JPH03252763A - 文書分担作成管理システム - Google Patents

文書分担作成管理システム

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JPH03252763A
JPH03252763A JP2049279A JP4927990A JPH03252763A JP H03252763 A JPH03252763 A JP H03252763A JP 2049279 A JP2049279 A JP 2049279A JP 4927990 A JP4927990 A JP 4927990A JP H03252763 A JPH03252763 A JP H03252763A
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JP2049279A
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Miyahiko Orita
折田 三弥彦
Shinya Tanifuji
真也 谷藤
Hidekazu Matsumoto
松本 秀和
Satoko Takahashi
聡子 高橋
Junzo Kawakami
川上 潤三
Mitsuo Takei
三雄 武井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文書の作成を支援する計算機システムを用いて
文書の分担作成作業を円滑にするための文書分担作成管
理システムを提供することを目的としている。
〔従来の技術〕
仕様書やマニュアルなどの技術文書は、一般に複数の人
で分担して作成する。従来の文書処理システムとしては
次のようなものがある。
文献[1〕 近藤、西門、福岡、野瀬、村田。
2050ワークステーシヨンによるWGC(WorkG
roup Computer)システム、情報処理学会
研究資料、オペレーティングシステム 41−1.pp
1−7 (1988)。
文献[2コ 水量、大久保、馬場、 MELCOM80
シリーズ統合OA基本ソフトウェア、三菱電気技報。
Vol、60  Nn7. pp、14−18 (19
86) 。
文献[3] 福井、土井、竹林、山口ほか、文書論理構
造を用いた自動レイアウトシステム、情報処理学会研究
資料9文書処理とヒユーマンインターフェース 20−
3. pp、1−10 (1988)。
文献[4] 福島、大竹、犬山2首藤9日本語文章作成
支援システム COMET、信学技報。
VOl、86  N(1143,0886−21,pp
、15−21 (1986)。
これらの従来の文書処理システム(例えば、文献[1]
、[2]等のシステム)を使用すると、文書の分担作成
は普通、次のようなものになる。
■ 作業者に共用するディレクトリを新設する。
この共用ディレクトリに文書を格納しておけば、許可さ
れた者は自由に参照できるようになる6■ これから共
同で作成しようとする文書の仕様を決める。すなわち、
文書で記載する項目と執筆担当者を決める。なお、これ
を文書仕様書と呼ぶことにする。
また、可能ならば各項目を文書化するに当たっての書式
も決めて文書仕様書に記入しておく。
なお、この段階では正式な書式は決まっていないことも
ある。
■ 文書仕様書を上記■の共用ディレクトリに格納する
(または、共用ディレクトリで文書仕様書を作成する)
■ この作業に係る作業者全員に上記共用ディレクトリ
および文書仕様書の存在を知らせ1作業を依頼する。な
お、知らせる手段としてはメール機能がある。
■ 各作業者は共用ディレクトリに在る文書仕様書を参
照することで自分の担当を知る。そして、担当となって
いる項目を文書化する作業に取りかかる。
■ 各自が作成する文書は他の作業者も参照できるよう
に共用ディレクトリに格納するようにして、しかも対応
する項目が容易に類推できるような名前を付けるように
する。
■ 一つの文書を分担して作成している関係上、各作業
者は常に他との関係を意識する。そこで、時には関連部
分に対して疑問が生じたり、意見を持ったり、提案が在
ったりする。このような時は例えば、メール機能を用い
てその担当者に指示を出す。一方、指示を受けた方もや
はりメール機能を用いてこれに返答する。
■ 個々の内容が完成した時点で一つの文書として矛盾
する個所(章節番や図番のずれ、用語の不統一性など)
を修正する。なお、執筆前に用紙が決定していなかった
場合はこの後用紙を決めて清書する。
以上が従来の文書処理システムを用いた場合の文書分担
作成作業の様子である。
ところで、上記の作業には次のような問題がある。
(I)共用ディレクトリ内の文書処理操作に関して作業
者の善意又は推測に頼る部分が多く、混乱を招く恐れが
ある。
例えば、共用ディレクトリには文書仕様と無関係な文書
も格納できてしまうが、このようなことが頻繁に起こる
と、本来必要な文書を探すのに手間が掛かつてしまうこ
とになる。
要するに、文書仕様書というものを作ってみても、これ
は単なる約束でしかなく、作業者の文書処理を制御又は
管理するものでも何でもなし為 。
(II)作業者間で交わした指示・返答の内容を容易に
参照できない。
従来のメール機能は汎用目的で使用するので、各受信者
には色々な内容のものが届く。したがって、例えば、担
当項目に関する指示を整理してまとめておくというよう
な作業は自分でする必要がある。これは面倒な上に漏れ
が生じる危険性がある。
さらに、例えば、関連部分に何か指示を出したいと思っ
たとする。その際、同様な指示が既に他の作業者から出
ていたとすれば、その必要は無くなる。したがって、指
示を出す前には必ずその部分に関して交わされた指示・
返答の記録を見る必要がある。また、関連部分が今後ど
のように変更されていくのかを知るという意味でも指示
・返答の記録を常に見ておく必要がある。
しかし、従来のメール機能では、交わされたメールの内
容を第三者が参照することを禁じられている。従って、
担当者に口頭で聞くか、または担当者が記録を採ってい
ればそれを複写して貰う以外になく、これも面倒な上に
漏れが発生する危険性が在った。
なお、メールの内容を公開するというモートを持つもの
もあるが、部外者でも参照できるため、機密文書の作成
には使用できない。
(1111)頁番号1章節番号2図表番号の修正や用語
のばらつきの修正は全て手作業であり、手間がかかる。
従来、個人の文書処理過程でこれを支援するものが在っ
たが、分担作成の管理を意識したものはなかった。その
ため、一つの文書内での処理に留まっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、文書の分担作成作業を円滑に進めるこ
とができる文書分担作成管理システムを提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
j)文書を構成する項目と、項目に対応する内容を入力
する分担者とを指定する文書仕様を入力する手段と、項
目に対応する内容を入力・参照する手段と、上記文書仕
様に基づき、所定の分担者による項目および内容の入力
を優先する機能を文書処理システムに設けたものである
1i)i)で挙げた手段および機能に加えて、文書仕様
の項目に対応する内容の、頁上での配置の規則や頁を装
飾する絵柄を規定する用紙を指定する手段と、当該用紙
を内容執筆開始時に供給する機能と、所定の分担者によ
る用紙の変更を優先機能を文書処理システムに設けても
よい9■)文書またはその部分に対応させて指示を出す
手段と、指示に関連付けて退路する手段と、指示・返答
の内容を文書またはその部分毎に記録する機能を文書処
理システムに設けてもよい。
iv) 1ii)で挙げた手段および機能に加えて、共
同作業者グループを入力する手段と、文書を共同作業者
グループに対応付ける手段と、文書に対応する指示とそ
の返答内容を、その文書が対応つけられている共同作業
者グループで公開する欅能を文書処理システムに設けて
もよい。
■)文書間の順序関係を指定する手段と1頁番。
章節番9図表番の書式を指定する手段と1文書の論理構
造を抽出する機能と、予め指定された書式と文書間の順
序関係と各文書の論理構造とを用いて頁番2章節番9図
表番のずれおよびその書式を修正する機能を文書処理シ
ステムに設けてもよい。
vi)文書の組を入力する手段と、その組に対応させて
言い回し上の書式、同義語辞書、同義語中の代表語2文
書内容の頁上での配置の規則や頁を装飾する絵柄を規定
する用紙を指定する手段と、組に対応する各文書の言い
回し上の書式を予め指定されたものに変換する機能と、
各文書で使用されている用語を予め指定された代表語に
変換する機能と、各文書内容の頁上での配置の規則や頁
を装飾する絵柄を、予め指定された用紙に配置修正する
機能を文書処理システムに設けてもよい。
vi+)i)で挙げた機能に加えて文書項目に対応する
分担者名を表示する機能、各項目の作業進行状況を表示
する機能を文書処理システムに設ける。
〔作用〕
i)文書処理システム内に、文書を構成する項目と、こ
の項目に対応する内容を入力する分担者とを指定する文
書仕様を入力する手段と、前記項目に対応する内容を入
力・参照する手段と、前記文書仕様に基づき所定の分担
者による項目および内容の入力を優先する機能を設けた
ことにより、文書仕様に無関係な文書の発生を阻止でき
、文構の検索が容易になる。
ii)文書処理システム内に、文書仕様の項目に対応す
る内容の頁上での配置の規則や頁を装飾する絵柄を規定
する用紙を指定する手段と、内容執筆開始時に前記用紙
を供給する機能と、所定の分担者による用紙の変更を優
先する機能を設けたことにより、システム内で使用する
用紙を統一することができる。
1ii)文書処理システム内に、文書またはその部分に
対応させて指示を出す手段と、その指示に関連付けて返
答する手段と、指示・返答の内容を文書またはその部分
毎に記録する機能を設けたことにより、指示・返答の内
容を容易に参照することができる。
iv)文書処理システム内に、共同作業者グループを入
力する手段と、文書を共同作業者グループに対応付ける
手段と、文書に対応する指示とその返答内容をその文書
が対応つけられている共同作業者グループで公開する機
能を設けたことにより、当事者でなくても指示・退路内
容を参照できるようになり、例えば、指示の重複を防止
することができる。さらにまた、部外者による参照を阻
止することも可能となり、機密を保持することができる
■)文書処理システム内に、文書間の順序関係を指定す
る手段と、頁番7章節番9図表番の書式を指定する手段
と、文書の論理構造を抽出する機能と、予め指定された
書式と文書間の順序関係と各文書の論理構造とを用いて
、頁番2章節番2図表番のずれおよびその書式を修正す
る機能を設けたことにより、共同で作成した文書のチエ
ツクが容易となる。
vi)文書処理システム内に、文書の組を入力する手段
と、その組に対応させて言い回し上の書式、同義語辞書
、同義語中の代表語2文書内容の頁上での配置の規則や
頁を装飾する絵柄を規定する用紙を指定する手段と、組
に対応する各文書の言い回し上の書式を予め指定された
ものに変換する機能と、各文書で使用されている用語を
予め指定された代表語に変換する機能と、各文書内容の
頁上での配置の規則や、頁を装飾する絵柄を、予め指定
された用紙に配置修正する機能を設けたことにより、共
同で文書を作成することにより発生する内容や書式の文
書間での矛盾を排除することができる。
vii)文書処理システム内に、文書項目に対応する分
担者名を表示する機能と、各項目の作業進行状況を表示
する機能を設けることにより、作業者の管理が容易にな
る。
〔実施例〕
まず、第1図の計算機環境を説明しておく1文書分担作
成管理システムが動作する計算機環境は、全体を管理す
るホスト計算機119文書や管理情報を格納するデータ
ファイル12.各作業者が文書を処理する文書端末13
で構成される。
以下では、まず、利用者の操作とシステムの概略動作を
説明していく。その後、データファイル12の内容構成
と、それに関するホスト計算機11および文書端末13
のデータ操作を説明する。
第2図に示すように、利用者が文書端末13の電源を投
入するとログイン21に可能になる。ログインに際して
は少なくとも利用者のIDを入力する。
すると、通常の作業者であれば個人視作業22が可能と
なる。一方、計算機システム管理者の場合は個人視作業
の他に利用者管理2oが可能になる。利用者管理20は
計算機システム利用者の新規登録などを行うもので、計
算機システム一般に存在する。
個人視作業22が可能になると第3図に示す個人机画面
31が表示される。この画面には、ここで可能な操作が
アイコンやコマンドメニューで示される。
アイコンとしては、文書アイコン、バインダアイコン、
資料館アイコン、備品棚アイコン、共同文書アイコン3
6等が在り、コマンドメニューとしては開37、再表示
等が在る。
文書アイコンと開を選択すると対応する文書が表示され
1編集できるようになる。バインダアイコンは文書を整
理する機能で、この中で文書アイコンを入れたり、この
中から文書アイコンを取り出したりできる。
資料館アイコンは文書を整理した上で複数の利用者で参
照できるようにするための機能で、前述した共用ディレ
クトリに対応する。
備品棚アイコン35は文書アイコンやバインダアイコン
、そして共同文書アイコン36などを新設するための機
能である。
共同机アイコン36は本発明に特有なもので、これと開
37を選択することで所定の文書分担作成が可能になる
。再表示は、個人机31のアイコンを表示しなおす機能
である。
次に、本発明に特有な操作として、共同机新設24につ
いて第4図を用いて説明する。個人机31における備品
棚アイコン35を開37を用いて開くと、備品棚画面4
1が表示される。備品棚画面には新規文書や新規バイン
ダのアイコン等の他に、新規共同机アイコン42が在る
。そこで、この新規共同机アイコン42と備品棚画面4
1に在る複写コマンド43を選択する。すると、共同机
の名前を問い合わせるシート画面44が表示される。
ここで利用者が、例えば、これから分担して作成する文
書の名前を入力する。名前の入力が終了すると、個人机
31に共同机アイコン36が表示される。
次に、共同机作業25について説明する。共同机アイコ
ン36を開37を用いて開くと、第5図に示すような共
同机画面51が表示される。
共同机画面51には、責任者表示領域が在り、ここに責
任者の通称が゛表示される。なお、責任者は、この共同
机を新設した利用者のことである。
共同机画面51には他の文書仕様および作業管理表領域
53がある。文書仕様および作業管理表領域53はさら
に、章節項目表示領域512分担者表示領域55.更新
状況表示領域56.残件表示領域57.済件表示領域5
8.進行度表示領域59、完成予定表示領域510.用
紙名表示領域511、用語辞書名表示領域512に分か
れている。
なお、共同机を新設した直後は、章節項目表示領域54
の一行目に共同机の名前が、そして分担者表示領域55
の一行目に責任者の名前が表示されているだけである。
この項目は章節の最上位のものを意味し、項目板と呼ぶ
ことにする。共同机51には他の種々コマンド(513
から524)がある、これらは以下で適宜、説明する。
第2図に示すように、共同視作業25は大きく、文書仕
様入力232文書参照・入力29.指示・返答210.
最終仕上げ211に分類される。
前述したように、新規の共同机の場合には文書仕様およ
び作業管理表領域53には、項目板の名前とその分担者
が一行目に表示されているだけである。そこで、利用者
(または責任者)はまず、文書仕様人力23を実施する
文書仕様人力23はさらに、下位の文書項目入力26と
分担設定27および用紙設定28に分類される。
まず、第6図および第7図を用いて下位の文書項目入力
26と分担設定27の原理について説明する。なお、こ
こが解決手段i)に対応する。
まず、最上位の項目として項目板61が、この共同机を
新設した際に割付けられる。この項目板61の分担者は
責任者である。
そこで、項目入力時には1次のような規則に従ってシス
テムが動作する。
「ある利用者は、自分の分担になっている項目の下位の
項目のみ入力できる。」・・・・・・(規則1)例えば
、第6図において、項目板61の分担者は用土62であ
るから、用土62はこの下位の項目として新しい項目6
3を入力できるが、他の利用者は入力できない。一方、
項目板61の下に項目64が在り、この分担者が1藤6
5であったとしたら、1藤65はこの下位の項目として
項目66が入力できるが、他の利用者は入力できない。
以下同様に千葉67の分担になっている項目68に下位
の項目69が入力できるのは千葉67だけである。
なお、新しく入力された項目の分担者は、とりあえずそ
れを入力した利用者になる。したがって、新規の共同机
の際、責任者は自由に項目が入力できる。
次に、分担設定時には次のような規則に従ってシステム
は動作する。
「ある利用者は、自分の分担になっている項目の下位の
項目もまた、自分の分担であった場合にのみ、その下位
の項目の分担を任意の者に変更することができる。」 
      ・・・・・・(規則2)「責任者に限り、
項目板の分担、すなわち責任者を任意の者に変更できる
。」 ・・・・・・(規則3)「ある利用者は、自分の
分担になっている項目のその分担を、その直系の先祖項
目の分担者に変更できる。」          ・・
・・・ (規則4)例えば、第7図に示すように、項目
71とその下位の項目72が在り、両者とも分担者が1
藤65だったとする。このとき、1藤65は項目72の
分担を任意の人、例えば、千葉67に変更できる。その
後は1藤65でも用土61でも項目72の分担は変更で
きない。そのかわりに、項目73の分担者千葉67だけ
がこの項目の分担を変更できる。但し、その上位の項目
74の分担者工藤65、もしくは分担者用土61への変
更のみ許される。
ここで、第5図の共同机画面51に戻り、文書項目入力
26および分担設定27の利用者の操作を説明しておく
文書項目入力26の操作は次のようなものになる。まず
、利用者が章節項目表示領域54の空行をマウスで選択
する。すると、この空行に入力力−ソルが表れる。入力
カーソルは左右に移動させることができ、項目の左右入
力位置を調節することができる。項目の左右入力位置は
既入力の項目との階層関係を決定する情報を使用される
。そこで、適当な位置に文字列を入力して、エントリキ
ーを打つと入力操作が終了する。
なお、階層関係が特定できなかったり、第6図で説明し
た項目入力の規則(1)を外れたりした場合はエラーメ
ツセージが表示されて入力操作は終了しない。左右入力
位置を修正して再度入力する必要がある。
分担設定27の操作は次のようなものになる。
まず、分担者表示領域55において、変更したい分担者
名をマウスで選択した後、訂正コマンド513を選択す
る。この時、第7図で説明した規則(2)または(3)
で示される条件を満たした場合、すなわち選択した箇所
の分担者のIDと、その上位の項目の分担者のIDと、
利用者のIDが等しい場合、または選択した項目が項目
板で、利用者が責任者である場合は、選択した箇所に入
力カーソルが表示され1分担者の通称が入力できるよう
になる。ここで所望の通称を入力した後、エントリキー
を打つと入力が終了する。このとき。
該当する通称が無い場合は入力操作は終了しないので、
再入力する必要がある。
一方、第7図に示した規則(4)に示される条件、すな
わち選択した箇所の分担者のIDと利用者のIDが等し
く、そのIDと上位の項目の分担者のIDが異なる場合
は、選択された箇所の分担者が上位の項目の分担者に変
更される。
以上が文書項目入力26および分担設定27の基本的操
作、すなわち解決手段i)に特有の利用者の操作および
システムの概略動作である。
ところで、共同机の誰かを分担者として設定すると、以
後、その利用者が個人机画面31を開いた時には共同机
アイコン36が表示されるようになる。
共同机アイコン36が表示されると利用者はその共同机
を開いて直ちに作業に取りかかることができる。したが
って、責任者は用紙を規定しておきたい場合は分担を設
定する前にする必要がある。
これに対応する作業が用紙設定28である。以下ではこ
の用紙設定28について説明する。なお、この部分が解
決手段ji)に対応する。
文書は一般に書式と内容を持っている。書式は文章にお
ける標準の文字サイズや行間隔、あるいは内容を入力す
る領域の大きさや数(または入力欄)、そのような領域
の位置、用紙を装飾する絵柄などを規定する情報で、各
頁に共通に使用される。用紙設定28はこの書式を規定
するために、章節の項目に書式の手本となる文書、すな
わち用紙を対応付ける作業である。
まず、章節の項目に対応させて用紙名表示領域511の
用紙名の欄を選択し、訂正コマンド513を選択する。
すると、選択した部分に入力カーソルが表示され、用紙
名が入力できるようになる。
適当な用紙名が入力した後、例えばエントリーキーを打
つと入力が終了する。
そこで、次にこの用紙名の欄を再び選択して開514を
選択すると新規文書が表示され、編集可能となる。
すなわち、第8図に示すような文書編集画面81が表示
される。文書編集画面81には一般に、少なくとも書式
の編集モードへ移行することを指定する書式編集指定領
域82と、内容の編集モードに移行することを指定する
内容編集指定領域83と、書式上の絵柄や内容を入力す
る用紙領域84とがある。そこで、ここでは書式編集指
定領域82を選択して書式を入力した後、この文書を閉
じて格納する。これにより、この文書の書式が、後に内
容を入力する文書の書式として使用されることになる。
以前作成した文書の書式を用紙として設定することも可
能である。この場合は用紙名が入力されている欄と呼出
515とを選択した後、個人机画面31と文書アイコン
やバインダの中の文書アイコン、あるいは他の共同机の
章節の項目を選択する。すると、第9図に示すような呼
出し属性シート画面91が表示される。
呼出し属性シート画面91には、この文書を複写して所
有するということを指定する複写指定領域92、単に参
照するだけであるということを指定する参照指定領域9
3が少なくとも在る。
文書を複写して所有すると、この文書を開いて書式や内
容を編集しても、もとの文書は変わらない。一方、文書
を参照する場合は、もとの文書が開かれるため、編集す
れば変わる。用途に応じていずれかの領域を選択してこ
のシートを閉じる。
以上が既存文書の書式を使用する際の操作である。
なお、ある項目に用紙が設定できるのは、その親の項目
の担当者だけである。但し、項目根の場合に限り、その
担当者が設定できる。なお、用紙が文書参照・入力に当
たってどのように作用するかは次の文書・参照人力29
で説明する。
以上が解決手段ii)に関連する利用者の操作およびシ
ステムの概略動作である。
文書項目を入力して分担を決めれば、各担当者は文書参
照・入力29が可能になる。
ある利用者が初めて自分の担当となっている項目を開い
た場合には新規文書が割り当てられる。
この新規文書の書式は用紙として設定されている文書と
同じものになる。
なお、その項目に用紙が設定されていない場合は、その
上位の項目に設定しである用紙を代用する。そして、そ
の上位の項目でも設定されていなければ、またその上位
というような規則で用紙を代用する。項目根にも用紙が
設定されていなければ、通常の新規文書が割り当てられ
る。したがって、用紙設定28の機能が存在しない解釈
手段i)では、常に通常の新規文書が割り当てられるこ
とになる。
項目に文書が割り当てられれば、この共同机の利用者で
あれば誰でもその文書を開くことができる。文書を開く
と第8図に示した文書編集画面81が表示される。
ここで、文書を開いた利用者がその項目の分担者であれ
ば、少なくとも内容が更新できる。なお、既成の文書を
項目に対応付けることもできる。その際の操作は、既成
の文書を用紙として設定する場合と全く同じであるので
、ここでは詳しく述べない。
次に、指示・返答210について説明する。関連項目に
指示を出して担当者の返答をもらうことができる。しか
も、交わされた指示・返答の内容は保管され、いつでも
参照できる。なお、この指示・返答210が解決手段1
ii)および解決手段iv)に対応する。
また、返答に対する承認という手続きを導入する。そし
て、承認された指示・返答の件数を法外表示領域58に
表示し、一方、未だ承認されていない指示・返答の件数
を残件表示領域57に表示する。すなわち、各作業者の
仕事ぶりを公開するものである。これにより、各担当者
は心理的作用を受け、返答を怠らないようになる。なお
、これは作業管理を容易にする解決手段vi)に関連す
る部分であり、解決手段■)とは直接関係無い。
関連項目に指示を出すには、その項目に対応する残件表
示領域57の欄をマウスで選択する。すると、第10図
に示すような指示・返答残件シート画面1001が表示
される。指示・返答残件シート画面1001には、発信
者表示領域1002゜発信日時表示領域1003.指示
内容表示領域1004、返答内容表示領域1005.返
答日時表示領域1006.承認日時表示領域1007、
およびその他のコマンド領域が在る。
未だ指示を受けたことが無いか、もしくは指示が在って
も既に返答を終え、しかも承認も済んでいる場合には指
示内容も返答内容も何も表示されでいない。一方、何か
指示を受け、未だこれを処理していない場合は本例に示
すように、各外列に少なくとも発信者9発信日時、指示
内容が表示されている。
そこで、ここに指示を出す際には、まず、追加1008
を選択する。すると、利用者がこの項目の分担者でなけ
れば、発信者表示領域1002の空欄に利用者の通称が
表示され、発信日時表示領域1003の空欄に日時が表
示される。そして、指示内容表示領域1004の空欄に
入力カーソルが表示されて指示内容が入力可能になる。
そこで、適当な文を入力した後、例えば、エントリキー
を打つと入力が終了する。
指定者本人でなくても指示・返答残件シート画面100
1を開くと、上で入力された指示内容が参照できる。
次に、自分の担当になっている項目の指示・返答残件シ
ート画面1001を開き、返答を入力する場合を説明す
る。
まず、返答内容表示領域1005の返答欄を選択する。
利用者がその項目の分担者であり、かつ指示内容が空欄
でなく、返答内容が空欄であれば、返答欄に入力カーソ
ルが表示される。そこで、適当な文を入力した後、例え
ば、エントリキーを打つ。すると、返答日時が表示され
る。返答入力が終了すれば他の利用者もこれを参照でき
るようになる。
次に、自分の出した指示に対する返答を承認する操作を
説明する。
まず、指示・返答残件シート画面1001を開く。そし
て、承認対象の返答欄を選択した後、承認1010を選
択する。ここで、もし利用者がこの返答に対応する指示
の発信者であれば本件は承認済ということになり、再表
示が実行されて本シートから消える。
承認済の指示・返答内容を参照したい場合は、項目に対
応する法外表示領域58の欄と開514を選択する。す
ると、第10図と同じ形式の画面が表示され、これまで
承認された指示・返答の内容が同様に表示される。但し
、ここでは指示の追加および返答、そして承認はできな
い。
以上のようにして文書の分担作成が進行していく。
ところで、上で説明した指示・返答の手段が在ることで
、分担して作成しているが故に発生する矛盾を排除でき
る。しかし、普通、内容の本質に係わらないものは後回
しにする。例えば1章節番号や図番ずれなどが在っても
、内容を吟味している時は誰も気にしない。また、作業
を始める前に用紙を設定することで、内容の配置に関す
る書式を統一できるが(用紙を規定することで内容も規
定できる場合がある)、内容優先で用紙を決めるのは後
回しになることもある。
以上の理由から内容の本質に係らない矛盾は本質部分が
完成してからまとめて修正することになるが、この作業
が極めて退屈で手間が掛かる。したがって、文書分担作
成管理システムとしてはこのような作業を計算機で支援
する必要がある。これに対応するものが最終仕上211
である。なお、この部分が解決手段v)+Vl)に対応
する。
文書の内容が完成した時、共同文書管理画面51の最終
仕上げ517を選択する。すると、第11図に示すよう
な題書式・言い回し書式シート画面1101が表示され
る。
題書式・言い回し書式シート画面1101は、頭書式設
定領域1102と言い回し書式設定領域1103に分か
れている。頭書式設定領域1102には章節頭書式設定
モードと図表題書式設定モードとが在り、それぞれ章節
頭書式設定領域1104か図表頭書式設定領域1105
を選択することで移行できる。第11図は章節頭書式設
定モードの状態を表している。
章節M書式設定モードはさらに各章節の階層毎の書式設
定モードに分かれており、章節深さ指定領域1106を
用いて移行できる。なお、各章節の深さで表示される書
式の項目は全て同じである。
書式の項目としては1文字のサイズ1107゜ゴシック
や明朝体などの文字の種類1108.下線や網掛などの
強調1109.左揃えや中央揃えなどの配置1110.
文字間隔1111.符号型1112、符号で使用する記
号の種類である記号種1113.第X章の「第」などの
前置記号1114、第X章の「章Jなどの後置記号11
15、符号型12ヲli’2. IJI ヤ[i’l−
1」(7)ような区切型にした場合の、r、Jや「−J
などの区切り記号1116、符号型を、「(a)Jlや
1m [1] 」などの両括弧型にした場合、または[
i’a) Jや1i’l]jなどの片括弧型にした場合
の、その括弧記号1117などが在る。
なお、符号型を両括弧型または片括弧型に指定すると、
それより深い節や項では符号型を区切型に指定できない
規則にしている。
図表頭書式設定モードにおける悪書式設定領域の内容を
第12図に示す。項目の内容は章節頭書式設定モードと
ほとんど同じであるが、括弧記号1117が無く、符号
型1112の内容が符号型1201のように代わる。
符号型1201には、連番1202と符号付き1203
が在る。例えば、章の深さのモードで連番1202を選
択すると文書全体を通して図25や表32のような一貫
した番号が付けられる。
方、節の深さのモードで連番1202を選択すると、「
図2−1」や「表2−3」のように、所属する章の符号
と、区切記号1204と、所属する章での一貫番号とが
合成された符号が符られる。
以下、項のモードで連番1202を選択した場合も、「
図2.1−1jや「表2.1−3jのようになる。なお
、連番1202を指定すると、それより深い章節のモー
ドへは移行できない。
言い回し書式1103としては、「だ。である。Jで代
表される常体と、「です。ます。」で代表される敬体が
指定できる。
以上のような書式を設定してこのシート画面を閉じると
、第13図に示すような手順で最終仕上211が実施さ
れる。
まず、ステップ1301において章節項目表示領域54
に対応つけられている全文書を探索しながらその内容を
解析して論理構造を抽出する。
例えば、第14図に示す文書1401が項目板の子項目
に対応つけられており、この項目が項目板の子項目で最
初のもの、すなわち章節項目表示領域54の2行目の項
目であったとする。
文書1401には、章節の題1402,1403゜14
04.1405や回頭1406.1407などが在る。
論理構造の抽出に当たっては、文書中のこのような題を
見つけ、章節の階層構造、各章節に所属する図表、各図
表の所属章節での順序関係を特定し、第15図に示すよ
うなデータを作り出す。
すなわち、項目板1501の下には章節1502があり
、その下には章節1503があり、またその下には章節
1504などがある。そして、章節1502には章節1
503の次に章節1505という子の章節があり、この
章節1505には図として1506とその次に1507
などがあるということと、章節および図表の各ノードの
実際の文書中での存在位置(例えば、段落として、ある
いは図表として何番目に表れるかを示す情報)を特定す
るものである。
近年、論理構造の解析技術が進み(例えば、文献[3]
で紹介されている)、章節の階層構造に関してはほぼ完
全に特定できるようになった。しかし、未だ図表の所属
章節の特定には曖昧さが残っている。これも将来解決さ
れるものと考えられるが、現在の技術水準で実施すると
すれば、例えば、回頭1406や1407のように、図
表の番号を、所属章節の符号と所属章節での順序とで構
成する約束にしておくという方法が考えられる。
この程度の約束であれば後回しにするということも無い
であろう。
なお、論理構造が特定できなくなった場合はその時点で
エラーメツセージを出し、処理が中止される。そのよう
な場合としては1例えば、章節項目表示領域54の項目
板の孫項目根の文書中に、1402のような章の題が存
在する場合や、1402のような章の題の次に、いきな
り1404のような項の題が在るというような場合があ
げられる。
なお、章節番号や図表番号の跳びは階層構造と順序関係
に影響与えないのでエラーとはならない。
ところで、論理構造の抽出に並行して本文中の図表また
は章節の参照個所を検出して論理構造との対応を取って
おく。すなわち、第14図の1408のような文字列を
全て探索してその文書中の位置を求め、これと第15図
の各ノードとの対応関係を1508に示すように記憶し
ておくものである。
この技術も論理構造の解析と共に近年、盛んに実施され
ているものである。
論理構造を抽出した後はステップ1302において番号
揃えと頭書式揃えを実施する。章節の階層構造と順序関
係、および図表の所属章節と所属章節での順序関係は第
15図の論理構造で明らかになっているので、これと第
11図および第12図を使用すれば、この処理は容易に
実行できる。
なお、これと並行して参照個所も同様に修正する。
ステップ1302が終了するとステップ1303におい
て言い回し書式を揃える。言い回しの書式は言い回し書
式領域1103で指定している。
近年、自然言語解析技術が進歩し、文章を自動的に校正
するような処理が盛んに実施されている(例えば、文献
[4]でこの種の処理が紹介されている)。したがって
、処理の詳細を本発明で開示する必要はないであろう。
ただ、そのようなシステムでは、文書中で頻度の多い言
い回しを調べて、それに揃えるようにしている。−人で
作成した文書であれば問題は無いであろうが、分担して
作成した場合には必ずしも適当とはいえない。
例えば、ある言い回しを好む利用者が分量的に多くの部
分を担当すれば、その人の言い回しが採用されてしまう
。文書の目的、読む対象者で適切な言い回しが存在する
はずである。そこで、本実施例では処理に先立って書式
を指定するようにしでいるものである。
言い回し書式揃えが終了すれば、次にステップ1304
において用語揃えを実施する。これを実施するためには
、第16図に示すような用語辞書を、用語辞書名表示領
域512に指定しておく必要がある。
用語辞書は、単語の組1601の集まりである。
一つの単語の組1601に所属する単語は同じ意味を持
つ同義語である。そして、最初に定義されている単語が
同義語の代表語となり、同じ意味の単語はすべてこれに
変換される。
例えば、単語「計算機Jl 1602と単語「コンピュ
ータJl 1603が一つの単語の組に定義されておれ
ば、本文中の「コンピュータ」という記述は「計算機」
という記述に変換される。
用語辞書名表示領域512に用語辞書を設定する操作は
以下の通りである。
まず、章節の項目に対応させて、用語辞書名表示領域5
12の欄を訂正513を選択する。すると、ここに入力
カーソルが表示される。そこで、適当な文字列を入力し
てやり、例えば、エントリキーを打つ。これで、用語辞
書名の入力が終了する。なお、このような操作が可能な
のは、この項目の親の項目の担当者だけである。但し、
項目板の場合の限り、担当者が実施できる。
次に、入力した用語辞書名の欄を選択して開514を選
択する。これが、この欄にとって初めての開5]であり
、利用者がこの項目の新項目の分担者であれば、新規の
用語辞書が割り当てられ、それが用語辞書編集画面に表
示される。なお、用語辞書編集画面は単なるテキストエ
ディタであり、第16図に示した形式で内容を入力して
いけばよいので、詳細は割愛する。
なお、既に用語辞書が割り当てられている場合はそれが
用語辞書編集画面に表示される。また、既成の用語辞書
をここで指定することも可能である。指定の操作は用紙
や文書の場合と同様で、呼出515を使用する。なお、
呼出515の操作も用紙名人力の際と同様な制限がある
ところで、同義語を代表語に変換する方法を第17図を
用いて説明しておく。
章節の項目54に対応する全文書について以下のことを
繰り返す。
■ その項目、およびその項目の直系の先祖の項目に設
定されている全ての用語辞書を対象にして、単語を長い
もの順に並べる。これを長順単語リスl−1701と呼
ぶ。
■ 文章中の注目点1702を本項目に対応する文書の
最初の文字1703に設定する。
■ 長順単語リスト1701がら長いもの順に単語17
04を読み出してきて、注目点17o2と単語1704
の先頭文字とを一致させて照合する。
照合が失敗すれば、新しい単語を長順単語リスト170
1から読みだしてきて同様な処理を実行する。
長順単語リスト1701における全ての単語について照
合が失敗したら、注目点1702を一字ずらし、注目点
17o5のようにして長順単語リスト1701の最初か
ら同様に処理する。
■ 一方、照合に成功したら、その単語を、その代表語
に変換した後、注目点1702を代表語の文字数だけず
らして注目点1706のように設定する。そして、再び
長順単語リスト1701の最初の単語に注目して■に戻
る。
■ 以上の処理を繰り返し、注目点と本文書の最後の文
字までの字数が長順単語リスト1701における最短の
単語の字数より短くなった時。
処理が終了する。これにより、同義語を代表語に変換で
きる。
用語揃え1304が終了すると、次に内容配置修正13
05を実施する。
用紙名表示領域511の欄に、漏れなく用紙を設定して
から文書の作成を開始していれば問題ないが、用紙が後
で決まる場合が多い。そこで、ここでは章節の項目54
に対応する文書の書式を用紙の書式に合わせる処理を実
施する。
以上が最終仕上211の詳細である。
ここまではユーザの操作に対応させてシステムの動作を
説明してきたが、以下ではデータ12の構造とシステム
の動作の関係について述べる。
データ12は第18図に示すように、管理データ180
1と内容データ1802に分けである。
管理データ1801は、さらにユーザ管理データ180
3.個人机管理データ1804.共同机管理データ18
05.文書管理データ1817゜用語辞書管理データ1
819に分けている。
ユーザ管理データ1803には各ユーザ管理データ18
06がある。個人机管理データ1804には各ユーザの
個人机管理データ1807がある。
共同机管理データには各共同机管理データ1808があ
る。文書管理データ1817には各文書管理データ18
18がある。用語辞書管理データ1819には各用語辞
書管理データ1820がある。
一方、内容データ1802は、文書内容データ1809
、共同机内容データ1810.指示・返答書内容データ
1811.用語辞書内容データ1812に分けである。
文書内容データ1809はさらに各文書内容データ18
13.共同机内容データ1810はさらに各共同机内容
データ1814.指示・返答書内容データ1811はさ
らに各指示・返答書内容データ1815.用語辞書内容
データ1812はさらに各用語辞書内容データ1812
に分けである。
各ユーザ管理データ1806は第19図に示すように、
少なくとも通称1901と利用者IDとで構成する。
そこで、ログイン21において利用者が端末から通称と
利用者ID入力したら、それがホスト計算機11に送ら
れる。そして、ホスト計算機11はユーザ管理データ1
803以下に在る各ユーザ管理データ1806と利用者
が入力したものを比較し、該当する利用者が存在すれば
、次のように処理する。
まず、そのユーザの書く個人机管理データ1807のフ
ァイルを読みだす。なお、各個人机管理データ1807
のファイル名には利用者IDを使用しており、利用者が
決定すれば読み出せるようにしている。
各個人机管理データ1807は第20図に示すように、
文書管理データ2001.バインダ管理データ2002
.所属共同机管理データ2003などに分けである。
文書管理データ2001はさらに各文書ID2004に
分かれている。なお、文書IDは文書が新設された時に
ホスト計算機11が割り当てるものであり、各文書管理
データ1818および各文書内容データ1813はこの
文書TDを名前に持つファイルになっている。
バインダ管理データ2002はさらに各バインダ管理デ
ータ2005に分かれており、各バインダ管理データ2
005には通称2006.文書管理データ2007など
が在る。なお、文書管理データ2007は文書管理デー
タ2001と構造が等しいのでこれでは省略しである。
所属共同机管理データ2003はさらに各共同机l02
008に分かれている。所属共同机管理データ2003
は、本利用者がどの共同机に所属するかを示す情報であ
る。共同机のアイコンを表示する際に必要である。
そこで、ホスト計算機11は次に、各個人机管環データ
18o7の文書管理データ2001およびバインダ20
02以下の各文書ID2004で示される各文書管理デ
ータ1818のファイルを読みだす。なお、各文書管理
データ1818の詳細は後で述べる)。
次に、各共同机l02008に対応する各共同机管理デ
ータ1808のファイルを読み出す。各共同机管理デー
タ1808のファイル名には共同机IDが使用されてお
り、共同机が決定すれば読み出せる。なお、共同机ID
は利用者が設定するものではなく、共同机が新設された
時にホスト計算機が自動的に割り付けるものである。
第21図に示すように各共同机管理データ1808には
通称2101と責任者ID2102が少なくとも在る。
最後にホスト計算機は、当該利用者の各個人机管理デー
タ1807、これに所属する全文書の各文書管理データ
1818.当該利用者の所属する各共同机管理データ1
808を利用者がログインした文書端末13に送る。
すると、文書端末13はこのデータに基付き、個人机側
面31を表示して、利用者の操作を待つ。
法に、共同机新設24におけるデータの操作について述
べる。
第4図で説明したように、共同机の名前を名前入力シー
ト画面44で入力した後、文書端末13は、本利用者I
D(このIDを今、仮にUID−Xと呼ぶ)と、この利
用者が共同机を新設したということと、共同机の名前と
をホスト計算機11に送り、ホスト計算機11の返信を
待つ。
すると、ホスト計算機11は、この共同机にIDを割り
付けて(これを今、かりにCID  Xと呼ぶ)、この
CID  Xを名前として持つ各共同机内容データ18
14のファイルを定義する。
共同机内容データ1814は第22図に示すように、階
層構造のノード2201.頭書式2202、言い回し書
式2203で構成する。
階層構造のノード2201は、章節項目名2204 。
項目に対応する文書のID2205、この文書が呼出5
15によるものか、この共同机で新規に作成したものか
を示す文書自他フラグ2206.本項目の分担者ID2
207 、分担者の通称2217.本項目の指示・返答
書l02208 、本項目に対応する文書を最初に開い
た日時である作成開始日時2209゜進行度2210.
用紙として設定した文書のIDである用紙文書ID22
11 、用紙文書が呼出515によるものか、この共同
机で新規に作成したものかを示す用紙自他フラグ221
2.用語辞書ID2213、この用語辞書が呼出515
によるものか、この共同机で新規に作成したものかを示
す用語辞書自他フラグ2214.そしてノード間の階層
関係を示す親子兄弟ノード2215.ノードID221
6で構成するが、ここでは最上位の項目板の名前とその
分担者、およびノードIDだけを記録する。
すなわち、最初のノード2201の章節の項目名として
文書端末13から送られてきた共同机の名前を、そして
分担者ID2207としてUID  Xを、分担者の通
称2217としてUID  Xを持つ利用者の通称22
01.ノードID2216として0を記録する。なお、
ノードIDはその共同机の中でユニークなIDである。
次に、同様に上記CID  Xを名前として持つ各共同
机管理データ1808のファイルを定義し、通称210
1および責任者ID2102として、文書端末13から
送られてきた共同机の名前およびUIDXを記録する。
そして次に、本利用者の各個人机管理データ1807の
各共同机IDにCID  Xを加える。
以上の処理が終了するとホスト計算機は文書端末13に
対してCID  Xを送る。
そこで、文書端末13はこのCID  Xを当方が持っ
ている利用者の個人机管理データに加えた後、個人机側
面31に新設の共同机アイコン36を表示し、利用者の
操作を待つ。
次に、共同視作業25におけるデータの操作について述
べる。
利用者が共同机アイコン36を開く操作をすると、文書
端末13は指定された共同机ID(今、仮にこれをCI
D  Xと呼ぶ)をホスト計算機11に送り、各共同机
管理データ1808と各共同視内容データ1814の供
給を依頼する。
すると、ホスト計算機11はこれを受け、CIDXの名
称を持つ各共同視管理データ1808と各共同視内容デ
ータ1814の各ファイルを読み出し、これを文書端末
13に送る。
すると、文書端末13はこれらデータから第5図の共同
視画面51を表示して、この画面も利用者の操作待ちと
なる。
次に、文書項目入力26におけるデータ操作を説明する
。まず、新しい章節の項目が入力された時は、その親に
なる章節項目のノードID2216とその兄弟になる章
節項目のノードID2216 (存在しなければ負の値
を入れるという約束にしておく)。
新しい項目の名前、利用者ID(これをUl、DXと呼
ぶ)をホスト計算機11に送り、項目の新設を依頼する
すると、ホスト計算機11はこれを受け、階層構造のノ
ード2201を新設して新しいIDを割り付け(これを
仮にNID  Xと呼ぶ)、ノードID2216ニN 
I D  Xを、章節の項目名2204 ニ文書端末1
3が送ってきた項目の名前を、分担者ID2207に文
書端末13が送ってきたUID  Xを、親子兄弟ノー
ト2215に、やはり文書端末13が送ってきた親およ
び兄弟ノードIDを記録する(子ノードは存在しないの
で、負値にする)。
また、ここで指示・返答書の新しいIDを発生してこれ
を名前として持つ各指示・返答書内容データ1815の
ファイルを定義した後、NIDXで示されるノード22
01の指示返答書IDに上記で発生したIDを記録する
。そして、文書端末13に対して新設したNID  X
を返信として送る。
すると、文書端末13はホスト計算機11と同様な処理
をしてNID  Xを持つノード2201を新設した後
、利用者の操作待ちとなる。
次に、用紙設定28におけるデータ操作を説明する。ま
ず、新規の用紙が割付けられる場合を説明する。なお、
用紙が割り付けであるかどうかは、用紙文書ID221
1が負値かそうでないかで判定する。
文書端末13は、用紙を割付ける章節項目ノードID2
201 (これをNID  Xと呼ぶ)と、用紙の名前
(これをDNAME  Xと呼ぶ)をホスト計算機11
に送り、用紙の新設を依頼する。
すると、ホスト計算機11は新しい文書IDを発生させ
て(これをDID  Xと呼ぶ)DIDXを名前に持つ
各文書管理データ1818と各文書内容データ1813
のファイルを定義する。
各文書内容データ1813にも何も記録しない。
各文書管理データ1818は第23図のように、文書の
通称2301、内容更新者ID2302.書式更新者l
02303などから構成しており、文書の通称2301
にDNAME  Xを、内容更新者ID2302と書式
更新者ID2303とにNID  Xで示されるノード
2201の分担者ID2207を記録する。
さらに、NID  Xで示されるノード2201の用紙
文書ID2211にDID  Xを、用紙自他フラグ2
212には新設を示す「自jを記録する。最後DID 
 Xを文書端末13に送る。
すると1文書端末13もNID  Xで示されるノード
2201の用紙文書ID2211にDID  Xを、用
紙自他フラグ2212には新設を示す「自」を記録する
次に、用紙を開く際のデータ操作を説明する。
文書端末13は指定された用紙の用紙文書ID2211
 (これをDID  Xと呼ぶ)をホスト計算機11に
送り、文書の供給を依頼する。
すると、ホスト計算機11はDID  Xを名前に持つ
各文書内容データ1813のファイルを読み出し、これ
を文書端末13に送る。
文書端末13はこれを受け、各文書内容データ1813
を第8図に示したように表示する。
なお、各文書内容データ1813は第24図に示すよう
に、少なくとも書式データ2401と内容データ240
2とで構成する。
そこで、利用者が例えば書式を編集した後、文書の記録
を指定したとする。ここで、用紙文書ID2211 (
、:れをDID  Xと呼ぶ)と文書内容データと利用
者ID(これをUID  Xと呼ぶ)をホスト計算機1
1に送り、記録を依頼する。
すると、ホスト計算機はまず、DID  Xで示される
各文書管理データ1818の内容更新者IO2302と
UID  Xとが等しいかどうか調べ、等しければ、D
ID  Xで示される各文書内容データのファイルの内
容データ2402を文書端末13から送られてきた内容
データに更新する。
次に、UID  XとDID  Xで示される各文書管
理データ1818の書式更新者ID2303が等しいか
どうか調べ1等しければ−DID  Xで示される各文
書内容データ1813フアイルの書式データ2401を
文書端末13から送られてきた書式データに更新する。
最後に、書式データ2401および内容データ2402
の更新の有無を文書端末13に知らせる。
これを受けた文書端末13はメツセージを表示して書式
および内容の更新の有無を利用者に知らせる。
次に、既成の用紙を呼出515で割り付ける際のデータ
操作を説明する。
文書端末13は指定された章節項目に対応するノートI
D2216 (これをNID  Xと呼ぶ)と、呼出し
の対象となる文書ID(これをDID  Xと呼ぶ)と
、第9図で指定された参照か複写のいずれかを示すデー
タと、利用者ID(これをUIDXと呼ぶ)をホスト計
算機11に送り、用紙の呼出しを依頼する。
すると、ホスト計算機11は、用紙参照の場合はNID
  Xで示されるノード2201の用紙文書ID221
1(7)用紙文書IDをDID−xにして、用紙自他フ
ラグを「他」にする。
一方、用紙複写の場合は新しい文書IDを発生して(こ
れをDID  Yと呼ぶ)DID  Yを名前に持つ各
文書管理データ1818と各文書内容データ1813の
ファイルを定義する。
次に、DID  Xで示される文書管理データ1818
と各文書内容データ1813のファイルの内容をDID
  Yのファイルへ複写する。この後、DID  Yの
各文書管理データ1818の内容更新者ID2302と
書式更新者2303にtJID−Xを記録する。さらに
、NID  Xで示されるノード2201の用紙文書I
D2211の用紙文書IDをDID  Yにして、用紙
自他フラグを「自」にする。
以上の処理を終了すれば、用紙参照の場合はDID  
Xを、用紙複写の場合はDID  Xを文書端末13に
送る。
文書端末13はこれを受け、ホスト計算機11と同様に
用紙参照の場合はNID  Xで示されるノード220
1の用紙文書ID2211の用紙文書IDをDID  
Xにして、用紙自他フラグを「他」にする。
一方、用紙複写の場合はNID  Xで示されるノード
2201の用紙文書IO2211の用紙文書IDをDI
D  Yにして、用紙自他フラグを「自」にする。
以上が用紙設定28に関するデータの操作である。
次に文書・参照人力29に関するデータの操作を説明す
るが、このデータ操作は用紙設定28とほとんど同じで
あるので、特有な点だけの説明に留めることにする。
章節の項目を開くと文書が表示される。この時、用紙が
割付けられていて、しかも最初に開かれたのであれば、
その用紙の書式を持った新規文書が供給されることを前
に述べた。ここの処理が文書・参照人力29に特有なも
のである。
このとき文書端末13は、設定されている用紙文書のI
D(これをDID  Xと呼ぶ)と、文書を割り付ける
先のノードID2201 (これをNIDXと呼ぶ)、
および章節の項目名2201 (これをNAME  X
と呼ぶ)を送り、文書新規割付けを依頼する。
すると、ホスト計算機11はまず、新しい文書IDを発
生しくこれをDID  Yと呼ぶ)、DIDYを名前と
して持つ各文書管理データ1818と各文書内容データ
1813のファイルを定義する。
次に、DID  Xで示される各文書管理データ181
7と各文書内容データ1813のファイルの内容をDI
D  Yのファイルに複写する。
次に、DID  Yの各文書管理データ1818の内容
更新者ID2302に、NIDXで示されるノード22
01の分担者IDを、そして文書の通称2301にNA
ME  Xを記録する。なお、 DID−Yの各文書内
容データ1813の内容データ2402は初期化される
。また、書式更新者ID2303は変更しない。
最後に、NID  Xで示されるノード2201の文書
ID2207にDID  Yを、そして文書自他フラグ
2206に「自J]ヲ記録し、DID  Yを文書端末
13に送る。
これを受けて文書端末13も、NID  Xで示される
ノード2201の文書ID2207にDID  Yを、
そして文書自他フラグ2206に「自」を代入する。
次に指示・返答210におけるデータ操作について述べ
る。
各指示・返答書内容データ1815は第25図に示すよ
うに、発信者ID2502、発信者通称2509 。
発信日時2503.指示内容2504.返答内容250
5、返答日時2506.承認日時2507゜個別指示・
返答l02508の各項目で構成する個別指示・返答2
501の集合である。一つの個別指示・返答2501が
一組の指示・返答の記録に対応する。
データ操作が発生するのは、■指示・返答書の開、■指
示内容の入力、■返答内容の入力、■発信者による承認
時である。
■ 指示・返答書を開く際には、文書端末13は利用者
が指定した章節の項目に対応するノード2201の指示
・返答書■o220g (これをIIDXと呼ぶ)を送
り、ホスト計算機11に指示・返答書の供給を依頼する
ホスト計算機11はIID  Xで示される各指示・返
答書内容データファイル1815を読み出し、これを文
書端末13に送る。
文書端末13はこれを受け、もし残件のモードであれば
、各指示・返答書内容データファイル1815の個別指
示・返答25o1のうち。
承認日時2501が記録されていないものだけを集めて
第10図で示した画面1001に表示し、利用者の操作
待ちとなる。
一方、これが法外のモードであれば、承認日時2501
が記録されているものだけを集めて第10図で示した画
面1001を表示し、利用者の操作待ちとなる。
■ 指示内容が入力された時、文書端末13は、対応す
るノードID2201の指示・返答書ID2208(こ
れをIID  Xと呼ぶ)、指示内容のテキスト列、指
示者の利用者ID(これをUIDXと呼ぶ)を送り、指
示追加をホスト計算機11に依頼する。
ホスト計算機11はまず、新しい個別指示・返答IDを
発生させる(これをPID  Xと呼ぶ)、なお、この
PID  Xは各指示・返答書内容データ1815で固
有なIDである0次に、IID  Xで示されるファイ
ルに個別指示・返答2501を追加する。そして、追加
した個別指示・返答2501の発信者IDにUID  
Xを、発信者通称2509にUID  Xに対応する利
用者の通称を、発信日時2503に現在の日時を、指示
内容に文書端末13が送ってきた指示内容のテキスト列
を、個別指示・返答IDにPID  Xに記録する。
以上の処理が終了すれば、文書端末にPIDXと発信日
時2503のを送る。
文書端末13は、ホスト計算機と同様に、個別指示・返
答2501を追加し、追加した個別指示・返答2501
の発信者ID2502にUIDXを、発信者通称250
9に利用者の通称を、発信日時2503にホスト計算機
が送ってきた発信日時を、指示内容に利用者が入力した
テキスト列を、個別指示・返答IDにPID  Xを記
録する。
■ 返答内容の入力が終了すると、指示・返答書l02
208と(これをIID  Xと呼ぶ)、返答が発生し
た個別指示・返答ID2508と(これをPIDXと呼
ぶ)、返答内容のテキスト列を送り、返答の発生をホス
ト計算機11に知らせる。
ホスト計算機11は、IID  Xで示される各指示・
返答書1815を読み出し、PIDXを個別指示・返答
IDとして持つ個別指示・返答2501を探し出す。そ
して、返答内容2505として文書端末13が送ってき
たテキスト列を、返答日時2506として現在の日時を
記録してファイルを閉じる。そして最後に返答日時25
05の内容を送る。
文書端末13はこれを受け、PID  Xを捺った個別
指示・返答2501の返答日時2506としてホスト計
算機11が送ってきた返答日時を代入する。
■ 発信者による承認が発生した場合は、指示・返答書
l02208 (これをIID  Xと呼ぶ)、対応す
る個別指示・返答書ID(これをPID−Xと呼ぶ)を
送り、承認の発生髪ホスト計算機11に知らせる。
ホスト計算機11はこれを受け、IID  Xで示され
る各指示・返答書1815を読み出し、PID  Xを
個別指示・返答IDとして持つ個別指示・返答2501
を探し出す。そして、承認日時2507として現在の日
時を記録してファイルを閉じる。そして最後に承認日時
2505の内容を送る。
文書端末13はこれを受け、PID  Xを持った個別
指示・返答2501の承認日時2507としてホスト計
算機11が送ってきた承認日時を代入する。そして、こ
の個別指示・返答2501を画面1001から消去して
利用者の操作待ちとなる。
以上が指示・返答210に関連するデータ操作である。
次に、最終仕上211で使用する用語辞書の設定に関す
るデータ操作を説明する。
各用語辞書内容データ1816に関しては第16図で説
明した。一方、各用語辞書管理データ1820は第26
図に示すように、用語の通称2601、内容更新者IO
2602などで構成する。この構造は第23図に示した
各文書管理データ1818とほとんど同じである。した
がって、新規設定。
呼出、格納など、これに関するデータ操作もほとんど同
じであり、容易に類推できる。詳しくは用紙のデータ操
作に関連する説明を参照されたい。
次に、分担設定27におけるデータ操作を説明する。分
担設定時は、変更前の分担者ID2207 (これをt
JID  Xと呼ぶ)、変更の結果として分担者になる
利用者の通称(これを仮にUNAME−Xと呼ぶ)を送
り、分担の設定をホスト計算機11に依頼する。
するとホスト計算機11は、ユーザ管理データ1903
以下の各ユーザ管理データ1906を探索し、文書端末
が送ってきたUNAME  Xが存在するかどうかを判
定する。
ここで、UNAME  Xが存在しない場合にはデータ
処理を行わず、文書端末13にその旨を伝える。
一方、UNAME  Xが存在すればその利用者ID(
これを仮にUID  Xと呼ぶ)とUNAMEXを、N
ID  Xで示すノード2301の分担者ID2307
と分担者の通称2317にそれぞれ記録する。なお、こ
こで変更する前の分担者のIDをUID  Y、そして
現在処理している共同視のIDをCID  Xとする。
次にUID  Xの利用者の各個人机管理データ180
7の所属共同視2003にCID  Xが存在するかど
うかを調べ、もし存在すれば何も処理しない。一方、存
在しなければ、CID  Xを所属共同視2003に追
加・記録する。
次にCID  Xで示される各共同視内容データ181
4を調べ、UID  Yを分担者にしているノード22
01が存在すれば何も処理しない、−方、UID  Y
を分担者にしているノード2201がもう存在しなけれ
ば、tJID  Yで示される各個人机管理データ18
07の所属共同視2003からCID  Xを除去・記
録する。
次にNID  Xで示されるノード2201が項目板で
あるならば、CID  Xで示される各共同視管理デー
タ1808の責任者IDをUID  Xに変更・記録す
る。
次に、NID  Xで示されるノードの文書ID220
5 (これをDID  Xと呼ぶ)が負値でなく(すな
わち、文書が既に割付けられており)、自イ也フラグ2
206が「自」であれば、DIDXで示される各文書管
理データ1818のファイルの内容更新者ID2302
をUID  Xに変更する。
なお、書式更新者ID2303は変更しない。また、用
紙や用語辞書に関してもここでは更新者の変更はしない
、これらの変更については後で述べる。
以上の処理が終了すれば、文書端末にUIDXを送る。
文書端末13はこれを受け、UID  XをNIDXで
示されるノード2201の分担者ID2207に代入し
、NAME  Xを通称2217に代入する。
また、もしNID  Xが項目根ならば、責任者表示領
域52の内容も変更する。
なお、UID  Xが負値ならば該当利用者無しとして
その旨を利用者に伝える。
本発明の他の実施例について以下、項目に従い説明する
以下で述べる項目は、■作業管理の充実、■文書項目単
位の編集、■属性変更、■文書項目の分割・統合、■指
示・返答の充実である。
■ 作業管理の充実 作業者への心理的作用を期待して指示・返答書の残件と
法外を表示するようにしたことを前に述べた。これのよ
うな作業管理機能を更に充実させるために、共同視画面
51に更新状況表示領域56、進行度表示領域59.完
成予定表示領域510を設けることも考えられる。
更新状況表示領域59に表示するものとしては、この共
同視画面51を開いた時点、もしくは再表示516を実
行した時点での文書の最終更新日時、最終更新日時以降
、担当者が文書を開いている時間(これを「ずれ時間J
と呼ぶことにする)が考えられる。最終更新日時から、
その担当者が最近仕事をしているかどうかが分かる。ま
た、ずれ時間が分かれば、自分の参照している文書の内
容の信憑性が推し量れる。
最終更新日時は第23図の各文書管理データ1818に
項目として加えて文書更新時に記録するようにしてやれ
ば、文書端末13に送ることができる。一方、ずれ時間
は、文書端末13が文書の供給をホスト計算機11に要
求する際、利用者IDも送るようにしてやることで求め
ることができる。これを共同視内容データなどと共に文
書端末13に供給すればよい。
進行度表示領域59には、完成文書に比較してどのくら
い進んだかを、例えば、パーセンテージで表示する。こ
れを登録するのは担当者本人で、例えば、進行度表示領
域59と訂正513を選らび、数値入力するか、もしく
はマウスでスケールの目盛を指定する、というような操
作が考えられる。この情報も作業者の心理に作用する。
この進行度は例えば、各指示・返答書内容データ181
5の各ノード2201毎に、進行度2210のように記
録すればよい。
完成予定表示領域512には、担当者が初めてこの文書
を開いた日と、進行度とから計算される完成予定日を表
示する。この情報から責任者は種種子定を立てることが
できる。作成開始日は例えば、あるノード2201に初
めて文書を割り付けるとき、または文書の呼出を初めて
実施するときに記録すればよい。
■ 文書項目単位の編集 文書の項目を単に順次、追加していくだけでは柔軟性が
ない。途中への挿入518.削除519゜複写520.
移動521の操作が必要である。
項目名を選択して挿入518を指定したら、その項目以
下の項目がすべて下へ一行移動して空欄ができ、ここに
新しい項目名が入力できるようにする。但し、前に延べ
た項目入力の規則(規則1)で操作は制限される。
項目名を選択して削除519を指定したら、その項目以
下の項目がすべて削除される。すなわち、指定されたノ
ード2201と、その子孫ノード2201が削除される
。但し、以下の条件が満足しない場合は削除しないよう
にする。
1、利用者IDと、指定された項目の新項目の分担者I
Dが等しい。分担者は上位項目の内容変更はできない。
前に述べた項目入力の規則(規則1)に従う。
2、利用者IDと、指定された項目の分担者IDと、以
下の全ての分担者IDが等しい。
これは、下位に分担者と必ず協議する機会を設けるため
である。
3、その項目と下位のすべての項目に対応するすべての
指示・返答書が承認法である。これは、関連他者と必ず
協議する機会を設けるためである。
項目名を選択して複写512を指定した後、挿入位置(
左右位置も含む)を指定すると、指定された項目以下の
項目および対応する文書がすべて挿入位置に複写される
。このとき継承されるデータは項目の階層関係と章節の
項目名と文書内容だけで、ノードID2216、親子兄
弟ノード2215、文書ID2205は新規のものとな
り、自他フラグ2206は「自」となる。また、分担者
IDとその通称は複写を実行した利用者のものとなる。
その他のデータは全て初期化される。なお、この操作も
項目入力の規則(規則1)で制限される。
項目名を選択して移動521を指定した後、挿入位置(
左右位置も含む)を指定すると、指定された項目以下の
項目および対応する文書がすべて挿入位置に移動される
。このとき変更されるデータは、指定された項目の親子
兄弟ノード2215と移動の結果、この項目の親兄弟と
なる項目の親子兄弟ノード2215である。なお、この
操作も項目入力の規則(規則1)で制限される。
■ 属性変更 前述したように、分担者を変更すればこれに割り付けら
れている文書の内容更新者ID2302も同様に変更さ
れ、新しい分担者による内容の更新が可能になる。この
際、その文書の書式変更者ID2303、用紙および用
語辞書の更新者IDは変更されない。
こうすることで、責任者(または上位の分担者)が最初
に決めた文書仕様で、下位の分担者の編集操作により厳
格に制限できる。
しかし、永久にその上位の分担者だけしか更新できない
、ということになると柔軟性に欠ける。
そこで、項目名や用紙基、あるいは用語辞書を選択して
属性522を指定したら、これに割付けられている文書
もしくは辞書の更新者を直接変更できるようにする。但
し、変更に際しては、前に述べた分担変更の規則(規則
2,3.4)を拡張した第27図に示すように規則に従
うものとする。
今、項目板2701を最上位として項目2702から項
目2705などで構成される章節項目の階層構造が在り
、項目板2701には用紙2706゜項目2703には
用紙2707.項目2705には用紙2708が割付け
られているものとする。
そして、各項目の分担者および各用紙の更新者が英字で
記されている通りであったとする。
ここで属性522を用いた場合の更新者変更の規則を次
のように定義する。なお、ある項目に割り付けられてい
る文書の書式更新者や用紙更新者、または用語辞書更新
者のことをここでは単に更新者と呼ぶ。
「利用者と、ある項目の更新者が等しければ、その更新
者を対応する項目またはその直系の先祖項目の分担者に
変更できる。」 「項目板の分担者は、少なくとも項目板の更新者を自分
に変更できる。」 例えば、分担者Bは、用紙2707の更新者を分担者A
に変更できる。また、利用者Aは用紙2706の更新者
をAに変更できる。なお、用紙2706の更新者と項目
板2701の分担者が異なるということは、以前、責任
者の変更が在ったことを意味する。
なお、ある項目に割り付けられている文書や用紙、また
は用語辞書の自他フラグ2206,2212゜2214
が「自」でない場合は更新者の変更はできないようにす
る。他の共同視の文書が勝手に変更されることを防ぐ必
要がある。
■ 文書項目の分割・統合 文書の構成が明らかで、内容が閉じた状態で常に項目が
定義できるわけではない。各部が詳細化されるに従って
初めて本来の項目構成が明らかになってくる場合がある
。このような時のために、文書項目の分割523と統合
524の機能を設ける。
ある項目名を選択して分割523を指定すると、それに
割り付けられている文書の論理構造に従って文書を分割
し、その項目以下に新しい項目の下層ができあがる。
例えば、第28図に示すように、項目2801に文書2
802が割り付けであるものとする。文書2802の内
容は第29図に示すように、章2901、節2902.
節2904で構成され、節2902には図2903が存
在している。
そこで、文書2801に対して前述した論理構造の解析
を実施すれば、章節構成が明らかになる。
次に、この章節構成をそのまま利用して項目のノード2
201を新設する。この際、文書から抽出した章節の題
を章節の項目名2201として使用する。すなわち、項
目2801の下に項目2804と項目2807を作成さ
れるものである。
そして、論理構造抽出に当たっては章節構成のみならず
、各章節に所属する内容の位置(図表も含む)も明らか
になる。そこで、第29図に示すように、文書2801
を章節構成で分割して文書2803、文書2805.文
書2807を作り出し、これらの文書を第28図のよう
に各項目に割付ける。なお、各項目の分担者ID220
7と通称2217は、元の項目のものと同じにする。
なお、論理構造に矛盾が在った場合は処理しない。また
、分割が許されるのはその項目の分担者だけである。
ある項目を選択して統合524を指定すると、分割とは
逆にそれ以下の全ての項目に割付けられている文書を一
つの文書に合成する。そして、指定の項目より下位の項
目はすべて削除され、合成した文書を指定の項目に割り
付ける。但し、下位の項目を削除することになるので、
前述した規則で操作は制限される。
■ 指示・返答の充実 前述した実施例では、複数の項目に同じ指示を出したい
場合には同じ指示を何度も書かなければならない。した
がって、複数項目に対する回報の機能が必要である。
また、ある人物が一つの項目だけを分担するという約束
はないので、人を特定して指示・返答の記録を参照した
いというときに手間を要する。また、日時を特定して共
同机で交換された指示・返答の記録が参照したい、とい
う場合も手間を要する。したがって、利用者毎にその人
が受けた指示、そしてその返答の記録を参照する、ある
いはその人が出した指示と、それに対応する返答の記録
を参照する、または日時を特定して参照するというよう
な、いわば指示・返答記録の検索機能が必要である。
また、文書の位置を特定して指示を出したい、という場
合に、指示内容として記述するだけでは分かりにくいし
、面倒である。したがって、文書の頁や図表、段落など
に直接対応させて指示・返答できるボストイツトのよう
な機能が必要である。
また、前述の実施例では指示に対して早く返答をして欲
しいという場合を考慮していない0例えば、急ぎの指示
が出た場合に先方にそれを知らせ、返答するまで他の操
作ができなくする、というような緊急連絡機能が必要で
ある。
〔発明の効果〕
文書の分担作成作業を円滑に進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるシステム全体の構成図
、第2図は本実施例におけるシステム利用者の操作遷移
を表す図、第3図は本実施例における個人机画面を表す
図、第4図は本実施例の共同机の新設操作を表す図、第
5図は本実施例の共同机側面を表す図、第6図乃至第7
図は本実施例の文書項目入力と分担設定の説明図、第8
図乃至第12図は本実施例の文書編集における表示画面
を示す図、第13図は第2図における最終仕上の手順を
示す図、第14図乃至第17図は第13図における最終
仕上の各ステップを説明するための図、第18図乃至第
26図は第1図におけるデータ12の構造とシステムの
動作の関係についての説明図、第27図乃至第29図は
本発明の他の実施例を説明する図である。 21・・・ログイン、22・・・個人視作業、23・・
・利用者管理、24・・・共同机新設、25・・・共同
視作業、26・・・文書項目入力、27・・・分担設定
、28・・・用紙設定。 29・・・文書参照・入力。 210・・・指示・ 返答、 210・・・最終仕上。 第 図 第 図 第 図 7 31 第 図 第 図 第7図 第 図 第 図 3 2 第 13図 第15図 第16図 (日立2050Gエンジニアlルグワークステーシヨン
、2050G、EWS2050(J(−−−−−−−−
−−−−−−−−−一−−−−)(−−−−−−−−−
−−−一−−−−−−−−−−・)14図 407 第18図 第19図 第20図 第21 図 第22 図 2202〜〜題書式 22頭書\言い回し書式 第 23 図 第 4 図 第 7 図 第 5 図 第 6 図 第 9 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の作業者が共同で文書を作成するものにおいて
    、文書を構成する項目と、当該項目に対応する内容を入
    力する分担者とを指定する手段と、 前記指定された項目に対応する文書内容を入力する手段
    と、 前記所定の分担者による項目および内容の入力を優先す
    る手段とを有することを特徴とする文書分担作成管理シ
    ステム。 2、複数の作業者が共同で文書を作成するものにおいて
    、 文書を構成する項目と、当該項目に対応する内容を入力
    する分担者とを指定する文書仕様を入力する手段と、 前記指定された項目に対応する文書内容を入力する手段
    と、 前記文書仕様に基づいて、所定の分担者による項目およ
    び内容の入力を優先する手段とを有することを特徴とす
    る文書分担作成管理システム。 3、前記文書仕様中の項目に対応する内容の、頁上での
    配置の規則または頁を装飾する絵柄を規定する用紙を指
    定する用紙指定手段と、 前記用紙指定手段により指定された用紙を、前記文書内
    容の入力開始時に供給する手段と、前記所定の分担者に
    よる前記用紙の変更指示を優先する手段とを有すること
    を特徴とする請求項2記載の文書分担作業管理システム
    。 4、文書または文書の所定部分に対応させて指示内容を
    入力する手段と、 前記入力された指示に対応する返答を入力する手段と、 前記指示内容及び返答を前記文書または文書の所定部分
    に記憶する手段とを有することを特徴とする文書分担作
    成管理システム。 5、文書情報を保持する記憶領域内に、文書に対する指
    示内容を保持する領域と、前記指示内容に対応した返答
    を保持する領域とを有することを特徴とする文書分担作
    成管理システム。 6、複数の作業者が共同で文書を作成するものにおいて
    、共同で文書を作成する各作業者を識別する作業者識別
    情報を入力する手段と、 文書を前記各作業毎に対応付ける手段と、 前記文書に対する指示内容または指示に対する返答を、
    前記文書が対応付けられている各作業者間で公開する手
    段とを有することを特徴とする請求項4記載の文書分担
    作成管理システム。 7、複数文書の文書間での順序関係を指定する手段と、
    頁番、章節番、図表番の書式を指定する手段と、前記文
    書の論理構造を抽出する手段と、前記各手段により予め
    指定された書式と前記各記各文書間での順序関係および
    前記各文書の論理構造とから頁番、章節番、図表番のず
    れまたはその書式を修正する手段とを有することを特徴
    とする文書分担作成管理システム。 8、文書の組を入力する手段と、少なくとも前記文書の
    組に対応させて言い回し上の書式および同義語辞書およ
    び同義語中の代表語および文書内容の頁上で配置の規則
    並びに頁を装飾する絵柄を規定する用紙のうちいずれか
    を指定する手段と、前記文書の組に対応する各文書の言
    い回し上の書式を前記指定された書式に変換する手段と
    、各文書で使用されている用語を前記指定された代表語
    に変換する手段と、各文書内容の頁上での配置の規則お
    よび頁を装飾する絵柄を前記指定された用紙に配置修正
    する手段とを有することを特徴とする文書分担作成管理
    システム。 9、複数の作業者が共同で文書を作成するものにおいて
    、文書を構成する項目と、当該項目に対応する内容を入
    力する分担者とを指定する文書仕様を入力する手段と、
    前記指定された文書項目に対応する分担者名を表示する
    手段と、前記各項目に対応する作業進行状況を表示手段
    とを有することを特徴とする文書分担作成管理システム
JP2049279A 1990-03-02 1990-03-02 文書分担作成管理システム Pending JPH03252763A (ja)

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