐熱性電子
部品1用のものとを別種のはんだとしてもよく、スクリ
ーン印刷を2工程で行ってもよい。)、一般電子部品9
のはんだ付けのためにリフロー炉に搬入したときに ク
リームはんだ10が溶融し、そののちに固化して予備は
んだ12となり、この予備はんだ12上に弱耐熱性電子
部品1を一般電子部品9と同様の手段で装着し、この予
備はんだ12に加熱ツール14を単に接触させることに
より弱耐熱性電子部品1のはんだ付けを行うので、従来
の糸はんだ2とはんだごて3を用いた手作業によるはん
だ付けに比較してはんだ付けに要する時間を大幅に短縮
できる。
形態について以下に説明するが、その何れの実施の形態
においても、基本的な工程は図1で説明した通りであっ
て、一部の具体的な手段が各々異なるだけであり、図1
と同様の効果を得ることができるものである。図2は第
1の実施の形態に用いる一対の加熱ツール14A,14
Aを示す下方から見た斜視図である。この加熱ツール1
4Aは、予備はんだ12への接触面17が一様な平坦面
になっており、回路基板8に対し接触面17が平行とな
るよう位置決めして図示しないはんだ付け装置に取り付
けられる。
の実施の形態における要部の工程を示し、同図の(a)
〜(c)は図1における(d)〜(f)の工程に対応
し、同図の(d)〜(f)はそれぞれ同図の(a)〜
(c)の右側面図である。回路基板8には、(a)に明
示するように、内曲げリード端子1bを有する弱耐熱性
電子部品1用を取り付けるための基板電極18が、リー
ド端子1bの取付位置から外方へ延びる形状に形成され
ており、この基板電極18の全面に予備はんだ12が設
けられる。したがって、予備はんだ12は、これの上面
部に装着されたリード端子1bよりも外方へ張り出した
状態に設けられており、加熱ツール14Aは、その接触
面17がリード端子1bから僅かに離間して予備はんだ
12の上記外方へ張り出した部分に対向し、且つ回路基
板8に平行になるよう回路基板8との相対位置を位置決
めしてはんだ付け装置に取り付けられている。この点に
ついては、後述する第2ないし第4の実施の形態におい
ても同様である。
ように、部品本体1aの両側にそれぞれ6本のリード端
子1bを備えた弱耐熱性電子部品1を実装する場合を例
示してあり、それに伴って各加熱ツール14Aは、それ
ぞれ6箇所の予備はんだ12に同時に接触できる長さの
接触面17を有している。
ように、上記の位置決めされた状態から真っ直ぐに降下
されて、(b)および(e)に示すように、その接触面
17が全ての予備はんだ12に同時に接触し、各予備は
んだ12は接触面17が接触した瞬間に溶融し、リード
端子1bは溶融した予備はんだ12に沈み込んで基板電
極18に接触する。それと同時に、溶融した予備はんだ
12がリード端子1bに沿って濡れ上がり、この予備は
んだ12が固化してフィット11が形成されると、
(c)および(f)に示すように、弱耐熱性電子部品1
のはんだ付けが完了する。
14Aの作動ストロークは装置に設けた制御ユニット
(図示せず)により制御される。すなわち、加熱ツール
14Aは、(b)および(e)に示すように、その接触
面17が回路基板8の表面に対し所定間隙Dとなる最下
点まで下降して2〜3秒停止したのちに上昇するよう制
御される。これにより、加熱ツール14Aの接触面17
が予備はんだ12を完全に押し潰さないので、後述する
はんだボールの発生を防止できる。なお、上記の所定間
隙Dは、0.03mm以上で0.1 mm以下に設定するのが好
ましく、それにより、はんだボールの発生を防止しなが
ら溶融した予備はんだ12をリード端子1bに効率良く
濡れ上がらせることができる。また、上記の所定間隙D
は、実際には接触面17と基板電極18との間の距離で
あるが、基板電極18は、同図において誇張して図示し
てあるが、無視できる厚さである。したがって、所定間
隙Dは接触面17と回路基板8の表面との間隙と見做し
て差し支えない。
4Aの接触面17がそれぞれ一列6箇所の全ての予備は
んだ12に同時に接触してこれを溶融させるので、はん
だ付けに要する時間は、従来の糸はんだ2とはんだごて
3を用いてリード端子bを一つずつはんだ付けする場合
に比較して1/10以下に短縮でき、約2〜3秒という極め
て短時間で一個の弱耐熱性電子部品1のはんだ付けを完
了することができる。
ツール14Aは、基板電極18を上記のように外方へ張
り出す形状としたことによってリード端子1bに接触す
ることなく予備はんだ12に接触するので、弱耐熱性電
子部品1は高温の加熱ツール14Aからの熱伝導を殆ど
受けることがなく、その電子部品としての機能に何ら悪
影響を及ぼさない。
加熱ツール14Aをその接触面17が回路基板8に直接
接触するまで下降させたと仮定した場合の不都合の発生
を説明する工程図である。加熱ツール14Aの接触面1
7が回路基板8に接触する際に、溶融した予備はんだ1
2は、押し潰されて、その一部がボール状となって加熱
ツール14Aの外側にはみ出て分離される。この分離さ
れた予備はんだ12の一部は、加熱ツール14Aが上昇
したときに、そのボール形状のままフィレット11から
離間した位置に付着して残留し、所謂はんだボール19
となる。このはんだボール19は、回路基板8の表面か
ら離脱して回路基板8上を転がると、電子部品1,9に
おける隣接するリード端子間を電気的に短絡するといっ
た不都合が発生するおそれがある。そのため、上記の第
1の実施の形態では、加熱ツール14Aの最下点をその
接触面17と回路基板8の表面とが所定間隙Dとなる位
置に設定して、はんだボール19の発生を効果的に防止
している。
熱ツール14B,14Bを示す下方から見た斜視図であ
る。この加熱ツール14Bは、予備はんだ12への接触
面17が一様な平坦面になっているのは第1の実施の形
態のものと同様であるが、その接触面17の長手方向の
両側に突部20がそれぞれ形成されている。上記突部2
0の接触面17からの高さDは、第1の実施の形態にお
ける所定間隙Dと同一に、つまり0.03mm以上で0.1 m
m以下に設定されている。この加熱ツール14Bは、第
1の実施の形態と同様に、回路基板8に対し接触面17
が平行となるよう位置決めしてはんだ付け装置に取り付
けられる。
の実施の形態における要部の工程を示し、同図の(a)
〜(c)は図1における(d)〜(f)の工程に対応
し、同図の(d)〜(f)はそれぞれ同図の(a)〜
(c)の右側面図である。加熱ツール14Bは、(a)
および(d)に示すように、第1の実施の形態で説明し
たと同様に位置決めされたのち、その状態を保ったまま
真っ直ぐに下降して、(b),(e)に示すように両側
の突部20が回路基板8の表面における予備はんだ12
の近傍箇所に接触して2〜3秒の間停止したのちに、
(c)および(f)に示すように上昇する。加熱ツール
14Bが予備はんだ12に接触してこれを溶融させると
きに、加熱ツール14Bの接触面17と回路基板8の表
面との間には、突部20の高さD分だけの間隙が生じ、
この間隙は第1の実施の形態における所定間隙Dと同一
であるから、第1の実施の形態と同様に、はんだボール
19の発生を防止しながら溶融した予備はんだ12をリ
ード端子1bに沿って効率的に濡れ上がらせることがで
きる。
性電子部品1の複数本(この実施の形態では12本)の
リード端子1bのはんだ付けを2〜3秒の短時間で同時
に行える。しかも、この実施の形態では、加熱ツール1
4Bをその接触面17が回路基板8の表面に当接するま
で下降させればよいので、第1の実施の形態のように加
熱ツール14Aの作動ストロークを制御ユニットにより
精密に制御する場合に比較して加熱ツール14Bの制御
機構を簡素化できる利点がある。
熱ツール14C,14Cを示す下方から見た斜視図であ
る。この加熱ツール14Cは、予備はんだ12への接触
面17が一様な平坦面になっているのは第1の実施の形
態のものと同様であるが、その接触面17における長手
方向の外方側の一辺に沿って突出小片21が形成されて
いる。上記突出小片21の接触面17からの高さDは、
第2の実施の形態の加熱ツール14Bの突部20の高さ
Dと同一に、つまり0.03mm以上で0.1 mm以下に設定
されている。この加熱ツール14Cは、第1の実施の形
態と同様に、予備はんだ12に装着された弱耐熱性電子
部品1のリード端子1bから僅かに外方へ離間し、且つ
回路基板8に対し接触面17が平行となるよう位置決め
してはんだ付け装置に取り付けられる。
の実施の形態における要部の工程を示し、同図の(a)
〜(c)は図1における(d)〜(f)の工程に対応
し、同図の(d)〜(f)はそれぞれ同図の(a)〜
(c)の右側面図である。加熱ツール14Cは、(a)
および(d)に示すように、第1の実施の形態で説明し
たと同様に位置決めされ、且つその状態を保ったまま真
っ直ぐに下降して、(b),(e)に示すように突出小
片21が回路基板8の表面における予備はんだ12の外
方側の近傍箇所に接触して2〜3秒の間停止したのち
に、(c)および(f)に示すように上昇する。加熱ツ
ール14Cが予備はんだ12に接触してこれを溶融させ
るときに、加熱ツール14Bの接触面17と回路基板8
の表面との間には、突出小片21の高さD分だけの間隙
が生じ、この間隙Dは第1の実施の形態の所定間隙Dと
同一であるから、第1の実施の形態と同様に、はんだボ
ール19の発生を防止しながら溶融した予備はんだ12
をリード端子1bに沿って効率的に濡れ上がらせること
ができる。
部品1の複数本のリード端子1bのはんだ付けを2〜3
秒の短時間で同時に行えるとともに、加熱ツール14C
をその接触面17が回路基板8の表面に当接するまで下
降させればよいので、第2の実施の形態と同様に、加熱
ツール14Bの制御機構を簡素化できる利点がある。
接触面17により押圧されて基板電極18から外方へ向
けはみ出ようとしても、これを突出小片21により確実
に阻止できる効果がある。
熱ツール14D,14Dを示す下方から見た斜視図であ
る。この加熱ツール14Dは、下端面に内側から外側に
向かって下り勾配に傾斜した傾斜接触面22が加熱ツー
ル14Dの長手方向に沿って形成され、この傾斜接触面
22の外側に沿って当接面23が形成されている。上記
傾斜接触面22の下端と当接面23との間の鉛直方向の
距離Dは、第2の実施の形態の加熱ツール14Bの突部
20の高さDと同一に、つまり0.03mm以上で0.1 mm
以下に設定されている。この加熱ツール14Dは、予備
はんだ12に装着された弱耐熱性電子部品1のリード端
子1bから僅かに外方へ離間し、且つ回路基板8に対し
当接面23が平行となるよう位置決めしてはんだ付け装
置に取り付けられる。
4の実施の形態における要部の工程を示し、同図の
(a)〜(c)は図1における(d)〜(f)の工程に
対応し、同図の(d)〜(f)はそれぞれ同図の(a)
〜(c)の右側面図である。加熱ツール14Dは、
(a)および(d)に示すように、第1の実施の形態で
説明したと同様に位置決めされ、且つその状態を保った
まま真っ直ぐに下降して、(b),(e)に示すように
当接面23が回路基板8の表面における予備はんだ12
の外方側の近傍箇所に接触して2〜3秒の間停止したの
ちに、(c)および(f)に示すように上昇する。加熱
ツール14Dの当接面23が回路基板8に当接したとき
に、予備はんだ12に接触してこれを溶融させる傾斜接
触面22と回路基板8の表面との間には、傾斜接触面2
2の勾配に応じて内方へ向かい順次大きくなる間隙が生
じ、この間隙の最大値は第1の実施の形態の所定間隙D
と同一であるから、第1の実施の形態と同様に、はんだ
ボール19の発生を防止できる。
〜(f)から明らかなように、弱耐熱性電子部品1の複
数本のリード端子1bのはんだ付けを2〜3秒の短時間
で同時に行え、さらに、加熱ツール14Dをその当接面
23が回路基板8の表面に当接するまで下降させればよ
いので、第2および第3の実施の形態と同様に、加熱ツ
ール14Dの制御機構を簡素化できる利点がある。それ
に加えて、回路基板8の表面に密着する当接面23によ
って溶融した予備はんだ12が基板電極18の外方へ向
かいはみ出ようとするのをより確実に阻止することがで
きるとともに、内方へ向かい上がり勾配となった傾斜接
触面22により、溶融した予備はんだ12がリード端子
1bに沿って濡れ上がるのを円滑に且つ効果的に促進す
ることができる効果がある。
性電子部品の実装方法によれば、弱耐熱性電子部品のは
んだ付けを通常の合金組成のクリームはんだを用いて行
うようにしたので、高い信頼性を確保できる。また、ク
リームはんだを加熱ツールの接触により溶融させるの
で、弱耐熱性電子部品が熱の影響を受けて破壊するとい
ったことが生じない。しかも、クリームはんだを一般電
子部品のはんだ付け用のクリームはんだと共に一括して
基板電極上にコーティングし、加熱ツールを単に接触さ
せることにより予備はんだを再溶融させてはんだ付けす
るので、はんだ付けに要する時間を大幅に短縮でき、生
産タクトを短縮できる。
装方法によれば、信頼性および生産タクトの向上に加え
て、リード端子が部品本体の内方へ折れ曲がっているタ
イプの弱耐熱性電子部品であっても、容易に、且つ迅速
にはんだ付けすることができる。さらに、複数のリード
端子を単一の加熱ツールの1回の作動によって同時には
んだ付けして、生産タクトをさらに短縮できる。
装方法によれば、リード端子が部品本体の内方へ折れ曲
がっているタイプの弱耐熱性電子部品であっても、容易
に、且つ迅速にはんだ付けできるのに加えて、部品本体
の両側からそれぞれ列状配置で突出している複数のリー
ド端子の全てを、一対の加熱ツールの1回の連動によっ
て同時にはんだ付けすることができ、生産タクトをより
一層短縮できる効果を得られる。本発明の請求項4の弱
耐熱性電子部品の実装方法によれば、加熱ツールをその
接触面が回路基板の表面に対し所定間隙を越えて近接し
ないよう作動制御するようにしたので、加熱ツールが予
備はんだを押し潰すことによるはんだボールの発生を確
実に防止することができる。
装方法によれば、はんだボールの発生を確実に防止する
ための加熱ツールの作動を、簡単な制御機構によりコン
トロールすることができる。
装方法によれば、生産タクトをより一層短縮できる効果
に加えて、はんだボールの発生を防止するための加熱ツ
ールの作動制御を簡単な構成によりコントロールでき
る。
装方法によれば、生産タクトをより一層短縮でき、はん
だボールの発生を防止するための加熱ツールの作動制御
を簡単な構成によりコントロールできるのに加えて、加
熱ツールの接触により溶融した予備はんだが電子部品に
対し外方側へ漏れ出るのを確実に防止できる本発明の請
求項8の弱耐熱性電子部品の実装方法によれば、生産タ
クトをより一層短縮でき、はんだボールの発生を防止す
るための加熱ツールの作動制御を簡単な構成によりコン
トロールでき、溶融した予備はんだが電子部品に対し外
方側へ漏れ出るのを確実に防止できるのに加えて、溶融
した予備はんだがリード端子に沿って濡れ上がるのを円
滑に且つ効果的に補助できる。
本工程を順に示す工程図。
部品の実装方法に用いる加熱ツールを示す斜視図。
明の第1の実施の形態の要部工程を示す工程図、(d)
〜(f)は(a)〜(c)の右側面図。
都合の発生を説明するための工程図。
部品の実装方法に用いる加熱ツールを示す斜視図。
明の第2の実施の形態の要部工程を示す工程図、(d)
〜(f)は(a)〜(c)の右側面図。
部品の実装方法に用いる加熱ツールを示す斜視図。
明の第3の実施の形態の要部工程を示す工程図、(d)
〜(f)は(a)〜(c)の右側面図。
部品の実装方法に用いる加熱ツールを示す斜視図。
発明の第4の実施の形態の要部工程を示す工程図、
(d)〜(f)は(a)〜(c)の右側面図。
視図。
す一部工程図。
Claims (8)
- 【請求項1】 耐熱限界が通常の合金組成のはんだの融
点より低い弱耐熱性電子部品を、耐熱限界が上記融点よ
り高い一般電子部品と共に回路基板上にはんだ付けによ
り実装する方法において、 前記回路基板における部品を装着すべき全ての基板電極
上に、通常の合金組成のクリームはんだを印刷法により
コーティングする工程と、 前記弱耐熱性電子部品を除く全ての一般電子部品を所定
の前記基板電極上のクリームはんだに装着し、この一般
電子部品を装着した前記回路基板をリフロー炉に搬入す
ることにより前記クリームはんだを溶融して、前記一般
電子部品を前記回路基板にはんだ付けする工程と、 前記弱耐熱性電子部品のはんだ付け用の前記クリームは
んだが前記リフロー炉への搬入により溶融したのちに固
まり状に固化してなる予備はんだに、前記弱耐熱性電子
部品のリード端子を装着する工程と、 前記融点以上の高温に加熱した加熱ツールを、弱耐熱性
電子部品の部品本体およびリード端子に接触しないよう
作動させて前記予備はんだに接触させることにより、前
記予備はんだを再溶融させて前記弱耐熱性電子部品の前
記リード端子を前記回路基板にはんだ付けする工程と、 を有することを特徴とする弱耐熱性電子部品の実装方
法。 - 【請求項2】 部品本体から列状配置で突出した複数本
のリード端子が内方へ折り曲げられてなる弱耐熱性電子
部品の実装方法であって、 回路基板に、前記弱耐熱性電子部品の接続用の基板電極
を、前記リード端子の取付箇所より部品本体の外方へ延
びる形状に形成しておき、この各基板電極の各々の全体
にクリームハンダをコーティングして予備はんだを設
け、 単一の加熱ツールを、前記各予備はんだにおける前記各
リード端子の装着箇所よりも外方側の各部分に同時に接
触させるようにした請求項1に記載の弱耐熱性電子部品
の実装方法。 - 【請求項3】 部品本体の両側からそれぞれ複数本のリ
ード端子が列状配置で突出し、且つ前記リード端子がそ
れぞれ内方へ折り曲げられてなる弱耐熱性電子部品の実
装方法であって、 前記部品本体の一側に列状配設した前記各リード端子が
それぞれ装着されている各予備はんだに同時に接触でき
る一対の加熱ツールを、前記部品本体の両側に所定の間
隔で配置して、 この両加熱ツールを、連動させることにより、前記弱耐
熱性電子部品の両側に配列された各リード端子に各々対
応する前記予備はんだに同時に接触するようにした請求
項2に記載の弱耐熱性電子部品の実装方法。 - 【請求項4】 加熱ツールにおける一様な平坦面となっ
た接触面を複数の予備はんだに同時に接触させて前記予
備はんだを溶融させるときに、前記加熱ツールを、前記
接触面が回路基板の表面に対し所定間隙を越えて近接し
ないよう作動制御するようにした請求項2または請求項
3に記載の弱耐熱性電子部品の実装方法。 - 【請求項5】 加熱ツールにおける一様な平坦面となっ
た接触面を複数の予備はんだに同時に接触させて前記予
備はんだを溶融させるときに、前記加熱ツールを、前記
接触面からの突出部が回路基板に当接するまで前記回路
基板に近接させることにより、前記接触面が前記回路基
板の表面に対し前記突出部の高さ寸法を越えて近接しな
いよう作動制御するようにした請求項2または請求項3
に記載の弱耐熱性電子部品の実装方法。 - 【請求項6】 加熱ツールを、その接触面の長手方向の
両側に配設した所定高さの突部状の一対の突出部が回路
基板における複数の予備はんだの配列の両端近傍箇所に
当接するよう位置決めして作動させるようにした請求項
5に記載の弱耐熱性電子部品の実装方法。 - 【請求項7】 加熱ツールを、その接触面に対し長手方
向に沿って配設した小さな片状の突出部が回路基板にお
ける複数の予備はんだの配列に対し弱耐熱性電子部品の
外方側の近傍箇所に当接するよう位置決めして作動させ
るようにした請求項5に記載の弱耐熱性電子部品の実装
方法。 - 【請求項8】 加熱ツールを、その長手方向に沿った当
接面を回路基板における複数の予備はんだの配列に対し
耐熱性電子部品の外方側の近傍箇所に当接するよう位置
決めして作動させるとともに、前記当接面に対し前記電
子部品の近接側に位置し、且つ前記近接側に向かって前
記回路基板との間隙が大きくなるよう傾斜した傾斜接触
面を予備はんだに接触させて前記予備はんだを溶融させ
るようにした請求項2または請求項3に記載の弱耐熱性
電子部品の実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01657397A JP3709036B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 弱耐熱性電子部品の実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01657397A JP3709036B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 弱耐熱性電子部品の実装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10215064A true JPH10215064A (ja) | 1998-08-11 |
JP3709036B2 JP3709036B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=11920041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01657397A Expired - Fee Related JP3709036B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 弱耐熱性電子部品の実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3709036B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100676353B1 (ko) * | 2000-10-26 | 2007-01-31 | 산요덴키가부시키가이샤 | 혼성 집적 회로 장치의 제조 방법 |
JP2008108992A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Fujitsu Ltd | 光モジュール製造方法及び製造装置 |
JP2008311349A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Nippon Avionics Co Ltd | 電子部品の半田付け方法および半田付け装置 |
JP2009527115A (ja) * | 2006-02-16 | 2009-07-23 | ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール | コンポーネントを順序付けて固定することによる電子モジュールの生産方法 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP01657397A patent/JP3709036B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008108992A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Fujitsu Ltd | 光モジュール製造方法及び製造装置 |
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