JPH10213172A - 減衰力可変ショックアブゾーバ - Google Patents

減衰力可変ショックアブゾーバ

Info

Publication number
JPH10213172A
JPH10213172A JP1297097A JP1297097A JPH10213172A JP H10213172 A JPH10213172 A JP H10213172A JP 1297097 A JP1297097 A JP 1297097A JP 1297097 A JP1297097 A JP 1297097A JP H10213172 A JPH10213172 A JP H10213172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping force
shock absorber
pressing member
check valve
piston rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1297097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumichi Okada
一路 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1297097A priority Critical patent/JPH10213172A/ja
Publication of JPH10213172A publication Critical patent/JPH10213172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減衰力可変ショックアブゾーバにおいて、作
動を確実にし、作動ストロークに比して全長を短かく
し、しかも構造を簡単にする。 【解決手段】 ショックアブゾーバのシリンダ10内
は、ピストンロッド20の先端に固定されてシリンダの
内面に沿って液密に摺動するピストン30により2つの
室R1,R2に区画され、ピストンに形成されてこの両
室を連通する連通孔31と直列に減衰力を与える逆止弁
35が設けられている。逆止弁と対向して設けた押圧部
材29は、ピストンロッド内に形成された収納孔20a
内に保持されて印加される電圧に応じて伸縮するピエゾ
アクチュエータ25の自由端部に連結されてこれと一体
的に移動され、押圧部材の突出部29bはリーフプレー
ト37をその支持部と弁座36と当接する先端部の間に
おいて押圧することにより逆止弁のセット荷重を変化さ
せてショックアブゾーバの減衰力を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの入力に
より減衰力を変化させることができるショックアブゾー
バに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の減衰力可変ショックアブゾーバ
としては、例えば実開昭62−170845号公報に開
示された技術がある。これは、ピストンロッドの先端に
固定されてシリンダの内面に沿って液密に摺動可能とし
たピストンによりシリンダ内を2つの室に区画し、ピス
トンに両室を連通する連通孔を形成すると共にその一側
に形成した弁座とこれに当接されるリーフプレートより
なる逆止弁により減衰力を与え、ピストンロッドに螺合
貫通したコントロールロッドの内端に固定したバルブサ
ポートをリーフプレートに対向させ、ピストンロッドか
ら突出したコントロールロッドの先端を回転させること
によりバルブサポートの軸方向位置を調整してリーフプ
レートの開きを制限し、あるいはリーフプレートのセッ
ト荷重を変化させて減衰力を変化させるものである。
【0003】また実開昭2−134341号公報には、
自動二輪車のフロントフォークにおける減衰力可変ショ
ックアブゾーバが開示されている。これは、フロントフ
ォークのアウタチューブとインナチューブの中にショッ
クアブゾーバを設け、ショックアブゾーバの固定側とな
るピストンロッドの先端部に設けた逆止弁タイプのソレ
ノイドバルブにより減衰力を与え、ソレノイドへの通電
電流により逆止弁のリーフプレートのセット荷重を変化
させて減衰力を変化させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した第1の技術に
よれば減衰力を連続的に変化させることができるが、手
動により操作しなければならず、また自動的に行おうと
すればショックアブゾーバの外部となる頭部にアクチュ
エータを設ける必要がある。また第2の技術によれば減
衰力を連続的に変化させることができ、また走行状態あ
るいは運転状態の検出結果に応じて減衰力を制御するこ
とも可能であるが、ピストンロッドよりも大径となるソ
レノイドを使用するので作動ストロークに比してショッ
クアブゾーバの全長が長くなるという問題がある。
【0005】このような問題を解決する手段としては、
多数のピエゾ素子を積み重ねて棒状としたピエゾアクチ
ュエータをピストンロッドに内蔵させ、減衰力を与える
逆止弁と並列にピストンロッドに内蔵させたスプールバ
ルブの開度を変化させて減衰力を変化させることが考え
られる。しかしながらピエゾアクチュエータは変位量が
きわめて小さい(例えば長さが??ミリメートルのもの
で最大で30μm 程度)ので、スプールバルブを変位さ
せるのに変位量拡大機構が必要になる。このように変位
量拡大機構としては、例えば段付シリンダ・ピストン装
置が考えられるが、その分だけ長さが大となり、また作
動油の漏れによりプールの位置が変化するので減衰力に
誤差を生じて所定の減衰力を維持することができないと
いう問題がある。
【0006】本発明は減衰力に変化を与える逆止弁のセ
ット荷重をピエゾアクチュエータの僅かな変位により直
接変えるようにして、減衰力可変ショックアブゾーバの
作動を確実にし、作動ストロークに比して全長を短かく
し、しかも構造を簡単にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による減衰力可変
ショックアブゾーバは、ピストンロッドの先端に固定さ
れてシリンダの内面に沿って液密に摺動可能としたピス
トンによりシリンダ内を2つの室に区画し、ピストンに
この両室を連通する連通孔を形成すると共にこれと直列
に減衰力を与える逆止弁を設け、更にこの逆止弁と関連
して減衰力可変機構を設けてなる減衰力可変ショックア
ブゾーバに関するものであり、逆止弁は連通孔の一端側
開口を囲むように形成した弁座と、この弁座に当接可能
に支持されたリーフプレートよりなり、減衰力可変機構
Aはピストンロッド内に形成された収納孔内に保持され
て印加される電圧に応じて伸縮するピエゾアクチュエー
タと、ピストンロッドに軸方向移動可能に支持されピエ
ゾアクチュエータの自由端部に連結されてこれと一体的
に移動される押圧部材よりなり、この押圧部材の突出部
によりリーフプレートをその支持部と弁座と当接する先
端部の間において押圧するよう構成したことを特徴とす
るものである。
【0008】ピエゾアクチュエータは印加される電圧に
応じて伸縮し、その自由端部と一体的に移動される押圧
部材は軸方向位置が変位し、その突出部がリーフプレー
トを押圧する力を連続的に変化させて、逆止弁のセット
荷重を変化させる。逆止弁のセット荷重が小さい状態で
は逆止弁により与えられる減衰力は小さく、逆止弁のセ
ット荷重が大きい状態では逆止弁により与えられる減衰
力は大きい。減衰力を与える逆止弁の弁座に対するリー
フプレートのリフトはきわめて小さいので、押圧部材の
変位は僅かでも背面バルブのセット荷重の変化は大き
く、減衰力も大きく変化する。押圧部材の突出部がリー
フプレートの先端部近くを押圧するようにすれば、押圧
部材の変位に伴うセット荷重、従って減衰力の変化は大
きくなり、リーフプレートの支持部近くを押圧するよう
にすれば、押圧部材の変位に伴う減衰力の変化は小さく
なる。
【0009】また、ピエゾアクチュエータの下端部を自
由端部とし、ピストンロッドに開口した窓穴を通して押
圧部材を同自由端部に連結して、押圧部材を自由端部と
一体的に移動させるようにしたものによれば、ピエゾア
クチュエータの自由端部と押圧部材の連結構造は一層簡
単となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図
1〜図4により説明する。図1は、本発明をツインチュ
ーブ式ショックアブゾーバに適用した場合の実施の形態
を示す。内外2重に配置されたシリンダ10及びアウタ
チューブ11は上端部及び下端部がオイルシール15及
びベースバルブ13のバルブ本体13aにより互いに連
結され、アウタチューブ11の下端部はエンドカバー1
4により液密に閉じられ、両チューブ10,11の間に
は上部に気体が封入されたリザーバ室Sが形成されてい
る。シリンダ10内にはその内部の作動室Rを下室R1
及び上室R2に分離するピストン30が摺動可能に設け
られ、下端部がピストン30に固定されたピストンロッ
ド20はオイルシール15を介してロッドガイド12を
摺動可能に液密に貫通してシリンダ10及びアウタチュ
ーブ11の上方に突出している。通常のツインチューブ
式ショックアブゾーバと同様、ベースバルブ13は縮む
場合の減衰力を主として発生する逆止弁と、伸びる場合
にリザーバ室S内の作動油を下室R1内に導入する逆止
弁を備えている。
【0011】ピストンロッド20は、主として図1に示
すように、第1ロッド21とその下端にねじ込み固定さ
れた第2ロッド22により構成されている。第1ロッド
21は後述するピエゾアクチュエータ25を収納する収
納孔20aとそれより上方に延びて上端に達する配線孔
20bが同軸的に形成され、第2ロッド22は、図2に
詳細に示すように、上半部の筒状部22aと下半部のロ
ッド部22bを一体的に形成したもので、筒状部22a
の内孔22cにOリング23を介して第1ロッド21を
ねじ込むことにより第1ロッド21の下部に一体的に液
密に固定されている。第2ロッド22の筒状部22aに
は、外周中間部に柔軟弾性体のエンドストッパ24を支
持するフランジ部22fが一体的に張り出して形成さ
れ、また図2にもっともよく示されていように、下端部
両側には二面取り部22dが形成されて内孔22cの内
部空間の下部は2つの窓穴22eから外部に露出されて
いる。
【0012】主として図3に示すように、2種の連通孔
31,32が設けられたピストン30はスペーサ33を
介してばね押さえナット45により第2ロッド22下端
のロッド部22bに固定され、各連通孔31,32には
それぞれに何れも逆止弁である背面バルブ35及びメイ
ンバルブ40が設けられている。背面バルブ35は、一
方の連通孔31の上室R2側開口を共通に囲む1つのラ
ウンド(環状の弁座)36と、筒状部22aの下面とピ
ストン30の上面の間に内周部が挟持固定された2枚重
ねの環状のリーフプレート37により構成され、背面バ
ルブ35のセット荷重(不作動状態でリーフプレート3
7の先端縁部がラウンド36を押圧する力)を変化させ
る減衰力可変機構Aが設けられている。連通孔31の下
室R1側は、メインバルブ40のラウンド41の外側に
開口されている。
【0013】メインバルブ40は、他方の連通孔32の
下室R1側開口をそれぞれを独立して囲む複数のラウン
ド(環状の弁座)41と、ピストン30の下面とスペー
サ33の間に内周部が挟持固定された2枚重ねの環状の
リーフプレート42により構成され、スペーサ33の外
周に摺動可能に設けたばね受け44とロッド部22bの
先端にねじ込み固定されたばね押えナット45の間に介
装されたスプリング43により、リーフプレート42は
ラウンド41に向けて押圧されている。連通孔32の上
室R2側は、背面バルブ35のラウンド36の外側に開
口されている。
【0014】減衰力可変機構Aはピエゾアクチュエータ
25、プランジャ26、スプリング28及び押圧部材2
9を主要な構成部材としている。図1及び図3に示すよ
うに、第1ロッド21の収納孔20a内には、ピエゾア
クチュエータ25が挿入されている。ピエゾアクチュエ
ータ25は、多数の円板状のピエゾ素子を電極板を介し
て積み重ねて棒状とし、各電極に交互に電圧を印加する
ことにより伸縮させるもので、電圧印加用のハーネス2
5aは第1ロッド21に設けた配線孔20bから外部に
導出されている。第2ロッド22の内孔22cには、ね
じ込み固定された第1ロッド21の下端と内孔22cの
底面との間に多少の隙間があり、カップ状のプランジャ
26がOリング27を介して液密に軸方向摺動可能に支
持されており、プランジャ26は内孔22cの底面との
間に介装されたスプリング28により、プランジャ26
の内径に挿入されたピエゾアクチュエータ25の下端部
(自由端部)に押圧されている。プランジャ26底部の
互いに点対称となる2箇所は、第2ロッド22の下部に
形成した2つの窓穴22eから外部に露出されている。
【0015】押圧部材29は、第2ロッド22下部の二
面取り部22dと実質的に隙間なく嵌合可能な二面取り
穴29aが同軸的に形成された下向きカップ状の押圧部
材29で、第2ロッド22の下側から挿入されている。
押圧部材29は窓穴22eから突出するプランジャ26
の下面に当接して連結され、図1及び図3に示すように
ピストン30、背面バルブ35及びメインバルブ40が
スペーサ33及びばね押えナット45により第2ロッド
22に取り付けられた状態では、押圧部材29の外周部
から下方に延びる筒状の突出部29bは、丸められた先
端部がリーフプレート37の支持部である内周部とラウ
ンド36と当接する先端縁の中間部でリーフプレート3
7の上面に当たっている。
【0016】背面バルブ35のセット荷重は、図4の特
性A,Bに示すように、ハーネス25aを介して印加す
る電圧を調整してピエゾアクチュエータ25がもっとも
短くなるようにした状態では殆ど0であり、この電圧を
調整してピエゾアクチュエータ25の長さを大にしてリ
ーフプレート37を押圧する力を増大するにつれて大と
なる。また、ラウンド36の径Dが定められた場合、こ
のセット荷重が増大する程度は突出部29bの径dとの
差D−dが小さければ特性Aに示すように大となり、D
−dが大きければ特性Bに示すように小となる。そし
て、セット荷重が増大するにつれて背面バルブ35を通
る作動流体の抵抗は増大する。なおこの抵抗は、リーフ
プレート37の板厚及びその重ね枚数を変更することに
より調整することもできる。
【0017】次に上記実施の形態の作動の説明をする。
先ずピストンロッド20がシリンダ10内に押し込まれ
てショックアブゾーバが縮む場合の説明をする。この場
合には容積が減少する下室R1内の作動油はベースバル
ブ13の一方の逆止弁を通ってリザーバ室S内に移動
し、また背面バルブ35を通って上室R2内に移動して
減衰力を発生する。ベースバルブ13の一方の逆止弁の
抵抗は一定であるが、背面バルブ35の抵抗は減衰力可
変機構Aにより変化し、これにより減衰力は変化する。
ハーネス25aを介して印加される電圧によりピエゾア
クチュエータ25を縮ませ、背面バルブ35のセット荷
重を小さくした場合には、これを通る作動油の抵抗は小
さくなるのでショックアブゾーバの減衰力は小さくな
る。またハーネス25aを介して印加される電圧により
ピエゾアクチュエータ25を伸ばし、背面バルブ35の
セット荷重を大きくした場合には、これを通る作動油の
抵抗は大きくなるのでショックアブゾーバの減衰力は大
きくなる。
【0018】次にピストンロッド20がシリンダ10か
ら引き出されてショックアブゾーバが伸びる場合は、容
積が減少する上室R2内の作動油はメインバルブ40を
通って下室R1内に移動して減衰力を発生する。この場
合にはリザーバ室S内の作動油もベースバルブ13の他
方の逆止弁を通って下室R1内に移動するが、この逆止
弁の抵抗はきわめて小さいので減衰力の発生には寄与し
ない。ショックアブゾーバがもっとも伸び場合には、柔
軟弾性体のエンドストッパ24がロッドガイド12に当
接して、衝撃を生じることなくそれ以上の伸びは阻止さ
れる。
【0019】ショックアブゾーバが縮む場合の減衰力を
与える背面バルブ35は、ラウンド36に対する支持点
となる押圧部材29の位置が近いので、ピエゾアクチュ
エータ25による押圧部材29の変位が僅かでも背面バ
ルブ35のセット荷重の変化は大きく、従って減衰力を
充分に変化させることができる。なおピエゾアクチュエ
ータ25の変位に対する減衰力の変化は、ラウンド36
の径Dに対する押圧部材29の突出部29bの径dを変
えることにより調整することができる。
【0020】減衰力を変化させるアクチュエータである
ピエゾアクチュエータ25はピストンロッド20内に形
成された収納孔20a内に収納されていてアクチュエー
タをピストンロッド20の外部に設ける必要がないの
で、ショックアブゾーバが縮んだ状態では先端の取付部
を除くピストンロッド20の実質的に全部をシリンダ1
0内に押し込むようにしてショックアブゾーバの全長を
作動ストロークに比して短くすることができる。また、
押圧部材29はプランジャ26を介してピエゾアクチュ
エータ25の自由端部に連結されてこれと一体的に移動
されるようにしたので機構が簡単となり、減衰力に誤差
が生じるおそれもない。
【0021】以上に述べた実施の形態では、ショックア
ブゾーバが縮む場合の減衰力を与える背面バルブ35に
本発明を適用した例を示したが、本発明はショックアブ
ゾーバが伸びる場合の減衰力を与えるメインバルブ40
に適用してその減衰力を変化させることもできる。この
場合は、例えばピエゾアクチュエータ25を筒状として
その下端をピストンロッド20に支持させ、変位する自
由端部であるピエゾアクチュエータ25の上端に係止さ
れてピストンロッド20の下端から突出する作動ロッド
の先端に、背面バルブ35と同様な構造としたメインバ
ルブ40の背面バルブ35と対向する押圧部材29を取
り付けてメインバルブ40のセット荷重を変化させるよ
うにすればよい。
【0022】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ショッ
クアブゾーバの減衰力を変化させることができ、しかも
減衰力を変化させるアクチュエータであるピエゾアクチ
ュエータはピストンロッド内に形成された収納孔内に収
納されていてこのようなアクチュエータをピストンロッ
ドの外部に設ける必要がないので、ショックアブゾーバ
が縮んだ状態では取付部を除くピストンロッドの実質的
に全部をシリンダ内に入り込むようにしてショックアブ
ゾーバの全長を作動ストロークに比して短くすることが
できる。また、押圧部材はピエゾアクチュエータの自由
端部に連結されてこれと一体的に移動されるようにした
ので機構が簡単となり、減衰力に誤差が生じるおそれも
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による減衰力可変ショックアブゾーバ
の一つの実施形態の全体構造を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す実施の形態のピストンロッドの第
2ロッド及び押圧部材の詳細構造を示す下方からみた斜
視図である。
【図3】 図1に示す実施の形態のピストン及びその周
辺の詳細構造を示す部分断面図である。なお、この断面
図は中心線を通る互いに直交する平面に沿った断面図で
ある。
【図4】 図1に示す実施の形態の逆止弁(背面バル
ブ)の作動特性を示す図である。
【符号の説明】
10…シリンダ、20…ピストンロッド、20a…収納
孔、22e…窓穴、25…ピエゾアクチュエータ、29
…押圧部材、29b…突出部、30…ピストン、31…
連通孔、35…逆止弁(背面バルブ)、36…弁座(ラ
ウンド)、37…リーフプレート、A…減衰力可変機
構、R1…下室、R2…上室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドの先端に固定されてシリ
    ンダの内面に沿って液密に摺動可能としたピストンによ
    り前記シリンダ内を2つの室に区画し、前記ピストンに
    前記両室を連通する連通孔を形成すると共にこれと直列
    に減衰力を与える逆止弁を設け、更にこの逆止弁と関連
    して減衰力可変機構を設けてなる減衰力可変ショックア
    ブゾーバにおいて、前記逆止弁は前記連通孔の一端側開
    口を囲むように形成した弁座と、この弁座に当接可能に
    支持されたリーフプレートよりなり、前記減衰力可変機
    構は前記ピストンロッド内に形成された収納孔内に保持
    されて印加される電圧に応じて伸縮するピエゾアクチュ
    エータと、前記ピストンロッドに軸方向移動可能に支持
    され前記ピエゾアクチュエータの自由端部に連結されて
    これと一体的に移動される押圧部材よりなり、この押圧
    部材の突出部により前記リーフプレートをその支持部と
    前記弁座と当接する先端部の間において押圧するよう構
    成したことを特徴とする減衰力可変ショックアブゾー
    バ。
  2. 【請求項2】 前記ピエゾアクチュエータはその上端部
    を収納孔の上端に当接させてその下端部を自由端部と
    し、この自由端部付近となる前記ピストンロッドに開口
    した窓穴を通して前記押圧部材を同自由端部に連結し
    て、前記押圧部材を前記自由端部と一体的に移動させる
    ようにしてなる請求項1に記載の減衰力可変ショックア
    ブゾーバ。
JP1297097A 1997-01-27 1997-01-27 減衰力可変ショックアブゾーバ Pending JPH10213172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1297097A JPH10213172A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 減衰力可変ショックアブゾーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1297097A JPH10213172A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 減衰力可変ショックアブゾーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10213172A true JPH10213172A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11820097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1297097A Pending JPH10213172A (ja) 1997-01-27 1997-01-27 減衰力可変ショックアブゾーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10213172A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133412A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Showa Corp 油圧緩衝器
JP2014504712A (ja) * 2011-02-04 2014-02-24 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド ブローオフ同調性を有する、緩衝装置バルブ用の補助ワッシャー
JP2016098950A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
JP2016098947A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
JP2016098949A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
WO2016084797A1 (ja) * 2014-11-25 2016-06-02 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133412A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Showa Corp 油圧緩衝器
JP2014504712A (ja) * 2011-02-04 2014-02-24 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド ブローオフ同調性を有する、緩衝装置バルブ用の補助ワッシャー
JP2016098950A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
JP2016098947A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
JP2016098949A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
WO2016084797A1 (ja) * 2014-11-25 2016-06-02 Kyb株式会社 減衰バルブ及び緩衝器
CN107002810A (zh) * 2014-11-25 2017-08-01 Kyb株式会社 阻尼阀和缓冲器
EP3225875A4 (en) * 2014-11-25 2018-10-24 KYB Corporation Damping valve and shock absorber
EP3225874A4 (en) * 2014-11-25 2018-10-24 KYB Corporation Attenuation valve and shock absorber
US10830305B2 (en) 2014-11-25 2020-11-10 Kyb Corporation Damping valve and shock absorber
US11614140B2 (en) 2014-11-25 2023-03-28 Kyb Corporation Damping valve and shock absorber

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6108912B2 (ja) 緩衝器
JP5648790B2 (ja) 緩衝器
JP5463684B2 (ja) 減衰力調整式緩衝器
JP5365804B2 (ja) 緩衝器
JP5418778B2 (ja) 緩衝器
US4114735A (en) Hydraulic damper and valve structure
US11761509B2 (en) Damping force generating mechanism and pressure shock absorber
EP1942289B1 (en) Damping force generating mechanism of hydraulic shock absorber
JPH01316535A (ja) 液力式振動減衰器の減衰弁
CN111630295B (zh) 阻尼阀和缓冲器
JP2007100726A (ja) 油圧緩衝器
JPH10213172A (ja) 減衰力可変ショックアブゾーバ
JP4453000B2 (ja) 油圧緩衝器
JPH1130264A (ja) 減衰特性可変型緩衝器
JP2019183919A (ja) バルブ及び緩衝器
JP6738368B2 (ja) バルブシート部材、バルブ、及び緩衝器
JPH1182606A (ja) 液圧緩衝装置
JP5517337B2 (ja) 緩衝器のバルブ構造
WO2023002735A1 (ja) バルブおよび緩衝器
US20230079968A1 (en) Damping-force generation mechanism and pressure shock absorber
JPH1130266A (ja) 減衰特性可変型緩衝器
JPH089470Y2 (ja) 減衰力可変ショックアブソーバ
JP4839332B2 (ja) 緩衝器のバルブ構造
JP2001027273A (ja) 油圧緩衝器
KR20240022632A (ko) 실린더 장치 및 제어 밸브 장치