JPH10214296A - 作業プロセスの表現を生成する方法 - Google Patents

作業プロセスの表現を生成する方法

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JPH10214296A
JPH10214296A JP31476097A JP31476097A JPH10214296A JP H10214296 A JPH10214296 A JP H10214296A JP 31476097 A JP31476097 A JP 31476097A JP 31476097 A JP31476097 A JP 31476097A JP H10214296 A JPH10214296 A JP H10214296A
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grammar
rule
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JP31476097A
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Remo Pareschi
パレッシー レモ
Natalie Glance
グランス ナタリー
Daniele Pagani
パガーニ ダニエル
Jean-Marc Andreoli
マルク アンドレオリ ジャン
Stefania Castellani
カステラーニ ステファニア
Gunnar Teege
テージ ギュナール
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Original Assignee
Xerox Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0633Workflow analysis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用プロセス構造文法(GPSG)を使用し
て作業の融通性のある表現を生成することにより、組織
的プロセスを調整する作業フロー手法を提供することで
ある。 【解決手段】 本手法は、実際に、因果的に関係ない
が、情報を共用するタスクの協調面で横に、そして因果
的に依存する活動の調整面で縦に、作業が徐々に進展す
ることを考慮に入れている。プロセスのモデル化は、
(1)ドキュメントとタスクを互いにデュアルとみなし
て、横の協調をとらえること、および(2)制約を利用
して、プロセスのための規則ベースの生成文法のフレー
ムワークの中で関連する活動とドキュメントとのソフト
な依存関係を表現することで、縦の調整を扱うことが必
要である。これにより、従来の作業フロー手法におい
て、作業プロセスを時間的に鎖でつながれた1本の線に
沿って展開するとみなすことから生じる硬直性がいくぶ
ん緩和される、すなわち避けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組織的プロセスを調整
する技術に関し、より詳細には、汎用性プロセス構造文
法( Generalised Procss Structure Grammers (GPS
G))を使用して、融通性のある作業プロセスの表現、
シミュレーション、およびエンアクトメント(en-actme
nt) を行うデータ処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】組織内で、一般にネットワークデータ処
理プラットホーム上で実行されるプロセスの例は数多く
ある。個人または部門は入力または呼出し(invoke)行為
(タスク)をネットワークデータ処理プラットホーム上
で行う。たとえば、ディレクタに対する月例報告書を作
成する必要があるかもしれない。その場合、3つの部門
のそれぞれが報告書の一部を担当する。第1マネージャ
は報告書に挿入する要約を作成し、第2マネージャは報
告書をディレクタに渡す前に最終バージョンの報告書の
承認を指示する(または報告書を却下し、変更に関する
命令と一緒に第1マネージャに戻す)。
【0003】ペトリ・ネット(Petri nets)やそれらのバ
リエーションに基づいた活動など、組織内の活動の調整
に関する幾つかの従来の手法に伴う問題は、それらが、
定刻前に選択肢とタスクの割当てをそろえて全プロセス
を明示することを企画者に要求していることである。
【0004】活動の調整に関する作業フロー手法は非常
に興味のあるものであるが、それらの組織的プロセスモ
デルに融通性のないことが欠点である。それらの手法お
よびそれらの欠点は、英国特許出願第96−2395
4.6号(以下“参考文献1”と呼ぶ)に論じられてい
る。
【0005】共同作業に関する作業フロー手法と対置す
るのは、多数のコンピュータ支援共同作業(CSCW)
システムたとえばグループエディタや共用作業空間(こ
れらは組織の状況の表現や目標を意図的に欠いている)
である。それらは、参考文献1に論じられている。
【0006】プロセス/行為文法に基づくCSCW手法
が提案されている。たとえば、 Bowers, J. and Church
er, J. “Local and Global Structuring of Computer
Mediated Communication: Developing Linguistic Per
spectives on CSCW in COSMOS ”, Proc. of 2nd Conf.
on Computer-Supported Co-operative Work, Portlan
d, Oregon, 1988 )を参照されたい。
【0007】既知のシステムの別の問題点は、参考文献
1に論じられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】融通性のない作業の表
現が埋め込まれていなく、かつ調整努力の技術的支援に
関するユーザのニーズが知らされるシステムが求められ
ていることは明らかであろう。つまり、融通性のある作
業の表現が埋め込まれたシステムが要望されている。表
面上、説明したCSCWシステムによって提供される調
整メカニズムは、ドキュメントの共用や改訂によって容
易になる組織化されていない作業から、ドキュメントに
付属する半組織化されたルート、組織化された活動指向
プロセスに及ぶ領域に適合するように見える。しかし、
現在まで、CSCWシステムすなわち作業表現の数学的
表現は、全領域を広げることができず、いつプロセス表
現を明示するか、詳しさをどの程度にするか、および調
整をどの範囲まで支援システムに任すべきかについての
選択を作業者に完全に委ねている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、規則、オブジ
ェクト、特徴(feature) 、および制約(constraint)に基
づいて、プロセス文法手法によって、作業を表現し、シ
ミュレートし、エンアクト(enact)する方法および装置
に関するものである。
【0010】より詳細には、本発明は、各オブジェクト
が複数の特徴(feature) を有する複数のオブジェクトを
包含する作業プロセスの表現を生成するように、データ
処理装置において実施される、作業プロセスの表現の生
成方法を提供する。本発明の方法は、(a)複数のユー
ザ入力を受取るステップであって、少なくとも1つのユ
ーザ入力が第1オブジェクトを示し、少なくとも1つの
ユーザ入力が前記第1オブジェクトと1つまたはそれ以
上の他のオブジェクトとの間の関係を定義する規則を示
し、前記の規則又は各規則が前記オブジェクトの1つの
オブジェクトの特徴と前記他のオブジェクトの中の少な
くとも1つのオブジェクトの特徴とによって満足させら
れる制約を含んでいる、複数のユーザ入力の受取りステ
ップと、(b)前記ステップ(a)で得られた前記規則
又は各規則から前記表現を定義する文法をコンパイルす
るステップとから成ることを特徴とする。
【0011】本発明は、さらに、請求項2及び請求項3
に記載した方法を提供する。
【0012】本発明は、作業の表現を生成する文法的規
則と、複雑な作業アーチファクトを表現し、文脈フリー
文法の基本的能力を増強する特徴制約(feature constr
aints ) を組み入れたフレームワークを使用することが
好ましい。このフレームワークは作業プロセスに関する
文法的手法を一般化するもので、汎用性プロセス構造文
法( Generalised Process Structure Grammars ( GP
SG))と呼ばれる。処理/行為文法の背後に、この文
章を英文法と英語辞書の規則に従って作成したように、
一組の規則とプロセスオブジェクトから作業プロセスの
定義を作成することができるという考えがある。モデル
化のオープン性を高めるGPSGの特徴は、(1)プロ
セス文法手法の動的な生成、(2)活動とドキュメント
間のソフト依存関係を記述する制約に準拠した表現の自
由、および(3)活動とドキュメント間の二重性の考え
である。実際問題として、GPSGを使用して融通性の
ない作業モデルを融通性のある作業モデルと同程度に容
易に符号化することができるが、以下のB節から判るよ
うに、GPSGは、一般的な組織化されたドキュメント
に対する多数の人々の相互依存活動を調整する複雑なマ
ルチオーサリングプロセスを表現するのに必要な融通性
を有している。
【0013】本発明の好ましい実施例に係る方法および
装置では、新しい規則を追加し、既存の規則を除去する
ことができる。この利点は、オープンなプロセス定義が
可能であり、かつサブプロセスの局所的なケースバイケ
ースの定義の蓄積を通じて増分的プロセス設計が許され
ることである。対照的に、伝統的なモデル化手法は、全
体として定義し、修正しなければならないテンプレート
として全作業表現を使用している。
【0014】ドキュメントと活動の二つ(デュアル)の
表現を提供することが好ましい。すなわち、規則は、活
動をどのように多数の部分活動に細分されるか、またド
キュメントがどのように多数のサブドキュメントに細分
されるかを定義することができる。いずれにせよ、活動
状態とドキュメント状態との依存関係と、ドキュメント
の部分とそのらの関連する活動との依存関係を明示する
ために、制約が使用される。
【0015】融通性のあるすなわちソフトな時間的依存
関係は、幾つかのやり方で(活動間の臨時の依存関係に
よって;ドキュメント状態に基づくトリガーによって;
およびドキュメントの部分間の情報的依存関係によっ
て)達成することができる。利点は、プロセス定義、そ
れによる伝統的な作業フローシステムによって強制され
た固定された全体順序である。
【0016】さらに別のの利点は、本発明が、タスクや
ドキュメントの表現と、表現することが可能なそれらの
間の依存関係の種類を増やすことである。これを解決す
る鍵は、実際の作業実行の複雑なソフトな依存関係を記
述するために制約を使用することである。制約は行為の
ための可能性を制限することを本発明の基礎をなす公式
言語で呼び出すことができるけれども、制約は許された
一組の可能性(行為のための時間に達した時ある選択に
まとまる)を記述している。
【0017】前に言及した Bowers and Churcher の論
文に開示されている手法とは対照的に、本発明に従っ
て、特徴制約は、さらに、プロセス活動とアーチファク
トの細かい構造と、それらがどのように相互に関連して
いるかを記述するのに使用される。本発明のもう 1つの
利点は、特徴オブジェクトをオブジェクト指向プログラ
ミング方式で、継承(inheritance)階層で、組織化でき
ることである。従って、ここに記載した実施例がプロセ
スモデルの増分的実行時改良を解決する制約の動的特徴
を目指しているが、特徴制約を使用してプロセスのオブ
ジェクト指向ライブラリを構築できることは、この分野
の専門家には理解されるであろう。
【0018】最後に、主に活動指向かまたはドキュメン
ト指向のどちらかである現在の作業プロセスモデル化・
エンアクトメントツールと対比して、本発明の基礎をな
す手法に従って、活動とドキュメントを共に同じ状態と
仮定する。発明の基礎をなすGPSGの数学的表現で
は、活動とドキュメントは互いにデュアルとみなすこと
ができる。第1のディメンションに沿って、プロセスを
持続性のある、かつ長寿命のコンポーネント同時活動に
分割することができる。第2のディメンションに沿っ
て、ドキュメントとサブドキュメントの進展によってプ
ロセスを部分的に表現することができる。活動とドキュ
メントの相補的対話は、より豊かなプロセスの表現を考
慮に入れている。活動がドキュメントの生成と修正をト
リガーする。そしてドキュメントの状態が新しい活動を
可能にし、かつ休止状態の活動を再び目覚めさせる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。図1には、ここに説明する方法を
実施する本発明の一実施例に係るネットワークドキュメ
ント処理装置100が示される。このシステムはこの分
野の専門家には周知である。従って、その詳しい説明は
省略する。これ以上の情報については、ヨーロッパ特許
出願公開第772,857号(EP−A−772,85
7)の図1を参照すると、システム100が説明されて
いるので参照されたい。
【0020】A.GPSGの数学的表現 この節では、発明の基礎をなすGPSGの数学的表現を
いくつかの簡単な例を参照して説明する。
【0021】伝統的な作業フローシステムは、ユーザが
プロセステンプレートを定義することを許すプロセス記
述言語(PDL)を有している。システムは、ユーザが
プロセステンプレートをインスタンス生成(instantiat
e)し、プロセスインスタンスを実行することを許す。そ
のような作業フローシステムと本発明の手法との相違点
は、 Ref1に(詳細には表1を参照して)論じられてい
る。
【0022】本発明の基礎をなすGPSG手法は独特で
ある(表1参照)。ユーザがプロセステンプレートを定
義したいとき、ユーザはプロセスオブジェクト(たとえ
ば活動、ドキュメント、役割)の辞書と、それらを結び
付ける規則を明示するプロセス文法を作る。プロセスイ
ンスタンスは、シミュレーションまたはエンアクトメン
トの際にプロセス文法から生成されたあらゆる適法な語
句である。確かにプロセス文法テンプレートは、プロセ
ス空間、潜在的に無限の数のプロセスインスタンスを定
義する。その結果、企画者が活動や事象の正確な順序
(および代案)でなく、何が許されるかと何が許されな
いかを定義するプロセスの制約と規則を明示することが
できるので、GPSGの数学的表現に基づいた作業表現
の融通性は非常に大きくなる。プロセス仕様の融通性
は、制約(文法規則によって除外されないすべてのもの
が考えられる)の否定から生まれる。対照的に、PDL
フレームワークの中では、プロセスインスタンスは条件
付き分岐ステートメントの間で選択することによって選
ばれる。
【0023】プロセス空間の概念にデカルト・メタファ
(Cartesian metaphor) を適用することによって、規則
は軸を定義すること、そして制約は曲線を刻むことと考
えることができる。2つの主要な規則のカテゴリー(活
動中心の規則とドキュメント中心の規則)がある(この
分野の専門家には、多くの他の規則形式、たとえば役割
中心の規則があり得ることを理解されるであろう)。活
動中心の規則は、どのように、どんな条件の下で、目標
(タスク)を副目標(サブタスク)に細分されるかを記
述する。たとえば、午前中に作業を始めるという目標
は、起床すること、洗面すること、食事をすること、お
よび職場まで運転することに細分することができる。こ
れらの各目標は追加の規則を用いてさらに細分すること
ができる。活動間の依存関係は、たとえば、ある人は空
腹のときに食べるだけであり、天候が悪いときだけ運転
することであるかも知れない。同様に、ドキュメント中
心の規則は、どのうよにドキュメントがサブドキュメン
トに細分されるかを記述する。たとえば、地方新聞は、
適当な写真や図解を伴うニュース、記事、社説、および
コラムから成っている。構造的な依存関係は、別ページ
に続く小説を伴うように社説や写真を追加するが、全体
的な行制限を維持するため別の記事を削除することを含
んでいるかもしれない。
【0024】活動とドキュメントは共に、特徴構造(fe
ature structure)、すなわち以下のA.2節においてよ
り詳しく説明する一組の特徴すなわち属性値対によって
記述されたオブジェクトである。特徴値(feature valu
e)はそれ自身が特徴オブジェクトであってもよい。オブ
ジェクト間の相互依存関係は、以下のA.1節において
説明する特徴制約を用いて記述される。
【0025】A.1 制約 計算上の制約は、2つの性質((1)プロセス定義の際
にでなく、実行時に分解することができる。(2)変数
がある範囲の値をとることを許す。)を有する変数間の
関係である。たとえば、伝統的な作業フローシステムに
おいては、2つの活動AとBとの依存関係(図2
(a))は、通例、図2(b)の変数割当てによって表
現される。 B.start は活動Bが始まる時間であり、
A.end は活動Aが終わる時間である。変数の割当ては
常に同じ方向に計算される(B.startにA.end の値が
割り当てられる)。
【0026】しかし、図3に示すように、制約を使用し
てより大きな融通性を得ることができる。最初にどの変
数がインスタンス生成されたかに従って、左から右へ、
または右から左へ第1制約を分解することができる。
“task pushed ”実行モードの場合は、活動Aが仕上げ
られ、“A.end” がインスタンス生成され、その値が
“B.start”に割り当てられ、その後に活動Bが始ま
る。しかし、≧演算子であるので(図3において制約
1)、活動Bは直ちにまたは一定の時間遅れの後、開始
することができる。代わりに、実行モードが“ goal-pu
shed”の場合には、最終期限が迫ってきているので(図
3の制約2と3)、“B.end”をインスタンス生成する
ことができる。すなわち、“B.start”の値が“A.en
d”に割り当てられ、Aが実行される。
【0027】従って、制約を使用することにより、タス
クとドキュメント間の依存関係をより弾力的に定義する
ことができる。伝統的な作業フローシステムはタスクの
時間的重複を許さない。代わりに、これらのシステムは
タスクの時間的線形表現(あるタスクはその先輩タスク
が仕上がるまで開始することができない)か、またはタ
スクの完全同時処理のどちらを強制する。本発明におい
て使用されるように、制約によって、「文献検索が始ま
った後はいつでも論文に関する作業を開始することがで
きる」などの考えを容易に符号化することができる。
【0028】同様に、論文の序論を書くことは Daniele
または Remo がしなければならないと言う代わり
に、序論を書くことは著者の中の誰か、または木曜日を
除き、Natalie 以外のどの著者がしてもよいと規定す
ることができる。この種の制約は、それを引き受けるこ
とができない人を単に述べることによって、タスクを逐
行できる人を暗に示すことができる。
【0029】現在の作業フローシステムは、タスクの割
当てとタイミング、ドキュメントのルーチングと構造に
ついて硬直した考えを持っており、それがプロセス定義
の適応性を現在の状況に、かつその場限りのプロセス変
更に制限している。制約の面でそれらの能力を比較し
て、それらのシステムは限定された制約たとえば同等性
(equality) だけを使用していると言うことができる
(タスクは、ある一定の時間にだけ、あるいはある他の
タスクが終了したあとにだけ、一定の人または一定のグ
ループの人達の中の一人によって行われる)。別種の制
約たとえば非同等性(inequality)(10時以降の任意の
時間にタスクを始める)や、論理和 (disjunction) (タ
スクはマネージャ以外のだれが行ってもよい)を追加す
ることによって、プロセス定義の表現性を大幅に高める
ことができる。
【0030】より一般的に、本発明の基礎をなすGPS
G手法は、拡大した一組の制約を使用して、何時、どん
な条件の下でプロセス文法規則がファイアされるか(ま
たはファイアされないか)を弾力的に明示する。制約は
活動のタイミング、資源(人、コンピュータ、マシン)
のスケジューリング、ドキュメントの構造、およびドキ
ュメントへのアクセス管理を、プロセス変化と承認され
たルーチンをキャプチャーするやり方で管理することが
できる。
【0031】A.2 特徴 オブジェクトの特徴は制約と共同して、使用される規則
が、タスクとドキュメントがどのようにサブタスクとサ
ブドキュメントに細分されるかばかりでなく、それらの
サブ部分がどのように相互依存関係の比較的目のつんだ
(または目のゆるい)織物(ウェブ)に織り交ぜられる
かを記述することを許す。たいてい、特徴の意味(sema
ntics=セマンティクス)は、規則のローカル文脈から明
らかになる。しかし、定義がオブジェクトと規則にまた
がって変わらない一組の特徴を持つことは非常に役に立
つ。詳しく述べると、活動オブジェクトの doc 特徴と
ドキュメントオブジェクトの task 特徴は、タスクベー
スの規則とドキュメントベースの規則の間に二重性(du
ality)を確立することの中核をなしている。これら2つ
の関連する特徴はドキュメントの状態遷移とそのタスク
デュアルの状態遷移との相互の結び付きを確立する。図
4は、ある活動状態と別の活動状態の間、およびあるド
キュメント状態と別のドキュメント状態の間の許される
遷移を示し、さらに二重対の一方の状態遷移がどのよう
に対の他方の状態遷移に結び付くかをおおざっぱに示
す。(ドキュメントが1つ以上のタスクと対になってい
る場合や、タスクが1つ以上のドキュメントと対になっ
ている場合には、相互の結び付きはより複雑になる。)
【0032】さらに詳しく述べると、活動の doc 特徴
はタスクに関連するドキュメントに対するポインタであ
る。タスクが可能にされると、まだ存在していなけれ
ば、ドキュメントが生成される。同様に、ドキュメント
の task 特徴はドキュメントに関連する活動に対するポ
インタである。ドキュメントが生成されたあと、まだ可
能にされていなければ、すなわちアクティブでなけれ
ば、タスクは可能になる。ドキュメントの新しいバージ
ョンがリリースされたあと、まだ可能にされていなけれ
ば、すなわちアクティブでなければ、活動は再び可能に
される。活動対ドキュメント間の二重性の重要な副作用
は、上位タスクの準備完了か、または上位ドキュメント
の生成のどちらかによって共同製作プロセスが開始する
とみなせることである。従って、GPSGフレームワー
クは活動でトリガーされるプロセスと、ドキュメントで
トリガーされるプロセスの両方をモデル化することがで
きる。以下のB節のプロセスの例は、タスクベースの規
則とドキュメントベースの規則の二重性を特に強調して
いる。
【0033】活動オブジェクトとドキュメントオブジェ
クトは共に、内部に維持された状態特徴(オブジェクト
の状態の変化の時間記録を示す)を有している。事前に
定義された活動の他の特徴は、role (タスクを遂行でき
るユーザのグループ) 、duration (タスクの推定期間)
、begin ( タスクの開始日付) 、および end (タスク
の終了日付) である。事前に定義されたドキュメントの
特徴には、 version (ドキュメントの増分バージョンの
時間記録) 、 group (ドキュメントを生成する/修正す
ることが許された人)、 length ( ドキュメントの長
さ、たとえばバイトまたはページ)、parent (親ドキュ
メントに対するポインタ) 、および contents ( ドキュ
メントの物理的内容に対するポインタ) が含まれる。
【0034】タスクおよびドキュメントのその他の特徴
は、以下のA.3節において論じているように、制約と
共同して、階層的分岐、繰り返し、及び条件付き規則
(その例はB節に記載してある)を許可し、そして最終
期限、ページ制限、及び役割の割当てを強制するよう
に、規則のローカル文脈において暗に定義されている。
【0035】A.3 サンプル文法規則 以下のサンプル文法規則は、基本的な重要活動とドキュ
メントの相互依存関係をプロセス文法規則を用いて表現
できるやり方を提示するために使用される。
【0036】A.3.1 活動中心の規則:時間的依存
関係 図5は、(a)タスクの同時実行;(b)タスクの順序
付け;(c)タスクの重複;および(d)最終期限の順
守をどのように表現するかを示すために使用される活動
中心の規則(規則にとってローカルな変数は頭文字で識
別される)の例を示す。規則の本体は、タスク“ goal
”( 規則の頭部) が task 1 と task 2( 規則の尾部)
を実行することから成っていることを主張する。頭部は
厳密に1つのタスクから成っていなければならないのに
対し、尾部は任意の多数のサブタスクを含むことができ
る。さらに、暗黙の時間的順序付けは存在しない。すな
わち、アプリオリに task 1 と task 2 は同時実行であ
る。特徴はコンポーネントタスクをさらに詳しく記述す
る。また、特徴を使用して、あるタスクから別のタスク
へ、またある規則から別の規則へ、値を手渡してタスク
の進展を強制することができる。
【0037】記号“::”は規則に関する(任意の多数
の)制約から規則の本体を分離する。テンプレートの2
つの制約は、規則がどのように、どんな条件の下で行動
することができるかを制限する。第1の制約は task 2
が開始することができる前に task 1 を仕上げることを
強制する。代わりに、この制約を「 task 1 が task 2
をトリガーする」で置き換えることができるであろう。
これは task 1 が開始した後はいつでも task 2 が開始
することをより漠然と許す。第2の制約は“ goal ”に
対し直接に、そしてコンポーネントサブタスクに対し暗
に最終期限を暗に強制する (命令によって、サブタスク
は親タスクが開始した後に開始し、親タスクが終了する
前に終了しなければならない)。
【0038】A.3.2 ドキュメント中心の規則:構
造的依存関係 図6は、意味(セマンティク)の差が解釈の中に埋もれ
ているため表面上活動中心の規則と非常に似ているよう
に見えるドキュメント中心の規則の例を示す。その類似
性はタスク中心の規則とドキュメント中心の規則の二重
性を強調する。この例を使用して、(a)ドキュメント
の分解、(b)タスクがドキュメントをトリガーするこ
と、(c)ドキュメントの改訂、および(d)ページ制
限の強制をどのように表現するかを明らかにする。
【0039】この規則の本体は、 paper(論文)ドキュ
メントが、3つの部分 (intro (序論 )、body (本文)
、conclusion (結論) ) に分解することを主張する。
もう一度繰り返すと、規則の頭部は厳密に1つのドキュ
メントオブジェクトから成り、尾部は任意の多数のサブ
ドキュメントから成っている。しかし、活動中心の規則
はタスクと時間的依存関係に向けられているが、ドキュ
メント中心の規則はデータと構造的依存関係に向けられ
ている。
【0040】デフォルトによって、すべてのサブドキュ
メントを同時にアクセスすることができる。しかし、こ
の例の場合、第1の制約は結論を生成することができる
前に本文の最終バージョンが完成すべきことを強制す
る。「precedes(先行する) 」制約は2つのドキュメン
トの二重タスクの厳密な順序化をもたらす。すなわち、
サブドキュメント body が完成すると (すなわち、二重
タスク wrBody が仕上がる) 、 conclusion サブドキュ
メントが生成される (転じて、いつでもアクティブにな
ることができる二重タスク wrBody を可能にする)。第
2の制約はドキュメントの全長に関する物理的制限を強
制する。
【0041】代わりに、本文および結論に関する作業が
並列に、しかし調整されたやり方で進行できるようにし
たい場合は、図6の第1制約を“body triggers concl
(本文が結論をトリガーする) ”で置き換えることがで
きる。上記の制約は、サブドキュメント body に関する
作業が開始したときはいつでも、サブドキュメント con
clusion に関する作業を開始することを許し、さらに2
つの努力がどのように調整されるかを定義している。す
なわち、図7に示すように、本文の新しい改訂バージョ
ンがそのオーナーによってリリースされたときはいつで
も、それは結論のオーナーにとって利用可能になる。
【0042】転じて、このことは wrConcl ( conclusio
n サブドキュメントに対する二重のタスク) に影響を及
ぼす。すなわち、もしタスクが非活動またはペンディン
グ中であれば、タスクはそのとき可能になる。このメカ
ニズムによって、ドキュメント内の変更は長命の活動の
再活動化をもたらすことができる。既存の作業フローシ
ステムでは、ドキュメントの状態に基づいて再び目覚め
る長命のタスクを表現することができないと思われる。
【0043】B.例プロセス文法:マルチオーサリング モデル化プロセスに関する規則の使用と特徴制約をさら
に詳しく説明するために、図8及び図9に、研究論文の
共同マルチオーサリングのためのプロセス文法のセグメ
ントを示す。マルチオーサリングプロセスは、複雑な組
織化されたドキュメントを共用する多くの行為者(多く
の役割をもつ)を必要とするプロセスの多くの調整問題
を例を挙げて説明する。
【0044】マルチオーサリングプロセスには多くの可
能な代替シナリオがある。本節のモデル化されたシナリ
オは、研究論文を共同執筆すること、そのあとに事前審
査員へ提出すること、次に出版すること(承認された場
合)を記述している。執筆段階自体は、おおざっぱに研
究、実施、分析、および執筆を行うことに分かれる。
(従って、研究論文の執筆はより大きな研究日程と密接
に絡んでいるいると思われる。)ドキュメントとしての
研究論文は、おおざっぱに相互に依存する節に分けられ
る複雑な組織化されたドキュメントとしてモデル化され
る。研究論文は分解可能な特徴と分解不能な特徴を示し
ている。論文のある節は、多くの著者、または他の節や
タスクに対する多くの依存関係、またはその両方を持つ
であろう。時間がたつと、論文は多かれ少なかれ関連す
る活動に関して分解可能になる。
【0045】基本的な役割は、著者、コンサルタント、
原稿整理編集者、事前審査員、編集者、および出版社で
ある。一人の行為者(潜在的にはこれらのすべて)が多
数の役割をもつことができる。著者は研究し、論文を書
く。コンサルタントは側面から助言する。原稿整理編集
者は校正し、コメントする。事前審査員は論文を再吟味
し、判断を下す。編集者は個々の原稿整理編集者からの
再吟味を調整する。出版社は出版可能と認めた論文を出
版する。
【0046】文法規則に幾つかのグローバル変数が関係
している。 (1)役割セット:著者、コンサルタント、原稿整理編
集者、事前審査員、出版社 (2)最終期限:提出、事前審査、改訂、および出版に
関する最終期限 (3)長さ:論文のページ制限
【0047】簡明にするため、このプロセスの記述とそ
のコード化を完全にするつもりはないが、代わりに、狙
いとしては、本発明に従って付随する複雑な調整問題を
適当に融通の利くやり方でプロセス文法でコード化する
ことができることを示すことである。
【0048】図8において、規則1は、タスク paper
がどのようにコンポーネントサブタスク write, edit/p
roof, sendToReferee に細分されるかを示す。制約は
(1)write と edit/proof が sendToReferee に先行
していること、(2)各サブタスクごとの時間特徴値 E
nd が第3サブタスク sendToReferee の時間特徴値de
adline またはその前にあることである。
【0049】B.1 階層的分解 マルチオーサリング・プロセスをタスクとサブタスク、
およびドキュメントとサブドキュメントに階層的に細分
するため、一連の規則が使用される。図10(a)は1
つの可能なタスクトリーを示し、図10(b)はマルチ
オーサリング文法の場合の相補ドキュメントトリーを示
す。
【0050】規則ベースの手法のモジュール性により、
サブプロセスおよびサブドキュメントの再定義は容易で
ある。サブプロセスを再定義する規則を置き換えること
は、図10のタスクトリーまたはドキュメントトリーの
枝を置き換えることに似ている。規則を追加することは
新しい枝を伸ばすことであり、規則を除去することは枝
をおろすことである。
【0051】B.2 条件付き分岐 規則のセットは、そのほかに、代替サブプロセスまたは
サブドキュメントを記述するために使用することができ
る。図11は、事前審査員が論文を承認したか、または
拒否したかによって、図10(a)の sendToReferee
サブタスクトリーの2つの考えられる拡大を示してい
る。
【0052】規則ベースの手法を使用して、新しい規則
を入れるまたは古い規則を除去することによって、選択
肢を容易に追加または除去することができる。また、こ
こに挙げた例は純粋に決定論的(deterministic)である
が、幾つかの可能性の中で非決定論的に(non-determini
stically) 分岐させることが明らかに可能であることに
注目することが大切である。そのあとタスクトリーとド
キュメントトリーは発展してランダムなコンポーネント
を持つであろう。
【0053】B.3 織り合わされた活動規則とドキュ
メント規則 調整方法と、ドキュメントの構造と管理は非常に相互に
依存している。すなわち、ふさわしい調整戦略の形式
は、ドキュメントの構造とアクセスの管理に利用できる
技術に依存するであろう。この結び付きは、 Posner と
Baecher の論文(4つの次元(役割、活動、ドキュメ
ント管理方法、および執筆戦略)に沿った共同執筆プロ
ジェクトの分類化 )(How people write together. In P
roc. of the 25th Hawaii Int. Conf. on System Scien
ces, Hawaii, 1992) の中に見ることができる。詳しく
述べると、一般にはプロセスは分解可能なドキュメント
プロセスと分解不能なドキュメントプロセスを動的に含
んでいる組合せとして最もうまく表現されるであろう
が、ドキュメント中心のプロセスは2つの構造的カテゴ
リー(分解可能なドキュメントプロセスと分解不能なド
キュメントプロセス)のどちらかに属すると考えること
ができる。第1のケースでは、プロセスタスクは分解可
能なドキュメントの独立節を1対1でマップする。その
ようなプロセスの例は、序論、章、および結論など、ほ
とんど独立した節に分けることができるケースで、本を
書くことであろう。その結果、分解可能なドキュメント
プロセスの場合の活動の調整は非常に簡単である。すな
わち、各活動はドキュメントの一部分に関連づけられて
いる。分解不能なプロセスの第2のケースでは、ドキュ
メント対タスクとタスク対ドキュメントの多数対1のマ
ッピングがあるであろう。その例は、ブレインストーミ
ング、オーサリング、編集、および提案の承認である。
その場合、プロセスのすべてのステップは同じ物理的ド
キュメントに従う。分解不能なドキュメントの共用を必
要とするプロセスに関して、2つの別個の調整解決法、
すなわち(1)逐次活動(各行為者は共用ドキュメント
の固定バージョンに従って作業する。)と(2)同時活
動(凍結バージョンに従う行為者の仕事はあとで併合さ
れる。)がある。
【0054】図8及び図9の共同執筆プロセスは高度な
ドキュメント駆動型であるので、そのようなプロセスに
必要な活動とドキュメントは強く相互に依存している。
確かに、図8及び図9のプロセスセグメントには、活動
とドキュメントの2つによって結び付けられた多数の対
の相補活動・ドキュメント規則がある。活動とドキュメ
ントは1対1(1つの活動対1枚のドキュメント)でマ
ッチしている必要がないことに注目されたい。
【0055】活動 write とドキュメント paper によ
って結び付けられた、図8の対の規則3,4を仮定す
る。規則4(ドキュメントベースの規則)はマルチオー
サード・ドキュメント paper の構造を明白に示す。 s
ections サブドキュメント自身は research タスクを行
う時に追加の規則(含まれてない)が必要である。規則
3は write タスクを幾つかのサブタスクに細分する活
動ベースの規則である。その目標は図12に示すように
執筆されたドキュメント自身の節をおおざっぱにマッチ
させることである。
【0056】一組の規則のうち、規則1または規則2の
どちらかを親規則とみなすことができる。その理由は開
始点としてどちらかを使用して任意の活動またはドキュ
メントに達することができるからである。しかし、規則
3と規則4はまた自立することができる一組のサブプロ
セス(研究、編集、および出版を無視して、論文を書
く)を定義しているとみなすこともできる。〔幾つかの
規則が互いに独立にファイヤされると、並列処理が生じ
る。たとえば、グループの中に多数の進行中の研究プロ
ジェクトが存在することがある。〕従って、paper のた
めのドキュメント規則または write のための活動規則
のどちらかをファイヤすることによって、論文を書くこ
とに関係するドキュメントと活動の流れの生成をトリガ
ーすることができる。たとえば、最初に規則4をトリガ
ーすれば、 paper ドキュメントが生成されるであろ
う。活動 write は paper に対する二重の活動である
ので、可能にされ、規則3をトリガーする。代わりに、
最初に規則3をトリガーするこによって、同じ一連の事
象を開始させることができるであろう。
【0057】B.4 ドキュメントプロセス ドキュメント規則と活動規則の間の相互作用を利用し
て、分解可能なドキュメントプロセスと分解不能なドキ
ュメントプロセスの両方(それらの特徴は前に要約して
述べた)と、2つのドキュメントプロセスの動的な組合
せを容易にモデル化することができる。繰り返して簡単
に述べると、分解可能なプロセスはドキュメントの部分
に関連づけられた活動の同時フローを許すのに対し、分
解不能なプロセスは活動の逐次フローか、または活動の
高度に調整された並列フローのどちらかを必要とする。
【0058】ドキュメントプロセスの分解可能性または
分解不能性は、ドキュメントまたその部分に作用する活
動の文脈の中に定義される。詳しく述べると、ドキュメ
ントの分解可能性は時間と共に変わり、スペクトルの一
端からシフトし、再び戻ることがある。たとえば、 pap
er ドキュメントは、序論、主要な節、および結論を書
く(規則4)活動に関して分解可能とみなされるが、事
前審査をすることおよび改訂をすること(規則8)に関
しても、書くことおよび編集/校正すること(規則2)
に関しても、分解可能とみなされない。図13は、ここ
で検討したマルチオーサリングプロセスのドキュメント
ビューを強調して、分解可能性の動的なシフトを目立つ
ようにしている。次に、この簡単化したプロセスの分解
可能な面と分解不能な面をより詳しく説明する。
【0059】B.4.1 分解可能なプロセス:並行活
動フロー 図8の規則4は、ドキュメントプロセスの分解可能な面
をどのように取り扱うかの例を示す。ここで、論文は、
3つの部分(序論、幾つかの節、および結論)に分解可
能なドキュメントとしてモデル化されている。構造的制
約(たとえば、先行する(procedes)またはトリガーす
る(triggers))が存在しないことは、それらが独立し
たサブドキュメントであること、およびそれらの二重タ
スクに対する時間的制約(規則3参照)が存在しない場
合は、作業は各タスクに対し並行して進行してもよいこ
と、を示している。このシナリオの場合、独立したサブ
ドキュメントのバージョンストリームは独立して徐々に
進展する。代わりに、実際の相互依存関係を表すために
構造的制約を有することが望ましいこともある。たとえ
ば、結論の変更を序論に取り入れる必要があるかもしれ
ないので、執筆段階の間、論文はもはや完全に分解可能
でないであろう。
【0060】B.4.2 分解不能なプロセス:逐次活
動フロー 図9の規則8は、形式“ doc 1 procedes doc 2 ”のロ
ーカル制約を使用して同じドキュメントに依存している
活動を厳密に逐次化することによって、どのように分解
不能なドキュメントプロセスを扱うことができるかを示
す。このドキュメント規則は、出版するために提出する
最終バージョンの構造を記述する。すなわち、事前審査
員のコメント(comments) は、改訂した論文(revisedPa
per)を生成するために改訂版( revisions )として親
ドキュメント paper に組み入れられる。ローカル“pr
ecedes”制約は、著者が事前審査員のコメントを受け取
るまで、論文の改訂を開始できないことを強制する、つ
まり同じ分解不能な親ドキュメントオブジェクト( pape
r ) に作用する活動の厳密な逐次化を強制する。事前審
査員と著者は共に、同じドキュメントのコピーを厳密に
調整された順序で修正する。
【0061】B.4.3 分解不能なプロセス:調整さ
れた並行活動フロー 規則2は執筆および編集/校正の諸活動に関して paper
ドキュメントが分解可能でないことを示す。この規則
は2つの“triggers”制約を通じて同時オーサリングと
編集を調整する。すなわち、 edits の edit/proof ス
トリームを担当する行為者は paper の write ストリ
ームの新しいバージョンを入手することができる、また
その逆のことも言える。
【0062】B.5 シミュレーション環境とUIの性
質 図14に示すように、GPSGの数学的表現を支援する
ために、発明の好ましい実施例に従ってユーザインタフ
ェース2が準備されている。ユーザインタフェース2
は、決められた文法で定義されたプロセス空間を調査す
る際にモデラー(modeler)を案内する。プロセスの幾つ
かの場面を示す4つのウィンドウ4,6,8,10は
(互いに独立して)表示してもよいことはわかるであろ
う。
【0063】右上のウィンドウ4は、図10(a)のや
り方と同様なやり方で、タスクをサブタスクに階層的に
分解することを示すタスクビューを提示する。通常のボ
タン12を有しているほかに、ウィンドウ4は検討中の
タスクに関するトリー構造を提示する。そこに表示され
たタスクは検討中の全プロセスを含んでいてもよいし、
あるいはその一部分だけであってもよいことは理解され
るであろう。図示したケースの場合、タスク mr ( 月例
報告書 ) は、サブタスク remind 、 writeMR、および
approve に分解し、サブタスク writeMR はサブタス
ク writeCT、 writeMLTT、および merge に分解する。
以下同様である。
【0064】右下のウィンドウ6に提示されている第2
のビューは、タスク間の時間的依存関係を示す時間ビュ
ーである。このケースでは、(最下位の)サブタスク−
remind、writeCT 、writeMLTT 、merge 、および doApp
rove は、垂直軸上の別個の場所にあり、水平軸は時間
(見る人の好みの適当な尺度、たとえば週)である。ブ
ロック62〜70はサブタスクの期間を表す。ポインタ
72を用いて(通常のマウス(図示せず)を操作して)
垂直線(タスク/プロセス mr の終端を定める)を選択
することによって、いろいろなシナリオを調べることが
できる。このケースでは、終端は週11から週10へ動
かされたことがわかる。従って、ユーザによって入力さ
れた最終期限値の変更を反映するようにプロセス文法が
修正される。
【0065】左下のウィンドウ8には、タスクに対し人
達をスケジュールすることについて解答を表示する役割
ビューが提示される。時間(たとえば週で)は水平軸上
にある。タスク/プロセスに必要な人間(資源)は垂直
軸上の別個の場所に示してある。各資源に向かい合った
水平バーは、資源が使用されているか、資源が使用され
ている時、およびどんな範囲までかを示す。後者は色に
よって示される。ウィンドウ8にカラーキー84が設け
られている。使用の範囲は以下のやり方、すなわち0%
は白、25%はピンク、50%は黄色、75%はオレン
ジ、100%は青、過度の使用は紫で示される。別の値
すなわち尺度を使用してもよいことは理解されるであろ
う。図示した図表において、区域Rは赤で100%使用
を示し、区域Pは紫で過度の使用を示す。従って、ユー
ザは、ウィンドウ6の終端74を週11から週10へ動
かした影響で、第5週の間じゅうマネージャがオーバー
ワークになることが容易にわかる。
【0066】そこでユーザはシナリオを調べてこれを修
正することを選択できる。すなわち入力ボックス84に
よって、ユーザは利用可能な資源変数の数量を変更する
ことができる。たとえば、マネージャの人数またはアシ
スタントの人数を1から2へ変更することができる(追
加の臨時スタッフ、等を手配することに相当する)。こ
のように、ユーザによって入力された資源の変更を反映
するように、プロセス文法が修正される。
【0067】最後に、ウィンドウ10は上に詳しく述べ
たプロセス文法を入力するテキストベースの文法エディ
タを提示する。ある点では、シミュレーションプロセス
を駆動するGSPG文法自体は、追加、除去、修正する
ことが可能な一組の制約とみることができる。ユーザ
は、シミュレーション中に、すなわちシミュレーション
の現在の状態を表示する「プロセステンプレート」ビュ
ーを通して対話することができる。
【0068】ウィンドウ4〜10に示したビューは対話
型である。すなわちあるビューにおいてユーザによって
なされた変更は他のビューへ伝わる。前節のマルチオー
サリング例の文脈において、たとえばユーザは、異なる
プロセス選択肢(たとえば承認された/拒絶された論
文)を調査すること、活動を時間的に前後に動かすこ
と、論文の最終期限とページ制限を変更すること、著者
または原稿整理編集者の数を増減すること、論文の異な
る節の間の依存関係を追加/除去すること、などができ
るであろう。その間じゅう、シミュレータは、それらの
変更が、マルチオーサリングプロセス文法の規則と制約
によって刻まれたプロセス空間の中にあることを保証す
る。例えば、最終期限によって論文を書き上げる推定活
動期間に比べて、著者の数が少な過ぎれば、シミュレー
タはユーザに警告するであろう。
【0069】上例はタスクベースの規則を基礎にして説
明した。しかし、タスクベースの規則ばかりでなくドキ
ュメントベースの規則を認知するため本発明を同じやり
方で実施してもよいことは、この分野の専門家には理解
されるであろう。
【0070】シミュレーションおよび実行環境は伝統的
な作業フローシステムのそれとまったく違っている。す
なわち、シミュレーションツールはユーザが異なるプロ
セスプラン(すなわち、文法の異なる適法な語句)を調
査し、それらを評価できるようにすることが意図されて
いる。ユーザがプランを選択したあと、制約ソルバー
(solver) は制約セットを分解して予備スケジュールを
作成し、そのあとユーザに戻して空間をさらに調査でき
るようにする。そのあとユーザは実行可能なプロセス仕
様(伝統的な作業フローシステムのプロセスインスタン
スに似ている)を作るようにシステムに命令することが
できる。実行中にプロセスモデルを変更する必要がある
場合には、ユーザはシミュレーション環境へ戻ることが
できる。シミュレーションツールは、既に何が実行され
たかと、何が元に戻すことができないかを考慮に入れ
て、ユーザがプロセス空間をその点から前方に調査でき
るようにする。そのあと、洗練された新しいプランを実
行することができる。
【0071】実行の面から、これはすべて、とりわけ重
複する長命のタスクと、ドキュメントのの改訂と管理を
支援する能力をもつ適当な作業フローエンジンを想定し
ている。実際には、GPSG手法の表現性を完全に利用
するために、CLP(Co-ordination Language Facilit
y)の上に構築された作業フローエンジン、分散したオブ
ジェクトを調整するための開発環境(Andreoli, J. M.
Freeman, S. and Pareschi, R. The Co-ordination Lan
guage Facility: co-ordination of distributed objec
ts. Theory and Practice of Object Syrtems 2, 3 ( 1
996 ) 参照) など、次世代の作業フローエンジンが使用
される。
【0072】図15は、本発明に従って作業プロセスを
シミュレートする/エンアクトするする方法のフローチ
ャートである。
【0073】GPSG文法は潜在的に無限の一組のプロ
セスインスタンス(文法によって承認された文)から成
るプロセス空間を明示する(ステップS1)。シミュレ
ーションはこの空間の調査とみることができる。任意の
時点に、部分文(非終端記号を含む)とみることができ
るシュミレーションの現在の状態を、図14の幾つかの
ビューを通じて表示することができる。
【0074】ユーザは、たとえば、さらにタスクの開始
時間や終了時間を強制する(割り当てる)ため、または
ある場所で利用可能な資源の数の範囲を定めるため(ス
テップS6)、または特徴的機能を割り当てるため、制
約を追加することにより(ステップS4)、図14のビ
ューを通じてシステムと対話することができる。
【0075】制約を追加する行為はプロセス空間内の航
行をトリガーすることができる(ステップS2)。一般
に、もし行為後に、前に拡大されなかったサブゴールを
1つのやり方で拡大することが可能になれば、このサブ
ゴールは拡大され、新しいパーストリーすなわちプロセ
ス空間の新しい(より小さい)サブセットになるであろ
う。最後に、すべてのサブゴールが拡大されると、1つ
のプロセスが得られ、シミュレーションは終了する。
【0076】しかし、融通の利くプロセス空間内を航行
するには、航行は単調であってはならないし、ユーザは
行為の一部を「元に戻す」、または制約を除去する可能
性を持っていなければならない。それを実現する素朴な
方法は入力順後戻りによる方法である。すなわち、各ユ
ーザ行為時にその行為の直前のシステムの現在の状態の
イメージが記憶され、ユーザがこの行為を元に戻すと、
それが復元される。価値はあるが、この解決法は幾つか
の大きな欠点を有する。すなわち旧後戻り点へロールバ
ックすることにより、そのとき以来実行されたすべての
行為、除去した行為と全然関係がない行為さえも無駄に
なる。
【0077】知能後戻り法は参考文献に提案されている
けれども、一般に、具体化することも、高度な対話文脈
たとえばシミュレーションに組み入れることも難しい。
代わりに、本発明は巻戻し/再生のメカニズムに基づい
た解決法を使用する(ステップS5)。基本的に、行為
が除去されると、まず入力順後戻りが起きる(ステップ
S9)。そのあと除去した行為後に起きたすべての行為
が再生される。しかし、それらの行為の一部は、除去さ
れた行為またはその効果の一部に依存していることがあ
るので、再生されないであろう。従って、行為間の依存
関係を分析する必要がある。GPSGに基づく作業フロ
ープロセスのシミュレーションの文脈において、依存関
係を決定するには、一般に1つの基準で十分であること
が判った。
【0078】この基準を説明するために、各ユーザ行為
は特定タスク(すなわちサブゴール)またはタスクのセ
ットに付属していると仮定する。これは上記のグローバ
ル制約を以下述べる資源限界として排除する。ここで、
ユーザ行為Aの後に実行されたユーザ行為Bは、Aに依
存しているとみなされ、もしAによって追加された制約
が追加されなかったならば、Bに付属するタスクは存在
することができないであろう。言い換えると、もし行為
Aが、制約の伝播、行為Bに付属するタスクを生成した
サブゴールの拡大によって可能になったのであれば、行
為Bは行為Aに依存している。
【0079】たとえば、(柔軟な)最終期限を過ぎてタ
スクの開始日付を割り当てることにより、サブゴールの
拡大を独自なやり方で強制し、緊急手順をトリガーする
ことができる。明らかに、緊急事態をもたらした最初の
行為が除去すると、緊急手順を強制するそれ以上の行為
は再生されないであろう。他方、緊急事態に関係のない
タスクに対し行われたすべての行為は再生されるであろ
う。
【0080】この後戻り法は、グローバル制約、たとえ
ば資源を使用するかもしれないすべてのタスクに影響を
及ぼす資源限界には適用されない。また、資源限界が存
在する中でのスケジュール問題(論理和スケジューリン
グ(disjunctive schedulingと呼ばれる)のために、明
白な後戻りをほとんど、またはまったく必要としない専
用アルゴリズムが参考文献に提案されている。そのよう
な専用アルゴリズムは、与えられたプロセス状態の実現
可能性をきちんとテストするため何時でも呼び出すこと
のできる独立したツールとして含めることができる。た
とえば、シミュレーションの途中に、ユーザは「もし自
分がこれこれの資源を束縛したら、何が起きるか」をテ
ストすることができる。そのあと、専用ツールは与えら
れた制約によってタスクをスケジュールし、ユーザが維
持するか否かを選択することができる幾つかの新しい制
約を戻そうとするので、シミュレーションは通常グロー
バル制約のことを気にせずに進行するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るネットワークドキュメ
ント処理装置を示すブロック図である。
【図2】伝統的な作業フローシステムに係る、(a)2
つの活動間の依存関係、及び、(b)対応する(時間)
変数割当てを示す図である。
【図3】本発明に従って制約を用いて表現した図2の活
動間の関係を示す図である。
【図4】活動状態とドキュメント状態の結び付きを示す
図である。
【図5】活動(タスク)中心の規則の例を示す図であ
る。
【図6】ドキュメント中心の規則の例を示す図である。
【図7】図6の第1制約を、制約“body triggers conc
l ”で置き換えた効果を示す図である。
【図8】本発明の実施例に従って共同マルチオーサリン
グプロセスを実施するのに使用するプロセス文法のセグ
メントの前半部を示す図である。
【図9】本発明の実施例に従って共同マルチオーサリン
グプロセスを実施するのに使用するプロセス文法のセグ
メントの後半部を示す図である。
【図10】図8及び図9のプロセス文法のセグメントに
対応する(a)タスク・トリーと(b)ドキュメント・
トリーを示す図である。
【図11】図10(a)の sendToReferee サブタスク
・トリーの2つの可能な拡大を示す図である。
【図12】タスク write のサブタスクとドキュメント
paper のサブドキュメントとのマッチングを示す図で
ある。
【図13】図8及び図9のマルチオーサリングプロセス
のドキュメントビューを示す図である。
【図14】本発明を実施する際に使用できるユーザイン
タフェースを示す図である。
【図15】本発明に従って作業プロセスをシミュレート
/エンアクトする方法のフローチャートである。
【符号の説明】
2 ユーザインタフェース 4〜10 ウィンドウ 12 ボタン 14 タスクのトリー構造 62〜70 サブタスクの期間を表すブロック 72 ポインタ 74 終端 84 カラーキー 86 入力ボックス 100 本発明の一実施例に係るネットワークドキュメ
ント処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル パガーニ フランス 38240 メイラン アレ ド フレスヌ 9 (72)発明者 ジャン マルク アンドレオリ フランス 38240 メイラン アレ ド フレスヌ (番地なし) (72)発明者 ステファニア カステラーニ フランス 38240 メイラン シュマン ド モーペルテュイ 6 イクスエールセ エ内 (72)発明者 ギュナール テージ フランス 38240 メイラン シュマン ド モーペルテュイ 6 イクスエールセ エ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各オブジェクトが複数の特徴(feature)
    を有する複数のオブジェクトを包含する作業プロセスの
    表現を生成するように、データ処理装置において実施さ
    れる、作業プロセスの表現の生成方法において、 (a)複数のユーザ入力を受取るステップであって、少
    なくとも1つのユーザ入力が第1オブジェクトを示し、
    少なくとも1つのユーザ入力が前記第1オブジェクトと
    1つまたはそれ以上の他のオブジェクトとの間の関係を
    定義する規則を示し、前記の規則又は各規則が前記オブ
    ジェクトの1つのオブジェクトの特徴と前記他のオブジ
    ェクトの中の少なくとも1つのオブジェクトの特徴とに
    よって満足させられる制約を含んでいる、複数のユーザ
    入力の受取りステップと、 (b)前記ステップ(a)で得られた前記規則又は各規
    則から前記表現を定義する文法をコンパイルするステッ
    プとから成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 データ処理装置において実施される、作
    業プロセスのシミュレート方法において、(a)前記作
    業プロセスを表すプロセス表現を、前記請求項1に従っ
    て生成されるように、該プロセス表現を形成するステッ
    プと、(b)前記プロセス表現に対応するグラフィック
    表現を表示するステップと、(c)前記ユーザ入力又は
    各ユーザ入力が前記プロセス表現を定義する文法に対す
    る修正を示している、少なくとも1つのユーザ入力を受
    け取るステップと、(d)前記ステップ(c)における
    ユーザによる修正入力に依存する、修正したプロセス表
    現を生成するステップと、(e)前記修正したプロセス
    表現に対応するグラフィック表現を表示するステップと
    から成ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 データ処理装置において実施される、作
    業プロセスのエンアクトメントの管理方法において、 (a)前記作業プロセスを表すプロセス表現を、前記請
    求項1又は2に従って生成されるように、該プロセス表
    現を形成するステップと、 (b)オブジェクトの中の1つのオブジェクトの状態が
    変化したことを示す少なくとも1つのユーザ入力を受け
    取るステップと、 (c)前記文法に従ってかつ前記ステップ(b)におけ
    るユーザによる指示入力に依存して、前記プロセス表現
    をインスタンス生成するステップとから成ることを特徴
    とする方法。
JP31476097A 1996-11-15 1997-11-17 作業プロセスの表現を生成する方法 Pending JPH10214296A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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