JPH10212753A - 排水枡 - Google Patents

排水枡

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JPH10212753A
JPH10212753A JP1649897A JP1649897A JPH10212753A JP H10212753 A JPH10212753 A JP H10212753A JP 1649897 A JP1649897 A JP 1649897A JP 1649897 A JP1649897 A JP 1649897A JP H10212753 A JPH10212753 A JP H10212753A
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JP
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pipe
outlet
short pipe
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inner diameter
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JP1649897A
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Inventor
Yoshitaka Isaka
好貴 井阪
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の枡本体を使用して接続部の下側内面に
段差の内状態に接続できる安価なリブ付き規格管用の排
水枡を提供する。 【解決手段】 流出口21は熱可塑性樹脂規格管の内径
とほぼ同じ大きさに開口され、この流出口21に流出口
側短管3の一端31を取り付ける。この際、使用する流
出口側短管3は一端31が熱可塑性樹脂規格管の内径と
ほぼ同じ内径を有し、他端32がリブ付き規格管の内径
とほぼ同じ内径を有し、且つ、外周面にリブ33を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリブ付き管を接続す
る排水枡に関する。
【0002】
【従来の技術】排水枡は汚水や雨水等を流す管路の方向
を変えたり、合流する場所等に設けられるもので、実公
平4−12144号公報に記載あるように、枡本体に流
入口と流出口とが設けられ、この流入口と流出口にそれ
ぞれ短管を接続したものである。そして、この排水枡は
短管に管路の管体を接続して汚水や雨水等を流入口から
流入させ、流出口に流出させて使用する。この排水枡
は、実開昭59−29491号公報に記載されているよ
うに熱可塑性樹脂製排水枡が多く使用されている。そし
て、この熱可塑性樹脂製排水枡は、射出成形機で溶融し
た熱可塑性樹脂を金型の中に射出して製造している。
【0003】一方、リブ付き管は特開平5−10484
号公報に記載あるように、熱可塑性樹脂管の外壁に周方
向に環状に突出したリブを設けたものであり、外周面に
リブがあるから、耐圧力が高く、従って、同じ耐圧力を
有する熱可塑性樹脂管に比して使用する樹脂量が少なく
安価であるという長所がある。従って、このリブ付き管
が規格化され、この規格化されたリブ付き規格管が汚水
管路等にだんだん多く使用されだした。しかし、未だ、
排水管路等に使用されるリブ付き規格管の量は少ない。
従って、このリブ付き規格管の汚水管路に必然的に使用
される排水枡の使用量も少なく、従来と同じように射出
成形機で高価な金型を使用して製造していては高価にな
り実用にならない。
【0004】そこで、発明者は、従来、大量に使用され
ている通常の熱可塑性樹脂製の排水枡を、このリブ付き
規格管用の排水枡に応用して使用しようと試みたが、通
常の熱可塑性樹脂規格管とリブ付き規格管とは厚みや径
が異なるために、リブ付き規格管を従来の排水枡に接続
すると問題があることが判明した。例えば、熱可塑性樹
脂規格管の代表的なポリ塩化ビニル樹脂規格管の呼び径
200mmの内径は202mmφ、外径は216mmφ
であり、このポリ塩化ビニル樹脂規格管に接続する排水
枡の流入口である受け口の内径は217.3mmφ、流
出口である挿し口の内径は202mmφである。従っ
て、排水枡の受け口(内径217.3mmφ)の中にポ
リ塩化ビニル樹脂規格管(外径216mmφ)を挿入す
ると、段差なく良好に接続できる。又、排水枡の挿し口
(内径202mmφ)とポリ塩化ビニル樹脂規格管(内
径202mmφ)とは通常のポリ塩化ビニル樹脂規格管
を接続する場合と同じようにポリ塩化ビニル樹脂規格管
の管端を拡げたり管継手を使用して段差なく接続でき
る。
【0005】しかし、このポリ塩化ビニル樹脂規格管に
相当するリブ付き規格管の呼び径200mmの内径は2
00mmφ、外径205.5mmφ、リブの外径22
8.8mmφであるから、このリブ突き規格管は従来の
排水枡にそのままでは接続できない。更に、本発明者は
リブ付き規格管の口径を拡げたり縮小したりして接続し
てみたが、リブ付き規格管と排水枡の流出口や流入口と
の接続部の内面に段差ができ、この段差に汚水の中の汚
物が蓄積したり、微生物が繁殖して流れがだんだん悪く
なるという問題があることが判明した。
【0006】かかる問題を解決する方法として、本発明
者は特開塀7−62718号公報に記載されている発明
を完成させて出願した。この発明は、射出成形機で製造
した従来の排水枡の流出口側短管にリブ付き規格管の短
管を拡径し、下側内面を合わせて取り付けた排水枡であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この発明の排
水枡は、従来の排水枡が既にある場合には極めて便利で
あるが、従来の排水枡がない場合には、排水枡用の金型
を作って製造すると極めて高価になり不便であった。こ
のように数が少ない排水枡や大きな排水枡の場合には、
通常、金型が安価なブロー成形方法で枡本体を製造し、
この枡本体に流入口と流出口とを開口し、この流入口に
受け口を有する流入口側短管を取り付け、流出口に挿し
口を有する流出口側短管を取り付けて排水枡としてい
た。しかし、このようにして製造した従来の排水枡の流
出口側短管に、前記公報記載のように、リブ付き規格管
の短管を取り付けてリブ付き規格管用の排水枡を製造す
ることは流出口側短管を2回取り付けることになり極め
て不経済である。
【0008】そこで、本発明者が従来の枡本体の流出口
にリブ付き規格管を短く切断した短管を取り付けようと
してが、内径が異なるので、接続部の下側内面に段差の
ない状態に取り付けることができなかった。更に研究し
た結果、従来の枡本体の流出口に流出口側短管を、接続
部の下側内面に段差のない状態に接続する方法を発明
し、本発明を完成したのである。即ち、本発明の目的
は、従来製造されている枡本体を使用して、安価なリブ
付き規格管用の排水枡を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたものであって、請求項1記載の発
明は、枡本体に流入口と流出口とが設けられ、この流入
口に受け口を有する流入口側短管が取り付けられ、流出
口に挿し口を有する流出口側短管が取り付けられた排水
枡であって、前記流出口は熱可塑性樹脂規格管の内径と
ほぼ同じ大きさの開口であり、前記流出口側短管は一端
が熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径を有し他端
がリブ付き規格管の内径とほぼ同じ内径を有し、且つ、
外周面にリブを有する短管であり、この流出口側短管の
熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径を有する一端
が流出口に取り付けられているものである。
【0010】請求項2記載の発明は、枡本体に流入口と
流出口とが設けられ、この流入口に受け口を有する流入
口側短管が取り付けられ、流出口に挿し口を有する流出
口側短管が取り付けられた排水枡であって、前記流出口
は熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ大きさの開口で
あり、前記流出口側短管は熱可塑性樹脂規格管の内径と
ほぼ同じ内径を有し、且つ、外周面にリブを有する短管
であり、このリブは外径がリブ付き規格管のリブの外径
とほぼ同じで、且つ、下側のリブの長さがリブ付き規格
管のリブとほぼ同じになされ、この流出口側短管の一端
が流出口に取り付けられているものである。
【0011】本発明に使用する枡本体は、従来のブロー
成形方法で製造した枡本体がそのまま使用できる。勿
論、射出成形方法で製造した枡本体があればこれも使用
できる。又、プレス成形方法で製造してもよい。熱硬化
性樹脂で枡本体を製造する場合にはハンドレアップ法や
その他の熱硬化性樹脂の成形方法で製造してもよい。本
発明に使用する排水枡本体や流出側短管や流入側短管は
種々な熱可塑性樹脂が使用できる。例えば、硬質ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等が好ま
しい。
【0012】本発明に使用する流入口側短管は適宜でよ
い。例えば、熱可塑性樹脂規格管を接続する排水枡の場
合には、この熱可塑性樹脂規格管に合った短管にすれば
よいし、リブ付き規格管を接続する排水枡の場合にはリ
ブ付き規格管に合った短管にすればよい。この受け口の
形状はこの受け口に熱可塑性樹脂規格管やリブ付き規格
管を接続したときに、接続部の内面に段差がないような
形状、特に、下側の内面に段差がないような形状にする
必要がある。かかる流入口側短管を射出成形機やブロー
成形機やプレス方法で製造してもよいが、熱可塑性樹脂
規格管を加工してかかる形状にすると安価に製造できる
ので好ましい。
【0013】呼び径200mmφのポリ塩化ビニル樹脂
規格管で呼び径200mmφのリブ付き規格管を接続す
る流入側短管の好ましい製造方法を説明すると、ポリ塩
化ビニル樹脂規格管を切断して短管とし、この短管の一
端部を加熱軟化させた後、この軟化した端部の中に円柱
状の型を中心軸を2.0mmずらしながら挿入して、内
径を230.1mmφだけ拡げて受け口を成形する。そ
して、この受け口を有する流入口側短管を、枡本体の流
入口に拡げた部分を下側にして取り付けると、この受け
口にリブ付き規格管を接続したとき、下側の内面に段差
がないように接続できるのである。
【0014】請求項1記載の発明に使用する流出口側短
管は、一端が熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径
を有し他端がリブ付き規格管の内径とほぼ同じ内径を有
し、且つ、外側面にリブを有する短管である。かかる流
出口側短管を射出成形機やブロー成形機やプレス方法等
で特別に製造してもよいが、従来のリブ付き規格管を短
く切断し、この一端の管径を拡げたり縮めたりして製造
すると安価に製造できるので好ましい。この際、リブ付
き規格管の一端の管径を拡げたり縮める際には、全周を
一様に拡げたり縮めてもよいし、左右をほぼ等しく拡げ
たり縮め、上下では下方のみを拡げたり縮めてもよい
し、又、上方のみを拡げてたり縮めてもよい。
【0015】請求項1記載の発明に使用する流出口側短
管の肉厚は適宜でよい。例えば、ほぼ同じ肉厚でもよ
い。又、上記のように上方や下方を拡げて、この部分を
肉薄にしたり、全周を拡げた結果一方の端部が他方の端
部より肉薄になっていてもよい。更に、全体の外周がほ
ぼ同じで一端と他端の内径だけが異なるように偏肉にし
てもよい。
【0016】(作用)請求項1記載の発明に使用する流
出口側短管は一端が熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同
じ内径を有し他端がリブ付き規格管の呼び径とほぼ同じ
内径を有し、且つ、外側面にリブを有する短管である。
そして、この流出口側短管の熱可塑性樹脂規格管の内径
とほぼ同じ内径を有する一端が流出口に取り付けられて
いるから、この流出口側短管を流出口に接続した接続部
分では、流出口側短管も流出口も同じ内径であり、内面
に段差なく良好に取り付けられる。又、この流出口側短
管の他端にリブ付き規格管を接続すると、この接続部分
では、流出口側短管の他端がリブ付き規格管の呼び径と
ほぼ同じ内径を有するから、従来のリブ付き規格管同志
を接続するときと同様に段差なく良好に接続できる。
【0017】請求項2記載の発明に使用する流出口側短
管は、熱可塑性樹脂規格管とほぼ同じ内径を有し、外周
面にはリブが設けられた短管であり、このリブは外径が
リブ付き規格管のリブの外径とほぼ同じで、且つ、下側
のリブの長さがリブ付き規格管のリブとほぼ同じになさ
れている。そして、この流出口側短管の一端が流出口に
取り付けられているから、この流出口側短管を流出口に
接続した接続部分では、流出口側短管も流出口も熱可塑
性樹脂規格管と同じ内径であり、内面に段差なく良好に
取り付けられる。又、この流出口側短管の他端にリブ付
き規格管を接続すると、この接続部分では、リブの外径
がリブ付き規格管のリブの外径とほぼ同じであるから、
流出口側短管の他端にリブ付き規格管を支障なく接続で
きる。しかも、下側のリブの長さがリブ付き規格管のリ
ブとほぼ同じになされているから、流出口側短管の下側
内面とリブ付き規格管の下側内面とは段差なく接続され
る。
【0018】このように、流出口側短管とリブ付き規格
管とは下側内面が段差なく接続されているから、流出口
から流れ出る雨水や汚水はスムーズに流れて、下側内面
に汚物が蓄積したり微生物が繁殖することがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 (実施例1)図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は排水枡の垂直断面を示す説明図、図2は枡本
体に流出口側短管と流入口側短管を取り付けている状態
を示す説明図、図3は排水枡にリブ付き規格管を接続し
た垂直断面を示す説明図である。
【0020】図1において、1は硬質ポリ塩化ビニル樹
脂製の排水枡であり、この排水枡1は枡本体2と流出口
側短管3と流入口側短管4とからなる。枡本体2は硬質
ポリ塩化ビニル樹脂をブロー成形機にて成形したポリ塩
化ビニル樹脂製管の管路に使用される枡本体と同じもの
であり、側壁に流出口21と流入口22が設けられ、上
側が開口23している。この流入口21と流出口22の
大きさは従来のポリ塩化ビニル樹脂機械管に使用できる
ように202mmφとなっている。流出口側短管3は一
端31の内径が202mmφで、他端32の内径が20
01mmφの挿し口となっている短管であり、外周面に
リブ33が設けられている。
【0021】この流出口側短管3はリブ付き規格管を短
く切断し、一端31部を拡径して製造したものである。
流入口側短管4は一端41の内径が202mmφで、他
端42の内径が230.1mmφの受け口となっている
短管である。この流入口側短管4はポリ塩化ビニル樹脂
規格管(内径202mmφ)を短く切断し、他端42部
を拡径して受け口に形成したものである。
【0022】5は流出側の内径が200mmφ、外径が
228.8mmφのリブ付き規格管であり、一端51を
拡径して受け口を形成したものである。6は流入側の内
径が200mmφ、外径が228.8mmφのリブ付き
規格管である。7は流出口側短口3の外周面に取り付け
られたパッキンであり、8は流入口側のリブ付き規格管
5の外周面に取り付けられたパッキンである。
【0023】次に、この排水枡1の製造方法および使用
方法について説明する。硬質ポリ塩化ビニル樹脂をブロ
ー成形機で枡本体形状に成形し、直径202mmφの流
出口21と直径202mmφの流出口22を開口して枡
本体2を製造する。又、内径200mmφのリブ付き規
格管を短く切断し、この切断したリブ付き規格管の一端
31部を加熱し軟化させた後、この軟化した一端31部
を円柱状の型の中に、中心軸を1mmずらしながら挿入
し、内径を202mmφに拡げて流出口側短管3を製造
する。
【0024】又、ポリ塩化ビニル樹脂規格管を短く切断
して短管を製造し、この短管の他端42部を加熱軟化さ
せた後、この軟化した部分に円柱状の型を、リブ付き規
格管の厚みだけ低くなるように中心軸を2.0mmずら
しながら挿入して内径を230mmφに拡径して受け口
を成形して流入口側短管4を製造する。次に、この枡本
体2の流入口22に流入口側短管4の一端41を当接さ
せ接着剤を塗布し接着する。すると、流入口22の内径
と流入口側短管4の内径は共に202mmφであるか
ら、内面に段差がなく良好に接続できた。
【0025】又、この枡本体2の流出口21に流出口側
短管3の一端31を当接させ接着剤を塗布し接着する。
すると、流出口21の内径と流出口側短管3の拡径され
た一端31の内径は共に202mmφであるから、内面
に段差がなく良好に接続できた。尚、流出口側短管3を
流出口21に当接させるときに、中心軸を1mmずらし
て拡径して伸ばした部分を上方にする。又、流入口側短
管4を流入口22に当接させるときに,中心軸を3.5
mmずらして伸ばした部分を下方にする。その後、流出
口側短管3にパッキン7を取り付けて排水枡1を製造す
る。
【0026】このようにして製造した排水枡1を施工現
場に運搬し、施工現場で予め掘っている穴の中に排水枡
1を据え付け、流入口側に取り付けるリブ付き規格管の
接続部分にパッキン8を取り付け、このリブ付き規格管
5の先端部分を流入口側短管4の受け口に成形された他
端42に挿入して接続する。すると、流入口側短管4の
受け口の下側内面はリブ付き規格管の厚み、即ち、3.
5mmだけ下方になっているから下側内面に段差がない
ように取り付けられる。
【0027】又、流出口側短管3の一端31にリブ付き
規格管6を接続する。すると、流出口側短管3の挿し口
もリブ付き規格管であるから下面に段差がないように接
続できる。このようにして取り付けた排水枡1に汚水や
雨水を流して使用した。すると、枡本体2の流出口21
と流出口側短管3、流入口22と流入口側短管4とが、
又、流出口側短管3とリブ付き規格管6、流入口側短管
とリブ付き規格管7とがそれぞれ下側内面に段差なく良
好に接続されているから、内部の汚水や雨水がスムース
に流れて汚物が蓄積したり微生物が繁殖することがなく
良好であった。
【0028】(実施例2)図4〜図6は本発明の一実施
例を示すもので、図4は排水枡の垂直断面を示す説明
図、図5は枡本体に流出口側短管と流入口側短管を取り
付けている状態を示す説明図、図6は排水枡にリブ付き
規格管を接続した垂直断面を示す説明図である。
【0029】この図4〜図6に示す実施例2を図1〜図
3に示す実施例2とを比較すると、流出側短管3aが異
なる。即ち、この流出口側短管3aは呼び径200mm
φの熱可塑性樹脂規格管とほぼ同じ内径(202mm
φ)を有し、外周面にはリブ33aが設けられた短管で
ある。このリブ33aの外径は228.8mmφ、肉厚
は2.75mmで、リブ付き規格管のリブとほぼ同じリ
ブの外径と厚みで、且つ、下側のリブ33aの長さがリ
ブ付き規格管のリブとほぼ同じになっている。即ち、上
側リブの長さは9.65mmで、下側リブの長さは1
1.65mmで、下側のリブが2mmだけ長くなってい
る。その他の構造は実施例1と同じであるから説明を省
略する。
【0030】次に、この排水枡1aの製造方法および使
用方法について説明する。尚、実施例1と同じものには
実施例1に使用した番号にaを付して説明する。硬質塩
化ビニル樹脂をブロー成形機で枡本体形状に成形し、直
径202mmφの流出口21aと直径202mmφの流
出口22aを開口して枡本体2aを製造する。一方、射
出成形機で内径202mmφ、肉厚2.75mmで、上
側のリブ33a長さ9.65mmで、下側のリブ33a
長さ11.65mmで、下側のリブが2mmだけ長いリ
ブを有する流出口側短管3aを製造する。
【0031】又、ポリ塩化ビニル樹脂規格管を短く切断
して短い管を製造し、この短管の他端42a部を加熱軟
化させた後、この軟化した部分に円柱状の型を、リブ付
き規格管の厚みだけ低くなるように中心軸を3.5mm
ずらしながら挿入して内径を220.3mmφに拡径し
て受け口を成形して流入口側短管4aを製造する。
【0032】次に、この枡本体2aの流出口21aに流
出口側短管3aの一端31aを当接させ接着剤を塗布し
接着する。すると、流出口21aの内径と流出口側短管
3aの内径は共に202mmφであるから、内面に段差
がなく良好に接続できた。又、この枡本体2aの流入口
22aに流入口側短管4aの一端41aを当接させ接着
剤を塗布し接着する。すると、流入口22aの内径と流
入口側短管4aの内径は共に202mmφであるから、
内面に段差がなく良好に接続できた。尚、流入口側短管
4aを流入口22aに当接させるときに,中心軸を3.
5mmずらして伸びた部分を下方にする。
【0033】その後、流出口側短管3aにパッキン7a
を取り付けて排水枡1aを製造する。このようにして製
造した排水枡1aを施工現場に運搬し、施工現場で予め
掘っている穴の中に排水枡1aを据え付け、流入口側に
取り付けるリブ付き規格管の接続部分にパッキン8aを
取り付け、このリブ付き規格管5aの先端部分を流入口
側短管4aの受け口に成形された他端42aに挿入して
接続する。すると、流入口側短管4aの受け口の下面は
リブ付き規格管の厚み、即ち、3.5mmだけ下方にな
っているから下面に段差がないように取り付けられる。
又、流出口側短管3aの一端31aにリブ付き規格管6
aを接続する。
【0034】すると、流出口側短管3aの挿し口もリブ
33aの長さがリブ付き規格管とほぼ同じであるから下
側内面に段差がないように接続できる。このようにして
取り付けた排水枡1aに汚水や雨水を流して使用した。
すると、枡本体2aの流出口21aと流出口側短管3
a、流入口22aと流入口側短管4aとが、又、流出側
短管3aと流出側のリブ付き規格管6a、流入側短管と
流入側のリブ付き規格管7aとがそれぞれ下面に段差な
く良好に接続されているから、内部に汚水や雨水がスム
ースに流れて汚物が蓄積したり微生物が繁殖することが
なく良好であった。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明に使用する流出口側
短管は一端が熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径
を有し他端がリブ付き規格管の内径とほぼ同じ内径を有
し、且つ、外側面にリブを有する短管である。そして、
この流出口側短管の熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同
じ内径を有する一端が流出口に取り付けられているか
ら、この流出口側短管を流出口に接続した接続部分で
は、流出口側短管も流出口も同じ内径であり、内面に段
差なく良好に取り付けられる。又、この流出口側短管の
他端にリブ付き規格管を接続すると、この接続部分で
は、流出口側短管の他端がリブ付き規格管の内径とほぼ
同じ内径を有するから、従来のリブ付き規格管同志を接
続するときと同様に段差なく良好に接続できる。
【0036】請求項2記載の発明に使用する流出口側短
管は、熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径を有
し、外周面にはリブが設けられた短管であり、このリブ
は外径がリブ付き規格管のリブの外径とほぼ同じで、且
つ、下側のリブの長さがリブ付き規格管のリブとほぼ同
じになされている。そして、この流出口側短管の一端が
流出口に取り付けられているから、この流出口側短管の
流出口に接続された接続部分では、流出口側短管も流出
口も熱可塑性樹脂規格管と同じ内径であり、内面に段差
なく良好に取り付けられる。又、この流出口側短管の他
端にリブ付き規格管を接続すると、この接続部分では、
リブの外形がリブ付き規格管のリブの外径とほぼ同じで
あるから、流出口側短管の他端にリブ付き規格管を支障
なく接続できる。しかも、下側のリブの長さがリブ付き
規格管のリブとほぼ同じになされているから、流出口側
短管の下側内面とリブ付き規格管の下側内面とは段差な
く接続される。
【0037】このように、流出側短管とリブ付き規格管
とは下側内面が段差なく接続されるから、流出口から流
れ出る雨水や汚水はスムーズに流れて、内面に汚物が蓄
積したり微生物が繁殖することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、排水枡の垂直
断面を示す説明図である。
【図2】枡本体に流出口側短管と流入口側短管を取り付
けている状態を示す説明図である。
【図3】排水枡にリブ付き規格管を接続した垂直断面を
示す説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示すもので、排水枡の垂直
断面を示す説明図である。
【図5】枡本体に流出口側短管と流入口側短管を取り付
けている状態を示す説明図である。
【図6】排水枡にリブ付き規格管を接続した垂直断面を
示す説明図である。
【符号の説明】
1、1a 排水枡 2、2a 枡本体 21、21a 流出口 22、22a 流入口 3、3a 流出口側短管 31、31a 一端 32、32a 他端 33、33a リブ 4、4a 流入口側短管 41、41a 一端 42、42a 他端 5、5a 流出側のリブ付き規格管 6、6a 流入側のリブ付き規格管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枡本体に流入口と流出口とが設けられ、
    この流入口に受け口を有する流入口側短管が取り付けら
    れ、流出口に挿し口を有する流出口側短管が取り付けら
    れた排水枡であって、前記流出口は熱可塑性樹脂規格管
    の内径とほぼ同じ大きさの開口であり、前記流出口側短
    管は一端が熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径を
    有し、他端がリブ付き規格管の内径とほぼ同じ内径を有
    し、且つ、外周面にリブを有する短管であり、この流出
    口側短管の熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径を
    有する一端が流出口に取り付けられていることを特徴と
    する排水枡。
  2. 【請求項2】 枡本体に流入口と流出口とが設けられ、
    この流入口に受け口を有する流入口側短管が取り付けら
    れ、流出口に挿し口を有する流出口側短管が取り付けら
    れた排水枡であって、前記流出口は熱可塑性樹脂規格管
    の内径とほぼ同じ大きさの開口であり、前記流出口側短
    管は熱可塑性樹脂規格管の内径とほぼ同じ内径を有し、
    且つ、外周面にリブを有する短管であり、このリブは外
    径がリブ付き規格管のリブの外径とほぼ同じで、且つ、
    下側のリブの長さがリブ付き規格管のリブとほぼ同じに
    なされ、この流出口側短管の一端が流出口に取り付けら
    れていることを特徴とする排水枡。
JP1649897A 1997-01-30 1997-01-30 排水枡 Withdrawn JPH10212753A (ja)

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